JPH0815742B2 - 繊維強化合成樹脂製成形体の製造方法および成形用シート - Google Patents

繊維強化合成樹脂製成形体の製造方法および成形用シート

Info

Publication number
JPH0815742B2
JPH0815742B2 JP3262083A JP26208391A JPH0815742B2 JP H0815742 B2 JPH0815742 B2 JP H0815742B2 JP 3262083 A JP3262083 A JP 3262083A JP 26208391 A JP26208391 A JP 26208391A JP H0815742 B2 JPH0815742 B2 JP H0815742B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
forming layer
surface layer
layer
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3262083A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05131477A (ja
Inventor
克己 小浜
倶久 阿部
賢一 上田
弘 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Nippon Shokubai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Nippon Shokubai Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP3262083A priority Critical patent/JPH0815742B2/ja
Publication of JPH05131477A publication Critical patent/JPH05131477A/ja
Publication of JPH0815742B2 publication Critical patent/JPH0815742B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は繊維強化合成樹脂製成形
体の製造方法および成形用シートに関する。
【0002】この成形体は、繊維強化合成樹脂からなる
基体と、その基体と一体で、且つ合成樹脂からなる表層
部とを有する。
【0003】
【従来の技術】本出願人は、先に、この種成形体の製造
方法として、特開平2−273223号公報に開示され
た方法を提案している。
【0004】この方法においては、未硬化状態の基体形
成層と、その基体形成層に積層された未硬化状態の表層
部形成層とを有する成形用シートに賦形加工を施し、次
いで、両層の硬化を同時に進行させる、といった手段が
採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種成形用シートに
おいては、合成樹脂からなる表層部形成層と、強化用繊
維集合物および合成樹脂からなる基体形成層との構造上
の相違に起因して、表層部形成層の硬化収縮率が基体形
成層の硬化収縮率に比べて大きくなる。
【0006】このような状況下において両層の硬化を同
時に進行させると、表層部に比較的大きな内部応力が生
じ、その結果、軽度の衝撃力によっても表層部にクラッ
クが発生するおそれがある。
【0007】また表層部形成層および基体形成層の表層
部形成層近傍を含む領域においては、強化用繊維集合物
の強化用繊維から表層部形成層表面に至る部位に存する
樹脂量よりも、相隣る両強化用繊維間から表層部形成層
表面に至る部位に存する樹脂量の方が多いため、その樹
脂量の多い部位の収縮量が他の部位の収縮量よりも大き
くなり、その結果、樹脂量の多い部位のひけ(凹み)が
大きくなって、前記集合物における表層部形成層側の粗
面に対応する凹凸模様が表層部に現われ、成形体の表面
性が損われる、という問題もある。
【0008】本発明の第1の目的は、表層部に生じる内
部応力を低減して優れた耐軽度衝撃性を有する表層部を
備えた前記成形体を得ることにある。
【0009】また本発明の第2の目的は、優れた耐軽度
衝撃性と表面性を有する表層部を備えた前記成形体を得
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の目的を達成するた
め本発明によれば、繊維強化合成樹脂からなる基体と、
その基体と一体で、且つ合成樹脂からなる表層部とを有
する成形体を製造するに当り、未硬化状態の基体形成層
と、その基体形成層に積層された未硬化状態の表層部形
成層とを有する成形用シートに賦形加工を施し、次いで
前記基体形成層および前記表層部形成層のいずれか一方
を先に硬化させる繊維強化合成樹脂製成形体の製造方法
が提供される。
