JPH08160104A - 出力バッファテスト回路 - Google Patents
出力バッファテスト回路Info
- Publication number
- JPH08160104A JPH08160104A JP6301111A JP30111194A JPH08160104A JP H08160104 A JPH08160104 A JP H08160104A JP 6301111 A JP6301111 A JP 6301111A JP 30111194 A JP30111194 A JP 30111194A JP H08160104 A JPH08160104 A JP H08160104A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transistor
- electrode
- output
- output buffer
- terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Tests Of Electronic Circuits (AREA)
- Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 出力バッファから測定端子までの出力経路を
短くすることにより、出力バッファのスイッチング時間
の測定精度を高くできるとともに、測定作業を容易にで
きる出力バッファテスト回路を提供する。 【構成】 トランジスタP1,P2,N1,N2とバイ
アス電圧調整回路4と制御回路5とを出力バッファ1が
備えられているLSIチップ10内に設けた。トランジ
スタP1,P2はプルアップ抵抗の機能を発揮し、トラ
ンジスタN1,N2はプルダウン抵抗の機能を発揮す
る。バイアス電圧調整回路4はトランジスタP2,N2
をオン/オフ制御する。このような構成により、出力バ
ッファ1の出力信号を測定端子2より測定できる。
短くすることにより、出力バッファのスイッチング時間
の測定精度を高くできるとともに、測定作業を容易にで
きる出力バッファテスト回路を提供する。 【構成】 トランジスタP1,P2,N1,N2とバイ
アス電圧調整回路4と制御回路5とを出力バッファ1が
備えられているLSIチップ10内に設けた。トランジ
スタP1,P2はプルアップ抵抗の機能を発揮し、トラ
ンジスタN1,N2はプルダウン抵抗の機能を発揮す
る。バイアス電圧調整回路4はトランジスタP2,N2
をオン/オフ制御する。このような構成により、出力バ
ッファ1の出力信号を測定端子2より測定できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LSI等の集積回路チ
ップにおいて中間電位を有する信号を出力する出力バッ
ファの出力信号を測定する出力バッファテスト回路に関
するものである。
ップにおいて中間電位を有する信号を出力する出力バッ
ファの出力信号を測定する出力バッファテスト回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の評価用ボード上の出力バッ
ファテスト回路の回路図である。このような構成の出力
バッファテスト回路を用いてLSIチップ内の中間電位
を有する信号を出力する出力バッファの出力信号の測定
を行っている。図6において、10はLSIチップ、2
0は評価用ボードである。1はLSIチップ10内に備
えられ中間電位の出力信号を有するテスト対象の出力バ
ッファである。評価用ボード20において、VDDは電
源電位、GNDは接地電位、2は出力バッファ1の出力
端に接続された測定端子、R1は電源電位VDDとスイ
ッチS1の間に接続されたプルアップ抵抗、S1は抵抗
R1と測定端子2に至るノード100の間に接続された
スイッチ、R2は接地電位GNDとスイッチS2の間に
接続されたプルダウン抵抗である。
ファテスト回路の回路図である。このような構成の出力
バッファテスト回路を用いてLSIチップ内の中間電位
を有する信号を出力する出力バッファの出力信号の測定
を行っている。図6において、10はLSIチップ、2
0は評価用ボードである。1はLSIチップ10内に備
えられ中間電位の出力信号を有するテスト対象の出力バ
ッファである。評価用ボード20において、VDDは電
源電位、GNDは接地電位、2は出力バッファ1の出力
端に接続された測定端子、R1は電源電位VDDとスイ
ッチS1の間に接続されたプルアップ抵抗、S1は抵抗
R1と測定端子2に至るノード100の間に接続された
スイッチ、R2は接地電位GNDとスイッチS2の間に
接続されたプルダウン抵抗である。
【0003】ここで、中間電位の出力信号を有する出力
バッファ1について図7を参照して説明する。この出力
バッファ1の動作は、制御端Cがローレベルのとき、入
力端Xがハイレベルで、出力端Yがハイレベルとなり、
入力端Xがローレベルで出力端Yがローレベルとなる。
制御端Cがハイレベルのとき、入力端Xがハイレベルで
出力端Yがハイ・インピーダンスZとなり、入力端Xが
ローレベルでも出力端Yがハイ・インピーダンスZとな
る。後で記載するtpLZは出力端Yがローレベルから
ハイ・インピーダンスになるまでの時間、tpZLは出
力端Yがハイ・インピーダンスからローレベルになるま
での時間、tpHZは出力端Yがハイレベルからハイ・
インピーダンスになるまでの時間、tpZHは出力端Y
がハイ・インピーダンスからハイレベルになるまでの時
間を意味する。
バッファ1について図7を参照して説明する。この出力
バッファ1の動作は、制御端Cがローレベルのとき、入
力端Xがハイレベルで、出力端Yがハイレベルとなり、
入力端Xがローレベルで出力端Yがローレベルとなる。
制御端Cがハイレベルのとき、入力端Xがハイレベルで
出力端Yがハイ・インピーダンスZとなり、入力端Xが
ローレベルでも出力端Yがハイ・インピーダンスZとな
る。後で記載するtpLZは出力端Yがローレベルから
ハイ・インピーダンスになるまでの時間、tpZLは出
力端Yがハイ・インピーダンスからローレベルになるま
での時間、tpHZは出力端Yがハイレベルからハイ・
インピーダンスになるまでの時間、tpZHは出力端Y
がハイ・インピーダンスからハイレベルになるまでの時
間を意味する。
【0004】次に図6を用いて動作について説明する。
ノード100は、出力バッファ1が中間電位の信号を出
力しているとき、スイッチS1がオンで、かつスイッチ
S2がオフの設定下では抵抗R1により定まる電位であ
る(状態1)。スイッチS1がオフで、かつスイッチS
2がオンの設定下では抵抗R2により定まる電位である
(状態2)。状態1の設定では、抵抗R1によって定ま
るハイレベル電位が測定端子2において測定され、状態
2の設定下では、抵抗R2によって定まるローレベル電
位が測定端子2において測定される。したがって、LS
Iチップ10内の出力バッファ1の中間電位からの出力
変化及び中間電位への出力変化は、評価用ボードに抵抗
R1,抵抗R2,スイッチS1,スイッチS2を付加す
ることにより測定可能となっていた。
