JPH08156505A - 車輪脱着装置 - Google Patents

車輪脱着装置

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JPH08156505A
JPH08156505A JP32948494A JP32948494A JPH08156505A JP H08156505 A JPH08156505 A JP H08156505A JP 32948494 A JP32948494 A JP 32948494A JP 32948494 A JP32948494 A JP 32948494A JP H08156505 A JPH08156505 A JP H08156505A
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JP
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wheel
frame
position adjusting
spindle
vertical
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JP32948494A
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English (en)
Inventor
Yasushi Nojiri
恭 野尻
Koji Tsukamoto
幸二 塚本
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 精度良く車輪とスピンドルの心を合わせて、
スムースに車輪を脱着することができる車輪脱着装置を
提供する。 【構成】 走行自在な台車4と、台車4に左右移動自在
に設けられた左右位置調整枠19と、竪枠部32を有すると
共に左右位置調整枠19に前後移動自在に設けられた前後
位置調整枠21と、竪枠部32に上下移動自在に設けられた
上下位置調整体22と、を備える。上下位置調整体22に、
車輪取付け用ナットを螺進退させるスピンドル7を、設
ける。左右位置調整枠19に、上下に駆動されて車輪3の
タイヤ2外周面に当接して車輪3を受持する車輪載置部
材20を、設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車輪脱着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トラックやバス等の大型の車輪
を、その車両に脱着する装置として、特開平6−219
105号に記載の車輪脱着装置があった。この装置は、
台車に、位置調整枠を上下左右移動自在に設けると共
に、該位置調整枠に、車輪のホイル内周面を三つの爪部
で内張り状にチャッキングするホイルチャック部と、車
軸の複数の車輪取付けボルトの内の対角位置の二本のボ
ルトに対応して配置されて車輪取付け用ナットを螺進退
させる二本のスピンドルとを、前後移動自在に設けてあ
った。
【0003】そして、例えば、車輪を車軸に取付ける場
合、ホイルチャック部にて車輪をチャッキングし、位置
調整枠を上下左右に移動させて車軸と車輪の軸心を合わ
せた後、ホイルチャック部を前進させて車軸に車輪のホ
イルを嵌め込み、車軸のボルトにナットを手で僅かに螺
合させる。
【0004】次に、スピンドルを前進させてナットに外
嵌させ、モータでスピンドルを回転駆動させて、ナット
を車輪のホイルに当たるまで螺進させた後、装置に内蔵
されたクラッチにて、スピンドルの回転を高トルクに切
り換えて増締めを行い、その後、スピンドルを後退させ
て、二つのスピンドルを、車輪取付けボルトのピッチ角
度だけ回動駆動させて、別のナットの位置に合わせる。
この一連の動作を繰り返して、全てのナットを締付けて
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記車輪脱着
装置では、二つのスピンドルの回動軸心と、ホイルチャ
ック部の軸心を一致させてあって相互の軸心位置の調整
ができない構造となっていたため、例えば車輪のホイル
が変形等を起こしていて、ホイルチャック部と車輪の軸
心がずれると、二つのスピンドルと車輪の軸心もずれ
て、車輪取付け用ナットにスピンドルを外嵌できなくな
ってしまう。そのため、チャッキングをやり直したりす
る必要があり、作業に手間が掛かる問題があった。
【0006】また、スピンドルの位置を変えて、ナット
を二つずつ締付けたり緩めたりするので、ナットの数が
多くなると効率が悪くなる問題がある。さらに、スピン
