JPH08159902A - 缶詰内圧検査方法と装置 - Google Patents

缶詰内圧検査方法と装置

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JPH08159902A
JPH08159902A JP32399094A JP32399094A JPH08159902A JP H08159902 A JPH08159902 A JP H08159902A JP 32399094 A JP32399094 A JP 32399094A JP 32399094 A JP32399094 A JP 32399094A JP H08159902 A JPH08159902 A JP H08159902A
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diameter
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canned
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Masayuki Masuda
正行 増田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、缶詰内圧検査方法と装置,特に缶
胴部を押圧したときの反力から缶詰の内圧の適否を判別
する缶詰内圧検査方法と装置を提供する。 【構成】 缶胴直径測定手段12により被検査缶詰16
の缶胴部の適宜部位の直径を測定し、次いで缶詰内圧測
定手段14により測定した缶胴部の部位を押圧してその
反力から被検査缶詰の内圧を測定し、この缶胴直径測定
手段12の出力と缶詰内圧測定手段14により測定され
た内圧値を補正手段30により標準缶胴直径とした場合
の内圧値に補正し、この補正内圧値で被検査缶詰の内圧
の適否を判別する缶詰内圧検査方法である。 【効果】 検出した缶胴部の内圧値を標準直径に換算・
補正することにより、測定した缶胴直径に影響されるこ
となく検査精度の向上を図り得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、缶詰内圧検査方法と装
置、特に缶胴部を押圧したときの反力から缶詰の内圧の
適否を判別する缶詰内圧検査方法と装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常缶詰は、内容物が密閉された状態に
あり、外界からの細菌の侵入,あるいは内容物を酸化さ
せる酸素の侵入などが防止され、内容物の長期保存が可
能である。
【0003】しかしながら缶壁に微細な穴があった場
合、あるいは巻締め不良部分があった場合には、内容物
の漏出が問題となるばかりでなく、保存安定性が大幅に
害されるため、事前にその適切な検出が必要である。
【0004】一般に密閉が不十分な缶詰はリーク缶詰と
よばれ、その検出を行うために各種の手法が開発されて
いるが、代表的な手法として、缶詰の内圧を測定してリ
ーク缶詰を検出する缶詰の内圧検査法が挙げられる。
【0005】缶詰は、内容物が変質した場合やリークし
た場合に起こる昇圧を検出し易くするために、内圧を減
圧状態にした陰圧缶詰,炭酸飲料などのように内圧が加
圧状態となった陽圧缶詰に分類される。
【0006】陽圧缶詰の内圧を検査する従来の技術とし
ては、例えば特開昭62−162937号公報に示され
るように、缶詰をその缶胴部の直径よりも狭くなるよう
に設定した2つのローラ間を通過させ、その両ローラ間
を缶胴部が通過した際の缶胴部からの反力を測定して、
これを缶詰の内圧値に換算して缶詰の内圧の適否を検査
するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記特開昭62−16
2937号公報に開示された缶詰内圧検査法は、陽圧缶
詰の内圧を数値化した内圧値で表示できるという点で優
れた方法であるが、一方で缶胴部の直径のバラツキによ
って、検出した内圧値に誤差を生じるという問題があっ
