JPH08160827A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH08160827A
JPH08160827A JP6303470A JP30347094A JPH08160827A JP H08160827 A JPH08160827 A JP H08160827A JP 6303470 A JP6303470 A JP 6303470A JP 30347094 A JP30347094 A JP 30347094A JP H08160827 A JPH08160827 A JP H08160827A
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JP
Japan
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belt
timer
timer value
photoconductor
photosensitive belt
Prior art date
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Pending
Application number
JP6303470A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadayuki Kajiwara
忠之 梶原
Masahiro Yamamoto
昌弘 山本
Hirofumi Ihara
宏文 井原
Yuji Majima
裕治 真島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6303470A priority Critical patent/JPH08160827A/ja
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯電器が発生するオゾンによる感光体ベルト
の劣化を抑制し、画質劣化の少ない画像形成装置を提供
する。 【構成】 制御手段36は、感光体位置検知手段34か
らの感光体ベルト1の基準位置を示す検知信号とタイマ
手段35からのタイマ信号により感光体ベルト駆動手段
33を制御して感光体ベルト1を駆動制御する。タイマ
値設定手段37はタイマ手段35に対して所要のタイマ
値を設定する。さらに、制御手段36は、感光体ベルト
1が停止する毎にタイマ値設定手段37のタイマ値を変
更する機能を有し、画像形成の完了に伴って感光体ベル
ト1が停止する毎に、帯電器5に対向する感光体ベルト
1の部位が順次ずれるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真プロセスの潜
像担持体として感光体ベルトを用いる複写機やプリンタ
等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ、ワーク
ステーション等の出力端末として、電子写真プロセスと
レーザ技術を用いたレーザビームプリンタ(LBP)の
フルカラー化に対する要求が高くなっている。しかし、
フルカラー・レーザビームプリンタの場合、印刷の3原
色であるシアン、マゼンタ、イエローのトナーおよびブ
ラックのトナーを重ねる必要性から、潜像担持体上にお
いて正確な位置合わせを行った状態で各色の画像を形成
する必要があり、このため一般に潜像担持体に感光体ベ
ルトを用いたレーザビームプリンタが多く用いられてき
ている。
【0003】以下、従来の画像形成装置について説明す
る。図2は画像形成装置の構成図、図7は従来の画像形
成装置の制御ブロック図である。なお、図2の構成は、
後述する本発明の実施例でも共通である。
【0004】図2において、1はNi(ニッケル)のベ
ルト基材の外周面上に有機光導電体(OPC)等の感光
層が薄膜状に塗布された感光体ベルトである。ここで、
感光体ベルト1は、コストを安くするために継ぎ目を有
する構造となっている。2は感光体ベルト1の基準位置
を検出する感光体位置検知センサーであり、感光体ベル
ト1の一端部に形成されたスリット等の感光体基準マー
クで基準位置を検知するようになっている。感光体ベル
ト1は、上下の感光体搬送ローラ3,4によってその垂
直平面を感光体搬送ローラ3,4間で形成するように支
持され、駆動モータ(図示せず)によって感光体搬送ロ
ーラ3,4に沿って矢印A方向に周回動するようになっ
