JPH081567U - オープンループ電磁弁切換制御装置 - Google Patents

オープンループ電磁弁切換制御装置

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JPH081567U JP004326U JP432696U JPH081567U JP H081567 U JPH081567 U JP H081567U JP 004326 U JP004326 U JP 004326U JP 432696 U JP432696 U JP 432696U JP H081567 U JPH081567 U JP H081567U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オープンループ制御方式において繰り返し動
作の毎回の到達時間そのものをダイナミックに制御して
環境条件および使用条件に左右されずに安定なサイクル
動作を実現できる電磁弁切換制御装置を提供する。 【解決手段】 油圧アクチュエータによる負荷の往復運
動の各周期の到達時間を毎回実績値として制御弁手段の
電気系に取り込み、記憶されている初期値との差が生じ
たときには次の周期でこれを補正し、毎回の到達時間を
ほぼ初期値に等しく保持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案はオープンループ電磁弁切換制御装置に関するものであり、とくに一 対の位置検出器と電磁方向制御弁とを用いてオープンループ制御方式で油圧アク チュエータを位置決め制御することにより、前記油圧アクチュエータに連結した 負荷を第1の位置と第2の位置との間で移動させるための電磁弁切換制御装置に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
油圧シリンダを使用して工作機械の加工テーブルなどの負荷を往復移動させる 場合の発進停止位置決めは、発進および停止位置にリミットスイッチや近接スイ ッチなどの位置検出器を組込み、その検出出力により電磁切換弁の開閉動作を行 わせるのが一般的である。
【0003】 図2に従来の一般的な装置の構成例を示す。図2において、油圧シリンダ21 は負荷22を駆動し、リミットスイッチ23aと23bは負荷22によって作動 されてそれが第1の位置と第2の位置に達したことを検出する。油圧シリンダ2 1は電磁方向切換弁24と流量制御弁25とを介して油圧源26に接続されてお り、電気回路20によって発進・停止指令信号と前記リミットスイッチ23a, 23bからの検出信号とにより電磁方向切換弁24のソレノイド装置a,bの励 磁切換えを制御するようになっている。
【0004】 今、発進指令信号S1 によって電気回路20を介してソレノイド装置aが励磁 されると、シリンダ21のピストンロッドが延びて負荷22を前進させる。負荷 22がリミットスイッチ23bに達するとリミットスイッチ23bからの信号で 電気回路20を介してソレノイド装置aが消磁され、代りにソレノイド装置bが 励磁される。これによってシリンダ21への圧油の向きが逆になり、シリンダ2 1がそのピストンロッドを引き込むので負荷22が後退される。負荷22がリミ ットスイッチ23aに達すると、リミットスイッチ23aからの信号でソレノイ ド装置bが消磁され、代りにソレノイド装置aが励磁される。このようにして負 荷22の往復移動が繰り返し行われ、停止指令信号S2 が与えられるまで継続す る。この間の油圧シリンダ21の作動速度は流量制御弁25で制御される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
図2に示したような従来の装置では、発進・停止の際にショックのない滑らか な作動を行わせるために、電磁切換弁自体に切換時の開度変化が徐々に行われる ように油圧絞りを付加したものを用いるのが一般的であるが、この場合、シリン ダ作動の速度パターンは電磁切換弁の切換特性で一義的に定まってしまい、ショ ックのない作動を任意の速度パターンで行わせることはできない。また、発進と 停止の位置はリミットスイッチによって検出されるので或る精度範囲内に収める ことはできるが、例えばサイクル動作の制御において往復の周期の時間的再現性 をも期待する場合は、シリンダへの供給流量を温度変化などに対して厳密に制御 する必要があってやっかいである。
