JP2007225011A - 分岐管継手 - Google Patents
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Abstract
【構成】 分岐管継手10は中空筒形状の本体12を有し、本体12の内周面にリング状突部26が設けられ、外周面に外周溝32が設けられる。本体12およびリング状突部26はゴムまたはエラストマなどの弾性材で形成され、リング状突部26および外周溝32の形成位置における本体12の内径は分岐管16の外径より小さく設定される。そして、外周溝32は本管14の孔46に嵌め、中空部18に分岐管16を挿入すると、外周溝32は孔46に圧接され、リング状突部26は分岐管16に密着する。
【効果】 分岐管継手10を介して分岐管16は本管14に対して止水性を有しながら、簡単に接続される。また、その止水性は本体12の弾性により安定して発揮される。
【選択図】 図3
【効果】 分岐管継手10を介して分岐管16は本管14に対して止水性を有しながら、簡単に接続される。また、その止水性は本体12の弾性により安定して発揮される。
【選択図】 図3
Description
この発明は、分岐管継手に関し、特にたとえば、本管に分岐管を接続するために用いられる、分岐管継手に関する。
従来の分岐管継手の一例が、特許文献1〜3に開示されている。
特許文献1の消雪用送水装置では、送水管に設けられた孔にソケットが嵌められ、ソケットは溶接や接着などにより送水管に接合される。そして、そのソケットの中に上部短管を挿入することにより、上部短管はソケットを介して送水管に接続される。
特許文献2の路面散水融雪システムにおける配管構造では、ソケット管部を送水管の連結孔に合わせながら鍔板部を送水管の外周面に密着し、この間を接着して、ソケット体は送水管に固定される。そして、ソケット体のソケット管部の中に分岐管を挿入することにより、分岐管はソケットを介して送水管に接続される。
特許文献3の消雪用散水ノズル付き配管ブロックでは、本管の開口に形成された雌ねじにソケットに設けられた雄ねじを螺合して、ソケットは本管に固定される。そして、ソケットの大径短管部に立上管を挿入することにより、立上管はソケットを介して本管に接続される。
実開平7−34027号公報[E01H 5/10、E01C 11/26]
特開平9−158142号公報[E01H 3/04、E01H 5/10]
特開2002−356824号公報[E01H 5/10、F16L 41/03]
特許文献1の従来技術では、上部短管および送水管の周囲にコンクリートを流し入れると、コンクリートは硬化熱を発し、温度変化する。一般的に樹脂で形成された送水管の長さは、温度変化によりコンクリートに比べて大きく伸縮するため、送水管の孔にソケットを嵌めて溶接などしただけでは、その接合部分に送水管の熱伸縮による力が集中して作用し、接合部分が破損してしまう。これにより、送水管と上部短管との間の止水性が維持されない。
これに対して、特許文献2の従来技術では、鍔板部が送水管の熱伸縮による力の集中を緩和するため、ソケットと送水管との接合部は破損しにくい。しかし、ソケット体を送水管に装着する際、ソケット管部を送水管の連結孔に合わせながら鍔板部を送水管の外周面に接着する必要があり、接着剤の用意や塗布など取り付け作業に手間を要する。
また、特許文献3の従来技術では、本管の開口およびソケットにねじを形成し、しかもねじを螺合する必要があり、取り付け作業に手間を要する。
それゆえに、この発明の主たる目的は、取り付け作業が簡単で、安定した止水性能を発揮することができる、分岐管継手を提供することである。
請求項1の発明は、本管に形成された孔に挿入され、分岐管を本管に接続するために用いられる分岐管継手であって、弾性材で形成される中空筒状の本体、および本体の外周面に設けられ、かつ孔の内縁に嵌まり合う外周溝を備え、外周溝の形成位置における本体の内径を分岐管の外径より小さく設定し、中空部に分岐管を挿入したとき、分岐管と孔の内縁との間で本体を圧縮することによって、本管との間を止水する、分岐管継手である。
請求項1の発明では、分岐管継手は、中空筒状の本体、および本体の外周面に設けられる外周溝を備える。
