JPH08160507A - カメラ - Google Patents

カメラ

Info

Publication number
JPH08160507A
JPH08160507A JP30374894A JP30374894A JPH08160507A JP H08160507 A JPH08160507 A JP H08160507A JP 30374894 A JP30374894 A JP 30374894A JP 30374894 A JP30374894 A JP 30374894A JP H08160507 A JPH08160507 A JP H08160507A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
camera
light
information
photographing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP30374894A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuro Suzuki
悦郎 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP30374894A priority Critical patent/JPH08160507A/ja
Publication of JPH08160507A publication Critical patent/JPH08160507A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光源の位置に応じて撮影方向を決定すること
で適正な写真を得ること。 【構成】 カメラの光軸に対する光源位置方向を光源位
置検出手段にて検知し、推奨する撮影方向を指示手段に
て指示する様に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は撮影に際して被写体を照
らす光源の状態を考慮した撮影装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般的に銀塩カメラやビデオカメラによ
って被写体を撮影する際に最も重要な項目の1つとし
て、被写体を照らす光源の方向が上げられる。
【0003】例えばポートレート撮影で人物の全身もし
くはバストアップの撮影する場合等、逆光もしくは半逆
光状態で撮影すると髪の光り方や顔に映る影によって顔
の立体感が出る等によって良い結果が得られる場合が多
い。
【0004】この様な逆光もしくは半逆光状態での撮影
時に主被写体と背景の輝度差によってカメラやビデオカ
メラの露出レベルが適正でなくなるのを防止する為に従
来から逆光検出装置が知られている。
【0005】例えば実開平4−18826号公報記載の
カメラの逆光検出位置では被写体距離に応じて逆光検出
の判定レベルを変更し得るようにしたものであり、逆光
状態において、適正な撮影を行なうのに有効である。
【0006】一方風景の撮影をする場合、順光あるいは
斜光状態で偏光フィルター(PLフィルター)を使用す
ると空の青さ等の色彩が鮮やかに描写されることが知ら
れている。
【0007】前述のポートレート撮影も含めてこうした
光源の方向を知ることが重要になってくるわけである
が、例えば実開平3−6909号公報記載の装置では、
機器本体上面にコンパスを付設し、撮影の際に撮影の方
角を認識でき逆光撮影の注意喚起や撮影方向の記録に便
利なようになっているものがある。
【0008】又特開平4−269740号公報、特開平
4−70735号公報記載のカメラではGPS受信機
(Global Positioning Syste
m)等によってカメラの現在位置(緯度、経度、高度)
を認識してカメラの日付け写し込み装置の時刻等を修正
したり、位置の情報をカメラに記録するものがある。
【0009】又特開平5−288980号公報記載の装
置では直接太陽の位置を検知するセンサーを有する太陽
光の集光装置が示されている。この装置によれば日の出
から日没まで太陽を自動追尾しながら太陽光を集光する
ことができる為、例えば作物の栽培等一日中太陽光を利
用するのに有効である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、方位や現在位置が把握されるだけであり、撮影
行為そのものは撮影者の判断によって行なわれ、撮影光
源の位置情報が加味されない為に次のような欠点があっ
た。
【0011】1)撮影者が写真撮影に対する知識が少な
いといくら方位や現在位置がわかっていても被写体に対
してどういう光線状態が良い結果に結びつくのかがわか
らない為光源に対する被写体位置と撮影位置の関係がわ
からず、従って方位や現在位置だけがわかるだけでは不
十分である。
【0012】2)GPSの電波を受信して現在位置を把
握するのは受信アンテナをカメラに装着又は共に携帯す
る必要があり携帯性が重要であるカメラやビデオカメラ
にとって大きさ的に非常に不利である。
【0013】3)カメラの逆光検出装置は、外光の影響
によって主被写体が暗く写る(アンダーで写る)ことを
防止することを目的としては有効であるが、被写体に写
る光線の状況、特に光と影を利用して立体感を表現する
