JPH08159354A - 止め具、継手及び集水桝装置 - Google Patents

止め具、継手及び集水桝装置

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JPH08159354A
JPH08159354A JP6302475A JP30247594A JPH08159354A JP H08159354 A JPH08159354 A JP H08159354A JP 6302475 A JP6302475 A JP 6302475A JP 30247594 A JP30247594 A JP 30247594A JP H08159354 A JPH08159354 A JP H08159354A
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JP
Japan
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stopper
protrusions
joint
water collecting
shape
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Pending
Application number
JP6302475A
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English (en)
Inventor
Hideo Takeuchi
英夫 竹内
Teruo Hashimoto
照雄 橋本
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Ebata Corp
Original Assignee
Ebata Corp
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Publication date
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Publication of JPH08159354A publication Critical patent/JPH08159354A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L39/00Joints or fittings for double-walled or multi-channel pipes or pipe assemblies

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 設置作業の短縮化を図り得る高い引き抜き強
度を有する止め具、管継手及び集水桝装置を提供する。 【構成】 止め具1は、本体部10と、少なくとも4つ
の突起11〜14とを含み、互いに嵌まり合う二つの部
材2、3間の凹凸嵌合隙間に配置され、両部材を結合す
る。本体部10は、金属の板状部材でなり、Uの字また
はコの字状に折返され、底辺側BOが挿入端を構成す
る。突起11、12は、折返された辺101において、
本体部10の相反する側に位置する両面a1、b1にそ
れぞれ突出して設けられ、突起13、14は、折返され
た辺102において、本体部10の相反する側に位置す
る両面a2、b2にそれぞれ突出して設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、止め具、継手及び集水
桝装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックで構成された2つの管体を
相互に接続する場合、例えば、排水桝もしくは雨水桝等
のプラスチック製集水桝等において、桝本体にプラスチ
ック製流入管、流出管もしくはスラスチック製アジャス
タを結合するため結合手段としては、熱圧着、接着剤も
しくはコーキング剤が知られている。熱圧着を用いて接
続する場合は、接続部分を同時に加熱し、溶融させて結
合させる。接着剤を用いて接続する場合は、エポキシ系
接着剤等が使用され、熱硬化または自然硬化させる。コ
ーキング剤を用いて接続する場合は、ブチル、アクリ
ル、シリコン樹脂等が使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の止め具、継手及び集水桝装置は、以下のような
問題点を有している。 (A)熱圧着する場合は、設備が大掛かりになって、現
場での作業が容易でない。 (B)接着剤を使用した場合は、接着剤塗布及び硬化工
程に長時間を要し、作業性が悪くなる他、地中温度変動
