JPH08160844A - 視聴覚装置 - Google Patents

視聴覚装置

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JPH08160844A
JPH08160844A JP6330626A JP33062694A JPH08160844A JP H08160844 A JPH08160844 A JP H08160844A JP 6330626 A JP6330626 A JP 6330626A JP 33062694 A JP33062694 A JP 33062694A JP H08160844 A JPH08160844 A JP H08160844A
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JP
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audiovisual device
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text portion
pages
audiovisual
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JP6330626A
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Kogo Tsuji
康吾 辻
Natsuko Hashimoto
南都子 橋本
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】印刷により固定された文字情報あるいは画像情
報と、その情報に対応した音声情報の再生手段とを関連
させて一体とする。 【構成】文字又は画像を印刷してある複数の頁を有する
テキスト部2、テキスト部2の内容に対応した音声情報
を格納した記憶手段5、テキスト部の開かれている頁の
頁番号を識別する頁識別手段25並びに識別手段が検出し
た頁番号に対応した音声情報を再生する再生手段6、
7、8とを一体的に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は視聴覚装置に関する。よ
り詳細には、本発明は、印刷による固定された文字情報
あるいは画像情報とその情報に対応した音声情報の再生
手段とを関連させて一体とした新規な視聴覚装置の構成
に関する。
【0002】
【従来の技術】言語の基本的な機能は「読む」、「話
す」、「聞く」および「書く」の4つに分類され、その
媒体は「文字」と「音声」であると言われている。従っ
て、語学教育においても初歩の段階ではそれぞれの言語
の文字と発音とを学習する。換言するならば「文字」と
「発音」とに対する素養無しには意義のある言語学習は
成立し得ない。ところが、実際の言語教育では「文字」
を媒体として「読む」ことが学習の殆どの割合を占めて
おり、このために「読めるが聞けない」「書けるが話せ
ない」という学習者が非常に多い。
【0003】一方、音声媒体をとり入れた学習を行うた
めには、別途何らかの音声記録媒体および音声再生装置
が必要になるが、記録媒体および再生装置よりも、印刷
物等の文字媒体の方が廉価に提供されること、また、音
声を取り扱う場合には再生装置の設営並びに操作が付加
的に必要であることが文字媒体偏重の傾向を生んだもの
と考えられる。
【0004】即ち、最近の言語教育の分野では、音声重
視の方針に沿って、多くの語学書でその内容に関連した
音声情報あるいは画像情報を記録したコンパクトカセッ
トテープ、コンパクトディスク、ビデオテープ等を発行
者が提供している。また、フレキシブルディスク、光デ
ィスク、CD−ROM等を媒体として、パーソナルコン
ピュータ等で利用する語学学習用ソフトウェアも多数販
売されている。更に、昨今の電気、電子技術の発展に伴
い音声の記録並びに再生を行う装置が種々開発され、こ
れを利用した多くの語学学習方法が提案されまた実施さ
れている。
【0005】しかしながら、このように多くの種類の機
材およびそこで使用するソフトウェアが提供されている
にもかかわらず、以下の述べるように装置の操作性、携
帯性に問題があるために、実際の利用率ならびに教育効
果がそれに見合って向上されているとは言い難い状況に
ある。
【0006】以下、最も代表的な音声記録媒体として広
範に利用されているカセットテープを書籍と併用して学
習する場合の行動を例に挙げて具体的に考える。
【0007】テープが完全に巻き戻されている状態で書
籍の冒頭から学習を開始する場合は再生装置に対して単
純に再生を指示する操作をすればよい。ただし、学習し
つつ書籍を読む速度と音声の再生速度とが常に一致する
とは限らず、一時停止および再生再開を指示する操作を
繰り返し行う必要がある。また、書籍の途中から学習を
始める場合は、該当する音声情報をテープ上で検索しな
ければならない。このとき、テープが完全に巻き戻され
ているときは、該当箇所に辿り着くまで冒頭から所々再
生しつつテープを早送りする必要がある。また、テープ
も既に途中まで進んでいる状態では更に面倒で、まず現
在の再生位置でテープの音声を聞いて対応箇所を書籍上
で検索し、現在のテープの位置が所望の位置に対して前
にあるのか後にあるのかを判断し、更に所望の位置まで
