JP3204050B2 - 燃焼装置の送風量制御装置 - Google Patents

燃焼装置の送風量制御装置

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JP3204050B2
JP3204050B2 JP21854695A JP21854695A JP3204050B2 JP 3204050 B2 JP3204050 B2 JP 3204050B2 JP 21854695 A JP21854695 A JP 21854695A JP 21854695 A JP21854695 A JP 21854695A JP 3204050 B2 JP3204050 B2 JP 3204050B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、燃焼用空気を供
給するためのファンモータを制御することにより送風量
を制御する燃焼装置の送風量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の燃焼装置の送風量制御装置とし
て、たとえば特開平5−164323号公報に記載され
ているように、ファンモータの電流が所定値に達したと
きに、警報ランプを点滅させたり燃焼を禁止したりする
ように構成されたものがあった。
【0003】このような従来の燃焼装置の送風量制御装
置では、風圧スイッチを設けずに吸排気不良を検出でき
るものの、送風路の流路抵抗に応じた適切な送風量を維
持することができず、最適燃焼を確保できない。すなわ
ち、送風路の流路抵抗は、経年変化、逆風、流路長、吸
排気の差圧、流路の曲がり具合、吸気フィルターの目詰
まりなどの各種の要因により変化し、ファンモータの回
転数を一定に制御しても、送風路の流路抵抗の変化によ
り送風量が変化することから、送風路の流路抵抗に応じ
た適切なモータ回転数を維持できなければ、空燃比が悪
化し、消炎、不完全燃焼、火移り不良などの燃焼不良が
生じる。
【0004】また従来の燃焼装置の送風量制御装置とし
て、たとえば特開平4−36508号公報に記載されて
いるように、送風路に風速センサなどを設置し、この風
速センサなどからの検知信号に応じてファンモータの回
転数を制御するように構成されたものもあった。
【0005】このような従来の燃焼装置の送風量制御装
置では、所定の送風量を維持できるものの、送風路に風
速センサなどを設置することから、風速センサなどが送
風路の流路抵抗の増大を招くと共に、風速センサなどが
製造コストを増大させる。
【0006】これらの問題を解決するため、本願発明の
出願人は、ファンモータの駆動電流と回転数とから送風
路の流路抵抗を演算し、その流路抵抗に基づいて、所要
送風量が得られるモータ回転数を決定し、その回転数を
目標回転数としてファンモータを制御する制御方式を既
に提案している(特願平6−297445号参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記方式で
は、送風路の流路抵抗が増加した場合、送風量を一定に
維持するためにファンモータの回転数を上昇させる。こ
のため、燃焼室の圧力が上昇し、燃焼室に供給されるガ
スなどの燃料の量が減少する。この結果、所要燃焼量が
得られないため、コントローラは、目標燃焼量を増加さ
せ、それに応じてファンモータの回転数を上昇させる。
すなわち、燃焼室の圧力が上昇することにより、所要燃
焼量を得るために、コントローラ内部のみかけの目標燃
焼量が増加してしまい、それに応じてファンモータの回
転数が上昇するように制御が働くので、実際の燃焼量に
対してファンモータ回転数の上昇が過剰になり、燃焼用
空気が過剰に供給されて空燃比が悪化してしまうという
問題があった。
【0008】逆に、送風路の流路抵抗が減少した場合、
送風量を一定に維持するためにファンモータの回転数が
低下する。このため、燃焼室の圧力が低下し、燃焼室に
供給されるガスなどの燃料の量が増加する。この結果、
所要燃焼量を越えるため、コントローラは、目標燃焼量
を減少させ、それに応じてファンモータの回転数を低下
させる。すなわち、燃焼室の圧力が減少することによ
り、所要燃焼量を得るために、コントローラ内部のみか
けの目標燃焼量が減少してしまい、それに応じてファン
モータの回転数が低下するように制御が働くので、実際
の燃焼量に対してファンモータ回転数の低下が過剰にな
り、燃焼用空気の供給が不足して空燃比が悪化してしま
うという問題があった。
【0009】すなわち、燃焼室への燃料の供給は比例弁
により調節されるが、この比例弁は、給湯制御部からの
信号に応じて比例弁の上流側と下流側の圧力差を調整す
るものであって、燃焼室の圧力変動には殆ど影響を受け
ない。このため、比例弁の開弁量が一定である限り、燃
焼室の圧力が変動しても、比例弁を介して供給される燃
料の圧力は一定であり、この結果、燃焼室の圧力変動に
より燃料供給量が変動するのである。
【0010】この問題を解決するために、燃焼室の圧力
を比例弁に導入することも考えられるが、この場合、装
置の製造コストが高価になり、しかも、全制御範囲にわ
たって有効であるとはいえない。
【0011】本願発明は上記の点に鑑みて提案されたも
ので、流路抵抗の変化に起因する燃焼室の圧力変動に係
わらず常に最適送風量を維持できる燃焼装置の送風量制
御装置を提供することを、その目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0013】
【0014】
【0015】すなわち、本願の請求項に記載した発明
は、目標燃焼量に応じて、燃焼室への燃料供給量と、燃
焼用空気を供給するためのファンモータのフィードフォ
ワード回転数とを決定し、実際のファンモータの作動状
態に応じてフィードバック回転数を決定し、このフィー
ドバック回転数とフィードフォワード回転数とからファ
ンモータの目標回転数を決定してファンモータを制御す
ることにより送風量を制御する燃焼装置の送風量制御装
置であって、フィードフォワード回転数とフィードバッ
ク回転数とに基づいて目標燃焼量を補正する燃焼量補正
手段を設け、目標燃焼量が所定値未満のときは、その目
標燃焼量に応じてフィードフォワード回転数を決定し、
目標燃焼量が所定値以上のときは、燃焼量補正手段によ
り補正された補正目標燃焼量に応じてフィードフォワー
ド回転数を決定する構成としたことを特徴としている。
【0016】目標燃焼量が小さいときは、ファンモータ
の回転数も小さいので、流路抵抗の変化によるファンモ
ータの回転数の変化も小さく、燃焼室の圧力が低いとと
もにその変化も小さい。したがって、目標燃焼量が小さ
いときは、目標燃焼量を補正しなくても、ほぼ正確に送
風量を制御できる。したがって、補正を開始すべき目標
燃焼量の大きさは、空燃比に許容できない悪影響を及ぼ
