JPH08159082A - ファンモータ制御装置 - Google Patents

ファンモータ制御装置

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Publication number
JPH08159082A
JPH08159082A JP6297445A JP29744594A JPH08159082A JP H08159082 A JPH08159082 A JP H08159082A JP 6297445 A JP6297445 A JP 6297445A JP 29744594 A JP29744594 A JP 29744594A JP H08159082 A JPH08159082 A JP H08159082A
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JP
Japan
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rotation speed
fan motor
air flow
flow rate
flow path
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Pending
Application number
JP6297445A
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English (en)
Inventor
Yasuhide Ikeuchi
康秀 池内
Tomio Miyake
富雄 三宅
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Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
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Publication date
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  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 風速センサなどの風量検知手段を送風流路に
設置することなく、送風流路の流路抵抗に応じた適切な
モータ回転数を常に維持できるファンモータ制御装置を
提供する。 【構成】 回転数検出手段15は、ファンモータ5の回
転数を検出し、駆動電流検出手段16は、ファンモータ
5の駆動電流に関する情報を検出し、流路抵抗判別手段
17は、駆動電流検出手段16からの検出値と回転数検
出手段15により検出された回転数とに基づいて送風流
路の流路抵抗を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、送風流路に配置され
た送風用のファンを回転させるファンモータに電源を供
給してファンモータを回転させる、ファンモータ制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファンモータ制御装置として、例
えば特開平5−164323号公報に記載されているよ
うに、ファンモータの電流が所定値に達したときに、警
報ランプを点滅させたり燃焼を禁止したりするように構
成されたものがあった。
【0003】また従来のファンモータ制御装置として、
例えば特開平4−36508号公報に記載されているよ
うに、送風流路に風速センサなどを設置し、この風速セ
ンサなどからの検知信号に応じてファンモータの回転数
を制御するように構成されたものもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ファンモータの電流が
所定値に達したときに、警報ランプを点滅させたり燃焼
を禁止したりするように構成された、従来のファンモー
タ制御装置では、風圧スイッチを設けずに吸排気不良を
検出できるものの、送風流路の流路抵抗に応じた適切な
送風量を維持することができず、最適燃焼を確保できな
いという課題があった。すなわち、送風流路の流路抵抗
は、経年変化、逆風、流路長、吸排気の差圧、流路の曲
がり具合、吸気フィルターの目詰まりなどの各種の要因
により変化し、ファンモータの回転数を一定に制御して
も、送風流路の流路抵抗の変化により送風量が変化する
ことから、送風流路の流路抵抗に応じた適切なモータ回
転数を維持できなければ、空燃比が悪化し、消炎、不完
全燃焼、火移り不良などの燃焼不良が生じるのである。
【0005】また、送風流路に風速センサなどを設置
し、この風速センサなどからの検知信号に応じてファン
モータの回転数を制御するように構成された、従来のフ
ァンモータ制御装置では、所定の送風量を維持できるも
のの、送風流路に風速センサなどを設置することから、
風速センサなどが送風流路の流路抵抗の増大を招くと共
に、風速センサなどが製造コストを増大させるという課
題があった。
【0006】本願発明は上記の点に鑑みて提案されたも
ので、風速センサなどの風量検知手段を送風流路に設置
することなく、送風流路の流路抵抗に応じた適切なモー
タ回転数を常に維持できるファンモータ制御装置を提供
することを、その目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0008】すなわち、本願の請求項1に記載した発明
は、送風流路に配置された送風用のファンを回転させる
ファンモータに電源を供給してファンモータを回転させ
るファンモータ制御装置において、ファンモータの回転
数を検出する回転数検出手段と、ファンモータの駆動電
流に関する情報を検出する駆動電流検出手段と、この駆
動電流検出手段からの検出値と回転数検出手段により検
出された回転数とに基づいて送風流路の流路抵抗を判別
する流路抵抗判別手段とを設けたことを特徴としてい
る。
【0009】また、本願の請求項2に記載した発明は、
燃焼器の送風流路に配置された送風用のファンを回転さ
せるファンモータに電源を供給してファンモータを回転
させるファンモータ制御装置において、燃焼器の燃焼量
に基づいて最適送風量を判別する最適送風量判別手段
と、ファンモータの回転数を検出する回転数検出手段
と、ファンモータの駆動電流に関する情報を検出する駆
動電流検出手段と、この駆動電流検出手段からの検出値
と回転数検出手段により検出された回転数とに基づいて
送風流路の流路抵抗を判別する流路抵抗判別手段と、最
適送風量判別手段により判別された最適送風量と流路抵
抗判別手段により判別された流路抵抗とに基づいてファ
ンモータの最適回転数を判別する最適回転数判別手段
と、この最適回転数判別手段により判別された最適回転
数となるようにファンモータを駆動するモータ制御手段
とを設けたことを特徴としている。
【0010】また、本願の請求項3に記載した発明は、
燃焼器の送風流路に配置された送風用のファンを回転さ
せるファンモータに電源を供給してファンモータを回転
させるファンモータ制御装置において、ファンモータの
回転数を検出する回転数検出手段と、ファンモータの駆
動電流に関する情報を検出する駆動電流検出手段と、こ
の駆動電流検出手段からの検出値と回転数検出手段によ
り検出された回転数とに基づいて送風流路の流路抵抗を
判別する流路抵抗判別手段と、この流路抵抗判別手段に
より判別された流路抵抗に基づいて燃焼の異常を判別す
る異常判別手段と、この異常判別手段により燃焼の異常
と判別されたときに燃焼器の燃焼を停止させる異常処理
