JPH08159325A - ソレノイド弁 - Google Patents

ソレノイド弁

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JPH08159325A
JPH08159325A JP33063994A JP33063994A JPH08159325A JP H08159325 A JPH08159325 A JP H08159325A JP 33063994 A JP33063994 A JP 33063994A JP 33063994 A JP33063994 A JP 33063994A JP H08159325 A JPH08159325 A JP H08159325A
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housing
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Masayuki Shibata
将行 柴田
Shigeru Kobayashi
茂 小林
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Keihin Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動コアのヒステリシス特性の向上と、軸受
部分の耐摩耗性の向上を図る。 【構成】 一側方に第1係止段部1Dを有するハウジン
グ1の底部1Aには一側方に向かって突出する第1の固
定コア1Gが形成され、他側方に向かって第2係止段部
1Eを介して円筒カシメ部1Fが形成される。ハウジン
グ1の第1係止段部1D上に配置されるヨーク2には他
側方に向かう第2の固定コア2Bが形成され、一側方に
向かって軸受突部2Dが形成される。可動コア6と一体
的に取着された出力杆7の他側軸部7Aは支持孔2Jに
摺動自在に支持され、出力杆7の一側軸部7Bは第2係
止段部1E上に固定配置される板バネ8にセンタリング
配置される。軸受突部2Dより突出する出力杆7の他側
軸部7Aの一側端7Cが弁体11に対接して配置され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有底円筒状のハウジン
グに、コイル、第1の固定コア、第2の固定コア、出力
杆を備えた可動コアを収納配置した電磁装置と、前記ハ
ウジングの開口端に結合され、出力杆により作動されて
流路の開口を制御する弁体を備えた弁部とを有するソレ
ノイド弁に関する。
【0002】
【従来の技術】かかるソレノイド弁は、例えば特開昭5
9−37309号公報に開示される。
【0003】従来のソレノイド弁は、一側方が係止段部
を介して開口する有底円筒状のハウジングの底部から一
側方に向かって固定コアが突出して形成されるとともに
固定コアの外周とハウジングの内周との間にコイルが配
置され、一方、固定コアの一側方の端部に対向して可動
コアが移動自在に配置される。又、可動コアの中心には
長手軸心方向に出力杆が一体的に取着される。
【0004】そして出力杆の一側軸部は、固定コアの中
心部に配置された軸受部材に移動自在に摺動支持され、
出力杆の他側軸部はハウジングの係止段部と、それをお
おう弁本体との間に挟持される板バネによって軸方向に
移動自在にセンタリング支持される。又、この出力杆の
他側軸部の他側端は、弁本体に穿設された複数の流路の
開口を制御する弁体に対接して配置される。
【0005】可動コアはスプリングによって固定コアよ
り離れる方向に弾性的に付勢され、コイルに加えられる
電流値に比例して固定コアに吸引される電磁推力が可動
コアに発生する。従って、前記電磁推力とスプリングの
バネ力によって可動コアが移動してその位置が決定さ
れ、この可動コアの移動は出力杆を介して弁体に作用
し、もって弁本体の流路の開口が制御される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来のソレノイ
ド弁によると、可動コアのヒステリシス特性の向上を
望むことができない。これは、板バネが、出力杆と弁体
とが対接する出力杆の他側軸部の他側端近傍に配置され
る為である。すなわち、弁体は弁本体の長手軸心方向に
穿設された弁体案内孔内に摺動可能に間隙をもって移動
自在に配置されるもので、この間隙が形成されることに