この分岐管継手を本管に形成された孔に挿入し、外周溝を孔の内縁に嵌め合うと、本管に分岐管継手が接合される。次に、この状態で本体の中空部に分岐管を挿入すれば、分岐管継手に分岐管が接合されるため、分岐管継手を介して本管と分岐管とが接続される。
また、本体を弾性材で形成し、かつ外周溝の形成位置における本体の内径を分岐管の外径より小さく設定することにより、分岐管を中空部に挿入すると、分岐管と孔の内縁との間で本体が圧縮される。このため、外周溝が孔の内縁に密着されて、分岐管継手と本管との間が止水される。
そして、分岐管を接続した本管の回りに流入したコンクリートの硬化熱で本管の長さが伸縮しても、それに合わせて分岐管継手の本体は弾性変形するため、分岐管継手は、本管から外れることなく、本管との間の止水性を維持し続ける。
請求項2の発明は、本体の中空部の上部に、内周面から突出して設けられ、かつ弾性材で形成されるリング状突部をさらに備え、リング状突部によって分岐管を止水する、請求項1記載の分岐管継手である。
請求項2の発明では、弾性材で形成されるリング状突部を内周面から突出させて本体の中空部の上部に設けると、分岐管を中空部に挿入した際にリング状突部が分岐管の外周面に密着することにより、分岐管継手と分岐管との間は止水される。
請求項3の発明は、本管に形成された孔に挿入され、分岐管を本管に接続するために用いられる分岐管継手であって、中空筒状の本体、本体の内周面に設けられる内周溝、内周溝に装着されるOリング、本体の外周面の少なくとも一部を覆い、かつ弾性体で形成されるリング状外周部、およびリング状外周部の外周面に設けられ、かつ孔の内縁に嵌まり合う外周溝を備え、Oリングによって分岐管を止水し、孔の内縁と外周溝との間で本管を止水する、分岐管継手である。
請求項3の発明では、中空筒状の本体の内周面に内周溝が設けられ、この内周溝にOリングが装着される。そして、中空部に分岐管を挿入すると、Oリングが分岐管の外面に圧着され、止水性を有しながら分岐管が分岐管継手に接合される。
そして、本管に形成された孔にリング状外周部を挿入し、外周溝を孔の内縁に嵌めると、外周溝が孔の内縁に密着されて、止水されながら本管が分岐管継手に接合される。これにより、分岐管継手を介して本管と分岐管とが接続される。
請求項4の発明は、外周溝より上の本体の外面に設けられ、かつ本管の外面に沿うサドル部をさらに備える、請求項1ないし3のいずかに記載の分岐管継手である。
請求項4の発明では、分岐管継手を本管の孔に挿入し、外周溝より上の本体の外面に設けたサドル部を本管の外面に沿わせる。そして、たとえばバンドなどを本管の外面上からサドル部の上に巻くと、分岐管継手は本管にさらに強固に固定される。
この発明によれば、本管の孔に嵌めた分岐管継手に分岐管を挿入し、分岐管継手の外周面を孔の内縁に密着させることにより、安定した止水性能を発揮しながら、分岐管を本管に簡単に接続することができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1に示すこの発明の一実施例である分岐管継手10は、図1および図2に示す本体12を備え、図3および図4に示すように、本管14に分岐管16を接続するものである。
図1〜図4に示すように、本体12は、ゴムまたはエラストマなどの弾性材で形成され、ゴムにスチレンブタジエンゴムなどが用いられる。本体12は、中空筒状に形成され、その中心に円柱形状の中空部18を有する。本体12の上部20および下部22の内周面は本体12の管軸に対して平行に設けられる。本体12の上部20の内径r1は本体12の下部22の内径r2より大きく設定され、上部20と下部22との間に下に向かって縮径するテーパ部24が形成される。本体12の上部20の内径r1は、分岐管16の外径b1より大きく、たとえば19mmに設定される。本体12の下部22の内径r2は、分岐管16の外径b1より小さく、たとえば16mmに設定される。
本体12の中空部18の上部、つまり本体12の上部20の内周面にリング状突部26が設けられる。リング状突部26は、ゴムまたはエラストマなどの弾性材で形成され、本体12の内周面から突出する。そして、リング状突部26の内径r3は分岐管16の外径b1より小さく設定され、本体12の上端とリング状突部26との間の長さd1は、たとえば5mmに設定される。