し始める程度の大きさに設定すればよい。
【0017】
【0018】
【0019】また、本願の請求項に記載した発明は、
目標燃焼量に応じて、燃焼室への燃料供給量と、燃焼用
空気を供給するためのファンモータのフィードフォワー
ド回転数とを決定し、実際のファンモータの作動状態に
応じてフィードバック回転数を決定し、このフィードバ
ック回転数とフィードフォワード回転数とからファンモ
ータの目標回転数を決定してファンモータを制御するこ
とにより送風量を制御する燃焼装置の送風量制御装置で
あって、基準状態におけるファンモータの駆動電流と回
転数との関係を表す曲線の極小点と基準状態において目
標燃焼量に対応する曲線上の点とを結ぶ直線の傾きに関
する情報を記憶する傾き情報記憶手段と、ファンモータ
の駆動電流を検出する駆動電流検出手段と、ファンモー
タの回転数を検出する回転数検出手段と、極小点とファ
ンモータの駆動電流と回転数との実測値に対応する点と
を結ぶ直線の傾きに基づいて、実送風量に関する情報を
演算する実送風量情報演算手段と、極小点と傾き情報記
憶手段に記憶されている情報から得られる傾きとに基づ
いて、目標送風量に関する情報を演算する目標送風量情
報演算手段と、実送風量情報演算手段により演算された
実送風量に関する情報と目標送風量情報演算手段により
演算された目標送風量に関する情報とに基づいて、実送
風量と目標送風量との偏差に関する情報を演算する送風
量偏差演算手段と、フィードフォワード回転数とフィー
ドバック回転数とに基づいて目標燃焼量を補正する燃焼
量補正手段と、送風量偏差演算手段により演算された偏
差に関する情報に基づいてフィードバック回転数を演算
し、燃焼量補正手段により補正された目標燃焼量に応じ
てフィードフォワード回転数を決定して、これらフィー
ドフォワード回転数とフィードバック回転数とに基づい
てファンモータの目標回転数を決定する目標回転数決定
手段と、回転数検出手段により検出される回転数が目標
回転数決定手段により決定された目標回転数と一致する
ように、ファンモータの駆動電圧を制御する電圧制御手
段とを備えたことを特徴としている。
【0020】曲線の極小点は、理想的にはファンモータ
の駆動電流と回転数との関係を表すI−N座標系の原点
であるが、種々の要因により原点からずれる場合が多
い。しかし、極小点が原点に近く、実質的に両者を同一
視できる場合は、原点を極小点とすればよい。この場
合、極小点の座標を傾き情報記憶手段に記憶させておく
必要はない。なお、曲線の極小点は、ファンモータの種
類や共通排気筒の種類が同じであれば、ほぼ同じである
ので、機種毎に極小点の座標を予め特定しておき、それ
を個々の送風量制御装置のメモリなどに記憶させればよ
い。ただし、極小点の座標の正確さや経年変化などを考
慮すれば、個々の送風量制御装置が極小点の座標を適宜
演算し得るように構成するのが好ましい。
【0021】実送風量に関する情報は、直線の傾きであ
ってもよいし、実送風量自体であってもよい。さらに
は、直線の傾きあるいはその逆数に所定の定数を乗算し
た値であってもよい。要するに、実送風量を表す情報と
して、送風量制御に利用できるものであればよい。
【0022】基準となる直線の傾きに関しては、各種目
標燃焼量に対してそれぞれ直線の傾き自体を傾き情報記
憶手段に記憶させておいてもよいし、あるいは、各種目
標燃焼量に対してそれぞれ曲線上の座標を傾き情報記憶
手段に記憶させておき、その座標と極小点の座標とから
直線の傾きを演算してもよい。さらには、曲線を表す式
を傾き情報記憶手段に記憶させておき、その式から各種
目標燃焼量に対してそれぞれ曲線上の座標を演算し、さ
らにその座標と極小点の座標とから直線の傾きを演算し
てもよい。
【0023】目標送風量に関する情報は、直線の傾きで
あってもよいし、目標送風量自体であってもよい。さら
には、直線の傾きあるいはその逆数に所定の定数を乗算
した値であってもよい。要するに、目標送風量を表す情
報として、送風量制御に利用できるものであればよい。
【0024】偏差に関する情報は、目標送風量と実送風
量との偏差であってもよいし、直線の傾きの偏差であっ
てもよい。
【0025】傾き情報記憶手段に記憶される傾きに関す
る情報は、極小点の座標と各種目標燃焼量に対する直線
の傾きとであってもよいし、極小点の座標と各種目標燃
焼量に対する曲線上の座標とであってもよい。また、極
小点の座標と曲線を表す数式とであってもよい。さらに
は、曲線を表す式だけであってもよいが、この場合、極
小点が原点でないときは、直線の傾きを求める度に式か
ら極小点の座標を演算する必要がある。また、極小点が
原点の場合は、極小点の座標を傾き情報記憶手段に記憶
させる必要はない。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0027】図1は、本願発明に係る送風量制御装置を
備えた燃焼装置の一例としての給湯装置の概略構成図で
あって、給湯装置のケーシング1の内部には、バーナ2
と熱交換器3とが配置されている。ケーシング1の下側
に連続するファンケース4の内部には、ファンモータ5
により駆動されるシロッコファン6が設置されており、
ケーシング1の上部には、排気口7が形成されている。
バーナ2には、ガスあるいは石油などの燃料を供給する
ための燃料供給管8が接続されており、熱交換器3に
は、水を供給するための給水管10が接続されている。
燃料供給管8および給水管10には比例弁11およびバ
ルブ12が介装されており、これら比例弁11およびバ
ルブ12は給湯制御部13により制御される。ケーシン
グ1の内部には、バーナ2の上側に、燃焼室14が形成
される。
【0028】送風量制御装置は、たとえば交流100ボ
ルトの商用電源15からの交流電力を整流および平滑し
て直流電力を出力する整流平滑手段16、電力制御手段
17、回転数検出手段18、駆動電流検出手段19、デ
ューティー比制御手段20、フィードフォワード回転数
決定手段21、初期設定用傾き情報演算手段22、実送
風量情報演算手段23、目標回転数決定手段24、目標
回転数変化率演算手段25、フィードバック回転数変化
禁止手段26、および傾き情報記憶手段27を備えてい
る。デューティー比制御手段20、フィードフォワード
回転数決定手段21、初期設定用傾き情報演算手段2
2、実送風量情報演算手段23、目標回転数決定手段2
4、目標回転数変化率演算手段25、およびフィードバ
ック回転数変化禁止手段26は、マイクロコンピュータ
28により実現されており、傾き情報記憶手段27は、
たとえばEEPROMなどの不揮発性のメモリにより実
現されている。
【0029】電力制御手段17は、デューティー比制御
手段20からの制御電圧に基づいて、整流平滑手段16
からの直流電力をスイッチングし、ファンモータ5に駆
動電力として供給する。回転数検出手段18は、ファン