ている。
【0005】感光体ベルト1の周囲には、感光体ベルト
の回転方向に沿った順に、帯電器5と、露光光学系6
と、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)の各色の現像器7K,7Y,7
M,7Cと、中間転写体ユニット8と、除電器32と、
感光体クリーニング装置9と、除電器10とが配置され
ている。
【0006】帯電器5は、タングステンワイヤ等からな
る帯電線11と、金属板からなるシールド板12と、グ
リッド板13とによって構成されている。帯電線11に
−4kVから−5kV程度の高電圧を印加することによ
って帯電線11がコロナ放電を起こし、グリッド板13
を介して感光体ベルト1を一様に帯電するようになって
いる。14は露光光学系6から出射される露光光線であ
る。露光光線14は、階調変換装置(図示せず)からの
画像信号をレーザ駆動回路(図示せず)により光強度変
調やパルス幅変調して得られ、感光体ベルト1上に特定
色に対応する静電潜像を形成する。各現像器7K,7
Y,7M,7Cは、それぞれの色に対応したトナーを収
納している。各現像器7K,7Y,7M,7Cの先端部
には各色のトナーを表面に有している現像スリーブ31
K,31Y,31M,31Cが設けられている。各現像
器7K,7Y,7M,7Cに対応して両端が機体本体に
回動自在に軸支された離接カム15K,15Y,15
M,15Cのうちの何れか1つが色選択信号に応じて回
転し、選択された1つの現像器を感光体ベルト1に当接
させることにより、選択された色の現像を行うようにな
っている。このとき、選択外の3つの現像器は感光体ベ
ルト1から離間している。
【0007】中間転写体ユニット8は、導電性の樹脂等
からなる継ぎ目のないループベルト状の中間転写体16
と、中間転写体16を支持している2本の中間転写体搬
送ローラ17,18と、中間転写体16へ感光体ベルト
1上のトナー像を転写するために中間転写体16を間に
挟んで感光体ベルト1に対向して配置された中間転写ロ
ーラ19とを有している。20は中間転写体16上の残
留トナーを掻き取るための中間転写体クリーニング装置
であり、中間転写体16上に合成トナー像を形成してい
る間は中間転写体16から離間しており、クリーニング
に供するときのみ中間転写体16に当接するようになっ
ている。
【0008】21は記録紙22を収納している記録紙カ
セットである。記録紙22は、記録紙カセット21から
半月形をした給紙ローラ23によって1枚ずつ用紙搬送
路24へ送り出されるように構成されている。25は記
録紙22と中間転写体16上の合成トナー像の位置を調
整して一致させるため一時的に記録紙22を停止待機さ
せるためのレジストローラであり、従動ローラ26と圧
接している。27は中間転写体16上の合成トナー像を
記録紙22に転写するための用紙転写ローラであり、転
写時のみ中間転写体16と接触回転するようになってい
る。28は内部に熱源を有するヒートローラ29と加圧
ローラ30とからなる定着器であり、ヒートローラ29
と加圧ローラ30の挟持回転に伴い熱と圧力によって、
記録紙22上に転写された合成トナー像を記録紙22に
定着させ、カラー画像を形成する。32は最後の現像器
7Cから中間転写ローラ19までの間に配置された除電
器である。
【0009】制御ブロック図を示す図7において、33
は感光体ベルト1を駆動する感光体ベルト駆動手段、3
4は感光体位置検知センサー2を含む感光体位置検知手
段、35は各電子写真プロセスのタイミングや感光体ベ
ルト1を所定時間後に停止するため時間を計数するタイ
マ手段、36は感光体位置検知手段34からの検知信号
とタイマ手段35からのタイマ信号により感光体ベルト
駆動手段33を制御する制御手段である。
【0010】以上のように構成された画像形成装置につ
いて、以下に、その動作を説明する。まず、感光体ベル
ト1が感光体ベルト駆動手段33によって駆動されると
ともに、中間転写体16が中間転写体駆動手段(図示せ
ず)によって駆動され、感光体ベルト1を中間転写体1
6の周速と同速になる状態で矢印A方向に回動させるよ
うに制御する。
【0011】高圧電源に接続された帯電器5内の帯電線
11に−4kVから−5kV程度の高電圧を印加してコ
ロナ放電を行わせ、感光体ベルト1の表面を一様に−7
00V程度に帯電させる。
【0012】この状態で感光体位置検知手段34内の感