よって、弁体は弁体案内孔に対して傾斜した状態で配置
される場合がある。そして、前述の如く、弁体が傾斜し
て配置されたことによると、弁体は出力杆を斜め方向に
押圧するものである。一方、板バネは、その全外周部分
がハウジングの係止段部と弁本体とによって挟持され、
その中心部分が出力杆の他側軸部に取着され、外周部分
と中心部分は、比較的小幅な連結片部をもって接続され
る。この連結片部を小幅に形成することは、出力杆の軸
方向移動に対し大なる抵抗を与えない為に必要である。
そして、前述の如く、弁体が弁体案内孔に対して傾斜し
て配置され、弁体から出力杆の他側軸部の他側端に対し
て斜め方向の力が作用すると、板バネの特に連結片部は
斜め方向の力に負け、出力杆をセンタリング支持するこ
とができないものである。以上によると、出力杆の一側
軸部と該一側軸部を支持する軸受部材との間で押圧摩擦
力が発生し、出力杆の往復作動時における摺動抵抗が変
化し、このことが可動コアのヒステリシス特性の向上を
阻害することになる。
【0007】出力杆とそれを摺動自在に支持する軸受
部材との耐摩耗性の向上が阻害される。これは、前述の
如く、出力杆が弁体によって斜め方向の力を受けると、
出力杆の一側軸部と軸受部材とが片当りするからであ
る。
【0008】コイルに通電したことによって生起する
磁路は、ハウジングの円筒部、ハウジングの底部、固定
コア、可動コアによって形成され、かかる際において、
出力杆の一側軸部を軸受支持する軸受部材の軸受孔によ
る支持部が前記磁路内に配置されることになる。以上に
よると、前記磁路は、出力杆の一側軸部と軸受部材の軸
受孔との間に磁極を発生するものである。そして、かか
る電磁装置を、自動車の自動変速機の油圧制御用のソレ
ノイド弁の駆動用アクチュエータに用いた場合等におい
て、弁本体の流路内に存在する異物(コンタミ等)が前
記軸受部材の軸受孔に吸引され易く、又侵入した異物は
軸受孔に付着し易いものである。従って、長期に渡る使
用時において、軸受部材における耐久性に問題があり、
かかる耐久性向上の為に、軸受部材の材質選定、表面硬
度、処理の選定に多くの開発工数を必要とするもので、
このことは製品開発コストの上昇につながって好ましく
ない。又、軸受部材として一般市販材を使用することが
できない場合、製品コストの上昇をもたらす。
【0009】本発明になるソレノイド弁は、かかる不具
合に鑑みなされたもので、可動コアのヒステリシス特性
の向上と、出力杆を摺動自在に支持する軸受部材の耐摩
耗性の向上を図ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決する為の手段】本発明になるソレノイド弁
は、前記目的達成の為に、有底円筒状のハウジングに、
コイル、第1の固定コア、第2の固定コア、出力杆を備
えた可動コアを収納配置した電磁装置と、前記ハウジン
グの開口端に結合され、出力杆により作動されて流路の
開口を制御する弁体を備えた弁部とを有するソレノイド
弁において、一側方が第1係止段部を介して開口せる有
底円筒状のハウジングの底部には、底部から一側方に向
かって突出し、コイルの他側方内に挿入される第1の固
定コアを形成するとともに底部から他側方に向かって第
2係止段部を介して円筒カシメ部を形成し、ハウジング
の第1係止段部上に配置されるフランジ状のヨークに
は、ヨークから他側方に向かって突出してコイルの一側
内に挿入される第2の固定コアを形成するとともにヨー
クから一側方に向かって軸受突部を突出して設け、可動
コアと一体的に取着された出力杆の他側軸部を、軸受突
部に穿設せる支持孔に摺動自在に支持し、出力杆の一側
軸部を、第2係止段部とそれをおおう閉塞カバー部材と
の間に挟持された板バネにて移動自在にセンタリング支
持し、前記、軸受突部より一側方に向かって突出する出
力杆の他側軸部の一側端を弁体に対接して配置したこと
を特徴とする。
【0011】
【作用】コイルへの通電時において、磁路は、円筒状の
ハウジング、ハウジングの底部、第1の固定コア、可動
コア、第2の固定コア、ヨークによって形成され、出力
杆の他側軸部を軸受支持する軸受突部に穿設された支持
孔、及び板バネを前記磁路より外すことができた。これ
によると、特に他側軸部と支持孔との間に磁極が発生す
ることがないもので、例えば、流路内の異物が前記支持
部に吸引されたり、あるいは流入した異物が付着するこ
