JPH0815762B2 - 角缶用天地板の製造方法及び製造装置 - Google Patents

角缶用天地板の製造方法及び製造装置

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JPH0815762B2
JPH0815762B2 JP5346767A JP34676793A JPH0815762B2 JP H0815762 B2 JPH0815762 B2 JP H0815762B2 JP 5346767 A JP5346767 A JP 5346767A JP 34676793 A JP34676793 A JP 34676793A JP H0815762 B2 JPH0815762 B2 JP H0815762B2
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和彦 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、18リッター角缶、4
リッター角缶等の金属、プラスチックないし紙製の角缶
の天板及び地板の製造方法及びその製造装置に関するも
のである。なお、天板と地板はほぼ同様のもの又は相似
形のものであるので、特許請求の範囲を含む本明細書に
おいてはこれらのものを単に「天地板」という。
【0002】
【従来の技術】角缶の天地板を製造するに当っては、大
形のプレスに備えさせた大きな金型により大きな金属製
ブランクから複数枚(例えば3〜5枚)の天地板の打抜
き加工と絞り加工を一挙に一工程で行なうという方法が
従来より用いられている。即ち、一例として図8に示す
ように、大きなブランク1から複数枚の天地板3、3・
・・の打抜き加工と絞り加工を一挙に一工程で行なうの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、大きなブランク1から直接複数枚
の天地板3、3・・・の打抜き加工と絞り加工を行なう
ため、材料の無駄が大きいという問題がある。即ち、こ
のような従来技術においては、ブランク1における天地
板3と天地板3との間の中間部分1aと天地板3周辺の
縁部1bが必然的に無駄になるのである。また、金型は
各天地板3の外形に対応する大きな方形環状の刃部を備
えた大形のものを使用しなければならないため、費用が
嵩むだけでなく、刃部の再研磨作業等も面倒である。本
発明は以上の如き問題を解決しようとしてなされたもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ブランクを天地板サイズの正方形又は長
方形の小ブランクに切断した後、各小ブランクの4コー
ナー部をノッチング金型によりそれぞれ丸く切除し、続
いて各小ブランクの絞り込みとエンボシングを行なうよ
うにしてなる角缶用天地板の製造方法を提供するもので
ある。(請求項1)
【0005】前記各小ブランクの4コーナー部をそれぞ
れ丸く切除する各切断線は、該小ブランクの各辺部より
内側に切り込む一対の切り込み線と該切り込み線に連続
する円弧状線とよりなるものとすることが望ましい。
(請求項2)
【0006】また、本発明は、ブランクを複数の短冊状
ブランクに切断する第一切断手段と、該短冊状ブランク
を天地板サイズの正方形又は長方形の小ブランクに切断
する第二切断手段と、各小ブランクの4コーナー部をそ
れぞれ丸く切除するノッチング金型と、4コーナー部を
丸く切除した小ブランクの絞り込みとエンボシングを行
なう金型とを備えた角缶用天地板の製造装置を提供す
る。(請求項3)
【0007】前記ノッチング金型は、小ブランクの4コ
ーナー部に対応する位置にそれぞれ上刃と下刃とを備
え、各上刃と下刃とが各小ブランクの各コーナー部を丸
く切除する切断線は、該小ブランクの各辺部より内側に
切り込む一対の切り込み線と該切り込み線に連続する円
弧状線とよりなるものとすることが望ましい。(請求項
4)
【0008】
【作用】
[請求項1の角缶用天地板の製造方法]請求項1の角缶
用天地板の製造方法においては、ブランクを一旦天地板
サイズの正方形又は長方形の小ブランクに切断した後、
各小ブランクについてその4コーナー部をノッチング金
型によりそれぞれ丸く切除するようにしているため、無
駄になる材料部分は正方形又は長方形の小ブランクから
4コーナー部をノッチング金型により丸く切除した小さ
な4つの隅片(図7における符号11に示す部分)のみ
である。即ち、請求項1の角缶用天地板の製造方法にお
いては、ブランクを天地板サイズの正方形又は長方形の
小ブランクに切断する段階では無駄になる材料は殆どな
く、無駄になる材料部分である上記4つの隅片11は、
前記従来の技術において無駄になる材料部分である天地
板3と天地板3との間の中間部分1a及び天地板3周辺
の縁部1b(図8参照)に比べ、著しく少ない。このよ
うに4コーナー部をノッチング金型により丸く切除した
