JPH0815950A - 帯電部材 - Google Patents

帯電部材

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JPH0815950A
JPH0815950A JP14622294A JP14622294A JPH0815950A JP H0815950 A JPH0815950 A JP H0815950A JP 14622294 A JP14622294 A JP 14622294A JP 14622294 A JP14622294 A JP 14622294A JP H0815950 A JPH0815950 A JP H0815950A
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charging
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Hiroyuki Osada
弘行 長田
Tomoji Ishihara
友司 石原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 添加剤のブリードによる感光体汚染等の問題
が発生したり、ゴム材の劣化による硬度の経時的な上昇
に起因する振動音の上昇等の問題を解決する。 【構成】 電圧を印加した状態で、被帯電体面に接触さ
せてこの被帯電体面を帯電処理する帯電部材は、JIS
A硬度が50゜以下であり、少なくとも発泡率が1.1
以上30以下の発泡体からなる導電性弾性層を有し、該
導電性弾性層は、体積固有抵抗値が102以上1010Ω
cm以下、圧縮永久ひずみ率が40%以下、表面粗度
(Ra)が200μ以下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真画像形成装置
に用いられる帯電部材、及びこの帯電部材を用いた電子
写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子複写機、静電記録装置等の画像形成
装置は被帯電体を均一に帯電する工程を含んでいる。そ
の帯電処理方法として、一般的にはコロナ帯電法が用い
られているが、コロナ帯電法はオゾン等の生成物の発生
が多く、その対処の為の付加手段・機構を必要としその
為装置が大型化、高コスト化し易い問題点を有してい
る。
【0003】そこで最近では、コロナ帯電法にかわる新
しい帯電法として、接触帯電法の検討が行われ、一部に
おいて実用化されている。
【0004】接触帯電法は電圧を印加した帯電部材を被
帯電体に所定の押圧力で当接させて被帯電体を帯電させ
るものである。オゾンの発生がコロナ帯電法に比べて大
幅に減少することから、コロナ帯電法では不可欠な付加
手段、機構が不要であるといった長所がある。印加電圧
には、直流電圧と直流電圧を帯電部材に印加したときの
帯電開始電圧の2倍程度のピーク間電圧を有する交流電
圧との重畳電圧を用いる場合が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような接触帯電装置を、被帯電体である感光ドラム等に
ライン走査で静電潜像を形成する画像形成装置、例えば
レーザビームプリンタの帯電手段として採用した場合、
次のような問題がある。副走査方向(感光ドラムの回転
方向)に高密度で等間隔のレーザの照射、被照射の繰り
返しの画像パターンを出力すると、接触帯電部材に印加
する交流電圧の周波数と画像パターンの周波数とが近く
なると画像面にモアレ縞が発生することがある。これは
交流電圧の周波数を十分高くすれば解決可能であるが、
周波数を高くすると今度は、接触帯電部材と感光ドラム
とが接触しているために振動音が発生しやすくなり、特
にオフィス環境等において、プリンタ等の動作時の騒音
を低減するためには極めて不都合であるという問題が発
生する。
【0006】この問題を解決するためには、接触帯電部
材の弾性層の硬度を低く、すなわち柔らかくすればよい