テープを早送りまたは巻き戻しをしなければならない。
このように、音声再生装置と教科書とを併用して学習を
行う場合には再生装置の操作は相当に煩雑なものにな
る。更に、カセットテープのようなシーケンシャルな記
録媒体は所謂ランダムアクセスには不向きであり、上述
のような一連の操作に際しては早送りおよび巻き戻しに
伴って多くの無為な時間が過ぎることになる。このた
め、ユーザの学習意欲は著しく阻害されているのが実情
である。
【0008】一方、オーディオCD、CD−ROM、ミ
ニディスク、各種磁気ディスク等のいわゆるディジタル
情報記録媒体を使用した場合は極めて高速なランダムア
クセスが可能である。しかしながら、この種の記録媒体
を用いる再生装置は、一般に高機能であるが故に検索時
の操作方法が複雑になっている。
【0009】例えば、最も広範に普及しているCDプレ
ーヤには小型で携帯性にも優れた製品がある。また、コ
ンパクトディスクではトラックナンバーおよびインデッ
クスナンバーと呼ばれるアドレス情報が規格で定められ
ており、所望の再生箇所のトラックナンバーまたはイン
デックスナンバーが判れば指定した箇所からの再生を迅
速に開始できる。従って、書籍上に対応するトラックナ
ンバーを記載しておけば、書籍の内容に対応した音声を
迅速に再生することができる。
【0010】ところが、この種のディジタル再生装置と
しては最も普及しているCDプレーヤにおいてさえ検索
のための操作は機種毎に異なり、実際の操作は必ずしも
容易ではない。今、特定のトラックナンバーnを指定し
て音声の再生を始める場合の操作について例示すると、
A社のプレーヤでは再生ボタンをn回押す、B社のプレ
ーヤでは早送りボタンを短くn回押す(ボタンを長く押
していると単なる早送りになってしまう)、C社のプレ
ーヤは10キーで直接数字nを入力してから再生ボタンを
押す、やはり10キーを備えたD社のプレーヤではまずト
ラックナンバー入力モードに切り換えるボタンを押して
からトラックナンバを入力する等々である。
【0011】更に、音声記録媒体としてCD−ROMや
光磁気ディスクを用いた場合、現状では、記録媒体のド
ライブ装置とは別に、ドライブ装置を制御するためのパ
ーソナルコンピュータ等の情報処理装置並びにその周辺
機器が必要になる。従って、情報処理装置とドライブ装
置との接続等、当初の装置の設営も容易ではなく、更
に、情報処理装置自体の基本操作を理解していないと単
純な音声の再生すら困難な場合がある。また、この種の
一連の機器を携帯して使用することが実質的に不可能で
あることは言うまでもない。
【0012】このように、音声情報を取り扱う再生装置
を使用するためには、最低限、装置に再生動作を行わせ
るための操作方法を身につける必要があり、更に、印刷
物等の文字媒体と関連して特定の部分を選択して聴取す
るためには何らかの検索操作が必要であり、それを実行
するための操作方法を身に付ける必要がある。しかしな
がら、多くのユーザにとって、例えば語学学習のため
に、それ自体は語学と全く関係のない装置を購入し、設
営、設定し、更に操作方法等を学習することは余計な負
担であり、この段階で既に利用が制限される。また、幼
児、老人、ハンディキャップユーザ等、装置の操作方法
を新たに習得すること自体が大きな負担になるユーザも
いる。
【0013】以上詳細に説明したように、音声再生装置
を利用した従来の種々の学習装置では、装置自体がより
高機能になる一方で、携帯性、操作性は低下の一途をた
どっている。また、種々の装置の操作方法を既に身につ
けているとしても、書籍と再生装置とをそれぞれ用意し
なければならないので、例えば通勤、通学の途中で再生
音を聞いたり、学校や図書館等の出先で学習しようとす
る場合には機材の携帯が大きな負担になる。このような
負担は、反復視聴の効果が高い語学学習においては学習
効率の低下の大きな原因となる。このため、音声媒体を
併用した語学学習手段は十分に活用されているとは言え
ず、語学学習の殆どは従来通りに音声媒体の欠如した、
あるいは音声媒体を別個に取り扱った文字媒体中心のも
のになっている。
【0014】このような現状に対して、文字媒体と音声
媒体とを関連させたいくつかの新規な媒体が提案され、
また、市販されているものもある。
【0015】図7は、印刷物と音声再生装置とを組み合
わせて提供されている種々の装置の形態を示す図であ
る。
【0016】図7(a) は、株式会社ソニーから発売され
ている製品であり、磁気ストライプ51を備えたカード50
と、このカード50の読み取りおよび音声再生を行う再生
装置52とを併せて販売されている。この装置は、カード
50の下端を再生装置後方のスリット53の内部で走行させ
ることにより、再生装置52が磁気ストライプ51に記録さ
れた音声を読み取って、スピーカ52aから再生するよう
に構成されている。この装置では、カード50のそれぞれ
に文字あるいは画像と音声とが共に格納されているの
で、各カードの内容に対応した音声情報を再生するため
に検索操作を行う必要はない。
【0017】しかしながら、その装置で使用されるカー
ド1枚当たりの音声情報の記憶容量は小さく、本格的な
語学学習に利用するためには膨大な数のカードを用意し
なければならない。また、少なくとも現在提供されてい
る製品では携帯性は無く、更にカードが綴じられていな