た。
【0008】すなわち、同一種類の缶詰は、基本的に同
一の円周長を有しているが、その断面形状は必ずしも真
円とは限らず、例えば楕円形の場合には、その短径方向
が内圧測定用のローラ間を通過すれば、ローラの押し込
み量が少なくなるため、反力は真円の場合よりも小さく
なるので内圧が低く判定され、他方その長径方向がロー
ラ間を通過すれば内圧は高く判定され、たとえ同一の缶
詰であっても検出した内圧値に誤差を生じてしまうので
ある。
【0009】本発明は、このような課題に鑑み成された
もので、その目的とするところは、缶胴部の直径の大小
に関わらず、正確な缶詰内圧検査を行うことが可能な缶
詰内圧検査方法とその装置を提供することにある。
【0010】さらに本発明の目的は、缶詰の製造中に缶
詰の全数を検査し得る上記の問題点を克服した缶詰内圧
検査装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明の検査方法は、被検査缶詰の缶胴部の適宜
部位の直径を測定し、次いで測定した缶胴部の部位を押
圧してその反力から被検査缶詰の内圧を測定し、該内圧
値を検査缶詰の標準直径での内圧値に補正して被検査缶
詰の内圧の適否を判断する缶詰内圧検査方法である。
【0012】(2) また本発明の検査装置は、被検査缶
詰の缶胴部の直径を測定する缶胴直径測定手段と、前記
缶胴部の直径を測定した部位で缶胴部を押圧してその反
力から内圧を測定する缶詰内圧測定手段と、前記缶胴直
径測定手段の出力に基づき、缶詰内圧測定手段により測
定された内圧値を標準缶胴直径とした場合の内圧値に補
正する補正手段と、該補正手段によって補正された補正
内圧値で被検査缶詰の内圧の適否を判別する判別手段と
を備えた缶詰内圧検査装置である。
【0013】(3) 上記(2) 項に記載の缶詰内圧検査装
置において、缶胴直径測定手段が、被検査缶詰の缶胴部
に双方から接触する一対のガイドと、該ガイドを先端に
取り付けて被検査缶詰の直径に応じて変位する一対の揺
動軸と、該揺動軸を装着した一対のホルダーと、該ホル
ダーを支える支持体とを備え、前記ホルダーは双方より
支持体を挟んで該支持体に取り付けられ、さらに支持体
は固定部材である支持橋により垂直に保持され、前記ガ
イドを備えた揺動軸が支持橋から吊下してなるものであ
る。
【0014】(4) 上記(2) 項または(3) 項に記載の缶
詰内圧検査装置において、缶詰内圧測定手段が、被検査
缶詰の缶胴部を双方から押圧する一対のローラと、該ロ
ーラを先端に取り付ける一対のフレームと、該フレーム
を支える支持体とを備え、前記一対のフレームは双方よ
り支持体を挟んで該支持体に装着され、さらに支持体は
固定部材である支持橋により垂直に保持され、前記ロー
ラを取り付けたフレームが支持橋から吊下してなるもの
である。
【0015】(5) 上記(2) ,(3) 項または(4) 項に記
載の缶詰内圧検査装置において、缶胴直径測定手段およ
び缶詰内圧測定手段を複数個並列に支持橋に吊下し、多
列に搬送される缶詰の内圧検査を行うものである。
【0016】
【作用】本発明の缶詰内圧検査方法と装置は、被検査缶
詰の缶胴部の直径を測定した後、缶胴部の直径を測定し
た部位を押圧して反力を測定し、この反力から被検査缶
詰内圧値を求め、この内圧値を標準直径での内圧値に補
正して内圧の適否を判別するのである。従って、真円で
ない缶詰の缶胴部の何処を測定しても、測定部位に影響
されずに正確な被検査缶詰の内圧を検査できる。
【0017】さらに本発明の缶詰内圧検査装置は、被検
査缶詰の缶胴部を押圧する一対のローラをそれぞれフレ
ームに装着させ、この一対のフレームで支持体を挟んで
このフレームを支持体に固着させたため、被検査缶詰の
缶胴部からの反力は両側のフレームから支持体を押圧す
るだけであり、固定部材の支持橋に影響を与えない。
【0018】また、缶胴直径測定手段のガイドと缶詰内
圧測定手段のローラとを、支持橋から吊下させて設置さ
せたため、支持橋に直径測定手段および内圧測定手段を