ノード100は、出力バッファ1が中間電位の信号を出
力しているとき、スイッチS1がオンで、かつスイッチ
S2がオフの設定下では抵抗R1により定まる電位であ
る(状態1)。スイッチS1がオフで、かつスイッチS
2がオンの設定下では抵抗R2により定まる電位である
(状態2)。状態1の設定では、抵抗R1によって定ま
るハイレベル電位が測定端子2において測定され、状態
2の設定下では、抵抗R2によって定まるローレベル電
位が測定端子2において測定される。したがって、LS
Iチップ10内の出力バッファ1の中間電位からの出力
変化及び中間電位への出力変化は、評価用ボードに抵抗
R1,抵抗R2,スイッチS1,スイッチS2を付加す
ることにより測定可能となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、出力バッファ1
のスイッチング時間をテストするための出力バッファテ
スト回路は、図6に示すように、プルアップ抵抗R1お
よびプルダウン抵抗R2が固定の抵抗値を有する構成で
ある。しかし、プルアップ抵抗R1の抵抗値およびプル
ダウン抵抗R2の抵抗値は許容範囲内でのばらつきを有
する。また、出力バッファ1のスイッチング時間をテス
トするためには、LSIチップ10に形成された出力バ
ッファ1の出力端を、同チップとは別体構成された出力
バッファテスト回路のプルアップ抵抗R1とプルダウン
抵抗R2とのノード100を介する測定端子2に、テス
ト配線を用いて接続する必要があることから、出力バッ
ファ1から測定端子2までの信号経路が長くなる。結果
として、上記抵抗値のばらつきと信号経路の長経路とに
よって、出力バッファ1のスイッチング時間の測定精度
が低下するという問題が内在する。この出力バッファ1
のスイッチング時間の測定精度を高めるには、測定対象
としての出力バッファ1が代わるごとに、評価用ボード
20におけるスイッチS1,S2の切り替え動作の制御
を行う必要があるため、測定作業が複雑となっていた。
のスイッチング時間をテストするための出力バッファテ
スト回路は、図6に示すように、プルアップ抵抗R1お
よびプルダウン抵抗R2が固定の抵抗値を有する構成で
ある。しかし、プルアップ抵抗R1の抵抗値およびプル
ダウン抵抗R2の抵抗値は許容範囲内でのばらつきを有
する。また、出力バッファ1のスイッチング時間をテス
トするためには、LSIチップ10に形成された出力バ
ッファ1の出力端を、同チップとは別体構成された出力
バッファテスト回路のプルアップ抵抗R1とプルダウン
抵抗R2とのノード100を介する測定端子2に、テス
ト配線を用いて接続する必要があることから、出力バッ
ファ1から測定端子2までの信号経路が長くなる。結果
として、上記抵抗値のばらつきと信号経路の長経路とに
よって、出力バッファ1のスイッチング時間の測定精度
が低下するという問題が内在する。この出力バッファ1
のスイッチング時間の測定精度を高めるには、測定対象
としての出力バッファ1が代わるごとに、評価用ボード
20におけるスイッチS1,S2の切り替え動作の制御
を行う必要があるため、測定作業が複雑となっていた。
【0006】本発明は上記のような課題を解決するため
になされたもので、プルアップ抵抗または/およびプル
ダウン抵抗の機能を発揮する複数のトランジスタと、こ
れら複数のトランジスタのオン抵抗を調整するためのバ
イアス電圧調整回路等を、出力バッファを備えているL
SIチップ内に設け、出力バッファから測定端子までの
出力経路を短くすることにより、出力バッファのスイッ
チング時間の測定精度を高くできるとともに、測定作業
を容易にできる出力バッファテスト回路を提供すること
を目的とする。
になされたもので、プルアップ抵抗または/およびプル
ダウン抵抗の機能を発揮する複数のトランジスタと、こ
れら複数のトランジスタのオン抵抗を調整するためのバ
イアス電圧調整回路等を、出力バッファを備えているL
SIチップ内に設け、出力バッファから測定端子までの
出力経路を短くすることにより、出力バッファのスイッ
チング時間の測定精度を高くできるとともに、測定作業
を容易にできる出力バッファテスト回路を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、出力バッ
ファの出力端に接続されプルアップ抵抗の機能またはプ
ルダウン抵抗の機能を発揮するプルアップ用またはプル
ダウン用の複数のトランジスタと、集積回路チップ外の
調整端子により上記トランジスタのオン抵抗を調整する
ためのバイアス電圧調整回路と、上記トランジスタを制
御し上記出力バッファの出力電位をハイレベルまたはロ
ーレベルに設定するための制御回路とを、上記出力バッ
ファが備えられている集積回路チップ内に設けたことを
特徴とするものである。
ファの出力端に接続されプルアップ抵抗の機能またはプ
ルダウン抵抗の機能を発揮するプルアップ用またはプル
ダウン用の複数のトランジスタと、集積回路チップ外の
調整端子により上記トランジスタのオン抵抗を調整する
ためのバイアス電圧調整回路と、上記トランジスタを制
御し上記出力バッファの出力電位をハイレベルまたはロ
ーレベルに設定するための制御回路とを、上記出力バッ
ファが備えられている集積回路チップ内に設けたことを
特徴とするものである。
【0008】第2の発明は、出力バッファの出力端に接
続されプルアップ抵抗の機能を発揮するプルアップ用の
複数のトランジスタと、上記出力バッファの出力端に接
続されプルダウン抵抗の機能を発揮するプルダウン用の
複数のトランジスタと、集積回路チップ外の調整端子に
より上記複数のトランジスタのオン抵抗を調整するため
のバイアス電圧調整回路と、上記複数のトランジスタを
制御し上記出力バッファの出力電位をハイレベルまたは
ローレベルに設定するための制御回路とを、上記出力バ
ッファが備えられている集積回路チップ内に設けたこと
を特徴とするものである。
続されプルアップ抵抗の機能を発揮するプルアップ用の
複数のトランジスタと、上記出力バッファの出力端に接
続されプルダウン抵抗の機能を発揮するプルダウン用の
複数のトランジスタと、集積回路チップ外の調整端子に
より上記複数のトランジスタのオン抵抗を調整するため
のバイアス電圧調整回路と、上記複数のトランジスタを
制御し上記出力バッファの出力電位をハイレベルまたは
ローレベルに設定するための制御回路とを、上記出力バ
ッファが備えられている集積回路チップ内に設けたこと
を特徴とするものである。
【0009】第3の発明は、第1の発明の構成におい
て、上記プルアップ用の複数のトランジスタとして第1
のトランジスタと第2のトランジスタを備え、上記第1
のトランジスタは、一方電極が電源電位に、他方電極が
上記第2のトランジスタの他方電極に、制御電極が上記
バイアス電圧調整回路のバイアス出力端にそれぞれ接続
され、上記第2のトランジスタは、一方電極が上記測定
端子に、他方電極が上記第1のトランジスタの他方電極
に、制御電極が上記制御回路の出力端にそれぞれ接続さ
れたことを特徴とするものである。
て、上記プルアップ用の複数のトランジスタとして第1