いので(その操作法に鑑みて綴じることはできない)携
帯して使用するような用途には向いていない。
【0018】図7(b) は、『音の出る絵本』と呼ばれる
製品で、絵本の表紙に装着されたケース54に、音声情報
を格納したメモリチップ、電源、再生装置などを内蔵さ
せたものである。実際の製品では、ケース54の上面に形
成された数個の押しボタン55の何れかを押すと、押され
たボタンに対応した動物の鳴き声や短い音楽等の音声が
スピーカ54aから再生される。
【0019】この装置では、表紙に設けられた複数のス
イッチのひとつをユーザが選択して押すことによりスイ
ッチに対応した音声が再生される。但し、本の内容と発
生する音声とを関連させるような機構は特に設けられて
おらず、また、各々数秒程度の音声が数種類記録されて
いるに過ぎない。従って、実際には子供の娯楽用程度に
しか使用できない。換言すれば、このような媒体を用い
て語学書を作製した場合、容量的にも品質的にも不十分
な上に、1冊毎に音声記憶手段、再生手段および操作手
段を装備しなければならないのでコストが非現実的に高
くなる。
【0020】図7(c) は、電子ブックと呼ばれる再生装
置付CD−ROMドライブ装置であり、CD−ROMド
ライブ装置56、液晶表示部57および小型のキーボード58
を一体にして構成されている。また、スピーカ59を内蔵
して音声の再生機能が搭載されている機種や乾電池で動
作する機種もあり、携帯して使用することもできる。ま
た、この装置で使用されるCD−ROMには、文字、画
像等と共に音声も格納することができ、特に、辞書、年
鑑等のソフトウェアが数多く販売されている。更に、発
音を音声で格納した語学学習ソフトも既に市販されてい
る。
【0021】しかしながら、上記のような電子ブックド
ライブでは、CD−ROM内のデータの検索は通常のパ
ーソナルコンピュータ等と同様に英字のキーボード58を
操作して行わなければならず、その利用には装置の操作
自体の習熟を必要とする。また、表示部57は対角長4イ
ンチ程度の小型の液晶ディスプレイであり、一度に表示
できる文字数は僅かである。なお、液晶表示板やCRT
は通常 70dpi〜90dpi(dot per inch)程度の表示密度し
かないので一度に表示できる文字数が制限される。この
ため、本格的な語学学習等の用途には向いていない。
【0022】また、LCD、CRT等のビットマップデ
ィスプレイは、数字等の単純な情報ならばともかく、深
い内容を伴う文字情報の読み取りについては必ずしも適
した装置ではなく、相当に表示性能が向上された現在に
おいても、依然として人間の生理機能に十分に対応して
いない要素を含んでいる。この点については、文学作品
等をこの種の表示装置上で鑑賞した場合の理解の困難さ
を想像すれば容易に判る通りであり、視覚情報の媒体と
して、現状では印刷された文字情報に遠く及ばないこと
は明らかである。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】以上詳細に説明したよ
うに、音声を伴う学習のために提供されている種々の装
置は、操作性、携帯性、機能性の点で満足できるものが
なく、代表的な用途である語学学習等で実用的に使用で
きるものはまだ実現されていない。そこで、本発明は、
上記従来技術の問題点を解決して、携帯性に優れ、操作
が容易であり、且つ、適切なコストで本格的な語学学習
等にも使用できる全く新規な視聴覚装置を提供すること
をその目的としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明により、各
々に文字および/または画像が印刷されている複数の頁
を有するテキスト部と、該テキスト部の内容に対応した
音声情報および/または画像情報を格納した記憶手段
と、該テキスト部の開かれている頁の頁番号を識別する
頁識別手段と、該識別手段が検出した頁番号に対応した
音声情報および/または画像情報を再生する再生手段と
を一体に備えることを特徴とする視聴覚装置が提供され
る。
【0025】
【作用】本発明に係る視聴覚装置は、印刷物等のいわゆ
るハードコピーであるテキスト部と音声情報の記憶媒体
および再生手段とを組み合わせた上でこれらを頁識別手
段によって関連させて操作方法を極限まで簡略化し、設
営並びに操作に対する学習者の負担を取り除いた点にそ
の主要な特徴がある。
【0026】即ち、音声情報あるいは画像情報等の経時
的に変化する情報を取り扱う場合、従来は、最低限、再
生と検索のための再生装置の操作方法を身につける必要
があった。しかしながら、従来の各種の装置では、十分
な機能並びに容量と操作性とが両立せず、実用的に使用
できるものは無かった。
【0027】これに対して、本願発明に係る視聴覚装置
は、テキスト部と音声情報記憶部並びに再生手段が一体
化されており、更に、頁識別手段を備えている。従っ
て、テキスト部の任意の頁に対する音声情報の検索操作
は、テキスト部において目次を読みあるいは直接頁をめ
くって所望の内容が記載された頁を開くだけでよい。即
ち、テキスト部の開いた箇所に対応した音声情報を検索
して再生するという一連の処理を、印刷物の頁をめくる
という単純な操作で統一しているので、通常の書籍を講
読するのと全く同じ行為で音声情報を伴う情報を得るこ
とができる。