モータ5の回転数を検出する。駆動電流検出手段19
は、ファンモータ5の駆動電流を検出する。デューティ
ー比制御手段20は、目標回転数決定手段24により決
定された目標回転数と回転数検出手段18により検出さ
れた回転数とに基づいて、ファンモータ5の回転数が目
標回転数になるように、電力制御手段17に供給する制
御電圧を制御する。フィードフォワード回転数決定手段
21は、バーナ2の目標燃焼量を、その目標燃焼量に応
じたフィードフォワード回転数と、目標回転数決定手段
24により演算される目標送風量と実送風量との偏差に
応じたフィードバック回転数とに基づいて補正し、その
補正した目標燃焼量に基づいてフィードフォワード回転
数を決定する。初期設定用傾き情報演算手段22は、駆
動電流検出手段19および回転数検出手段18により検
出された複数組の駆動電流および回転数に基づいて、基
準状態におけるファンモータ5の駆動電流と回転数との
関係を表す曲線の式と、その極小点の座標とを演算す
る。実送風量情報演算手段23は、駆動電流検出手段1
9により検出された駆動電流と回転数検出手段18によ
り検出された回転数とに対応する点と、傾き情報記憶手
段27に記憶された極小点とを結ぶ直線の傾きを演算す
る。目標回転数決定手段24は、実送風量情報演算手段
23により演算された傾きと傾き情報記憶手段27に記
憶された曲線の式などから得られる傾きとの偏差に基づ
いてフィードバック回転数を決定し、そのフィードバッ
ク回転数とフィードフォワード回転数決定手段21によ
り決定されたフィードフォワード回転数とに基づいて、
ファンモータ5の目標回転数を決定する。目標回転数変
化率演算手段25は、目標回転数決定手段24により決
定された目標回転数の変化率を演算する。フィードバッ
ク回転数変化禁止手段26は、目標回転数変化率演算手
段25により演算された目標回転数の変化率が一定値以
上のときに、目標回転数決定手段24を制御して一時的
に目標送風量と実送風量との偏差の変化がないものとし
て目標回転数を決定させる。傾き情報記憶手段27は、
初期設定用傾き情報演算手段22により演算された曲線
の式と極小点の座標とを記憶する。マイクロコンピュー
タ28は、給湯装置の全体を制御しており、給湯制御部
13の一部もマイクロコンピュータ28により実現され
ている。
【0030】図2は、ファンモータ5の駆動部の回路ブ
ロック図であって、この駆動部は、主にモータ駆動IC
31により構成されている。このモータ駆動IC31
は、端子31a〜31eを備えており、また、電力制御
手段17と、回転数検出手段18とを実現している。電
力制御手段17は、ファンモータ5の各コイルに駆動電
力を供給するモータドライバー32と、モータドライバ
ー32によりファンモータ5に供給される駆動電力をス
イッチングするPWM可変速回路33とを備えている。
回転数検出手段18は、ファンモータ5に内蔵された複
数のホール素子を含むホールIC34からの検出信号に
基づいてファンモータ5の回転数を演算する回転ロジッ
ク35と、回転ロジック35により演算された回転数に
応じた回転数パルスを発生する回転数パルス発生回路3
6とを備えている。端子31aには、整流平滑手段16
からの駆動電力が入力され、この駆動電力は電力制御手
段17のモータドライバー32に供給される。端子31
bには、補助電源37からの直流電力が入力され、この
直流電力はモータ駆動IC31の各部に電源として供給
される。端子31cには、デューティー比制御手段20
から制御電圧が入力され、この制御電圧は電力制御手段
17のPWM可変速回路33に供給される。端子31d
からは、回転数検出手段18の回転数パルス発生回路3
6からの回転数パルスが出力され、この回転数パルスは
デューティー比制御手段20に供給される。端子31e
は、接地端子である。
【0031】整流平滑手段16は、たとえばダイオード
ブリッジからなる全波整流器と、キャパシタからなる平
滑回路とにより実現されており、たとえば100ボルト
の商用電源15から得られる交流電力を整流および平滑
して直流電力を出力する。電力制御手段17は、デュー
ティー比制御手段20からの制御電圧に応じてデューテ
ィー比を制御される制御パルスに基づいて、整流平滑手
段16からの直流電力をスイッチングして、ファンモー
タ5に駆動電力として供給する。すなわち、ファンモー
タ5に供給される直流駆動電力は、電力制御手段17に
よりPWM制御される。回転数検出手段18は、ファン
モータ5に内蔵された複数のホール素子を含むホールI
C34からなる回転検出センサからの検出信号に基づい
て、ファンモータ5の回転数を検出し、それに応じた回
転数パルスをデューティー比制御手段20に供給すると
共に、ファンモータ5の回転子の回転に応じた回転信号
を電力制御手段17に供給する。デューティー比制御手
段20は、ファンモータ5の回転数が目標回転数になる
ように制御電圧を調整して、その制御電圧を電力制御手
段17に供給する。なお、ファンモータ5は、三相ブラ
シレスモータ、より詳しくは永久磁石型同期モータであ
って、本実施態様では、給湯装置のシロッコファン6を
駆動するために使用している。
【0032】図3は、電力制御手段17および駆動電流
検出手段19の回路ブロック図であって、電力制御手段
17は、三角波発振回路41、コンパレータ42、三相
分配回路43、およびトランジスタTR1〜TR6を備
えており、駆動電流検出手段19は、平滑回路44、電
圧・周波数変換回路45、およびホトカプラ46を備え
ている。なお、トランジスタTR1〜TR6保護用のダ
イオードや、ファンモータ5のコイル5a〜5cに流れ
る過電流を検出しかつ保護するための回路など、本願発
明に直接関係のない構成要素については、図示および説
明を省略する。
【0033】三角波発振回路41は、たとえば20KH
zの周期の三角波を出力する。コンパレータ42は、演
算増幅器からなり、三角波発振回路41からの三角波の
電圧と、デューティー比制御手段20からの制御電圧V
sとを比較して、制御電圧Vsが三角波の電圧以上であ
るときにオンし、制御電圧Vsが三角波の電圧よりも小
さいときにオフする、周期20KHzの制御パルスを出
力する。すなわち、制御パルスのデューティー比は、デ
ューティー比制御手段20からの制御電圧Vsに応じて
変化する。三相分配回路43は、回転数検出手段18か
らの回転信号に応じて、上段側のトランジスタTR1〜
TR3のうちの1つと、下段側のトランジスタTR4〜
TR6のうちの1つとを、選択的にオンさせる。たとえ
ば、トランジスタTR1,TR5がオンの場合、ファン
モータ5のコイル5aからコイル5bに駆動電流が流れ
る。すなわち、ファンモータ5の回転子の回転位置に応
じて電流を流すコイル5a〜5cや電流の方向を順次切
り替えることにより、ファンモータ5の回転が継続す
る。さらに三相分配回路43は、下段側のトランジスタ