光体位置検知センサー2により感光体ベルト1の基準位
置を検知し、印刷領域の基準位置から帯電された感光体
ベルト1の表面上に複数のカラー成分の中の所定の色、
例えばブラック(K)に相当するレーザビームの露光光
線14を照射すると、感光体ベルト1上の照射された部
分では電荷が消え、静電潜像が形成される。
【0013】一方、ブラックの現像器7Kは、所定時間
の経過後に離接カム15Kの回転により矢印B方向に押
され、感光体ベルト1に当接する。当接直前に、トナー
を表面に有する現像スリーブ31Kに−300V程度の
負電位が印加される。トナーに予め負電荷を与えている
ので、感光体ベルト1上において露光光線14が照射さ
れて電荷がなくなった部分(静電潜像部分)にのみトナ
ーが付着し、いわゆるネガポジプロセスによる現像が行
われる。現像が終了した現像器7Kは、離接カム15K
の180度の回転により感光体ベルト1との当接位置か
ら離間位置へ復帰移動する。感光体ベルト1はトナーの
付着後に除電器32で電荷が除去される。
【0014】中間転写体16を挟持する状態で感光体ベ
ルト1に対向配置された中間転写ローラ19に+800
Vの高電圧を印加することにより、感光体ベルト1上に
形成されたトナー像が中間転写体16に転写される。
【0015】感光体ベルト1から中間転写体16に転写
されなかった残留トナーは感光体クリーニング装置9に
よって掻き取られ、さらに除電器10により残留トナー
が掻き取られたあとの感光体ベルト1上の電荷が除去さ
れる。
【0016】以上により、ブラックについてのトナー像
の感光体ベルト1から中間転写体16への転写が終了す
る。次いで、上記と同様にして、シアン(C)が選択さ
れ、感光体ベルト1の基準位置から露光光線14の照射
を始め、離接カム15Cが回転して現像器7Cを感光体
ベルト1へ当接させ、シアン(C)の現像を行う。そし
て、感光体ベルト1のトナー像を上記と同様にして中間
転写体16上に転写する。4色を使用する画像形成装置
(複写機やプリンタ)の場合には、上記の現像・中間転
写の動作を各色につき1回ずつ4回順次繰り返して行う
ことにより、中間転写体16上に4色K,C,M,Yの
トナー像を順次に正確に重ねて合成トナー像を形成す
る。
【0017】合成トナー像が中間転写体16に形成され
ると、それまで離間していた用紙転写ローラ27が中間
転写体16に接触押圧され、かつ、この用紙転写ローラ
27に+1000V程度の高電圧を印加することによ
り、中間転写体16上の合成トナー像が、記録紙カセッ
ト21から用紙搬送路24に沿って送られ、レジストロ
ーラ25によってタイミングをはかって送り込まれてき
た記録紙22に対して一括的に転写される。
【0018】続いて、合成トナー像が転写された記録紙
22は定着器28に送られ、ここでヒートローラ29の
熱と加圧ローラ30の挟持圧によって定着が行われ、カ
ラー画像として出力される。
【0019】用紙転写ローラ27により記録紙22上に
完全に転写されずに中間転写体16上に残留したトナー
は中間転写体クリーニング装置20によって除去され
る。すなわち、中間転写体クリーニング装置20は、1
つの合成トナー像が得られるまでは中間転写体16に対
して離間の位置にあり、合成トナー像が得られ、それが
用紙転写ローラ27により記録紙22に転写された後に
中間転写体16に対して接触する状態となり、残留トナ
ーが除去される。
【0020】以上のようにして、画像形成が完了する。
1回の画像形成が開始されてから完了するまでは、感光
体ベルト1は回転を続ける。
【0021】ここで、感光体ベルト1の継ぎ目は、感光
体ベルト1としての特性が悪い部分であり、画質が劣化
する要因となるため、継ぎ目が印刷領域から外れるよう
に感光体ベルト1の基準位置を設定してある。
【0022】以下では、図8のフローチャートと図9の
モータ停止のタイミングチャートによって、感光体ベル
ト1の「停止動作」について説明する。
【0023】まず、図8に示すように、制御手段36は
ステップ1で画像形成が完了したかどうかを判断する。
画像形成が完了と判断すると、ステップ2で感光体ベル
ト1の基準位置が検知されたかどうかを判断する。図9
に示すように、感光体位置検知手段34内の感光体位置
検知センサー2からの感光体基準位置信号が“H”レベ
ルから“L”レベルに変化することにより感光体ベルト
1の基準位置を検知すると、ステップ3でタイマ値がC
に予め設定されているタイマ手段35を起動して停止位