【0028】このように、本発明に係る視聴覚装置は、
通常の書籍を講読する場合と全く同じ行動により音声情
報を併せて得ることができるので、音声情報を検索しま
た再生するための装置を操作する煩わしさから開放さ
れ、ユーザがテキスト部およびそれに関連した音声情報
の内容の視聴に集中することが可能になる。
【0029】また、本発明に係る視聴覚装置はその操作
方法を全く学習することなく利用することができるの
で、幼児や老人のように機械操作になれていない者や目
の不自由な人等でも確実に使用することができる。更
に、具体的に後述するように、テキスト部と音声情報記
憶手段とをそれぞれ交換可能に構成すれば、ひとつの装
置で種々の内容に対応させることが可能になり、ハード
ウェアに対する費用負担は低減される。また更に、その
内容についても、文字や言語だけではなく、写真や図表
等を印刷して音声情報と関連させることにより、例えば
医学教育における心音と症状の関係や、音楽関係の書籍
における譜例などを効果的に表現するために使用でき
る。
【0030】逆に、本発明に係る装置は、一組みのテキ
スト部および音声情報記憶手段に対して、機能の異なる
ハードウェアを用意することもできる。即ち、例えば、
操作が単純で廉価な普及機種や、複雑な操作ができる上
級機種を用意して、同じ教材で異なるレベルの学習を行
うことができる。また、機能の一部を制限した装置を用
意することにより、音声に関連した問題を含む学力検定
等に用いることもできる。
【0031】以下、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明するが、以下の開示は本発明の一実施例に過ぎ
ず、本発明の技術的範囲を何ら限定するものではない。
【0032】
【実施例】図1は、本発明に係る視聴覚装置本体の具体
的な構成例をその外観により示す図である。
【0033】同図に示すように、この装置は全体として
ルーズリーフ方式のバインダに似た外観を有している。
中央の複数のリング1は一般的なバインダと同様に開く
ことができ、文字情報を印刷された複数のリーフ2(図
中に点線で示す)を装着し且つ交換することができる。
通常のバインダにおいて表紙に相当する表紙部3a、3
bは、綴じ部3cおよび1対のヒンジ3dを介して結合
されており、表紙部3a、3bをたたむことにより携帯
し易い形状になる。
【0034】この装置の表紙部3a、3bには、上記リ
ング1に装着された複数のリーフ2からなるテキスト部
のうちの開かれた頁を識別するための頁識別手段、音声
情報を記憶した記憶媒体のためのインターフェイス等が
内蔵されている。このため、図中では、後述する頁識別
手段のための検出端子25、25' 、記憶手段であるメモリ
カードを挿入するためのカードスロット5、イヤフォン
またはヘッドフォンを接続するための音声信号出力端子
6、音量調整ダイアル7、スピーカユニット8等が表紙
3の側面に現れている。また、実際にはこの表紙部3
a、3bの内部にスピーカユニット8の駆動回路や電源
となる電池等が収容される。更に、後述するように、動
作状態を表示するためのディスプレイ9やいくつかの操
作スイッチ10等を付加的に設けてもよい。
【0035】尚、上記のような装置における記憶手段と
しては、ランダムアクセスが可能な記憶媒体を広く利用
することができる。具体的には、読み出し専用で記憶媒
体自体を交換することができるROM、PROM等のメ
モリチップ、PCMCIA規格のICカード等のメモリ
カードの他ミニディスク(MD規格の光ディスク)や電
子ブック(EB規格の 3.5インチCD−ROM)等を例
示することができる。また、記憶媒体自体を交換可能に
しなくても、何らかのインターフェイスを設けた上でE
P−ROM、ハードディスクユニット等の書き換え可能
な記憶媒体を内蔵させることにより、音声情報を直接書
き込んで提供してもよい。この種の記憶媒体については
携帯型情報機器のために小型で消費電力の少ない駆動装
置が供給されているので、本発明に係る視聴覚装置にお
いても好ましく利用することができる。
【0036】上記のような視聴覚装置において、頁識別
手段は重要な構成要素である。すなわち、ユーザが通常
の書籍を読む場合と同等の使用感覚で操作でき、且つ、
誤動作が生じないように留意する必要がある。具体的に
は、各頁のリーフ2に、スルーホール等を形成してこれ
を光学的に検出する方法や、メカニカルなスイッチを用
いる等、多くの方法で頁識別手段を実現することができ
る。
【0037】図2は、図1に示した視聴覚装置における
頁識別手段の具体的な構成例を示す図である。ここで、
図2(a) は、図1に示した装置に装着するリーフの単独
の構成を、図2(b) は図1に示した装置のA−A断面を
それぞれ示す。また、図2において、図1と共通の構成
要素には同じ参照番号を付している。
【0038】図2(a) に示すように、図1に示した装置
において、テキスト部を構成する各頁のリーフ2には装
置本体のリング1を挿通するための孔21が形成されてお
り、この孔のうちのひとつには、共通端子としての金属
膜22がその内周に被着されている。この金属膜22は、図
2(b) に示すように、金属製である装置本体のリング1
と接触することにより各リーフ2と装置本体とを電気的
に共通に接続する。また、図2(a) に示すように、各リ
