JPH08159149A - 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット - Google Patents

回転速度検出装置付転がり軸受ユニット

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JPH08159149A
JPH08159149A JP29936094A JP29936094A JPH08159149A JP H08159149 A JPH08159149 A JP H08159149A JP 29936094 A JP29936094 A JP 29936094A JP 29936094 A JP29936094 A JP 29936094A JP H08159149 A JPH08159149 A JP H08159149A
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tone wheel
stator
wheel
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転速度の検出精度を確保し、しかもセンサ
20aの出力を向上させる。 【構成】 内輪部材5に外嵌固定したトーンホイール1
3aを、ハブ1と共に回転自在とする。回転しない外輪
相当部材8に固定のカバー18に、センサ20aを支持
する。上記トーンホイール13aの大径部15aの内周
面と上記センサ20aを構成するステータ23aの外側
円筒部26aの外周面とを、微小隙間25aを介して対
向させる。大径部15aには複数の透孔17、17を、
外側円筒部26aには複数の切り欠き28、28を、そ
れぞれ等間隔に形成する。上記センサ20aのコイル2
4に惹起される電圧が、上記トーンホイール13aの回
転速度に比例した周波数で変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係る回転速度検出装置
付転がり軸受ユニットは、自動車の車輪を懸架装置に回
転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出す
る為に利用する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車輪を懸架装置に対して回転自
在に支持すると共に、アンチロックブレーキシステム
(ABS)、或はトラクションコントロールシステム
(TCS)を制御する為に、この車輪の回転速度を検出
する為の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットとし
て、従来から種々の構造のものが知られている。この様
な回転速度検出装置付転がり軸受ユニットに組み込まれ
る回転速度検出装置は何れも、車輪と共に回転するトー
ンホイールと、このトーンホイールの回転速度に比例し
た出力信号を出すセンサとを備える。トーンホイール及
びセンサの種類に就いては従来から種々知られている。
このうちで、トーンホイールとして磁性材製のものを使
用し、このトーンホイールの回転に応じてセンサを構成
するコイルに惹起される電圧を変化させる、所謂パッシ
ブ型のものが、高価な構成部品を使用しない事から、広
く使用されている。又、この様なパッシブ型の回転速度
検出装置に於いて、センサの出力を大きくすべく、この
センサを円環状に構成する事も、例えば発明協会公開技
報94−16051に記載されている様に、従来から知
られている。
【0003】図5〜6は、この公開技報に記載された回
転速度検出装置付転がり軸受ユニットを示している。ハ
ブ1の外端部(外とは車両への組み付け状態で車両の幅
方向外となる側を言い、各図の左)外周面には、車輪を
固定する為のフランジ部2を形成し、中間部外周面に
は、内輪軌道3aと段部4とを形成している。又、この
ハブ1の外周面には、その外周面に内輪軌道3bを形成
した内輪部材5を、その外端面を上記段部4に突き当て