置を設定する。次に、ステップ4でタイマ手段35は設
定されたタイマ値をデクリメントする。そして、ステッ
プ5でタイマ手段35はタイマ値が0となるに至ったか
どうかを判断する。タイマ値が0に達すれば、タイマ手
段35は制御手段36に停止信号を出力し、制御手段3
6はステップ6で図9に示すように、感光体ベルト駆動
手段33に対する感光体駆動信号を“L”レベルにし
て、タイマ値Cの時間経過後に駆動源(モータ)を停止
させる。図9の前半部分がこれに相当する。ステップ6
の次にはスタンバイ状態に戻る。
【0024】次の2枚目の画像形成の完了時においても
同様のステップを踏み、感光体ベルト1は必ず一定の位
置に停止する。タイマ値がCと一定値に固定されている
からである。図9の後半部分がこれに相当する。
【0025】なお、図9において、感光体基準位置信号
として“H”レベルから“L”レベルになるパルスが2
つ示されているが、実際には、この間に3つ分のパルス
が出ている。すなわち、K,C,Mのトナー像の中間転
写完了に伴ってパルスが出ており、4つ目の図示のパル
スがYのトナー像の中間転写完了に伴って出るパルスで
ある。制御手段36は、このパルスをカウントし、4個
のカウント毎に感光体ベルト1を停止させるように感光
体ベルト駆動手段33を制御している。換言すれば、感
光体ベルト1は4色分のトナー像転写が完了するまでは
連続して回転している。4つの色の現像器7K,7Y,
7M,7Cは帯電器5からの距離が相違し、離接カム1
5K,15Y,15M,15Cの回転によって突出移動
するタイミングが互いに異なるが、そのタイミングをそ
れぞれに適応したものとするために、感光体ベルト1の
1周毎に感光体位置検知センサー2によって基準位置を
検出しているのである。図示はしていないが、このよう
な制御も制御手段36が司っている。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成におい
て、1枚の画像の記録が完了すると、駆動源(モータ)
や各プロセスの制御を停止して、スタンバイ状態とな
る。スタンバイ状態では、感光体ベルト1の特定部位が
常に帯電器5の位置に停止することになる。帯電器5の
コロナ放電時にはオゾンが発生し、このオゾンにより感
光体ベルト1が劣化する。このため、プロセスユニット
からオゾンを抜くようにファンモータ(図示せず)を設
けている。しかし、完全にオゾンを抜くことができず、
帯電器5の位置に停止している感光体ベルト1の特定部
位の劣化が激しくなり、この特定部位を使用した画像形
成では画質が劣化するという問題を有していた。
【0027】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、感光体ベルトの劣化を抑制し、画質
劣化の少ない画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1の
画像形成装置は、電子写真プロセスの潜像担持体として
感光体ベルトを用いた画像形成装置であって、前記感光
体ベルトを駆動する感光体ベルト駆動手段と、前記感光
体ベルトの基準位置を検知する感光体位置検知手段と、
前記感光体ベルトを所要時間後に停止するため時間を計
数するタイマ手段と、前記タイマ手段のタイマ値を設定
するタイマ値設定手段と、前記感光体位置検知手段から
の検知信号と前記タイマ手段からのタイマ信号により前
記感光体ベルト駆動手段を制御するとともに前記感光体
ベルトが停止する毎に前記タイマ値設定手段のタイマ値
を変更する制御手段とを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0029】本発明に係る請求項2の画像形成装置は、
電子写真プロセスの潜像担持体として継ぎ目のある感光
体ベルトを用いた画像形成装置であって、前記感光体ベ
ルトを駆動する感光体ベルト駆動手段と、前記感光体ベ
ルトの基準位置を検知する感光体位置検知手段と、前記
感光体ベルトを所要時間後に停止するため時間を計数す
るタイマ手段と、前記タイマ手段のタイマ値を設定する
タイマ値設定手段と、前記感光体位置検知手段からの検
知信号と前記タイマ手段からのタイマ信号により前記感
光体ベルト駆動手段を制御する制御手段とを備え、前記
タイマ値設定手段のタイマ値を前記感光体ベルトの継ぎ
目の位置が帯電器に対向する箇所で停止するように設定
してあることを特徴とするものである。