ーフ2には、印刷素子として形成された抵抗素子23が各
々装荷されており、各抵抗素子23の一端は上記共通端子
となる金属膜22に接続されている。各抵抗素子23の他端
は、各頁毎の個別端子24に接続されている。更に、この
個別端子24は、図2(b) に示すように、各リーフ2より
も僅かに厚く形成されており、閉じて重なった頁のリー
フ同士の間では個別端子24が相互に接触して導通するよ
うに構成されている。
【0039】一方、図2(b) に示すように、視聴覚装置
本体の表紙には、上記個別端子24に接触するセンサとし
ての検出端子25、25' が設けられているので、ある頁が
開かれているときには、前述の共通端子である金属膜22
に接触しているリング1と検出端子25または25' との間
に各頁の抵抗素子23が並列に接続された状態になる。従
って、リング1と検出端子25との間の総合の抵抗値はそ
のときに重なっているリーフの数によって変化するの
で、この抵抗値を測定器30、30' により計測することに
より開いている頁の頁番号を検出することができる。ま
た、図2(b) に示すように、この装置では、表紙3の中
央部3c内に電源となる電池31が内蔵されており、表紙
3a、3bを開くことにより端子32が接触して、各表紙
3a、3bの内部回路33に電力が供給されるように構成
されている。
【0040】尚、上記のような抵抗値の計測による頁数
の検出は理論上は表紙3aまたは3bの何れか一方だけ
でも可能だが、視聴覚装置本体の左右の表紙3aおよび
3bの両方で測定器30、30' によりそれぞれ頁数の検出
を行うことにより、一部の個別端子の間で接触不良が生
じているような場合にそのことを検出することができ
る。また、各抵抗素子23の抵抗値は全て同じ値としても
よいが、個別に固有の抵抗値を持たせることにより接触
不良等が生じた場合に不良の発生箇所まで特定できるよ
うに構成することもできる。
【0041】また、本実施例では、各頁のリーフに抵抗
素子を装着した例を挙げて説明したが、その他にも、容
量素子、インダクタンス素子、表面弾性波素子、磁性体
等を用いても同様の機能を実現することができる。この
種の素子は印刷技術を利用して各頁上に形成することが
できるので、各頁の文字情報等を印刷する工程で同時に
作製することができる。また、機械的に動作する部分の
無い頁識別装置を構成できるので信頼性が高い。更に、
表面弾性波素子や磁性体を使用した場合は、非接触で頁
数を識別することができると共に、各頁毎に異なる共振
周波数等の検出値を設定しておくことにより、任意の順
序で装着されたリーフに対しても頁を識別することが可
能になる。
【0042】図3は、図1に示した視聴覚装置において
使用できる頁識別手段の他の構成例を示す図である。
尚、図1および図2と共通の構成要素には共通の参照番
号を付している。
【0043】同図に示すように、この頁識別手段は、各
リーフの端部近傍に印刷されたバーコード41と、視聴覚
装置本体側に装着されたバーコード読み取り手段42とか
ら構成されている。
【0044】ここで、バーコード読み取り手段42は、視
聴覚装置本体の内面から隆起して形成されており、開か
れている頁の斜め上方からバーコードを読み取るように
構成されている。また、読み取り手段42は、複数の発光
素子および受光素子を備えており、これを順次動作させ
ることによりバーコード表示領域を常に走査している。
従って、操作者が任意のタイミングで頁をめくっても、
対応した音声データを迅速に検索して再生を開始させる
ことができる。更に、パーコード41は、読み取り手段の
ための隆起部の近傍に表示されているので、バーコード
上に障害物を置く等して読み取りができなくなることが
防止される。
【0045】図4は、図1に示した視聴覚装置において
使用できる頁識別手段の更に他の態様を示す図である。
尚、図1と共通の構成要素には共通の参照番号を付し
て、その詳細な説明は省略している。
【0046】同図に示すように、この頁識別手段は、視
聴覚装置本体の下端に装着された光源43、および、視聴
覚装置本体の上端に装着された受光部44と、図6(a) に
示すように、テキスト部をなすリーフ2の各々に埋設さ
れた光ファイバ45とから構成されている。
【0047】ここで、光源43は、複数の発光素子を配列
して構成されており、リーフ2の幅と同じ幅の光を発生
する。また、受光部44は、所定の間隔で配列された複数
の受光素子44aを備えている。一方、図4に示す装置に
装着されるリーフ2には、図6(a) に示すように、光フ
ァイバ45が埋設されている。ここで、図6(a) には、複
数の光ファイバ45が図示されているが、実際には、これ
らの光ファイバ45のうちの何れか1本が光を伝播する光
ファイバ45aであり、他のものは光を伝播しないダミー
のファイバ45bである。従って、本当の光ファイバ45a
を埋設する位置をリーフ毎に違えておけば、各リーフの
ページ数に対応した特定の受光素子44aだけが光源43か
らの伝播光を受光する。従って、視聴覚装置本体は、光
源43からの伝播光を受光した受光素子45aを認識するこ
とにより、そのときに開かれている頁数を識別すること
ができる。以上のような構成により、この頁識別手段
は、電気的接続や機械的動作無しに、開かれているリー
フの頁数を識別することができる。
【0048】更に、上記の例では、受光部44は、一列に