TR4〜TR6のうちオンさせるべきトランジスタを、
コンパレータ42からの制御パルスに応じてオン・オフ
させる。すなわち、三相分配回路43は、ファンモータ
5に供給する駆動電力を、デューティー比制御手段20
からの制御電圧Vsに応じてPWM制御する。
【0034】この電力制御手段17および駆動電流検出
手段19の動作について、簡単に述べる。商用電源15
からの交流電力は、整流平滑手段16によって整流さ
れ、かつ平滑されて、電力制御手段17を介してファン
モータ5に駆動電力として供給される。このとき電力制
御手段17により、PWM制御が施され、ファンモータ
5の回転数が指令回転数になるように、ファンモータ5
への駆動電圧が制御される。
【0035】いま、図4に示すように、三角波発振回路
41からの三角波の最高電圧をVh、最低電圧をVlと
し、デューティー比制御手段20からの制御電圧をVs
とすると、コンパレータ42の出力である制御パルス
は、図5に示すように、制御電圧Vsが三角波の電圧以
上のときにオンし、制御電圧Vsが三角波の電圧よりも
小さいときにオフする、三角波と同じ周期のパルス列と
なる。そして、三相分配回路43が、下段側のトランジ
スタTR4〜TR6のうち、オンさせるべきトランジス
タのベースに、コンパレータ42からの制御パルスを印
加するので、ファンモータ5の駆動電力が制御パルスに
よりスイッチングされ、制御パルスのデューティー比に
応じた駆動電力がファンモータ5に供給される。
【0036】トランジスタTR4〜TR6のエミッタか
ら出力された電流は、駆動電流検出手段19の平滑回路
44により平滑される。これにより電流に応じた電圧に
変換され、電圧・周波数変換回路45により、電圧に応
じた周波数のパルスに変換される。このパルスは、ホト
カプラ46を介してマイクロコンピュータ28に供給さ
れる。すなわち、マイクロコンピュータ28には、ファ
ンモータ5の駆動電流に応じた周波数のパルスが駆動電
流検出手段19から入力される。
【0037】次に、上記給湯装置の動作を説明する。先
ず初期設定動作について述べる。たとえば工場からの出
荷前に、ファンモータ5の回転数が予め決められた複数
種類の回転数となるように、ファンモータ5に複数種類
の駆動電圧を順次印加する。これにより、回転数検出手
段18が、ファンモータ5の回転数を順次検出し、駆動
電流検出手段19が、ファンモータ5の駆動電流を順次
検出する。そして初期設定用傾き情報演算手段22が、
それら回転数と駆動電流との組に基づいて、基準状態に
おけるファンモータ5の回転数と駆動電流との関係を表
す曲線の式を演算し、さらにその式から、その曲線の極
小点の座標を演算し、それらを傾き情報記憶手段27に
記憶させる。
【0038】すなわち、ファンモータ5の駆動電流Iと
回転数Nとの関係は、シロッコファン6による燃焼用空
気の送風路の流路抵抗Φに応じて、図7に曲線で示すよ
うになり、また、送風量Qと回転数Nとの関係は、流路
抵抗Φに応じて、図7に直線で示すようになる。ここ
で、基準の流路抵抗がΦaであるとし、そのときに目標
燃焼量に応じた送風量Qaを得るための回転数がNaで
あり、そのときの駆動電流がIaであるものとすると、
ΦaにおけるI−N曲線上のA点でファンモータ5を運
転したときに燃焼室14が最適空燃比になる。そして、
ΦaにおけるI−N曲線の極小点PとA点とを通る直線
をLとすると、流路抵抗Φが変化しても、I−Nの関係
が直線L上を移動するようにファンモータ5を制御すれ
ば、送風量Qは変化せずに常にQaである。たとえば、
流路抵抗がΦaからΦbに増加した場合、I−N曲線は
当然図示のように変化するが、Q−N直線も図示のよう
に変化するので、ΦbにおけるI−N曲線と直線Lとの
交点Bでファンモータ5を運転することにより、送風量
Qaが得られる。このとき、回転数はNb、駆動電流は
Ibである。逆に、流路抵抗がΦaからΦcに減少した
場合も、I−N曲線は当然図示のように変化するが、Q
−N直線も図示のように変化するので、ΦcにおけるI
−N曲線と直線Lとの交点Cでファンモータ5を運転す
ることにより、送風量Qaが得られる。このとき、回転
数はNc、駆動電流はIcである。このように直線L上
でファンモータ5を運転することにより、流路抵抗Φの
変化に係わらず送風量Qを一定にできる理由について
は、後述する。したがって、基準曲線であるΦaにおけ
るI−N曲線の式を傾き情報記憶手段27に記憶させて
おけば、各種の目標燃焼量に対応する直線Lの傾きをそ
れぞれ演算することができ、その直線L上でファンモー
タ5を運転するように制御することによって、流路抵抗
Φの変化に係わらず、送風量Qを常に一定にできる。も
ちろん、各種の目標燃焼量に対応する各直線Lの傾きを
直接傾き情報記憶手段27に記憶させておいてもよい。
【0039】ファンモータ5は永久磁石型同期モータで
あり、周知のように、駆動電流Iと回転数Nとの関係
は、理論的にはI=aN2 である。ただし、aは定数で
ある。したがってI−N曲線は、理想的にはI−N座標
系の原点(0,0)を通るのであるが、実際には、シロ
ッコファン6やファンモータ5や送風路などの特性のば
らつきにより、I−N曲線が原点を通らず、またI−N
曲線自体の形状も多少変形する場合もある。そこで、I
−Nの関係を実測し、I−N曲線の式を特定しておくこ
とで、シロッコファン6やファンモータ5や送風路など
の特性のばらつきに起因する影響を除去するのである。
【0040】すなわち、I−N曲線は放物線であり、
a,b,cを定数とすると、一般的に下記数式1のよう
に表すことができる。ここで、流路抵抗がΦaのとき
に、相互に異なるN1 ,N2 ,N3 に対するI1
2 ,I3 を実測したとすると、下記数式2が成立し、
定数a,b,cを下記数式3により演算できる。初期設
定用傾き情報演算手段22は、このようにして定数a,
b,cを演算し、流路抵抗Φaにおける実際のI−N曲
線の式を特定して、傾き情報記憶手段27に記憶させる
のである。もちろん、定数bあるいはcを0と仮定して
もI−N曲線の良好な近似式を得られる場合は、N,I
を2組実測することにより、I−N曲線の式を特定でき
る。また、多数の点(I,N)をサンプリングして、他
の方式により下記数式1を近似するようにしてもよい。
【0041】
【数1】
【0042】
【数2】
【0043】
【数3】
【0044】次に、直線L上でファンモータ5を運転す
ることにより、流路抵抗Φの変化に係わらず送風量Qを
一定にできる理由について述べる。周知のように、ファ
ンモータ5の回転数Nと駆動電流Iとの関係は、理論的
にはI=αN2 であり、回転数Nと送風量Qとの関係
は、理論的にはN=βQである。ただし、α,βは定数
である。したがって、N/I=1/(αβQ)となり、
N/IはI−N座標系上の直線の傾きであって一定であ