ドルの回転トルクを切り換えるクラッチや、二つのスピ
ンドルを車輪取付けボルトのピッチ角度だけ回動駆動さ
せる駆動機構及び角度検出器等が必要で、装置の構造が
複雑化する問題があった。
【0007】そこで、本発明は、上記問題点を解決する
車輪脱着装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、走行自在な台車と、該台車に左右移動自
在に設けられた左右位置調整枠と、竪枠部を有すると共
に該左右位置調整枠に前後移動自在に設けられた前後位
置調整枠と、該竪枠部に上下移動自在に設けられた上下
位置調整体と、を備え、該上下位置調整体に、車輪取付
け用ナットを螺進退させるスピンドルを、設けると共
に、上記左右位置調整枠に、上下に駆動されて車輪のタ
イヤ外周面に当接して該車輪を受持する車輪載置部材
を、設けたものである。
【0009】さらに、上下位置調整体が、前後位置調整
枠の竪枠部に沿って上下動する支持枠と、該支持枠に回
動自在に設けられると共にその回動軸心を中心とする周
方向に所定ピッチで複数のスピンドルを配設した回転位
置調整板と、を備えた。
【0010】また、走行自在な台車と、車輪を保持する
と共に該台車に前後左右上下に移動自在に設けられた位
置調整部材と、を備え、車軸の複数の車輪取付けボルト
に対応して周方向所定ピッチで配置されて車輪取付け用
ナットを螺進退させる複数のスピンドルと、該スピンド
ルを回転駆動させるモータと、を上記位置調整部材に設
け、上記スピンドルに連結・分離自在に連結されて増締
め・緩め用トルクを伝達するレンチを、備えたものであ
る。
【0011】
【作用】上下位置調整体と車輪載置部材を備えた車輪脱
着装置によれば、トラックやバス等の車軸に車輪を脱着
する際、車両をジャッキアップした後、車輪載置部材を
上下に駆動させて車輪を載置状に受持し、その後、車輪
載置部材とは独立して、上下位置調整体を上下動させて
スピンドルと車輪の上下位置を合わせることができる。
このとき、車輪載置部材は、車輪のタイヤ外周面に当接
して車輪を載置状に受持するので、車輪に大きな外力が
加わらずに済む。
【0012】さらに、上下位置調整体が支持枠と回転位
置調整板を備えた車輪脱着装置によれば、上下位置調整
体を上下動させてスピンドルと車輪の上下位置を合わせ
た後、回転位置調整板を回動させて、車軸のボルト及び
ナットとスピンドルの周方向位置を精度良く合わせるこ
とができる。
【0013】また、スピンドルに増締め・緩め用トルク
を伝達するレンチを備えた車輪脱着装置によれば、スピ
ンドルが、車軸の複数の車輪取付けボルトに対応して周
方向所定ピッチで配置されているので、車軸のボルトに
螺合された全てのナットをモータ駆動にて一度に効率良
く螺進退させることができ、スピンドルをボルトのピッ
チ角度ずつ一々回動させる必要がない。
【0014】さらに、スピンドルにレンチを連結・分離
自在に連結して、締付けられていたナットをモータ駆動
にて螺退させる前に該ナットを緩めたり、ナットをモー
タ駆動にて螺進させた後にナットを増締めすることがで
きる。そのため、モータは、ナットをスムースに螺進退
させるだけの(増締め・緩め用トルクよりも)低トルク
のものであればよく、大型のモータを使用せずに済む。
【0015】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳説する。
【0016】図1、図2及び図3は、本発明に係る車輪
脱着装置の一実施例を示し、この装置は、ホイル1にタ
イヤ2を組み付けてなる車輪3を、トラックやバス等の
車両に脱着するためのものであり、走行自在な台車4
と、車輪3を保持すると共に台車4に前後左右上下に移
動自在に設けられた位置調整部材5と、車輪取り付け用
ナット6(図5参照)を螺進退させる複数のスピンドル
7…と、レンチ8と、を備えている。
【0017】台車4は、手すり9…が付設された鉛直状
の基枠10と、基枠10の側枠部10aの下端部から前方へ水
平状に突設された左右一対の前脚部11,11と、基枠10の
側枠部10a, 10aの上下中間部から後方へ水平状に突設
された左右一対の後脚部12,12と、後脚部12,12の前後
中間部に設けられた左右水平方向の凹溝13a付きガイド
部材13と、前・後脚部11,11,12,12に設けられた前・
後車輪14a,14a,14b,14bと、を備え、後車輪14
b,14bは進行方向変換自在となっている。
【0018】基枠10の上枠部10bの右端側には、回転自
在な円筒ローラ15と、両端部に帯板部16aとレバー16b
を夫々有し水平軸心D廻りに揺動する保持部材16と、が