とが抑止される。
【0012】又、弁体から出力杆に向けて斜め方向の力
が作用した際において、出力杆の他側軸部は、板バネの
厚さに比較して充分に長い支持長さを有する軸受突部の
支持孔によって支持されたので、出力杆及び可動コアの
倒れを完全に抑止することができたものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明になるソレノイド弁の一実施例
を図1により説明する。ソレノイド弁Sは電磁装置Aと
弁部Vとにより構成される。電磁装置Aは、以下よりな
る。1は、円柱形状の底部1Aの外周端から一側方Xに
向かって円筒部1Bが開口して形成される有底円筒状を
なすハウジングであり、円筒部1Bの開口端1C近傍に
は環状の第1係止段部1Dが形成され、又、底部1Aか
ら他側方Yに向けて環状の第2係止段部1Eを介して円
筒カシメ部1Fが形成される。又、底部1Aには、ハウ
ジング1内の一側方Xに向かって第1の固定コア1Gが
突出して形成され、この第1の固定コア1Gの一側端1
Hから底部1Aに向けて第1の可動コア案内孔1Jが貫
通して穿設される。この第1の可動コア案内孔1Jは円
筒カシメ部1Fへ開口する。
【0014】2は、ハウジング1の第1係止段部1D上
に配置されるフランジ状のヨークであり、ヨーク2の他
側端面2Aより他側方Yに向かって第2の固定コア2B
が突出して形成され、ヨーク2の一側端面2Cより一側
方Xに向かって軸受突部2Dが突出して形成される。そ
して、第2の固定コア2Bの他側端2Eから一側方Xに
向かって第2の可動コア案内孔2Fが穿設され、さらに
第2の可動コア案内孔2Fの底部2Gから一側方Xに向
かって逃げ孔2Hと支持孔2Jが連設して穿設される。
これら第2の可動コア案内孔2F、逃げ孔2H、支持孔
2Jは、ともに同心に形成され、そのうち特に支持孔2
Jは、ヨーク2より一側方Xに向かって突出する軸受突
部2Dに形成されなければならない。この支持孔2Jは
ヨーク2、第2の固定コア2Bに穿設してはならない。
【0015】そして、ハウジング1の第1係止段部1D
上にヨーク2の他側端面2Aを配置し、第1の固定コア
1Eの一側端1Hと第2の固定コア2Bの他側端2Eと
を間隙Sをはさんで対向配置する。かかる状態におい
て、ハウジング1の円筒部1Bの円周面と第1の固定コ
ア1G及び第2の固定コア2Bの外周面との間に環状の
間隙3が形成され、第1の固定コア1Gの第1の可動コ
ア案内孔1Jと第2の固定コア2Bの第2の可動コア案
内孔2Fとは同心に対向して配置される。
【0016】そして、環状の間隙3内にはコイルボビン
4に巻装されたコイル5が配置され、第1の可動コア案
内孔1Jを第2の可動コア案内孔2F内には、円柱状の
可動コア6が移動可能に配置される。前記第1の固定コ
ア1Gはコイル5の他側方Yに配置され、第2の固定コ
ア2Bはコイル5の一側方Xに配置される。この可動コ
ア6の中心には、出力杆7が貫通して一体的に取着され
るもので、この出力杆7の他側軸部7Aは軸受突部2D
の支持孔2Jに摺動自在に支持される。一方、出力杆7
の一側軸部7Bは、板バネ8にて支持される。この板バ
ネ8は特開昭59−37309号公報等によって公知な
るもので薄板状のバネ材で形成され、外周部分が連続し
た環状部8Aをなし、その中心部に出力杆取着孔8Bが
穿設され、外周部分と中心部が複数の小幅なる連結片部
8Cにて接続される。そして、この板バネ8の外周部分
の環状部8Aが、ハウジング1の第2係止段部1Eとそ
れをおおう閉塞カバー部材9との間に配置され、ハウジ
ング1の円筒カシメ部1Fの開口端を閉塞カバー部材9
に向けて内方へカシメることにより板バネ8の外周部分
の環状部8Aがハウジング1に固定的に配置されるとと
もに円筒カシメ部1Fの開口が閉塞カバー部材9によっ
て閉塞される。そして、出力杆7の一側軸部7Bの端部
が板バネ8の中心部の出力杆取着孔8Bに固着されるも
ので、もって出力杆7の一側軸部7Bが板バネ8によっ
て軸方向に移動自在にセンタリング支持される。
【0017】弁部Vは以下によって形成される。弁本体
10は、その他側方Yにヨーク2と同形状をなす取付け
鍔部10Aが形成されるとともに長手軸心方向に沿って
弁体案内孔10Bが穿設される。この弁体案内孔10B
には弁体11が長手軸心方向に沿って移動自在に配置さ