複数個並列に吊下させて設置することができ、多列に搬
送される被検査缶詰のそれぞれの内圧を正確に検査可能
とするものである。
【0019】
【実施例】以下図面に基づき、本発明の好適な実施例に
ついて説明する。図1に本発明の缶詰内圧検査装置の構
成例とその作用を説明する略平面図を示した。
【0020】図において、缶詰内圧検査装置10は、缶
胴直径測定手段12と、缶詰内圧測定手段14とを備え
ており、被検査缶詰16がベルトコンベア等の適宜手段
で図中左方向から送給され、缶胴直径測定手段12,缶
詰内圧測定手段14を経由して矢印40方向へ搬出され
る。
【0021】缶胴直径測定手段12は、本実施例におい
て被検査缶詰16の進行方向(矢印40方向)に対し直
角方向(矢印20a,20b方向)に移動する一対の円
柱状のガイド18a,18bと移動量測定部19とを備
えており、被検査缶詰16の缶胴部に接触するガイド1
8a,18bの相対する間隔は、被検査缶詰16aの標
準直径よりも2mm程度狭く設置されている。
【0022】缶胴直径測定手段12はこのような構成を
備えているため、ベルトコンベア等の適宜手段でガイド
18a,18b間の搬送路内に被検査缶詰16aが進入
すると、被検査缶詰16aの缶胴部の直径に応じてガイ
ド18a,18bは相対的に矢印20a,20b方向に
拡張移動する。この移動量の最大値を移動量測定部19
で定量的に検出することにより、被検査缶詰16aの缶
胴部直径を測定するものである。
【0023】缶詰内圧測定手段14は、回転軸21a,
21bを中心として矢印50a,50b方向に回転可能
な樽型のローラ22a,22bを備えている。また被検
査缶詰16bの外面に接触するローラ22a,22bの
相対する外周端の間隔は、被検査缶詰16bの標準直径
よりも1〜3mm程度狭く設定されており、さらにロー
ラ22a,22bが被検査缶詰16bに接する部位,即
ち高さは、前記缶胴直径測定手段12のガイド18a,
18bが接触したと同じ部位で双方より被検査缶詰16
bの缶胴部に接触する。
【0024】従って、前記ローラ22a,22b間の搬
送路内に被検査缶詰16bが送給されると、被検査缶詰
16bの缶胴部をローラ22a,22bが双方より押圧
し、その反力はローラー22a,22bの押し込み距離
と被検査缶詰16bの内圧に比例する。ローラ22aの
回転軸21aにはロードセル24が設けられており、被
検査缶詰16bからの反力の最大値がロードセル24に
よって検出される。
【0025】ここでロードセル24の出力は、被検査缶
詰16bの内圧に比例するものではあるが、缶胴部の直
径が標準直径よりも大きい部位を測定すればそれだけロ
ーラ22a,22bによって押し込まれる距離が大きく
なり、反力も真の内圧よりも大きく検出される。
【0026】また測定した缶胴部の直径が標準直径より
も小さければ、逆にローラ22a,22bによって押し
込まれる距離が小さくなり、反力も小さく検出されてし
まうことになる。このようにロードセル24による検出
圧力は、被検査缶詰16bの内圧とともに、被検査缶詰
16bの缶胴部の直径に関係する値となっているのであ
る。
【0027】そこで本発明では、補正手段としての演算
器30を設けている。すなわちこの演算器30では、前
記缶胴直径測定手段12及び缶詰内圧測定手段14双方
からの検出出力を受け、缶胴直径測定手段12による缶
胴直径測定結果に基づき、メモリ32からその缶胴直径
に対応した補正係数を読み出す。
【0028】前記缶詰内圧測定手段14からの被検査缶
詰の内圧値は、この補正係数に基づき補正され、標準直
径の場合の補正内圧値に補正される。なおこの補正係数
は、同一内圧で直径の異なる試験缶詰の測定を行い、実
験的に定められる。
【0029】この補正内圧値に基づき、判別手段34は
被検査缶詰16の内圧値の適否を判別し、内圧値が不適
の場合には、例えば警告処理,缶詰の排除処理など、所
望の警告,排除処理を行う。
【0030】以上説明したように本実施例にかかる缶詰
内圧検査方法と装置によれば、被検査缶詰16の微妙な