り、α,βは定数であるから、Qも一定である。すなわ
ち、I−Nの関係が直線L上に位置する限り、Qは常に
一定値Qaとなるのである。
【0045】次に、給湯装置の運転動作について述べ
る。図6は、本願発明に係る送風量制御装置の制御系統
を説明するブロック線図であって、以下の制御動作の流
れは図6を参照することにより一層容易に理解できる。
【0046】図外のリモートコントローラからコントロ
ーラに運転指令が入力されると、給湯制御部13が、比
例弁11やバルブ12や図外のイグナイタなどを制御
し、点火動作を開始すると共に、フィードフォワード回
転数決定手段21にバーナ2の目標燃焼量すなわち比例
弁11の開弁量に応じた信号を出力する。これによりフ
ィードフォワード回転数決定手段21が、給湯制御部1
3からの信号に基づいて、バーナ2の目標燃焼量に応じ
たファンモータ5のFF回転数N0 を演算する。具体的
には、バーナ2に供給されるたとえば都市ガスなどのガ
ス量G0 に応じて予め決められたファンモータ5のFF
回転数N0 を決定し、それを目標回転数決定手段24に
出力する。このFF回転数N0 は、シロッコファン6に
よる送風流路の流路抵抗が予め決められた基準値である
場合に、目標燃焼量に対して最適な空燃比が得られる送
風量に対応する回転数である。なお、目標燃焼量は、熱
交換器3への入水温度、出湯温度、流量、設定温度など
によって決定される。
【0047】この時点ではファンモータ5は回転してお
らず、実送風量情報演算手段23による演算結果が目標
回転数決定手段24に供給されないので、目標回転数決
定手段24は、フィードフォワード回転数決定手段21
からのFF回転数N0 に対応した回転数指令信号をデュ
ーティー比制御手段20に出力する。またフィードフォ
ワード回転数決定手段21は、目標燃焼量の補正を実行
していない。
【0048】これによりデューティー比制御手段20
が、ファンモータ5がFF回転数N0で回転するような
制御電圧Vsを電力制御手段17に供給する。この結
果、電力制御手段17がPWM方式により駆動電力を制
御して、ファンモータ5をFF回転数N0 で回転するよ
うに駆動する。
【0049】次に、駆動電流検出手段19が、ファンモ
ータ5の駆動電流を検出する。すなわち、モータドライ
バー32のトランジスタTR4〜TR6のエミッタから
の電流は、駆動電流検出手段19の平滑回路44により
平滑され、平滑回路44の出力電圧が電圧・周波数変換
回路45により周波数に変換され、ファンモータ5の駆
動電流に応じた周波数のパルスがホトカプラ46を介し
てマイクロコンピュータ28に供給される。
【0050】一方、回転数検出手段18が、ファンモー
タ5のホールIC34からの検出信号に基づいて、ファ
ンモータ5の回転数を検出する。
【0051】次に、実送風量情報演算手段23が、駆動
電流検出手段19からの駆動電流と、回転数検出手段1
8からの回転数と、傾き情報記憶手段27からの基準と
なるI−N曲線の極小点Pの座標とに基づいて、I−N
座標系上の実際の駆動電流Iおよび回転数Nの点(I,
N)と極小点Pとを結ぶ直線の傾きを演算する。具体的
には、直線の傾きの逆数に所定の係数を乗算して実送風
量Qを求め、目標回転数決定手段24に出力する。極小
点PがI−N座標系の原点(0,0)に位置する場合、
Q=I/(αβN)の演算を行うことにより、実送風量
Qが求められる。
【0052】次に、目標回転数決定手段24が、実送風
量情報演算手段23により演算された傾きと、傾き情報
記憶手段27に記憶されている曲線の式から得られる直
線の傾きとから、両者の偏差を求め、その偏差に基づい
てFB回転数NFBを決定し、そのFB回転数NFBとフィ
ードフォワード回転数決定手段21により決定されたF
F回転数N0 とから目標回転数N1 を決定し、その目標
回転数N1 に応じた回転数指令信号をデューティー比制
御手段20に出力する。具体的には、傾き情報記憶手段
27に記憶されているI−N曲線の式からFF回転数N
0 に対応するFF電流I0 を求め、それにより動作点
(I0 ,N0 )と極小点Pとを通る直線Lの傾きを求
め、その傾きの逆数に所定の係数を乗算して目標送風量
1 を求める。極小点PがI−N座標系の原点(0,
0)に位置する場合、Q1 =I0 /(αβN0 )の演算
を行うことにより、目標送風量Q1 が求められる。そし
て、目標送風量Q0 と実送風量Qとの偏差Q1 −Qに基
づいてFB回転数NFBを演算する。このFB回転数NFB
は、たとえばPID制御など、フィードバック系の制御
方式に応じて決定される。
【0053】このFB回転数NFBは、目標回転数決定手
段24からフィードフォワード回転数決定手段21に供
給される。これによりフィードフォワード回転数決定手
段21が、目標燃焼量が所定値以上の場合、FF回転数
0 と目標回転数決定手段24からのFB回転数NFB
に基づいて、目標燃焼量を補正する。具体的には、目標
燃焼量に対応するガス量G0 が所定値以上の場合、その
ガス量G0 を下記数式4によりGに補正し、補正後のガ
ス量Gに対応したFF回転数N0 を目標回転数決定手段
24に出力する。ただし、Kは所定の定数である。
【0054】
【数4】
【0055】このように目標燃焼量を補正するのは、流
路抵抗Φの変化に起因する燃焼室14の圧力変動による
空燃比の劣化を防止するためである。すなわち、送風路
の流路抵抗Φが増加した場合、送風量を一定に維持する
ためにファンモータ5の回転数が上昇する。このため、
燃焼室14の圧力が上昇し、比例弁11の開弁量は変化
しないので、燃焼室14に供給されるガス量が減少す
る。この結果、目標燃焼量が得られないため、給湯制御
部13が比例弁11の開弁量を増加させるとともに、フ
ィードフォワード回転数決定手段21に供給する目標燃
焼量を増加させる。これにより、目標燃焼量の増加に応
じてフィードフォワード回転数決定手段21がFF回転
数N0 を増加させるので、ファンモータ5の回転数が上
昇する。換言すれば、燃焼室14の圧力が上昇すること
により、目標燃焼量を得るために、マイクロコンピュー
タ28内部の目標燃焼量が増加してしまい、それに応じ
てファンモータ5の回転数が上昇するように制御が働く
ので、実際の燃焼量に対してファンモータ回転数の上昇
が過剰になり、燃焼用空気が過剰に供給されて空燃比が
悪化してしまう。送風路の流路抵抗Φが減少した場合
は、逆の動作により、燃焼用空気の供給が不足して空燃
比が悪化してしまう。このような空燃比の劣化を防止す
るために、目標燃焼量を補正するのである。ただし、こ
の補正が必要になるのは、目標燃焼量がある程度大きい
ときであり、目標燃焼量に応じたガス量G 0 が所定値以
上の場合に補正を行う。すなわち、目標燃焼量が小さい
場合は、それに応じてシロッコファン6による送風量も
小さく、燃焼室14の圧力も低いので、流路抵抗Φの変