本体12の下端部に係止部28が設けられる。係止部28は、リング状で、下端部の内周面から中心に向かって縮径し、その中心に連通孔30が形成される。連通孔30の内径r4は、分岐管16の内径b2と同じまたはほぼ同じで、たとえば13mmに設定される。
また、本体12の外周面に外周溝32が形成される。外周溝32は、本体12の管軸を周回するリング状の溝であって、本体12の下部22の外周面に設けられる。外周溝32の形成位置における本体12の内径r2は分岐管16の外径b1より小さく設定される。
外周溝32の断面は四角形状に形成され、側面34は、上面36と下面38との間に設けられ、管軸に平行に形成される。上面36は本管14の外面に沿い、下面38は本管14の内面に沿うように形成される。本体12の上端と側面34の上端との間の長さd2は、たとえば17mmに設定され、この側面34の長さd3は3mmに設定される。
本体12の下端部に切り欠き40が設けられる。切り欠き40は本体12の管軸を周回するリング状であり、その側面42は、本体12の下端と上面44との間に設けられ、管軸に平行に形成される。上面44は管軸側から外周面に向かって下り勾配が付けられる。側面42の上端と外周溝32の側面34の下端との間の長さd4は、たとえば3mmに設定され、この側面42の長さd5は3mmに設定される。
そして、本体12の上端と外周溝32との間の本体12の外径s1は、たとえば26mmに、外周溝32と切り欠き40との間の本体12の外径s2は24mmに、外周溝32および切り欠き40がそれぞれ形成された部分の本体12の外径s3は20mmに設定される。このため、本体12の外径は上側ほど大きく、下側ほど小さく形成される。
この分岐管継手10を用いて、分岐管16を本管14に接続する場合、まず本管14の管壁に孔46を形成する。この本管14に、たとえば、その外径が76mmで、内径が68mmの直管が用いられる。孔46の径は、外周溝32および切り欠き40がそれぞれ形成された部分の本体12の外径s3と同じまたはほぼ同じで、たとえば20mmに設定される。
そして、分岐管継手10の本体12の管軸を本管14の管軸に対して垂直にした状態で、切り欠き40が形成された本体12の下端側から本体12を孔46に挿入し、外周溝32の位置まで本体12を孔46に押し込むと、外周溝32が孔46の内縁に嵌まる。これにより、外周溝32の側面34が孔46の内縁に接し、上面36が本管14の外面に沿い、下面38が本管14の内面に沿う。このため、分岐管継手10の管軸方向の動きは、外周溝32の上面36および下面38がそれぞれ本管14の外面および内面に係止されることにより防止され、分岐管継手10の管軸と垂直方向の動きは、外周溝32の側面34が孔46の内縁に係止されることにより防止されて、分岐管継手10は本管14に接合される。
次に、分岐管16を本体12の中空部18の中に挿入すると、本体12の上部20の内径r1は分岐管16の外径b1より大きいため、分岐管16は、その外周面が本体12の上部20の内周面と間隔を隔てて挿入される。しかし、リング状突部26の内径r3は分岐管16の外径b1より小さいため、リング状突部26は分岐管16の外周面に密着する。これにより、分岐管継手10はリング状突部26で分岐管16との間の止水性を持つ。
そして、分岐管16を中空部18にさらに挿入すると、分岐管16の先端はテーパ部24に当たる。ここで、本体12の下部22の内径r2が分岐管16の外径b1より小さいが、分岐管16を押し込めば、弾性を有する本体12の下部22は外側に押されて、中空部18は押し広げられる。これにより、外周溝32の形成位置で本体12は、分岐管16と孔46の内縁との間に挟まれて、圧縮され、外周溝32の側面34は孔46の内縁に密着する。このため、分岐管継手10は外周溝32の部分で本管14との間の止水性を確保する。
また、分岐管16の挿入により外周溝32と切り欠き40との間の本体12が外側へ広がると、外周溝32の下面38は押し上げられ、本管14の内面に押し付けられる。よって、分岐管継手10と本管14との間の止水性はさらに向上する。
それから、押し込まれた分岐管16は、その先端が係止部28の当たり、係止される。このとき、分岐管16の開口は連通孔30と連結され、分岐管16は分岐管継手10を介して本管14に接続される。