のトランジスタと第2のトランジスタを備え、上記第1
のトランジスタは、一方電極が電源電位に、他方電極が
上記第2のトランジスタの他方電極に、制御電極が上記
バイアス電圧調整回路のバイアス出力端にそれぞれ接続
され、上記第2のトランジスタは、一方電極が上記測定
端子に、他方電極が上記第1のトランジスタの他方電極
に、制御電極が上記制御回路の出力端にそれぞれ接続さ
れたことを特徴とするものである。
【0010】第4の発明は、第2の発明の構成におい
て、上記プルアップ用の複数のトランジスタとして第1
のトランジスタと第2のトランジスタを備え、上記プル
ダウン用の複数のトランジスタとして第3のトランジス
タと第4のトランジスタを備え、上記第1のトランジス
タは、一方電極が電源電位に、他方電極が上記第2のト
ランジスタの他方電極に、制御電極が上記バイアス電圧
調整回路の第1バイアス出力端にそれぞれ接続され、上
記第2のトランジスタは、一方電極が上記測定端子に、
他方電極が上記第1のトランジスタの他方電極に、制御
電極が上記制御回路の第1の出力端にそれぞれ接続さ
れ、上記第3のトランジスタは、一方電極が接地電位
に、他方電極が上記第4のトランジスタの他方電極に、
制御電極が上記バイアス電圧調整回路の第2バイアス出
力端にそれぞれ接続され、上記第4のトランジスタは、
一方電極が上記測定端子に、他方電極が上記第3のトラ
ンジスタの他方電極に、制御電極が上記制御回路の第2
の出力端にそれぞれ接続されたことを特徴とするもので
ある。
て、上記プルアップ用の複数のトランジスタとして第1
のトランジスタと第2のトランジスタを備え、上記プル
ダウン用の複数のトランジスタとして第3のトランジス
タと第4のトランジスタを備え、上記第1のトランジス
タは、一方電極が電源電位に、他方電極が上記第2のト
ランジスタの他方電極に、制御電極が上記バイアス電圧
調整回路の第1バイアス出力端にそれぞれ接続され、上
記第2のトランジスタは、一方電極が上記測定端子に、
他方電極が上記第1のトランジスタの他方電極に、制御
電極が上記制御回路の第1の出力端にそれぞれ接続さ
れ、上記第3のトランジスタは、一方電極が接地電位
に、他方電極が上記第4のトランジスタの他方電極に、
制御電極が上記バイアス電圧調整回路の第2バイアス出
力端にそれぞれ接続され、上記第4のトランジスタは、
一方電極が上記測定端子に、他方電極が上記第3のトラ
ンジスタの他方電極に、制御電極が上記制御回路の第2
の出力端にそれぞれ接続されたことを特徴とするもので
ある。
【0011】
【作用】第1の発明によれば、複数のトランジスタは出
力バッファの出力端をプルアップまたはプルダウンす
る。バイアス電圧調整回路は調整端子からの信号に応じ
て上記トランジスタのオン抵抗を調整する。制御回路は
上記トランジスタを制御し上記出力バッファの出力電位
をハイレベルまたはローレベルに設定する。
力バッファの出力端をプルアップまたはプルダウンす
る。バイアス電圧調整回路は調整端子からの信号に応じ
て上記トランジスタのオン抵抗を調整する。制御回路は
上記トランジスタを制御し上記出力バッファの出力電位
をハイレベルまたはローレベルに設定する。
【0012】第2の発明によれば、プルアップ用の複数
のトランジスタは出力バッファの出力端をプルアップ
し、プルダウン用の複数のトランジスタは上記出力バッ
ファの出力端をプルダウンする。バイアス電圧調整回路
は調整端子からの信号に応じて上記トランジスタのオン
抵抗を調整する。制御回路は上記トランジスタを制御し
上記出力バッファの出力電位をハイレベルまたはローレ
ベルに設定する。
のトランジスタは出力バッファの出力端をプルアップ
し、プルダウン用の複数のトランジスタは上記出力バッ
ファの出力端をプルダウンする。バイアス電圧調整回路
は調整端子からの信号に応じて上記トランジスタのオン
抵抗を調整する。制御回路は上記トランジスタを制御し
上記出力バッファの出力電位をハイレベルまたはローレ
ベルに設定する。
【0013】第3の発明によれば、第1のトランジスタ
はバイアス電圧調整回路によりバイアス電圧が変えられ
ると、オン抵抗が変わる。第2のトランジスタは制御回
路によりオン/オフされる。第2のトランジスタがオン
されると、出力バッファの出力端はプルアップされる。
はバイアス電圧調整回路によりバイアス電圧が変えられ
ると、オン抵抗が変わる。第2のトランジスタは制御回
路によりオン/オフされる。第2のトランジスタがオン
されると、出力バッファの出力端はプルアップされる。
【0014】第4の発明によれば、第1,第3のトラン
ジスタはバイアス電圧調整回路によりバイアス電圧が変
えられると、オン抵抗が変わる。第2,第4のトランジ
スタは制御回路によりオン/オフされる。第2のトラン
ジスタがオンされると、出力バッファの出力端はプルア
ップされ、第4のトランジスタがオンされると、出力バ
ッファの出力端はプルダウンされる。
ジスタはバイアス電圧調整回路によりバイアス電圧が変
えられると、オン抵抗が変わる。第2,第4のトランジ
スタは制御回路によりオン/オフされる。第2のトラン
ジスタがオンされると、出力バッファの出力端はプルア
ップされ、第4のトランジスタがオンされると、出力バ
ッファの出力端はプルダウンされる。
【0015】
実施例1 以下、この発明の実施例1を図に基づいて説明する。図
1はこの発明の実施例1に係る出力バッファテスト回路
の回路図である。この出力バッファテスト回路は、出力
端が集積回路チップとしてのLSIチップ10外の測定
端子2に接続され中間電位の信号を出力するテスト対象
の出力バッファ1の出力端に接続されプルアップ抵抗の
機能を発揮するプルアップ用の第1のトランジスタP1
及び第2のトランジスタP2と、LSIチップ10外の
調整端子3により第1のトランジスタP1のオン抵抗を
調整するためのバイアス電圧調整回路4と、第2のトラ
ンジスタP2をオンし出力バッファ1の出力電位をハイ
レベルに設定するための制御回路5とをLSIチップ1
0内に備えている。
1はこの発明の実施例1に係る出力バッファテスト回路
の回路図である。この出力バッファテスト回路は、出力
端が集積回路チップとしてのLSIチップ10外の測定
端子2に接続され中間電位の信号を出力するテスト対象
の出力バッファ1の出力端に接続されプルアップ抵抗の
機能を発揮するプルアップ用の第1のトランジスタP1
及び第2のトランジスタP2と、LSIチップ10外の
調整端子3により第1のトランジスタP1のオン抵抗を
調整するためのバイアス電圧調整回路4と、第2のトラ
ンジスタP2をオンし出力バッファ1の出力電位をハイ
レベルに設定するための制御回路5とをLSIチップ1
0内に備えている。
【0016】第1のトランジスタP1は、一方電極が電
源電位VDDに、他方電極が第2のトランジスタP2の
他方電極に、制御電極がバイアス電圧調整回路4のバイ
アス出力端にそれぞれ接続されている。バイアス電圧調
整回路4はトランジスタP4を有し、このトランジスタ
P4は、一方電極が電源電位VDDに、他方電極が調整
端子3及び制御電極並びに第1のトランジスタP1の制