手段とを設けたことを特徴としている。
【0011】また、本願の請求項4に記載した発明は、
送風流路に配置された送風用のファンを回転させるファ
ンモータに電源を供給してファンモータを回転させるフ
ァンモータ制御装置において、ファンモータの回転数を
検出する回転数検出手段と、ファンモータの駆動電流に
関する情報を検出する駆動電流検出手段と、この駆動電
流検出手段からの検出値と回転数検出手段により検出さ
れた回転数とに基づいて送風流路の流路抵抗を判別する
流路抵抗判別手段と、この流路抵抗判別手段により判別
された流路抵抗と回転数検出手段により検出された回転
数とに基づいて現実の送風量を推測する送風量推測手段
とを設けたことを特徴としている。
【0012】また、本願の請求項5に記載した発明は、
燃焼器の送風流路に配置された送風用のファンを回転さ
せるファンモータに電源を供給してファンモータを回転
させるファンモータ制御装置において、燃焼器の燃焼量
に基づいて最適送風量を判別する最適送風量判別手段
と、ファンモータの回転数を検出する回転数検出手段
と、ファンモータの駆動電流に関する情報を検出する駆
動電流検出手段と、この駆動電流検出手段からの検出値
と回転数検出手段により検出された回転数とに基づいて
送風流路の流路抵抗を判別する流路抵抗判別手段と、こ
の流路抵抗判別手段により判別された流路抵抗と回転数
検出手段により検出された回転数とに基づいて現実の送
風量を推測する送風量推測手段と、最適送風量判別手段
により判別された最適送風量と送風量推測手段により推
測された現実の送風量との偏差に基づいてファンモータ
の最適回転数を判別する最適回転数判別手段と、この最
適回転数判別手段により判別された最適回転数となるよ
うにファンモータを駆動するモータ制御手段とを設けた
ことを特徴としている。
【0013】また、本願の請求項6に記載した発明は、
燃焼器の送風流路に配置された送風用のファンを回転さ
せるファンモータに電源を供給してファンモータを回転
させるファンモータ制御装置において、燃焼器の燃焼量
に基づいて最適送風量を判別する最適送風量判別手段
と、燃焼器の燃焼量に基づいてファンモータの目標回転
数を判別する目標回転数判別手段と、ファンモータの回
転数を検出する回転数検出手段と、ファンモータの駆動
電流に関する情報を検出する駆動電流検出手段と、この
駆動電流検出手段からの検出値と回転数検出手段により
検出された回転数とに基づいて送風流路の流路抵抗を判
別する流路抵抗判別手段と、この流路抵抗判別手段によ
り判別された流路抵抗と回転数検出手段により検出され
た回転数とに基づいて現実の送風量を推測する送風量推
測手段と、最適送風量判別手段により判別された最適送
風量と送風量推測手段により推測された現実の送風量と
の偏差と目標回転数判別手段により判別された目標回転
数とに基づいてファンモータの最適回転数を判別する最
適回転数判別手段と、この最適回転数判別手段により判
別された最適回転数となるようにファンモータを駆動す
るモータ制御手段とを設け、目標回転数判別手段により
判別された目標回転数をN0、最適送風量判別手段によ
り判別された最適送風量をQ0、送風量推測手段により
推測された現実の送風量をQ1、所定の定数をKp、K
iとしたときに、最適回転数判別手段が、最適回転数N
1を上記数1にしたがって演算する構成としたことを特
徴としている。
【0014】また、本願の請求項7に記載した発明は、
燃焼器の送風流路に配置された送風用のファンを回転さ
せるファンモータに電源を供給してファンモータを回転
させるファンモータ制御装置において、ファンモータの
回転数を検出する回転数検出手段と、ファンモータの駆
動電流に関する情報を検出する駆動電流検出手段と、こ
の駆動電流検出手段からの検出値と回転数検出手段によ
り検出された回転数とに基づいて送風流路の流路抵抗を
判別する流路抵抗判別手段と、この流路抵抗判別手段に
より判別された流路抵抗と回転数検出手段により検出さ
れた回転数とに基づいて現実の送風量を推測する送風量
推測手段と、この送風量推測手段により推測された現実
の送風量に基づいて燃焼の異常を判別する異常判別手段
と、この異常判別手段により燃焼の異常と判別されたと
きに燃焼器の燃焼を停止させる異常処理手段とを設けた
ことを特徴としている。
【0015】また、本願の請求項8に記載した発明は、
燃焼器の送風流路に配置された送風用のファンを回転さ
せるファンモータに電源を供給してファンモータを回転
させるファンモータ制御装置において、燃焼器の燃焼量
に基づいて最適送風量を判別する最適送風量判別手段
と、ファンモータの回転数を検出する回転数検出手段
と、ファンモータの駆動電流に関する情報を検出する駆
動電流検出手段と、この駆動電流検出手段からの検出値
と回転数検出手段により検出された回転数とに基づいて
送風流路の流路抵抗を判別する流路抵抗判別手段と、こ
の流路抵抗判別手段により判別された流路抵抗と回転数
検出手段により検出された回転数とに基づいて現実の送
風量を推測する送風量推測手段と、最適送風量判別手段
により判別された最適送風量と送風量推測手段により推
測された現実の送風量との偏差に基づいて燃焼の異常を
判別する異常判別手段と、この異常判別手段により燃焼
の異常と判別されたときに燃焼器の燃焼を停止させる異
常処理手段とを設けたことを特徴としている。
【0016】
【作用】上記請求項1に記載した発明によれば、回転数
検出手段が、ファンモータの回転数を検出し、駆動電流
検出手段が、ファンモータの駆動電流に関する情報を検
出し、流路抵抗判別手段が、駆動電流検出手段からの検
出値と回転数検出手段により検出された回転数とに基づ
いて送風流路の流路抵抗を判別する。
【0017】上記請求項2に記載した発明によれば、最
適送風量判別手段が、燃焼器の燃焼量に基づいて最適送
風量を判別し、回転数検出手段が、ファンモータの回転
数を検出し、駆動電流検出手段が、ファンモータの駆動
電流に関する情報を検出し、流路抵抗判別手段が、駆動
電流検出手段からの検出値と回転数検出手段により検出
された回転数とに基づいて送風流路の流路抵抗を判別
し、最適回転数判別手段が、最適送風量判別手段により
判別された最適送風量と流路抵抗判別手段により判別さ
れた流路抵抗とに基づいてファンモータの最適回転数を
判別し、モータ制御手段が、最適回転数判別手段により
判別された最適回転数となるようにファンモータを駆動
する。
【0018】上記請求項3に記載した発明によれば、回
転数検出手段が、ファンモータの回転数を検出し、駆動
電流検出手段が、ファンモータの駆動電流に関する情報
を検出し、流路抵抗判別手段が、駆動電流検出手段から
の検出値と回転数検出手段により検出された回転数とに
基づいて送風流路の流路抵抗を判別し、異常判別手段
が、流路抵抗判別手段により判別された流路抵抗に基づ
いて燃焼の異常を判別し、異常処理手段が、異常判別手
段により燃焼の異常と判別されたときに燃焼器の燃焼を
停止させる。
【0019】上記請求項4に記載した発明によれば、回
転数検出手段が、ファンモータの回転数を検出し、駆動
電流検出手段が、ファンモータの駆動電流に関する情報
を検出し、流路抵抗判別手段が、駆動電流検出手段から
の検出値と回転数検出手段により検出された回転数とに
基づいて送風流路の流路抵抗を判別し、送風量推測手段
が、流路抵抗判別手段により判別された流路抵抗と回転
数検出手段により検出された回転数とに基づいて現実の
送風量を推測する。
【0020】上記請求項5に記載した発明によれば、最
適送風量判別手段が、燃焼器の燃焼量に基づいて最適送
風量を判別し、回転数検出手段が、ファンモータの回転
