JPH08160726A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08160726A
JPH08160726A JP6298638A JP29863894A JPH08160726A JP H08160726 A JPH08160726 A JP H08160726A JP 6298638 A JP6298638 A JP 6298638A JP 29863894 A JP29863894 A JP 29863894A JP H08160726 A JPH08160726 A JP H08160726A
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toner
container
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supply unit
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、トナー収容器へのトナー補給
時において、液状化した粉体トナーのトナー現像ユニッ
ト側への流出を防止できる画像形成装置を提供すること
である。 【構成】 画像形成装置外部にて、補給トナー収納容器
の開口部を全開にした際に、開口してから補給トナー収
納容器内部のトナーが全量排出するまでの時間をT1、
全量排出してから排出されたトナーの液状性が失われ、
固体状態に戻るまでの時間をT2とした場合、供給ユニ
ットを離脱位置に移動させ、補給トナー収納容器を供給
ユニットのトナー収容器に装着して、補給トナー収納容
器内のトナーをトナー収容器内に補給を開始してから、
補給動作が終了し、供給ユニットを係合位置に移動させ
て供給ユニットのトナー搬送路内と現像ユニット内とを
連通状態にするまでの時間を(T1+T2)以上とする
画像形成装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンター、
FAX等の電子写真方式を用いた画像形成装置に関し、
詳しくはトナー収容器へのトナー補給時において液状化
した粉体トナーの現像ユニットへの流出を防止した画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、トナーを収容するトナー
収容器と、トナー収容器と現像ユニットの間に設けられ
たトナー搬送路と、トナー搬送路内に配設されたトナー
搬送部材とを有し、トナー搬送部材によりトナー収容器
内のトナーを必要に応じて現像ユニットに供給する供給
ユニットを備えた画像形成装置が知られている。ここ
で、上記トナー搬送部材として、コイルばねを適用した
ものも知られている。(例えば、実開昭55−4455
号公報) また、上記トナー搬送部材として、軸体上に螺旋上の羽
根部が形成されたスクリュウ(以下搬送スクリュウ)を
適用したものも知られている。(例えば実開平3−12
9968号公報、特開平6−167880号公報) 上記のような画像形成装置では、例えばトナー搬送路内
に設けられた上記コイルばねや搬送スクリュウ等で構成
されるトナー搬送補給手段を用いることにより、トナー
収容器内のトナーをトナー収容器から離れた場所まで搬
送できるので、例えばトナー収容器を現像ユニット上部
でなく現像ユニット側方等に配設できるなど、画像形成
装置内で各装置をレイアウトする上での自由度が増し、
画像形成装置の小型化等に貢献できるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記コイル
ばねや搬送スクリュウ等で構成されるトナー搬送部材を
有する画像形成装置では、トナー収容器内にトナーが全
くない新品時、及びトナーがほとんどないトナーエンド
状態において、トナーボトル内の充分に撹拌されて空気
を含んだ液状化状態の粉体トナー(以下、液状トナー)
が供給ユニットのトナー収容器へ補給され、供給ユニッ
トが現像ユニット側にセットされ、トナー収容器と現像
ユニットとの間にシール部がなく液状トナーが移動可能
な状態となる。このときユーザによっては、トナーボト
ルからトナー収容器内への液状トナーの補給から、供給
ユニットの現像ユニット側へのセット完了までの時間
(以下、トナー補給作業時間)が短い場合があり、この
場合には、トナー収容器内の液状トナーが、液状化状態
のままトナー搬送部材の配設されたトナー搬送路内を通
って現像ユニット側へ流出してしまう。この流出が発生
すると、装置内部へのトナー飛散が増大したり、画像上
に全面地汚れが発生したりするという不具合がある。な
お、上記実開平3ー129968号公報で提案された画
像形成装置においては、トナー収容器内にトナーエンド
センサを設けているので、このセンサでトナーエンド状
態を検知した段階では、まだある一定量のトナーがトナ
ー搬送路の入り口部に存在する。このため、このトナー
エンド時に液状トナーが補給されてもトナー搬送路の入
口部のトナーが障壁となって液状トナーの通過が阻止さ
れる。したがって本構成の場合には、上記液状トナーが
現像ユニット側へ流出するという問題は新品時のみに発
生する。また、上記特開平6−167880号公報で提
案された画像形成装置においては、コストダウンのため
にトナーエンドセンサを設けていないので、トナー容器
内にトナーがほとんどない状態まで使用される。したが
って、本構成の場合には、上記液状トナーが現像ユニッ
ト側へ流出するという問題は、新品時のみならずトナー
エンド時にも発生する。ここで、トナーボトル内の充分
に撹拌された液状トナーをトナー収容器内へ補給した
後、所定の時間が経過すれば、液状トナーのトナー間の
空気が抜けて固体状態に近づくので、液状トナーの現像
ユニット側への流出はほとんどなくなる。そこで、例え
ば、上記トナー補給作業時間が経過した後に供給ユニッ
トの現像ユニット側に設けたキャップを開口するように
構成することも考えられるが、装置の製造コストアップ
につながり、また技術的にも困難である。また、上記の
ようにトナーエンドセンサを設け、トナーエンド検知レ
ベルをトナー搬送路内にトナーが埋まっている状態に設
定するように構成することも考えられるが、これも製造
コストアップにつながり、また、新品時には適用できな
い。また、トナー収容器内にトナー撹拌用のアジテータ
を備えている場合には、アジテータの撹拌はねの寸法を
短くして、トナー搬送路の入口部におけるトナー残量を
多くする構成も考えられるが、トナー凝集によりトナー
