JPH08157109A - 用紙搬送装置及び複写機 - Google Patents

用紙搬送装置及び複写機

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JPH08157109A
JPH08157109A JP6303267A JP30326794A JPH08157109A JP H08157109 A JPH08157109 A JP H08157109A JP 6303267 A JP6303267 A JP 6303267A JP 30326794 A JP30326794 A JP 30326794A JP H08157109 A JPH08157109 A JP H08157109A
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paper
sheet conveying
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JP6303267A
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English (en)
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Shinji Eto
伸治 衛藤
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙搬送機構とレジスト機構とを駆動する用
紙搬送機構を単純な構造で実現する。 【構成】 一個の駆動源31に連動方向が相反する二個
のワンウェイクラッチ25(26),27を連結し、こ
れらのワンウェイクラッチ25(26),27の一方を
用紙搬送機構16(17)に連結すると共に他方をレジ
スト機構22に連結し、駆動源31の正逆回転で用紙搬
送機構16(17)とレジスト機構22とを選択的に駆
動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙搬送装置及び複写
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機などに利用されている用紙
搬送装置は、用紙搬送機構により順次搬送される用紙を
レジスト機構により一時停止させてから搬送することに
より、用紙の搬送タイミングを調整している。
【0003】そこで、このような用紙搬送装置の一従来
例を図3及び図4に基づいて以下に説明する。まず、図
3に示すように、この用紙搬送装置1は複写機2の一部
として形成されている。
【0004】この複写機2は、装置本体3の後部に二個
の給紙カセット4,5が装着され、前記装置本体3の前
面に排紙口6が形成され、前記給紙カセット4,5から
前記排紙口6まで連通する用紙搬送路が前記装置本体3
の内部に形成されている。この装置本体3の内部には、
用紙搬送路が通過する位置に電子写真機構(図示せず)
が設けられており、前記給紙カセット4,5から前記電
子写真機構まで用紙搬送路が連通する位置に、用紙搬送
機構とレジスト機構(共に図示せず)とが順次設けられ
ている。
【0005】前記用紙搬送機構は、前記給紙カセット
4,5から給送される用紙を前記レジスト機構まで順次
搬送するが、このレジスト機構は、前記用紙搬送機構か
ら搬送される用紙を前記電子写真機構まで断続自在に搬
送する。このため、前記用紙搬送機構により搬送される
用紙は前記レジスト機構により一時停止されてから搬送
されるので、前記電子写真機構に対する用紙の搬送タイ
ミングが制御される。
【0006】前記用紙搬送機構と前記レジスト機構と
は、駆動源として一個の駆動モータ7を共用しており、
この駆動モータ7にチェーンやギヤからなる動力伝達機
構8が連結されている。この動力伝達機構8には三個の
MC(Magnetic Clutch)9〜11が設けられており、こ
れらのMC9〜11が二個の前記用紙搬送機構と一個の
前記レジスト機構とに個々に連結されている。なお、前
記駆動モータ7には、タイミングベルト等からなる動力
伝達機構12も連結されており、この動力伝達機構12
に前記電子写真機構の感光ドラムやトナークリーナ(共
に図示せず)が連結されている。
【0007】また、前記装置本体3の上面にはコンタク
トガラス(図示せず)が設けられており、このコンタク
トガラスの上面にはADF(Automatic Document Feede
r)13が配置され、前記コンタクトガラスと前記電子
写真機構との間隙にはスキャナ機構(図示せず)が設け
られている。このスキャナ機構は、45°に傾斜してコン