数を検出し、駆動電流検出手段が、ファンモータの駆動
電流に関する情報を検出し、流路抵抗判別手段が、駆動
電流検出手段からの検出値と回転数検出手段により検出
された回転数とに基づいて送風流路の流路抵抗を判別
し、送風量推測手段が、流路抵抗判別手段により判別さ
れた流路抵抗と回転数検出手段により検出された回転数
とに基づいて現実の送風量を推測し、最適回転数判別手
段が、最適送風量判別手段により判別された最適送風量
と送風量推測手段により推測された現実の送風量との偏
差に基づいてファンモータの最適回転数を判別し、モー
タ制御手段が、最適回転数判別手段により判別された最
適回転数となるようにファンモータを駆動する。
【0021】上記請求項6に記載した発明によれば、最
適送風量判別手段が、燃焼器の燃焼量に基づいて最適送
風量を判別し、目標回転数判別手段が、燃焼器の燃焼量
に基づいてファンモータの目標回転数を判別し、回転数
検出手段が、ファンモータの回転数を検出し、駆動電流
検出手段が、ファンモータの駆動電流に関する情報を検
出し、流路抵抗判別手段が、駆動電流検出手段からの検
出値と回転数検出手段により検出された回転数とに基づ
いて送風流路の流路抵抗を判別し、送風量推測手段が、
流路抵抗判別手段により判別された流路抵抗と回転数検
出手段により検出された回転数とに基づいて現実の送風
量を推測し、最適回転数判別手段が、最適送風量判別手
段により判別された最適送風量と送風量推測手段により
推測された現実の送風量との偏差と目標回転数判別手段
により判別された目標回転数とに基づいてファンモータ
の最適回転数を判別し、モータ制御手段が、最適回転数
判別手段により判別された最適回転数となるようにファ
ンモータを駆動する。そして、目標回転数判別手段によ
り判別された目標回転数をN0、最適送風量判別手段に
より判別された最適送風量をQ0、送風量推測手段によ
り推測された現実の送風量をQ1、所定の定数をKp、
Kiとしたときに、最適回転数判別手段は、最適回転数
N1を上記数1にしたがって演算する。
【0022】上記請求項7に記載した発明によれば、回
転数検出手段が、ファンモータの回転数を検出し、駆動
電流検出手段が、ファンモータの駆動電流に関する情報
を検出し、流路抵抗判別手段が、駆動電流検出手段から
の検出値と回転数検出手段により検出された回転数とに
基づいて送風流路の流路抵抗を判別し、送風量推測手段
が、流路抵抗判別手段により判別された流路抵抗と回転
数検出手段により検出された回転数とに基づいて現実の
送風量を推測し、異常判別手段が、送風量推測手段によ
り推測された現実の送風量に基づいて燃焼の異常を判別
し、異常処理手段が、異常判別手段により燃焼の異常と
判別されたときに燃焼器の燃焼を停止させる。
【0023】上記請求項8に記載した発明によれば、最
適送風量判別手段が、燃焼器の燃焼量に基づいて最適送
風量を判別し、回転数検出手段が、ファンモータの回転
数を検出し、駆動電流検出手段が、ファンモータの駆動
電流に関する情報を検出し、流路抵抗判別手段が、駆動
電流検出手段からの検出値と回転数検出手段により検出
された回転数とに基づいて送風流路の流路抵抗を判別
し、送風量推測手段が、流路抵抗判別手段により判別さ
れた流路抵抗と回転数検出手段により検出された回転数
とに基づいて現実の送風量を推測し、異常判別手段が、
最適送風量判別手段により判別された最適送風量と送風
量推測手段により推測された現実の送風量との偏差に基
づいて燃焼の異常を判別し、異常処理手段が、異常判別
手段により燃焼の異常と判別されたときに燃焼器の燃焼
を停止させる。
【0024】
【実施例の説明】以下、本願発明の好ましい実施例を、
図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0025】(実施例1)図1は、本願発明の実施例1
に係るファンモータ制御装置を備えた給湯装置の概略構
成図であって、給湯装置のケーシング1の内部には、バ
ーナ2と熱交換器3とが配置されている。ケーシング1
に連続するファンケース4の内部には、ファンモータ5
により駆動されるシロッコファン6が設置されており、
ケーシング1の上部には、排気口7が形成されている。
バーナ2には、ガスあるいは石油などの燃料を供給する
ための燃料供給管8が接続されており、熱交換器3に
は、水を供給するための給水管10が接続されている。
燃料供給管8および給水管10にはバルブ11,12が
介装されており、これらバルブ11,12は給湯制御部
13により制御される。
【0026】ファンモータ制御装置は、ファンモータ5
からの回転パルスに基づいてファンモータ5の回転数を
検出する回転数検出手段15と、ファンモータ5の駆動
電流に関する情報を検出する駆動電流検出手段16と、
駆動電流検出手段16からの検出値と回転数検出手段1
5により検出された回転数とに基づいてケーシング1お
よびファンケース4内の送風流路の流路抵抗を判別する
流路抵抗判別手段17と、バーナ2の燃焼量すなわち給
湯制御部13からの燃料供給量に応じた信号に基づいて
最適送風量を判別する最適送風量判別手段18と、最適
送風量判別手段18により判別された最適送風量と流路
抵抗判別手段17により判別された流路抵抗とに基づい
てファンモータ5の最適回転数を判別する最適回転数判
別手段19と、最適回転数判別手段19により判別され
た最適回転数となるようにファンモータ5を駆動するモ
ータ制御手段20と、流路抵抗判別手段17により判別
された流路抵抗に基づいて燃焼の異常を判別する異常判
別手段21と、異常判別手段21により燃焼の異常と判
別されたときに給湯制御部13に停止信号を出力してバ
ーナ2の燃焼を停止させる異常処理手段22とを備えて
いる。なお、流路抵抗判別手段17と最適送風量判別手
段18と最適回転数判別手段19と異常判別手段21と
異常処理手段22とは、マイクロコンピュータ23によ
り実現されている。
【0027】図2は、ファンモータ5の回路図であっ
て、ファンモータ5は、複数のホール素子25と、スイ
ッチング制御手段26と、端子27a〜27eと、駆動
コイルU,V,Wと、トランジスタQ1〜Q16と、ダ
イオードD1〜D6と、抵抗器R1〜R29と、キャパ
シタC1とを備えている。ICからなるスイッチング制
御手段26は、ホール素子25からの検出信号に基づい
てトランジスタQ1〜Q6をオン・オフさせ、スイッチ
ング制御を行う。端子27aには直流電圧VCCが入力
され、スイッチング制御手段26などに供給される。端
子27bは接地されている。端子27cからはスイッチ
ング制御手段26からトランジスタQ16を介してファ
ンモータ5の回転数に応じた回転パルスVFGが出力さ
れる。端子27dには駆動電圧VDCが印加され、駆動
コイルU,V,Wに供給される。ファンモータ5の回転
数は端子27dに印加される駆動電圧VDCによって決
定される。端子27eからは駆動コイルU,V,Wに流
れる駆動電流が出力される。なお、ファンモータ5の回
路構成は周知であるので、具体的な接続状態の説明は省
略する。
【0028】図3は、駆動電流検出手段16の回路図で
あって、この駆動電流検出手段16は、ファンモータ5
に内蔵されており、入力端子29と、出力端子30と、
カレントトランスCT1と、演算増幅器OP1,OP2
と、可変抵抗器VR1,VR2と、抵抗器R30〜R3
5と、キャパシタC2,C3とを備えている。入力端子
29は、カレントトランスCT1を介して接地されてい
ると共に、ファンモータ5の端子27eに接続されてい
る。すなわち、ファンモータ5の駆動コイルU,V,W