補給不良が発生しやすく、また、アジテータをある位置
で止めて、このアジテータによりトナーをシールする構
成も考えられるが、製造コストアップにつながり、ま
た、液状トナーの流出に対する余裕度も不足すると考え
られる。
【0004】また、補給トナー収納容器がトナー収容器
に装着されたことが検知された場合には、供給ユニット
を現像器との係合位置に移動不可にし、補給トナー収納
容器がトナー収容器から取り外されてから所定時間経過
後、すなわち液状トナーが固体状態に近づいてから現像
器との係合位置に移動可能にすることによって流出を防
止する考えがある。この場合、補給トナー収納容器がト
ナー収容器から取り外されてから所定時間経過後に、供
給ユニットを現像ユニットに係合させることを促す報知
手段を設けることによって流出を防止する考えもある
が、やはりどちらの場合もコストアップにつながる。本
発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、その目的
とするところは、簡単な構成で、液状トナーの現像ユニ
ット側への流出を防止できる画像形成装置を提供するこ
とである。
【0005】
【問題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を解決するために、画像形成装置外部にて、補給トナー
収納容器の開口部を全開にした際に、開口してから補給
トナー収納容器内部のトナーが全量排出するまでの時間
をT1、全量排出してから排出されたトナーの液状性が
失われ、固体状態に戻るまでの時間をT2とした場合、
供給ユニットを離脱位置に移動させ、補給トナー収納容
器を供給ユニットのトナー収容器に装着して、補給トナ
ー収納容器内のトナーをトナー収容器内に補給を開始し
てから、補給動作が終了し、供給ユニットを係合位置に
移動させて供給ユニットのトナー搬送路内と現像ユニッ
ト内とを連通状態にするまでの時間を(T1+T2)以
上とする画像形成装置である。また、供給ユニットを離
脱位置に移動させ、補給トナー収納容器を供給ユニット
のトナー収容器に装着して、補給トナー収納容器内のト
ナーをトナー収容器内に補給を開始してから、トナー収
容器内のトナー搬送路にトナーが達するまでの時間を
(T1+T2)以上となるようにした画像形成装置であ
る。さらに、補給トナー収納容器と、トナー収容器の嵌
合部のどちらか一方あるいは双方に、補給トナー収納容
器の開口部の開口量を規制する開口量規制部材を設けた
画像形成装置である。
【0006】
【作用】この発明によれば、トナー搬送路内と現像ユニ
ット内が連通状態となったときにはトナーの液状性が失
われ固体状態になっており、現像ユニットへのトナー流
出を防止できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明が適用できる画像形成装置であ
るカラー複写装置の一例について説明する。図1は、本
発明に係わるカラー複写装置の概略構成図、また図2は
感光体・中間転写ベルト回りの拡大図である。以下に、
本装置の構成・動作を説明する。カラー画像読み取り装
置(以下、カラースキャナーと称す)1は、原稿3の画
像を照明ランプ4、ミラー群5、およびレンズ6を介し
てカラーセンサー7に結像して、原稿のカラー画像情報
を、例えばBlue、Green、Redの色分解光毎に読み取
り電気的な画像信号に変換する。そして、このカラース
キャナー1で得たB、G、Rの色分解画像信号強度レベ
ルをもとにして、画像処理部(図示なし)で色変換処理
を行ない、Black(以下、BKと記す)、Cyan(同、
C)、Magenta(同、M)、Yellow(同、Y)のカラ
ー画像データを得る。これを、次に述べるカラー画像記
録装置(以下、カラープリンターと称す)2によって、
BK、C、M、Yの顕像化を行ない、これを重ね合わせ
て4色フルカラー画像を形成する。次にカラープリンタ
ー2の概要を説明する。書き込み光学ユニット8は、カ
ラースキャナー1からのカラー画像データを光信号に変
換して、原稿画像に対応した光書き込みを行ない、感光
体ドラム9に静電潜像を形成する。感光体ドラム9は矢
印の如く反時計方向に回転するが、その回りには感光体
クリーニングユニット(クリーニング前除電器を含む)
10、除電ランプ11、帯電器12、電位センサー1
3、BK現像器14、C現像器15、M現像器16、Y
現像器17、現像濃度パターン検知器18、中間転写ベ
ルト19などが配置されている。各現像器は、静電潜像
を現像するために現像剤を感光体9に対向させるよう回
転する現像スリーブ(14a、15a、16a、17
a)と、現像剤を汲み上げ・撹拌するために回転する現
像パドルおよび現像剤のトナー濃度検知センサーなどで
構成されている。現像動作の順序(カラー画像形成順
序)を、BK、C、M、Yの例で以下説明する。ただ
し、画像形成順序はこれに限定されるものではない コピー動作が開始されると、カラースキャナ1で所定の
タイミングからBK画像データの読み取りがスタート
し、この画像データに基づきレーザー光による光書き込
み・潜像形成が始まる。(以下、BK画像データによる
静電潜像をBK潜像と称す。C、M、Yについても同
じ)このBK潜像の先端部から現像可能とすべく、BK現
像器14の現像位置に潜像先端部が到達する前に現像ス
リーブ14aを回転開始してBK潜像をBKトナーで現像
する。そして以後、BK潜像領域の現像動作を続ける
が、BK潜像後端部がBK現像位置を通過した時点で現像
不作動状態にする。これは少なくとも、次のC画像デー
タによるC潜像先端部が到達する前に完了させる。
【0008】さて、感光体9に形成したBKトナー像
は、感光体と等速駆動されている中間転写ベルト19の
表面に転写する(以下、感光体から中間転写ベルトへの
トナー像転写をベルト転写と称す)。ベルト転写は、感
光体9と中間転写ベルト19が接触状態において、転写
バイアスローラ20に所定のバイアス電圧を印加するこ
とで行う。なお、中間転写ベルト19には感光体9に順
次形成するBK、C、M、Yのトナー像を同一面に順次
位置合せして4色重ねのベルト転写画像を形成し、その
後転写紙に一括転写を行う。この中間転写ベルトユニッ
トの構成・動作については後述する。
【0009】ところで、感光体9側ではBK工程の次に
C工程に進むが所定のタイミングからカラースキャナー
1によるC画像データ読み取りが始まりその画像データ
によるレーザー光書き込みでC潜像形成を行う。C現像