缶胴部の直径の変化に影響されることなく、極めて正確
な補正内圧値を得ることができる。
【0031】図2および図3には、本発明の実施例にか
かる缶詰内圧検査装置の、より具体的な構造を示し、前
記図1と同一の個所には同一の符号を付して、その説明
を省略する。
【0032】図2は本実施例にかかる缶詰内圧検査装置
の右側面図で、被検査缶詰16は図の左方側より送給さ
れる。図3は缶詰内圧検査装置の正面図と背面図であ
り、左半分は缶胴直径測定手段12を一部切り欠いて示
した正面図,右半分は図2のA−A部断面を矢印方向に
見た背面図である。
【0033】図2,図3に示すように、缶詰内圧検査装
置10は、固定部材61に固設された支持橋60と、こ
の支持橋60に固設された支持体62と、この支持体6
2よりも図2において下方左側に設置された缶胴直径測
定手段12,および支持体62の下方に設置された缶詰
内圧測定手段14とより構成されている。
【0034】支持体62は、図3に示すように上下すべ
り軸受621,622を固着させた支持箱620と、二
本ずつ互いに平行に垂設された支持柱623,623
a,624,624aとから成る。
【0035】この支持柱623,623aは、搬送路の
搬送方向と互いに直角に、搬送路を跨いだ形で支持箱6
20を挟んで支持橋60と支持箱620に固設されてお
り、また支持柱624は図面には現れていないが、支持
柱624,624aは搬送路の搬送方向と互いに直角
に、搬送路を跨いだ形で支持箱620を挟んで支持箱6
20に固設されている。
【0036】缶胴直径測定手段12は、搬送路を挟んで
搬送方向と直角に一対,相互に平行に設けてあり、支持
体62の支持柱623,623aの下方に固設されたホ
ルダー64と、このホルダー64に固設された軸66に
よって、図3に示す矢印79方向に揺動自在に軸支され
た揺動軸68を備えている。
【0037】この揺動軸68はその下端部に前記ガイド
18a,18bが固設されており、さらに揺動軸68の
一部は、軸66よりもさらに上方に伸長していて、この
上方部分の上端部が、支持柱623,623aに固設さ
れたバネ83(図3に図示)に押されて、ホルダー64
に設けられた調整ネジ78の先端に接触し、軸66を中
心にして起きる揺動を制止している。
【0038】この揺動軸68の静止状態でガイド18
a,18bの外周端が常に被検査缶詰の通る搬送路内に
突出しており、この相対する外周端が基準位置に設置さ
れるようにするため、調整ネジ78の出し入れによって
その突出量が調整され、たとえ並外れた直径の小さな被
検査缶詰16が案内レール23,23aに案内されて搬
入され、搬送路内を通ったとしても、ガイド18a,1
8bが被検査缶詰の缶胴部に接触するようにしてある。
【0039】さらに揺動軸68の上端部に移動量測定部
19が設けられている。この移動量測定部19は、ホル
ダー64に固設された変位センサー82と揺動軸68の
上端部とからなり、ガイド18a,18bに被検査缶詰
16が接触すると、被検査缶詰16の接触した部位の直
径に応じて揺動軸68が移動し、揺動軸68の上端部が
バネ83を押し込んで、変位センサー82から離隔する
方向に移動するので、このガイド18a側とガイド18
b側との移動量の最大値をそれぞれ検出し、演算するこ
とで缶胴部の直径を検出するものである。
【0040】缶詰内圧測定手段14は、搬送路を挟んで
互いに平行でかつ搬送方向と直角に一対設けてあり、支
持体62の支持柱623と624,623aと624a
の間に装着されたフレーム70と、該フレーム70の開
口72に回転自在に軸支されたローラ22a,22b
と、被検査缶詰16からの反力を検出するロードセル2
4(図3に図示)とからなる。
【0041】フレーム70は、そのほぼ中央部で、支持
柱623と624,623aと624aの間に固設され
た軸71に揺動可能に軸支されている。フレーム70の
上方部には、位置調整ネジ73が支持柱623と62
4,623aと624aの間に固設されており、この調
整ネジ73の先端はフレーム70に接触していて、位置