を流れた駆動電流は、カレントトランスCT1を通って
電源に帰る。カレントトランスCT1の出力端には抵抗
器R30が接続されており、この抵抗器R30の一端は
接地されている。抵抗器R30の他端は演算増幅器OP
1の非反転入力端に接続されている。演算増幅器OP1
の反転入力端は抵抗器R31を介して接地されており、
演算増幅器OP1の出力端と反転入力端との間には抵抗
器R32とキャパシタC2との並列回路が接続されてい
る。演算増幅器OP1の出力端は抵抗器R34を介して
演算増幅器OP2の反転入力端に接続されており、直流
電圧VCCと接地との間には抵抗器R33と可変抵抗器
VR1との直列回路が介装されている。可変抵抗器VR
1の摺動子は演算増幅器OP2の非反転入力端に接続さ
れており、演算増幅器OP2の出力端は出力端子30と
可変抵抗器VR2の一端とに接続されている。可変抵抗
器VR2の他端は、抵抗器R35とキャパシタC3との
並列回路を介して演算増幅器OP2の反転入力端に接続
されている。
【0029】カレントトランスCT1と演算増幅器OP
1と抵抗器R30〜R32とキャパシタC2とは、ファ
ンモータ5の駆動電流量を電圧に変換する電流・電圧変
換回路を構成している。抵抗器R33と可変抵抗器VR
1とは、基準電圧を発生させる基準電圧回路を構成して
いる。演算増幅器OP2と抵抗器R34とは、電流・電
圧変換回路の出力と基準電圧回路の出力との差を増幅す
る増幅回路を構成している。可変抵抗器VR2と抵抗器
R35とキャパシタC3とは、増幅回路の出力を入力側
に帰還させる帰還回路を構成している。可変抵抗器VR
1は、基準電圧回路により発生された基準電圧を調整す
るための第1の調整手段を構成している。可変抵抗器V
R2は、帰還回路による帰還率を調整するための第2の
調整手段を構成している。
【0030】次に、上記給湯装置の動作について、図4
に示すフローチャートを参照しながら説明する。図外の
リモートコントローラからコントローラに運転指令が入
力されると、給湯制御部13が、バルブ11,12や図
外のイグナイタなどを制御し、点火動作を開始すると共
に、最適送風量判別手段18にバーナ2の燃焼量すなわ
ちバルブ11の開弁量に応じた信号を出力する。これに
より最適送風量判別手段18が、給湯制御部13からの
信号に基づいて、バーナ2の燃焼量に応じた最適な送風
量を演算する(ステップS1)。
【0031】この時点ではファンモータ5は回転してお
らず、流路抵抗判別手段17による判別結果が最適回転
数判別手段19に供給されないので、最適回転数判別手
段19は、予め設定された例えば毎分3000回転程度
の初期回転数に対応した信号をモータ制御手段20に出
力する(ステップS2)。これによりモータ制御手段2
0が、初期回転数で回転するようにファンモータ5に電
源VDCを供給し、ファンモータ5を駆動する。
【0032】次に、異常判別手段21が、内蔵している
タイマを起動させる(ステップS3)。
【0033】次に、駆動電流検出手段16が、ファンモ
ータ5の駆動電流を検出する(ステップS4)。すなわ
ち、ファンモータ5の駆動コイルU,V,Wを流れた駆
動電流は、図3に示すように、ファンモータ5の端子2
7eから駆動電流検出手段16の入力端子29に流入
し、カレントトランスCT1を通って電源に帰る。した
がってカレントトランスCT1にはファンモータ5の駆
動電流に応じた電圧が誘起され、これが抵抗器R30に
印加され、演算増幅器OP1の非反転入力端に入力され
る。演算増幅器OP1は、非反転入力端に入力された電
圧を抵抗器31,32で決まる増幅率で増幅し、抵抗器
R34を介して演算増幅器OP2の反転入力端に供給す
る。これにより演算増幅器OP2は、演算増幅器OP2
の非反転入力端に入力される電圧と演算増幅器OP1の
出力電圧との差電圧を、可変抵抗器VR2と抵抗器R3
4,R35とによって決まる増幅率で増幅し、検出電圧
Eとして出力端子30に出力する。この検出電圧Eは流
路抵抗判別手段17に供給される。
【0034】ここで、演算増幅器OP2の非反転入力端
に入力される電圧は、可変抵抗器VR1の摺動子を移動
させることにより変化する。すなわち、可変抵抗器VR
1の摺動子を移動させると、演算増幅器OP2によって
増幅される、演算増幅器OP1の出力電圧との差電圧が
変化するので、カレントトランスCT1を流れる駆動電
流と出力端子14に表れる検出電圧Eとの関係が変化す
る。したがって、図5に示すように、ファンモータ5の
回転数Nと出力端子30に表れる検出電圧Eとの関係
は、可変抵抗器VR1の摺動子を移動させることによ
り、例えば実線の状態から破線の状態へとレベルがシフ
トする。この結果、製造時に個々のファンモータ5の回
転数と駆動電流との特性のレベルにばらつきがある場
合、それを可変抵抗器VR1により調整して予め検出特
性を調整しておくことができる。
【0035】また、可変抵抗器VR2の摺動子を移動さ
せると、可変抵抗器VR2の抵抗値が変化するので、帰
還率が変化し、演算増幅器OP2の増幅率が変化するこ
とから、カレントトランスCT1を流れる駆動電流と出
力端子30に表れる検出電圧Eとの関係が変化する。し
たがって、図6に示すように、ファンモータ5の回転数
Nと出力端子30に表れる検出電圧Eとの関係は、可変
抵抗器VR2の摺動子を移動させることにより、例えば
実線の状態から破線の状態へと傾きが変化する。この結
果、製造時に個々のファンモータ5の回転数と駆動電流
との特性の傾きにばらつきがある場合、それを可変抵抗
器VR2により調整して予め検出特性を調整しておくこ
とができる。
【0036】次に、回転数検出手段15が、ファンモー
タ5のホール素子25からの回転パルスに基づいて、フ
ァンモータ5の回転数を検出する(ステップS5)。
【0037】次に、流路抵抗判別手段17が、駆動電流
検出手段16からの検出電圧Eと回転数検出手段15か
らの回転数に対応した信号とに基づいて、ファンケース
4およびケーシング1内の送風流路の流路抵抗Φを判別
する(ステップS6)。すなわち、ファンモータ5の回
転数Nと駆動電流Iとの関係は、図7に示すように、流
路抵抗Φに応じて変化するので、回転数Nと駆動電流I
と流路抵抗Φとの関係のデータを予めメモリなどに保持
しておくことにより、回転数Nと駆動電流Iとから流路
抵抗Φを決定できる。例えば、回転数NがN1のときに
駆動電流IがI0になり、あるいは回転数NがN2のと
きに駆動電流IがI1になれば、流路抵抗ΦがΦ1であ
ると判断でき、回転数NがN0のときに駆動電流IがI
0になれば、流路抵抗ΦがΦ0であると判断できる。な
お、Φ0はΦ1よりも小さい。また、この流路抵抗Φ
は、ファンモータ5の回転数をN、駆動電流をIとすれ
ば、例えば実験的に下記数2により求められる。ただ
し、g(N)、f(N)は回転数Nの関数である。ある
いは、別の実験式として、下記数3により求められる。
【数2】
【数3】
【0038】次に、異常判別手段21が、流路抵抗判別
手段17により判別された流路抵抗Φが、予め決められ
た下限値ΦLと上限値ΦHとの間に入っているか否かを
判断する(ステップS7)。すなわち、流路抵抗Φが下
限値ΦLと上限値ΦHとの間から外れた領域を図8に斜
線で示しているが、流路抵抗Φがこのような値になった
場合、ファンモータ5の回転数を制御しても適切な送風
量を確保できないので、異常状態と判断する必要があ
り、流路抵抗Φが下限値ΦLと上限値ΦHとの間に入っ
ていれば、ファンモータ5の回転数を制御することによ
り適切な送風量を確保できるので、正常状態であると判
断できる。なお、図8の第1象限はファンモータ5の回