配置された複数の光センサからなるラインセンサにより
構成しているが、2次元的に光センサを配列したものを
用いることにより、更に多くの頁情報を視聴覚装置本体
に伝達することができる。即ち、上記の例のように何れ
か1本の本当の光ファイバの位置によって頁番号を識別
させた場合、受光部が誤動作しない程度の間隔をとって
光ファイバの埋設位置を決定すると各リーフに埋設し得
る光ファイバの数は制限され、結果的にこの視聴覚装置
に装着し得る頁数が限られてしまう。即ち、n箇所の光
ファイバ埋設位置に対してはn頁のリーフしか識別でき
ない。これに対して、全ての頁に共通なm箇所の光ファ
イバ埋設位置を予め定めておき、2次元的に配列された
受光素子を備えた受光部を用いて各リーフの出射位置の
各々について光ファイバの有無を検出する構成とするこ
とにより、m2 頁の頁数を識別することができる。
【0049】また、受光部44は外部に露出しているので
常時自然光を受けている。従って、自然光と光源43から
の伝播光とを区別できるように、光源43の放射光を、例
えば特定の信号で変調しておくことが好ましい。
【0050】尚、単芯の光ファイバは非常に細いので、
各リーフは、通常の書籍の紙よりも僅かに厚い程度の厚
さで作製することができる。一方、一体各リーフに埋設
された状態の光ファイバに対しては、各リーフ全体が保
護被覆となるので、光ファイバが破損する恐れはない。
【0051】また、説明を簡単にするために、この実施
例では直線状の光ファイバを埋設する構成としたが、実
際には、各頁の内部で光ファイバを曲げた状態で埋設す
ることにより、光源と受光部とを1箇所にまとめて設置
することもできる。このような構成により、装置全体を
小型化できる。
【0052】図5は、図4に示した視聴覚装置の他の実
施態様を示す図であり、上記のように曲げた光ファイバ
を備えたリーフを用いたものである。尚、ここでも図1
と共通の構成要素には共通の参照番号を付して、その詳
細な説明は省略している。
【0053】同図に示すように、この構成では、光源43
および受光部44は、いずれも視聴覚装置本体の中央部に
縦に一列に配置されている。一方、各頁に埋設された光
ファイバ45は、図6(b) に示すように、各頁の内部で屈
曲されている。従って、視聴覚装置本体の下側に配置さ
れた光源43から光ファイバ45に注入された光は、上側に
配置された受光部44に結合される。このような構成で
は、光源43、受光部44、光ファイバ45の入/出射端面が
何れもリング1の内側に配置されることになるので、視
聴覚装置本体の形状が平坦になると共に、頁識別手段が
リング1に保護されることになる。
【0054】また更に、上記の各実施例では光導波路と
して光ファイバを用いたが、各リーフを透明な樹脂板等
で作製し、これを平面光導波路と見做して利用してもよ
い。このような構成では各リーフ2の表面を一旦白色に
塗装しておけば、殆ど通常の紙類と同じように文字等を
印刷することができる。尚、このような用途に使用でき
る光学特性に優れた樹脂材料としてはポリカーボネート
(PC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)等を
例示することができる。
【0055】更に、本実施例では、光ファイバの埋設位
置に対応した受光素子の動作により頁番号を識別してい
るが、他の方法、例えば、各リーフに設けられた光導波
路の光学特性を変化させることにより頁番号を識別させ
てもよい。具体的には、リーフを経由して受光部に対し
て放射される光の分光スペクトルや干渉模様の検出によ
り頁数を検出させてもよい。
【0056】以上のように構成された本発明に係る視聴
覚装置では、ユーザが、通常の書籍を講読する場合と全
く同じ動作を行うだけで、その時に開かれている頁の内
容に関連した音声が自動的に再生される。従って、通常
の書籍を読むことができる者ならば誰でも使用すること
ができる。
【0057】更に、各頁には、単なる文字だけではな
く、絵画や点字等を印刷または刻印してもよい。このよ
うなテキスト部を備えた装置は、まだ文字を十分に読む
ことができない幼児に対する文字教育や、視力障害者に
対する点字学習等に極めて効果的に利用することができ
る。
【0058】尚、図1、図3、図4、図5の各図に示し
た装置には、更にいくつかの付加的な操作手段および/
または表示手段を設けてもよい。
【0059】典型的な例としては、再生ボタンと一時停
止ボタンを設けて以下のような機能を与えると便利であ
る。即ち、図1に示した装置では、前述のように、ある
頁を開くとその頁の内容に対応した音声が自動的に再生
され、その頁に対応した音声情報が全て再生された後は
音声は停止状態になる。この状態で、例えば再生スイッ
チを押すと、その頁に対応した音声が再び再生される。
また、再生中に一時停止ボタンを押すと再生が中断さ
れ、次に再生ボタンまたは一時停止ボタンを押したとき
には中断したところから続いて音声が再生される。更
に、例えば、押した時に再生されていた単語の読みを冒
頭から繰り返すような繰り返しスイッチを設ける等、操
作部の構成には種々の態様が考えられる。但し、本発明
に係る視聴覚装置の主要な目的は再生装置の操作の簡素
化であり、徒に操作手段を増やすことは好ましくない。
従って、主電源の投入/遮断等も含め、操作はできるだ