に伴う熱膨張及び熱収縮の繰り返しによる熱応力や、外
力により剥離することがある。また、硬化するまでは次
の作業に取り掛かることができない。 (C)コーキング剤を使用した場合は、コーキング剤自
体が硬化しないので剥離することはないが、桝本体とア
ジャスタとの間の引き抜き強度が不足する。 (D)接着剤またはコーキング剤を均一に塗布すること
は容易でなく、接続の信頼性を損ない易い。
【0004】そこで、本発明の課題は、設置作業の短縮
化を図り得る止め具、管継手及び集水桝装置を提供する
ことである。
【0005】本発明のもう一つの課題は、高い引き抜き
強度を有する止め具、管継手及び集水桝装置を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明に係る止め具は、本体部と、少なくとも4つ
の突起とを含み、互いに嵌まり合う二つの部材間の凹凸
嵌合隙間に配置され、両部材を結合する。前記本体部
は、金属の板状部材でなり、Uの字またはコの字状に折
返され、底辺側が挿入端を構成する。前記4つの突起
は、その2つが折返された両辺のそれぞれにおいて、前
記本体部の相反する側に位置する両面にそれぞれ突出し
て設けられる。
【0007】一つの具体例において、前記本体部は、前
記突起を設けた領域が平板状である。かかる構成の場
合、前記底辺側に位置する前記突起のそれぞれは、Uの
字またはコの字の内側の面に、前記底辺側から先端側に
向かって、90度よりも小さい角度で傾斜する。前記先
端側に位置する前記突起のそれぞれは、Uの字またはコ
の字の外側の面に、前記底辺側から先端側に向かって、
90度よりも大きい角度で傾斜する。
【0008】本発明に係る継手は、第1の部材と、第2
の部材と、止め具とを含む。前記第1の部材及び第2の
部材は、共にプラスチックでなり、相互間に凹凸嵌合隙
間を生ずるように嵌合される。前記止め具は、前述した
本発明に係る止め具であり、前記凹凸嵌合隙間内に配置
され、前記突起が前記第1の部材及び前記第2の部材に
食い込む。
【0009】本発明に係る集水桝装置は、桝本体と、継
手とを含む。前記継手は、前述した本発明に係る継手で
あり、前記桝本体と同体に設けられる。集水桝装置。
【0010】
【作用】4つの突起は、金属の板状部材でなり、その2
つが折返された両辺のそれぞれにおいて、本体部の相反
する側に位置する両面にそれぞれ突出して設けられてい
るから、第1の部材及び第2の部材を互いに嵌合させた
とき、止め具に設けられた4つの突起が第1の部材及び
第2の部材の凹凸嵌合面にそれぞれ食い込み、その食い
込み摩擦力によって、第1の部材及び第2の部材の間に
高い引き抜き強度が生じる。
【0011】本体部は、Uの字またはコの字状に折返さ
れ、底辺側が挿入端を構成する。4つの突起は、その2
つが折返された両辺のそれぞれにおいて、本体部の相反
する側に位置する両面にそれぞれ突出して設けられてい
る。このため、止め具は、折返し部のバネ力及び突起の
食い込み摩擦力により、第1の部材または第2の部材の
凹部または凸部に固定できる。例えば、第1の部材が凹
部を有する場合は、止め具を凹部に固定でき、第2の部
材が凸部を有する場合は、止め具を凸部に固定できる。
そして、止め具を第1の部材に固定した状態で第2の部
材を挿入する、または止め具を第2の部材に固定した状
態で第1の部材に挿入することができるので、第1の部
材及び第2の部材の嵌合組み立て作業が容易になる。
【0012】4つの突起のうち、底辺側に位置する突起
のそれぞれは、Uの字またはコの字の内側の面に、底辺
側から先端側に向かって、90度よりも小さい角度で傾
斜する好ましい例では、この突起の傾斜方向は、止め具
を第2の部材に挿入する際の挿入方向に対して挿入抵抗
が小さくなる方向である。このため、止め具を第2の部
材に容易に固定できる。しかも、一旦、第2の部材に挿
入固定された止め具を外そうとする方向の力が加わった
時には、その突起の傾斜方向が第2の部材に対して食い
込む方向となる。従って、第2の部材に挿入固定した後
は、止め具が脱落しにくくなる。
【0013】上述のようにして、止め具を第2の部材に
挿入固定した後、第1の部材の凹部に挿入される。ここ
で、先端側に位置する突起のそれぞれは、Uの字または
コの字の外側の面に、底辺側から先端側に向かって、9
0度よりも大きい角度で傾斜する。従って、突起の傾斜
方向は、第2の部材を挿入する際の挿入方向に対して挿
入抵抗が小さくなる方向となる。このため、第2の部材
を第1の部材に容易に挿入することができる。しかも、
一旦、第1の部材に挿入固定された止め具を外そうとす
る方向の力が加わった時には、その突起の傾斜方向が第
1の部材に対して食い込む方向となる。止め具を第1の