このように、分岐管継手10を本管14の孔46に挿入し、外周溝32を孔46の内縁に嵌め合うことにより、分岐管継手10が本管14に接合され、かつこの分岐管継手10の中空部18に分岐管16を挿入することにより、分岐管16が分岐管継手10に接合されるため、分岐管継手10を介して本管14と分岐管16とを簡単に接続することができ、施工性に優れる。
また、内径が分岐管16の外径より小さく設定された外周溝32の部分における本体12およびリング状突部26により、分岐管継手10と本管14との間、および分岐管16と分岐管継手10との間の止水性を確保することができる。
そして、たとえば、分岐管16を接続した本管14の回りにコンクリートなどを流入し、コンクリートの硬化熱で本管14がその管軸方向に伸びて、分岐管16と本管14との接続角度が変化すると、それに合わせて分岐管継手10は弾性変形する。そして、コンクリートが冷めるに伴い本管14の長さが縮まることで、弾性材で形成された分岐管継手10は破壊されずに止水性を維持する状態に復元する。このため、分岐管継手10は、本管14および分岐管16との間の止水性を維持し続けることができ、安定した止水性能を発揮する。
なお、本体12の上部20と下部22との間にテーパ部24を設け、下部22の内周面を管軸に対して平行に設けたが、図5に示すように、テーパ部24を設けずに、本体12の下部48の内周面をテーパ状に形成することもできる。この場合、下部48の内周面を、上部20の下端から係止部28の連通孔30の縁に向けって縮径させるように傾斜させる。これにより、下部48の内径が小さくなるに伴い本体12の管壁の厚みが大きくなるため、外周溝32の形成位置における本体12の厚みは大きくなり、分岐管16の挿入により本体12は孔46の内縁にさらに強く押し付けられる。また、外周溝32の下方では本体12の厚みがさらに大きくなるため、分岐管16の挿入により押し広げられ、外周溝32の下面38は本管14の内面に強く押し付けられる。よって、本管14に対する分岐管継手10の止水性は向上する。
図6に示すこの発明の他の実施例である分岐管継手10は図1に示す分岐管継手10とほぼ同じであるが、外周溝50の材質が異なる。これ以外の部分に関しては図1実施例の示す分岐管継手10と同様であるため、共通する部分については同じ番号を付して、その番号の説明は省略する。
外周溝50の上面52、側面54および下面56を形成する本体12の部分58は水膨潤ゴムへ替えられ、外周溝50は水膨張ゴムで形成される。
これにより、仮に、水が本管14の孔46の内縁と分岐管継手10の外周溝50との間に侵入しても、水は水膨潤ゴムに吸収される。そして、水膨潤ゴムは水を吸収し膨張するため、孔46の内縁と外周溝50との間の隙間が狭くなり、止水される。
なお、外周溝50を水膨張ゴムで形成したが、外周溝50を粘着性ゴムで形成することもできる。この場合、粘着性ゴムにより外周溝50の上面52および下面56はそれぞれ本管14の外面および内面にくっつけられ、外周溝50の側面54は孔46の内縁にくっつけられるため、本管14と分岐管継手10との間の止水性はさらに向上する。
また、図7および図8に示すように、外周溝50の上にサドル部60を設けることもできる。サドル部60は、外周溝50より上の本体12の外周面から外側に突出し、その内面62が本管14の外面に沿うように湾曲する。サドル部60の内面62は外周溝50の上面52を延長させて設けられる。そして、サドル部60はゴムまたはエラストマなどの弾性材で形成され、その内面62を形成する本体12の部分は、外周溝50の上面52を形成する本体12の部分と同様に、水膨潤ゴムや粘着性ゴムなどで形成される。この分岐管継手10の本体12を本管14の孔46に挿入すると、サドル部60により分岐管継手10において本管14の外面に沿う面積が広がるため、分岐管継手10と本管14との間の止水性が向上する。
図9に示すこの発明の他の実施例である分岐管継手10は図1に示す分岐管継手10とほぼ同じであるが、図9に示す分岐管継手10はサドル部64を有し、その外周溝66に突起68が設けられる点が図1に示す分岐管継手10と異なる。これ以外の部分に関しては図1実施例の示す分岐管継手10と同様であるため、共通する部分については同じ番号を付して、その番号の説明は省略する。
図9および図10に示すように、外周溝66の上面70、側面72および下面74にそれぞれ突起68が設けられる。突起68は、ゴムまたはエラストマなどの弾性材で形成され、上面70、側面72および下面74のそれぞれから外周溝66の中に向かって突出し、本体12の管軸を中心に周回するリング状である。突起68の断面は半円形状に形成される。