転数Nと駆動電流Iと流路抵抗Φとの関係を表してお
り、第4象限はファンモータ5の回転数Nと送風量Qと
流路抵抗Φとの関係を表している。
【0039】異常判別手段21は、流路抵抗Φが下限値
ΦLと上限値ΦHとの間に入っていれば正常と判別し
て、内蔵しているタイマをクリアする(ステップS
8)。このタイマは、クリアされると直ちに再起動し
て、計時動作を再開する。
【0040】次に、最適回転数判別手段19が、流路抵
抗判別手段17により判別された流路抵抗Φと最適送風
量判別手段18により判別された最適送風量とに基づい
て、最適回転数を演算する(ステップS9)。すなわ
ち、図7に示すように、ファンモータ5の回転数Nと送
風量Qとの関係は流路抵抗Φによって変化するので、最
適送風量が得られるように流路抵抗Φに応じて最適回転
数を判別するのである。この最適回転数Nsは、最適送
風量をQ0とし、基準となる流路抵抗Φ0と燃焼量とに
基づいて決定された基準回転数をNgとすると、例えば
下記数4の実験式により求められる。あるいは、別の実
験式として、下記数5によっても求められる。
【数4】
【数5】
【0041】さらに、最適回転数判別手段19が、演算
した最適回転数をモータ制御手段20に出力する(ステ
ップS10)。
【0042】これにより、モータ制御手段20が、最適
回転数判別手段19からの最適回転数と回転数検出手段
15からの実際の回転数とに基づいて、ファンモータ5
が最適回転数となるようにファンモータ5を駆動する。
【0043】次に、最適送風量判別手段18が、給湯制
御部13からの信号に基づいて燃焼量に変更があったか
否かを判断し(ステップS11)、変更がなければ、マ
イクロコンピュータ23が、リモートコントローラから
運転終了の指示が入力されたか否かを判断し(ステップ
S12)、入力されていなければ、ステップS5に戻
る。入力されていれば、ルーチンを終了する。
【0044】ステップS11において、最適送風量判別
手段18が燃焼量に変更があったと判断すれば、ステッ
プS1に戻る。
【0045】ステップS7において、異常判別手段21
が、流路抵抗Φが予め決められた下限値ΦLと上限値Φ
Hとの間に入っていないと判断すれば、さらに異常判別
手段21が、内蔵のタイマがタイムアップしているか否
かを判断し(ステップS13)、タイムアップしていな
ければステップS9に進む。タイムアップしていれば、
異常処理手段22に異常である旨を出力する。すなわ
ち、流路抵抗Φは風の影響などにより絶えず変化する場
合があるので、流路抵抗Φが所定時間以上にわたって異
常な値になったときにのみ、異常状態と判断するのであ
る。
【0046】次に、異常処理手段22が、異常判別手段
21からの異常である旨の信号が入力されることによ
り、給湯制御部13に異常信号を出力してバーナ2の燃
焼を停止させるなどの異常処理を行って(ステップS1
4)、ルーチンを終了する。
【0047】このように、ファンモータ5の回転数を検
出する回転数検出手段15と、ファンモータ5の駆動電
流に関する情報を検出する駆動電流検出手段16と、駆
動電流検出手段16からの検出値と回転数検出手段15
により検出された回転数とに基づいて送風流路の流路抵
抗を判別する流路抵抗判別手段17とを設けたので、送
風流路の流路抵抗を判別できる。したがって、送風流路
の流路抵抗に応じた適切なモータ回転数を維持すること
が可能になる。
【0048】さらに、バーナ2の燃焼量に基づいて最適
送風量を判別する最適送風量判別手段18と、最適送風
量判別手段18により判別された最適送風量と流路抵抗
判別手段17により判別された流路抵抗とに基づいてフ
ァンモータ5の最適回転数を判別する最適回転数判別手
段19と、最適回転数判別手段19により判別された最
適回転数となるようにファンモータ5を駆動するモータ
制御手段20とを設けたので、送風流路の流路抵抗に応
じた適切なモータ回転数を常に維持できる。したがっ
て、流路抵抗が変化しても、常に最適送風量を維持でき
る。
【0049】さらに、流路抵抗判別手段17により判別
された流路抵抗に基づいて燃焼の異常を判別する異常判
別手段21と、異常判別手段21により燃焼の異常と判
別されたときにバーナ2の燃焼を停止させる異常処理手
段22とを設けたので、バーナ2の火炎が消失する以前
の段階で流路抵抗から燃焼の異常を的確に判断でき、安
全性の向上を図ることができる。
【0050】(実施例2)図9は、本願発明の実施例2
に係るファンモータ制御装置を備えた給湯装置の概略構
成図であって、図1に示す実施例1の給湯装置と異なる
点は、マイクロコンピュータ23により実現される構成
要素として、流路抵抗判別手段17により判別された流
路抵抗と回転数検出手段15により検出された回転数と
に基づいて現実の送風量を推測する送風量推測手段32
と、バーナ2の燃焼量に基づいてファンモータ5の目標
回転数を判別する目標回転数判別手段33とを加えた点
である。したがって、最適回転数判別手段19は、最適
送風量判別手段18により判別された最適送風量と送風
量推測手段32により推測された現実の送風量との偏差
と、目標回転数判別手段33により判別された目標回転
数とに基づいてファンモータ5の最適回転数を判別す
る。また異常判別手段21は、送風量推測手段32によ
り推測された現実の送風量に基づいて燃焼の異常を判別
する。その他の構成は図1に示す実施例1の給湯装置と
同様である。
【0051】次に、上記給湯装置の動作について、図1
0に示すフローチャートを参照しながら説明する。図外
のリモートコントローラからコントローラに運転指令が
入力されると、給湯制御部13が、バルブ11,12や
図外のイグナイタなどを制御し、点火動作を開始すると
共に、最適送風量判別手段18にバーナ2の燃焼量すな
わちバルブ11の開弁量に応じた信号を出力する。これ
により最適送風量判別手段18が、給湯制御部13から
の信号に基づいて、バーナ2の燃焼量に応じた最適な送
風量を演算する(ステップS21)。
【0052】次に、目標回転数判別手段33が、給湯制
御部13からの信号に基づいて、バーナ2の燃焼量に応
じた最適な送風量を得るための目標回転数を演算する
(ステップS22)。
【0053】この時点ではファンモータ5は回転してお
らず、流路抵抗判別手段17による判別結果が最適回転
数判別手段19に供給されないので、最適回転数判別手
段19は、予め設定された例えば毎分3000回転程度
の初期回転数に対応した信号をモータ制御手段20に出
力する(ステップS23)。これによりモータ制御手段
20が、初期回転数で回転するようにファンモータ5に
電源を供給し、ファンモータ5を駆動する。
【0054】次に、異常判別手段21が、内蔵している
タイマを起動させる(ステップS24)。
【0055】次に、駆動電流検出手段16が、ファンモ
ータ5の駆動電流を検出する(ステップS25)。
【0056】次に、回転数検出手段15が、ファンモー
タ5のホール素子25からの回転パルスに基づいて、フ
ァンモータ5の回転数を検出する(ステップS26)。
【0057】次に、流路抵抗判別手段17が、駆動電流
検出手段16からの検出電圧Eと回転数検出手段15か
らの回転数に対応した信号とに基づいて、ファンケース
4およびケーシング1内の空気流路の流路抵抗Φを判別
する(ステップS27)。
【0058】次に、送風量推測手段32が、流路抵抗判
別手段17により判別された流路抵抗Φと回転数検出手
段15により検出されたファンモータ5の回転数Nとに
基づいて、現実の送風量Qを演算する(ステップS2