タクトガラスに対向した一個の反射ミラーからなる第一
走行体と、45°に傾斜して相対向する一対の反射ミラー
からなる第二走行体とを有している。そして、これら第
一・第二の走行体がワイヤや駆動モータ等からなる連動
機構14により二対一の速度で搬送されることにより、
前記コンタクトガラスから前記電子写真機構まで光路長
が一定の走査光路が形成されている。
【0008】このような構造において、複写機2が原稿
の画像を用紙に複写する場合、ADF13のコンタクト
ガラス上に配置された原稿の画像がスキャナ機構により
読取走査され、電子写真機構の感光ドラムにトナー像が
形成される。同時に、用紙搬送装置1により給紙カセッ
ト4,5の一方から電子写真機構まで用紙が搬送される
ので、この用紙に電子写真機構により画像が印刷され
る。
【0009】この時、用紙搬送装置1は、用紙搬送機構
により用紙を順次搬送するが、用紙をレジスト機構によ
り一時停止させることにより、用紙の搬送タイミングを
電子写真機構の印刷タイミングに同期させると共に、搬
送される用紙の前縁部の方向を搬送方向と直角に修正す
る。
【0010】このため、図4に示すように、例えば、第
一の給紙カセット4から用紙を給送する場合、最初に第
一のMC9がオンとされて駆動モータ7の駆動力が第一
の用紙搬送機構に伝達され、この用紙搬送機構により用
紙をレジスト機構まで搬送する。つぎに、MC9をオフ
として用紙搬送機構の駆動を中止し、電子写真機構の動
作に対応したタイミングで第三のMC11をオンとする
ことにより、レジスト機構を駆動して用紙を電子写真機
構まで搬送する。
【0011】この時、用紙搬送機構は、レジスト機構と
の間隔に対応した駆動時間“d”だけオンされることに
より、用紙をレジスト機構まで搬送する。用紙搬送機構
のオフからレジスト機構のオンまでに待機時間“e”が
設けられることにより、レジスト機構の搬送タイミング
が電子写真機構の印刷タイミングに同期され、用紙の前
縁部の方向が搬送方向と直角に修正される。そして、レ
ジスト機構は、電子写真機構との間隔に対応した駆動時
間“a”だけオンされることにより、用紙を電子写真機
構まで搬送する。
【0012】また、上述のような複写機2では、画像の
複写を連続的に実行する場合、スキャナ機構による画像
走査と、用紙搬送機構による用紙搬送と、電子写真機構
による画像印刷とを、同期させて連続的に実行する。こ
のような連続動作を実行する場合、スキャナ機構が画像
走査を再開するためには、前回の画像走査で末端位置ま
で移動させた走行体を初期位置まで帰還させる必要があ
る。
【0013】このようなスキャナ機構の走査終了から走
査再開までの所要時間より、用紙搬送機構が搬送する用
紙がレジスト機構に到達するまでの所要時間が短けれ
ば、連続動作は最短時間で実行されることになる。この
ため、従来の複写機2では、図4に示すように、レジス
ト機構による用紙の搬送が終了する以前に、時間“c”
だけ重複させて用紙搬送機構による搬送を再開すること
により、レジスト機構の搬送再開の所要時間“b”を短
縮している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述した用紙搬送装置
1は、用紙搬送機構により順次搬送する用紙を、レジス
ト機構により一時停止させることにより、用紙の搬送タ
イミングを調節すると共に、用紙の前縁部の方向を搬送
方向と直角に修正する。
【0015】そして、上述した用紙搬送装置1は、用紙
搬送機構とレジスト機構とで一個の駆動モータ7を共用
して構造を簡略化しているが、この一個の駆動モータ7
により二個の用紙搬送機構と一個のレジスト機構とを個
々に駆動するためにMC9〜11を利用している。
【0016】しかし、これらのMC9〜11は、構造が
複雑であるために用紙搬送装置1の生産性や小型化を阻
害している。特に、これらのMC9〜11は、作動に電
力が必要であり、作動をタイミング制御する必要もあ
る。このため、MC9〜11をタイミング制御して駆動
する駆動回路も必要であり、用紙搬送装置1の生産性や
省電力化も阻害されている。
【0017】特に、上述した用紙搬送装置1は、用紙を
連続的に搬送する場合に、レジスト機構の用紙搬送が終
了する以前に用紙搬送機構の用紙搬送を再開しているの
で、このようにレジスト機構と用紙搬送機構とを同時に
駆動する場合の負荷や消費電力が増加しており、駆動モ
ータや本体電源の大型化が必要となっている。
【0018】このような課題を解決する手段としては、
レジスト機構の駆動が終了してから用紙搬送機構の駆動
を再開することが想定できるが、これでは用紙の搬送が