化による燃焼室14の圧力変動の幅も小さく、ガス供給
量に大きな影響を与えないことから、補正の必要はない
のである。
【0056】さらにフィードフォワード回転数決定手段
21が、補正したFF回転数N0 とFB回転数NFBとの
和N0 +NFBを目標回転数N1 と決定して、それに応じ
た回転数指令信号をデューティー比制御手段20に出力
する。
【0057】これにより、デューティー比制御手段20
が、目標回転数決定手段24により決定された目標回転
数N1 に応じた回転数指令信号と回転数検出手段18か
らの実際の回転数Nとに基づいて、ファンモータ5が目
標回転数N1 で回転するような制御電圧Vsを電力制御
手段17に出力する。
【0058】これにより、電力制御手段17が、デュー
ティー比制御手段20からの制御電圧Vsに基づいて、
ファンモータ5に供給する直流電力をスイッチングし、
ファンモータ5の回転数が目標回転数N1 となるように
駆動する。
【0059】ここで、シロッコファン6による送風流路
の流路抵抗がΦaからΦbに増加したとすると、仮に回
転数一定制御方式でファンモータ5を制御した場合、最
終的には図7のA点からD点に運転状態が移行し、送風
量がQaからQdに減少する。しかし本実施態様におい
ては、流路抵抗Φの増加により実送風量Qが減少する
と、換言すればファンモータ5の実際の動作点(I,
N)と極小点Pとを結ぶ直線の傾きが大きくなると、そ
れに応じてFB回転数NFBが大きくなり、その結果目標
回転数N1 が大きくなって、ファンモータ5の動作点を
直線L上に戻すように制御が働き、最終的にはB点でフ
ァンモータ5が動作するようになる。すなわち、ファン
モータ5の動作点が直線L上をA点からB点に移動す
る。また、フィードフォワード回転数決定手段21が、
上記数式4を用いて、ガス量をG0 からGに補正してい
るので、流路抵抗Φの増加により燃焼室14の圧力が増
加して目標燃焼量すなわちガス量G0 が増加するととも
にFF回転数NFFが増加しても、このときFB回転数N
FBも増加するので、補正後のガス量Gは変化しない。し
たがって、流路抵抗Φの変化に係わらず常に一定の最適
な送風量Qaを維持できる。もちろん、比例弁11に
は、補正前のガス量G0 に応じた制御信号が給湯制御部
13から供給されており、流路抵抗Φの増加に応じて開
弁量が増加し、燃焼室14の圧力増加による供給ガス量
の減少を打ち消している。
【0060】逆に、シロッコファン6による送風流路の
流路抵抗がΦaからΦcに減少したとすると、仮に回転
数一定制御方式でファンモータ5を制御した場合、最終
的には図7のA点からE点に運転状態が移行し、送風量
がQaからQeに増加する。しかし本実施態様において
は、流路抵抗Φの減少により実送風量Qが増加すると、
換言すればファンモータ5の実際の動作点(I,N)と
極小点Pとを結ぶ直線の傾きが小さくなると、それに応
じてFB回転数NFBが小さくなり、その結果目標回転数
1 が小さくなって、ファンモータ5の動作点を直線L
上に戻すように制御が働き、最終的にはC点でファンモ
ータ5が動作するようになる。すなわち、ファンモータ
5の動作点が直線L上をA点からC点に移動する。ま
た、フィードフォワード回転数決定手段21が、上記数
式4を用いて、ガス量をG0 からGに補正しているの
で、流路抵抗Φの減少により燃焼室14の圧力が減少し
て目標燃焼量すなわちガス量G0 が減少するとともにF
F回転数NFFが減少しても、このときFB回転数NFB
減少するので、補正後のガス量Gは変化しない。したが
って、流路抵抗Φの変化に係わらず常に一定の最適な送
風量Qaを維持できる。もちろん、比例弁11には、補
正前のガス量G0 に応じた制御信号が給湯制御部13か
ら供給されており、流路抵抗Φの減少に応じて開弁量が
減少し、燃焼室14の圧力減少による供給ガス量の増加
を打ち消している。
【0061】一方、目標回転数変化率演算手段25が、
目標回転数決定手段24により決定される目標回転数の
変化率を演算し、その演算結果をフィードバック回転数
変化禁止手段26に出力する。
【0062】これによりフィードバック回転数変化禁止
手段26が、目標回転数変化率演算手段25により演算
された目標回転数の変化率が所定値以上のときに、その
大きさに応じた時間だけ、目標回転数決定手段24に傾
き偏差変化無視信号を出力する。
【0063】これにより目標回転数決定手段24が、フ
ィードバック回転数変化禁止手段26から傾き偏差変化
無視信号が入力されている期間、FB回転数NFBの変化
がないものとして目標回転数N1 を決定する。
【0064】これは、目標回転数の急激な変化によりフ
ァンモータ5に流れる突入電流が制御系に及ぼす悪影響
を除去するためである。すなわち、図8の(A)に示す
ように、目標回転数が破線のようにステップ状に変化す
ると、実回転数が実線のようにオーバーシュートを伴っ
て変化し、駆動電流も図8の(B)に示すように大きな
オーバーシュートを伴って変化する。さらには、駆動電
圧も図8の(C)に示すように変化する。図8の(B)
に示す駆動電流は、駆動電流検出手段19により検出さ
れ、初期設定用傾き情報演算手段22や実送風量情報演
算手段23に供給されるので、このような大きなオーバ
ーシュートを伴った駆動電流の変化は、制御を不正確か
つ不安定にする。そこで、図8の(D)に示すように、
目標回転数の変化率が所定値以上のときに、その変化率
の大きさに応じた期間、駆動電流の監視をオフさせ、制
御を正確かつ安定にさせている。具体的には、フィード
バック回転数変化禁止手段26から目標回転数決定手段
24に傾き偏差変化無視信号を出力して、直線の傾きの
偏差の変化が零、換言すれば実送風量Qと目標送風量Q
1 との差の変化が零であるものとして、FB回転数NFB
を演算させる。したがって、駆動電流の大きな変化に起
因する実送風量情報演算手段23により演算される実送
風量Qの大きな変化が無視され、制御系に及ぼす悪影響
が除去される。なお、フィードバック回転数変化禁止手
段26から目標回転数決定手段24に傾き偏差変化無視
信号を出力して、実送風量Qと目標送風量Q1 との差の
変化が零であるものとして、FB回転数NFBを演算させ
る時間は、非常に短いので、それが制御系に悪影響を及
ぼすことはない。
【0065】このように、FF回転数N0 とFB回転数
FBとに基づいて目標燃焼量に対応するガス量G0 をG
に補正するフィードフォワード回転数決定手段21を設
け、ガス量G0 が所定値未満のときは、そのガス量G0
に応じてFF回転数N0 を決定し、ガス量G0 が所定値
以上のときは、フィードフォワード回転数決定手段21
により上記数式4を用いて補正されたガス量Gに応じて
FF回転数N0 を決定するので、流路抵抗Φの変化によ
る燃焼室14の圧力変動に起因して、比例弁11の開弁
量すなわちみかけの目標燃焼量が増加しても、シロッコ
