JPH08158737A - 電動サッシ - Google Patents

電動サッシ

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JPH08158737A
JPH08158737A JP6298677A JP29867794A JPH08158737A JP H08158737 A JPH08158737 A JP H08158737A JP 6298677 A JP6298677 A JP 6298677A JP 29867794 A JP29867794 A JP 29867794A JP H08158737 A JPH08158737 A JP H08158737A
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JP
Japan
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sash
wheel
frame
lock
drive means
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JP6298677A
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English (en)
Inventor
Kazunori Yatagai
和典 谷田貝
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LUMITTER IND CORP Ltd
Original Assignee
LUMITTER IND CORP Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 引き違い開閉式サッシの自動開閉および自動
ロックならびに自動ロック解除を達成することにある。 【構成】 サッシ1,2相互を全閉位置でロックするサ
ッシロック機構7と、このサッシロック機構をサッシロ
ック位置とロック解除位置とに駆動するロック系駆動手
段8と、一方のサッシ1のサッシ枠3に取り付けられて
他方のサッシ2の横框44に圧接または係合するサッシ
開閉用の駆動ホイル16と、そのホイル系駆動手段15
とを備え、ロック系駆動手段8およびホイル系駆動手段
15を外部操作手段で制御作動させるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、引き違い開閉式サッ
シの理想的電動化を図った電動サッシに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の引き違い開閉式のサッシは、サッ
シ枠にガラス等の面板を嵌込んだだけの構成となってい
て、それを外枠の上下レール部間に嵌込んで人為的操作
でのみ開閉するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の引き違い開閉式
のサッシは以上のように構成されているので、人為的操
作でしか開閉することができず、このため、例えば高齢
者や身障者等にあってはサッシの開閉操作に困難を来す
という課題があった。
【0004】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、引き違い開閉式のサッシを容易
に自動開閉できると共に、そのサッシ相互を全閉状態時
に自動ロックおよび自動ロック解除が行え、且つ、サッ
シ電動化部品が外部に露出せず、また、組立および据え
付けを従前通りに行える電動サッシを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る電
動サッシは、引き違い開閉式のサッシにおいて、該サッ
シ相互を全閉位置でロックするサッシロック機構と、こ
のサッシロック機構をサッシロック位置とロック解除位
置とに駆動するロック系駆動手段と、一方のサッシのサ
ッシ枠に回転可能に取付けられ、他方のサッシのサッシ
横框に圧接または係合させるサッシ開閉用の駆動ホイル
と、この駆動ホイルを正逆回転駆動するホイル系駆動手
段とを備え、前記ロック系駆動手段および前記ホイル系
駆動手段を外部操作手段で電気的に制御作動可能に構成
したものである。
【0006】請求項2の発明に係る電動サッシは、前記
請求項1の発明における少なくともロック系駆動手段と
サッシ開閉用の駆動ホイルおよびホイル系駆動手段を含
むサッシ電動化部品を前記サッシ枠に内蔵させたもので
ある。
【0007】請求項3の発明に係る電動サッシは、前記
サッシ枠に制御手段を内蔵すると共に、この制御手段に