が、ソリッドタイプの弾性体では限度があった。つま
り、硬度をさげるためには、多量の可塑剤や軟化剤を添
加する必要があるが、添加剤のブリードによる感光体汚
染等の問題が発生しやすい。加えて、電子写真の帯電部
材として使用した場合、少量ではあるが発生するオゾン
や耐久中の昇温等により、ゴム材の劣化が起こり硬度が
経時的に上昇し、振動音も上昇する。
【0007】
【目的】本発明の目的は、上記のような問題、すなわち
添加剤のブリードによる感光体汚染等の問題が発生した
り、ゴム材の劣化による硬度の経時的な上昇に起因する
振動音の上昇等の問題を解決できる帯電部材、及びこの
ような帯電部材を用いた電子写真装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、電圧を印加し
た状態で被帯電体面に接触させ、被帯電体面を帯電処理
する帯電部材において、接触式帯電部材が、少なくとも
発泡率が1.1以上30以下の発泡体からなる導電性弾
性層を有し、該導電性弾性層は、JISA硬度が50゜
以下であり、体積固有抵抗値が102以上1010Ωcm
以下、圧縮永久ひずみ率が40%以下、表面粗度(R
a)が200μm以下であることを特徴とする。
【0009】上記帯電部材に印加する電圧としては、直
流電圧、直流電圧と交流電圧の重畳電圧等いずれも使用
可能である。
【0010】本発明の帯電部材の3つの例をそれぞれ図
1、図2および図3に示す。
【0011】図1の帯電部材2は、直流電圧あるいは直
流電圧と交流電圧の重畳電圧を印加する芯金2a、およ
びその周面に設けられた導電性弾性層2bを備えてい
る。また図2の帯電部材2は、導電性弾性層2b上に設
けられた中間層2cを有し、さらに図3の帯電部材2
は、中間層2cの外側に被覆層2dが設けられている。
これらの層の内、少なくとも1層が抵抗制御層となる。
【0012】このような構成の本発明の帯電部材2を用
いた画像形成装置(複写機)の一例の概略構成図を図4
に示す。
【0013】本発明において使用される導電性弾性層を
構成する材料としては、シリコーン、EPDM、ウレタ
ン、BR、IR、NBR、CR、ACM、等のゴム、P
VC、PE等の熱可塑性樹脂等がある。
【0014】これらのゴムあるいは樹脂に、所定量のカ
ーボンブラック、導電性金属酸化物、金属粉、固体電解
質等の導電性物質と発泡剤(無機発泡剤、ニトロソ化合
物、アゾ化合物、スルホニルヒドラジド化合物等)を添
加し、所定温度、所定時間、処理することにより発泡体
を得ることができる。
【0015】発泡体の発泡率としては、1.1以上30
以下、好ましくは、1.5以上10以下が望ましい。
1.1以下では発泡体としての性能が不十分であり、よ
りソリッドローラーに近くなるため、上記で述べたよう
な問題が解決できない。30以上であると被帯電体との
接触が均一とならず帯電にムラが生じるため、画像不良
を起こし易い。
【0016】ここで、発泡率は、次の様に定義される。
【0017】まず、発泡前のベース材で一辺1cmの立
方体試料を作る。次いで、本試料を100〜180℃
で、5〜6分間処理し発泡させる。発泡後の形状は、必
ずしも立方体になるとは限らないため、水を入れたメス
シリンダー中に押し沈め、液面変化から発泡体容積を求
める。発泡後の試料容積を発泡前の試料容積(1c
3)で除した値を発泡率とする。
【0018】導電性弾性層に用いる発泡体としては、体
積固有抵抗値が102以上1010cm以下、好ましくは
103以上109Ωcm以下が望ましい。102Ωcm以
下であると、帯電部材として必要な抵抗に制御すること
が困難となる。また、多量の導電性付与剤が必要となる
ため不経済であるだけでなく、例えば高導電性のカーボ
ンブラックを用いた場合でさえベース材料の硬度が非常
に高くなり、発泡による低硬度化効果があまり期待でき
ない。1010Ωcm以上であると良好な帯電特性を示す
帯電部材を構成するのに必要な抵抗が得られない。体積