設けられる。さらに、基枠10の下枠部10cの左右には、
回転自在な球状ローラ17,17と、回転自在な上下案内輪
18a,18a,18b,18bと、が設けられる。
【0019】次に、位置調整部材5は、台車4に矢印B
方向へ左右移動自在に設けられた左右位置調整枠19と、
左右位置調整枠19に設けられた車輪載置部材20と、左右
位置調整枠19に矢印A方向へ前後移動自在に設けられた
前後位置調整枠21と、前後位置調整枠21に矢印C方向へ
上下移動自在に設けられた上下位置調整体22と、を備え
ている。
【0020】左右位置調整枠19は、左右に長い横枠部23
と、横枠部23の左右端部から後方へ水平状に突設された
左右一対の案内枠部24,24と、案内枠部24,24の前後中
間部から左右外方へ水平状に突設された支持部材25,25
と、を備えている。
【0021】横枠部23は、水平なレール板部51を介して
台車4の上下案内輪18a,18a,18b,18bに左右移動
自在に取付けられると共に、案内枠部24は、支持部材25
の先端の小転動輪25aを介して台車4のガイド部材13の
凹溝13aに左右移動自在に取付けられる。この左右位置
調整枠19は、モータ27,スプロケット,チェーン,スク
リューネジ及びナット部材等を用いて、左右に駆動され
る。
【0022】なお、レール板部51を転動する上下案内輪
18a,18bには、レール板部51に嵌合して脱輪を防止す
る凹周溝が、外周面に形成される。また、案内枠部24に
沿って、案内レール板部26が水平状に付設される。
【0023】図1,図3及び図4に示すように、横枠部
23の左右中央部には、左右一対の揺動部材28,28が、前
後方向の水平軸心E廻りに揺動自在に設けられる。揺動
部材28は、その前後両端部に、左右外方へ突出する前・
後アーム28a,28bを、有している。
【0024】前アーム28aの先端部には、円柱状の受け
バー29が、その軸心廻りに回転自在に枢着されて前方へ
水平状に突出している。この左右一対の受けバー29,29
が、車輪載置部材20をなす。
【0025】また、後アーム28bの先端部にはシリンダ
30のロッド30aが連結され、シリンダ30の本体部30b
は、左右位置調整枠19の案内枠部24に固着された垂下片
31に揺動自在に連結される。
【0026】従って、シリンダ30,30のロッド30a,30
aを往復駆動させれば、受けバー29,29が上下に揺動し
て、車輪3のタイヤ2外周面に当接して車輪3を鉛直状
に起立させた状態に受持できる。
【0027】このとき、タイヤ2の一側面をローラ15,
17,17で支えると共にタイヤ2の他側面を帯板部16aで
押さえて車輪3が容易に倒れないように保持することが
できる。なお、左右の受けバー29,29が同期して揺動す
るように構成する。例えば、揺動部材28,28を、ギヤ28
c,28cを介して連動連結する。また、シリンダ30はロ
ック機構付きのものを用いる。
【0028】次に、図1,図2及び図3に示すように、
前後位置調整枠21は、左右一対の鉛直状竪枠部32,32
と、竪枠部32,32の下端を連結する連結枠部33と、竪枠
部32,32の下端から後方へ突設された左右一対の突枠部
34,34と、を備えている。
【0029】突枠部34の前後には、回転自在な上下走行
輪35a,35a,35b,35bが設けられる。この上下走行
輪35a…,35b…を介して、前後位置調整枠21が、左右
位置調整枠19の案内レール板部26,26に前後移動自在に
取付けられる。
【0030】なお、案内レール板部26を転動する上下走
行輪35a…,35b…には、案内レール板部26に嵌合して
脱輪を防止する凹周溝が、外周面に形成される。さら
に、突枠部34には、レバー36aの操作にて例えば案内レ
ール板部26を挟圧して前後位置調整枠21の前後位置を固
定するロック機構36が、設けられる。
【0031】また、竪枠部32は、横断面が略コの字型に
形成されており、その上端部には、ジャッキ39が設けら
れる。左右のジャッキ39,39は、連動部材40にて連動連
結され、一方のジャッキ39をスプロケットやチェーン等
を介してモータ41にて駆動させることにより、左右のジ
ャッキ39,39の往復ロッド39a,39aが同期して上下動
する。なお、モータ41は、例えば正回転・逆回転(右回
転・左回転)切換え自在なエアーモータを用いる。
【0032】次に、上下位置調整体22は、全体が略U字
状であって前後位置調整枠21の竪枠部32に沿って上下動
する支持枠37と、支持枠37に前後方向の水平軸心F廻り
に回動自在に設けられる回転位置調整板38と、を備えて