ファン6による送風量を一定の最適な値に維持できる。
【0066】また、基準状態におけるファンモータ5の
駆動電流と回転数との関係を表す曲線の極小点と基準状
態において目標燃焼量に対応する曲線上の点とを結ぶ直
線の傾きに関する情報を記憶する傾き情報記憶手段27
と、ファンモータ5の駆動電流を検出する駆動電流検出
手段19と、ファンモータ5の回転数を検出する回転数
検出手段18と、極小点とファンモータ5の駆動電流と
回転数との実測値に対応する点とを結ぶ直線の傾きに基
づいて、実送風量に関する情報を演算する実送風量情報
演算手段23と、FF回転数N0 とFB回転数NFBとに
基づいて目標燃焼量を補正し、その補正した目標燃焼量
に応じてFF回転数N0 を決定するフィードフォワード
回転数決定手段21と、極小点と傾き情報記憶手段27
に記憶されている情報から得られる傾きとに基づいて、
目標送風量に関する情報を演算し、その目標送風量に関
する情報と実送風量情報演算手段23により演算された
実送風量に関する情報とに基づいて、実送風量と目標送
風量との偏差に関する情報を演算し、その偏差に関する
情報に基づいてFB回転数NFBを演算し、そのFB回転
数NFBとフィードフォワード回転数決定手段21により
決定されたFF回転数N0 とに基づいてファンモータ5
の目標回転数N1 を決定し、その目標回転数N1 と回転
数検出手段18により検出される回転数とが一致するよ
うに、ファンモータ5の駆動電圧を制御させる目標回転
数決定手段24とを備えたので、ファンモータ5の動作
点が常に直線L上に位置するように制御される結果、送
風路の流路抵抗の変化に係わらず常に送風量を一定の最
適な値に維持できる。
【0067】なお、上記実施態様では、目標燃焼量に対
応するガス量G0 が所定値以上の場合にだけ、そのガス
量G0 を上記数式4によりGに補正したが、ガス量G0
の値に係わらずそのガス量G0 をGに補正してもよい。
【0068】また、上記実施態様では、FF回転数N0
とFB回転数NFBとに基づいてガス量G0 を補正した
が、FF回転数N0 およびFB回転数NFBの代わりに、
シロッコファン6による送風路の流路抵抗Φに基づいて
ガス量G0 を補正してもよい。このときの制御系のブロ
ック線図を図9に示す。すなわち、みかけの目標燃焼量
の変化は、流路抵抗Φの変化に起因するので、流路抵抗
Φを用いて直接ガス量G 0 を補正できる。なお、流路抵
抗Φは、図7に示すように、I−N曲線と一定の関係を
有しているので、ファンモータ5の駆動電流Iおよび回
転数Nと流路抵抗Φとの関係をたとえばテーブルの形式
でメモリなどに記憶しておくことにより、回転数検出手
段18により検出される回転数Nと駆動電流検出手段1
9により検出される駆動電流Iとから、流路抵抗Φを求
めることができる。
【0069】また、上記実施態様では、基準となるI−
N曲線の極小点が、I−N座標系の原点とは異なるもの
としたが、たとえば、極小点が原点に近く、実質的に両
者を同一視できるような場合は、原点を極小点とすれば
よい。この場合、極小点の座標を傾き情報記憶手段27
に記憶させておく必要はなく、初期設定用傾き情報演算
手段22を設ける必要もない。
【0070】また、上記実施態様では、実送風量に関す
る情報として、実送風量自体を用いたが、これの代わり
に直線の傾きを用いてもよい。さらには、直線の傾きま
たはその逆数に所定の定数を乗算した値であってもよ
い。要するに、目標送風量に関する情報との偏差を求め
ることにより、送風量制御に利用できるものであればよ
い。
【0071】また、上記実施態様では、目標送風量に関
する情報として、目標送風量自体を用いたが、これの代
わりに直線の傾きを用いてもよい。さらには、直線の傾
きまたはその逆数に所定の定数を乗算した値を用いても
よい。要するに、実送風量に関する情報との偏差を求め
ることにより、送風量制御に利用できるものであればよ
い。
【0072】また、上記実施態様では、偏差に関する情
報として、目標送風量と実送風量との偏差を用いたが、
直線の傾きの偏差を用いてもよい。
【0073】また、上記実施態様では、傾き情報記憶手
段27に基準となるI−N曲線を表す式と極小点の座標
とを記憶させたが、傾き情報記憶手段27に各種目標燃
焼量に対応するそれぞれの傾きと極小点の座標とを記憶
させてもよい。あるいは、各種目標燃焼量に対応する曲
線上のそれぞれの座標と極小点の座標とを傾き情報記憶
手段27に記憶させてもよい。さらには、I−N曲線を
表す式だけを傾き情報記憶手段27に記憶させてもよ
い。
【0074】また、上記実施態様では、ファンモータ5
をPWM制御方式で駆動したが、安定化された直流電圧
を印加する制御方式で駆動してもよい。
【0075】また、上記実施態様では、フィードバック
回転数変化禁止手段26により目標送風量と実送風量と
の偏差の変化がないものとして目標回転数を決定させる
時間を、実送風量と目標送風量との偏差の変化率に応じ
て可変させたが、一定時間であってもよい。
【0076】また、上記実施態様では、目標回転数変化
率演算手段25およびフィードバック回転数変化禁止手
段26を設けたが、目標回転数の急激な変化によるファ
ンモータ5の駆動電流の急変が制御にさほど重大な悪影
響を及ぼさないような場合、目標回転数変化率演算手段
25およびフィードバック回転数変化禁止手段26は必
ずしも設ける必要はない。
【0077】
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、フィードフォワード回転数とフィードバック回
転数とに基づいて目標燃焼量を補正する燃焼量補正手段
を設け、目標燃焼量が所定値未満のときは、その目標燃
焼量に応じてフィードフォワード回転数を決定し、目標
燃焼量が所定値以上のときは、燃焼量補正手段により補
正された補正目標燃焼量に応じてフィードフォワード回
転数を決定するので、流路抵抗の変化に起因する燃焼室
の圧力変動に係わらず、送風量を常に一定の最適値に維
持できる。また、燃焼室の圧力を比例弁に導入する場合
のように、装置の製造コストが上昇することもない。ま
た、目標燃焼量が所定値未満のときは補正を行わないこ
とから、CPUの負荷を軽減できる。
【0079】
【0080】また、請求項の発明によれば、基準状態
におけるファンモータの駆動電流と回転数との関係を表
す曲線の極小点と基準状態において所要燃焼量に対応す
る曲線上の点とを結ぶ直線の傾きに関する情報を記憶す
る傾き情報記憶手段と、ファンモータの駆動電流を検出
する駆動電流検出手段と、ファンモータの回転数を検出
する回転数検出手段と、極小点とファンモータの駆動電
流と回転数との実測値に対応する点とを結ぶ直線の傾き
に基づいて、実送風量に関する情報を演算する実送風量
情報演算手段と、極小点と傾き情報記憶手段に記憶され