8)。すなわち、図7に示すように、ファンモータ5の
現実の回転数Nと現実の送風量Qとの関係は、空気流路
の流路抵抗Φの変化により変化するが、流路抵抗Φが決
まればそれに応じて一意に定まるので、回転数Nと流路
抵抗Φと送風量Qとの関係を求めて予めメモリに記憶さ
せておくことにより、ファンモータ5の回転数Nと流路
抵抗Φとから現実の送風量Qを演算できる。
【0059】次に、異常判別手段21が、送風量推測手
段32により推測された送風量Qが、予め決められた下
限値QLと上限値QHとの間に入っているか否かを判断
する(ステップS29)。
【0060】異常判別手段21は、送風量Qが下限値Q
Lと上限値QHとの間に入っていれば正常と判別して、
内蔵しているタイマをクリアする(ステップS30)。
このタイマは、クリアされると直ちに再起動して、計時
動作を再開する。
【0061】次に、最適回転数判別手段19が、送風量
推測手段32により推測された現実の送風量Q1と最適
送風量判別手段18により判別された最適送風量Q0と
の偏差に基づいて、上記数1により最適回転数N1を演
算する(ステップS31)。すなわち、最適送風量Q0
と推測された現実の送風量Q1との偏差の比例成分と積
分成分との和をフィードバック成分として、目標回転数
N0に加えている。したがって、最適送風量Q0と推測
された現実の送風量Q1との偏差がゼロの状態で安定す
れば、目標回転数N0が最適回転数N1になる。
【0062】さらに、最適回転数判別手段19が、演算
した最適回転数をモータ制御手段20に出力する(ステ
ップS32)。
【0063】これにより、モータ制御手段20が、最適
回転数判別手段19からの最適回転数と回転数検出手段
15からの実際の回転数とに基づいて、ファンモータ5
が最適回転数となるようにファンモータ5を駆動する。
【0064】次に、最適送風量判別手段18が、給湯制
御部13からの信号に基づいて燃焼量に変更があったか
否かを判断し(ステップS33)、変更がなければ、マ
イクロコンピュータ23が、リモートコントローラから
運転終了の指示が入力されたか否かを判断し(ステップ
S34)、入力されていなければ、ステップS25に戻
る。入力されていれば、ルーチンを終了する。
【0065】ステップS33において、最適送風量判別
手段18が燃焼量に変更があったと判断すれば、ステッ
プS21に戻る。
【0066】ステップS29において、異常判別手段2
1が、送風量Qが予め決められた下限値QLと上限値Q
Hとの間に入っていないと判断すれば、異常判別手段2
1が、内蔵のタイマがタイムアップしているか否かを判
断し(ステップS35)、タイムアップしていなければ
ステップS31に進む。タイムアップしていれば、異常
処理手段22に異常である旨を出力する。すなわち、送
風量Qは風の影響などにより絶えず変化する場合がある
ので、送風量Qが所定時間以上にわたって異常な値にな
ったときにのみ、異常状態と判断するのである。
【0067】次に異常処理手段22が、異常判別手段2
1からの異常である旨の信号が入力されることにより、
給湯制御部13に異常信号を出力してバーナ2の燃焼を
停止させるなどの異常処理を行って(ステップS3
6)、ルーチンを終了する。
【0068】このように、ファンモータ5の回転数を検
出する回転数検出手段15と、ファンモータ5の駆動電
流に関する情報を検出する駆動電流検出手段16と、駆
動電流検出手段16からの検出値と回転数検出手段15
により検出された回転数とに基づいてケーシング1およ
びファンケース4の送風流路の流路抵抗を判別する流路
抵抗判別手段17と、この流路抵抗判別手段17により
判別された流路抵抗と回転数検出手段15により検出さ
れた回転数とに基づいて現実の送風量を推測する送風量
推測手段32とを設けたので、風速センサなどの風量検
知手段を送風流路に設置することなく、現実の送風量を
正確に推測できる。したがって、風速センサなどの風量
検知手段による流路抵抗の増加を招くことなく、推測し
た送風量からファンモータ5を適切に制御することが可
能になる。しかも、風速センサなどの風量検知手段を送
風流路に設置する必要がないことから、製造コストを低
減できる。
【0069】さらに、バーナ2の燃焼量に基づいて最適
送風量を判別する最適送風量判別手段18と、最適送風
量判別手段18により判別された最適送風量と送風量推
測手段32により推測された現実の送風量との偏差に基
づいてファンモータ5の最適回転数を判別する最適回転
数判別手段19と、最適回転数判別手段19により判別
された最適回転数となるようにファンモータ5を駆動す
るモータ制御手段20とを設けたので、風速センサなど
の風量検知手段を送風流路に設置することなく、現実の
送風量を推測してファンモータ5を適切に制御できる。
したがって、流路抵抗などの変化にかかわらず、常に最
適燃焼を維持できる。
【0070】さらに、バーナ2の燃焼量に基づいてファ
ンモータ5の目標回転数を判別する目標回転数判別手段
と、最適送風量判別手段18により判別された最適送風
量と送風量推測手段32により推測された現実の送風量
との偏差と目標回転数判別手段により判別された目標回
転数とに基づいてファンモータ5の最適回転数を判別す
る最適回転数判別手段19とを設け、目標回転数判別手
段により判別された目標回転数をN0、最適送風量判別
手段18により判別された最適送風量をQ0、送風量推
測手段32により推測された現実の送風量をQ1、所定
の定数をKp、Kiとしたときに、最適回転数判別手段
19が、最適回転数N1を上記数1にしたがって演算す
る構成としたので、風速センサなどの風量検知手段を送
風流路に設置することなく、現実の送風量を推測してフ
ァンモータ5を適切に制御できる。したがって、流路抵
抗などの変化にかかわらず、常に最適燃焼を維持でき
る。しかも、最適送風量と推測された現実の送風量との
偏差を用いてPI制御によりモータ回転数を制御するの
で、ファンモータ5を円滑に制御できる。
【0071】さらに、送風量推測手段32により推測さ
れた現実の送風量に基づいて燃焼の異常を判別する異常
判別手段21と、異常判別手段21により燃焼の異常と
判別されたときにバーナ2の燃焼を停止させる異常処理
手段22とを設けたので、バーナ2の火炎が消失する以
前の段階で送風量から燃焼の異常を的確に判断でき、安
全性の向上を図ることができる。
【0072】なお、上記実施例2では、図10のステッ
プS29において、異常判別手段21が、送風量推測手
段32により推測された現実の送風量Qが下限値QLと
上限値QHとの間の値であるか否かにより異常を判別す
るように構成したが、異常判別手段21が、最適送風量
判別手段18により判別された最適送風量と送風量推測
手段32により推測された現実の送風量との偏差が所定
の上限値以上であるか否かにより異常を判別するように
構成してもよい。このようにしても、バーナ2の火炎が
消失する以前の段階で燃焼の異常を的確に判断でき、安
全性の向上を図ることができる。
【0073】また、上記各実施例では、異常判別手段2
1にタイマを内蔵させて、流路抵抗Φあるいは送風量Q
の値が所定時間以上継続して所定範囲外になったときに
異常と判断したが、必ずしもタイマを設ける必要はな
く、流路抵抗Φあるいは送風量Qの値が所定範囲外にな
れば、すぐに異常と判断するように構成してもよい。
【0074】また、上記各実施例では、図4のステップ
S2あるいは図10のステップS23において、最適回
転数判別手段19が、モータ制御手段20に所定の初期
回転数を出力するように構成したが、最適回転数判別手
段19が、最適送風量判別手段18により判別された最