後、各小ブランクについて絞り込みとエンボシングによ
る模様出しを行なう。
【0009】[請求項2の角缶用天地板の製造方法]請
求項2の角缶用天地板の製造方法においては、各小ブラ
ンクの4コーナー部をそれぞれ丸く切除する各切断線1
3は、図6の実線に示すように、該小ブランクの各辺部
より内側に切り込む一対の切り込み線13a、13aと
該切り込み線に連続する円弧状線13bとよりなるもの
とする。けだし、各小ブランクの各コーナー部をノッチ
ング金型により図6の鎖線(15)に示すように接線状
にきれいに切断することは極めて困難であり、接線状に
切断しようとすると円弧状線15における接点15a、
15a(図6)附近がむしれることになるからであり、
更に各小ブランクの各コーナー部をこのように接線状に
切断しようとするとノッチング金型の刃持ちが悪くなり
刃の再研磨を頻繁に行なう必要が生ずることになるから
である。換言すれば、各小ブランクの4コーナー部をそ
れぞれ丸く切除する各切断線を請求項2の如く構成した
ときには、各コーナー部は円滑に切除され、ノッチング
金型の刃持ちもよくなる。なお、各小ブランクの4コー
ナー部をそれぞれ丸く切除する各切断線を請求項2の如
く構成したときにおいても、4コーナー部を含む各小ブ
ランクの縁部には引続き縁カールが施されるため、全く
支障がない。
【0010】[請求項3の角缶用天地板の製造装置]請
求項3の角缶用天地板の製造装置においては、ブランク
はまず第一切断手段により複数の短冊状ブランクに切断
される。これらの短冊状ブランクは第二切断手段により
天地板サイズの正方形又は長方形の小ブランクに切断さ
れる。各小ブランクの4コーナー部はノッチング金型に
よりそれぞれ丸く切除される。続いて、4コーナー部を
丸く切除された小ブランクは絞り込み・エンボス金型に
より絞り込みとエンボシングによる模様出しが行なわれ
る。
【0011】[請求項4の角缶用天地板の製造装置]請
求項4の角缶用天地板の製造装置においては、前記ノッ
チング金型は、小ブランクの4コーナー部に対応する位
置にそれぞれ上刃と下刃とを備えたものであるため、上
刃と下刃は小型のものでよく、コスト、管理、メンテナ
ンス等の面で有利である。また、各上刃と下刃とが各小
ブランクの各コーナー部を丸く切除する切断線は、上記
請求項2の角缶用天地板の製造方法の場合と同じであ
り、請求項2の作用について述べた事柄が妥当する。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。本発明による角缶用天地板の製造方法において
は、まずブランク21を天地板サイズの正方形又は長方
形の小ブランク23、23・・・に切断する。即ち、ブ
ランク21を一旦複数の短冊状ブランク22、22・・
・に切断した後、これらの短冊状ブランク22、22・
・・を更に天地板サイズの正方形又は長方形の小ブラン
ク23、23・・・に切断する(図1の(1)〜(3)
参照)。次に、各小ブランク23の4コーナー部23
a、23a、23a、23aをノッチング金型25によ
りそれぞれ丸く切除する(図1の(4)参照)。符号1
1は各小ブランク23の各コーナー部23aから切除さ
れた隅片である。続いて各小ブランク23について絞り
込みとエンボシングによる模様出しを行なう(図1の
(5)参照)。図7における符号27は絞り込みとエン
ボシングにより形成された模様である。
【0013】前記各小ブランク23の4コーナー部23
a、23a、23a、23aをそれぞれ丸く切除する各
切断線13は、図6に示すように、該小ブランク23の
各辺部23b、23bより内側に切り込む一対の切り込
み線13a、13aと該切り込み線13a、13aに連
続する円弧状線13bとよりなるものとすることが望ま
しい。
【0014】次に本発明による角缶用天地板の製造装置
について説明する。この装置は、図2に示すように、ブ
ランク21を送る送り手段30と、ブランク21を複数
の短冊状ブランク22、22・・・に切断する第一切断
手段31と、該短冊状ブランク22、22・・・を天地
板サイズの正方形又は長方形の小ブランク23、23・
・・に切断する第二切断手段33と、各小ブランク23
の4コーナー部23a、23a、23a、23aをそれ
ぞれ丸く切除するノッチング金型25と、4コーナー部
23a、23a、23a、23aを丸く切除した各小ブ
ランク23の絞り込みとエンボシングによる模様出しを
行なう絞り込み・エンボス金型35とを備えている。送
り手段30は一例としてバキュームパッドによりブラン
ク21を一枚ずつ吸上げてこれを第一切断手段31に送
るものである。第一切断手段31はブランク21を複数
の短冊状ブランク22に材料の無駄なく切断し得るもの
であればいかなるものでもよいが、例えば上刃と下刃と
の噛み合いによるせん断作用により板金を切断するよう
にしたシャーとする。また、第二切断手段33は短冊状
ブランク22を天地板サイズの正方形又は長方形の小ブ
ランク23に材料の無駄なく切断し得るものであればい