器15はその現像位置に対して、先のBK潜像後端部が
通過した後でかつC潜像の先端が到達する前に現像スリ
ーブ15aを回転開始してC潜像をCトナーで現像す
る。以後C潜像領域の現像を続けるが、潜像後端部が通
過した時点で、先のBK現像器の場合と同様に現像不作
動状態にする。これもやはり次のM潜像先端部が到達す
る前に完了させる。なおMおよびYの工程については、
それぞれの画像データ読み取り・潜像形成・現像の動作
が上述のBK・Cの工程と同様であるので説明は省略す
る。
【0010】次に、第2図にもとづいて、中間転写ベル
トユニットについて説明する。中間転写ベルト19は、
駆動ローラ21、ベルト転写バイアスローラ20、およ
び従動ローラ群に張架されており、図示してない駆動モ
ータにより後述の如く駆動制御される。ベルトクリーニ
ングユニット22は、ブラシローラ22a、ゴムブレー
ド22b、およびベルトからの接離機構22cなどで構
成されており、1色目のBK画像をベルト転写した後
の、2、3、4色目をベルト転写している間は、接離機
構22cによってベルト面から離間させておく。紙転写
ユニット23は、紙転写バイアスローラ23a、ローラ
クリーニングブレード23b、およびベルトからの接離
機構23cなどで構成されている。該バイアスローラ2
3cは、通常はベルト19面から離間しているが、中間
転写ベルト19面に形成された4色の重ね画像を転写紙
にー括転写する時にタイミングを取って接離機構23c
で押圧され、該ローラ23aに所定のバイアス電圧を印
加して紙への転写を行う。なお、転写紙24は給紙ロー
ラ25、レジストローラ26によって、中間転写ベルト
面の4色重ね画像の先端部が紙転写位置に到達するタイ
ミングに合わせて給紙される。さて、中間転写ベルト1
9の動き方は、1色目のBKトナー像のベルト転写が後
端部まで終了した後の動作方式として次の3通りが考え
られるが、この中の1方式かまたはコピーサイズに応じ
て(コピー速度面などで)効率的な方式の組合わせによ
って動作させる。 1)ー定速往動方式 BKトナー像のベルト転写後も、そのままー定速で往動
を続ける。そしてベルト19面上のBK画像先端位置
が、再び感光体9との接触部のべルト転写位置に到達し
た時、感光体9側は次のCトナー像の先端部が丁度その
位置にくるように、タイミングを取って画像形成されて
いる。その結果、C画像はBK画像に正確に位置合せし
て中間転写ベルト19上に重ねてベルト転写される。そ
の後も同様動作によってM、Y画像工程に進み、4色重
ねのベルト転写画像を得る。4色目のYトナー像ベルト
転写工程に引き続きそのまま往動しながらベルト面上の
4色重ねトナー像を、上記したように転写紙24にー括
転写する。 2)スキップ往動方式 BKトナー像のベルト転写が終了したら、感光体9面か
らベルト19を離間させ、そのままの往動方向に高速ス
キップさせて所定量を移動したら当初 の往動速度に戻
す。またその後再び感光体9にベルト19を接触させ
る。そしてベルト19面上のBK画像先端位置が再びベ
ルト転写位置に到達した時、感光体9側は次のCトナー
像の先端部が丁度その位置にくるようにタイミングを取
って画像形成されている。その結果、C画像はBK画像
に正確に位置合わせして重ねてベルト転写される。その
後も同様動作によってM、Y画像工程に進み4色重ねの
ベルト転写画像を得る。4色目のYトナー像ベルト転写
工程に引き続きそのままの往動速度で、ベルト19面上
の4色重ねトナー像を転写紙24にー括転写する。 3)往復動(クイックリターン)方式 BKトナー像のベルト転写が終了したら、感光体9面か
らベルト19を離間させ、そして往動を停止させると同
時に逆方向に高速リターンさせる。リターンは、ベルト
19面上のBK画像先端位置がベルト転写相当位置を逆
方向に通過し、さらに予め設定された距離分を移動した
後に停止させて待機状態にする。次に感光体9側のCト
ナー像の先端部がベルト転写位置より手前の所定位置に
到達した時点に、中間転写ベルト19を再び往動方向に
スタートさせる。またベルト19を感光体9面に再び接
触させる。この場合も、C画像がベルト19面上でBK
画像に正確に重なるような条件に制御されてベルト転写
される。その後も同様動作によってM、Y画像工程に進
み4色重ねのベルト転写画像を得る。4色目のYトナー
像のベルト転写工程に引き続き、リターンせずにそのま
まの速度で往動して、ベルト19面上の4色重ねトナー
像を転写紙24にー括転写する。さて、中間転写ベルト
面から4色重ねトナー像をー括転写された転写紙24
は、紙搬送ユニット27で定着器28に搬送され、所定
温度にコントロールされた定着ローラ28aと加圧ロー
ラ28bでトナー像を溶融定着してコピートレイ29に
搬出されフルカラーコピーを得る。なお、ベルト転写後
の感光体9は、感光体クリーニングユニット10で表面
をクリーニングされまた除電ランプ11で均一に除電す
る。また、転写紙24にトナー像を転写した後の中間転
写ベルト19はクリーニングユニット22を再び接離機
構22cで押圧して表面をクリーニングする。リピート
コピーの時は、カラースキャナ1の動作および感光体9
への画像形成は、1枚目のY(4色目)画像工程に引き
続き所定のタイミングで2枚目のBK(1色目)画像工
程に進む。また、中間転写ベルト19の方は1枚目の4
色重ね画像の転写紙へのー括転写工程に引き続き表面を
クリーニングユニット22でクリーニングされた領域
に、2枚目のBKトナー像がベルト転写されるようにす
る。その後は、1枚目と同様動作になる。なお、転写紙
カセット30、31、32、33は各種サイズの転写紙
が収納されており、操作パネル(図示なし)で指定され
たサイズ紙の収納カセットからタイミングを取ってレジ
ストローラ26方向に給紙、搬送される。34はOHP
用紙や厚紙などの手差し給紙トレイである。
【0011】以上までは4色フルカラーを得るコピーモ
ードの説明であったが、3色コピーモード、2色コピー
モードの場合は指定された色と回数の分について上記同
様の動作を行うことになる。また単色コピーモードの場
合は、所定枚数が終了するまでの間その色の現像器のみ
を現像作動状態にして、中間転写ベルト19は,感光体
9面に接触したまま往動方向にー定速駆動しさらにベル
トクリーナー22もベルト19に接触したままの状態で
コピー動作を行う。
【0012】図3は、感光体9の軸方向に対して垂直な
方向からみた感光体9、現像ユニット(14、15、1