部材の凹部に挿入固定した後、第2の部材を挿入する場
合も同様である。これにより、組立が容易で、かつ、高
い引き抜き強度を有する止め具が得られる。
【0014】本発明に係る継手は、第1の部材と、第2
の部材と、止め具とを含む。第1の部材及び第2の部材
は、結合状態において両者の間に凹凸嵌合隙間を生ず
る。止め具は、本発明に係る止め具でなり、凹凸嵌合隙
間に挿入される。このため、本発明に係る止め具の有す
る上記利点の全てを有し、組立作業の短縮化を図り、か
つ、高い引き抜き強度を有する継手が得られる。
【0015】集水桝装置は、桝本体を含む。桝本体は継
手を含んでおり、継手は、本発明に係る継手でなり、桝
本体と同体に設けられる。このため、本発明に係る止め
具及び継手の有する上記利点の全てを有し、組立作業の
短縮化を図り、かつ、高い引き抜き強度を有する集水桝
装置が得られる。
【0016】
【実施例】図は本発明に係る止め具の平面図、図2は図
1のA2ーA2線上における断面図である。本発明に係
る止め具は、本体部10と、少なくとも4つの突起11
〜14とを含み、後述するように、互いに嵌まり合って
結合される二つの部材間の凹凸嵌合隙間に挿入される。
本体部10は、ステンレス等のバネ性、耐久性の高い金
属板状部材でなり、Uの字またはコの字状に折返され、
底辺側BOが挿入端を構成する。突起11、12は、折
返された辺101において、本体部10の相反する側に
位置する両面a1、b1にそれぞれ突出して設けられ
る。突起13、14は、折返された辺102において、
本体部10の相反する側に位置する両面a2、b2にそ
れぞれ突出して設けられる。実施例では、突起11〜1
4を設けた領域が平板状である。底辺側BOに位置する
突起12、14のそれぞれは、Uの字またはコの字の内
側の面b1、b2に、底辺側BOから先端側TOに向か
って、90度よりも小さい角度θ1で傾斜する。先端側
TOに位置する突起11、13のそれぞれは、Uの字ま
たはコの字の外側の面a1、a2に、底辺側BOから先
端側TOに向かって、90度よりも大きい角度θ2で傾
斜する。突起11、13は本体部10に曲げ加工、突起
12、14は本体部10に打ち抜き加工を施すことによ
って形成できる。図示はしないが、突起11、13より
も先端側TOが平板状でなる場合は、突起11、13も
本体部10に打ち抜き加工を施すことによって形成でき
る。
【0017】次に、本発明に係る止め具を用いた継手に
ついて説明する。図3は本発明に係る継手の断面図であ
る。本発明に係る継手は、第1の部材2と、第2の部材
3と、止め具1とを含む。第1の部材2及び第2の部材
3は、相互間に凹凸嵌合隙間cを生ずるように嵌合され
る。止め具1は、図1及び図2に示した本発明に係る止
め具であって、凹凸嵌合隙間cに配置される。
【0018】第1の部材2及び第2の部材3は合成樹脂
でなる。第1の部材2は、開口部20を有し、開口部2
0の周りの開口端面にリング状の凹部201を有する。
第2の部材3は、開口部30を有し、開口部30の周り
の開口端面にリング状の凸部301を有する。
【0019】止め具1は、第1の部材2の凹部201と
第2の部材3の凹部301との間に形成される凹凸嵌合
隙間cに配置される。ここで、4つの突起11〜14
は、金属部材でなり、突起11、12が折返された辺1
01において、本体部10の相反する側に位置する両面
a1、b1にそれぞれ突出して設けられ、突起13、1
4が折返された辺102において、本体部10の相反す
る側に位置する両面a2、b2にそれぞれ突出して設け
られているから、第1の部材2及び第2の部材3を互い
に嵌合させたとき、止め具1に設けられた4つの突起1
1〜14が第1の部材2及び第2の部材3の凹凸嵌合面
c1、d1、c2、d2にそれぞれ食い込み、その食い
込み摩擦力によって、第1の部材2及び第2の部材3の
間に高い引き抜き強度が生じる。
【0020】本体部10は、Uの字またはコの字状に折
返され、底辺側BOが挿入端を構成する。突起11、1
2が折返された辺101において、本体部10の相反す
る側に位置する両面a1、b1にそれぞれ突出して設け
られ、突起13、14が折返された辺102において、
本体部10の相反する側に位置する両面a2、b2にそ
れぞれ突出して設けられる。このため、図4に示すよう
に、止め具1を、2つの部材2ー3間に形成される凹凸
嵌合隙間cに挿入するに当たり、折返された両辺10
1、102のバネ力及び突起12、14の食い込み摩擦
力により、第2の部材3の凸部301に固定できる。ま
た、図6に示すように、止め具1を、折返された両辺1
01、102のバネ力及び突起11、13の食い込み摩