た状態で外嵌支持している。尚、上記内輪軌道3aは、
ハブ1の外周面に直接形成する代りに、ハブ1とは別体
の内輪部材(図示せず)に形成し、この内輪部材と上記
内輪部材5とを、ハブ1に外嵌固定する場合もある。
【0004】又、ハブ1の内端寄り部分には雄ねじ部6
を形成している。そして、この雄ねじ部6に螺合し更に
緊締したナット7により、上記内輪部材5をハブ1の外
周面の所定部分に固定して、内輪相当部材を構成してい
る。ハブ1の周囲に配置された外輪相当部材8の中間部
外周面には、この外輪相当部材8を懸架装置に固定する
為の取付部9を設けている。又、この外輪相当部材8の
内周面には、それぞれが上記各内輪軌道3a、3bに対
向する、外輪軌道10a、10bを形成している。そし
て、これら各内輪軌道3a、3bと外輪軌道10a、1
0bとの間に、それぞれ複数ずつの転動体11、11を
設けて、上記外輪相当部材8の内側でのハブ1の回転を
自在としている。尚、図示の例では、転動体11、11
として玉を使用しているが、重量の嵩む自動車用のハブ
ユニットの場合には、転動体としてテーパころを使用す
る場合もある。又、上記外輪相当部材8の外端部内周面
と、ハブ1の外周面との間には、シールリング12を装
着して、外輪相当部材8の内周面と上記ハブ1の外周面
との間に存在し、上記複数の転動体11、11を設けた
空間の外端開口部を塞いでいる。
【0005】上記内輪部材5の内端部(内とは、車両へ
の組み付け状態で車両の幅方向中央よりとなる側を言
い、各図の右)で上記内輪軌道3bから外れた部分に
は、トーンホイール13の基端部(図5〜6の左端部)
を外嵌固定している。このトーンホイール13は、鋼板
等の磁性金属板により全体を円環状(円筒状)に形成さ
れている。このトーンホイール13は、互いに同心に形
成された小径部14と大径部15とを、段部16により
連続させて成る。この様なトーンホイール13は、上記
大径部15を内輪部材5の端部外周面に外嵌し、上記段
部16をこの内輪部材5の端縁部に当接させた状態で、
この内輪部材5に支持固定している。従って上記小径部
14は、上記内輪部材5と同心に支持される。そして、
この小径部14に、回転側除肉部として複数の透孔17
を、円周方向に亙り等間隔に形成している。各透孔17
は同形状で、軸方向(図5〜6の左右方向)に長い矩形
としている。
【0006】外輪相当部材8の内端開口部は、ステンレ
ス鋼板、アルミニウム合金板等の金属板を絞り加工する
等により有底円筒状に造られた、カバー18で塞いでい
る。このカバー18を構成する円筒部19の内周側に、
円環状のセンサ20を包埋した合成樹脂21を保持固定
している。このセンサ20は、永久磁石22と、鋼板等
の磁性材により造られたステータ23と、コイル24と
を備えており、これら各部材22、23、24を上記合
成樹脂21中に包埋する事により、全体を円環状に構成
している。
【0007】上記センサ20の構成各部材のうちの永久
磁石22は、全体を円環状(円輪状)に形成されて、直
径方向に亙り着磁されている。そして、この永久磁石2
2の内周面を、上記トーンホイール13を構成する小径
部14の基端部で、上記透孔17を形成していない部分
の外周面に、微小隙間25を介して対向させている。
又、上記ステータ23は、断面が略J字形で全体を円環
状に造られている。そして、このステータ23を構成す
る外側円筒部26の端部内周面と上記永久磁石22の外
周面とを近接若しくは当接させている。又、上記ステー
タ23を構成する内側円筒部27の内周面を、上記トー
ンホイール13の一部で、上記複数の透孔17を形成し
た部分に対向させている。更に、上記内側円筒部27に
は、固定側除肉部である複数の切り欠き28を、この内
側円筒部27の円周方向に亙って、前記透孔17、17
と等ピッチ(中心角ピッチ)で形成している。従って、
上記内側円筒部27部分は、櫛歯状に形成されている。
【0008】更に、上記コイル24は、非磁性材製のリ
ング29に導線を巻回する事により円環状に形成され、