は、前記サッシ相互の全閉位置を検出するセンサと、前
記ホイル系駆動手段をオン・オフする外部操作手段とを
接続し、この外部操作手段からのスイッチ信号で前記ホ
イル駆動手段をサッシ閉方向またはサッシ開方向に起動
・停止させ、且つ、前記サッシ相互の全閉時には前記セ
ンサからの信号を入力して前記ロック系駆動手段をサッ
シロック方向に起動させるようにしたものである。
【0008】請求項4の発明に係る電動サッシは、前記
ロック系駆動手段およびホイル系駆動手段のそれぞれに
電力を供給する充電池を前記サッシ枠に内蔵し、その充
電池がサッシの全閉位置または定位置で電源と接続され
るようにしたものである。
【0009】請求項5の発明に係る電動サッシは、外枠
レール部に沿った直線状の電源側固定電極と、前記サッ
シ枠に装着されて前記電源側固定電極に接触する摺動端
子とを備え、それらの電源側固定電極と摺動端子との接
触により、前記ロック系駆動手段および前記ホイル系駆
動手段の系統に電力供給可能に構成したものである。
【0010】請求項6の発明に係る電動サッシは、前記
サッシの外枠レール部と、この外枠レール部に移動自在
に嵌込まれたサッシ横框との間に、配線収納用の空間部
を形成すると共に、この空間部に前記ロック系駆動手段
および前記ホイル系駆動手段を電源側に接続するための
電源側配線を収納したものである。
【0011】請求項7の発明に係る電動サッシは、サッ
シの面板部分に太陽電池を設けると共に、この太陽電池
に電気的に接続されて前記ロック系駆動手段および前記
ホイル系駆動手段に電力を供給する充電池を前記サッシ
枠に内蔵したものである。
【0012】
【作用】請求項1の発明における電動サッシは、一方の
サッシ枠に装備された駆動ホイルが相手側サッシ枠のサ
ッシ横框に圧接または係合しているので、サッシ開放状
態において外部操作手段によりホイル系駆動手段をサッ
シ閉方向に起動させると、前記駆動ホイルが回転駆動さ
れ、該駆動ホイルと相手側サッシ枠のサッシ横框との摩
擦力または係合力によってサッシが自動的に閉動作す
る。従って、サッシ相互を自動的に全閉動作させること
ができる。また、サッシが全閉状態となった際に、ロッ
ク系駆動手段を施錠方向に起動させると、サッシロック
機構が駆動されることによりサッシ相互を全閉位置で自
動ロックすることができる。
【0013】請求項2の発明における電動サッシでは、
少なくともサッシロック機構を駆動するロック系駆動手
段とサッシ開閉用駆動ホイルおよびそのホイル系駆動手
段を含むサッシ電動化部品をサッシ枠に内蔵させたの
で、通常の引き違い開閉式のサッシと同様の外観を呈し
て違和感がない。しかも前記サッシ電動化部品をサッシ
枠の構成部材である框材の内部に予め組付けセットして
おくことができ、それによってサッシの組立および据え
付けを従前通り容易に行うことができる。
【0014】請求項3の発明における電動サッシでは、
サッシ相互が自動的に全閉位置に到達すると、センサが
作動して該センサからの位置検出信号で前記ロック系駆
動手段がサッシロック方向に起動することにより、サッ
シ相互を全閉位置で自動ロックすることができる。
【0015】請求項4の発明における電動サッシは、サ
ッシ枠に内蔵されてホイル系駆動手段およびロック系駆
動手段に電力を供給する充電池を備え、サッシの全閉位
置または定位置でのみその充電池が電源に接続されるの
で、前記ホイル系駆動手段および前記ロック系駆動手段
を常に定格電源に接続することなく、サッシの自動開閉
および自動ロックや自動ロック解除を行うことができ
る。
【0016】請求項5の発明における電動サッシは、外
枠レール部に沿った直線状の電源側固定電極と、サッシ
枠に装着された摺動端子とが常に接触しているので、開
閉動作(可動)するサッシ枠にホイル系駆動手段および
ロック系駆動手段が装備されていても、それらのホイル
系駆動手段およびロック系駆動手段の系統に対する電力
供給や常時充電が可能となる。
【0017】請求項6の発明における電動サッシは、サ
ッシの外枠レール部と該外枠レール部に移動自在に嵌込
まれたサッシ横框との間に形成された空間部にロック系
駆動手段およびホイル系駆動手段の電源側配線が収納さ
れているので、この電源側配線が外部に露出せず、その
理想的な納りが得られると共に、構成も簡単でコスト的
にも有利である。しかも、前記電源側配線はサッシの開
閉動作に追従して前記前記空間部で移動するので、サッ
シの開閉動作に何ら支障を来すようなことはない。
【0018】請求項7の発明における電動サッシでは、
ホイル系駆動手段およびロック系駆動手段の駆動電力が
太陽電池から充電池に常時充電されるので、有料電力を