擦力により、第1の部材2の凹部201に固定できる。
【0021】そして、図5に示すように、止め具1を第
2の部材3に固定した状態で第1の部材2に挿入するこ
とができる。また、図7に示すように、止め具1を第1
の部材2に固定した状態で第2の部材3を挿入すること
ができる。このような組立工程を取ることができるの
で、第1の部材2及び第2の部材3の嵌合組み立て作業
が極めて容易になる。
【0022】4つの突起11〜14のうち、底辺側BO
に位置する突起12、14のそれぞれは、Uの字または
コの字の内側の面b1、b2に、底辺側BOから先端側
TOに向かって、90度よりも小さい角度θ1(図2参
照)で傾斜している。この突起12、14の傾斜方向
は、止め具1を第2の部材3に挿入する際の挿入方向に
対して挿入抵抗が小さくなる方向である。このため、挿
入力F2(図4参照)を小さくすることができ、止め具
1を第2の部材3に容易に固定できる。しかも、一旦、
第2の部材3に挿入固定された止め具を外そうとする方
向の力F3(図4参照)が加わった時には、その突起の
傾斜方向が第2の部材に対して食い込む方向となる。従
って、第2の部材3に挿入固定した後は、止め具1が脱
落しにくくなる。
【0023】上述のようにして止め具1を第2の部材3
に挿入固定した後、止め具1及び第2の部材3を第1の
部材2の凹部201に挿入する。ここで、先端側TOに
位置する突起11、13のそれぞれは、Uの字またはコ
の字の外側の面a1、a2に、底辺側BOから先端側T
Oに向かって、90度よりも大きい角度θ2(図2参
照)で傾斜する。従って、突起11、13の傾斜方向
は、止め具1及び第2の部材3を挿入する際の挿入方向
に対して挿入抵抗が小さくなる方向となる。このため、
挿入力F4(図5参照)を小さくすることができ、第2
の部材3を第1の部材2に容易に挿入することができ
る。しかも、一旦、第1の部材2及び第2の部材3に挿
入固定された止め具1を外そうとする方向の力F1(図
3参照)が加わった時には、突起11〜14の傾斜方向
が第1の部材2及び第2の部材3に対して食い込む方向
となる。
【0024】先端側TOに位置する突起11、13のそ
れぞれは、Uの字またはコの字の外側の面a1、a2
に、底辺側BOから先端側TOに向かって、90度より
も大きい角度θ2(図2参照)で傾斜している。この突
起11、13の傾斜方向は、止め具1を第1の部材2の
凹部201に挿入する際の挿入方向に対して挿入抵抗が
小さくなる方向である。このため、挿入力F2(図6参
照)を小さくすることができ、止め具1を第1の部材2
に容易に固定できる。しかも、一旦、第1の部材2に挿
入固定された止め具を外そうとする方向の力F3(図6
参照)が加わった時には、その突起の傾斜方向が第2の
部材に対して食い込む方向となる。従って、第1の部材
2に挿入固定した後は、止め具1が抜けにくくなる。
【0025】上述のようにして止め具1を第1の部材2
の凹部201に挿入固定した後、止め具1及び第1の部
材2に第2の部材3の凸部301を挿入する。ここで、
底辺側BOに位置する突起12、14のそれぞれは、U
の字またはコの字の内側の面b1、b2に、底辺側BO
から先端側TOに向かって、90度よりも小さい角度θ
1(図2参照)で傾斜する。従って、突起12、14の
傾斜方向は、第2の部材3を挿入する際の挿入方向に対
して挿入抵抗が小さくなる方向となる。このため、挿入
力F4(図7参照)を小さくすることができ、第2の部
材3を第1の部材2に容易に挿入することができる。し
かも、一旦、第1の部材2及び第2の部材3に挿入固定
された止め具1を外そうとする方向の力F1(図3参
照)が加わった時には、突起11〜14の傾斜方向が第
1の部材2及び第2の部材3に対して食い込む方向とな
る。
【0026】これにより、組立が容易で、かつ、高い引
き抜き強度を有する止め具が得られる。
【0027】上記実施例において、突起11〜14は鉤
爪、バリ等でも構成できる。鉤爪、バリ等は、針状の金
具で板状部材を打抜加工する際に形成できる。
【0028】図8は本発明に係る集水桝装置の断面図で
ある。図において、図1〜図7と同一参照符号は同一性
ある構成部分を示している。本発明に係る集水桝装置は
桝本体5を含む。桝本体5は継手Aを含む。継手Aは、
上記記載の本発明に係る継手である。桝本体5は、桝本
体5の底部51に立設された筒体が第1の部材2を構成
する。桝本体5にはアジャスタが接続され、アジャスタ
が第2の部材3を構成する。
【0029】このため、本発明に係る止め具及び継手の
有する上記利点の全てを有し、組立作業の短縮化を図
り、かつ、高い引き抜き強度を有する集水桝装置が得ら