上記ステータ23を構成する外側円筒部26の内周側部
分に配置されている。このコイル24に惹起される起電
力は、カバー18の外面に突設したコネクタ30から取
り出す。
【0009】上述の様に構成される回転速度検出装置付
転がり軸受ユニットの使用時、ハブ1と共にトーンホイ
ール13が回転すると、このトーンホイール13と対向
するステータ23内の磁束密度が変化し、上記コイル2
4に惹起される電圧が、上記ハブ1の回転速度に比例し
た周波数で変化する。ステータ23を流れる磁束の密度
変化に対応して上記コイル24に惹起される電圧が変化
する原理は、従来から広く知られた回転速度検出用セン
サの場合と同じである。又、トーンホイール13の回転
に応じてステータ23に流れる磁束の密度が変化する理
由は、次の通りである。
【0010】上記トーンホイール13に設けた複数の透
孔17と、ステータ23に設けた切り欠き28とは、互
いのピッチが等しい為、トーンホイール13の回転に伴
って全周に亙り同時に対向する瞬間がある。そして、こ
れら各透孔17と各切り欠き28とが互いに対向した瞬
間には、隣り合う透孔17同士の間に存在する磁性体で
ある柱部と、やはり隣り合う切り欠き28同士の間に存
在する磁性体である舌片とが、前記微小隙間25を介し
て互いに対向する。この様にそれぞれが磁性体である柱
部と舌片とが互いに対向した状態では、上記トーンホイ
ール13とステータ23との間に、高密度の磁束が流れ
る。
【0011】これに対して、上記透孔17と切り欠き2
8との位相が半分だけずれると、上記トーンホイール1
3とステータ23との間で流れる磁束の密度が低くな
る。即ち、この状態では、トーンホイール13に設けた
透孔17が上記舌片に対向すると同時に、ステータ23
に設けた切り欠き28が上記柱部に対向する。この様に
柱部が切り欠き28に、舌片が透孔17に、それぞれ対
向した状態では、上記トーンホイール13とステータ2
3との間に比較的大きな空隙が、全周に亙って存在す
る。そして、この状態では、これら両部材13、23の
間に流れる磁束の密度が低くなる。この結果、前記コイ
ル24に惹起される電圧が、前記ハブ1の回転速度に比
例して変化する。
【0012】上記センサ20は上述の様に作用する事に
より、コイル24に惹起される出力電圧を、ハブ1の回
転速度に比例した周波数で変化させるが、外輪相当部材
8の開口端部には、元々円環状の空間が存在する。従っ
て、上記センサ20を限られた空間に設置可能にし、し
かもこのセンサ20の出力を十分に大きくして、ハブ1
と共に回転する車輪の回転速度検出を確実に行なえる。
即ち、上記センサ20を構成する永久磁石22、ステー
タ23、及びコイル24は、それぞれトーンホイール1
3の全周を囲む円環状に形成されている。そして、上記
永久磁石22から出る磁束を、上記ステータ23の全周
に亙って流す様にしている為、このステータ23の内部
を流れる磁束の量を、このステータ23全体として十分
に多くできる。従って、このステータ23を通過する磁
束の密度変化に対応する、上記コイル24の電圧変化も
十分に大きくできる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述の様に構成され作
用する、従来から知られた円環状のセンサ20を備えた
回転速度検出装置の場合には、それ以前から知られた棒
状のセンサを使用した構造のものに比べれば、大きな出
力を得られる。ところが、近年では更に回転速度の検出
精度を確保しつつ大きな出力を得る為に、改良が望まれ
ている。
【0014】この理由は、次の通りである。先ず、回転
速度の検出精度を向上させ、低速時に正確な回転速度検
出を行なう為には、回転側除肉部である透孔17及び固
定側除肉部である切り欠き28の数を増やす必要があ
る。これら透孔17及び切り欠き28の数を増やすべ
く、それぞれのピッチを短くすると、隣り合う透孔17
同士の間に存在する磁性材製の柱部及び隣り合う切り欠
き28同士の間に存在する磁性材製の舌片の幅寸法が小
さくなる。