固有抵抗値は、ASTMD257−61に示される方法
で測定される。
【0019】また、帯電部材のJISA硬度は50゜以
下、このましくは、40以下が望ましい。50゜以上で
あると帯電特性は良いものの、振動音の発生に加えて、
感光体へのトナー等の融着が起こりやすく、これが原因
で画像不良となる場合がある。JISA硬度は、JIS
K6301に記された方法で測定される。
【0020】さらに、長期に渡って安定な帯電特性を維
持するには、発泡体材料は低圧縮永久歪であることが重
要である。帯電部材は被帯電体である感光体に一定の圧
力で当接された状態で保管、使用される。圧縮永久歪が
大きい材料では、帯電部材の永久変形がもとで、画像不
良を起こしやすい。そのため弾性体の圧縮永久歪は40
%以下、好ましくは30%以下が良い。圧縮永久歪は、
JISK6301に記された方法で測定、計算される。
【0021】さらに、帯電の均一性を得るためには、材
料内の抵抗のバラツキを十分小さくする必要がある。発
泡体の気泡が大きくなり表面粗さが増すと、帯電部材の
弾性層に用いた場合、マクロ的な表面の抵抗のバラツキ
(気泡部分と材料部分)に基づく画像不良が発生しやす
くなる。そのため弾性体の表面粗さを200μm以下、
好ましくは100μm以下にするのが良い。
【0022】なお上記の材料の内、シリコンゴムは、主
鎖がSi−O結合であり結合エネルギーが大きいため分
子構造は安定しており、耐候性、耐熱性に優れた、即ち
材料劣化を起こしにくい高分子材料であるが、シリコン
ゴムを除くと電子写真の帯電部材として使用した場合、
少量であるが発生するオゾンや耐久中の昇温等により、
劣化が起こりゴム材自体の硬度が経時的に上昇する。特
に分子内に2重結合を有するSBR等のゴムでは、オゾ
ン劣化による変化が顕著である。
【0023】しかしいずれの材料も発泡体として用いる
ことで、帯電部材としての硬度変化は非常に小さく押さ
えられるため振動音は初期と比較してほとんど変わらな
い。
【0024】
【実施例】以下、実施例について説明する。
【0025】(実施例1) [弾性層用コンパウンド(抵抗制御層材料)の調製] シリコーンゴム 100重量部 酸化亜鉛 5重量部 導電性カーボンブラック 6重量部 パラフィンオイル 10重量部 ジクミルパーオキサイド 2重量部 発泡剤(ABIN) 9重量部 を2本ロールにて冷却しながら20分間混合し、コンパ
ウンドを作製した。
【0026】[帯電部材の作製、評価]直径6mmのス
テンレス製芯金にまず上記弾性層用コンパウンドを15
0℃で15分間加熱発泡加硫させ、厚さ3mmの発泡体
弾性層を有する帯電部材を得た。JISA硬度を測定し
たところ、25゜30であった。また、抵抗制御層材料
であるこの弾性層用コンパウンドをシート成型して体積
固有抵抗を測定したところ2.3×105Ωcmであっ
た。
【0027】また圧縮永久歪は10%、表面粗度は45
μm、発泡率は1.8であった。
【0028】この帯電部材を市販の電子写真装置である
LBP−A404(キヤノン(株)製)の一次帯電位置
に取り付けた。この電子写真装置の構成を図4に示す。
図4において、1は被帯電体である感光ドラム、1aは
基体、1bは感光層、2は帯電部材、3は電圧印加電
源、4はレーザー、5は現像機、6は転写ローラー、7
は紙、9はクリーナーを示す。
【0029】この電子写真装置を用いて、 交流電圧 2000VPP 周波数 500Hz 直流電圧 −700V のバイアス条件で3万枚の耐久試験を行ったところ、画
像不良は発生せず良好な画像が得られた。耐久後のロー
ラーのJISA硬度を測定したところ、25゜であっ
た。
【0030】また、耐久前後の帯電音を無響室でISO
−7779の第6項に準拠して測定したところ、初期5
0db、耐久後51dbとほとんど変化がなかった。
【0031】(実施例2) [弾性層用コンパウンド(抵抗制御層材料)の調製]実
施例1に同じ。
【0032】[被覆層用塗料の調製]メチロール化ナイ