【0011】また第2の目的を達成するため本発明によ
れば、前記表層部形成層を前記基体形成層よりも先に硬
化させる繊維強化合成樹脂製成形体の製造方法が提供さ
れる。
【0012】
【実施例】図1は繊維強化合成樹脂製成形体1を示し、
その成形体1は箱形本体2と、その箱形本体2の開口部
外周縁全体に設けられたフランジ部3とを有する。成形
体1は積層体であって、内側の基体4と、外側に在って
基体4と一体の表層部5とを有する。基体4は繊維強化
合成樹脂からなり、また表層部5は合成樹脂からなる。
【0013】図2は成形体1を得るために用いられる成
形用シート6を示し、その成形用シート6は、上部可撓
性フィルム71 と下部可撓性フィルム72 との間に、上
部可撓性フィルム71 側に位置する未硬化状態の基体形
成層8と、下部可撓性フィルム72 側に位置する未硬化
状態の表層部形成層9とを相互に積層して設けたもので
ある。
【0014】上、下部可撓性フィルム71 ,72 として
は、ビニロン、ポリビニルアルコール、ナイロン等の可
撓性熱可塑性合成樹脂より構成された厚さ5〜500μ
m、好ましくは10〜100μmのフィルムが用いられ
る。それらフィルム71 ,7 2 は基体形成層8および表
層部形成層9の支持体として機能し、成形後は成形体1
より剥離される。
【0015】基体形成層8は強化用繊維集合物と、その
集合物に含浸された合成樹脂液とより構成される。ここ
で、合成樹脂液とは、常温下では高粘性を有するが、成
形用シート6の予熱または圧着段階で変形または流動す
るような性質を持つ合成樹脂を意味し、常温下で液状で
ある、ということではない。
【0016】強化用繊維集合物には、ガラス、炭素、金
属、ケブラー(商標名、アラミド樹脂)、テトロン(商
標名、ポリエステル樹脂)等からなる各種繊維のロービ
ング、マット、スワールマット、不織布等が該当する。
また合成樹脂液には、不飽和ポリエステル樹脂、エポキ
シ樹脂、不飽和ポリウレタン樹脂、エポキシ(メタ)ア
クリレート樹脂等の熱硬化性合成樹脂液が該当する。そ
の他の例として、基体形成層8における合成樹脂として
は電磁線(紫外線、電子線等)硬化型合成樹脂が用いら
れる。この種合成樹脂には、例えば、紫外線により合成
樹脂液を硬化させるために、前記熱硬化性合成樹脂液に
紫外線増感剤を添加したものが該当する。
【0017】表層部形成層9は、前記熱硬化性合成樹脂
液を主成分とし、これに顔料、増粘剤、硬化触媒等を配
合して調製される。また成形用シート6の取扱い性を良
好にするため表層部形成層9に増粘処理が施される。そ
の増粘処理には、光照射、加熱等が適用される。
【0018】成形用シート6に対する賦形加工後、基体
形成層8および表層部形成層9のいずれか一方が先に硬
化されるが、この硬化順序の調節は、加熱硬化の場合、
熱硬化性合成樹脂液に添加される硬化触媒の種類、添加
量等を変えることによって行われる。
【0019】前記賦形加工としては、真空成形加工、空
気圧等の流体圧により成形用シート6を成形型に圧着す
る加圧成形加工、それらの併用等を挙げることができ
る。
【0020】次に具体例について説明する。
【0021】〔実施例1〕 A.成形用シートの製造 不飽和ポリエステル樹脂(日本触媒 社製、商品名エポラックN−325) 100重量部 無水ケイ酸粉末 2重量部 二酸化チタン顔料 10重量部 スチレン(架橋剤) 15重量部 をホモミキサに投入して混合し混合液を得た。次いで、
100重量部の混合液に、2重量部の酸化マグネシウム
および1重量部のt−ブチルペルオキシ−2−エチルヘ
キサノエート(硬化触媒)を添加して表層部形成層用合
成樹脂液を調製した。この合成樹脂液は、約100℃で
急速にゲル化が進行して硬化する。
【0022】前記合成樹脂液を、ビニロンよりなる厚さ
50μmの下部可撓性フィルム72 上面に厚さ約0.8
mmに塗布し、次いで、塗布層に40℃、24時間の増粘
処理を施して表層部形成層9を形成した。
【0023】不飽和ポリエステル樹脂(日本触媒社製、
商品名エポラックG−105)100重量部に、t−ブ
チルペルオキシベンゾエート(硬化触媒)0.5重量部
を添加して基体形成層用合成樹脂液を調製した。この合
成樹脂液は、約120℃で急速にゲル化が進行して硬化
する。
【0024】また5枚のガラス繊維マット(日東紡社
製、商品名C−450A)を重ね合わせて強化用繊維集
合物を製作した。この集合物に前記合成樹脂液を含浸さ
せたものを表層部形成層9の上面に積層して、厚さ約
3.8mm、ガラス繊維の重量分率約40%の基体形成層
8を形成し、次いでその層8の上面にビニロンよりなる
厚さ50μmの上部可撓性フィルム71 を重ね合せ、そ
の後積層物に脱泡処理、それに次ぐ40℃にて1時間の
増粘処理を施して厚さ約4.6mmの成形用シート6を得
た。 B.成形体の製造 図3(a),(b)に示すように、この方法の実施に用
いられる真空成形型10は上向きに開口するキャビティ