不要化できると共に、外部からの電気配線を省くことが
できる。
【0019】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の実施例1による電動サッシ
の正面図、図2は図1の電動サッシにおけるロック機構
の装着部分の要部を拡大した正面図、図3は図2の側面
図である。図1において、1,2は引き違い開閉式のサ
ッシ、3,4はそれらのサッシ枠であり、これらのサッ
シ枠3,4は、左右のサッシ縦框31,32,41,4
2,と上下のサッシ横框33,34,43,44とから
なって、ガラス等の面板5,6が取付けられている。
【0020】7はサッシ1,2相互を全閉位置で自動的
にロックする電動式のサッシロック機構であり、このロ
ック機構7は、その詳細を図2および図3に示すよう
に、一方のサッシ1のサッシ縦框31に回転可能に軸支
された鍵71と、他方のサッシ2のサッシ縦框42に固
着された鍵受け72との組合せから成っている。
【0021】かかるサッシロック機構7において、その
鍵71はロック系モータ(ロック系駆動手段)8により
減速機(減速ギア)9を介してサッシロック位置とロッ
ク解除位置とに回転駆動されるようになっている。
【0022】10はサッシ自動開閉用の電動ホイルユニ
ットであり、この実施例1による電動ホイルユニット1
0は、図4および図5に示すように、前記サッシ縦框3
1内の下部に取付け固定された取付けフレーム11と、
この取付けフレーム11にピン12を介して水平回動自
在に軸支された可動フレーム13と、この可動フレーム
13に装着された減速機14付きのホイル系モータ(ホ
イル系駆動手段)15と、このホイル系モータ15の出
力回転軸15aに嵌着された駆動ホイル16とを備えた
構成となっており、この実施例1による駆動ホイル16
はゴム等の摩擦ローラから成っている。
【0023】ここで、前記ホイル系モータ15は出力回
転軸15aが下向き突出状態となるように取付けられ、
この出力回転軸15aに嵌着された駆動ホイル(摩擦ロ
ーラ)16は、他方のサッシ2の下部サッシ横框44の
側面にローラ面が圧接可能な状態に保持されている。
【0024】また、前記取付けフレーム11と可動フレ
ーム13にはそれぞれスプリング受け片11a,13a
が一体形成され、これらのスプリング受け片11a,1
3aの相互間には圧縮スプリング17(図5参照)が介
装されている。
【0025】この圧縮スプリング17は可動フレーム1
3を介して前記駆動ホイル16を他方のサッシ2の下部
サッシ横框44の側面に圧接させる方向に付勢してい
る。従って、前記駆動ホイル16は他方のサッシ2の下
部サッシ横框44に常時圧接されている。
【0026】さらに、前記スプリング受け片11a,1
3aには、これらの両者間に介装された圧縮スプリング
17による駆動ホイル16の前記下部サッシ横框44に
対する圧接力を調整するローラ面圧調整用のネジ18が
取付けられている。
【0027】図1において、19はロック系モータ8お
よびホイル系モータ15をそれぞれオン・オフ制御する
制御手段としての制御回路、20はその制御回路19を
介して前記ロック系モータ8およびホイル系モータ15
に接続された充電池であり、この充電池20はDC電源
21に接続されており、このDC電源21は電源接続用
のコンセント22とユニット化されている。
【0028】以上において、ロック系モータ8と電動ホ
イルユニット10およびそれらの制御回路19と充電池
20等のサッシ電動化部品は、前記サッシ縦框31の内
部に組付けセットされ、そのサッシ電動化部品が外部に
露出しないようしてある。
【0029】ここで、前記制御回路19には、前記ホイ
ル系モータ15を起動・停止させる外部操作手段(図示
せず)と、前記サッシ1,2相互の全閉位置を検出する
センサ(図示せず)が接続されている。
【0030】かかる制御回路19は、前記外部操作手段
からのモータ起動信号を入力することにより、ホイル系
モータ15をサッシ閉方向またはサッシ開方向に起動さ
せると共に、そのサッシ閉方向の起動でサッシ1,2相
互が全閉位置に到達した際に、前記センサからの検出信
号を入力してロック系モータ8をサッシロック方向に起
動させるようになっている。なお、前記制御回路19
は、サッシ1,2の全閉状態において、前記外部操作手
段からサッシ開方向のモータ起動信号を入力した際にそ
の入力信号で先ずロック系モータ8をロック解除方向に
起動させた後、ホイル駆動系モータ15をサッシ開方向
に起動させることも可能である。
【0031】前記外部操作手段としては、通常のオン・
オフスイッチやリモートコントロールスイッチ等が適用