様な場合には光源の方向を加味する必要があり、前記公
知例の逆光検出装置等では光源の方向情報が無い為きめ
細かな露出制御等撮影の際のノウハウをカメラ側で自動
的に加味させるといったことが不可能であり、絵作りと
いった領域では有効でない。
【0014】本発明は以上のような問題点を考慮してな
されたものであり、カメラが自動的に太陽光等の光源の
場所を検出して、被写体に対して撮影者が撮影する時の
撮影者の構えるべき方向をガイダンスしたり、又その際
の撮影パラメータを適切な値に設定することによって、
一般の人が写真撮影に対して知識を必要とせずに高度な
撮影テクニックをもって撮影された写真と等価な写真を
得られるカメラを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本出願に係る第1の発明は、カメラに対する光源の
位置を検出する光源位置検出手段と、上記光源の位置
と、カメラと被写体の位置関係に応じて、カメラの撮影
パラメータを設定するパラメータ設定手段とを設けたも
のであり、又本出願に係る第2の発明は、カメラに対す
る光源の位置を検出する光源位置検出手段と、上記光源
の位置とカメラと被写体の位置関係に応じて、推奨する
撮影光軸方向を指示(ガイダンス)する指示手段とを設
けたものであり、又、本出願の第3の発明はカメラ上面
で略全天を観察する光学系を光電変換素子前方に配置し
集光された光によって光源の位置を検出する光源位置検
出回路からなる光源位置検出手段をカメラに設けたもの
である。
【0016】
【実施例】
(第1の実施例)図1は本発明の一実施例を示すカメラ
の外観を示す図面であり、同図において1はカメラ本
体、2は撮影レンズを含むレンズ鏡筒、3はカメラの上
面であり、シャッターボタン4、光源位置検出部5、及
び表示部6が配されている。
【0017】光源位置検出部5は略全天を観察する事が
好ましく、従って撮影者の顔や手によって隠れることな
く略全天を観察できるカメラ上面3に設置されている。
【0018】図2は本実施例におけるカメラの概略構成
図を表わした図面である。
【0019】光源位置検出部5は光電変換素子101と
光電変換素子101の外界側前方に配置された光学系1
02及び光電変換素子101の情報を処理する光源位置
検出回路100によって構成されている。より具体的に
は、光電変換素子101はCCDセンサーや2つ以上分
割して測光可能な分割測光センサー等によって構成され
ている。光学系102は略全天を観察できるように魚眼
レンズや、広角レンズにて構成される。
【0020】103は測光装置であり撮影レンズの撮影
画角と略等価な領域を観察し、その領域の輝度を測定
し、この情報を処理回路としてのCPU108に送出す
る。104は測距装置であり被写体までの距離又はフォ
ーカス状態を公知の方法例えば位相差方式や赤外光を用
いたアクティブ測距方式等によって測定し、その情報を
CPU108に送出する。
【0021】105は光源位置検出部5の情報を用い
た、主にポートレート撮影や風景撮影を選択可能にした
り、光源位置検出部5の情報を用いないで撮影する事を
選択したりする為の撮影モード設定部である。
【0022】106は図不示のズームボタンを撮影者が
押してズーム位置を変更したり、撮影モード設定部10
5が所定のモードに設定され、測距装置104からの距
離情報に基づき所定の像倍率に制御するオートズーム駆
動したりする為のズーム鏡筒駆動部である。
【0023】ズーム鏡筒駆動部106はズームモータ1
06aを駆動しズームレンズ106bを駆動する。
【0024】107は露出制御部であり測光装置103
からの情報及び光源位置検出回路100で処理された光
源位置に応じた露出の補正を加えた露出値をCPU10
8が算出し、これに基づいて露出制御部107はシャッ
ター107aを制御してフィルムFへ露光を行なう。
【0025】109は表示装置であり、撮影モード設定
部105によって設定された撮影モードの表示や露光量
の表示等を行なう。
【0026】図3は光電変換素子101の一例としてC
CDセンサーを用いた時の光源位置検出方法について説
明するための図面である。
【0027】図3のa)は光電変換素子101上に光学
系102を通して集光された光の強さを表わしたもので
あり、外界例えば太陽光が光電変換素子101上に集光
した場合を表わしている。
【0028】110は光の強さを山の高さで表わしたも
のである。
【0029】図3b)においてX点印111は光の強さ
110の重心の位置を表わしており、光源位置検出回路
100はこの重心の位置111の算出を行なっている。
【0030】ここで112の円は光学系102が前述し
た通り、魚眼レンズである為この円112が略地平線に
相当する。
【0031】この様子を一例を用いて図3c)で説明す
る。
【0032】今、カメラ本体1のレンズ鏡筒2が矢印1
18の方向を向いた状態で光電変換素子101が図3
c)の状態で配置されているとする。ここで矢印118
の方向すなわちレンズ鏡筒2が南を向いていたとする
と、光電変換素子101上の円112である地平線に対
して点S114が南、点E115が東、点N116が
北、点W117が西となり、点T113が天頂(真上)
を示すことになる(光学系102によって集光されてい