【0006】 即ち、この方式ではリミットスイッチによって到達位置の精度は保たれるが、 図3に示すように、任意の1ストロークにおける発進時点t0 からストローク端 へ到達するまでの到達時間T1 は、流量Qの時間積分値が一定という制限がある ため、流量QがΔQだけ微小変化すると到達時間も変化して例えばT2 (=T1 +ΔT)となる。この流量Qの制御は到達時間が長くなるほど積分を長くするこ とになり、またシリンダの受圧面積が小さいほど時間的誤差として多く現れるの で、油圧流量制御の限界からΔTを厳密に零に制御することは不可能である。
【0007】 このことは、特に図2の電磁切換弁として比例電磁方向流量制御弁を使用して ショックのない切換動作をさせたり、或いは所望の速度パターンを電気回路で発 生させて発進・停止位置は位置検出器で制御する所謂オープンループ制御方式で は繰り返し作動時の毎回の到達時間が変動するという致命的な欠陥となる。
【0008】 このように従来の方式では繰り返し動作の毎回の到達時間の変動を押えるため には油圧回路内の作動油の温度などをかなり厳密に管理したり、電気回路系のド リフトを軽減するなど、システムの複雑化を余儀なくされ、それに比して効果が 薄いという嫌いがあった。
【0009】 この考案の目的は、前述のようなオープンループ制御方式のものにおいて、繰 り返しの動作の毎回の到達時間そのものをダイナミックに制御して環境条件およ び使用条件に左右されずに所定の速度変化パターンを維持したまま安定なサイク ル動作を実現できる電磁弁切換制御装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を達成するために、この考案のオープンループ電磁弁切換制御装置 では、一対の位置検出器と電磁方向制御弁とを用いてオープンループ制御方式で 油圧アクチュエータを位置決め制御することにより、前記油圧アクチュエータに 連結した負荷を第1の位置と第2の位置との間で移動させるものにおいて、前記 電磁方向制御弁として通過圧油の流量を電気入力信号に比例した値に制御する比 例電磁制御弁またはサーボ弁などの制御弁手段を設け、この制御弁手段への入力 信号の制御系として、前記負荷の移動による前記第1と第2の位置間の到達時間 を計測して内部記憶情報の初期値との時間差に相当する補正信号を出力する時間 計測手段と、前記油圧アクチュエータの発進・停止間の速度パターンを与えるた めに予め定められた信号変化パターンで経時的に変化する制御信号を発生するパ ターン発生手段と、該パターン発生手段から出力される制御信号を増幅して前記 制御弁手段へ前記入力信号として与える増幅手段と、前記速度パターンが前記信 号変化パターンの相似パターンを保ったまま前記時間差を補償して前記到達時間 が前記初期値に保たれるように前記パターン発生手段から出力される制御信号の 利得を前記時間計測手段からの補正信号により補正する利得補正手段とを設けた ものである。
【0011】 本考案のオープンループ電磁弁切換制御装置では、一対の位置検出器と、通過 圧油の流量を電気入力信号に比例した値に制御する比例電磁制御弁またはサーボ 弁などの制御弁手段とを用いてオープンループ制御方式で油圧アクチュエータを 位置決め制御し、これにより、油圧アクチュエータに連結した負荷を第1の位置 と第2の位置との間で繰り返し移動させる。往復移動のためには、制御弁手段の 圧油の方向切換を制御弁手段の例えばソレノイド装置やフォースモータなどの電 気−油圧駆動系への入力電流の切換によって行うが、往復移動の各ストローク期 間中の油圧アクチュエータの速度パターンは、各期間中の制御弁手段への入力電 流の経時的変化をパターン発生手段から発生される予め定められた信号変化パタ ーンの制御信号に従って変化させることにより経時的に制御される。