遅滞して複写機2の複写速度が低下する懸念がある。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
用紙を順次搬送する用紙搬送機構と用紙を断続自在に搬
送するレジスト機構とを用紙搬送路上に順次配置し、前
記用紙搬送機構により搬送される用紙を前記レジスト機
構により一時停止させてから搬送するようにした用紙搬
送装置において、前記用紙搬送機構と前記レジスト機構
とで一個の駆動源を共用し、この駆動源に連動方向が相
反する二個のワンウェイクラッチを連結し、これら二個
のワンウェイクラッチの一方を前記用紙搬送機構に連結
すると共に他方を前記レジスト機構に連結した。
【0020】請求項2記載の発明は、原稿の画像をスキ
ャナ機構により読取走査して電子写真機構の感光体にト
ナー像を形成し、用紙搬送機構により順次搬送する用紙
をレジスト機構により一時停止させてから電子写真機構
まで搬送し、この電子写真機構により感光体のトナー像
を用紙に転写する複写機において、請求項1記載の用紙
搬送装置により前記用紙搬送機構と前記レジスト機構と
を設け、前記用紙搬送機構が搬送する用紙が前記レジス
ト機構に到達するまでの所要時間を前記スキャナ機構の
走査終了から走査再開までの所要時間より短くした。
【0021】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、用紙搬送機構とレジスト機構とを近接配置
した。
【0022】請求項4記載の発明は、請求項2記載の発
明において、用紙搬送機構の搬送速度をv、この用紙搬
送機構とレジスト機構との距離をl、スキャナ機構の走
査終了から走査再開までの所要時間をbとしたときに、 b≧l/v の関係を満足する。
【0023】
【作用】請求項1記載の発明は、駆動源が正逆方向に回
転すると二個のワンウェイクラッチの一方により用紙搬
送機構とレジスト機構との一方に駆動力が伝達されるの
で、一個の駆動源の回転方向を切り替えることにより用
紙搬送機構とレジスト機構とが選択的に駆動される。
【0024】請求項2記載の発明は、スキャナ機構が画
像走査を終了してから再開するまでに、用紙搬送機構が
搬送する用紙がレジスト機構に到達するので、連続的な
複写動作が遅滞しない。
【0025】請求項3記載の発明は、用紙搬送機構とレ
ジスト機構とが近接配置されているので、スキャナ機構
が画像走査を終了してから再開するまでに、用紙搬送機
構が搬送する用紙がレジスト機構に到達する。
【0026】請求項4記載の発明は、用紙搬送機構の搬
送速度をv、この用紙搬送機構とレジスト機構との距離
をl、スキャナ機構の走査終了から走査再開までの所要
時間をbとしたときに、 b≧l/v の関係を満足するので、スキャナ機構が画像走査を終了
してから再開するまでに、用紙搬送機構が搬送する用紙
がレジスト機構に到達する。
【0027】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて以下に説
明する。なお、本実施例で示す用紙搬送機構15及び複
写機(図示せず)に関し、一従来例として前述した用紙
搬送機構1及び複写機2と同一の部分は、同一の名称及
び符号を利用して詳細な説明は省略する。また、本実施
例で云う前後や上下などの方向は、説明を簡略化するた
めに便宜的に示すものであり、これは実際の装置の設置
や使用の方向を限定するものではない。
【0028】まず、本実施例の用紙搬送装置15も複写
機の一部として形成されており、この複写機の構造は一
従来例として前述した複写機2と同一である。
【0029】そして、本実施例の用紙搬送装置15で
は、図1に示すように、給紙カセット4,5の前部上方
に用紙搬送機構としてフィードローラ16,17が配置
されており、これらのフィードローラ16,17に個々
に連通する用紙搬送路18,19がガイドプレート2
0,21により形成されている。これらのガイドプレー
ト20,21により形成された用紙搬送路18,19は
一個のレジスト機構22に連通しており、このレジスト
機構22は駆動ローラ23と従動ローラ24とを有して
いる。
【0030】そして、前記フィードローラ16,17と
前記レジスト機構22の駆動ローラ23とには、ワンウ
ェイクラッチ25〜27を介してタイミングプーリ28
〜30が連結されており、これらのタイミングプーリ2
8〜30と一個のステッピングモータ31に連結された
タイミングプーリ32とにタイミングベルト33が張架
されることにより、動力伝達機構34が形成されてい
る。
【0031】この動力伝達機構34では、前記フィード
ローラ16,17に連結された前記ワンウェイクラッチ