御電極にそれぞれ接続されている。第2のトランジスタ
P2は、一方電極が測定端子2に、他方電極が第1のト
ランジスタP1の他方電極に、制御電極が制御回路5の
出力端にそれぞれ接続されている。調整端子3と接地電
位GND間にはLSIチップ10外において可変抵抗R
が接続されている。
源電位VDDに、他方電極が第2のトランジスタP2の
他方電極に、制御電極がバイアス電圧調整回路4のバイ
アス出力端にそれぞれ接続されている。バイアス電圧調
整回路4はトランジスタP4を有し、このトランジスタ
P4は、一方電極が電源電位VDDに、他方電極が調整
端子3及び制御電極並びに第1のトランジスタP1の制
御電極にそれぞれ接続されている。第2のトランジスタ
P2は、一方電極が測定端子2に、他方電極が第1のト
ランジスタP1の他方電極に、制御電極が制御回路5の
出力端にそれぞれ接続されている。調整端子3と接地電
位GND間にはLSIチップ10外において可変抵抗R
が接続されている。
【0017】図2は上記測定端子2の状態と制御回路5
からの出力されるテスト切換え信号Aとの関係を示す図
である。
からの出力されるテスト切換え信号Aとの関係を示す図
である。
【0018】図1及び図2を参照してこの実施例1の動
作について説明する。この実施例1の出力バッファテス
ト回路は、出力バッファ1の出力信号を測定するために
2つの状態を設定できる。
作について説明する。この実施例1の出力バッファテス
ト回路は、出力バッファ1の出力信号を測定するために
2つの状態を設定できる。
【0019】まず、状態1の場合を説明する。この状態
1は、出力バッファ1のtpLZ,tpZLの測定を容
易にする設定である。出力バッファ1が中間電位の信号
を出力しているとき、制御回路5から出力されるテスト
切換え信号Aをローレベル電位に設定することにより、
第2のトランジスタP2はオンとなり、第1のトランジ
スタP1及び第2のトランジスタP2のオン抵抗を通し
て測定端子2はハイレベル電位になる。この場合、第1
のトランジスタP1と第2のトランジスタP2はプルア
ップ抵抗成分として動作し、第1のトランジスタP1に
ついてはトランジスタP4との間でカレントミラー回路
を形成しているので、可変抵抗Rを通してトランジスタ
P4のドレイン・ソース間電流IDSを調整することに
より、第1のトランジスタP1のドレイン・ソース間電
流IDSも調整可能となる。よって上記プルアップ抵抗
成分は任意の値にも調整可能である。
1は、出力バッファ1のtpLZ,tpZLの測定を容
易にする設定である。出力バッファ1が中間電位の信号
を出力しているとき、制御回路5から出力されるテスト
切換え信号Aをローレベル電位に設定することにより、
第2のトランジスタP2はオンとなり、第1のトランジ
スタP1及び第2のトランジスタP2のオン抵抗を通し
て測定端子2はハイレベル電位になる。この場合、第1
のトランジスタP1と第2のトランジスタP2はプルア
ップ抵抗成分として動作し、第1のトランジスタP1に
ついてはトランジスタP4との間でカレントミラー回路
を形成しているので、可変抵抗Rを通してトランジスタ
P4のドレイン・ソース間電流IDSを調整することに
より、第1のトランジスタP1のドレイン・ソース間電
流IDSも調整可能となる。よって上記プルアップ抵抗
成分は任意の値にも調整可能である。
【0020】次に状態2の場合は、出力バッファ1の出
力電位に第2のトランジスタP2が影響を及ぼさない設
定である。即ち、制御回路5から出力されるテスト切換
え信号Aをハイレベル電位にすることにより、第2のト
ランジスタP2はオフとなり、出力バッファ1が中間電
位の信号を出力しているときには、測定端子2でも中間
電位の信号が測定される。
力電位に第2のトランジスタP2が影響を及ぼさない設
定である。即ち、制御回路5から出力されるテスト切換
え信号Aをハイレベル電位にすることにより、第2のト
ランジスタP2はオフとなり、出力バッファ1が中間電
位の信号を出力しているときには、測定端子2でも中間
電位の信号が測定される。
【0021】以上説明したように本実施例の1によれ
ば、第1,第2のトランジスタP1,P2、バイアス電
圧調整回路4、及び制御回路5を出力バッファ1が備え
られているLSIチップ10内に設けたので、出力バッ
ファ1から測定端子2までの出力経路が短くなり、これ
により出力バッファ1のスイッチング時間の測定精度が
高くなるとともに、測定作業が容易となる。
ば、第1,第2のトランジスタP1,P2、バイアス電
圧調整回路4、及び制御回路5を出力バッファ1が備え
られているLSIチップ10内に設けたので、出力バッ
ファ1から測定端子2までの出力経路が短くなり、これ
により出力バッファ1のスイッチング時間の測定精度が
高くなるとともに、測定作業が容易となる。
【0022】実施例2 図3はこの発明の実施例2に係る出力バッファテスト回
路の回路図である。この出力バッファテスト回路は、出
力端がLSIチップ10外の測定端子2に接続され中間
電位の信号を出力するテスト対象の出力バッファ1の出
力端に接続されプルアップ抵抗の機能を発揮するプルア
ップ用の第1のトランジスタP1及び第2のトランジス
タP2と、出力バッファ1の出力端に接続されプルダウ
ン抵抗の機能を発揮するプルダウン用の第3のトランジ
スタN1及び第4のトランジスタN2と、LSIチップ
10外の調整端子3により第1のトランジスタP1及び
第3のトランジスタN1のオン抵抗を調整するためのバ
イアス電圧調整回路4と、第2のトランジスタP2をオ
ンし出力バッファ1の出力電位をハイレベルに設定した
り第4のトランジスタN2をオンし出力バッファ1の出
力電位をローレベルに設定したりする制御回路5とをL
SIチップ10内に備えている。
路の回路図である。この出力バッファテスト回路は、出
力端がLSIチップ10外の測定端子2に接続され中間
電位の信号を出力するテスト対象の出力バッファ1の出
力端に接続されプルアップ抵抗の機能を発揮するプルア
ップ用の第1のトランジスタP1及び第2のトランジス
タP2と、出力バッファ1の出力端に接続されプルダウ
ン抵抗の機能を発揮するプルダウン用の第3のトランジ
スタN1及び第4のトランジスタN2と、LSIチップ
10外の調整端子3により第1のトランジスタP1及び
第3のトランジスタN1のオン抵抗を調整するためのバ
イアス電圧調整回路4と、第2のトランジスタP2をオ
ンし出力バッファ1の出力電位をハイレベルに設定した
り第4のトランジスタN2をオンし出力バッファ1の出
力電位をローレベルに設定したりする制御回路5とをL
SIチップ10内に備えている。
【0023】第1のトランジスタP1は、一方電極が電
源電位VDDに、他方電極が第2のトランジスタP2の
他方電極に、制御電極がバイアス電圧調整回路4の第1
バイアス出力端にそれぞれ接続されている。第2のトラ
ンジスタP2は、一方電極が測定端子2に、他方電極が
第1のトランジスタP1の他方電極に、制御電極が制御
回路5の第1の出力端にそれぞれ接続されている。第3