外周溝66の上にサドル部64が設けられる。サドル部64は、ゴムまたはエラストマなどの弾性材で形成され、外周溝66の上の本体12の部分が外側に突出し、その内面が本管14の外面に沿うように湾曲する。そのサドル部64の内面76は外周溝66の上面70を延長させて形成される。
図11および図12に示すように、この分岐管継手10を用いて分岐管16を本管14に接続する場合、本管14の孔46に挿入し、外周溝66を孔46の内縁に嵌め合わせると、外周溝66の側面72の突起68は孔46の内縁に密着し、上面70の突起68は本管14の外面に密着し、下面74の突起68は本管14の内面に密着する。これにより、分岐管継手10は本管14に対して止水性を有しながら、接合される。
次に、分岐管継手10にバンド78を取り付ける。バンド78は、ステンレスなどで形成され、固定部80およびそれの両端に取り付けられる帯部82を有する。固定部80はその中心に挿通孔46を有するリング状であって、その内径は本体12の外径と同じまたはそれより大きく、外径はサドル部64より大きく形成される。バンド78の全長、つまり固定部80の外径および2つの帯部82の長さを合わせた長さは本管14の外径より大きく設定される。
この固定部80の挿通孔46の中に分岐管継手10の本体12を通し、固定部80でサドル部64を覆う。そして、帯部82を本管14の回りに巻き、留具84で固定する。このとき、帯部82を両側へ引っ張り、本管14に強く巻きつけると、固定部80はサドル部64を本管14側へ押し付け、サドル部64の内面76は本管14の外面に圧接される。このため、本管14と分岐管継手10との間の止水性が向上し、かつこれらの接合強度も高くなる。
そして、本体12の中空部18を押し広げながら、中空部18に分岐管16を挿入する。これにより、外周溝66の形成位置における本体12は、圧縮され、孔46の内縁および分岐管16の外面に圧接される。このため、分岐管16が止水性を確保しながら分岐管継手10に接合され、しかも本管14と分岐管継手10との間の止水性および接合強度もさらに高まる。よって、分岐管継手10を介して分岐管16は本管14に対して高い止水性を有しながら、接続される。
なお、外周溝66のサドル部64および/または突起68を本体12と同じゴムまたはエラストマなどの弾性材で形成したが、サドル部64および/または突起68を水膨張ゴムや粘着性ゴムで形成することもできる。
また、外周溝66の突起68を設けなくてもよい。
図13に示すこの発明のさらに別の実施例である分岐管継手10は、図1に示す分岐管継手10とほぼ同じであるが、図13に示す分岐管継手10では、外周溝32より上の本体12の外周面が管状部86で覆われている点が図1に示す分岐管継手10と異なる。これ以外の部分に関しては図1実施例の示す分岐管継手10と同様であるため、共通する部分については同じ番号を付して、その番号の説明は省略する。
本体12は、弾性材で形成され、中空筒状である。本体12の外周溝32より上の部分の外径が、本体12の外周溝32より下の部分の外径より小さく設定され、外周溝32より上の本体12の外周面が管状部86で覆われる。管状部86は、樹脂で形成され、その内周面は本体12の外周面に接する。そして、管状部86の外径が、本管14の孔46の径はより大きく設定される。
この分岐管継手10を孔46に挿入し、外周溝32を孔46の内縁に嵌めると、外周溝32より下の本体12が本管14の中に入り、外周溝32より上の本体12が外に露出する。このように、本体12の外に露出する部分が管状部86で覆われるため、分岐管継手10の機械的強度や耐衝撃性などが向上する。
なお、外周溝32より上の本体12の外径を外周溝32より下の本体12の外径より小さく設定したが、外周溝32より上の本体12の外径を外周溝32より下の本体12の外径と同じに設定することもできる。
図14に示すこの発明のさらに別の実施例である分岐管継手10は、本体88を備える。なお、図1実施例の示す分岐管継手10と同様であるため共通する部分については同じ番号を付して、その説明は省略する。