る為、光電変換素子101上の方位とカメラ本体1のレ
ンズ鏡筒2の向いている方向は逆転している)。
【0033】よってX点印111は略南西の光源位置を
示すことになり、レンズ鏡筒2は南を向いていることか
ら撮影する方向に対して半逆光状態であることがわかる
わけである。
【0034】更に地平線に相当する円112の半径r1
19に対してX点印111までの距離r1120が光源
の高さの情報となる。
【0035】これを図3d)を用いて詳述する。
【0036】光学系102は魚眼レンズとして構成され
ている為、天頂(真上)である点T113から地平線で
ある円112までの空間を略10°づつ切った線をr1
0至るr80で表わすことができる。
【0037】よってX点印111は天中(真上)から約
75°の高さに光源の高さがあることがわかる。
【0038】以上からこの例においては、南向きにカメ
ラを構えた状態で略南西方向天頂(真上)から75°の
光源がある為に半逆光(被写体に対して後方約45°方
向からの斜光状態)であることが把握できるわけであ
る。
【0039】前記の例ではわかりやすくする為にカメラ
を南向きとして説明したが、実際にはあらゆる方向から
撮影する為に方位についてはあまり意味を持たない。す
なわちカメラの向きと光源の位置の関係がわかっていれ
ば良いわけである。
【0040】図4において本実施例の光源位置検出回路
100の光源位置の判断基準について述べる。
【0041】前述した通り、レンズ鏡筒2が矢印118
の方向を向いていて光電変換素子101が図4の状態で
配置されているとする。前述した通り、光学系102を
通して光電変換素子101に入射した光の強さの重心位
置によって光源位置を算出すると、光源位置検出回路1
00はその位置を図4の121〜127の7つのブロッ
クに分けてどのブロックに属するかによって露出の補正
値等を決める様に設定している。
【0042】すなわち逆光状態121、半逆光状態12
2及び123、半順光状態124及び125、順光状態
126及びトップライト状態127として区分し、それ
らに応じた撮影パラメータの補正及び設定値を決定する
ようにしている。図5において本実施例における撮影パ
ラメータの補正及び設定値を一覧表に示している。
【0043】本実施例においては光源位置検出の情報を
用いて露出補正を行なったり、ポートレート撮影モード
を選択している時にオートズームの像倍率を補正した
り、ストロボの自動発光を行なう様にしている。但しブ
ロック数の分割を例えば天頂から20°、60°と分け
ることで更に細かな(13分割)設定とし、被写体に対
する光源の角度をより細かくコントロールすることも可
能であり、例えば光源の位置情報に加えて色温度センサ
ーによる外界の色温度状況の情報を加味して夕焼けの状
況を判断し、ストロボを禁止するとか露出補正値を変更
するといったことも容易に可能である。
【0044】上記構成に係る図2に示した実施例の動作
について説明する。
【0045】光電変換素子101上における入射光の強
さの重心位置を光源位置検出回路100にて検出し、こ
の検出位置が図4の分割ブロックのどの位置に位置して
いるかを検出回路100が求める。その算出結果に応じ
てCPU108は図5に示されるテーブルに従って、露
出補正データが露出制御部にセットされ、補正データに
従った露出動作が実行され、又、上記テーブルに従って
ストロボ発光の許可禁止の決定がなされ、又、オートズ
ームモードの時のズーム位置補正が行なわれる。尚図5
の表はROM等のメモリー回路に予め書き込まれてお
り、上記検出回路100による求められたブロック情報
をアドレスとして対応するデータがメモリー回路から読
み出され、上記の動作制御が実行されるものである。
【0046】(第2の実施例)図6乃至図8において本
発明の第2の実施例を説明する。なお第1の実施例と同
じ動作を行なう個所については、同一の符号を付け説明
は省略する。
【0047】図6は第2の実施例のカメラを上側から見
た図面であり、同図において201はカメラ本体、20
2は撮影レンズを含むレンズ鏡筒、203はカメラの上
面であり、シャッター・ボタン204、光源位置検出部
205、液晶表示板で構成された撮影方向ガイダンス表
示部206、及びモード設定ツマミ207が配されてい
る。
【0048】本第2の実施例は光源位置を考慮して被写
体に対して撮影者が撮影すべき方向をガイダンスする機
能を有したカメラである。
【0049】本第2の実施例において、光源の位置を検
出し、撮影する方向に対して逆光状態から順光状態まで
のブロック分を行ない各々撮影のパラメータを決めるこ
とは第1の実施例の図2の構成にて行なわれ、同じであ
り説明は省略する。
【0050】ここで撮影方向ガイダンス表示部206
は、光源の位置方向を示す矢印206a)とこの矢印2
06a)と重ね合わせることで光源に対して撮影すべき
方向を決めるガイド表示206b)とで構成されてい
て、図2のCPU108によりモード設定ツマミ207
によって設定されている撮影モードの情報と光源位置の
情報によってこの2つの表示206a及び206bを制
御する。
【0051】上記ガイド表示206bは206b1 〜1
06b8 の8ブロックに分割されて、206b1 が逆光
206b2 、206b8 が半逆光1、106b3 、20