【0030】
【作用】請求項1の画像形成装置においては、感光体ベ
ルトを停止させる毎に制御手段がタイマ値設定手段を通
じてタイマ手段のタイマ値を変更することにより、毎回
の画像形成の完了において感光体ベルトの停止位置をず
らせ、感光体ベルトの特定部位が常に帯電器に対向する
位置にきて停止するといったことを避け、これによって
オゾンによる感光体ベルトの極端な劣化を防止でき、ひ
いては画質劣化を抑制することができる。
【0031】請求項2の画像形成装置においては、画像
形成完了時の感光体ベルトの停止位置として常に感光体
ベルトの継ぎ目が帯電器に対向する箇所となるが、一般
には継ぎ目付近は印刷領域から外すので、継ぎ目付近に
劣化が累積したとしても、画質劣化を招くことはない。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例の画像形成装置につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0033】〔第1の実施例〕図1は本発明の実施例の
画像形成装置における制御ブロック図、図2はその画像
形成装置の構成図、図3は第1の実施例の画像形成装置
における画像形成完了時の感光体ベルトの停止動作のフ
ローチャート、図4はその動作のタイミングチャートで
ある。図2に示す画像形成装置の構成についてはすでに
説明したので、ここでは省略する。
【0034】図1において、33は感光体ベルト1を駆
動する感光体ベルト駆動手段、34は感光体ベルト1の
基準位置を検知する感光体位置検知センサー2を含む感
光体位置検知手段、35は各電子写真プロセスのタイミ
ングや感光体ベルト1を所要時間後に停止するため時間
を計数するタイマ手段、36は感光体位置検知手段34
からの検知信号とタイマ手段35からのタイマ信号によ
り感光体ベルト駆動手段33を制御する制御手段、37
はタイマ手段35のタイマ値を設定するタイマ値設定手
段である。そして、前記制御手段36は、感光体ベルト
1が停止する毎にタイマ値設定手段37のタイマ値を変
更する機能を有している。
【0035】次に、上記構成の画像形成装置における第
1の実施例の画像形成完了時の動作を図3のフローチャ
ートと図4のタイミングチャートによって説明する。感
光体ベルト1の回転開始から画像形成完了までの基本的
動作についてはすでに説明してあるので、ここでは省略
する。
【0036】まず、1枚目の画像形成において4色分の
合成トナー像を形成し記録紙に転写し定着して画像形成
が完了すると、この1枚目の画像形成の完了時において
図3に示すように、制御手段36はステップ1で画像形
成が完了したかどうかを判断する。画像形成が完了と判
断すると、ステップ2で感光体ベルト1の基準位置が検
知されたかどうかを判断する。図4に示すように、感光
体位置検知手段34内の感光体位置検知センサー2から
の感光体基準位置信号が“H”レベルから“L”レベル
に変化することにより感光体ベルト1の基準位置を検知
すると、ステップ3でタイマ値設定手段37により所要
の停止位置となるタイマ値Cをタイマ手段35に設定す
る。次に、ステップ4でタイマ手段35は設定されたタ
イマ値をデクリメントする。そして、ステップ5でタイ
マ手段35はタイマ値が0となるに至ったかどうかを判
断する。タイマ値が0に達すれば、タイマ手段35は制
御手段36に停止信号を出力し、制御手段36はステッ
プ6で図4に示すように、感光体ベルト駆動手段33に
対する感光体駆動信号を“L”レベルにして、タイマ値
Cの時間経過後に駆動源(モータ)を停止させる。図4
の前半部分がこれに相当する。制御手段36は最後にス
テップ7でタイマ値設定手段37のタイマ値Cに所定の
値αを加え、新たなタイマ値(C+α)として設定す
る。そして、スタンバイ状態に戻る。
【0037】次に、2枚目の画像形成において4色分の
合成トナー像を形成し記録紙に転写し定着して画像形成
が完了すると、この2枚目の画像形成の完了時において
も図3と同様のステップを踏み、ステップ3で新たなタ
イマ値(C+α)をタイマ値設定手段37からタイマ手
段35に設定し、タイマ値(C+α)の時間経過後にス
テップ6で駆動源(モータ)を停止させる。図4の後半
部分がこれに相当する。次のステップ7でタイマ値設定
手段37のタイマ値(C+α)に所定の値αを加え、新
たなタイマ値(C+2α)として設定する。そして、ス