され、また、前記センサはリミットスイッチや赤外線セ
ンサ或いはその他の光センサ等の如何なるものであって
もよい。
【0032】図6は図1における前記充電池20とDC
電源21の接続手段を示す断面図、図7は図6のB−B
線断面図である。図において、23はサッシ取付用の外
枠であり、この外枠23は上枠レール部23aと下枠レ
ール部(図示せず)とを一体に有している。
【0033】24は前記外枠23の縦枠部の上部に取り
付けられてその上枠部内に臨む電源側の固定電極であ
り、この固定電極24は電源側配線24aにより前記D
C電源21に接続されている。
【0034】25は前記一方のサッシ1の縦框32上部
における前記固定電極24との対向位置に装着されたサ
ッシ側の可動端子であり、この可動端子25は前記サッ
シ縦框32内を通るサッシ側配線25aにより図1の充
電池20に接続されている。
【0035】従って、この実施例では、サッシ1が閉じ
ると、該サッシ1側の前記可動端子25が前記固定電極
24に接続して充電池20に充電され、サッシ1が開く
と、前記固定電極24から前記可動端子25が開離して
充電池20への充電が中断されるようになっている。
【0036】図8は前記充電池20とDC電源21との
接続手段の他の実施例を示す断面図、図9は図8のC−
C線断面図である。図において、26は外枠23の上枠
レール部23aに沿って該上枠レール部23aに設けら
れた直線状の電源側の固定電極であり、この固定電極2
6は電源側配線26aにより前記DC電源21に接続さ
れている。
【0037】27は一方のサッシ1の縦框32の上部に
装着された摺動端子であり、この摺動端子27は前記固
定電極26に常時接触し且つサッシ側配線27aにより
前記充電池20に接続されている。従って、この実施例
では、サッシ1の開閉に関係なく充電池20に常時充電
することができる。
【0038】図10は前記充電池20とDC電源21と
の更に別の接続手段を示す断面図、図11は図10のD
−D線断面図である。図において、23bは外枠23の
上枠内部に形成された配線収納部、23cはその配線収
納部23bの一側に形成されたローラガイドレール部で
あり、このローラガイドレール部23cには配線用ガイ
ドローラ28が転動自在に取り付けられている。
【0039】29は一方のサッシ1の縦框32の上端部
に設けられて前記充電池20に電気的に接続された接続
コネクタであり、この接続コネクタ29には電源側配線
30の一端が接続され、この電源側配線30の他端は前
記DC電源21に接続されている。そして、前記電源側
配線30は屈曲配線として前記配線収納部23b内に収
納され、この配線収納部23b内で前記サッシ1の開閉
移動に追従して前記配線用ガイドローラ28により前記
電源側配線30が巻き取られたり巻き戻しされたりする
ようになっている。従って、この実施例では、前記充電
池20に対する充電を有線で行うものでありながら、サ
ッシの開閉動作をスムーズに行うことができる。
【0040】次に動作について説明する。サッシ1,2
の開放状態において、外部操作手段によりホイル系モー
タ15をサッシ閉方向に起動させると、駆動ホイル16
が回転駆動され、該駆動ホイル16と相手側サッシ2の
下部横框44との摩擦力によってサッシ1が自動的に閉
動作する。
【0041】これにより、サッシ1,2相互が全閉状態
になると、その全閉位置を検出するセンサが作動して該
センサからの位置検出信号を制御回路19が入力するこ
とにより、該制御回路19はロック系モータ8をサッシ
ロック方向に起動させ、鍵71が回転駆動されて鍵受け
72に係合することにより、サッシ1,2相互が自動ロ
ックされる。
【0042】なお、サッシ1,2相互の自動ロックは、
該サッシ1,2が全閉状態となった際に外部操作手段に
よるスイッチ操作で行うことも可能である。
【0043】このようなサッシ1,2相互の全閉自動ロ
ック状態において、外部操作手段でロック系モータ8を
ロック解除方向に起動させると、鍵71が逆回転駆動さ
れて鍵受け72から開離することにより、前記サッシ
1,2相互のロックが自動解除される。そのロック解除
後に外部操作手段でホイル系モータ15をサッシ開方向
に起動させれば、駆動ホイル16が逆回転駆動されるこ
とによりサッシ1が開動作する。
【0044】なお、上記制御回路19に電話回線や電動
ドアキーの電気配線を接続しておけば、外出時にサッシ
ロックを忘れた場合、公衆電話等からの通信信号や電動
ドアキーの施錠信号でサッシロック機構7をロック作動
させることが可能となり、防盗・防犯効果を得ることが
できる。
【0045】実施例2.図12はこの発明の実施例2に