6b7 が半逆光2、206b4 、206b6 が半順光、
206b5 が順光状態を表示する。又、矢印206aも
各ガイド表示に対応して設けられ(206a1 〜206
8 )それぞれのガイド表示を指示する。尚、本実施例
の場合は光源の位置は図4に示した如くして上記ブロッ
ク206b1 〜206b8 のいずれのブロックに属する
かの検出が行なわれるものとする。
【0052】図7は実際にガイダンス表示部206を用
いてポートレート撮影をする際の様子を表わした図面で
ある。
【0053】図7a)は一般的に最も多い撮影者が太陽
210を背にして被写体208を撮ろうとしている状
況、すなわち順光状態(半順光を含む)を表わしている
(209はこの時の被写体の影を表わしている)。
【0054】今撮影者がモード設定ツマミ207を使っ
てポートレートモードに設定したとする。この情報を入
力したCPU108は半逆光状態で撮影することを推奨
し、ガイダンスする為にカメラの撮影する方向であるレ
ンズ鏡筒202の向きに対して±15〜30°である部
分のガイド表示206b−8及び206b−2の液晶表
示を行なう。
【0055】この時点で光源である太陽210の位置
は、図7a)の場合撮影者の斜め後方であり、光源の位
置を示す矢印は上記ガイド表示206b6 に対応した2
06a6 (不図示)、即ち太陽210の方向に向く様に
CPU108によって制御され液晶表示される。
【0056】撮影者はこの状態を確認すると、最初立っ
ていたA点から左側方向L212又は右側方向R211
へ被写体を中心に回り込むように移動する。すると光源
である太陽210は短時間の間では固定されていると考
えることが出来るので、カメラが回転すると、光源の位
置を示す矢印206a6 は光源を追う様に回転すること
になる。
【0057】こうして光源の位置を示す矢印206a6
とガイド表示206b8 又は206b2 が重なった所で
撮影を行なえば、被写体208に対して半逆光状態であ
るポートレート撮影が光線の具合や露出値の補正等の専
門的知識なく簡単に撮影できる。ここで本第2の実施例
においては、カメラの向きに対して左右に15°〜30
°の範囲を撮影推奨としたが、光源の位置情報に加えて
被写体及び撮影画角内の明るさ情報を測光装置103か
ら入力することで撮影推奨範囲をそれに応じて変化させ
ることが可能である。この一例を図8を用いて説明す
る。
【0058】測距装置103によって測定された明るさ
を4つのエリアに分ける。例えばEV8以下、EV8〜
EV12、EV12〜EV16、EV16以上の4つに
分けたとすると、ポートレート撮影に不向きである暗い
場合又は極端に明るい場合にはガイド表示部全体を点滅
させて警告し知らせる(213)。
【0059】又ある程度の明るさ(この場合EV8〜E
V12)がある場合には、半逆光及び逆光を含めた領域
全体214を推奨範囲として表示する。
【0060】更にもう少し明るい(この場合EV12〜
EV16)場合には逆光状態を除いて半逆光状態の領域
206b8 及び206b2 を推奨範囲として表示する。
こうすることによってよりきめの細かなガイダンスが可
能になる。
【0061】図9は第2実施例の動作を説明するフロー
チャートである。図9に示したフローに従って、ポート
レートモードの時の動作を説明する。
【0062】ステップS1 では測光装置にて測光を行な
わせ、EV値を測定する。ステップS2 では光源位置検
出回路にて光源位置がブロック206b1 〜206b8
どのブロックに属するか決定され、ステップS3 にてス
テップS2 にて決定された光源位置ブロックに応じて矢
印206aが表示される。ステップS4 にて前述の測光
にて得られたEV値に応じてEV>16の時はステップ
5 にてガイド表示206b1 〜206b8 を全て点滅
させ撮影に適してないことを表示する。
【0063】又、EVが16≧EV≧12の時はステッ
プS7 にてガイド表示206b8 、206b2 を点灯さ
せ、この領域が推奨領域であることを表示する。同様に
EVが12>EV≧8の時はステップS9 にてガイド表
示206b1 、b2 、b8 を点灯させ、EVが8>EV
の時は上記ステップS5 にて全てのガイド表示を点滅さ
せ撮影に対して不適当であることを指示する。
【0064】以上の動作はポートレートモードの時であ
るが、ツマミ207にて風景モードが選択されている時
には順光を推奨するため、ガイド表示206b5 が表示
されることとなる。
【0065】(第3の実施例)図10至る図11におい
て本発明の第3の実施例を説明する。なお第1及び第2
の実施例と同じ動作を行なう個所については同一の符号
を付け説明は省略する。
【0066】本第3の実施例は風景等の順光及び斜光の
状態で空の青や樹葉、山肌や建物などの色彩コントラス
ト効果を得られる偏光フィルター(以後PLフィルター
と称す)を内蔵し、光源位置を考慮して自動的にPLフ
ィルターを最も効果のある位置に回すことができる機能
を有したカメラである。
【0067】図10において301はカメラ本体、30
2はレンズ鏡筒、303はカメラの上面であり、シャッ
ターボタン304、光源位置検出部305、液晶表示板
で構成された撮影方向ガイダンス表示部306及びモー
ド設定ツマミ307が配されている。本第3の実施例に