適送風量に応じた回転数をモータ制御手段20に出力す
るように構成してもよい。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、流路抵抗判別手段により、ファンモータの駆動
電流とファンモータの回転数とに基づいて送風流路の流
路抵抗を判別するので、送風流路の流路抵抗を正確に判
別できる。したがって、送風流路の流路抵抗に応じた適
切なモータ回転数を維持することが可能になる。
【0076】また、請求項2の発明によれば、最適回転
数判別手段により、燃焼量に応じた最適送風量と送風流
路の流路抵抗とに基づいてファンモータの最適回転数を
判別し、モータ制御手段により、最適回転数となるよう
にファンモータを駆動するので、送風流路の流路抵抗に
応じた適切なモータ回転数を常に維持できる。したがっ
て、流路抵抗が変化しても、常に最適燃焼を維持でき
る。
【0077】また、請求項3の発明によれば、異常判別
手段により、送風流路の流路抵抗に基づいて燃焼の異常
を判別し、異常処理手段により、燃焼の異常時に燃焼器
の燃焼を停止させるので、燃焼器の火炎が消失する以前
の段階で流路抵抗から燃焼の異常を的確に判断でき、安
全性の向上を図ることができる。
【0078】また、請求項4の発明によれば、送風量推
測手段により、送風流路の流路抵抗とファンモータの回
転数とに基づいて現実の送風量を推測するので、風速セ
ンサなどの風量検知手段を送風流路に設置することな
く、現実の送風量を正確に推測できる。したがって、風
速センサなどの風量検知手段による流路抵抗の増加を招
くことなく、推測した送風量からファンモータを適切に
制御することが可能になる。しかも、風速センサなどの
風量検知手段を送風流路に設ける必要がないことから、
製造コストの低減も可能になる。
【0079】また、請求項5の発明によれば、最適回転
数判別手段により、燃焼量に応じた最適送風量と推測さ
れた現実の送風量との偏差に基づいてファンモータの最
適回転数を判別し、モータ制御手段により、最適回転数
となるようにファンモータを駆動するので、風速センサ
などの風量検知手段を送風流路に設置することなく、現
実の送風量を推測してファンモータを適切に制御でき
る。したがって、流路抵抗などが変化しても、常に最適
燃焼を維持できる。
【0080】また、請求項6の発明によれば、燃焼量に
応じた目標回転数をN0、最適送風量をQ0、推測され
た現実の送風量をQ1、所定の定数をKp、Kiとした
ときに、最適回転数判別手段により、最適回転数N1を
下記数1にしたがって演算するので、風速センサなどの
風量検知手段を送風流路に設置することなく、現実の送
風量を推測してファンモータを適切に制御できる。した
がって、流路抵抗などが変化しても、常に最適燃焼を維
持できる。しかも、最適送風量と推測された現実の送風
量との偏差を用いてPI制御によりモータ回転数を制御
するので、ファンモータを円滑に制御できる。
【0081】また、請求項7の発明によれば、異常判別
手段により、推測された現実の送風量に基づいて燃焼の
異常を判別し、異常処理手段により、燃焼の異常時に燃
焼器の燃焼を停止させるので、燃焼器の火炎が消失する
以前の段階で送風量から燃焼の異常を的確に判断でき、
安全性の向上を図ることができる。
【0082】また、請求項8の発明によれば、異常判別
手段により、燃焼量に応じた最適送風量と推測された現
実の送風量との偏差に基づいて燃焼の異常を判別し、異
常処理手段により、燃焼の異常時に燃焼器の燃焼を停止
させるので、燃焼器の火炎が消失する以前の段階で燃焼
の異常を的確に判断でき、安全性の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例1に係るファンモータ制御装
置を備えた給湯装置の概略構成図である。
【図2】本願発明の実施例1に係るファンモータ制御装
置により制御されるファンモータの回路図である。
【図3】本願発明の実施例1に係るファンモータ制御装
置に備えられた駆動電流検出手段の回路図である。
【図4】本願発明の実施例1に係るファンモータ制御装
置の動作を説明するフローチャートである。
【図5】本願発明の実施例1に係るファンモータ制御装
置に備えられた駆動電流検出手段による検出電圧とファ
ンモータの回転数との関係の説明図である。
【図6】本願発明の実施例1に係るファンモータ制御装
置に備えられた駆動電流検出手段による検出電圧とファ
ンモータの回転数との関係の説明図である。
【図7】本願発明の実施例1に係るファンモータ制御装
置により制御されるファンモータの駆動電流と回転数と
送風量との関係の説明図である。
【図8】本願発明の実施例1に係るファンモータ制御装
置に備えられた異常判別手段による異常判別領域の説明
図である。
【図9】本願発明の実施例2に係るファンモータ制御装
置を備えた給湯装置の概略構成図である。
【図10】本願発明の実施例2に係るファンモータ制御
装置の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】 2 バーナ 5 ファンモータ 6 シロッコファン 15 回転数検出手段 16 駆動電流検出手段 17 流路抵抗判別手段 18 最適送風量判別手段 19 最適回転数判別手段 20 モータ制御手段 21 異常判別手段 22 異常処理手段 32 送風量推測手段 33 目標回転数判別手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風流路に配置された送風用のファンを
    回転させるファンモータに電源を供給してファンモータ
    を回転させるファンモータ制御装置において、前記ファ
    ンモータの回転数を検出する回転数検出手段と、前記フ
    ァンモータの駆動電流に関する情報を検出する駆動電流
    検出手段と、この駆動電流検出手段からの検出値と前記
    回転数検出手段により検出された回転数とに基づいて前
    記送風流路の流路抵抗を判別する流路抵抗判別手段とを
    設けたことを特徴とする、ファンモータ制御装置。
  2. 【請求項2】 燃焼器の送風流路に配置された送風用の
    ファンを回転させるファンモータに電源を供給してファ
    ンモータを回転させるファンモータ制御装置において、
    前記燃焼器の燃焼量に基づいて最適送風量を判別する最
    適送風量判別手段と、前記ファンモータの回転数を検出
    する回転数検出手段と、前記ファンモータの駆動電流に
    関する情報を検出する駆動電流検出手段と、この駆動電
    流検出手段からの検出値と前記回転数検出手段により検
    出された回転数とに基づいて前記送風流路の流路抵抗を
    判別する流路抵抗判別手段と、前記最適送風量判別手段
    により判別された最適送風量と前記流路抵抗判別手段に
    より判別された流路抵抗とに基づいて前記ファンモータ
    の最適回転数を判別する最適回転数判別手段と、この最
    適回転数判別手段により判別された最適回転数となるよ
    うに前記ファンモータを駆動するモータ制御手段とを設
    けたことを特徴とする、ファンモータ制御装置。
  3. 【請求項3】 燃焼器の送風流路に配置された送風用の
    ファンを回転させるファンモータに電源を供給してファ
    ンモータを回転させるファンモータ制御装置において、
    前記ファンモータの回転数を検出する回転数検出手段
    と、前記ファンモータの駆動電流に関する情報を検出す
    る駆動電流検出手段と、この駆動電流検出手段からの検