11と、そのキャビティ11底面に開口する複数の吸引
孔12とを備え、それら吸引孔12は真空源13に接続
される。キャビティ11において、その開口部の寸法は
縦500mm、横200mm、深さ50mmである。
【0025】成形体1の製造に当っては次の各工程を順
次実施するものである。 (i) 図3(a)に示すように、成形型10を100℃
に加熱し、その成形型10上に、60℃に予熱された成
形用シート6を、その表層部形成層9を下側にして配置
した。成形用シート6の予熱は、そのシート6を60℃
の炉中に30分間設置して行われた。 (ii) 図3(b)に示すように、真空源13を作動して
キャビティ11内の空気を各吸引孔12を介して排出し
た。キャビティ11内の減圧により成形用シート6が下
方に向って撓み、次いでキャビティ11内面に圧着さ
れ、賦形加工が行われた。
【0026】その後、表層部形成層9が成形型10によ
り加熱されて、その温度が約100℃に上昇すると、表
層部形成層9が急速にゲル化して硬化する。この硬化反
応は発熱反応であって、その反応熱により基体形成層8
が加熱されて、その温度が約120℃に上昇すると、基
体形成層8の熱硬化性樹脂液が急速にゲル化して硬化
し、これにより成形体1を得た。 (iii) 成形体1を離型し、その基体4から上部可撓性
フィルム71 を、また表層部5から下部可撓性フィルム
2 をそれぞれ剥離した。
【0027】前記成形体1における表層部5の表面性を
調べたところ、その表層部5には強化用繊維集合物に対
応する凹凸模様が現われておらず、十分に平滑であるこ
とが確認された。
【0028】このような平滑面が得られるのは、次のよ
うな理由によるものと思われる。即ち、表層部形成層9
を先に硬化させると、その層9が樹脂単体より構成され
ていることからその全体が略均一に硬化収縮して表層部
9表面が平滑となり、その後の基体形成層8の硬化に伴
うその層8における樹脂単体部のひけが表層部9に何等
影響を与えることがないからである。
【0029】比較のため、以下に述べる方法を採用して
成形体1を製造した。
【0030】成形用シート6において、表層部形成層用
合成樹脂液には、実施例1のt−ブチルペルオキシ−2
−エチルヘキサノエート(1重量部)の代りに、t−ブ
チルペルオキシベンゾエート(1重量部)が用いられ、
また基体形成層用合成樹脂液には、実施例1と同じt−
ブチルペルオキシベンゾエートが用いられたがその添加
量は1重量部に設定された。その外の構成要件は実施例
1の成形用シート6と同じである。
【0031】そして、成形用シート6および実施例1の
成形型10を用い、成形型10を110℃に加熱して賦
形後の成形用シート6において基体形成層8および表層
部形成層9の硬化を同時に進行させた、という点を除
き、他の条件を実施例1の場合と同一にして成形体1を
製造した。
【0032】比較例による成形体1において、その表層
部5の表面性を調べたところ、表層部5に強化用繊維集
合物に対応した凹凸模様が現われていることが確認され
た。
【0033】次に、表層部5の各種特性を調べるため次
のような三種の試験を行った。 (a) 振り子式重り衝突衝撃試験 この試験では、重りを成形体1の底部外面に衝突させ、
表層部5の状況と衝突エネルギとの関係を求めた。
【0034】表1は試験結果を示す。表中、「○」印は
表層部5にクラックが発生しなかったことを、また
「×」印は表層部5にクラックが発生したことをそれぞ
れ示す。
【0035】
【表1】 表1から、本発明による表層部5は、比較例のものに比
べて耐軽度衝撃性が優れていることが判る。
【0036】これは、本発明によれば、表層部形成層9
の硬化を、基体形成層8の硬化とは別に行うので、表層
部形成層9が自由に硬化収縮して表層部5に生じる内部
応力が低減されることに起因する。 (b) 加工性試験 この試験では、成形体1の底部にその外面側から、スピ
ンドル回転数1600rpmの条件下で三種のホールカ
ッタを用いて、直径25mm、51mm、81mmの各孔をあ
け、表層部5における孔縁域の状況を調べた。
【0037】その結果、本発明による表層部5において
は、その孔縁域にクラックの発生は認められず、加工性
の良いことが確認された。
【0038】比較例による表層部5においては、直径2
5mmの孔の孔縁域に微小クラックの発生が認められ、ま
た直径51mmおよび81mmの孔の孔縁域には同心円状の
傷の発生が認められた。 (c) 冷熱サイクル試験 この試験では、底部に前記と同一条件で直径25mmの孔
を2個あけられた成形体1が用いられた。試験に当って
は、成形体1を−30℃に2時間保持し、次いで昇温速
度55℃/hで80℃まで昇温し、その後80℃に2時
間保持し、これを1サイクルとして複数回繰返した。
【0039】表2は、試験後の表層部5における孔縁域
の状況を示す。
【0040】
【表2】 表2から、本発明による表層部5は比較例のものに比べ