ロン100重量部をメタノール420重量部、トルエン
150重量部の混合溶剤に溶解し、ナイロン樹脂塗料を
調製した。
【0033】[帯電部材の作製、評価]実施例1で作製
した帯電部材の上に上記被覆層用塗料(ナイロン塗料)
を同様に浸漬塗布し、120℃で1時間加熱乾燥するこ
とにより厚さ5μmの被覆層を有する帯電部材を得た。
【0034】以下実施例1と同様な評価を行った。
【0035】耐久試験では画像不良は発生せず良好な画
像が得られた。
【0036】また、硬度は耐久前32゜、耐久後33
゜、振動音は、耐久前51db耐久後52dbとほとん
ど変化がなかった。
【0037】(実施例3) [弾性層用コンパウンド(抵抗制御層材料)調製] EPDM 100重量部 酸化亜鉛 5重量部 高級脂肪酸 7重量部 導電性カーボンブラック 5重量部 パラフィンオイル 8重量部 硫黄 2重量部 加硫促進剤(MBT) 1重量部 加硫促進剤(TMTD) 1重量部 加硫促進剤(ZnMDC) 1.5重量部 発泡剤(重炭酸ナトリウム) 15重量部 を2本ロールにて冷却しながら20分間混合し、コンパ
ウンドを作製した。
【0038】[被覆層用塗料の調製]実施例1に同じ。
【0039】[帯電部材の作製、評価]直径6mmのス
テンレス製芯金にまず上記弾性層用コンパウンドを15
0℃で15分間加熱発泡加硫させ、厚さ3mmの弾性層
を有するゴムローラーを得た。また、抵抗制御層材料で
あるこの弾性層用コンパウンドをシート成型して体積固
有抵抗を測定したところ9.6×105Ωcmであっ
た。
【0040】また圧縮永久歪は15%、表面粗度は50
μm、発泡率は2.1であった。
【0041】次にこの帯電部材の上に上記被覆層用塗料
(ナイロン塗料)を同様に浸漬塗布し、120℃で1時
間加熱乾燥することにより厚さ5μmの被覆層を有する
帯電部材を得た。
【0042】以下実施例1と同様な評価を行った。
【0043】耐久試験では画像不良は発生せず良好な画
像が得られた。
【0044】また、硬度は耐久前35゜、耐久後39
゜、帯電音は、耐久前51db耐久後54dbと実施例
1のシリコンゴム発泡体を用いた場合より変化が大きか
ったが実用上問題のないレベルであった。
【0045】(比較例1) [弾性層用コンパウンド(抵抗制御層材料)の調製] EPDM 100重量部 酸化亜鉛 5重量部 高級脂肪酸 1重量部 導電性カーボンブラック 5重量部 パラフィンオイル 20重量部 硫黄 2重量部 加硫促進剤(MBT) 1重量部 加硫促進剤(TMTD) 1重量部 加硫促進剤(ZnMDC) 1.5重量部 を2本ロールにて冷却しながら20分間混合し、コンパ
ウンドを作製した。
【0046】[被覆層用塗料の調製]実施例1に同じ。
【0047】[帯電部材の作製、評価]直径6mmのス
テンレス製芯金にまず上記弾性層用コンパウンドを15
0℃で15分間加熱加硫させ、厚さ3mmの弾性層を有
するゴムローラーを得た。また、抵抗制御層材料である
この弾性層用コンパウンドをシート成型して体積固有抵
抗を測定したところ6.5×105Ωcmであった。
【0048】また圧縮永久歪は25%、表面粗度は3μ
mであった。
【0049】次にこの帯電部材の上に上記被覆層用塗料
(ナイロン塗料)を同様に浸漬塗布し、120℃で1時
間加熱乾燥することにより厚さ3μmの被覆層を有する
帯電部材を得た。
【0050】以下実施例1と同様な評価を行った。
【0051】耐久試験では画像不良は発生せず良好な画
像が得られた。
【0052】しかし、硬度は耐久前41゜、耐久後50
゜、振動音は、耐久前53db耐久後61dbといずれ
も大きく変化していた。特に耐久後半では、かなり耳障
りな騒音が発生した。
【0053】(比較例2) [弾性層用コンパウンド(抵抗制御層材料)の調製] EPDM 100重量部 酸化亜鉛 5重量部 高級脂肪酸 1重量部 導電性カーボンブラック 5重量部 パラフィンオイル 10重量部 硫黄 2重量部 加硫促進剤(MBT) 1重量部 加硫促進剤(TMTD) 1重量部 加硫促進剤(ZnMDC) 1.5重量部 発泡剤(重炭酸ナトリウム) 3重量部 を2本ロールにて冷却しながら20分間混合し、コンパ