おける撮影方向ガイダンス表示部306は光源の方向を
示す矢印306aとガイド表示のうち最も推奨する方向
306bとこの範囲であれば効果が得られるという最も
推奨する方向306bの外側の範囲306cの2つを液
晶板の濃淡で表わせるように構成されている。
【0068】次にレンズ鏡筒302内部に具備された偏
光フィルターについて述べる。308は偏光フィルター
であり、外周部にギア310と噛み合うギア部を有して
いる。ギア310はDCモーターもしくはステッピング
モーターによって構成されたフィルター回転モーター3
09と一体に固定されていて、カメラのCPU108か
らの情報により双方向に偏光フィルター308を回転す
ることが可能になっている。これらの機構は撮影レンズ
311の前方に配置されている。
【0069】又312は測光センサーであり、偏光フィ
ルター308を通った光を直接測光していてその情報を
測光装置103へ出力している。
【0070】測光センサー312をこの様に配置するこ
とで偏光フィルター308を最も効果的に使用すること
が可能であり、かつ偏光フィルター308による露光変
化を防いでいる。
【0071】図11において本カメラの動作をフローチ
ャートを用いて説明する。「ステップS1、光源位置検
出」このステップは第1及び第2の実施例と同じく光源
の位置を検出し、撮影する方向に対する光源の方向をガ
イド表示306aによって行なう。
【0072】「ステップS2風景モード?」このステッ
プでは風景モードが選択されていたら順光を推奨するよ
うにガイド表示306b及び306cを行なう。
【0073】これと同時にステップS3 にて偏光フィル
ター308を回転させる様にフィルター回転モーター3
09に通電を行なう。フィルター回転モーター309が
回転を開始すると、ギア310を介して偏光フィルター
308が回転を始める。
【0074】「ステップS4測光値MiN?」及び「S
5偏光フィルター停止」偏光フィルター308が回転を
始めると、測光センサー312の出力は増減する。これ
は偏光フィルター308によって光の入射状況が変化す
る為であるが、測光センサー312からの出力が最も少
なくなった時、すなわち測光センサー312が最も暗い
と判断した時の偏光フィルター308の位置が最もコン
トラスト効果の得られるところである。
【0075】よってCPU108はフィルター回転モー
ター309を一度一回転させ、その間の最も測光センサ
ー312の出力の低い所をメモリーし、その後その回転
位置へ回転させて停止することによって偏光フィルター
308の位置を決定する。
【0076】「ステップS6 SW1入力?」シャッタ
ーボタン304が押されると、カメラの諸機能例えば自
動焦点調整機能等を起動させる。
【0077】「ステップS7光源位置チェック」もし撮
影者が光源の方向を示す矢印306aと撮影を推奨する
方向306bもしくは306cを重ね合わせていない状
態で撮影しようとしている場合には、PLフィルター3
08によるコントラスト効果は得られないケースが多く
考えられる為、CPU108は表示装置109や音によ
って警告を発する。
【0078】「ステップS8露光動作」その後シャッタ
ーボタン304が更に押されるとCPU108は露出制
御部107を制御して露光を行ない、その後フィルムF
を1駒巻き上げる一連の露光動作を行なう。
【0079】「ステップS9偏光フィルターリセット」
一連の露光動作後CPU108は再度フィルター回転モ
ーター309を回転させ、偏光フィルター308を予め
決められた所定の初期位置へ送ることで一連の動作を終
了する。
【0080】尚、該実施例では風景モードを選択した場
合の説明であるが、ポートレートモードを選択した場合
のガイド表示は第2実施例の様な表示がなされることは
もちろんである。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1から9ま
での本発明によれば、被写体を照らす光源の位置とカメ
ラと被写体の位置の情報が同時に入力することが可能に
なる為に次の様な効果を有している。
【0082】1)従来の逆光検出装置を有するカメラに
比べて、光源の位置情報によってきめ細かな撮影パラメ
ータの設定が可能になり、よって一般の人が特に専門的
な知識を持っていないでも光や影を生かした逆光(半逆
光)のポートレート写真等が容易に撮影することが可能
である(請求項1)。
【0083】2)撮影するシチュエーションによって最
も効果的な光の方向がガイダンスされることで、いつも
とは全く違った写真を撮影することが可能である(請求
項5)。
【0084】3)簡単な構成でカメラに対する光源の位
置情報を得ることが可能であり、カメラの小型化に寄与
する(請求項9)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラの第1の実施例の外観図で
ある。
【図2】第1実施例におけるカメラの構成図である。
【図3】第1実施例における光電変換素子の説明図であ
る。
【図4】第1実施例における光電変換素子を図3ととも
に説明する説明図である。
【図5】第1実施例における撮影パラメータ一覧図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施例のカメラの外観図であ