【0015】これに対して、センサ20を構成するコイ
ル24に惹起される電圧を大きく(高く)する為には、
このセンサ20を構成するステータ23を流れる磁束の
量を多くする必要がある。又、トーンホイール13のう
ちで透孔17を形成した部分の速度を速くして、この透
孔17と切り欠き28との相対変位速度を速くする事
も、上記電圧を大きくする為に効果がある。
【0016】磁束の量を多くする為には、やはりセンサ
20を構成する永久磁石22として磁束密度の高いもの
(磁気が強いもの)を使用すると共に、上記舌片及び柱
部の幅寸法を大きくしなければならない。この様に舌片
及び柱部の幅寸法を大きくするのは、これら舌片及び柱
部で磁束が飽和する事を防止する為である。これら舌片
及び柱部の幅寸法が小さいまま、単に上記永久磁石22
の磁束密度を高くした結果、これら舌片及び柱部で磁束
が飽和すると、トーンホイール13の回転に拘らず、ス
テータ23内を流れる磁束の密度変化が極端に減少し、
却って上記コイル24に惹起される電圧が低くなる。
【0017】透孔17及び切り欠き28の数を増やすと
同時に、上記舌片及び柱部の幅寸法を大きくし、更に透
孔17と切り欠き28との相対変位速度を速くする為に
は、トーンホイール13のうちで上記透孔17を形成し
た部分の直径、及びステータ23のうちで切り欠き28
を形成した部分の直径を大きくする事が必要である。と
ころが、図5〜6に示した従来構造の場合には、トーン
ホイール13の外周面とセンサ20の内周面とを対向さ
せている為、上記各部分の直径を大きくする事が難し
い。本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニット
は、この様な事情に鑑みて発明したものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の回転速度検出装
置付転がり軸受ユニットは、前述した従来の回転速度検
出装置付転がり軸受ユニットと同様に、第一の周面に固
定側軌道面を有する固定輪と、この固定輪の端部に固定
されたカバーと、上記第一の周面と対向する第二の周面
に回転側軌道面を有する回転輪と、上記固定側軌道面と
回転側軌道面との間に転動自在に設けられた複数の転動
体と、円周方向に亙り等間隔に形成された複数の回転側
除肉部を有し上記回転輪の端部に固定された、磁性材製
で円環状のトーンホイールと、このトーンホイールと対
向する状態で上記カバーの内側に保持されたセンサとを
備えている。
【0019】特に、本発明の回転速度検出装置付転がり
軸受ユニットに於いては、上記トーンホイールは上記回
転輪及び固定輪と同心の回転円筒部を有し、上記回転側
除肉部は、透孔、切り欠き、或は凹凸を構成する凹部と
して、少なくともこの回転円筒部の一部内周面側に設け
られている。又、上記センサは、それぞれが円環状に形
成された永久磁石と磁性材製のステータとコイルとを備
える。そして、上記永久磁石の着磁方向一端面は上記ト
ーンホイールの一部に、微小隙間を介して対向してい
る。又、上記ステータは、その一端部を上記永久磁石の
着磁方向他端面に当接若しくは近接させている。又、上
記ステータの他端部に形成された上記回転輪及び固定輪
と同心の固定側円筒部の外周面には、上記回転側除肉部
と等ピッチの固定側除肉部が、やはり透孔、切り欠き、
或は凹凸を構成する凹部として、形成されている。又、
この固定側除肉部は、上記回転側円筒部の内周面で上記
回転側除肉部を形成した部分に、微小隙間を介して対向
している。更に、上記コイルは、上記ステータの中間部
にその全周に亙り添設されている。
【0020】
【作用】上述の様に構成される本発明の回転速度検出装
置付転がり軸受ユニットが、車輪を懸架装置に回転自在
に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出する際の
作用自体は、前述した従来の回転速度検出用転がり軸受
ユニットと同様である。特に、本発明の回転速度検出装
置付転がり軸受ユニットの場合には、トーンホイールに