25,26と、前記レジスト機構22に連結された前記
ワンウェイクラッチ27とでは、その連動方向が相反し
ている。このため、前記ステッピングモータ31が図中
CCW(Counter-clock-wise)に回転すると、前記ワンウ
ェイクラッチ25,26が連動して前記フィードローラ
16,17が回転駆動され、前記ステッピングモータ3
1が図中CW(Clock-wise)に回転すると、前記ワンウェ
イクラッチ27が連動して前記レジスト機構22が駆動
される。
【0032】なお、前記給紙カセット4,5の底板3
5,36は上下方向に変位自在に支持されており、これ
らの底板35,36を昇降する底板昇降機構37,38
が前記フィードローラ16,17の下方に設けられてい
る。また、前記用紙搬送路18,19から前記レジスト
機構22に連通する位置には、用紙39の有無を検出す
るレジストセンサ40が配置されている。
【0033】そして、本実施例の用紙搬送装置15で
は、前記第一のフィードローラ16と前記レジスト機構
22と電子写真機構との搬送速度が同一であるが、前記
第一のフィードローラ16と前記レジスト機構22とが
近接配置されているので、図2(a)に示すように、前
記第一のフィードローラ16が搬送する用紙39が前記
レジスト機構22に到達するまでの所要時間“d”が、
スキャナ機構の走査終了から走査再開までの所要時間
“b”より短くされている。
【0034】また、本実施例の用紙搬送装置15では、
前記第二のフィードローラ17と前記レジスト機構22
とが離反しているが、前記第二のフィードローラ17の
搬送速度vは前記レジスト機構22と電子写真機構との
搬送速度より高く設定されているので、図2(a)に示
すように、前記第二のフィードローラ17が搬送する用
紙39が前記レジスト機構22に到達するまでの所要時
間“d”も、スキャナ機構の走査終了から走査再開まで
の所要時間“b”より短くされている。
【0035】より具体的には、本実施例の用紙搬送装置
15は、前記第二のフィードローラ17の搬送速度を
v、この第二のフィードローラ17と前記レジスト機構
22との距離をl、スキャナ機構の走査終了から走査再
開までの所要時間をbとしたときに、 b≧l/v の関係を満足するよう形成されている。
【0036】このような構成において、本実施例の複写
機が原稿の画像を用紙39に複写する場合、ADF13
のコンタクトガラス上に配置された原稿の画像がスキャ
ナ機構により読取走査され、電子写真機構の感光ドラム
にトナー像が形成される。同時に、用紙搬送装置15に
より給紙カセット4,5の一方から電子写真機構まで用
紙39が搬送されるので、この用紙39に電子写真機構
により画像が印刷される。
【0037】この時、用紙搬送装置15は、フィードロ
ーラ16,17の一方により用紙39を順次搬送する
が、用紙39をレジスト機構22により一時停止させる
ことにより、用紙39の搬送タイミングを電子写真機構
の印刷タイミングに同期させると共に、搬送される用紙
39の前縁部の方向を搬送方向と直角に修正する。
【0038】このため、例えば、第一の給紙カセット4
から用紙39を給送する場合、図1に示すように、底板
昇降機構37により底板35が押し上げられて用紙39
が第一のフィードローラ16に圧接される。つぎに、ス
テッピングモータ31がCCWに回転されるので、ワン
ウェイクラッチ25が連動して第一のフィードローラ1
6が回転駆動され、このフィードローラ16により用紙
39がレジスト機構22まで搬送される。このように用
紙39がレジスト機構22まで到達すると、ステッピン
グモータ31のCCWの回転が停止されてフィードロー
ラ16の回転駆動が中止される。
【0039】このようにレジスト機構22まで到達した
用紙39の前縁部はレジストセンサ40に検知されるの
で、このレジストセンサ40が出力する検知信号に従っ
てスキャナ機構が画像走査を開始する。このスキャナ機
構は、開始した画像走査に対応して所定タイミングでス
タート信号を出力するので、このスタート信号に従って
ステッピングモータ31がCWに回転される。このステ
ッピングモータ31のCWの回転によりワンウェイクラ
ッチ27が連動してレジスト機構22が駆動されるの
で、このレジスト機構22により用紙39が電子写真機
構まで搬送される。
【0040】この時、図2(a)に示すように、フィー
ドローラ16は、レジスト機構22との間隔に対応した
駆動時間“d”だけ回転駆動されることにより、用紙3
9をレジスト機構22まで搬送する。フィードローラ1
6のオフからレジスト機構22のオンまでに待機時間
“e”が設けられることにより、レジスト機構22の搬