よる電動サッシの概略的な正面図、図13は図12のE
−E線拡大断面図、図14は図13のサッシ駆動部分を
抽出した説明図、図15は図14のF−F線拡大断面
図、図16は図12のG−G線拡大断面図である。図に
おいて、230は前記外枠23のサッシ下枠部、231
はそのサッシ下枠部230のレール部であり、このレー
ル部231上のサッシ1,2の戸車1A,2Aが転動す
るようになっている。
【0046】340は前記一方の(室内側)のサッシ1
の下部横框34の形成されたレール収納部、440は前
記他方(室外側)のサッシ2の下部横框44の室内側に
突出形成された駆動ホイル用の横レール部であり、この
横レール部440は前記レール収納部340内に間隙を
存して移動自在に収納されている。
【0047】また、前記横レール部440は下部に一体
形成されたラック441を有し、このラック441に対
して、この実施例2では横軸歯車構成とした前記駆動ホ
イル16が噛合させてある。さらに、前記横レール部4
40上には、一方のサッシ枠3に回転自在に軸支された
従動ホイル160が転動自在に支承させてあり、この従
動ホイル160は前記一方のサッシ1系統の荷重による
前記駆動ホイル16の負荷を軽減する。なお、前記レー
ル収納部340には、前記駆動ホイル16および前記従
動ホイル160を回転自在に嵌め込むための窓穴が設け
られていること勿論である。
【0048】また、この実施例2では、図16に示すよ
うに、外枠23の上枠レール部23a,23aをサッシ
1,2毎に2条宛とし、ロック系駆動モータ8および電
動ホイルユニット10等が装備された一方のサッシ1側
の2条の前記上枠レール部23a,23aの相互間と、
これらの上枠レール部23a,23aに移動自在に嵌込
まれたサッシ1の上部横框33内との間に配線収納用の
空間部Sを形成し、この空間部33内に電源側配線30
を屈曲収納している。
【0049】これにより、サッシ1の開閉動作に追従し
て前記電源側配線30を前記空間部S内でスムーズに移
動させることができ、このため、サッシ1の自動開閉動
作もスムーズに行われる。また、前記電源側配線30に
おいて、前記空間部S内から電源側に導出した配線導出
部を前記外枠23の縦枠内部に挿通収納させておくこと
も可能であり、このようにすれば、サッシ1,2および
それらの周辺において前記電源側配線30の露出を全く
なくすことができる。
【0050】なお、上記実施例2で述べた図16中の上
枠レール部23a,23aは、1個のサッシに対して2
条宛とせずに1条宛とし、この場合、その1条の上枠レ
ール部23aを肉厚として該上枠レール部23aに下向
き凹状部を形成し、この下向き凹状部と前記上部横框3
3内との間に空間部Sを形成し、この空間部Sに電源側
配線30を収納しても同様の効果が得られる。
【0051】実施例3.図17はこの発明の実施例3に
よる駆動ホイルとラックレールとの関連構成を示す説明
図、図18は図17のラックレールの平面図である。こ
の実施例3では、前記実施例2の場合と同様に駆動ホイ
ル16を歯車形状構成のものとし、この駆動ホイル16
をラックレール442に噛合させた構成としている。
【0052】即ち、この実施例3による歯車形状構成の
駆動ホイル16を前記実施例1の駆動ホイル16と置き
換えると共に、実施例1の相手側サッシ2の下部横框4
4にこの実施例3のラックレール16を設けてもよく、
この場合も同様の作用効果が得られる。
【0053】実施例4.図19はこの発明の実施例4に
よる電動サッシを示す正面図であり、この実施例4で
は、サッシ1のガラス面板5に太陽電池50を設け、こ
の太陽電池50を充電池20に電気的に接続した構成と
している。従って、この実施例4によれば、サッシ外部
からの電気配線を無くすことができると共に、有料電力
を使用しなくても済む。
【0054】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、一方のサッシ枠に装備された駆動ホイルが相手側サ
ッシ枠のサッシ横框に圧接または係合しているので、サ
ッシ開放状態において外部操作手段でホイル系駆動手段
をサッシ閉方向に起動させて前記駆動ホイルを回転駆動
すれば、該駆動ホイルと相手側サッシ枠のサッシ横框と
の摩擦力または係合力によってサッシを自動的に閉動作
させることができる。しかも、そのサッシ相互の全閉位
置でロック系駆動手段を施錠方向に起動させることがで
きるので、その起動によるサッシロック機構の作動でサ
ッシ相互を全閉位置で自動ロックすることができるとい
う効果がある。
【0055】請求項2の発明によれば、少なくともサッ