れる。
【0030】実施例において、桝本体5は、管接続部B
と、環状パッキンCとを含む。管接続部B及び環状パッ
キンCは、桝本体5の流路構成に従って必要な数だけ設
けられる。管接続部Bは、筒状体4を受ける開口部52
を有している。開口部52は、第1環状段面521と、
第2環状段面522と、押え片53とを有している。第
1環状段面521は、流路54となる面との間に段差を
有するように繰り広げられている。第2環状段面522
は、第1環状段面521よりも外側において、第1環状
段面521との間に段差を有するように、第1環状段面
521よりも大きい内径を有して繰り広げられている。
押え片53は、第2環状段面522に連なり、内径を縮
小し、かつ、外側に突出する方向に傾斜して設けられて
いる。傾斜角度θ3は、軸方向Xに対して15度≦θ3
<90度の範囲が好ましく、実施例では30度となって
いる。
【0031】環状パッキンCは、第2環状段面522に
嵌め込まれ、軸方向Xの一端C1が第1環状段面521
と第2環状段面522との間に生じる段差によって支え
られている。環状パッキンCは、更に、軸方向Xの他端
側から軸方向Xの一端側に向って、内径を縮小する方向
に折返された環状自由端C2を有し、折返し部C3が押
え片53によって押えられている。環状パッキンCは、
例えば、ゴム等の弾力性のある材料によって構成され
る。
【0032】一般的には、桝本体5は、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンまたはこれらを混合した合成樹脂でな
り、塩化ビニル系合成樹脂でなる筒状体4と組合せて用
いられる。
【0033】上述のように、管接続部Bは、流路54に
連なる位置に開口部52を有しているから、管接続部B
に筒状体4を接続することにより、流路54に筒状体4
を連通させることができる。
【0034】開口部52は、第1環状段面521と、第
2環状段面522とを有している。第1環状段面521
は、流路54となる面との間に段差を有するように繰り
広げられている。従って、第1環状段面521に筒状体
4の一端を挿入して位置決めし、筒状体4を流路54に
接続することができる。
【0035】第2環状段面522は、第1環状段面52
1よりも外側において、第1環状段面521との間に段
差を有するように、第1環状段面521よりも大きい内
径を有して繰り広げられている。この構造により、筒状
体4を挿入すると、第1環状段面521に位置決めし、
筒状体4を桝本体5に接続できる。このため、桝本体自
体の構造を簡素化できる。また、組み立て作業も容易に
なる。
【0036】押え片53は、第2環状段面522に連な
り、内径を縮小する方向に傾斜しているから、環状パッ
キンCを第2環状段面522に容易に装着できる。
【0037】環状パッキンCは、第2環状段面522に
嵌め込まれ、軸方向Xの他端側から軸方向Xの一端側に
向って、内径を縮小する方向に折返された環状自由端C
2を有している。この環状自由端C2は、開口部52内
に挿入された筒状体4、例えば排水流入管の全周に密着
すると共に、筒状体4に対する全方向への可撓性部とし
て機能する。従って、筒状体4に対する位置ズレ吸収作
用が極めてスムーズに行なわれる。
【0038】環状パッキンCは、軸方向Xの一端C1が
第1環状段面521及び第2環状段面522を繰り広げ
ることによって生じる段差によって支えられ、折返し部
C3が押え片53によって押えられている。この構造に
より、環状パッキンCを第2環状段面522に装着する
と、環状パッキンCが段差及び押え片53によって必然
的に支持される。このため、環状パッキンの組込み固定
構造が簡単化される。
【0039】環状パッキンCは第2環状段面522に嵌
め込まれているから、集水桝装置が土中に埋設されて使
用された場合に、環状パッキンCに土圧が直接的に加わ
ることがなくなり、土圧による位置ずれ、破損等の事故
がほぼ完全に防止される。
【0040】実施例では、折返し部C3の先端部が押え
片53の内側に位置している。環状自由端C2の最内径
は、第1環状段面521の最内径よりよりも小さくなっ
ている。この例では、押え片53の先端部分で筒状体4
の挿入位置決めがなされ、折返し部C3の先端部分が筒
状体4の端面41に当ることがない。しかも、環状自由
端C2が内径を縮小する方向に傾斜して形成されている
ので、筒状体4の挿入につれて、環状パッキンCが徐々
に筒状体4に押圧を加えるようになる。このため、筒状
体4をスムーズに挿入でき、環状パッキンCを巻き込む
こともない。
【0041】図9は本発明に係る集水桝装置の別の実施
例の断面図である。図において、図1〜図8と同一参照