いる。この水平軸心Fの左右位置は、左右の受けバー2
9,29にて受持された車輪3の中心軸の左右位置と一致
させる。
【0033】支持枠37の左右外側端には、回転自在な上
下転動輪42a,42a,42b,42bが設けられ、上下転動
輪42a,42a,42b,42bを介して、支持枠37が、前後
位置調整枠21の竪枠部32内に上下移動自在に取付けられ
る。なお、竪枠部32内を転動する上下転動輪42a,42
a,42b,42bには、竪枠部32の内面の突条部に嵌合し
て脱輪を防止する凹周溝が、外周面に形成される。
【0034】そして、支持枠37の左右上端部は、ジャッ
キ39,39の往復ロッド39a,39aに連結され、モータ41
により支持枠37が上下に駆動される。
【0035】また、回転位置調整板38の前端面には円弧
状レール部38aが突設され、支持枠37のガイド体37a…
にスライド自在に取付けられる。この回転位置調整板38
は、その回転位置を、ロック機構43のレバー43aの操作
にて固定することができるようになっている。
【0036】さらに、回転位置調整板38には、その回動
軸心Fを中心とする周方向に所定ピッチで複数のスピン
ドル7…と、スピンドル7を回転駆動させる複数のモー
タ46…と、が配設される。
【0037】具体的には、スピンドル7…は、車軸44の
全ての車輪取付けボルト45…(図8参照)に対応して周
方向所定ピッチで配置される。図例では、スピンドル7
は、8個で、モータ46はスピンドル7毎に配置されて、
各スピンドル7は独立して回転駆動する。このモータ46
は正回転・逆回転切換え自在なエアーモータを用い、例
えばレンチ8よりも高速かつ低トルクでスピンドル7を
回転させ得るように構成する。
【0038】さらに具体的に説明すると、図5に示すよ
うに、回転位置調整板38には外筒体47が固着され、該外
筒体47にスピンドル7が回転自在に枢着される。スピン
ドル7は、回転位置調整板38を貫通するスピンドル本体
48と、レンチ軸部49と、からなり、回転位置調整板38の
後面側に於て、スピンドル本体48の基端部とモータ46の
回転駆動軸が、ギヤ50a,50bを介して連動連結され
る。なお、モータ46の本体部は、回転位置調整板38の前
面側に配設される。
【0039】レンチ軸部49は、その先端部に、ナット6
に外嵌係止してトルクを伝達する角孔49aを、有してい
る。このレンチ軸部49は、スピンドル本体48に、軸心方
向Gに所定ストロークLだけスライド自在に取付けられ
て、ナット6の螺進退に合わせて軸心方向Gに進退する
ように構成される。
【0040】さらに、レンチ軸部49は、スピンドル本体
48と一体回転して空転しないように構成される。図例で
は、スピンドル本体48の角孔等の異形孔48aに、レンチ
軸部49の角軸部等の異形軸部49bを、スライド自在に嵌
合させてある。
【0041】また、螺進退中にナット6からレンチ軸部
49が外れないように、スピンドル本体48に対してレンチ
軸部49を、その先端方向(同図の左方向)へ適度に押圧
するように構成される。例えば、スピンドル本体48の孔
部48bに、エアーを注入してピストンの如くレンチ軸部
49の基端部49cを押圧したり、レンチ軸部49の基端部49
cをバネ等で弾発付勢して押圧する。
【0042】スピンドル本体48の基端部には、角孔48c
が形成され、図1と図3に示すように、この角孔48c
に、レンチ8が連結・分離自在に連結されて、該レンチ
8からスピンドル7に増締め・緩め用トルクを伝達でき
るようになっている。このレンチ8としては、例えばエ
アー駆動のものを用いる。
【0043】しかして、上述の如く構成された車輪脱着
装置にて、図12の如くトラックやバス等の車軸44に車輪
3を取付けるには、まず、図1に示す前後位置調整枠21
を後退させ、スピンドル7からレンチ8を外しておくと
共に、受けバー29,29を下げた状態とし、図6に示すよ
うに、地面や床等に鉛直状に載置した車輪3に、台車4
を接近させて、車輪3と床等の間に受けバー29,29を挿
入する。
【0044】そして、シリンダ30を駆動させ、受けバー
29,29を上方へ揺動させて、車輪3を受持して、受けバ
ー29, 29が上限の位置で、シリンダ30をロックして、車
輪3の位置を固定する。
【0045】次に、車輪3を載せたまま車輪脱着装置を
移動させて、図7に於て仮想線で示すように、車両の車
軸44の正面に車輪3を位置させる。
【0046】そして、車輪3の軸心P1 と車軸44の軸心
2 の左右位置ずれ量W及び上下位置ずれ量H1 だけ、
左右位置調整枠19(図2参照)を左右に駆動させると共