る。
【図7】第2実施例を用いたポートレート撮影状態図で
ある。
【図8】第2実施例における撮影推奨範囲図である。
【図9】第2実施例の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図10】本発明の第3の実施例のカメラの外観図であ
る。
【図11】第3実施例の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 レンズ鏡筒 3 カメラ上面 4 シャッターボタン 5 光源位置検出部 6 表示部 100 光源位置検出回路 101 光電変換素子 102 光学系 103 測光装置 104 測距装置 105 撮影モード設定部 106 ズーム鏡筒駆動部 106a ズームモーター 106b ズームレンズ 107 露出制御部 107a シャッター 108 CPU 109 表示装置 206 ガイダンス表示部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラに対する光源の位置を検出する光
    源位置検出手段と、該光源位置検出手段によって検出さ
    れた光源の位置に関する情報に応じて撮影パラメータを
    設定するパラメータ設定手段とを有することを特徴とす
    るカメラ。
  2. 【請求項2】 前記光源位置検出手段にて検知される光
    源の位置に関する情報は撮影光軸に対する光源方向を表
    わす情報である請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記カメラは光源位置検出手段にて検知
    された光源の位置に関する情報に基づいて逆光または順
    光状態を判定する処理回路を有する請求項1〜3に記載
    のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記パラメータ設定手段は前記光源の位
    置に関する情報に基づいて、露光調定又は閃光発行の不
    非を決定する請求項1〜3に記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 カメラに対する光源の位置を検出する光
    源位置検出手段と、該光源位置検出手段によって検出さ
    れた光源の位置に関する情報に応じて被写体に対する撮
    影方向を指示する指示手段とを有することを特徴とする
    カメラ。
  6. 【請求項6】 前記検出手段は撮影光軸に対する光源方
    向を表わす情報を検出するとともに、前記指示手段は検
    出された情報に応じて推奨する撮影光軸方向を指示する
    請求項5に記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 前記カメラは撮影モードを選択する選択
    手段を有し、前記指示手段は該選択手段にて選択された
    モード及び検出手段にて検出された情報に応じて推奨す
    る撮影光軸方向を指示する請求項6に記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 前記光源位置検出手段は、カメラの上面
    に具備され、略全天を観察する光学系を光電変換素子前
    方に配置し、集光された光の強弱からカメラの撮影光学
    系に対する光源の位置を検出する光源位置検出回路によ
    って構成されていることを特徴とする請求項1〜7に記
    載のカメラ。
  9. 【請求項9】 カメラの上面に配され略全天を観察する
    光学系と、該光学系を介した光を入射する光電変換素子
    と、該素子面での受光光の強度の重心を求める処理回路
    とを有し、撮影光軸に対する光源位置方向を検知する光
    源位置検出手段を有することを特徴とするカメラ。
JP30374894A 1994-12-07 1994-12-07 カメラ Withdrawn JPH08160507A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30374894A JPH08160507A (ja) 1994-12-07 1994-12-07 カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30374894A JPH08160507A (ja) 1994-12-07 1994-12-07 カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08160507A true JPH08160507A (ja) 1996-06-21

Family

ID=17924804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30374894A Withdrawn JPH08160507A (ja) 1994-12-07 1994-12-07 カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08160507A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008004003A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Glory Ltd 顔照合装置