のトランジスタN1は、一方電極が接地電位GNDに、
他方電極が第4のトランジスタN2に、制御電極がバイ
アス電圧調整回路4の第2バイアス出力端にそれぞれ接
続されている。第4のトランジスタN2は、一方電極が
測定端子2に、他方電極が第3のトランジスタN1の他
方電極に、制御電極が制御回路5の第2の出力端にそれ
ぞれ接続されている。バイアス電圧調整回路4はトラン
ジスタP3,P4,N3を有し、トランジスタP3は、
一方電極が電源電位VDDに、他方電極がトランジスタ
N3の一方電極及び制御電極に、制御電極が第1のトラ
ンジスタP1の制御電極にそれぞれ接続されている。ト
ランジスタP4は、一方電極が電源電位VDDに、他方
電極が調整端子3に、制御電極が他方電極及びトランジ
スタP3の制御電極にそれぞれ接続されている。トラン
ジスタN3は、一方電極がトランジスタP3の他方電極
に、制御電極が一方電極及び第3のトランジスタN1の
制御電極に、他方電極が接地電位GNDにそれぞれ接続
されている。調整端子3と接地電位GND間にはLSI
チップ10外において可変抵抗Rが接続されている。
源電位VDDに、他方電極が第2のトランジスタP2の
他方電極に、制御電極がバイアス電圧調整回路4の第1
バイアス出力端にそれぞれ接続されている。第2のトラ
ンジスタP2は、一方電極が測定端子2に、他方電極が
第1のトランジスタP1の他方電極に、制御電極が制御
回路5の第1の出力端にそれぞれ接続されている。第3
のトランジスタN1は、一方電極が接地電位GNDに、
他方電極が第4のトランジスタN2に、制御電極がバイ
アス電圧調整回路4の第2バイアス出力端にそれぞれ接
続されている。第4のトランジスタN2は、一方電極が
測定端子2に、他方電極が第3のトランジスタN1の他
方電極に、制御電極が制御回路5の第2の出力端にそれ
ぞれ接続されている。バイアス電圧調整回路4はトラン
ジスタP3,P4,N3を有し、トランジスタP3は、
一方電極が電源電位VDDに、他方電極がトランジスタ
N3の一方電極及び制御電極に、制御電極が第1のトラ
ンジスタP1の制御電極にそれぞれ接続されている。ト
ランジスタP4は、一方電極が電源電位VDDに、他方
電極が調整端子3に、制御電極が他方電極及びトランジ
スタP3の制御電極にそれぞれ接続されている。トラン
ジスタN3は、一方電極がトランジスタP3の他方電極
に、制御電極が一方電極及び第3のトランジスタN1の
制御電極に、他方電極が接地電位GNDにそれぞれ接続
されている。調整端子3と接地電位GND間にはLSI
チップ10外において可変抵抗Rが接続されている。
【0024】図4は上記測定端子の状態と制御回路5か
ら出力されるテスト切換え信号A,Bとの関係を示す図
である。
ら出力されるテスト切換え信号A,Bとの関係を示す図
である。
【0025】図3及び図4を参照してこの実施例2の動
作について説明する。この実施例2の出力バッファテス
ト回路は、出力バッファ1の出力信号を測定するために
3つの状態を設定できる。
作について説明する。この実施例2の出力バッファテス
ト回路は、出力バッファ1の出力信号を測定するために
3つの状態を設定できる。
【0026】まず、状態1の場合を説明する。この状態
1は、出力バッファ1のtpLZ,tpZLの測定を容
易にする設定である。出力バッファ1が中間電位の信号
を出力しているとき、制御回路5から出力されるテスト
切換え信号Aをローレベル電位に、同じく制御回路5か
ら出力されるテスト切換え信号Bをローレベル電位に設
定することにより、トランジスタN2はオフ、トランジ
スタP2はオンとなり、トランジスタP1及びP2のオ
ン抵抗を通して測定端子2はハイレベル電位になる。こ
の場合、トランジスタP1とトランジスタP2はプルア
ップ抵抗成分として動作し、トランジスタP1について
はトランジスタP4との間でカレントミラー回路を形成
しているので、可変抵抗Rを通してトランジスタP4の
ドレイン・ソース間電流IDSを調整することによりト
ランジスタP1のドレイン・ソース間電流IDSも調整
可能である。よって上記プルアップ抵抗成分は任意の値
にも調整可能である。
1は、出力バッファ1のtpLZ,tpZLの測定を容
易にする設定である。出力バッファ1が中間電位の信号
を出力しているとき、制御回路5から出力されるテスト
切換え信号Aをローレベル電位に、同じく制御回路5か
ら出力されるテスト切換え信号Bをローレベル電位に設
定することにより、トランジスタN2はオフ、トランジ
スタP2はオンとなり、トランジスタP1及びP2のオ
ン抵抗を通して測定端子2はハイレベル電位になる。こ
の場合、トランジスタP1とトランジスタP2はプルア
ップ抵抗成分として動作し、トランジスタP1について
はトランジスタP4との間でカレントミラー回路を形成
しているので、可変抵抗Rを通してトランジスタP4の
ドレイン・ソース間電流IDSを調整することによりト
ランジスタP1のドレイン・ソース間電流IDSも調整
可能である。よって上記プルアップ抵抗成分は任意の値
にも調整可能である。
【0027】次に状態2の場合は、出力バッファ1の出
力電位にトランジスタP2,N2が影響を及ぼさない設
定である。制御回路5から出力されるテスト切換え信号
Aをハイレベル電位に、テスト切換え信号Bをローレベ
ル電位にすることにより、トランジスタP2,N2とも
オフとなり、出力バッファ1が中間電位の信号を出力し
ているときには、測定端子2でも中間電位の信号が測定
される。
力電位にトランジスタP2,N2が影響を及ぼさない設
定である。制御回路5から出力されるテスト切換え信号
Aをハイレベル電位に、テスト切換え信号Bをローレベ
ル電位にすることにより、トランジスタP2,N2とも
オフとなり、出力バッファ1が中間電位の信号を出力し
ているときには、測定端子2でも中間電位の信号が測定
される。
【0028】次に状態3の場合は、出力バッファ1のt
pHZ,tpZHを測定容易にする設定である。出力バ
ッファ1が中間電位の信号を出力しているとき、制御回
路5から出力されるテスト切換え信号Aをハイレベル電
位に、テスト切換え信号Bをハイレベル電位にすること
により、トランジスタN2はオン、トランジスタP2は
オフとなり、トランジスタN1及びトランジスタN2の
オン抵抗を通して測定端子2はローレベル電位になる。
この状態3で測定端子2の信号の測定を行うことによ
り、出力バッファ1の出力信号の測定を容易にする。こ
の場合、トランジスタN1とトランジスタN2はプルダ
ウン抵抗成分として動作し、トランジスタN1について
もトランジスタN3との間でカレントミラー回路を形成
しているので、可変抵抗Rを通してトランジスタP3の
ドレイン・ソース間電流IDSを調整することによりト
ランジスタN1のドレイン・ソース間電流IDSも調整
可能である。よって上記プルアップ抵抗成分は任意の値
に調整可能である。
pHZ,tpZHを測定容易にする設定である。出力バ
ッファ1が中間電位の信号を出力しているとき、制御回
路5から出力されるテスト切換え信号Aをハイレベル電
位に、テスト切換え信号Bをハイレベル電位にすること