ウンドを作製した。
【0054】[被覆層用塗料の調製]実施例1に同じ。
【0055】[帯電部材の作製、評価]直径6mmのス
テンレス製芯金にまず上記弾性層用コンパウンドを15
0℃で15分間加熱発泡加硫させ、厚さ3mmの弾性層
を有するゴムローラーを得た。また、抵抗制御層材料で
あるこの弾性層用コンパウンドをシート成型して体積固
有抵抗を測定したところ3.2×105Ωcmであっ
た。
【0056】また圧縮永久歪は30%、表面粗度は25
μmであった。
【0057】次にこの帯電部材の上に上記被覆層用塗料
(ナイロン塗料)を同様に浸漬塗布し、120℃で1時
間加熱乾燥することにより厚さ3μmの被覆層を有する
帯電部材を得た。
【0058】抵抗を測定したところ、1.01×105
Ωであった。
【0059】以下実施例1と同様な評価を行った。
【0060】耐久試験では画像不良は発生せず良好な画
像が得られた。
【0061】しかし、硬度は耐久前49゜、耐久後53
゜、振動音は、耐久前58db耐久後62dbと変化量
は小さいものの、初期硬度が高かったため、かなり耳障
りな騒音が耐久前半から発生した。
【0062】(実施例4) [弾性層用コンパウンド(抵抗制御層材料)の調製]実
施例1に同じ。
【0063】[中間層用塗料(抵抗制御層材料)の調
製] ヒドリンゴム 100重量部 エチレンチオウレア 2重量部 酸化鉛 5重量部 脂肪酸金属塩 2.5重量部 導電性酸化チタン 80重量部 酸化マグネシウム 20重量部 をオープンロールにて冷却しながら20分間混練し、コ
ンパウンドを作製した。このコンパウンドをトルエンで
希釈、溶解し固形分5%のヒドリンゴム塗料を調製し
た。
【0064】[被覆層用塗料の調製]実施例1に同じ。
【0065】[帯電部材の作製、評価]実施例1で作製
したゴムローラー上に上記中間層用塗料(ヒドリンゴム
塗料)を浸漬塗布し、160℃で1時間加熱乾燥するこ
とにより厚さ60μmの中間層を有する帯電部材を得
た。次にこの帯電部材の上に上記被覆層用塗料(ナイロ
ン塗料)を同様に浸漬塗布し、120℃で1時間加熱乾
燥することにより厚さ3μmの被覆層を有する帯電部材
を得た。
【0066】以下実施例1と同様な評価を行った。
【0067】耐久試験では画像不良は発生せず良好な画
像が得られた。
【0068】また、硬度は耐久前35゜、耐久後37
゜、振動音は、耐久前52db耐久後54dbとほとん
ど変化が見られなかった。
【0069】(実施例5)帯電装置に印加する電圧を 直流電圧 −1400V とした以外は実施例1と同じ。
【0070】以下実施例1と同様な評価を行った。
【0071】耐久試験では画像不良は発生せず良好な画
像が得られた。
【0072】また、硬度は耐久前32゜、耐久後32
゜、振動音は、耐久前50db耐久後51dbとほとん
ど変化がなかった。
【0073】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
JISA硬度が50゜以下であり、少なくとも発泡率が
1.1以上30以下の発泡体からなる導電性弾性層を有
し、該導電性弾性層は、体積固有抵抗値が102以上1
10Ωcm以下、圧縮永久ひずみ率が40%以下、表面
粗度(Ra)が200μm以下であることを特徴とする
帯電部材を用いることで、電子写真画像形成装置で帯電
部材の硬度の経時変化に起因する振動音の上昇、及び画
像不良を押さえることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による帯電部材の断面図。
【図2】本発明の他の実施例による帯電部材の断面図。
【図3】本発明のさらに他の実施例による帯電部材の断
面図。
【図4】本発明の帯電装置を用いた画像形成装置の一例
の概略構成図。
【符号の説明】