れるもので、この弁体11はその一側端11Aがスプリ
ング12によっで弾性的に押圧され、他側方Yに向かっ
て付勢される。弁本体10には、他側方Yから順に第1
から第6流路P1〜P6が穿設されて開口し、第1流路
P1は、弁体11の他側端11Bを収納するよう形成さ
れ、第2から第5流路P2〜P5は、それぞれ弁体11
を囲繞するよう形成され、更に第6流路P6は、弁体1
1の一側端11Aに臨んで形成される。
【0018】そして、前記弁部Vの弁本体10の取付け
鍔部10Aを、電磁装置Aの第1係止段部1D上に配置
されるヨーク2の他側端面2C上に配置し、ハウジング
1の開口端1Cを取付け鍔部10Aに向けて内方へカシ
メることによって、電磁装置Aと弁部Vとが固着され、
ソレノイド弁Sが形成される。かかる状態において、出
力杆7の他側軸部7Aの一側端7Cと弁体11の他側端
11Bとは第1流路P1内において対接する。
【0019】而して、弁体11は、第3流路P3を第2
及び第4流路P2、P4のいずれとも連通させない中立
位置から図で左方へ変位すると第3流路P3を第4流路
P4に連通させ、右方へ変位すると第3流路P3を第2
流路P2に連通させるようになっている。したがって、
コイル5の通電時には、可動コア6から出力杆7に働く
電磁推力により弁体11がスプリング12の反発力に抗
して右方位置から左方へ変位すると、第2及び第3流路
P2、P3間を遮断すると共に、第3及び第4流路P
3、P4間を導通させる。
【0020】以上よりなる本発明のソレノイド弁による
と、弁体案内孔10B内に配置された弁体11が、弁体
案内孔10Bと間隙をもって配置されることによって傾
斜して配置され、弁体11の他側端11Bから出力杆7
の他側軸部7Aの一側端7Cに向けて斜の押圧力が加わ
った際においても、出力杆7は、傾斜されることがな
く、第1の固定コア1G及び第2の固定コア2Bの長手
軸心方向の中心に正確に配置することができる。これは
以下の理由による。第1には、出力杆7の他側軸部7A
が、第2の固定コア2Bの軸受突部2Dの支持孔2Jに
摺動自在に支持されるとともに該支持孔2Jが弁体11
の他側端11Bに極めて近い位置に形成されたことであ
る。すなわち、出力杆7の他側軸部7Aの一側端7Cが
弁体11の他側端11Bによって斜の押圧力を受けた際
において、斜め押圧力を受ける押圧点(いいかえると、
弁体11の他側端11Bと出力杆7の一側端7Cとの当
接部)の近傍に支持孔2Jがあって、該支持孔2Jによ
って出力杆7の他側軸部7Aが軸受支持されたので、前
記斜め押圧力を入力部において、強制的に排除できたも
のである。
【0021】第2には、支持孔2Jが第2の固定コア2
Bと一体的に形成されたことである。これによると、支
持孔2Jの形成は第2の固定コア2Bの例えば旋盤加工
時において、同時に行なわれるもので支持孔2Jの孔加
工精度を、別部材よりなる軸受部材を用いたものに比較
してはるかに高精度とすることができ、出力杆7の他側
軸部7Aを極めて微少なる間隙をもって摺動支持するこ
とができる。従って、弁体11から斜め押圧力を受けた
際にあっても出力杆7の傾斜が効果的に抑止される。
【0022】第3には、出力杆7の他側軸部7Aが支持
孔2Jによって支持されたことにより、その支持孔2J
による支持長さを充分に保持することができるもので、
出力杆7が受ける弁体11による斜め押圧力を完全に抑
止できたものである。
【0023】以上、第1から第3に述べた理由によっ
て、弁体11による斜め押圧力が出力杆7の他側軸部7
Aに作用した際における出力杆の傾斜が抑止され、一方
出力杆7の一側軸部7Bが板バネ8によって移動自在に
センタリング支持されたので、出力杆7(可動コア6を
含む)は第1の固定コア1G及び第2の固定コア2Bの
長手軸心方向の中心に正確に移動自在に配置することが
できたものである。而して、出力杆7の他側軸部7Aと
支持孔2Jとの摩擦力を極めて小なる範囲内に抑制する
ことができるとともに出力杆7の往復動時における摺動
抵抗の変化を微小に抑止できたので可動コア6のヒステ
リシス性の向上を図ることができたものである。
【0024】次に、出力杆7の他側軸部7Aを支持する
支持孔2Jと、一側軸部7Bを支持する板バネ8とを、
コイル5に通電したことによって生起する磁路、すなわ
ちハウジング1の円筒部1B、ハウジング1の底部1
A、第1の固定コア1G、可動コア6、第2の固定コア