け自動化されていることが好ましい。
【0060】また、他の付加的な機能として、音声情報
の格納手段としてディジタルメモリを利用した場合、読
み出し速度を調節することにより、再生音のピッチを変
更することなく再生速度を変化させることができる。こ
のような機能を付加することにより、例えば語学学習に
おいて初学者の聞き取りを容易にすること等が可能にな
る。また、記憶手段に格納されたひとつの音声情報を再
生する際にピッチや音量を変化させることにより、容量
の限られた格納情報から多くのバリエイションを発生さ
せることができる。また更に、聴覚障害者には、特定の
周波数帯域に対しては良好な聴取感度を持つ人がおり、
このような人々に聴取し易い周波数特性で音声を再生す
ることも可能である。
【0061】尚、本実施例では既存のメモリカードの使
用を意識したのでテキスト部と記憶媒体とをそれぞれ別
に交換する構成としたが、これらを一体化した上で交換
可能とすることにより、テキスト部と記憶媒体とで内容
が相違する等の誤操作を避けることができる。
【0062】また、電池が大きく消耗している等、何ら
かの障害が発生した場合のエラーメッセージや、次の操
作を指示するヘルプメッセージ等を出力する手段を設け
ることも好ましい。これは、単純なブザーやLEDでも
よいし、液晶表示等を設けてエラー内容を文字や図形で
表示するように構成してもよい。また、音声再生手段を
利用して音声でエラーメッセージを出力するように構成
すれば視覚障害者にも利用し易い。
【0063】更に、他の表示装置として、その時に再生
されている音声情報に対応するテキスト部の位置(行)
を表紙部分の端部に表示させることもできる。このよう
な付加装置を設けることにより、読解が殆どできない初
学者に対しても容易且つ効果的な学習機材となる。この
ような表示手段は、図1などに示すように、表紙部3
a、3bの側端部に複数のLED11を装着し、このLE
D11が再生内容に従って順次点燈するように構成すれば
よく、比較的簡単に実現できる。
【0064】以上の説明では、本願発明に係る装置を主
に語学学習用の装置として説明したが、極めて操作が容
易であるという特徴を活かして、例えば視覚障害者のた
めの点字学習用教材として効果的に使用することもでき
る。この場合、テキスト部には点字を刻印し、点字の内
容に対応した音声情報を記憶手段に格納する。このよう
な構成では、健常者が通常の書籍を読む場合と同様の行
為で点字の学習を容易に行うことが可能になる。また、
同様に、幼児や老人等の、一般的な再生装置の操作を困
難に感じる人々のための音声再生装置として使用するこ
ともできる。更に、譜例を伴う音楽関係の書籍や、心音
等の文字では表現し難い情報を伴う医学書、鳴き声等を
付加した動物/昆虫図鑑など、極めて広い応用範囲があ
る。
【0065】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る視聴覚装置を用いるならば、ユーザが通常の書籍を講
読する場合と全く同じように行動するだけで音声情報を
聴取することが可能になる。従って、装置の設営や操作
に関する煩わしさから開放されて内容の理解に集中する
ことが可能になる。
【0066】また、本発明に係る視聴覚装置は、その操
作方法を全く学習することなく利用できるので、幼児や
老人のように機械操作になれていない者や視覚障害者等
のハイディキャップユーザが次元の高い情報を取り扱う
ことを可能にする。
【0067】更に、本発明に係る装置は、実施例に示し
たように、携帯し易く構成することができるので、ヘッ
ドホンあるいはイヤホンと併用することにより場所を選
ばずに使用することができる。
【0068】また更に、本発明に係る装置は、従来の携
帯型情報処理装置と異なりそれ自体は所謂情報処理を行
わない。従って、マイクロプロセッサ等の高価な部品を
使用する必要がなく、比較的廉価に製造することが可能
である。
【0069】尚、本発明に係る装置では、文字/画像情
報の表示手段として印刷物を使用しているが、これは、
液晶表示板やCRTディスプレイよりも精彩で高密度な
視覚情報が提供できることを意味する。その理由は、液
晶表示板やCRTディスプレイの表示密度が通常70dpi
〜90dpi(dot per inch)程度であるのに対して、印刷物
ではオフセット印刷程度でも1000dpi相当以上の表示が
可能だからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置の具体的な構成例をその外観
により示す図である。
【図2】図1に示した装置における頁識別手段の具体的
な構成例を示す図である。
【図3】他の構成の頁識別手段を備える視聴覚装置の態
様を示す図である。
【図4】更に他の構成の頁識別手段を備える視聴覚装置
の態様を示す図である。
【図5】図4に示した方式の頁識別手段の他の態様を示
す図である。
【図6】図4および図5に示した実施例で用いるリーフ
における光ファイバの配置を示す図である。
【図7】従来の種々の語学装置の形態を示す図である。
【符号の説明】
1・・・リング、 2・・・リーフ、 3、3a、3b
・・・表紙、4・・・センサ、 5・・・カードスロッ
ト、20・・・テキスト部、 21・・・孔、 22・・・金
属膜(共通端子)、23・・・抵抗素子、 24・・・個別