により、トランジスタN2はオン、トランジスタP2は
オフとなり、トランジスタN1及びトランジスタN2の
オン抵抗を通して測定端子2はローレベル電位になる。
この状態3で測定端子2の信号の測定を行うことによ
り、出力バッファ1の出力信号の測定を容易にする。こ
の場合、トランジスタN1とトランジスタN2はプルダ
ウン抵抗成分として動作し、トランジスタN1について
もトランジスタN3との間でカレントミラー回路を形成
しているので、可変抵抗Rを通してトランジスタP3の
ドレイン・ソース間電流IDSを調整することによりト
ランジスタN1のドレイン・ソース間電流IDSも調整
可能である。よって上記プルアップ抵抗成分は任意の値
に調整可能である。
【0029】以上説明したように本実施例2によれば、
第1,第2のトランジスタP1,P2、第3,第4のト
ランジスタN1,N2、バイアス電圧調整回路4、及び
制御回路5を出力バッファ1が備えられているLSIチ
ップ10内に設けたので、出力バッファ1から測定端子
2までの出力経路が短くなり、これにより出力バッファ
1のスイッチング時間の測定精度が高くなるとともに、
測定作業が容易となる。
第1,第2のトランジスタP1,P2、第3,第4のト
ランジスタN1,N2、バイアス電圧調整回路4、及び
制御回路5を出力バッファ1が備えられているLSIチ
ップ10内に設けたので、出力バッファ1から測定端子
2までの出力経路が短くなり、これにより出力バッファ
1のスイッチング時間の測定精度が高くなるとともに、
測定作業が容易となる。
【0030】なお、テスト時において、状態1のとき、
ノード100はトランジスタP2がオンなので、ノード
102とほぼ等しい電位と成り、状態3のとき、ノード
100はトランジスタN2がオンとなるので、ノード1
03とほぼ等しい電位と成る。通常使用時においては、
ノード100はトランジスタP2,N2ともにオフなの
で、出力バッファ1はノード102,103の影響を受
けない。
ノード100はトランジスタP2がオンなので、ノード
102とほぼ等しい電位と成り、状態3のとき、ノード
100はトランジスタN2がオンとなるので、ノード1
03とほぼ等しい電位と成る。通常使用時においては、
ノード100はトランジスタP2,N2ともにオフなの
で、出力バッファ1はノード102,103の影響を受
けない。
【0031】実施例3 図5はこの発明の実施例3に係る出力バッファテスト回
路の回路図である。この出力バッファテスト回路は、出
力バッファ1が2個設けられている場合の構成を示して
いる。出力バッファ1が2個設けられることにより、ト
ランジスタP1,P2,N1,N2もそれぞれ2個づつ
設けられている。その他の構成は図3に示す構成と同じ
であり、動作も同様であるので、説明を省略する。
路の回路図である。この出力バッファテスト回路は、出
力バッファ1が2個設けられている場合の構成を示して
いる。出力バッファ1が2個設けられることにより、ト
ランジスタP1,P2,N1,N2もそれぞれ2個づつ
設けられている。その他の構成は図3に示す構成と同じ
であり、動作も同様であるので、説明を省略する。
【0032】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、出力
バッファの出力端に接続されプルアップ抵抗の機能また
はプルダウン抵抗の機能を発揮するプルアップ用または
プルダウン用の複数のトランジスタと、集積回路チップ
外の調整端子により上記トランジスタのオン抵抗を調整
するためのバイアス電圧調整回路と、上記トランジスタ
を制御し上記出力バッファの出力電位をハイレベルまた
はローレベルに設定するための制御回路とを、出力バッ
ファが備えられている集積回路チップ内に設けて構成し
たので、出力バッファの出力端をトランジスタでプルア
ップまたはプルダウンでき、出力バッファから測定端子
までの出力経路が短くなり、これにより出力バッファの
スイッチング時間の測定精度が高くなるとともに、測定
作業が容易になるという効果が得られる。
バッファの出力端に接続されプルアップ抵抗の機能また
はプルダウン抵抗の機能を発揮するプルアップ用または
プルダウン用の複数のトランジスタと、集積回路チップ
外の調整端子により上記トランジスタのオン抵抗を調整
するためのバイアス電圧調整回路と、上記トランジスタ
を制御し上記出力バッファの出力電位をハイレベルまた
はローレベルに設定するための制御回路とを、出力バッ
ファが備えられている集積回路チップ内に設けて構成し
たので、出力バッファの出力端をトランジスタでプルア
ップまたはプルダウンでき、出力バッファから測定端子
までの出力経路が短くなり、これにより出力バッファの
スイッチング時間の測定精度が高くなるとともに、測定
作業が容易になるという効果が得られる。
【0033】第2の発明によれば、出力バッファの出力
端に接続されプルアップ抵抗の機能を発揮するプルアッ
プ用の複数のトランジスタと、上記出力バッファの出力
端に接続されプルダウン抵抗の機能を発揮するプルダウ
ン用の複数のトランジスタと、集積回路チップ外の調整
端子により上記複数のトランジスタのオン抵抗を調整す
るためのバイアス電圧調整回路と、上記複数のトランジ
スタを制御し上記出力バッファの出力電位をハイレベル
またはローレベルに設定するための制御回路とを、上記
出力バッファが備えられている集積回路チップ内に設け
て構成したので、出力バッファの出力端をトランジスタ
でプルアップおよびプルダウンでき、出力バッファから
測定端子までの出力経路が短くなり、これにより出力バ
ッファのスイッチング時間の測定精度が高くなるととも
に、測定作業が容易になるという効果が得られる。
端に接続されプルアップ抵抗の機能を発揮するプルアッ
プ用の複数のトランジスタと、上記出力バッファの出力
端に接続されプルダウン抵抗の機能を発揮するプルダウ
ン用の複数のトランジスタと、集積回路チップ外の調整
端子により上記複数のトランジスタのオン抵抗を調整す
るためのバイアス電圧調整回路と、上記複数のトランジ
スタを制御し上記出力バッファの出力電位をハイレベル
またはローレベルに設定するための制御回路とを、上記
出力バッファが備えられている集積回路チップ内に設け
て構成したので、出力バッファの出力端をトランジスタ
でプルアップおよびプルダウンでき、出力バッファから
測定端子までの出力経路が短くなり、これにより出力バ
ッファのスイッチング時間の測定精度が高くなるととも
に、測定作業が容易になるという効果が得られる。
【0034】第3の発明によれば、第1の発明における
プルアップ用の複数のトランジスタとして第1のトラン
ジスタと第2のトランジスタを備え、上記第1のトラン
ジスタは、一方電極が電源電位に、他方電極が上記第2
のトランジスタの他方電極に、制御電極が上記バイアス
電圧調整回路のバイアス出力端にそれぞれ接続され、上
記第2のトランジスタは、一方電極が上記測定端子に、
他方電極が上記第1のトランジスタの他方電極に、制御
電極が上記制御回路の出力端にそれぞれ接続されたの
で、出力バッファの出力端をトランジスタでプルアップ