2B、ヨーク2から外すことができたからである。特に
支持孔2Jと出力杆7の他側軸部7Aとの支持部が前記
磁路より充分に外すことができたことによると、支持孔
2Jと出力杆7の他側軸部7Aとの間に磁極が発生する
ことがなくなり、この部における異物(コンタミ等)が
吸引されることがなく、且つこの部に侵入した異物が支
持孔2Jに付着することがない。以上によると、長期に
渡る使用時にあっても支持孔2Jによる耐久性の著しい
向上を達成することができたものである。
【0025】又、ハウジング1の第1の可動コア案内孔
1Jにあっては、その両端が一側端1Hから第2係止段
部1Eに向けて穿設されて開口し、一方第2の可動コア
案内孔2Fにあってはその両端が、他側端2Eから、第
2の可動コア案内孔2F、逃げ孔2H、支持孔2Jを介
して開口して穿設され、いずれも袋孔を有しないので、
加工精度の向上と加工の容易性を図ることができたもの
で製造コストの低減に寄与しうるものである。
【0026】
【発明の効果】以上の如く、本発明になるソレノイド弁
によると、ヨークから一側方に向かって突出する軸受突
部に穿設せる支持孔に出力杆の他側軸部を摺動自在に配
置するとともに、ハウジングの底部から他側方に形成さ
れた第2係止段部上に配置した板バネにて出力杆の一側
軸部を移動自在にセンタリング配置することによって出
力杆を移動自在に支持し、一方、弁本体に配置せる弁体
の他側端を、出力杆の他側軸部の他側端に当接して配置
したので、弁体から斜め押圧力が出力杆に向けて作用し
た際にあっても出力杆は第1の固定コア及び第2の固定
コアの長手方向の中心に正確に配置できたので、出力杆
の往復動時における摺動抵抗の変化を微小に抑制でき、
もって可動コアのヒステリシス特性を大きく向上できた
ものである。
【0027】又、出力杆の他側軸部を摺動自在に支持す
る支持孔及び出力杆の一側軸部をセンタリング支持する
板バネをコイルへ通電したことによって生起する磁路の
外方へ配置したことによると、支持部に異物が吸引され
たり、付着することが解消され、コンタミ性の向上と耐
久性の向上を達成できたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるソレノイド弁の一実施例を示す縦
断面図。
【符号の説明】
1 ハウジング 1A 底部 1D 第1係止段部 1E 第2係止段部 1F 円筒カシメ部 2 ヨーク 2B 第2の固定コア 2D 軸受突部 2J 支持孔 6 可動コア 7 出力杆 7A 他側軸部 7B 一側軸部 7C 一側端 8 板バネ 9 閉塞カバー部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底円筒状のハウジングに、コイル、第
    1の固定コア、第2の固定コア、出力杆を備えた可動コ
    アを収納配置した電磁装置と、前記ハウジングの開口端
    に結合され、出力杆により作動されて流路の開口を制御
    する弁体を備えた弁部とを有するソレノイド弁におい
    て、一側方Xが第1係止段部1Dを介して開口せる有底
    円筒状のハウジング1の底部1Aには、底部1Aから一
    側方Xに向かって突出し、コイル5の他側方Y内に挿入
    される第1の固定コア1Gを形成するとともに底部1A
    から他側方Yに向かって第2係止段部1Eを介して円筒
    カシメ部1Fを形成し、ハウジング1の第1係止段部1
    D上に配置されるフランジ状のヨーク2には、ヨーク2
    から他側方Yに向かって突出してコイル5の一側内に挿
    入される第2の固定コア2Bを形成するとともにヨーク
    2から一側方Xに向かって軸受突部2Dを突出して設
    け、可動コア6と一体的に取着された出力杆7の他側軸
    部7Aを、軸受突部2Dに穿設せる支持孔2Jに摺動自
    在に支持し、出力杆7の一側軸部7Bを、第2係止段部
    1Eとそれをおおう閉塞カバー部材9との間に挟持され
    た板バネ8にて移動自在にセンタリング支持し、前記、
    軸受突部より一側方Xに向かって突出する出力杆7の他
    側軸部7Aの一側端7Cを弁体11に対接して配置した
    ことを特徴とするソレノイド弁。
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