送タイミングが電子写真機構の印刷タイミングに同期さ
れ、用紙39の前縁部の方向が搬送方向と直角に修正さ
れる。そして、レジスト機構22は、電子写真機構との
間隔に対応した駆動時間“a”だけオンされることによ
り、用紙39を電子写真機構まで搬送する。
【0041】なお、ここでは第一の給紙カセット4から
用紙39を給送する場合を説明したが、第二の給紙カセ
ット4から用紙39を給送する場合も動作と同一であ
る。
【0042】そして、本実施例の用紙搬送装置15は、
一個のステッピングモータ31に連動方向が相反するワ
ンウェイクラッチ25〜27を介してフィードローラ1
6,17とレジスト機構22とを連結することにより、
ステッピングモータ31の回転方向によりフィードロー
ラ16,17とレジスト機構22との一方を選択的に駆
動している。このため、動力伝達機構34の構造が単純
で用紙搬送装置15の生産性向上や小型軽量化が可能で
あり、このように動力伝達を断続するワンウェイクラッ
チ25〜27は制御に電力が不要なので、用紙搬送装置
15の駆動回路の構造も単純で省電力化も実現されてい
る。
【0043】本実施例の用紙搬送装置15は、ステッピ
ングモータ31の回転方向によりフィードローラ16,
17とレジスト機構22との一方を駆動するので、従来
の用紙搬送装置1のようにフィードローラ16,17と
レジスト機構22とを同時に駆動することはできない。
このため、複写機が原稿の画像を連続的に複写する場合
に、スキャナ機構や電子写真機構の動作に対してフィー
ドローラ16,17やレジスト機構22の搬送動作が遅
滞し、複写動作が遅滞する懸念がある。
【0044】しかし、本実施例の用紙搬送装置15で
は、第一のフィードローラ16とレジスト機構22とが
近接配置されているので、図2(a)に示すように、第
一のフィードローラ16が搬送する用紙39がレジスト
機構22に到達するまでの所要時間“d”が、スキャナ
機構の走査終了から走査再開までの所要時間“b”より
短い。このため、複写機が原稿の画像を第一の給紙カセ
ット4の用紙39に連続的に複写する場合、スキャナ機
構が走査を終了してから再開するまでに、第一のフィー
ドローラ16が搬送する用紙39はレジスト機構22ま
で到達するので複写動作が遅滞することはない。
【0045】ここで、本実施例の用紙搬送装置15で
は、構造的な必然性から、第二のフィードローラ17は
レジスト機構22から離反しているので、図2(b)に
示すように、第二のフィードローラ17が搬送する用紙
39がレジスト機構22に到達するまでの所要時間
“d′”が、スキャナ機構の走査終了から走査再開まで
の所要時間“b”より長くなり、全体の所要時間
“f′”が遅滞する懸念がある。
【0046】しかし、本実施例の用紙搬送装置15で
は、第二のフィードローラ17の搬送速度vが高速化さ
れており、この搬送速度v、第二のフィードローラ17
とレジスト機構22との距離l、スキャナ機構の走査終
了から走査再開までの所要時間bが、 b≧l/v の関係を満足するので、図2(a)に示すように、第二
のフィードローラ17が搬送する用紙39がレジスト機
構22に到達するまでの所要時間“d”も、スキャナ機
構の走査終了から走査再開までの所要時間“b”より短
い。このため、複写機が原稿の画像を第二の給紙カセッ
ト5の用紙39に連続的に複写する場合も、スキャナ機
構が走査を終了してから再開するまでに、第二のフィー
ドローラ17が搬送する用紙39はレジスト機構22ま
で到達するので複写動作が遅滞することはない。
【0047】なお、本実施例の用紙搬送装置15は、そ
の駆動源がステッピングモータ31であるので、用紙搬
送のタイミングや距離や速度を、駆動パルスのパルス数
や周波数により容易かつ正確に制御することができる。
【0048】例えば、上述のように第二のフィードロー
ラ17のみ搬送速度を高速化することも、第二のフィー
ドローラ17を駆動する場合にステッピングモータ31
の駆動パルスの周波数を向上させることにより容易に実
現できる。なお、このように第二のフィードローラ17
のみ搬送速度を高速化することは、例えば、このフィー
ドローラ17を大径に形成することや、タイミングプー
リ29を小径に形成することなどでも実現できる。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、用紙搬送機構と
レジスト機構とで一個の駆動源を共用し、この駆動源に
連動方向が相反する二個のワンウェイクラッチを連結
し、これら二個のワンウェイクラッチの一方を用紙搬送
機構に連結すると共に他方をレジスト機構に連結したこ
とにより、駆動源を正逆方向に回転するだけで用紙搬送