ている情報から得られる傾きとに基づいて、目標送風量
に関する情報を演算する目標送風量情報演算手段と、実
送風量情報演算手段により演算された実送風量に関する
情報と目標送風量情報演算手段により演算された目標送
風量に関する情報とに基づいて、実送風量と目標送風量
との偏差に関する情報を演算する送風量偏差演算手段
と、フィードフォワード回転数とフィードバック回転数
とに基づいて目標燃焼量を補正する燃焼量補正手段と、
送風量偏差演算手段により演算された偏差に関する情報
に基づいてフィードバック回転数を演算し、燃焼量補正
手段により補正された目標燃焼量に応じてフィードフォ
ワード回転数を決定して、これらフィードフォワード回
転数とフィードバック回転数とに基づいてファンモータ
の目標回転数を決定する目標回転数決定手段と、回転数
検出手段により検出される回転数が目標回転数決定手段
により決定された目標回転数と一致するように、ファン
モータの駆動電圧を制御する電圧制御手段とを備えたの
、流路抵抗を演算することなく、ファンモータの駆動
電流と回転数とから実送風量を演算できることから、メ
モリなどの記憶媒体の容量およびCPUの負荷を軽減で
きる。しかも、その実送風量を用いることにより、流路
抵抗の変化に係わらず送風量を常に一定の最適値に維持
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る送風量制御装置を備えた燃焼装
置の一例としての給湯装置の概略構成図である。
【図2】本願発明に係る送風量制御装置に備えられたモ
ータ駆動部の回路ブロック図である。
【図3】本願発明に係る送風量制御装置に備えられた電
力制御手段および駆動電流検出手段の回路図である。
【図4】本願発明に係る送風量制御装置に備えられた三
角波発振回路により得られる三角波の波形図である。
【図5】本願発明に係る送風量制御装置に備えられたフ
ァンモータに供給される駆動電圧の波形図である。
【図6】本願発明に係る送風量制御装置の制御系のブロ
ック線図である。
【図7】本願発明に係る送風量制御装置により制御され
るファンモータを流れる電流と回転数と送風量との相互
関係の説明図である。
【図8】本願発明に係る送風量制御装置に備えられたフ
ァンモータの動作状態の説明図であって、(A)は目標
回転数と実回転数との関係、(B)は駆動電流の波形、
(C)は駆動電圧の波形、(D)はフィードバック回転
数変化禁止手段の動作状態をそれぞれ示している。
【図9】他の実施態様における送風量制御装置の制御系
のブロック線図である。
【符号の説明】
5 ファンモータ 14 燃焼室 18 回転数検出手段 19 駆動電流検出手段 20 デューティー比制御手段 21 フィードフォワード回転数決定手段 23 実送風量情報演算手段 24 目標回転数決定手段 27 傾き情報記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−83427(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 3/08 F23N 5/18 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標燃焼量に応じて、燃焼室への燃料供
    給量と、燃焼用空気を供給するためのファンモータのフ
    ィードフォワード回転数とを決定し、実際の前記ファン
    モータの作動状態に応じてフィードバック回転数を決定
    し、このフィードバック回転数と前記フィードフォワー
    ド回転数とから前記ファンモータの目標回転数を決定し
    て前記ファンモータを制御することにより送風量を制御
    する燃焼装置の送風量制御装置であって、 前記フィードフォワード回転数と前記フィードバック回
    転数とに基づいて前記目標燃焼量を補正する燃焼量補正
    手段を設け、 前記目標燃焼量が所定値未満のときは、その目標燃焼量
    に応じて前記フィードフォワード回転数を決定し、前記
    目標燃焼量が所定値以上のときは、前記燃焼量補正手段
    により補正された補正目標燃焼量に応じて前記フィード
    フォワード回転数を決定する構成としたことを特徴とす
    る、燃焼装置の送風量制御装置。
  2. 【請求項2】 目標燃焼量に応じて、燃焼室への燃料供
    給量と、燃焼用空気を供給するためのファンモータのフ
    ィードフォワード回転数とを決定し、実際の前記ファン
    モータの作動状態に応じてフィードバック回転数を決定
    し、このフィードバック回転数と前記フィードフォワー
    ド回転数とから前記ファンモータの目標回転数を決定し
    て前記ファンモータを制御することにより送風量を制御
    する燃焼装置の送風量制御装置であって、 基準状態における前記ファンモータの駆動電流と回転数
    との関係を表す曲線の極小点と前記基準状態において目
    標燃焼量に対応する前記曲線上の点とを結ぶ直線の傾き
    に関する情報を記憶する傾き情報記憶手段と、 前記ファンモータの駆動電流を検出する駆動電流検出手
    段と、 前記ファンモータの回転数を検出する回転数検出手段
    と、 前記極小点と前記ファンモータの駆動電流と回転数との
    実測値に対応する点とを結ぶ直線の傾きに基づいて、実
    送風量に関する情報を演算する実送風量情報演算手段
    と、 前記極小点と前記傾き情報記憶手段に記憶されている情
    報から得られる傾きとに基づいて、目標送風量に関する
    情報を演算する目標送風量情報演算手段と、 前記実送風量情報演算手段により演算された実送風量に
    関する情報と前記目標送風量情報演算手段により演算さ
    れた目標送風量に関する情報とに基づいて、実送風量と
    目標送風量との偏差に関する情報を演算する送風量偏差
    演算手段と、 前記フィードフォワード回転数と前記フィードバック回
    転数とに基づいて前記目標燃焼量を補正する燃焼量補正
    手段と、 前記送風量偏差演算手段により演算された偏差に関する
    情報に基づいてフィードバック回転数を演算し、前記燃
    焼量補正手段により補正された目標燃焼量に応じてフィ
    ードフォワード回転数を決定して、これらフィードフォ
    ワード回転数とフィードバック回転数とに基づいて前記
    ファンモータの目標回転数を決定する目標回転数決定手
    段と、 前記回転数検出手段により検出される回転数が前記目標
    回転数決定手段により決定された目標回転数と一致する
    ように、前記ファンモータの駆動電圧を制御する電圧制
    御手段と、 を備えたことを特徴とする、燃焼装置の送風量制御装
    置。
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