6、17)及び後で詳述する供給ユニットとしてのトナ
ーホッパユニット40の概略構成図であり、現像ユニッ
トについてはBk現像ユニット14を例に説明する。感
光体9とある一定のギャップを保ってBk現像ユニット
14(正確には現像スリーブ14a)が配設されてい
る。現像スリーブ14aは、現像ユニット14の側板間
に支持され軸の一端(図中左側)に取り付けられたギヤ
141を介してスリーブモ−タ142により正転(現像
時)、逆転(穂切り時)駆動される。現像パドル14b
は、いわゆるデュアルミキサーであり、外側スクリュウ
パドル143と内側スクリュウパドル144とが回転時
に現像剤を互いに逆方向に搬送するように構成されてい
る。現像剤は外側スクリュウパドル143の端部付近
(図中右側)に形成された現像剤取り入れ口145から
内部に入り、内側スクリュウパドル144の回転によ
り、現像パドル14b内部を手前側から後側(図中右側
から左側)に向けて搬送され、後側(図中左側)に形成
された現像剤排出部146により外側に出る。外側に出
た現像剤は、外側スクリュウパドル143の回転によ
り、後側から手前側(図中左側から右側)へ搬送され
て、補給されたトナーを均一に分散し、均一なトナーの
帯電を行う。現像パドル14bは外側スクリュウパドル
143の後側(図中左側)に設けられたギヤ147aを
介してパドルモ−タ148により駆動される。また、内
側スクリュウパドル144は手前側(図中右側)に設け
られたギヤ147b、147c,147dにより駆動さ
れる。
【0013】現像パドル14bの近傍で現像スリーブ1
4aの長手方向略中央部にトナー濃度センサ14cが設
けられている。トナー濃度センサ14cは、現像器14
内に存在する現像剤の透磁率変化に基づいてトナー濃度
を検知する。トナー濃度センサ14cにより検出された
トナー濃度値は基準値と比較され、トナー濃度が一定値
を下回ってトナー不足状態になった場合に、その不足分
に対応した大きさのトナー補給信号がトナー補給回路に
出力されるようになっている。
【0014】上記トナーホッパユニット40は内部に補
給用トナー41を収容し、トナー搬送部材としてのトナ
ー搬送スクリュウ42は、一端に設けられたギヤ421
を介してトナー補給モ−タ43からの駆動力が伝えられ
て回転し、現像ユニット14に形成されたトナー補給口
149から現像部にトナー補給を行う。
【0015】次にトナーホッパユニット40について説
明する。図4はトナーホッパユニットの概略構成図であ
る。このトナーホッパユニット40は、Bk現像ユニッ
ト14用のトナーホッパユニット部40Bk、C現像ユ
ニット15用のトナーホッパユニット部40C、M現像
ユニット16用のトナーホッパユニット部40M、Y現
像ユニット17用のトナーホッパユニット部40Yを有
している。
【0016】なお、それぞれのトナーホッパユニット部
(40Bk、40C、40M、40Y)の構成は概略同
じであるので、以下ではBk現像ユニット14用のトナ
ーホッパユニット部40Bkを例に説明する。
【0017】トナーホッパユニット部40Bkには、内
部に収容された補給用トナー41(図3参照)をほぐし
撹拌するトナー撹拌手段としてのアジテータ44が一端
を軸に回転可能に配設されている。このアジテータ44
は、図5に示すように複数の同形状の羽根部と端部の大
きめの羽根部に分割された撹拌羽根441が軸442に
固定部材443によって固定されている。なお、本実施
例における撹拌羽根441、442の材質はゴムであ
る。このように撹拌羽根441、442をゴムで構成す
ることにより、トナーホッパユニット部40Bk内のト
ナーが振動等により凝集しても、凝集を有効にほぐすこ
とができる。また、トナーホッパユニット部40Bkの
アジテータ44の下方には、トナー搬送スクリュウ42
が設けられている。
【0018】次に、アジテータ44とトナー搬送スクリ
ュウ42の駆動について説明する。トナーホッパユニッ
ト部40Bkにはトナー補給モ−タ43が設けられてい
る。このトナー補給モ−タ43はその駆動軸において、
大径の歯車451及び小径の歯車452からなるハスバ
歯車45の大径の歯車451と係合している。また、ア
ジテータ44には、例えば軸442端部においてギヤ4
44が取り付けられており、このギヤ444は上記ハス
バ歯車45の小径の歯車452に噛み合っている。ま
た、トナー搬送スクリュウ42には、例えばその端部に
おいてギヤ421(18Z)が取り付けられている。
(図3参照) また、ギヤ421とギヤ444との間には、それぞれに
噛み合うようにギヤ46(19Z)が配設されている。
【0019】以上の構成において、上記のようにトナー
濃度センサ14c(図3参照)からのトナー補給信号が
トナー補給回路に出力されると、トナー補給モ−タ43
が回転を始め、その駆動力がハスバ歯車45、ギヤ44
4、ギヤ46、ギヤ421へと伝達され、アジテータ4
4とトナー搬送スクリュウ42とを回転駆動させる。な
お、本実施例におけるアジテータ44とトナー搬送スク
リュウ42の回転数は、それぞれ43.3rpm、12
5rpmになるように設定した。
【0020】次に、新品時やトナーエンド時におけるト
ナー補給作業、及びトナーホッパユニット40と現像ユ
ニットとの結合部の動作について説明する。図6はトナ
ーホッパユニット部40Bkのトナー収容室51へトナ
ーを補給するトナー補給作業の手順を示す説明図であ
り、図7はトナー補給作業時のトナーホッパユニット4
0部Bkと現像ユニット14との結合部における動作説
明図である。
【0021】現像ユニット(14、15、16、17)
の外部でトナーを収容したトナーホッパユニット40の
複数のトナーホッパユニット部40Bk、40C、40
M、40Yは、カラープリンタ2の前部上方で左右
(横)方向に延在する操作表示パネル部2aの真下に、
これと並行に配列され、移動フレーム47により複数が
一体的に構成されている。この移動フレーム47は、図
8に示すように、左右一対のスライド機構(ガイド部
材)53(図6及び図7においては図示せず)を介し
て、カラープリンタ2の本体フレーム2cに前後方向に
移動可能に支持されている。このスライド機構53は、
例えば図示しない複数のボールを介して並行に結合する
一対のトナーホッパユニット支持レール部材54、55
からコンパクトに構成されており、一対のトナーホッパ
ユニット支持レール部材54、55のうち一方の可動レ
ール部材54が移動フレーム47に連結され、他方の固