機構とレジスト機構とを選択的に駆動できるので、単純
な構造で省電力な用紙搬送装置を実現することができ
る。
【0050】請求項2記載の発明は、請求項1記載の用
紙搬送装置により用紙搬送機構とレジスト機構とを設
け、用紙搬送機構が搬送する用紙がレジスト機構に到達
するまでの所要時間をスキャナ機構の走査終了から走査
再開までの所要時間より短くしたことにより、用紙搬送
機構とレジスト機構とを同時に駆動できなくとも、連続
的な複写動作が遅滞することがない。
【0051】請求項3記載の発明は、用紙搬送機構とレ
ジスト機構とを近接配置したことにより、連続的な複写
動作を遅滞させないことを、単純な構造で実現できる。
【0052】請求項4記載の発明は、用紙搬送機構の搬
送速度をv、この用紙搬送機構とレジスト機構との距離
をl、スキャナ機構の走査終了から走査再開までの所要
時間をbとしたときに、 b≧l/v の関係を満足することにより、用紙搬送機構とレジスト
機構とが離反している場合でも、連続的な複写動作を遅
滞させないことを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の用紙搬送装置の一実施例を示す縦断側
面図である。
【図2】(a)は駆動源であるステッピングモータの動
作を示すタイムチャート、(b)は用紙搬送機構である
第二のフィードローラの搬送速度を変更しない場合のス
テッピングモータの動作を示すタイムチャートである。
【図3】一従来例の用紙搬送装置を一部とする複写機を
示す縦断側面図である。
【図4】(a)は用紙搬送機構に連結されたMCの動作
を示すタイムチャート、(b)はレジスト機構に連結さ
れたMCの動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
15 用紙搬送装置 16,17 用紙搬送機構 22 レジスト機構 25〜27 ワンウェイクラッチ 31 駆動源 39 用紙

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を順次搬送する用紙搬送機構と用紙
    を断続自在に搬送するレジスト機構とを用紙搬送路上に
    順次配置し、前記用紙搬送機構により搬送される用紙を
    前記レジスト機構により一時停止させてから搬送するよ
    うにした用紙搬送装置において、前記用紙搬送機構と前
    記レジスト機構とで一個の駆動源を共用し、この駆動源
    に連動方向が相反する二個のワンウェイクラッチを連結
    し、これら二個のワンウェイクラッチの一方を前記用紙
    搬送機構に連結すると共に他方を前記レジスト機構に連
    結したことを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 【請求項2】 原稿の画像をスキャナ機構により読取走
    査して電子写真機構の感光体にトナー像を形成し、用紙
    搬送機構により順次搬送する用紙をレジスト機構により
    一時停止させてから電子写真機構まで搬送し、この電子
    写真機構により感光体のトナー像を用紙に転写する複写
    機において、請求項1記載の用紙搬送装置により前記用
    紙搬送機構と前記レジスト機構とを設け、前記用紙搬送
    機構が搬送する用紙が前記レジスト機構に到達するまで
    の所要時間を前記スキャナ機構の走査終了から走査再開
    までの所要時間より短くしたことを特徴とする複写機。
  3. 【請求項3】 用紙搬送機構とレジスト機構とを近接配
    置したことを特徴とする請求項2記載の複写機。
  4. 【請求項4】 用紙搬送機構の搬送速度をv、この用紙
    搬送機構とレジスト機構との距離をl、スキャナ機構の
    走査終了から走査再開までの所要時間をbとしたとき
    に、 b≧l/v の関係を満足することを特徴とする請求項2記載の複写
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005063348A1 (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Sega Corporation 物品取得ゲーム装置
KR101458757B1 (ko) * 2010-04-30 2014-11-07 지멘스 브이에이아이 메탈스 테크놀로지스 게엠베하 2개의 압연 유닛 사이의 압연 스톡의 스트립 장력을 최소로 감소시키기 위한 방법 및 장치

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