調整ネジ73を回転させることによってフレーム70は
軸71を中心に回動し、ローラ22を適正な位置に設置
させる。
【0042】フレーム70の上端部には反力伝達ネジ7
5が螺着しており、この反力伝達ネジ75の先端は支持
箱620の上端部に設置されたロードセル24に接触し
ており、ローラ22a,22bが受けた反力をロードセ
ル24に伝達するとともに、位置調整ネジ73を回転さ
せてローラ22a,22bを適正な位置に設置させた場
合に、同時にこの反力伝達ネジ75を回転させ、ロード
セル24からの出力を所望の基準値に調整する。
【0043】さらに缶胴直径測定手段12への送給部分
に、光電管方式の缶進入センサー74と、缶詰内圧測定
手段14からの退出部分に同じ方式の缶退出センサー7
6(図2に示す)を設けてあり、缶胴直径測定手段12
と缶詰内圧測定手段14で異なる被測定缶詰16を測定
することを防止している。
【0044】これらの缶進入,缶退出センサー74,7
6は、支持箱620のすべり軸受621,622を通る
軸77の下端部に装着されており、この軸77は、支持
橋60の一部にナット80,81によって固設されてお
り、ナット81を緩め、ナット80を回転させて軸77
を上下させ、これらの缶進入、缶退出センサー74,7
6を検査する缶詰の種類に応じて上下させることができ
る。
【0045】本実施例の缶詰内圧検査装置10は、以上
如き構成を備えているため、缶胴直径の変動にかかわら
ず、缶詰内圧の正確な測定を行うことが可能である。
【0046】さらに本実施例にかかる缶詰内圧検査装置
10によれば、缶胴直径測定手段12は、缶胴直径の測
定の際に被検査缶詰16から圧力を実質的に受けること
はなく、支持体62だけが被検査缶詰から缶詰内圧測定
手段14を伝わってきた反力を受ける。
【0047】つまり被検査缶詰16bからのローラ22
への反力は、一対のフレーム70を押し開くように働
き、支持体62を両側から押し込むように働くだけであ
る。従って缶詰内圧測定にあたって、支持体62の周り
でしかモーメント力を受けないため、支持橋60に反力
の影響は及ばない。
【0048】従って図4に示す本発明にかかる複数列缶
詰内圧検査装置のように、ベルトコンベア90上を複数
列で搬送される缶詰16に対して、このベルトコンベア
90上を跨ぐように支持橋60を設置し、該支持橋60
から下方向に本発明にかかる缶詰内圧検査装置10を複
数個吊下することにより、缶詰製造ライン上での複数列
缶詰を同時に検査することが可能となるものである。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明の缶詰内圧検
査方法と装置によれば、被検査缶詰の缶胴部の反力から
被検査缶詰の内圧を検査するにあたって、缶胴直径測定
手段を設けて、事前に先ず反力を検出するその位置の缶
胴部の直径を測定し、その位置で検出した反力を標準直
径での補正内圧値に換算して内圧の適否を判断するよう
にしているので、反力を測定する缶胴部の直径が標準直
径よりずれることがあっても、補正内圧値に換算するこ
とにより検査精度の向上を図り得る。
【0050】また本発明の缶詰内圧検査装置は、缶詰内
圧測定にあたって測定手段の支持体の周りでしかモーメ
ント力を受けず、支持橋にはその反力が及ばない構造と
なっており、さらに吊り下げ可能な構造となっているの
で、支持橋に複数個の内圧検査装置を吊下させても測定
手段相互に影響を及ぼすことはなく、従って複数列で搬
送される被検査缶詰の連続的で正確な内圧検査が可能で
あり、検査効率の向上を図り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成例とその作用を説明する略平面図
である。
【図2】本発明の実施例にかかる缶詰内圧検査装置の詳
細構造を示す右側面図である。
【図3】本発明の実施例にかかる缶詰内圧検査装置の正
面図と背面図を示し、左半分は直径測定手段を一部切り
欠いた正面図,右半分は図2A−A部断面の背面図であ
る。
【図4】本発明にかかる複数列缶詰内圧検査装置の一例