定レール部材55が本体フレーム2cに連結されてい
る。これにより、操作表示パネル部2aの下方で現像ユ
ニットに係合する係合位置と、現像ユニットから所定距
離だけ離間する操作表示パネル部2aより前方の離脱位
置との間で移動可能になっている。また、上記係合位置
で移動フレーム47またはトナーホッパユニット40を
本体フレーム2cに係止可能な手段、例えば図示しない
いわゆるプッシュ・プッシュタイプのラッチが設けられ
ている。
【0022】また、トナーホッパユニット部40Bk
は、トナー収容器としてのトナー収容室51と、トナー
ホッパユニット部40Bk下部に設けられたトナー搬送
路としての送り出しパイプ52と、この送り出しパイプ
52内に挿入され回転時に図7(a)中の矢印方向にト
ナーを搬送するトナー搬送部材としての、軸体42a及
びスクリュウ部42bからなるトナー搬送スクリュウ4
2と、送り出しパイプ52の外周に摺動自在に取り付け
られた外筒53と、外筒53より僅かに小径に形成され
て外筒53と衝合可能にトナー搬送スクリュウ42の先
端部に装着されたパッキン部材54と、トナー搬送スク
リュウ42へ駆動力を伝達するギヤ421と、外筒53
をパッキン部材54に付勢するスプリング55と、送り
出しパイプ52の外周に付着したトナーを払拭するワイ
パー部材56とを有している。
【0023】新品時やトナーエンド時、例えばトナーエ
ンド表示の点燈時においては、まず、図6(a)に示す
ように、ユーザによって上記カラープリンタ2本体の前
カバー2bが開かれ、上記ラッチによってカラープリン
タ2の本体フレーム2cにセットされたトナーホッパユ
ニット40が押されてラッチが解除されると、トナーホ
ッパユニット部40Bkと現像ユニット14との結合部
の状態が、図7(d)から(c)に変化する。次に、図
6(b)に示すように、トナーホッパユニット40の左
上の取手を持ってアキュライド48に沿って手前に引き
出すと、トナーホッパユニット部40Bkと現像ユニッ
ト14との結合部の状態が、図7(c)から(b)に変
化する。
【0024】次に、新品のトナーボトル60に振動を与
えたり、トナーボトル60を振ったりしてトナーボトル
60内のトナーを撹拌することにより、粉体トナー間に
空気を入れてトナーを液状化し、トナーを補給しやすい
状態にする。このとき、トナーボトル60内のトナー嵩
密度は、例えば撹拌前の約0.46g/cm3から0.
27g/cm3に変化する。次に、トナーホッパユニッ
ト部40Bkの上部のキャップ49aを開けて、ジョイ
ントカートリッジ49bの△印とトナーボトル60の▽
印とを合わせて、トナーボトル60を押し下げてセット
する。(図6(c)) 次に、特開昭59−102262号公報に提案されてい
るトナー補給装置のように、トナーボトル60をまっす
ぐ立てて時計回りに止まるまで約180度回転させる
と、内部のシャッタが開き、トナーボトル60内の液状
トナーがトナー収容室51内に補給される。(図6
(d))
【0025】次に、トナー補給が終了したら、トナーボ
トル60を半時計方向に回転してトナーボトル60を取
り外す(図6(e))。次に、図6(f)に示すよう
に、トナーホッパユニット部40Bk上のキャップ49
aを閉めて、トナーホッパユニット40をカラープリン
タ2の本体フレーム2c側に押してセットすると、トナ
ーホッパユニット部40Bkの外筒53が現像ユニット
14の搬入通路部材14dの内突部141dに衝合して
(図7(c)の状態)パッキン部材54と離間し、送り
出しパイプ52と搬入通路部材14dが連通してトナー
ホッパユニット部40Bkから現像ユニット14へのト
ナー供給経路が形成させる(図7(d)の状態)。
【0026】なお、以上の補給作業、構成及び動作は、
他のトナーホッパユニット部(40C、40M、40
Y)と、それぞれについての現像ユニット(15、1
6、17)との間でも同じであるので、説明を省略す
る。
【0027】ところで、以上のトナー補給動作におい
て、ユーザによってはトナーボトル60を取り外してか
らトナーホッパユニット40のカラープリンタ2本体フ
レーム2cへのセット完了まで(図6(e)及び(f)
に示す作業に対応する)のトナー補給作業を、比較的短
い時間で行う場合がある。このようにトナー補給作業時
間が短い場合には、補給されたトナーホッパユニット4
0内の液状トナーが、トナー搬送スクリュウ42が配設
された送り出しパイプ52を通って、上記セット完了に
より送り出しパイプ52内と連通状態になっている現像
ユニット側に大量に流出するおそれがあり、この流出し
たトナーによって、装置内部へのトナー飛散の増加、及
び画像上の全面地汚れを発生するという不具合がある。
【0028】以上の不具合の解決策として、画像形成装
置外部にて、トナーボトル60の開口部を全開にした際
に、開口してからトナーボトル60内部のトナーが全量
排出するまでの時間をT1、全量排出してから排出され
たトナーの液状性が失われ、固体状態に戻るまでの時間
をT2とした場合、トナーホッパユニット40を離脱位
置に移動させ、トナーボトル60をトナーホッパユニッ
ト40のジョイントカートリッジ49bに装着して、ト
ナーボトル60内のトナーをトナーホッパユニット40
内に補給を開始してから、補給動作が終了し、トナーホ
ッパユニット40を係合位置に移動させてトナーホッパ
ユニット40の送り出しパイプ52と現像ユニット14
の搬入通路部材14dが連通状態にするまでの時間を
(T1+T2)以上とすることによって、トナーホッパ
ユニット40と現像ユニット14が連通状態となったと
きにはトナーの液状性が失われ固体状態になっており、
現像ユニット14へのトナー流出を防止することができ
る。
【0029】そこで、本実施例においては、トナーボト
ル60からトナーホッパユニット40へのトナー補給の
際に、トナーボトル60をトナーホッパユニット40の
ジョイントカートリッジ49bにセットしてから、トナ
ーボトル60を回転する際の回転角を規制することによ
って、トナーボトル60からトナーホッパユニット40
へのトナーの落下時間を延ばし、その間に液状トナーを
固体状態に近づけてやることによって、トナーホッパか
ら現像ユニット側へのトナー流出を防止する。
【0030】図9は、トナーボトル60の嵌合部の様子
を示している。トナーボトル60は、トナーを収容する
ための透明樹脂性のボトル部61と、その首の廻りの部
分に取り付けられたキャップ62からなる。ボトル部6