タンバイ状態に戻る。この2枚目の画像形成における感
光体ベルト1の停止位置は1枚目の場合の停止位置から
ずれることになる。
【0038】次に、3枚目の画像形成において4色分の
合成トナー像を形成し記録紙に転写し定着して画像形成
が完了すると、この3枚目の画像形成の完了時において
も図3と同様のステップを踏み、ステップ3で新たなタ
イマ値(C+2α)をタイマ値設定手段37からタイマ
手段35に設定し、タイマ値(C+2α)の時間経過後
にステップ6で駆動源(モータ)を停止させる。次のス
テップ7でタイマ値設定手段37のタイマ値(C+2
α)に所定の値αを加え、新たなタイマ値(C+3α)
として設定する。そして、スタンバイ状態に戻る。この
3枚目の画像形成における感光体ベルト1の停止位置は
さらに2枚目の場合の停止位置からずれることになる。
【0039】以上のように、感光体ベルト1を停止させ
る毎に制御手段36がタイマ値設定手段37のタイマ値
を変更することにより、毎回の画像形成の完了において
感光体ベルト1の停止位置をずらせることができ、感光
体ベルト1の特定部位が常に帯電器5に対向する位置に
きて停止するといったことを避け、これによって帯電器
5から発生するオゾンによる感光体ベルト1の極端な劣
化を防止でき、ひいては画質劣化を抑制することができ
る。
【0040】なお、この効果は、感光体ベルト1として
継ぎ目のあるものを用いるか否かにかかわらず有効なも
のである。
【0041】〔第2の実施例〕第2の実施例の画像形成
装置は、コスト低減のために、感光体ベルト1として継
ぎ目のあるものを用いたものである。この場合、感光体
ベルト1の継ぎ目が印刷領域外になるように各プロセス
を制御して画像形成を行う。
【0042】図5は第2の実施例の場合の画像形成完了
時の感光体ベルトの停止動作のフローチャート、図6は
その動作のタイミングチャートである。
【0043】まず、1枚目の画像形成において4色分の
合成トナー像を形成し記録紙に転写し定着して画像形成
が完了すると、この1枚目の画像形成の完了時において
図5に示すように、制御手段36はステップ1で画像形
成が完了したかどうかを判断する。画像形成が完了と判
断すると、ステップ2で感光体ベルト1の基準位置が検
知されたかどうかを判断する。図6に示すように、感光
体位置検知手段34内の感光体位置検知センサー2から
の感光体基準位置信号が“H”レベルから“L”レベル
に変化することにより感光体ベルト1の基準位置を検知
すると、ステップ8でタイマ値設定手段37により感光
体ベルト1の継ぎ目の位置が帯電器5に対向して停止す
るタイマ値Dをタイマ手段35に設定する。次に、ステ
ップ4でタイマ手段35は設定されたタイマ値をデクリ
メントする。そして、ステップ5でタイマ手段35はタ
イマ値が0となるに至ったかどうかを判断する。タイマ
値が0に達すれば、タイマ手段35は制御手段36に停
止信号を出力し、制御手段36はステップ6で図6に示
すように、感光体ベルト駆動手段33に対する感光体駆
動信号を“L”レベルにして、タイマ値Dの時間経過後
に駆動源(モータ)を停止させる。図6の前半部分がこ
れに相当する。そして、スタンバイ状態に戻る。このと
き、感光体ベルト1は、その継ぎ目の位置が帯電器5に
対向する状態で停止することになる。
【0044】次に、2枚目の画像形成において4色分の
合成トナー像を形成し記録紙に転写し定着して画像形成
が完了すると、この2枚目の画像形成の完了時において
も図5と全く同様のステップを踏み、基準位置を検出し
てから同じタイマ値Dの時間経過後に駆動源(モータ)
を停止させる。図6の後半部分がこれに相当する。そし
て、スタンバイ状態に戻る。このときも、感光体ベルト
1は、その継ぎ目の位置が帯電器5に対向する状態で停
止することになる。
【0045】以上のように、感光体ベルト1が停止する
毎に、常に、印刷領域から外される継ぎ目の位置を帯電
器5に対向する状態とするから、感光体ベルト1の印刷
領域においては、帯電器5から発生するオゾンによる劣
化を極力免れることになり、ひいては画質劣化を抑制す
ることができる。
【0046】
【発明の効果】本発明に係る請求項1の画像形成装置に
よれば、毎回の画像形成の完了において感光体ベルトの
停止位置をずらせ、感光体ベルトの特定部位が常に帯電
器に対向する位置にきて停止するといったことを避ける
ようにしたので、帯電器から発生するオゾンによる感光
体ベルトの極端な劣化を防止でき、ひいては画質劣化を