【0012】 時間計測手段は、一対の位置検出器からの信号に基づいて負荷の移動による第 1と第2の位置間の到達時間を計測し、また内部記憶情報としてこの到達時間の 初期値を記憶可能である。この初期値としては予めプログラム設定してメモリに 書込んでおいてもよく、或いは負荷の繰り返し往復運動の予め定められた周期に ついての第1と第2の位置間の到達時間を時間計測手段自身で計測し、これを初 期値として記憶するようにしてもよい。この場合、往復運動の周期としては好ま しくは安定作動状態の1周期または複数周期をとることができ、複数周期の場合 にはその間の平均値をとって初期値とすればよい。時間計測手段は、更に毎回の 到達時間を取り込んで初期値との時間差に相当する補正信号を出力する。
【0013】 利得補正手段は、時間計測手段からの補正信号により時間差を補償、即ち、前 記速度パターンが前記信号変化パターンの相似パターンを保ったまま、この時間 差がなくなるように制御信号に対する利得を補正し、この電気系のゲイン補正に よって、油圧アクチュエータによる所定の速度変化パターンでの負荷の往復運動 の毎回の到達時間が往路または復路の対応する初期値にほぼ一致して保たれるよ うになる。勿論、往路と復路で前記初期値が同じ場合もあり、また別々の場合も ある。
【0014】 このように本考案の装置では、油圧アクチュエータによる負荷の往復運動の各 周期の到達時間が毎回実績値として制御弁手段の電気系に取り込まれ、記憶され ている初期値との差が生じたときには次の周期でこれを補正し、所定の速度変化 パターンを維持したまま孵化の往復運動の毎回の到達時間がほぼ一定に保持され るものである。
【0015】 本考案の特徴と利点を一層明確にするために、本考案の好ましい実施の形態を 図面と共に説明すれば以下の通りである。
【0016】
【考案の実施の形態】
図1ににおいて、油圧シリンダ11は負荷12を駆動し、リミットスイッチ1 3aと13bは負荷12によって作動されてそれが第1の位置と第2の位置に達 したことを検出する。油圧シリンダ11は比例電磁方向流量制御弁14を介して 油圧源16に接続されており、制御弁14のソレノイド装置a,bへの励磁電流 を電気制御回路10によって切換えて油圧シリンダ11への圧油の向き、従って 負荷12の往復移動を制御するようになっている。
【0017】 電気制御回路10は、パターン発生器1と、時間計測回路2と、利得補正回路 3と、駆動増幅器4と、タイミング制御回路5とを備え、スタート信号S1 を受 けたときに制御弁14の切換動作を開始し、ストップ信号S2 を受けたときにそ れを停止する。
【0018】 パターン発生器1は、スタート信号S1 またはタイミング制御回路5からのパ ルス信号を受けたときに、負荷の移動の往復で同一または各々別々に設定された 経時的に所定の設定パターンで変化する制御信号を内部のゲイン設定器1aで設 定調整された所望のゲインで出力する。
【0019】 時間計測回路2は、この実施例では内部メモリ2aを有する例えばプログラマ ブルコントローラのようなマイクロコンピュータで構成され、両リミットスイッ チ13a,13b間の負荷12の到達時間を初期値TS として所望値にプログラ ム設定可能である。またこの時間計測回路2は、リミットスイッチ13a,13 bから負荷の到達検出信号をうけて内部クロックにより両リミットスイッチ間の そのときの負荷の到達時間を検出する機能を有し、そして例えば到達時間をプロ グラム設定した状態でスタート信号S1 によって一旦往復動作を開始した負荷が 所望の安定動作状態になったときなど、任意のときにスタート信号または別の書 込み指令信号を与えることによってそのときの負荷の到達時間の一周期分の値ま たは複数周期分の平均値を初期値TS として取り込んで内部メモリー2aの記憶 内容を書き換える機能を有している。
【0020】 更に時間計測回路2は、毎回の負荷12の移動時に検出される到達時間Tを往 路と復路の各々の周期について別々にメモリー2a内に記憶された初期値TS と 比較して、実際の到達時間と記憶初期値との間の時間差ΔT=T−TS に相当す る補正信号を往路と復路の各周期について毎回出力する機能を有する。
【0021】 利得補正回路3は、パターン発生器1からの制御信号と時間計測回路2からの 補正信号に内部の調整器3aで所定のゲイン調整を行ったものとを掛算器3bに より掛算し、これによって得た補正量を加算器3cによって制御信号に加えて利 得補正を行う。調整器3aによる修正ゲインは、ΔTという時間的ずれに見合う 補正量とできるような値に予め設定される。尚、図示の例では利得補正を掛算器 3bを利用して得ているが、疑似的には加算回路で構成してもほぼ同様の効果が 得られる。