できるとともに、プルアップ抵抗成分も任意の値に調整
でき、上記第1の発明の効果を達成するのに役立てるこ
とができるという効果が得られる。
プルアップ用の複数のトランジスタとして第1のトラン
ジスタと第2のトランジスタを備え、上記第1のトラン
ジスタは、一方電極が電源電位に、他方電極が上記第2
のトランジスタの他方電極に、制御電極が上記バイアス
電圧調整回路のバイアス出力端にそれぞれ接続され、上
記第2のトランジスタは、一方電極が上記測定端子に、
他方電極が上記第1のトランジスタの他方電極に、制御
電極が上記制御回路の出力端にそれぞれ接続されたの
で、出力バッファの出力端をトランジスタでプルアップ
できるとともに、プルアップ抵抗成分も任意の値に調整
でき、上記第1の発明の効果を達成するのに役立てるこ
とができるという効果が得られる。
【0035】第4の発明によれば、第2の発明における
プルアップ用の複数のトランジスタとして第1のトラン
ジスタと第2のトランジスタを備え、上記プルダウン用
の複数のトランジスタとして第3のトランジスタと第4
のトランジスタを備え、上記第1のトランジスタは、一
方電極が電源電位に、他方電極が上記第2のトランジス
タの他方電極に、制御電極が上記バイアス電圧調整回路
の第1バイアス出力端にそれぞれ接続され、上記第2の
トランジスタは、一方電極が上記測定端子に、他方電極
が上記第1のトランジスタの他方電極に、制御電極が上
記制御回路の第1の出力端にそれぞれ接続され、上記第
3のトランジスタは、一方電極が接地電位に、他方電極
が上記第4のトランジスタの他方電極に、制御電極が上
記バイアス電圧調整回路の第2バイアス出力端にそれぞ
れ接続され、上記第4のトランジスタは、一方電極が上
記測定端子に、他方電極が上記第3のトランジスタの他
方電極に、制御電極が上記制御回路の第2の出力端にそ
れぞれ接続されたので、出力バッファの出力端をトラン
ジスタでプルアップおよびプルダウンできるとともに、
プルアップ抵抗成分およびプルダウン抵抗成分も任意の
値に調整でき、上記第2の発明の効果を達成するのに役
立てることができるという効果が得られる。
プルアップ用の複数のトランジスタとして第1のトラン
ジスタと第2のトランジスタを備え、上記プルダウン用
の複数のトランジスタとして第3のトランジスタと第4
のトランジスタを備え、上記第1のトランジスタは、一
方電極が電源電位に、他方電極が上記第2のトランジス
タの他方電極に、制御電極が上記バイアス電圧調整回路
の第1バイアス出力端にそれぞれ接続され、上記第2の
トランジスタは、一方電極が上記測定端子に、他方電極
が上記第1のトランジスタの他方電極に、制御電極が上
記制御回路の第1の出力端にそれぞれ接続され、上記第
3のトランジスタは、一方電極が接地電位に、他方電極
が上記第4のトランジスタの他方電極に、制御電極が上
記バイアス電圧調整回路の第2バイアス出力端にそれぞ
れ接続され、上記第4のトランジスタは、一方電極が上
記測定端子に、他方電極が上記第3のトランジスタの他
方電極に、制御電極が上記制御回路の第2の出力端にそ
れぞれ接続されたので、出力バッファの出力端をトラン
ジスタでプルアップおよびプルダウンできるとともに、
プルアップ抵抗成分およびプルダウン抵抗成分も任意の
値に調整でき、上記第2の発明の効果を達成するのに役
立てることができるという効果が得られる。
【図1】 この発明の実施例1に係る出力バッファテス
ト回路の回路図である。
ト回路の回路図である。
【図2】 実施例1において測定端子の状態と制御回路
から出力されるテスト切換え信号との関係を示す図であ
る。
から出力されるテスト切換え信号との関係を示す図であ
る。
【図3】 この発明の実施例2に係る出力バッファテス
ト回路の回路図である。
ト回路の回路図である。
【図4】 実施例2において測定端子の状態と制御回路
から出力されるテスト切換え信号との関係を示す図であ
る。
から出力されるテスト切換え信号との関係を示す図であ
る。
【図5】 この発明の実施例3に係る出力バッファテス
ト回路の回路図である。
ト回路の回路図である。
【図6】 従来の出力バッファテスト回路の回路図であ
る。
る。
【図7】 出力バッファの動作を説明するための出力バ
ッファの論理回路図である。
ッファの論理回路図である。
1 出力バッファ、2 測定端子、3 調整端子、4
バイアス電圧調整回路、5 制御回路、10 LSIチ
ップ、100,102,103 ノード、A,B テス
ト切換え信号、VDD 電源電位、GND 接地電位、
R 可変抵抗、P1 第1のトランジスタ、P2 第2
のトランジスタ、N1 第3のトランジスタ、N2 第
4のトランジスタ、P3,P4,N3 トランジスタ。
バイアス電圧調整回路、5 制御回路、10 LSIチ
ップ、100,102,103 ノード、A,B テス
ト切換え信号、VDD 電源電位、GND 接地電位、
R 可変抵抗、P1 第1のトランジスタ、P2 第2
のトランジスタ、N1 第3のトランジスタ、N2 第
4のトランジスタ、P3,P4,N3 トランジスタ。
Claims (4)
- 【請求項1】 出力端が集積回路チップ外の測定端子に
接続され中間電位の信号を出力する集積回路チップ内の
出力バッファの出力信号を測定する出力バッファテスト
回路において、上記出力バッファの出力端に接続されプ
ルアップ抵抗の機能またはプルダウン抵抗の機能を発揮
するプルアップ用またはプルダウン用の複数のトランジ
スタと、集積回路チップ外の調整端子により上記トラン
ジスタのオン抵抗を調整するためのバイアス電圧調整回
路と、上記トランジスタを制御し上記出力バッファの出
力電位をハイレベルまたはローレベルに設定するための
制御回路とを、上記出力バッファが備えられている集積
回路チップ内に設けたことを特徴とする出力バッファテ
スト回路。 - 【請求項2】 出力端が集積回路チップ外の測定端子に
接続され中間電位の信号を出力する集積回路チップ内の
出力バッファの出力信号を測定する出力バッファテスト
回路において、上記出力バッファの出力端に接続されプ
ルアップ抵抗の機能を発揮するプルアップ用の複数のト
ランジスタと、上記出力バッファの出力端に接続されプ
ルダウン抵抗の機能を発揮するプルダウン用の複数のト
ランジスタと、集積回路チップ外の調整端子により上記
複数のトランジスタのオン抵抗を調整するためのバイア
ス電圧調整回路と、上記複数のトランジスタを制御し上
記出力バッファの出力電位をハイレベルまたはローレベ
ルに設定するための制御回路とを、上記出力バッファが
備えられている集積回路チップ内に設けたことを特徴と
する出力バッファテスト回路。 - 【請求項3】 上記プルアップ用の複数のトランジスタ
として第1のトランジスタと第2のトランジスタを備
え、上記第1のトランジスタは、一方電極が電源電位
に、他方電極が上記第2のトランジスタの他方電極に、
制御電極が上記バイアス電圧調整回路のバイアス出力端
にそれぞれ接続され、上記第2のトランジスタは、一方
電極が上記測定端子に、他方電極が上記第1のトランジ
スタの他方電極に、制御電極が上記制御回路の出力端に