形成した回転側円筒部の内周面とステータに形成した固
定側円筒部の外周面とを対向させる為、これら両円筒部
の直径を大きくできる。即ち、この固定側円筒部を、コ
イルの存在等により直径方向に亙る厚さ寸法が或る程度
嵩むセンサの外周側に配置する為、この固定側円筒部及
び回転側円筒部の直径を大きくできる。この結果、固定
側、回転側両除肉部の数を十分に確保して回転速度の検
出精度を高め、しかも隣り合う除肉部同士の間に存在す
る部分の幅寸法を十分に確保してセンサの出力を大きく
できる。
【0021】
【実施例】図1〜2は本発明の第一実施例を示してい
る。尚、本発明の特徴は、回転速度の検出精度を確保し
つつセンサの出力を大きくする為、固定側、回転側、両
除肉部を設けた固定側、回転側、両円筒部の直径を大き
くする為の構造にある。その他の部分の構成及び作用
は、前述した従来構造とほぼ同様である為、同等部分に
は同一符号を付して、重複する説明を省略若しくは簡略
にし、以下、本発明の特徴部分を中心に説明する。
【0022】本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユ
ニットを構成するトーンホイール13aは、軟鋼板等の
磁性材製の板材に絞り等の塑性加工を施す事により、断
面がクランク型で全体を円環状(円筒状)に構成してい
る。即ち、このトーンホイール13aは、互いに同心の
小径部14aと大径部15aとを段部16aにより連続
させて成る。この様なトーンホイール13aは、上記小
径部14aを内輪部材5の内端部で内輪軌道3bから外
れた部分に外嵌する事により、ハブ1と共に回転自在と
している。回転輪であるハブ1及び固定輪である外輪相
当部材8と同心の回転円筒部である、上記大径部15a
には、それぞれが回転側除肉部である複数の透孔17、
17を、直径方向に亙り等間隔で形成している。
【0023】センサ20aは、それぞれが円環状に形成
された永久磁石22とステータ23aとコイル24とを
備える。このうちの永久磁石22は、全周に亙り直径方
向に着磁されている。そして、この永久磁石22の着磁
方向一端面である外周面を、上記トーンホイール13a
を構成する大径部15aの基端部(図1〜2の左端部)
で上記透孔17、17を形成していない部分に、微小隙
間25aを介して対向させている。
【0024】又、上記ステータ23aは、軟鋼板等の磁
性金属板を断面略J字形に形成したもので、互いに同心
の外側円筒部26aと内側円筒部27aとを有する。こ
れら両円筒部26a、27aのうち、内側円筒部27a
の先端部(図1〜2の左端部)は上記外側円筒部26a
の先端縁よりも軸方向に突出している。そして、上記内
側円筒部27aの先端部で上記外側円筒部26aの先端
縁から突出した部分の外周面に、上記永久磁石22の内
周面を当接若しくは近接させている。
【0025】又、上記ステータ23aの他端部に形成さ
れた固定側円筒部である、上記外側円筒部26aには、
固定側除肉部である切り欠き28、28を、上記透孔1
7、17と等ピッチで形成している。そして、この切り
欠き28、28を形成した外側円筒部26aを、前記ト
ーンホイール13aの大径部15aで上記透孔17、1
7を形成した部分に、前記微小隙間25aを介して対向
させている。
【0026】更に、前記コイル24は、上記ステータ2
3aの中間部で、前記永久磁石22の側面と上記外側、
内側、両円筒部26a、27aとにより囲まれる部分
に、その全周に亙って添設されている。尚、このコイル
24は、合成樹脂等の非磁性材により断面コ字形で全体
を円環状に造られたボビン31に、ニクロム線等の導線
を巻回する事により構成されている。尚、この導線の端
部は、上記ステータ23aに形成された図示しない通孔
を通じて取り出され、コネクタ30内の端子に接続され
る。
【0027】上述の様に構成されるセンサ20aは、断
面が横凸字形で全体を円環状に造られた合成樹脂21a
内に包埋される。そして、この合成樹脂21aを、外輪