に、受けバー29,29を下へ降しながら、実線で示すよう
に、車輪3と車軸44の軸心を合わせ、その位置で左右位
置調整枠19と受けバー29,29を固定する。
【0047】次に、図8に於て仮想線で示すように、回
転位置調整板38の回動軸心F(スピンドル7…の配設ピ
ッチの中心)と車軸44の軸心P2 の上下位置ずれ量H2
だけ、上下位置調整体22を上下に駆動させて、実線で示
すように、回転位置調整板38(スピンドル7…)と車軸
44の軸心を合わせ、その位置で上下位置調整体22を固定
する。
【0048】そして、受けバー29,29上で車輪3を回転
させる等して車軸44のボルト45…と車輪3のホイル1の
ボルト挿入孔の周方向位置を合わせた後、車輪脱着装置
を前進させて、図9に示すように、車軸44のボルト45…
に車輪3のホイル1を嵌め込む。
【0049】その後、全てのボルト45…の先端に、ナッ
ト6…を、手でもって僅かに螺合させる。そして、回転
位置調整板38(図8参照)を回動させる等してナット6
…とスピンドル7…の周方向位置を合わせた後、図2と
図10に示すように、前後位置調整枠21を所定位置まで前
進させて、全てのナット6…に、夫々、スピンドル7の
先端部を外嵌させ、その位置で前後位置調整枠21を固定
する。
【0050】次に、全てのスピンドル7…を、モータ46
…にて回転させて、全てのナット6…を一度に螺進さ
せ、図11に示すように、車輪3のホイル1を車軸44の取
付盤44aにナット6…で締め付ける。締め付けが終われ
ば、全てのモータ46…を停止させる。
【0051】その後、図11と図3に示すように、レンチ
8をスピンドル7に一対一で対応させて連結し、該レン
チ8にてスピンドル7を(モータ46よりも高トルクで)
回転させてナット6を増締めして、そのナット6の増締
めが終わればスピンドル7からレンチ8を外す。この一
連の作業を、増締めされていない残りのナット6…(ス
ピンドル7…)に対して順次行って、ナット6を一個ず
つ増締めする。
【0052】全てのナット6…の増締めが終われば、前
後位置調整枠21を後退させて、ナット6…からスピンド
ル7…を離脱させ、図12の状態にする。次に、受けバー
29,29を下降させて車輪3から外し、車輪脱着装置を車
輪3から離間させる。以上の作業により、車軸44への車
輪3の取付けが完了する。
【0053】また、車軸44から車輪3を取り外すには、
図12と図2に示すように、車輪脱着装置を、車軸44に取
付けられた車輪3の正面に位置させ、左右位置調整枠19
を左右に動かして、受けバー29,29と車輪3の左右位置
を合わせ、受けバー29,29を上昇させて、車輪3のタイ
ヤ2の外周面に当接させる。
【0054】さらに、上下位置調整体22を上下させると
共に回転位置調整板38を回動させて、スピンドル7…と
ナット6…の上下位置及び周方向位置を合わせた後、前
後位置調整枠21を前進させて、図11に示すように、全て
のナット6…にスピンドル7…を外嵌させる。
【0055】次に、図11と図1に示すように、レンチ8
にてナット6を一個ずつ例えば1山程度緩め、全てのナ
ット6…を緩め終われば、レンチ8をスピンドル7から
取り外す。そして、モータ46…にて、図10に示すよう
に、全てのナット6…を、ボルト45の先端で僅かに螺合
が残る位置まで、一度に螺退させる。
【0056】その後、スピンドル7を後退させて、ナッ
ト6…からスピンドル7…を離脱させて、図9の状態と
する。この状態で、全てのナット6…を、手でもってボ
ルト45…から取り外す。
【0057】次に、図8のように、車輪脱着装置を車軸
44から離間させて、車輪3を受けバー29,29に載せたま
まで車軸44から離脱させる。そして、受けバー29,29を
下降させて、図6に示すように、車輪3を床等に下ろ
し、台車4を後退させて、車輪3と床等の間から受けバ
ー29,29を抜き出す。以上の作業により、車軸44からの
車輪3の取外しが完了する。
【0058】なお、本発明は上述の実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、レンチ8を複数とするも自由である。
【0059】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載するような著大な効果を奏する。
【0060】請求項1記載の車輪脱着装置によれば、上
下位置調整体22を、車輪載置部材20と独立して上下動さ
せて、車輪3とスピンドル7の上下位置を精度良く合わ
せることができるので、スムースに車輪3の脱着作業を