それぞれ接続されたことを特徴とする請求項第1項記載
の出力バッファテスト回路。 - 【請求項4】 上記プルアップ用の複数のトランジスタ
として第1のトランジスタと第2のトランジスタを備
え、上記プルダウン用の複数のトランジスタとして第3
のトランジスタと第4のトランジスタを備え、上記第1
のトランジスタは、一方電極が電源電位に、他方電極が
上記第2のトランジスタの他方電極に、制御電極が上記
バイアス電圧調整回路の第1バイアス出力端にそれぞれ
接続され、上記第2のトランジスタは、一方電極が上記
測定端子に、他方電極が上記第1のトランジスタの他方
電極に、制御電極が上記制御回路の第1の出力端にそれ
ぞれ接続され、上記第3のトランジスタは、一方電極が
接地電位に、他方電極が上記第4のトランジスタの他方
電極に、制御電極が上記バイアス電圧調整回路の第2バ
イアス出力端にそれぞれ接続され、上記第4のトランジ
スタは、一方電極が上記測定端子に、他方電極が上記第
3のトランジスタの他方電極に、制御電極が上記制御回
路の第2の出力端にそれぞれ接続されたことを特徴とす
る請求項第2項記載の出力バッファテスト回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6301111A JPH08160104A (ja) | 1994-12-05 | 1994-12-05 | 出力バッファテスト回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6301111A JPH08160104A (ja) | 1994-12-05 | 1994-12-05 | 出力バッファテスト回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08160104A true JPH08160104A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=17892978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6301111A Pending JPH08160104A (ja) | 1994-12-05 | 1994-12-05 | 出力バッファテスト回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08160104A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6150831A (en) * | 1997-07-10 | 2000-11-21 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Test method and device for semiconductor circuit |
-
1994
- 1994-12-05 JP JP6301111A patent/JPH08160104A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6150831A (en) * | 1997-07-10 | 2000-11-21 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Test method and device for semiconductor circuit |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5467024A (en) | Integrated circuit test with programmable source for both AC and DC modes of operation | |
JP5008058B2 (ja) | 出力インピーダンス調整回路、半導体装置及び出力インピーダンス調整方法 | |
US20070096720A1 (en) | Impedance calibration for source series terminated serial link transmitter | |
US20080297181A1 (en) | Measuring Bridge Arrangement, Method of Testing a Measuring Bridge, Test Arrangement for Testing a Measuring Bridge, Method of Producing a Tested Measuring Bridge Arrangement, and Computer Program | |
KR20210148386A (ko) | 전압 드라이버 회로 | |
US6922071B2 (en) | Setting multiple chip parameters using one IC terminal | |
JP4944793B2 (ja) | 試験装置、及びピンエレクトロニクスカード | |
US20080001620A1 (en) | Method and apparatus for impedance matching in transmission circuits using tantalum nitride resistor devices | |
JP2002156422A (ja) | 半導体試験装置 | |
JP4711940B2 (ja) | 半導体集積回路およびこの半導体集積回路の終端抵抗の測定方法 | |
US20130049791A1 (en) | On-Chip Delay Measurement Through a Transistor Array | |
JPH08160104A (ja) | 出力バッファテスト回路 | |
JP2009216565A (ja) | 半導体集積回路 | |
US7772875B2 (en) | Input/output circuit for evaluating delay | |
JP2991065B2 (ja) | 可変遅延回路および遅延時間検査方法 | |
JP4604299B2 (ja) | 信号処理回路およびバイアス調整回路 | |
JP2001305173A (ja) | 演算増幅器の測定回路及びその測定方法 | |
JP2008197073A (ja) | 半導体試験装置 | |
US20240297627A1 (en) | Tunable transconductor | |
JP2002111472A (ja) | 外部プルアップ抵抗器検出および出力バッファの補償 | |
JPH06252737A (ja) | トランジスタ・スイッチング | |
JP3036962B2 (ja) | 集積回路のテスト回路 | |
JPS6020157A (ja) | Cmos集積回路装置 | |
JP2022067364A (ja) | 半導体集積回路の製造方法、半導体集積回路 | |
JP2005300519A (ja) | センサ装置 |