を示す正面図である。
【符号の説明】
10 缶詰内圧検査装置 12 缶胴直径測定手段 14 缶詰内圧測定手段 16 被検査缶詰 18a,18b ガイド 19 移動量測定部 20a,20b 移動方向を示す矢印 21a,21b 回転軸 22a,22b ローラ 23a,23b 案内レール 24 ロードセル 30 補正手段としての演算器 32 メモリ 34 判別手段 40 被検査缶詰の進行方向 60 支持橋 61 固定部材 62 支持体 620 支持箱 621,622 すべり軸受 623,623a 支持柱 624,624a 支持柱 64 ホルダー 66,71 軸 68 揺動軸 70 フレーム 72 開口 73 位置調整ねじ 74 缶進入センサー 75 反力伝達ネジ 76 缶退出センサー 77 軸 78 調整ネジ 79 揺動軸の揺動方向 80,81 ナット 82 変位センサー 83 バネ 90 ベルトコンベア

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査缶詰の缶胴部の適宜部位の直径を
    測定し、次いで測定した缶胴部の部位を押圧してその反
    力から被検査缶詰の内圧を測定し、該内圧値を検査缶詰
    の標準直径での内圧値に補正して被検査缶詰の内圧の適
    否を判断する缶詰内圧検査方法。
  2. 【請求項2】 被検査缶詰の缶胴部の直径を測定する缶
    胴直径測定手段と、前記缶胴部の直径を測定した部位で
    缶胴部を押圧してその反力から内圧を測定する缶詰内圧
    測定手段と、前記缶胴直径測定手段の出力に基づき、缶
    詰内圧測定手段により測定された内圧値を標準缶胴直径
    とした場合の内圧値に補正する補正手段と、該補正手段
    によって補正された補正内圧値で被検査缶詰の内圧の適
    否を判別する判別手段とを備えた缶詰内圧検査装置。
  3. 【請求項3】 缶胴直径測定手段が、被検査缶詰の缶胴
    部に双方から接触する一対のガイドと、該ガイドを先端
    に取り付けて被検査缶詰の直径に応じて変位する一対の
    揺動軸と、該揺動軸を装着した一対のホルダーと、該ホ
    ルダーを支える支持体とを備え、前記ホルダーは双方よ
    り支持体を挟んで該支持体に取り付けられ、さらに支持
    体は固定部材である支持橋により垂直に保持され、前記
    ガイドを備えた揺動軸が支持橋から吊下してなる請求項
    2記載の缶詰内圧検査装置。
  4. 【請求項4】 缶詰内圧測定手段が、被検査缶詰の缶胴
    部を双方から押圧する一対のローラと、該ローラを先端
    に取り付ける一対のフレームと、該フレームを支える支
    持体とを備え、前記一対のフレームは双方より支持体を
    挟んで該支持体に装着され、さらに支持体は固定部材で
    ある支持橋により垂直に保持され、前記ローラを取り付
    けたフレームが支持橋から吊下してなる請求項2又は3
    記載の缶詰内圧検査装置。
  5. 【請求項5】 缶胴直径測定手段および缶詰内圧測定手
    段を複数個並列に支持橋に吊下し、多列に搬送される缶
    詰の内圧検査を行う請求項2,3又は4記載の缶詰内圧
    検査装置。
JP32399094A 1994-12-02 1994-12-02 缶詰内圧検査方法と装置 Withdrawn JPH08159902A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016161493A (ja) * 2015-03-04 2016-09-05 株式会社シーティーシー 内圧検査装置

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JP2016161493A (ja) * 2015-03-04 2016-09-05 株式会社シーティーシー 内圧検査装置

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