相当部材8の内端開口部に嵌着したカバー18に内嵌固
定している。この状態で前記トーンホイール13aの大
径部15aの内周面は、上記合成樹脂21aの一部で、
上記センサ20aを包埋した円筒部32の外周面に、前
記微小隙間25aを介して対向する。
【0028】上述の様に構成される本発明の回転速度検
出装置付転がり軸受ユニットが、車輪を懸架装置に回転
自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出する
際の作用自体は、前述した従来の回転速度検出用転がり
軸受ユニットと同様である。ハブ1と共にトーンホイー
ル13aが回転すると、このトーンホイール13aと対
向するステータ23a内の磁束密度が変化し、上記コイ
ル24に惹起される電圧が、上記ハブ1の回転速度に比
例した周波数で変化する。
【0029】即ち、上記トーンホイール13aに設けた
複数の透孔17、17と、ステータ23aに設けた切り
欠き28、28とが互いに対向した瞬間には、図3
(A)に示す様に、隣り合う透孔17同士の間に存在す
る磁性体である柱部33と、やはり隣り合う切り欠き2
8同士の間に存在する磁性体である舌片34とが、前記
微小隙間25aを介して互いに対向する。この様にそれ
ぞれが磁性体である柱部33と舌片34とが互いに対向
した状態では、上記トーンホイール13aとステータ2
3aとの間に、図3(A)に矢印で示す様に高密度の磁
束が流れる。
【0030】これに対して、上記透孔17、17と切り
欠き28、28との位相が半分だけずれると、上記トー
ンホイール13aとステータ23aとの間で流れる磁束
の密度が低くなる。即ち、この状態では、図3(B)に
示す様に、トーンホイール13aに設けた透孔17が上
記舌片34に対向すると同時に、ステータ23aに設け
た切り欠き28が上記柱部33に対向する。この様に柱
部33が切り欠き28に、舌片34が透孔17に、それ
ぞれ対向した状態では、上記トーンホイール13aとス
テータ23aとの間に比較的大きな空隙が、全周に亙っ
て存在する。そして、この状態では、これら両部材13
a、23aの間に流れる磁束の密度が低くなる。この結
果、前記コイル24に惹起される電圧が、前記ハブ1の
回転速度に比例して変化する。
【0031】特に、本発明の回転速度検出装置付転がり
軸受ユニットの場合には、トーンホイール13aに形成
した大径部15aの内周面と、ステータ23aに形成し
た外側円筒部26aの外周面とを対向させる為、これら
大径部15a及び外側円筒部26aの直径を大きくでき
る。即ち、この外側円筒部26aを、コイル24の存在
等により直径方向に亙る厚さ寸法が或る程度嵩むセンサ
20aの外周側に配置する為、この大径部15a及び外
側円筒部26aの直径を大きくできる。この結果、固定
側、回転側両除肉部である透孔17、17及び切り欠き
28、28の数を十分に確保して回転速度の検出精度を
高め、しかも隣り合う透孔17、17同士の間に存在す
る舌片34及び隣り合う切り欠き17、17の間に存在
する柱部33の幅寸法を十分に確保してセンサの出力を
大きくできる。
【0032】次に、図4は本発明の第二実施例を示して
いる。本実施例の場合には、カバー18aを構成する端
板35の中央部に有底円筒状の凸部36を形成し、この
凸部36に、センサ20aを包埋した合成樹脂21bを
外嵌している。この結果、この合成樹脂21bに加わる
曲げ応力を緩和して、この合成樹脂21bの耐久性及び
信頼性の向上を図れる。即ち、本発明の場合には、セン
サ20aが合成樹脂21a、21bによるサポート部か
ら軸方向に突出(オーバハング)した構造になる。この
為、センサ20aが振動による加速度を受けた時にモー
メント荷重が働き、合成樹脂21a、21bに大きな曲
げ応力が発生する可能性がある。前述した第一実施例の
場合にはこのモーメント荷重を、合成樹脂21aの外径
面とカバー18の内径面との間に働く圧縮接触応力と、
上記カバー18の底部に形成した通孔部分で互いに連通
し、上記カバー18の内部とコネクタ30部分とを結ぶ