1の首の廻りには突起63があり、この突起63をキャ
ップ62に設けられた半周ほどの溝64に係合させるこ
とにより、キャップがボトル部に取り付けられる。キャ
ップ62は、その外周にツバ65を有し、また爪66が
設けられている。キャップ62の頂部には半月状の開口
67が設けられており、他の部分は閉ざされている。一
方のボトル部61の口の部分も、半分が閉ざされ、半分
が開口68になっている。そして、ボトル部61の突起
63がキャップ62の溝64のA端に来たときに、ボト
ル部61とキャップ62の開口が一致し、突起がB端に
来たときにはボトル部61の塞がっている部分がキャッ
プ62の開口に一致するようになっている。したがって
この閉状態ではトナーボトル60内部のトナーが外部に
漏れることはないため、トナーボトル60内にトナーが
収納された状態では、この閉状態で運搬される。図10
は、このトナーボトルの組み合わされた状態を表してお
り、ボトル部61の突起63はB部に位置し、閉状態と
なっている。また、ジョイントカートリッジの様子を図
11に示している。
【0031】トナー補給の際には、ジョイントカートリ
ッジ49bの周縁に設けられた溝69、70に、トナー
ボトルの爪66、突起63をそれぞれ合わせて、ツバ6
5をジョイントカートリッジ49bの周縁に乗せて支持
させることによって行う(図12(a)に対応)。次に
図12(b)に示すように、トナーボトル60を時計廻
りに30度程度回す。この段階ではボトル部61とキャ
ップ62の摩擦力が大きいため、ボトル部61とキャッ
プ62は固定した状態で回る。そして、ジョイントカー
トリッジ49b下縁に設けられた突起71にキャップ6
2の爪66が当たり、キャップの回転はそこで止まる。
さらにトナーボトル60を回転すると、キャップ62は
その部分に固定され、ボトル部61のみが回転を始め
る。そして現状ではボトルの部61の突起63がキャッ
プ62の溝の終端Aにくるまで回転する。この状態でト
ナーボトル60は開状態となり、トナーボトル60内の
トナーがトナーホッパ内に補給される(図12(c)の
状態)。トナーが全て補給し終わると、トナーボトル6
0を反時計廻りに回し、トナーボトル60の開口を閉
じ、爪66、突起63を溝から抜き、トナーボトル60
をトナーホッパから取り外す。図13は、トナーボトル
60内のトナーがトナー収容室51内に全て入り、トナ
ーボトル60がトナーホッパユニット40から外されて
からトナーホッパユニット40を現像ユニットにセット
するまでの経過時間と、現像器側へのトナー流出の有無
の関係を示している。この図からわかるように、流出の
しやすさはトナーの色によって異なり、本例ではブラッ
クが最も流出しにくく、トナーボトル60取り外し後1
0秒までしか流出が発生していないが、マゼンタについ
ては25秒まで流出している。これは、一つはトナーホ
ッパの形状による流出のしやすさ、もう一つはトナー自
体の粒径、粒形状、成分等によって影響される。
【0032】そこで、この流出を防止するために、トナ
ーボトル60の開口を狭くし、トナーボトルからトナー
ホッパへの補給の時間を大きくしてやり、すべてのトナ
ーが補給されたときには、ホッパ内下層の初期に補給さ
れたトナーを液体状態から固体状態にすることにより防
止することができる。そのためには、たとえば図9にお
けるトナーボトル60の開口部を小さくするといった方
法や、キャップ62の溝64を短くするといった方法が
考えられるが、他機種等と共通のトナーボトルを用いて
いる場合には対応できず、新たに専用の部品を起こす必
要がでてくる。そこでここでは、トナーボトル60は共
通のままで、開口角を規制するために、図14のよう
に、ジョイントカートリッジ49b下縁部に新たに、突
き当て部72を設け、トナーボトルのボトル部61の突
起部63に突き当てることによってトナーボトルの開口
量を規制する。
【0033】図15に、トナーボトル60の開口角を変
えたときの、それぞれの色のトナーにおける、流出の有
無を表している。ここで、トナーボトル60内のトナー
がトナー収容室51内に全て入り、トナーボトル60が
トナーホッパユニット40から外されてからトナーホッ
パユニット40を現像ユニットにセットするまでの時間
は、3秒に統一している。この3秒という値は、トナー
ボトル60をトナーホッパユニットから抜き、ホッパユ
ニットのキャップ49aを閉め、ホッパユニット40を
本体側へセットするまでの動作を最短で行った時間に相
当する。この例では、最も流出しやすいマゼンタに対応
するために、トナーボトルの開口角が70度となるよう
に設定すれば、全ての色に対して流出を防止できる。あ
るいは、それぞれのトナーの色に対応して角度を設定す
ることもできる。上記例では、マゼンタ70度、ブラッ
ク130度、シアン・イエロー90度とすればよく、こ
のように色毎に開口角を変えれば、不必要な待ち時間を
かけず、最適な条件でトナー流出を防止することができ
る。図16は、本対策を行った場合のボトルセットの様
子を示しており、図16(a)はトナーボトル60をジ
ョイントカートリッジにセットした状態、図16(b)
は、トナーボトル60を回転し、トナーボトルの突起6
3が、突き当て部72に当たり、トナーボトル60の回
転が規制された状態を示している。
【0034】また、別の方法として、トナーホッパユニ
ット40を離脱位置に移動させ、トナーボトル60をト
ナーホッパユニット40のトナージョイントカートリッ
ジ49bに装着して、トナーボトル60内のトナーをト
ナートナーホッパユニット40内に補給を開始してか
ら、トナーホッパユニット40のトナー搬送路にトナー
が達するまでの時間を(T1+T2)以上となるように
すれば、トナーがトナー搬送路に達したときにはトナー
の液状性が失われ固体状態になっており、現像ユニット
へのトナー流出を防止することができる。
【0035】そこで、別の実施例として、トナーホッパ
ユニット40のジョイントカートリッジ49bと、下部
のトナー搬送路との間にトナー流規制部材80を設ける
ことによって、トナーボトル60から補給されたトナー
が液状化状態のまま直接トナー搬送部にいくのを防ぎ、
トナー流規制部材80によって落下する時間を稼ぐこと
によってトナーを液状化状態から固体状態に近づけ、現
像ユニット側へのトナー流出を防止している。
【0036】図17(アジテータ44は図示せず)は、
トナーホッパユニット40内に設けられたトナー流規制
部材80の様子を表している。トナー流規制部材80