かなるものでもよいが、一例としてスリッターとする。
ノッチング金型25は、各小ブランク23の4コーナー
部23a、23a、23a、23aに対応する位置にそ
れぞれ上刃37と下刃39とを備え、各上刃37と下刃
39とが各小ブランク23の各コーナー部23aを丸く
切除する切断線13は、該小ブランク23の各辺部23
b、23bより内側に切り込む一対の切り込み線13
a、13aと該切り込み線13a、13aに連続する円
弧状線13bとよりなるものとすることが望ましい。図
4において、符号37aは上刃37の切刃、符号39a
は下刃39の切刃である。絞り込み・エンボス金型35
は小ブランク23について一枚ずつ絞り込みとエンボシ
ングするものであるため、小形のものでよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ブランクを予め天地板サイズの小ブランクに切断した上
で各小ブランクについてその4コーナー部をノッチング
金型によりそれぞれ丸く切除するようにしているため、
大きなブランクから複数枚の天地板の打抜き加工と絞り
加工を一挙に一工程で行なう従来の技術に比べて、材料
の無駄が著しく減少する。加えて、ノッチング金型と絞
り込み・エンボス金型は小ブランクを一枚ずつ加工する
ものであるため、小形のものでよく、安価に製作するこ
とができる。また、各小ブランクの4コーナー部をそれ
ぞれ丸く切除する各切断線が該小ブランクの各辺部より
内側に切り込む一対の切り込み線と該切り込み線に連続
する円弧状線とよりなるものとしたときには、各コーナ
ー部は円滑に切除され、ノッチング金型の刃持ちもよく
なる。更に、ノッチング金型が小ブランクの4コーナー
部に対応する位置にそれぞれ上刃と下刃とを備えてなる
ものであるときには、上刃と下刃は小型のものでよく、
コスト、管理、メンテナンス等の面で有利であることも
前述の通りである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による角缶用天地板の製造方法を示す説
明図である。
【図2】本発明による角缶用天地板の製造装置を概略的
に示す説明図である。
【図3】ノッチング金型を概略的に示す平面図である。
【図4】上刃と小ブランクとを示す平面図である。
【図5】下刃と小ブランクとを示す平面図である。
【図6】小ブランクのコーナー部を示す平面図である。
【図7】小ブランクと切除された隅片とを示す平面図で
ある。
【図8】従来の技術により大きなブランクから複数枚の
天地板の打抜き加工と絞り加工が一挙に一工程で行なわ
れる状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ブランク 1a 中間部分 1b 縁部 3 天地板 11 隅片 13 切断線 13a 切り込み線 13b 円弧状線 15 円弧状線 15a 接点 21 ブランク 22 短冊状ブランク 23 小ブランク 23a コーナー部 23b 辺部 25 ノッチング金型 27 模様 30 送り手段 31 第一切断手段 33 第二切断手段 35 絞り込み・エンボス金型 37 上刃 37a 切刃 39 下刃 39a 切刃

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブランクを天地板サイズの正方形又は長
    方形の小ブランクに切断した後、各小ブランクの4コー
    ナー部をノッチング金型によりそれぞれ丸く切除し、続
    いて各小ブランクの絞り込みとエンボシングを行なうよ
    うにしてなる角缶用天地板の製造方法。
  2. 【請求項2】前記各小ブランクの4コーナー部をそれぞ
    れ丸く切除する各切断線は、該小ブランクの各辺部より
    内側に切り込む一対の切り込み線と該切り込み線に連続
    する円弧状線とよりなることを特徴とする請求項1の角
    缶用天地板の製造方法。
  3. 【請求項3】ブランクを複数の短冊状ブランクに切断す
    る第一切断手段と、該短冊状ブランクを天地板サイズの
    正方形又は長方形の小ブランクに切断する第二切断手段
    と、各小ブランクの4コーナー部をそれぞれ丸く切除す
    るノッチング金型と、4コーナー部を丸く切除した小ブ
    ランクの絞り込みとエンボシングを行なう金型とを備え
    た角缶用天地板の製造装置。
  4. 【請求項4】前記ノッチング金型は、小ブランクの4コ
    ーナー部に対応する位置にそれぞれ上刃と下刃とを備
    え、各上刃と下刃とが各小ブランクの各コーナー部を丸
    く切除する切断線は、該小ブランクの各辺部より内側に
    切り込む一対の切り込み線と該切り込み線に連続する円
    弧状線とよりなることを特徴とする請求項3の角缶用天
    地板の製造装置。
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