て、苛酷な温度条件下において優れた耐久性を発揮する
ことが判る。
【0041】〔実施例2〕本実施例における成形用シー
ト6は、基体形成層用合成樹脂液が実施例1のものと異
なる、という点を除き、他の構成要件を実施例1の場合
と同一にしたものである。
【0042】基体形成層用合成樹脂液は、不飽和ポリエ
ステル樹脂(日本触媒社製、商品名エポラックG−10
5)100重量部に、紫外線増感剤(チバ・ガイギ社
製、商品名イルガキュア−651)2重量部を添加して
調製された。
【0043】そして、成形用シート6および実施例1の
成形型10を用い、実施例1と同様の方法で賦形加工、
それに次ぐ表層部形成層9の硬化を行った。その後基体
形成層8に、紫外線ランプを用いて10分間紫外線を照
射し、基体形成層8を硬化させた。
【0044】このようにして得られた成形体1において
も、その表層部5は十分に平滑であることが確認され
た。
【0045】また前記同様に振り子式重り衝突衝撃試験
を行ったところ、実施例1の場合と同一結果が得られ、
表層部5が優れた耐軽度衝撃性を有することが確認され
た。
【0046】なお、賦形後の成形用シート6の硬化に当
り、基体形成層8を表層部形成層9よりも先に硬化させ
ると、基体4の表層部5側に生じるひけ(凹み)に表層
部5が倣うため、その表面性が前記実施例による場合に
比べて低下するが、表層部5に厳格な表面性が要求され
ないときには、基体形成層8の優先的硬化といった方法
も採用される。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、前記のよ
うに特定された手段を採用することによって、優れた耐
軽度衝撃性を有する表層部を備えた繊維強化合成樹脂製
成形体を得ることができる。
【0048】また請求項2記載の発明によれば、前記の
ように特定された手段を採用することによって、優れた
耐軽度衝撃性および表面性を有する表層部を備えた繊維
強化合成樹脂製成形体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】成形体の断面図である。
【図2】成形用シートの要部拡大断面図である。
【図3】成形体の製造工程説明図であり、(a)は賦形
加工前を、(b)は賦形加工後をそれぞれ示す。
【符号の説明】
1 成形体 4 基体 5 表層部 6 成形用シート 8 基体形成層 9 表層部形成層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/16 8413−4F // B29K 105:06 (72)発明者 上田 賢一 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒 樹脂研究所内 (72)発明者 岡本 弘 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒 樹脂研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維強化合成樹脂からなる基体(4)
    と、その基体(4)と一体で、且つ合成樹脂からなる表
    層部(5)とを有する成形体(1)を製造するに当り、
    未硬化状態の基体形成層(8)と、その基体形成層
    (8)に積層された未硬化状態の表層部形成層(9)と
    を有する成形用シート(6)に賦形加工を施し、次いで
    前記基体形成層(8)および前記表層部形成層(9)の
    いずれか一方を先に硬化させることを特徴とする繊維強
    化合成樹脂製成形体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記表層部形成層(9)を前記基体形成
    層(8)よりも先に硬化させる、請求項1記載の繊維強
    化合成樹脂製成形体の製造方法。
  3. 【請求項3】 繊維強化合成樹脂からなる基体(4)
    と、その基体(4)と一体で、且つ合成樹脂からなる表
    層部(5)とを有する成形体(1)を製造するために用
    いられる成形用シート(6)であって、未硬化状態の基
    体形成層(8)と、その基体形成層(8)に積層された
    未硬化状態の表層部形成層(9)とを有し、その表層部
    形成層(9)の硬化開始温度を前記基体形成層(8)の
    硬化開始温度よりも低く設定したことを特徴とする成形
    用シート。
  4. 【請求項4】 繊維強化合成樹脂からなる基体(4)
    と、その基体(4)と一体で、且つ合成樹脂からなる表
    層部(5)とを有する成形体(1)を製造するために用
    いられる成形用シート(6)であって、未硬化状態の基
    体形成層(8)と、その基体形成層(8)に積層された
    未硬化状態の表層部形成層(9)とを有し、その表層部
    形成層(9)を構成する前記合成樹脂は熱硬化性合成樹