は、トナーホッパユニット40上部に設けられたジョイ
ントカートリッジ49bとトナー搬送部との間に設けら
れており、ジョイントカートリッジ49bに取り付けら
れたトナーボトル60から補給されたトナーがその部分
に当たり、直接トナー搬送部にいかないようにしてい
る。また、トナー流規制部材80の形状として、図18
に示すような、絞り部を持ち、トナーを少量ずつその部
分を通すことによって落下時間を稼ぐような方法もとれ
る。以上のようなトナー流規制部材80によってトナー
ホッパ40内は大きく2つの部分に分かれるが、トナー
流規制部材80から下の容量が小さいと、トナーボトル
60から補給されたトナーが全て落ちきらずに、トナー
流規制部材80上に残ることがある。このようなトナー
流規制部材80上に残ったトナーが完全に固体状態にな
ると、その後トナーが消費されてトナー流規制部材80
下に空間が生じても、トナー流規制部材80のために逆
にその部分でブロッキングを生じてしまうという問題を
生じる場合がある。そこで、トナー流規制部材80下の
空間の容積を、トナーボトル40の容積以上とすること
によって、トナー補給の際には、補給されたトナーが空
気を含んで容積が大きくなっていたとしても、すべての
トナーをトナー流規制部材80下に落下させることがで
き、トナー凝集を防止する。 以上の説明においては、
カラー複写装置に基づいて説明したが、これに限定され
るものではなく、単色の複写装置や、赤/黒等二色の複
写装置、等へも応用できることは明白である。
【0037】
【発明の効果】本発明においては、画像形成装置外部に
て、補給トナー収納容器の開口部を全開にした際に、開
口してから補給トナー収納容器内部のトナーが全量排出
するまでの時間をT1、全量排出してから排出されたト
ナーの液状性が失われ、固体状態に戻るまでの時間をT
2とした場合、供給ユニットを離脱位置に移動させ、補
給トナー収納容器を供給ユニットのトナー収容器に装着
して、補給トナー収納容器内のトナーをトナー収容器内
に補給を開始してから、補給動作が終了し、供給ユニッ
トを係合位置に移動させて供給ユニットのトナー搬送路
内と現像ユニット内とを連通状態にするまでの時間を
(T1+T2)以上とすることによって、トナー搬送路
内と現像ユニット内が連通状態となったときにはトナー
の液状性が失われ固体状態になっており、現像ユニット
へのトナー流出を防止することができる。また、供給ユ
ニットを離脱位置に移動させ、補給トナー収納容器を供
給ユニットのトナー収容器に装着して、補給トナー収納
容器内のトナーをトナー収容器内に補給を開始してか
ら、トナー収容器内のトナー搬送路にトナーが達するま
での時間を(T1+T2)以上となるようにした場合に
は、トナーがトナー搬送路に達したときにはトナーの液
状性が失われ固体状態になっており、現像ユニットへの
トナー流出を防止することができる。補給トナー収納容
器と、トナー収容器の嵌合部のどちらか一方あるいは双
方に、補給トナー収納容器の開口部の開口量を規制する
開口量規制部材を設けた場合には、簡単な方法で現像ユ
ニットへのトナー流出を防止できる。また、画像形成装
置が複数色のトナーを用いるカラーの画像形成装置のよ
うな場合に、トナー補給の際の補給トナー収納容器の開
口量を補給トナーの色によって異ならせることにより、
それぞれのトナーの流出しやすさを考慮に入れることが
でき、不必要な時間をかけず最適の条件でトナー流出を
防止することができる。さらに、トナー収容器内の補給
トナー収納容器装着部とトナー搬送路との間に、補給ト
ナー収納容器からのトナー補給時のトナーの流れを規制
するトナー流規制部材を設けることによって、補給トナ
ー収納容器からトナー収容器へのトナー補給時に、トナ
ーが直接トナー搬送部へいかず、トナー流規制部材を通
過する間に液状トナーのトナー間の空気が抜けて固体状
態に近づけることができ、補給トナー収納容器からトナ
ー収容器への補給時間を増大させることなく現像ユニッ
ト側への流出を防止することができる。トナー収容器内
の、トナー流規制部材とトナー搬送路間の容積を、補給
トナー収納容器の容積よりも大きくすることによって、
補給トナー収納容器からトナー収容器へのトナー補給時
に、全てのトナーがトナー流規制部材より下に落下する
ため、トナー流規制部材上にトナーが残らず、そこでの
トナー凝集を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 カラー複写装置の概略構成図
【図2】 感光体・中間転写ベルト回り詳細図
【図3】 図2中の感光体の軸方向に対して垂直な方
向からみた感光体、現像ユニット及びトナーホッパユニ
ットの概略構成図
【図4】 トナーホッパユニットの駆動系の概略構成
を示す正面図
【図5】 (a)アジテータの概略構成を示す正面図 (b)(a)に示すアジテータの側面図
【図6】 トナーホッパユニットへのトナー補給作業
の説明図
【図7】 (a)トナーホッパユニットのトナー搬送
補給部の概略構成図 (b)トナーホッパユニットと現像ユニットの接続前の
説明図 (c)トナーホッパユニットと現像ユニットの接続時の
説明図 (d)トナーホッパユニットと現像ユニットの接続後の
トナー補給時の説明図
【図8】 トナーホッパユニット支持レールの概略構
成図
【図9】 トナーボトル勘合部の概略構成図(組立
前)
【図10】 トナーボトル勘合部の概略構成図(組立
後)
【図11】 従来例のジョイントカートリッジの概略構
成図
【図12】 従来例のトナー補給動作の説明図
【図13】 トナーボトルを取り外してからの経過時間
と現像ユニット側へのトナー流出の有無との関係を示す
説明図
【図14】 本発明のジョイントカートリッジの概略構
成図
【図15】 トナーボトル開口角を変化させたときの、
現像ユニット側へのトナー流出の有無を示す説明図
【図16】 本発明のトナー補給動作の説明図
【図17】 トナー流規制部材説明図(1)
【図18】 トナー流規制部材説明図(2)
【符号の説明】
1 カラー画像読み取り装置(カラースキャナー) 2 カラー画像記録装置(カラープリンター) 3 原稿 4 照明ランプ 5 ミラー群 6 レンズ 7 光電変換素子(例,CCD) 8 書き込み光学ユニット 8a レーザー 8b ポリゴンミラー 8c ポリゴンモータ 8d f/θレンズ 8e 反射ミラー 9 感光体ドラム 10 感光体クリーニングユニット 10 感光
体クリーニングユニット 11 除電ランプ 10a クリ
ーニング前除電器 12 帯電器 10b ブラ