抑制することができる。
【0047】また、本発明に係る請求項2の画像形成装
置によれば、画像形成の完了時の感光体ベルトの停止位
置として常に、感光体ベルトの印刷領域から外される継
ぎ目が帯電器に対向する箇所とすることにより、継ぎ目
付近に劣化が累積したとしても、画質劣化を招くことを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の画像形成装置における制御ブ
ロック図である。
【図2】本発明の実施例および従来例に共通な構成をも
つ画像形成装置の構成図である。
【図3】第1の実施例の画像形成装置の動作説明に供す
るフローチャートである。
【図4】第1の実施例の画像形成装置の動作説明に供す
るタイミングチャートである。
【図5】第2の実施例の画像形成装置の動作説明に供す
るフローチャートである。
【図6】第2の実施例の画像形成装置の動作説明に供す
るタイミングチャートである。
【図7】従来例の画像形成装置における制御ブロック図
である。
【図8】従来例の画像形成装置の動作説明に供するフロ
ーチャートである。
【図9】従来例の画像形成装置の動作説明に供するタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
1……感光体ベルト 2……感光体位置検知センサー 5……帯電器 6……露光光学系 7K,7Y,7M,7C……現像器 8……中間転写体ユニット 9……感光体クリーニング装置 10……除電器 22……記録紙 27……用紙転写ローラ 28……定着器 32……除電器 33……感光体ベルト駆動手段 34……感光体位置検知手段 35……タイマ手段 36……制御手段 37……タイマ値設定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真島 裕治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真プロセスの潜像担持体として感
    光体ベルトを用いた画像形成装置であって、前記感光体
    ベルトを駆動する感光体ベルト駆動手段と、前記感光体
    ベルトの基準位置を検知する感光体位置検知手段と、前
    記感光体ベルトを所要時間後に停止するため時間を計数
    するタイマ手段と、前記タイマ手段のタイマ値を設定す
    るタイマ値設定手段と、前記感光体位置検知手段からの
    検知信号と前記タイマ手段からのタイマ信号により前記
    感光体ベルト駆動手段を制御するとともに前記感光体ベ
    ルトが停止する毎に前記タイマ値設定手段のタイマ値を
    変更する制御手段とを備えたことを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 電子写真プロセスの潜像担持体として継
    ぎ目のある感光体ベルトを用いた画像形成装置であっ
    て、前記感光体ベルトを駆動する感光体ベルト駆動手段
    と、前記感光体ベルトの基準位置を検知する感光体位置
    検知手段と、前記感光体ベルトを所要時間後に停止する
    ため時間を計数するタイマ手段と、前記タイマ手段のタ
    イマ値を設定するタイマ値設定手段と、前記感光体位置
    検知手段からの検知信号と前記タイマ手段からのタイマ
    信号により前記感光体ベルト駆動手段を制御する制御手
    段とを備え、前記タイマ値設定手段のタイマ値を前記感
    光体ベルトの継ぎ目の位置が帯電器に対向する箇所で停
    止するように設定してあることを特徴とする画像形成装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009053619A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Ricoh Co Ltd カラー画像形成装置、プログラムおよび位置ずれ量検出方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009053619A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Ricoh Co Ltd カラー画像形成装置、プログラムおよび位置ずれ量検出方法

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