WO2010079557A1 (ja) 2009-01-06 2010-07-15 パナソニック株式会社 撮像装置向き検出装置および当該装置を備える移動体
US7893971B2 (en) 2006-05-29 2011-02-22 Panasonic Corporation Light source estimation device that captures light source images when it is determined that the imaging device is not being used by the cameraman
US20170201678A1 (en) * 2014-07-15 2017-07-13 Zte Corporation User prompting method, electronic device and computer storage medium
US11533444B2 (en) 2017-07-19 2022-12-20 Fujifilm Business Innovation Corp. Image processing device

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7893971B2 (en) 2006-05-29 2011-02-22 Panasonic Corporation Light source estimation device that captures light source images when it is determined that the imaging device is not being used by the cameraman
JP2008004003A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Glory Ltd 顔照合装置
WO2010079557A1 (ja) 2009-01-06 2010-07-15 パナソニック株式会社 撮像装置向き検出装置および当該装置を備える移動体
US8390696B2 (en) 2009-01-06 2013-03-05 Panasonic Corporation Apparatus for detecting direction of image pickup device and moving body comprising same
US20170201678A1 (en) * 2014-07-15 2017-07-13 Zte Corporation User prompting method, electronic device and computer storage medium
US11533444B2 (en) 2017-07-19 2022-12-20 Fujifilm Business Innovation Corp. Image processing device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6192196B1 (en) Panoramic camera
US20050122405A1 (en) Digital cameras and methods using GPS/time-based and/or location data to provide scene selection, and dynamic illumination and exposure adjustment
CN101315509B (zh) 成像装置
JPH08160507A (ja) カメラ
US5950018A (en) Panoramic camera
JPH07306486A (ja) カメラ
JP4146180B2 (ja) カメラ
JPH0486628A (ja) カメラの自動露出制御装置
JP2004117478A (ja) カメラ
JP2002131824A (ja) カメラ
JPH0876170A (ja) 自動露出カメラの露出補正量設定装置
JP2001264845A (ja) カメラ
JP3416277B2 (ja) 光学装置
Weiss et al. Necessary Hardware Operating, Holding, and Focusing
JP3939899B2 (ja) 電子スチルカメラのホワイトバランス調整装置
JP3119381B2 (ja) カメラシステム
JP3887144B2 (ja) 電子スチルカメラの光源選択装置
JPH02190832A (ja) 自動焦点調整機能付カメラの測光装置
JPH0398036A (ja) トリミングカメラ
JPH0136087B2 (ja)
JPH075554A (ja) カメラ
JPH03216629A (ja) カメラの露出制御装置
JPH0667251A (ja) カメラの表示及び制御装置
JPH041735A (ja) カメラの露出制御装置
JPH0667256A (ja) カメラの制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020305