    出値と前記回転数検出手段により検出された回転数とに
    基づいて前記送風流路の流路抵抗を判別する流路抵抗判
    別手段と、この流路抵抗判別手段により判別された流路
    抵抗に基づいて燃焼の異常を判別する異常判別手段と、
    この異常判別手段により燃焼の異常と判別されたときに
    前記燃焼器の燃焼を停止させる異常処理手段とを設けた
    ことを特徴とする、ファンモータ制御装置。
  4. 【請求項4】 送風流路に配置された送風用のファンを
    回転させるファンモータに電源を供給してファンモータ
    を回転させるファンモータ制御装置において、前記ファ
    ンモータの回転数を検出する回転数検出手段と、前記フ
    ァンモータの駆動電流に関する情報を検出する駆動電流
    検出手段と、この駆動電流検出手段からの検出値と前記
    回転数検出手段により検出された回転数とに基づいて前
    記送風流路の流路抵抗を判別する流路抵抗判別手段と、
    この流路抵抗判別手段により判別された流路抵抗と前記
    回転数検出手段により検出された回転数とに基づいて現
    実の送風量を推測する送風量推測手段とを設けたことを
    特徴とする、ファンモータ制御装置。
  5. 【請求項5】 燃焼器の送風流路に配置された送風用の
    ファンを回転させるファンモータに電源を供給してファ
    ンモータを回転させるファンモータ制御装置において、
    前記燃焼器の燃焼量に基づいて最適送風量を判別する最
    適送風量判別手段と、前記ファンモータの回転数を検出
    する回転数検出手段と、前記ファンモータの駆動電流に
    関する情報を検出する駆動電流検出手段と、この駆動電
    流検出手段からの検出値と前記回転数検出手段により検
    出された回転数とに基づいて前記送風流路の流路抵抗を
    判別する流路抵抗判別手段と、この流路抵抗判別手段に
    より判別された流路抵抗と前記回転数検出手段により検
    出された回転数とに基づいて現実の送風量を推測する送
    風量推測手段と、前記最適送風量判別手段により判別さ
    れた最適送風量と前記送風量推測手段により推測された
    現実の送風量との偏差に基づいて前記ファンモータの最
    適回転数を判別する最適回転数判別手段と、この最適回
    転数判別手段により判別された最適回転数となるように
    前記ファンモータを駆動するモータ制御手段とを設けた
    ことを特徴とする、ファンモータ制御装置。
  6. 【請求項6】 燃焼器の送風流路に配置された送風用の
    ファンを回転させるファンモータに電源を供給してファ
    ンモータを回転させるファンモータ制御装置において、
    前記燃焼器の燃焼量に基づいて最適送風量を判別する最
    適送風量判別手段と、前記燃焼器の燃焼量に基づいて前
    記ファンモータの目標回転数を判別する目標回転数判別
    手段と、前記ファンモータの回転数を検出する回転数検
    出手段と、前記ファンモータの駆動電流に関する情報を
    検出する駆動電流検出手段と、この駆動電流検出手段か
    らの検出値と前記回転数検出手段により検出された回転
    数とに基づいて前記送風流路の流路抵抗を判別する流路
    抵抗判別手段と、この流路抵抗判別手段により判別され
    た流路抵抗と前記回転数検出手段により検出された回転
    数とに基づいて現実の送風量を推測する送風量推測手段
    と、前記最適送風量判別手段により判別された最適送風
    量と前記送風量推測手段により推測された現実の送風量
    との偏差と前記目標回転数判別手段により判別された目
    標回転数とに基づいて前記ファンモータの最適回転数を
    判別する最適回転数判別手段と、この最適回転数判別手
    段により判別された最適回転数となるように前記ファン
    モータを駆動するモータ制御手段とを設け、前記目標回
    転数判別手段により判別された目標回転数をN0、前記
    最適送風量判別手段により判別された最適送風量をQ
    0、前記送風量推測手段により推測された現実の送風量
    をQ1、所定の定数をKp、Kiとしたときに、前記最
    適回転数判別手段が、最適回転数N1を下記数1にした
    がって演算する構成としたことを特徴とする、ファンモ
    ータ制御装置。 【数1】
  7. 【請求項7】 燃焼器の送風流路に配置された送風用の
    ファンを回転させるファンモータに電源を供給してファ
    ンモータを回転させるファンモータ制御装置において、
    前記ファンモータの回転数を検出する回転数検出手段
    と、前記ファンモータの駆動電流に関する情報を検出す
    る駆動電流検出手段と、この駆動電流検出手段からの検
    出値と前記回転数検出手段により検出された回転数とに
    基づいて前記送風流路の流路抵抗を判別する流路抵抗判
    別手段と、この流路抵抗判別手段により判別された流路
    抵抗と前記回転数検出手段により検出された回転数とに
    基づいて現実の送風量を推測する送風量推測手段と、こ
    の送風量推測手段により推測された現実の送風量に基づ
    いて燃焼の異常を判別する異常判別手段と、この異常判
    別手段により燃焼の異常と判別されたときに前記燃焼器
    の燃焼を停止させる異常処理手段とを設けたことを特徴
    とする、ファンモータ制御装置。
  8. 【請求項8】 燃焼器の送風流路に配置された送風用の
    ファンを回転させるファンモータに電源を供給してファ
    ンモータを回転させるファンモータ制御装置において、
    前記燃焼器の燃焼量に基づいて最適送風量を判別する最
    適送風量判別手段と、前記ファンモータの回転数を検出
    する回転数検出手段と、前記ファンモータの駆動電流に
    関する情報を検出する駆動電流検出手段と、この駆動電
    流検出手段からの検出値と前記回転数検出手段により検
    出された回転数とに基づいて前記送風流路の流路抵抗を
    判別する流路抵抗判別手段と、この流路抵抗判別手段に
    より判別された流路抵抗と前記回転数検出手段により検
    出された回転数とに基づいて現実の送風量を推測する送
    風量推測手段と、前記最適送風量判別手段により判別さ
    れた最適送風量と前記送風量推測手段により推測された
    現実の送風量との偏差に基づいて燃焼の異常を判別する
    異常判別手段と、この異常判別手段により燃焼の異常と
    判別されたときに前記燃焼器の燃焼を停止させる異常処
    理手段とを設けたことを特徴とする、ファンモータ制御
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005273547A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Fuji Industrial Co Ltd 送風機の風量制御方法
JP2010242767A (ja) * 2010-07-20 2010-10-28 Fuji Industrial Co Ltd 送風機の風量制御方法
JP2013137000A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Noritz Corp 給湯器およびファン用モータの制御装置

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