シロック機構を駆動するロック系駆動手段とサッシ開閉
用駆動ホイルおよびそのホイル系駆動手段を含むサッシ
電動化部品をサッシ枠に内蔵させたので、通常の引き違
い開閉式のサッシと同様の外観を呈して違和感がなく、
しかも、前記サッシ電動化部品をサッシ枠の構成部材で
ある框材の内部に予め組付けセットしておくことがで
き、それによってサッシの組立および据え付けを従前通
り容易に行うことができるなどの効果がある。
【0056】請求項3の発明によれば、サッシ相互が自
動的に全閉位置に到達すると、センサが作動して該セン
サからの位置検出信号で前記ロック系駆動手段がサッシ
ロック方向に起動するので、サッシ相互を全閉位置で自
動ロックすることができるという効果がある。
【0057】請求項4の発明によれば、サッシ枠に内蔵
されてホイル系駆動手段およびロック系駆動手段に電力
を供給する充電池を備え、サッシの全閉位置または定位
置でのみその充電池が電源に接続されるので、前記ホイ
ル系駆動手段および前記ロック系駆動手段を常に定格電
源に接続することなく、サッシの自動開閉および自動ロ
ックや自動ロック解除を行うことができるという効果が
ある。
【0058】請求項5の発明によれば、外枠レール部に
沿った直線状の電源側固定電極と、サッシ枠に装着され
た摺動端子とが常に接触しているので、開閉動作(可
動)するサッシ枠にホイル系駆動手段およびロック系駆
動手段が装備されていても、それらのホイル系駆動手段
およびロック系駆動手段の系統に対する電力供給や常時
充電が可能となるという効果がある。
【0059】請求項6の発明によれば、サッシの外枠レ
ール部と該外枠レール部に移動自在に嵌込まれたサッシ
横框との間に配線収納用の空間部を形成し、この空間部
にロック系駆動手段およびホイル系駆動手段の電源側配
線を収納したので、この電源側配線が外部に露出せず、
その理想的な納りが得られると共に、構成も簡単でコス
ト的にも有利であり、しかも、前記電源側配線はサッシ
の開閉動作に追従して前記空間部で移動するので、サッ
シの自動開閉動作を何ら支障なくスムーズに行うことが
できるという効果がある。
【0060】請求項7の発明によれば、ホイル系駆動手
段およびロック系駆動手段の駆動電力が太陽電池から充
電池に常時充電されるので、有料電力を不要化できると
共に、外部からの電気配線を省くことができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による電動サッシの正面図
である。
【図2】図1の電動サッシにおけるロック機構の装着部
分の要部を拡大した正面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図1における電動ホイルユニットの正面図であ
る。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】図1における充電池とDC電源との接続手段を
示す断面図である。
【図7】図6のB−B線断面図である。
【図8】図1における充電池とDC電源との他の接続手
段を示す断面図である。
【図9】図8のC−C線断面図である。
【図10】図1における充電池とDC電源との更に別の
接続手段を示す断面図である。
【図11】図10のD−D線断面図である。
【図12】この発明の実施例2による電動サッシの概略
的な正面図である。
【図13】図12のE−E線拡大断面図である。
【図14】図13のサッシ駆動部分を抽出した説明図で
ある。
【図15】図14のF−F線拡大断面図である。
【図16】図12のG−G線拡大断面図である。
【図17】この発明の実施例3による駆動ホイルとラッ
クレールとの関連構成を示す説明図である。
【図18】図17のラックレールの平面図である。
【図19】図19はこの発明の実施例4による電動サッ
シを示す正面図である。
【符号の説明】
1,2 サッシ 3,4 サッシ枠 5,6 サッシ横枠 7 サッシロック機構 8 ロック系駆動手段 15 ホイル系駆動手段 16 駆動ホイル 19 制御手段(制御回路) 20 充電池 23 外枠 23a 外枠レール部 26 電源側固定電極 27 摺動端子 44 サッシ横框 50 太陽電池 S 空間部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引き違い開閉式のサッシにおいて、該サ
    ッシ相互を全閉位置でロックするサッシロック機構と、
    このサッシロック機構をサッシロック位置とロック解除
    位置とに駆動するロック系駆動手段と、一方のサッシの
    サッシ枠に回転可能に取付けられ、他方のサッシのサッ