シローラ 13 電位センサー 10c ゴム
ブレード 14 Black(BK)現像器 15 Cyan (C ) 〃 14a BK用現像スリーブ 16 Magenta(M) 〃 15a C用 〃 17 Yellow (Y) 〃 16a M用 〃 18 現像濃度パターン検知器 17a Y用 〃 19 中間転写ベルト 20 ベルト転写バイアスローラ 14b BK用現像パドル 21 ベルト駆動ローラ 15b C用 〃 22 ベルトクリーニングユニット 16b M用 〃 23 紙転写ユニット 17b Y用 〃 24 転写紙 25 給紙ローラ 14c BK用トナー濃度検知センサー 26 レジストローラ 15c C用 〃 〃 27 紙搬送ユニット 16c M用 〃 〃 28 定着器 17c Y用 〃 〃 28a 定着ローラ 28b 加圧ローラ 29 コピートレイ 30 転写紙カセット(A) 22a ブラシローラ 31 〃 〃 (B) 22b ゴムブレード 32 〃 〃 (C) 22c 接離機構 33 〃 〃 (D) 23 紙転写ユニット 34 手差し給紙トレイ 23a 紙転
写バイアスローラ 40 トナーホッパユニット 23b ロー
ラクリーニングブレード 41 補給用トナー 23c 接離
機構 42 トナー搬送スクリュウ 42a トナー搬送スクリュウの軸体 51 トナー収容室 52 送り出しパイプ 53 スライド機構 54 可動レール部材 55 固定レール部材 60 トナーボトル 60a ツバ部 61 ボトル部 62 キャップ 63 突起 64 溝 65 ツバ 66 爪 67 キャップ開口 68 ボトル部開口 69 溝(1) 70 溝(2) 71 突起 72 突き当て部 80 トナー流規制部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像ユニットに係合する係合位置と、現
    像ユニットから所定距離だけ離間した離脱位置との間で
    供給ユニット支持部材により移動可能に支持された供給
    ユニットを離脱位置に移動させ、補給用のトナーを収納
    する補給トナー収納容器を供給ユニットのトナー収容器
    に装着して、補給トナー収納容器内のトナーをトナー収
    容器内に補給し、供給ユニットを係合位置に移動させて
    供給ユニットのトナー搬送路内と現像ユニット内とを連
    通状態にして、トナー搬送路内に配設されたトナー搬送
    部材によりトナー収容器内のトナーを現像ユニットに補
    給する画像形成装置において、 画像形成装置外部にて、補給トナー収納容器の開口部を
    全開にした際に、開口してから補給トナー収納容器内部
    のトナーが全量排出するまでの時間をT1、全量排出し
    てから排出されたトナーの液状性が失われ、固体状態に
    戻るまでの時間をT2とした場合、 供給ユニットを離脱位置に移動させ、補給トナー収納容
    器を供給ユニットのトナー収容器に装着して、補給トナ
    ー収納容器内のトナーをトナー収容器内に補給を開始し
    てから、補給動作が終了し、供給ユニットを係合位置に
    移動させて供給ユニットのトナー搬送路内と現像ユニッ
    ト内とを連通状態にするまでの時間を(T1+T2)以
    上となるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 現像ユニットに係合する係合位置と、現
    像ユニットから所定距離だけ離間した離脱位置との間で
    供給ユニット支持部材により移動可能に支持された供給
    ユニットを離脱位置に移動させ、補給用のトナーを収納
    する補給トナー収納容器を供給ユニットのトナー収容器
    に装着して、補給トナー収納容器内のトナーをトナー収
    容器内に補給し、供給ユニットを係合位置に移動させて
    供給ユニットのトナー搬送路内と現像ユニット内とを連
    通状態にして、トナー搬送路内に配設されたトナー搬送
    部材によりトナー収容器内のトナーを現像ユニットに補
    給する画像形成装置において、画像形成装置外部にて、
    補給トナー収納容器の開口部を全開にした際に、開口し
    てから補給トナー収納容器内部のトナーが全量排出する
    までの時間をT1、全量排出してから排出されたトナー
    の液状性が失われ、固体状態に戻るまでの時間をT2と
    した場合、 供給ユニットを離脱位置に移動させ、補給
    トナー収納容器を供給ユニットのトナー収容器に装着し
    て、補給トナー収納容器内のトナーをトナー収容器内に
    補給を開始してから、トナー収容器内のトナー搬送路に
    トナーが達するまでの時間をT1+T2以上となるよう
    にしたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、補給トナー収納容器と、トナー収容器の嵌合部のど
    ちらか一方あるいは双方に、補給トナー収納容器の開口
    部の開口量を規制する開口量規制部材を設けたことを特
    徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の画像形成装置におい
    て、複数色のトナーを用いる場合、補給トナー収納容器
    の開口量が、補給するトナーの色により異なるように、
    開口量規制部材を設けたことを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の画像形成装置におい
    て、トナー収容器内の補給トナー収納容器装着部とトナ
    ー搬送路との間に、トナー補給時の、補給トナー収納容
    器からのトナーの流れを規制するトナー流規制部材を設
    けたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項5の記載の画像形成装置におい
    て、トナー収容器内の、トナー流規制部材とトナー搬送
    路間の容積が、補給トナー収納容器の容積以上であるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019168602A (ja) * 2018-03-23 2019-10-03 株式会社沖データ 現像剤収容器、画像形成ユニット、および画像形成装置

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