行える。また、車輪載置部材20は、車輪3のタイヤ2外
周面に当接して車輪3を載置状に受持するので、車輪3
に大きな外力が加わらず、車輪3が変形しないで済む。
【0061】請求項2記載の車輪脱着装置によれば、車
軸44のボルト45…とスピンドル7…の周方向位置がずれ
ていても、回転位置調整板38を回動させて、ボルト45…
とスピンドル7…の周方向位置を簡単かつ迅速に合わせ
ることができ、スムースに車輪3の脱着作業を行える。
【0062】請求項3記載の車輪脱着装置によれば、複
数のスピンドル7…で、車軸44のボルト45…に螺合した
全てのナット6…を、一度に螺進退させることができて
効率が良い。さらに、スピンドル7…をボルト45のピッ
チ角度ずつ回動駆動させる駆動機構及び角度検出器等が
不要で、かつ、スピンドル7の回転トルクを切換えるク
ラッチ等も不要であるので、装置の構造が簡単となり、
製作が容易となる。
【0063】また、スピンドル7に連結・分離自在な増
締め・緩め用レンチ8を、備えているので、小型のモー
タ46を用いて、ナット6をスムースに螺進退させること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】平面図である。
【図3】背面図である。
【図4】要部平面図である。
【図5】要部断面図である。
【図6】車輪脱着工程を説明する簡略図である。
【図7】車輪脱着工程を説明する簡略図である。
【図8】車輪脱着工程を説明する簡略図である。
【図9】車輪脱着工程を説明する簡略図である。
【図10】車輪脱着工程を説明する簡略図である。
【図11】車輪脱着工程を説明する簡略図である。
【図12】車輪脱着工程を説明する簡略図である。
【符号の説明】
2 タイヤ 3 車輪 4 台車 5 位置調整部材 6 ナット 7 スピンドル 8 レンチ 19 左右位置調整枠 20 車輪載置部材 21 前後位置調整枠 22 上下位置調整体 32 竪枠部 37 支持枠 38 回転位置調整板 45 車輪取付けボルト 46 モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行自在な台車4と、該台車4に左右移
    動自在に設けられた左右位置調整枠19と、竪枠部32を有
    すると共に該左右位置調整枠19に前後移動自在に設けら
    れた前後位置調整枠21と、該竪枠部32に上下移動自在に
    設けられた上下位置調整体22と、を備え、該上下位置調
    整体22に、車輪取付け用ナット6を螺進退させるスピン
    ドル7を、設けると共に、上記左右位置調整枠19に、上
    下に駆動されて車輪3のタイヤ2外周面に当接して該車
    輪3を受持する車輪載置部材20を、設けたことを特徴と
    する車輪脱着装置。
  2. 【請求項2】 上下位置調整体22が、前後位置調整枠21
    の竪枠部32に沿って上下動する支持枠37と、該支持枠37
    に回動自在に設けられると共にその回動軸心を中心とす
    る周方向に所定ピッチで複数のスピンドル7…を配設し
    た回転位置調整板38と、を備えている請求項1記載の車
    輪脱着装置。
  3. 【請求項3】 走行自在な台車4と、車輪3を保持する
    と共に該台車4に前後左右上下に移動自在に設けられた
    位置調整部材5と、を備え、車軸3の複数の車輪取付け
    ボルト45…に対応して周方向所定ピッチで配置されて車
    輪取付け用ナット6…を螺進退させる複数のスピンドル
    7…と、該スピンドル7を回転駆動させるモータ46と、
    を上記位置調整部材5に設け、上記スピンドル7に連結
    ・分離自在に連結されて増締め・緩め用トルクを伝達す
    るレンチ8を、備えたことを特徴とする車輪脱着装置。
JP32948494A 1994-12-02 1994-12-02 車輪脱着装置 Pending JPH08156505A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112208267A (zh) * 2020-09-23 2021-01-12 安徽鼎恒实业集团有限公司 一种快速拆卸待修复轨道车辆轮对的分解机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112208267A (zh) * 2020-09-23 2021-01-12 安徽鼎恒实业集团有限公司 一种快速拆卸待修复轨道车辆轮对的分解机
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