本体88は、中空部89を有する中空筒状であって、外力を受けた際に変形しにくい剛性材、たとえば塩化ビニルやポリプロピレンなどの合成樹脂により形成される。本体88は上部90および下部92を備え、下部92の内径が上部90の内径より小さく設定されて、上部90および下部92の間に段差が設けられる。また、上部90の内径が分岐管16の外径より大きく設定され、下部92の内径が分岐管16の外径より小さく設定される。このため、分岐管16を上部90の中に挿入すると、分岐管16の先は上部90および下部92の間の段面94に係止される。
本体88の上部90の内周面にリング状の内周溝96が設けられ、内周溝96にOリング98が装着される。Oリング98の内径が本体88の上部90の内径より小さく設定されるため、Oリング98が本体88の内周面から突出する。そして、Oリング98の内径が分岐管16の外径と同じまたはそれより小さく設定されるため、Oリング98の中に分岐管16を挿入すると、突出したOリング98が分岐管16の外面に密着する。
また、下部92の外径が上部90の外径より小さく設定され、この下部92の外周面がリング状外周部100で覆われる。リング状外周部100は、本体12の下部22の外周部と同様であって、ゴムまたはエラストマなどの弾性材で形成され、その外周面に外周溝32が設けられ、その下端部に切り欠き40が設けられる。
分岐管継手10を用いる場合、リング状外周部100を変形しながら、下部92を本管14の孔46に挿入し、外周溝32を孔46の内縁に嵌めると、外周溝32が孔46の内縁に密着する。また、分岐管16の端が段面94に達するまで分岐管16を中空部89に挿入すると、Oリング98が分岐管16の外周面に密着する。これにより、分岐管継手10と本管14および分岐管16との間の水密性を有しながら、分岐管継手10を介して本管14と分岐管16とが接続される。
なお、下部92の外周面をリング状外周部100で覆ったが、本体88の全体の外周面をリング状外周部100で覆うこともできる。
また、上部90に内周溝96を設け、内周溝96にOリング98を装着したが、内周溝96およびOリング98を用いなくてもよい。この場合、上部90の内径を分岐管16の外径とほぼ同じに設定する。これにより、中空部89の内面または/および分岐管16の外面に接着剤などを塗布し、中空部89の中に分岐管16を挿入すると、水密性を有しながら上部90が分岐管16に接着される。
なお、図13および図14に示す分岐管継手10の外周溝32を、図6と同様に、水膨張ゴムや粘着性ゴムなどで形成することもできる。
また、図13に示す分岐管継手10の本体12、および図14に示す分岐管継手10のリング状外周部100に、図9と同様のサドル部64および突起68を設けることもできる。ただし、必要に応じて突起68を設けなくてもよい。
さらに、図6、図7、図9および図13示す分岐管継手10において、図5と同様に、テーパ部24を設けず、本体12の下部48の内周面をテーパ状に形成することもできる。
なお、上記全ての実施例において、外周溝32、50、66を設けたが、外周溝32、50、66と切り欠き40との間の本体12およびリング状外周部100の外径を外周溝32、50、66および切り欠き40が形成された部分の本体12およびリング状外周部100の外径と同じに設定して、外周溝32、50、66を設けなくてもよい。
たとえば、図1に示す分岐継手10では、図15に示すように、外周溝32の上面36から下端までの間の本体12の外径を孔46の内径と同じまたはそれより少し大きく設定し、外周溝32の上面36を段面102として用いる。この段面102が孔46の周縁の本管14の外面に沿うように設けられる。この場合、本体12を孔46に挿入しやすいように、本体12の下端部をテーパ状に形成して、下端に向かって本体12を縮径させることもできる。そして、このような分岐継手10の下部22を孔46に挿入すると、段面102が孔46の周縁の上面に当たって係止される。それから、中空部18に分岐管16を挿入すれば、分岐管16が下部22を押し広げ、下部22の外周面が孔46の内縁に密着して、分岐管継手10と本管14との間が止水されながら、分岐管継手10が本管14に接合される。
また、図9と同様のサドル104を設けた分岐継手10を図16に示す。ただし、この場合、突起68を設けなくてもよい。サドル104は、段面104を延長するように、径方向の外側へ張り出して形成される。このような分岐継手10によれば、サドル104が本管14の外面に密着するため、分岐管継手10と本管14との間の止水性がさらに向上する。