端子、 25・・・検出端子、30、30' ・・・抵抗測定
器、 31・・・電池、 32・・・電源端子、33・・・内
部回路、41・・・バーコード、 42・・・バーコード読
み取り装置、 43・・・光源、44・・・受光部、 45・
・・光ファイバ(光導波路)、50・・・カード、 51・
・・磁気ストライプ、 52・・・再生装置、53・・・ス
リット、 54・・・ケース、 55・・・押しボタン、56
・・・CD−ROMドライブ装置、 57・・・液晶表示
部、58・・・キーボード

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々に文字および/または画像が印刷され
    ている複数の頁を有するテキスト部と、該テキスト部の
    内容に対応した音声情報を格納した記憶手段と、該テキ
    スト部の開かれている頁の頁番号を識別する頁識別手段
    と、該頁識別手段が検出した頁番号に対応した音声情報
    を再生する再生手段とを一体に備えることを特徴とする
    視聴覚装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載された視聴覚装置であっ
    て、前記記憶手段、前記再生手段および前記頁識別手段
    が前記テキスト部の表紙に相当する部分に内蔵され、全
    体として書籍の形状をなしていることを特徴とする視聴
    覚装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載された視聴覚装置であっ
    て、前記テキスト部および前記記憶手段がそれぞれ交換
    可能に構成されていることを特徴とする視聴覚装置。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項3までの何れか1項に
    記載された視聴覚装置において、前記記憶手段が半導体
    記憶装置であることを特徴とする視聴覚装置。
  5. 【請求項5】請求項1から請求項4までに記載された視
    聴覚装置において、前記記憶手段が書き換え可能な記憶
    媒体であり、外部から該記憶媒体に情報を書き込むため
    の入出力端子を備えることを特徴とする視聴覚装置。
  6. 【請求項6】請求項1から請求項5までの何れか1項に
    記載された視聴覚装置において、前記頁識別手段が、前
    記テキスト部の全ての頁から共通に接続された共通端子
    と、該テキスト部の閉じた頁同士の間で相互に接触して
    導通するように各頁に個別に設けられた個別端子と、一
    端を該共通端子に接続され他端を該個別端子に個別に接
    続された複数の抵抗素子、容量素子、インダクタンス又
    は表面弾性波素子と、該個別端子と該共通端子との間の
    電気特性を測定してそのときに閉じている頁の数を計数
    する測定手段とを備え、閉じている頁の数からそのとき
    に開かれている頁の頁数を識別するように構成されてい
    ることを特徴とする視聴覚装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載された視聴覚装置におい
    て、前記テキスト部の開かれた頁に対して、綴じ合わせ
    部の一方の側で重なっている頁の数と、綴じ合わせ部の
    他方の側で重なっている頁の数とをそれぞれ計測し、該
    2つの頁数の合計が該テキスト部の全頁数と一致しない
    ときに警報を発生する手段を備えることを特徴とする視
    聴覚装置。
  8. 【請求項8】請求項1から請求項5までの何れか1項に
    記載された視聴覚装置において、前記テキスト部を含む
    該視聴覚装置が全体として書籍の形状を有し、前記頁識
    別手段が、該テキスト部の縁部近傍に印字されたバーコ
    ードと、該視聴覚装置の表紙に相当する部分に設置され
    たバーコード読み取り手段とを備える備えることを特徴
    とする視聴覚装置。
  9. 【請求項9】請求項1から請求項5までの何れか1項に
    記載された視聴覚装置において、前記テキスト部を含む
    該視聴覚装置が全体として書籍の形状を有し、前記頁識
    別手段が、該テキスト部を構成する各頁の側方端面に両
    端を露出して埋設された光導波路と、該視聴覚装置の表
    紙に相当する部分に設置され該光導波路の一端に光を注
    入する光源と、該視聴覚装置の表紙に相当する部分に設
    置され該光導波路の他端から出射される光を受ける受光
    部とを備えることを特徴とする視聴覚装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載された視聴覚装置におい
    て、前記光源の発生する光が所定の信号により変調され
    ていることを特徴とする視聴覚装置。
  11. 【請求項11】請求項1から請求項10までの何れか1
    項に記載された視聴覚装置において、前記テキスト部
    に、点字が刻印されていることを特徴とする視聴覚装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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