【0022】 利得補正回路3で補正された制御信号は駆動増幅器4によって電流増幅されて 各ソレノイド装置a,bに交互に与えられる。このソレノイド装置a,bへの励 磁電流の切換は、リミットスイッチ13a,13bからの接点信号を受けて作動 するタイミング制御回路5からのパルス信号によって増幅器4内のスイッチング 回路4aを制御して行われる。タイミング制御回路5はその出力パルス信号によ りパターン発生器1をリセットする役目も果たしている。
【0023】 上記の構成を備えた実施例装置の作動を説明すれば、先ず、二つのリミットス イッチ13a,13bを所定距離Lで配置し、その間を負荷12が或る定められ た時間TS で移動するものとする。時間計測回路2内のメモリ2aにはこの時間 TS を初期値として書込んでおき、またパターン発生器1には時間TS の間に負 荷12がショックなしに発進して距離Lでショックなしに停止するための滑らか な流量制御パターンを設定しておく。
【0024】 負荷12がリミットスイッチ13aを作動させている位置にある場合、スター ト信号S1 を制御回路10に与えると、パターン発生器1からの制御信号に従っ て経時的に変化する励磁電流が増幅器4からソレノイド装置aに与えられる。こ の場合、或る方向への負荷12の最初の移動周期に対しては時間計測回路2はそ の出力の補正信号が零となるようにプログラムされているので、パターン発生器 1からの制御信号には補正がかかることはない。
【0025】 励磁電流がソレノイド装置aに流れることによって制御弁14が圧油供給源1 6からの圧油を制御信号の経時変化パターンに従って油圧シリンダ11のヘッド 側に導き、これによって負荷12がショックなく滑らかに発進してリミットスイ ッチ13bへと向う。このとき負荷12が発進したときのリミットスイッチ13 aの接点信号を受けて時間計測回路2が計時を始める。負荷12が前記パターン に従って所定の速度パターンで移動し、リミットスイッチ13bの近くに達する と設定速度パターンに応じて徐々に減速してリミットスイッチ13bに達し、そ れを作動させると、それまでの所要時間、即ち往路の到達時間Ta が時間計測回 路2内で検出され、内部メモリ2aに記憶される。
【0026】 このときのリミットスイッチ13bからの接点信号に基づくタイミング制御回 路5からのパルス信号によって増幅器4内のスイッチング回路4aが作動し、こ れによってソレノイド装置aの励磁が断たれて制御弁14が中立ポジションに戻 り、パターン発生器1もリセットされる。
【0027】 復路についても同様であるが、この復路の負荷12の発進はスタート信号また はタイミング制御回路5からのパルス信号によってパターン発生器1から対応す る設定パターンに応じた制御信号を出力させて、スイッチング回路4aによりソ レノイド装置bを励磁することで行われる。この復路で計測されてメモリ2a内 に記憶された実際の到達時間をTb とする。
【0028】 負荷の最初の一往復が終ると、時間計測回路2内の内部メモリ2aには初期値 TS と負荷12の往復についてのそれぞれ実際の到達時間Ta 及びTb が記憶さ れることになる。
【0029】 二回目の往路移動の発進は前記最初の復路の終端で負荷がリミットスイッチ1 3aを作動させることによって生じるタイミング制御回路5からのパルス信号で 開始される。この場合、励磁電流の制御はほぼ同様であるが、時間計測回路2か らはΔTa =Ta −TS の時間差に相当する出力が生じており、これが補正回路 3においてゲイン調整器3aによる修正ゲインKを与えられたうえで掛算器3b によりパターン発生器1からの制御信号と掛算されて補正信号として加算器3c によって制御信号に加えられる。
【0030】 この補正動作により増幅器4への入力信号のゲインが制御され、例えばΔTa が正の場合はゲインを増加して前周期の往路移動よりもシリンダ11への流量が 相似パターンのまま相対的に増加するように、逆にΔTa が負の場合はゲインを 減少して前周期の往路移動よりもシリンダ11への流量が相似パターンのまま相 対的に減少するように自動制御が行われる。