さらに、上記全ての実施例において、外周溝32、50、66を設けたが、本体12、88およびリング状外周部100の外径を外周溝32、50、66および切り欠き40が形成された部分の本体12およびリング状外周部100の外径と同じに設定して、外周溝32、50、66を設けなくてもよい。
たとえば、図1に示す分岐継手10では、図17に示すように、上部20、テーパ部24および下部22の外径を孔46の内径と同じまたはそれより少し大きく設定する。この場合、下部22を本管14の孔46に挿入しやすくするため、下部22の下端部をテーパ状に形成し、下端に向かって下部22を縮径させてもよい。そして、このような分岐継手10の下部22を本管14の孔46に挿入して、中空部18に分岐管16を挿入すると、分岐管16は下部22、48を押し広げ、下部22の外周面が孔46の内周面に密着して、分岐管継手10と本管14との間が止水されながら、分岐管継手10が本管14に接合される。
そして、この分岐継手10に、図18に示すねじ部108を設けることもできる。この場合、孔46の内縁にもねじ部110を形成する。このねじ部108、110を螺合することにより、分岐管継手10と本管14とを接合しやすくなる。
また、この分岐継手10の本体12の外周面の一部または全部を水膨張ゴムや粘着性ゴムなどで形成することもできる。本体12の外周面一部に水膨張ゴムなどを用いるとき、分岐管継手10を孔46に挿入し、水膨張ゴムを形成した位置を孔46の内縁に沿わせる。
なお、上記全ての実施例において、本願の分岐管継手10を、送水管と散水ノズルが装着された分岐管との接続、または下水分野の無圧管と分岐管と接続など本管と分岐管との接続に使用することができる。
また、図14の実施例を除く上記全ての実施例において、本体12を孔46の内縁に嵌めてから、分岐管16を中空部18の中に挿入することにより、分岐管16で下部22、48を押し広げて、分岐管16を分岐管継手10に接続すると同時に、分岐管継手10を本管14に固定した。これに対して、分岐管16と同径の短管112を用いて、分岐管継手10を本管14に固定した上で、分岐管16を分岐管継手10に接続することもできる。たとえば、図1に示す分岐管継手10の場合、図19(A)に示すように、外周溝32を孔46の内縁に嵌めた状態で短管112を中空部18の中に挿入し、短管112で下部22を押し広げ、外周溝32を孔46の内縁に密着させて、分岐管継手10を本管14に固定してから、分岐管16を中空部18の中に挿入し、分岐管16を分岐管継手10に接続する。
そして、この短管112の上端部を、図19(B)に示すように、径方向の外側に拡径した形状にすることもできる。
さらに、図15−図18の実施例を除く上記全ての実施例において、外周溝32、50、66と切り欠き40との間の本体12またはリング状外周部100(図14)の外径を、外周溝32、50、66より上の本体12またはリング状外周部100の外径に比べて小さく設定したが、外周溝32、50、66と切り欠き40との間の本体12またはリング状外周部100の外径を、外周溝32、50、66より上の本体12またはリング状外周部100の外径に比べて大きく設定することもできる。たとえば、図1に示す分岐管継手10の場合、図20に示すように、外周溝32と切り欠き40との間の本体12外径を、外周溝32より上の本体12の外径に比べて大きく設定すれば、本管14内の水圧により本体12が上昇しても、外周溝32と切り欠き40との間の本体12が孔46の縁部に係止され、外周溝32が孔46から抜けにくい上、外周溝32の下面38が孔46の縁部に密着して、水密性が向上する。
さらに、上で挙げた角度や寸法の具体的数値はいずれも単なる一例であり、必要に応じて適宜変更可能である。
10…分岐管継手
12、88…本体
14…本管
16…分岐管
18…中空部
26…リング状突部
32、50、66…外周溝
46…孔
60、64…サドル部
98…Oリング
100…リング状外周部
12、88…本体
14…本管
16…分岐管
18…中空部
26…リング状突部
32、50、66…外周溝
46…孔
60、64…サドル部
98…Oリング
100…リング状外周部