1 被帯電体である感光ドラム 1a 基体 1b 感光層 2 帯電部材 2a 芯金 2b 弾性層 2c 中間層 2d 被覆層 3 電圧印加電源 4 レーザー 5 現像機 6 転写ローラー 7 紙 9 クリーナー

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧を印加した状態で被帯電体面に接触
    させ、被帯電体面を帯電処理する帯電部材において、該
    帯電部材はJISA硬度が50゜以下であり、かつ少な
    くとも発泡率が1.1以上30以下の発泡体からなる導
    電性弾性層を有し、該導電性弾性層は、体積固有抵抗値
    が102以上1010Ωcm以下、圧縮永久ひずみ率が4
    0%以下、表面粗度(Ra)が200μm以下であるこ
    とを特徴とする帯電部材。
  2. 【請求項2】 導電性弾性層は、シリコンゴム発泡体で
    あることを特徴とする請求項3に記載の帯電部材。
  3. 【請求項3】 感光体を一様に帯電する帯電手段、静電
    潜像を形成する露光手段、静電潜像を現像する現像手
    段、現像した像を記録媒体に転写する転写手段、およ
    び、転写された像を記録媒体に定着する定着手段、を備
    える電子写真装置であって、帯電手段として帯電装置に
    使用される帯電部材は、JISA硬度が50゜以下であ
    り、かつ少なくとも発泡率が1.1以上30以下の発泡
    体からなる導電性弾性層を有し、該導電性弾性層は、体
    積固有抵抗値が102以上1010Ωcm以下、圧縮永久
    ひずみ率が40%以下、表面粗度(Ra)が200μm
    以下であることを特徴とする電子写真装置。
  4. 【請求項4】 導電性弾性層は、シリコンゴム発泡体で
    あることを特徴とする請求項3に記載の電子写真装置。
  5. 【請求項5】 帯電部材に印加する電圧が振動電圧であ
    ることを特徴とする請求項3に記載の電子写真装置。
  6. 【請求項6】 振動電圧が交流電圧と直流電圧の重畳電
    圧であることを特徴とする請求項5に記載の電子写真装
    置。
  7. 【請求項7】 帯電部材に印加する電圧が直流電圧であ
    ることを特徴とする請求項3に記載の電子写真装置。
  8. 【請求項8】 帯電部材に印加する電圧と同極性の現像
    剤を使用することを特徴とする請求項3に記載の電子写
    真装置。
  9. 【請求項9】 帯電部材に印加する電圧と反対極性の現
    像剤を使用することを特徴とする請求項3に記載の電子
    写真装置。
  10. 【請求項10】 信号処理を伴わない画像形成を行うこ
    とを特徴とする請求項3に記載の電子写真装置。
  11. 【請求項11】 信号処理を伴う画像形成を行うことを
    特徴とする請求項3に記載の電子写真装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6567625B1 (en) 1999-05-27 2003-05-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image forming apparatus and process cartridge with delayed rotation of photosensitive member

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6567625B1 (en) 1999-05-27 2003-05-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image forming apparatus and process cartridge with delayed rotation of photosensitive member

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