【0031】 二回目の復路も同様であり、二回目の往路移動の終端で負荷がリミットスイッ チ13bを作動させることによって生じるタイミング制御回路5からのパルス信 号でスイッチング回路4aがソレノイド装置aを消磁し代りにbを励磁すると共 にパターン発生器1をリセットして負荷12の反転が行われる。この場合も、励 磁電流の制御はほぼ同様であるが、補正動作は、時間計測回路2から出力される ΔTb =Tb −TS の時間差に相当する信号に基づいて行われることは述べるま でもない。
【0032】 以下、この繰返しにより、毎回の往復の各周期について、内部記憶された初期 値TS を基準として対応する一つ前の周期の実績値との比較結果に基づいて到達 時間が制御弁14の励磁電流制御によって一定に制御される。
【0033】 尚、以上に述べた例では制御弁14に比例電磁方向流量制御弁を用いた場合を 示したが、他の比例弁や電気油圧サーボ弁に置き換えても同様である。
【0034】 また以上に述べた例では負荷の往復移動の夫々について補正動作を行う場合を 示したが、本考案は往路または復路の何れか一方のみに補正動作をかけるものを 除外するものではなく、また一方向への移動中に複数の位置検出手段によって検 出した位置毎にアクチュエータへの制御流量を段階的に変えるようにパターン発 生器で電流制御するような場合にも適用可能である。
【0035】
【考案の効果】
以上に述べたように、本考案によれば、負荷を二位置間に所定速度パターンで 繰り返し移動させる油圧アクチュエータの油圧制御において位置と動作時間を同 時に精度よく制御するのに有効であり、比例電磁流量制御弁等の制御弁要素をオ ープンループ制御で用いて繰り返し動作の毎回の動作時間そのものをダイナミッ クに制御することができ、環境条件および使用条件に左右されずに安定なサイク ル動作を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例装置の構成を示す電気油圧回路
図である。
【図2】従来例を示す油圧回路図である。
【図3】負荷を二位置間に移動させるときの油圧シリン
ダへの流量変化による到達時間の変化の様子を説明する
ための線図である。
【符号の説明】
1:パターン発生器 2:時間計測回路 2a:内部メモリ 3:利得補正回路 4:駆動増幅器 5:タイミング制御回路 10:電気制御回路 11:油圧シリンダ 12:負荷 13a,13b:リミットスイッチ 16:油圧供給源 14:比例電磁方向流量制御弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の位置検出器と電磁方向制御弁とを
    用いてオープンループ制御方式で油圧アクチュエータを
    位置決め制御することにより、前記油圧アクチュエータ
    に連結した負荷を第1の位置と第2の位置との間で移動
    させるものにおいて、前記電磁方向制御弁として通過圧
    油の流量を電気入力信号に比例した値に制御する比例電
    磁制御弁またはサーボ弁などの制御弁手段を有し、この
    制御弁手段への入力信号の制御系として、前記負荷の移
    動による前記第1と第2の位置間の到達時間を計測して
    内部記憶情報の初期値との時間差に相当する補正信号を
    出力する時間計測手段と、前記油圧アクチュエータの発
    進・停止間の速度パターンを与えるために予め定められ
    た信号変化パターンで経時的に変化する制御信号を発生
    するパターン発生手段と、該パターン発生手段から出力
    される制御信号を増幅して前記制御弁手段へ前記入力信
    号として与える増幅手段と、前記速度パターンが前記信
    号変化パターンの相似パターンを保ったまま前記時間差
    を補償して前記到達時間が前記初期値に保たれるように
    前記パターン発生手段から出力される制御信号の利得を
    前記時間計測手段からの補正信号により補正する利得補
    正手段とを有することを特徴とするオープンループ電磁
    弁切換制御装置。
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