合成樹脂21aの断面に働く引っ張り応力との2つの応
力で支えている。これに対して、本実施例の場合には、
更に合成樹脂21bの内径面とカバー18aの中央部に
形成した凸部36の円筒状の外径面との間に働く圧縮接
触応力でも、上記モーメント荷重を支える。従って、3
箇所で上記モーメント荷重を支えるので、合成樹脂21
bに働く応力を低減できる。又、設計によっては、カバ
ー18aの中央部に形成した凸部36の先端面(図4の
左端面)からセンサ20a全体をオーバハングさせず
に、部分的にオーバハングさせる事も可能になり、モー
メント荷重そのものも小さくする事も可能である。その
他の部分の構成及び作用は、前述した第一実施例の場合
と同様である。
【0033】
【発明の効果】本発明の回転速度検出装置付転がり軸受
ユニットは、以上に述べた通り構成され作用するので、
回転速度の検出精度を確保しつつ大きな出力を得る事が
でき、車輪の回転速度検出を、高精度で且つ確実に行な
える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す断面図。
【図2】図1のA部拡大図。
【図3】センサに出力が発生する状況を説明する為の、
トーンホイールとセンサとの部分拡大断面図。
【図4】本発明の第二実施例を示す、図2と同様の図。
【図5】従来構造の1例を示す断面図。
【図6】図5のB部拡大図。
【符号の説明】
1 ハブ 2 フランジ部 3a、3b 内輪軌道 4 段部 5 内輪部材 6 雄ねじ部 7 ナット 8 外輪相当部材 9 取付部 10a、10b 外輪軌道 11 転動体 12 シールリング 13、13a トーンホイール 14、14a 小径部 15、15a 大径部 16、16a 段部 17 透孔 18、18a カバー 19 円筒部 20、20a センサ 21、21a、21b 合成樹脂 22 永久磁石 23、23a ステータ 24 コイル 25、25a 微小隙間 26、26a 外側円筒部 27、27a 内側円筒部 28 切り欠き 29 リング 30 コネクタ 31 ボビン 32 円筒部 33 柱部 34 舌片 35 端板 36 凸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の周面に固定側軌道面を有する固定
    輪と、この固定輪の端部に固定されたカバーと、上記第
    一の周面と対向する第二の周面に回転側軌道面を有する
    回転輪と、上記固定側軌道面と回転側軌道面との間に転
    動自在に設けられた複数の転動体と、円周方向に亙り等
    間隔に形成された複数の回転側除肉部を有し上記回転輪
    の端部に固定された、磁性材製で円環状のトーンホイー
    ルと、このトーンホイールと対向する状態で上記カバー
    の内側に保持されたセンサとを備えた回転速度検出装置
    付転がり軸受ユニットに於いて、 上記トーンホイールは上記回転輪及び固定輪と同心の回
    転円筒部を有し、上記回転側除肉部は少なくともこの回
    転円筒部の一部内周面側に設けられており、 上記センサは、それぞれが円環状に形成された永久磁石
    と磁性材製のステータとコイルとを備え、 上記永久磁石の着磁方向一端面は上記トーンホイールの
    一部に、微小隙間を介して対向しており、 上記ステータは、その一端部を上記永久磁石の着磁方向
    他端面に当接若しくは近接させており、 上記ステータの他端部に形成された上記回転輪及び固定
    輪と同心の固定側円筒部の外周面には、上記回転側除肉
    部と等ピッチの固定側除肉部が形成されており、 この固定側除肉部は、上記回転側円筒部の内周面で上記
    回転側除肉部を形成した部分に、微小隙間を介して対向
    しており、 上記コイルは、上記ステータの中間部にその全周に亙り
    添設されている事を特徴とする回転速度検出装置付転が
    り軸受ユニット。
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