    シ横框に圧接または係合させるサッシ開閉用の駆動ホイ
    ルと、この駆動ホイルを正逆回転駆動するホイル系駆動
    手段とを備え、前記ロック系駆動手段および前記ホイル
    系駆動手段を外部操作手段で電気的に制御作動可能に構
    成したことを特徴とする電動サッシ。
  2. 【請求項2】 引き違い開閉式のサッシにおいて、該サ
    ッシ相互を全閉位置でロックするサッシロック機構と、
    このサッシロック機構をサッシロック位置とロック解除
    位置とに駆動するロック系駆動手段と、一方のサッシの
    サッシ枠に回転可能に取付けられ、他方のサッシのサッ
    シ横框に圧接または係合させるサッシ開閉用の駆動ホイ
    ルと、この駆動ホイルを正逆回転駆動するホイル系駆動
    手段とを備え、少なくとも前記ロック系駆動手段と前記
    駆動ホイルおよびホイル系駆動手段を含むサッシ電動化
    部品を前記サッシ枠に内蔵させ、前記ロック系駆動手段
    および前記ホイル系駆動手段を外部操作手段で電気的に
    制御作動可能に構成したことを特徴とする電動サッシ。
  3. 【請求項3】 前記サッシ枠にはサッシ駆動制御用の制
    御手段が内蔵され、この制御手段は、前記サッシ相互の
    全閉位置を検出するセンサおよび前記ホイル系駆動手段
    をオン・オフする外部操作手段が接続され、この外部操
    作手段からのスイッチ信号で前記ホイル駆動手段をサッ
    シ閉方向またはサッシ開方向に起動・停止させると共
    に、前記サッシ相互の全閉時には前記センサからの信号
    を入力して前記ロック系駆動手段をサッシロック方向に
    起動させる構成になっていることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の電動サッシ。
  4. 【請求項4】 前記サッシ枠には前記ロック系駆動手段
    およびホイル系駆動手段のそれぞれに電力を供給する充
    電池が内蔵され、この充電池はサッシの全閉位置または
    定位置で電源と接続されるようになっていることを特徴
    とする請求項1から請求項3の何れか1項記載の電動サ
    ッシ。
  5. 【請求項5】 前記サッシの外枠レール部に沿った直線
    状の電源側固定電極と、前記サッシ枠に装着されて前記
    電源側固定電極に接触する摺動端子とを備え、それらの
    電源側固定電極と摺動端子との接触により、前記ロック
    系駆動手段および前記ホイル系駆動手段の系統に電力供
    給可能に構成されていることを特徴とする請求項1から
    請求項3の何れか1項記載の電動サッシ。
  6. 【請求項6】 前記サッシの外枠レール部と、この外枠
    レール部に移動自在に嵌込まれたサッシ横框との間に
    は、配線収納用の空間部が形成され、この空間部には前
    記ロック系駆動手段および前記ホイル系駆動手段を電源
    側に接続するための電源側配線が収納されていることを
    特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項記載の電
    動サッシ。
  7. 【請求項7】 前記サッシの面板部分には太陽電池が設
    けられ、この太陽電池に電気的に接続されて前記ロック
    系駆動手段および前記ホイル系駆動手段に電力を供給す
    る充電池が前記サッシ枠に内蔵されていることを特徴と
    する請求項1から請求項3の何れか1項記載の電動サッ
    シ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005073492A1 (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Thk Co., Ltd 移動体駆動装置及び自動引出し装置
JP2008274749A (ja) * 2008-05-19 2008-11-13 Fujitsu Ten Ltd ドア制御システムの受信機
JP2009017853A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Fulta Electric Machinery Co Ltd 生海苔裁断機の止め輪。
JP2018529859A (ja) * 2015-08-13 2018-10-11 エルジー・ハウシス・リミテッド 駆動ローラ位置調節装置及びそれを含む障子自動開閉装置

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