Claims (4)
- 本管に形成された孔に挿入され、分岐管を前記本管に接続するために用いられる分岐管継手であって、
弾性材で形成される中空筒状の本体、および
前記本体の外周面に設けられ、かつ前記孔の内縁に嵌まり合う外周溝を備え、
前記外周溝の形成位置における前記本体の内径を前記分岐管の外径より小さく設定し、
前記中空部に前記分岐管を挿入したとき、前記分岐管と前記孔の内縁との間で前記本体を圧縮することによって、前記本管との間を止水する、分岐管継手。 - 前記本体の前記中空部の上部に、内周面から突出して設けられ、かつ弾性材で形成されるリング状突部をさらに備え、
前記リング状突部によって前記分岐管を止水する、請求項1記載の分岐管継手。 - 本管に形成された孔に挿入され、分岐管を前記本管に接続するために用いられる分岐管継手であって、
中空筒状の本体、
前記本体の内周面に設けられる内周溝、
前記内周溝に装着されるOリング、
前記本体の外周面の少なくとも一部を覆い、かつ弾性体で形成されるリング状外周部、および
前記リング状外周部の外周面に設けられ、かつ前記孔の内縁に嵌まり合う外周溝を備え、
前記Oリングによって前記分岐管を止水し、前記孔の内縁と前記外周溝との間で前記本管を止水する、分岐管継手。 - 前記外周溝より上の前記本体の外面に設けられ、かつ前記本管の外面に沿うサドル部をさらに備える、請求項1ないし3のいずかに記載の分岐管継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006046425A JP2007225011A (ja) | 2006-02-23 | 2006-02-23 | 分岐管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006046425A JP2007225011A (ja) | 2006-02-23 | 2006-02-23 | 分岐管継手 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2007225011A true JP2007225011A (ja) | 2007-09-06 |
Family
ID=38547010
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006046425A Withdrawn JP2007225011A (ja) | 2006-02-23 | 2006-02-23 | 分岐管継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP2007225011A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009047283A (ja) * | 2007-08-22 | 2009-03-05 | Kubota Ci Kk | 分岐継手および散水装置 |
| JP2011102601A (ja) * | 2009-11-10 | 2011-05-26 | Onda Seisakusho:Kk | ヘッダー |
| KR101490720B1 (ko) * | 2013-11-19 | 2015-02-09 | 최승선 | 하수도 가지관 연결구 및 이를 이용한 하수도 가지관 연결방법 |
| KR20240023780A (ko) * | 2022-08-16 | 2024-02-23 | 주복자 | 분기관 연결구 |
-
2006
- 2006-02-23 JP JP2006046425A patent/JP2007225011A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
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| KR20240023780A (ko) * | 2022-08-16 | 2024-02-23 | 주복자 | 분기관 연결구 |
| KR102674081B1 (ko) * | 2022-08-16 | 2024-06-10 | 주복자 | 분기관 연결구 |
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