符号は同一性ある構成部分を示している。桝本体5は、
底部51に形成される流路54に連なる管体が第1の部
材2を構成する。桝本体5に接続される流入管または排
出管が第2の部材3を構成する。止め具1は第1の部材
2を構成する管体と、第2の部材3を構成する流入管ま
たは排出管との凹凸嵌合隙間cに配置され、両者を結合
する。図9に示した集水桝装置も、図8に示す集水桝装
置と同様に、本発明に係る止め具及び継手の有する上記
利点の全てを有し、組立作業の短縮化を図り、かつ、高
い引き抜き強度を有する集水桝装置が得られる。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、以
下のような効果が得られる。 (a)設置作業の短縮化を図り得る止め具、継手及び集
水桝装置を提供することができる。 (b)高い引き抜き強度を有する止め具、継手及び集水
桝装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る止め具の平面図である。
【図2】図1のA2ーA2線上における断面図である。
【図3】図1及び図2にに示す止め具を用いた本発明に
係る継手の断面図である。
【図4】図3に示した継手の組立工程を示す図である。
【図5】図4に示した組立工程の後の組立工程を示す図
である。
【図6】図3に示した継手の別の組立工程を示す図であ
る。
【図7】図6に示した組立工程の後の組立工程を示す図
である。
【図8】本発明に係る集水桝装置の断面図である。
【図9】本発明に係る集水桝装置の別の実施例の断面図
である。
【符号の説明】
1 止め具 10 本体部 11〜14 突起 2 第1の部材 20 開口部 201 凹部 3 第2の部材 30 開口部 301 凸部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部と、少なくとも4つの突起とを含
    み、互いに嵌まり合う二つの部材間の凹凸嵌合隙間に配
    置され、両部材を結合する止め具であって、 前記本体部は、金属の板状部材でなり、Uの字またはコ
    の字状に折返され、底辺側が挿入端を構成するものであ
    り、 前記4つの突起は、その2つが折返された両辺のそれぞ
    れにおいて、前記本体部の相反する側に位置する両面に
    それぞれ突出して設けられている止め具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の止め具であって、 前記本体部は、前記突起を設けた領域が平板状である止
    め具。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の止め具であって、 前記底辺側に位置する前記突起のそれぞれは、Uの字ま
    たはコの字の内側の面に、前記底辺側から先端側に向か
    って、90度よりも小さい角度で傾斜しており、 前記先端側に位置する前記突起のそれぞれは、Uの字ま
    たはコの字の外側の面に、前記底辺側から先端側に向か
    って、90度よりも大きい角度で傾斜している止め具。
  4. 【請求項4】 第1の部材と、第2の部材と、止め具と
    を含む継手であって、 前記第1の部材及び第2の部材は、共にプラスチックで
    なり、相互間に凹凸嵌合隙間を生ずるように嵌合される
    ものであり、 前記止め具は、請求項1〜3に記載の何れかであって、
    前記凹凸嵌合隙間内に配置され、前記突起が前記第1の
    部材及び前記第2の部材に食い込む継手。
  5. 【請求項5】 桝本体と、継手とを含む集水桝装置であ
    って、 前記継手は、請求項4に記載されたものであって、前記
    桝本体と同体に設けられている集水桝装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の集水桝装置であって、 前記第1の部材は、前記桝本体を構成する筒体でなり、 前記第2の部材は、アジャスタでなる集水桝装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の集水桝装置であって、 前記第1の部材は、前記桝本体の底部に形成される流路
    に連なる管体でなり、 前記第2の部材は、流入管または排出管でなる集水桝装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20080051410A (ko) * 2006-12-05 2008-06-11 주식회사 파나텍 관연결장치

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