    脂であり、また前記基体形成層(8)における合成樹脂
    は電磁線硬化型合成樹脂であることを特徴とする成形用
    シート。
JP3262083A 1991-10-09 1991-10-09 繊維強化合成樹脂製成形体の製造方法および成形用シート Expired - Fee Related JPH0815742B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3262083A JPH0815742B2 (ja) 1991-10-09 1991-10-09 繊維強化合成樹脂製成形体の製造方法および成形用シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3262083A JPH0815742B2 (ja) 1991-10-09 1991-10-09 繊維強化合成樹脂製成形体の製造方法および成形用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05131477A JPH05131477A (ja) 1993-05-28
JPH0815742B2 true JPH0815742B2 (ja) 1996-02-21

Family

ID=17370794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3262083A Expired - Fee Related JPH0815742B2 (ja) 1991-10-09 1991-10-09 繊維強化合成樹脂製成形体の製造方法および成形用シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0815742B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000025166A (ja) * 1998-07-14 2000-01-25 Toppan Printing Co Ltd 表面保護層の形成方法および化粧シート
CN110545978B (zh) * 2017-04-10 2021-09-14 日产自动车株式会社 复合材料的成形方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05131477A (ja) 1993-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0077987B1 (en) Vibration damper of constrained laminate type
JP2013209510A (ja) 繊維強化樹脂成形体被覆組成物、該被覆組成物を塗装して得られる繊維強化樹脂成形体及び該繊維強化樹脂成形体の製造方法
JPH0815742B2 (ja) 繊維強化合成樹脂製成形体の製造方法および成形用シート
JP7043311B2 (ja) 繊維複合材の製造方法および繊維複合材
JP6398259B2 (ja) 加飾シート及び加飾樹脂成形品
JP2016190332A (ja) 転写シート及びこれを用いた加飾樹脂成形品
JP4053374B2 (ja) 複合シートを用いる成形品の製造法
EP0000446A1 (en) Method for producing a multilayer laminated sheet material carrying a decorative effect
JPH05212779A (ja) 繊維強化合成樹脂製成形体の製造方法
JP2874774B2 (ja) 化粧シートの製造方法
JP2560795B2 (ja) 成形シートおよびそれを使用した成形品の製造法
JPH08146525A (ja) 光拡散パネルの製造方法
JPS58119859A (ja) 合成樹脂積層体の製造方法
JP5838890B2 (ja) 有機ガラス積層用フィルム
JP6616630B2 (ja) プリプレグシート
JP2002205349A (ja) サンドイッチ構造パネルの製造方法
JP2866694B2 (ja) 繊維強化樹脂の成形方法
JP2844845B2 (ja) 合成樹脂製トッププレートおよびその製造方法
KR101843548B1 (ko) 복합패턴이 구현된 유리 선팅용 필름의 제조방법
JP5838889B2 (ja) 有機ガラス積層用フィルム
JP7440884B2 (ja) 樹脂ガラス板及びその製造方法
JPH03106942A (ja) 光硬化性プリプレグシート及び複合成形体の製造方法
KR20170104850A (ko) 복합패턴이 구현된 유리 선팅용 필름의 제조방법
JP2866695B2 (ja) 繊維強化樹脂の成形方法
JPH11221852A (ja) 光硬化性樹脂シートを用いた形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees