JPH08156068A - 材料供給装置 - Google Patents
材料供給装置Info
- Publication number
- JPH08156068A JPH08156068A JP7108831A JP10883195A JPH08156068A JP H08156068 A JPH08156068 A JP H08156068A JP 7108831 A JP7108831 A JP 7108831A JP 10883195 A JP10883195 A JP 10883195A JP H08156068 A JPH08156068 A JP H08156068A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- cylinder
- material supply
- slide
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ランナーの走行移動に伴うランナー,走行レー
ルの損傷を低減し、耐久性を高める。 【構成】箱形に形成され両側壁32,33に内側へ向け
て突出するフランジ34,35が設けられて折戸1が支
持される枠体2に配設された走行レール3と、走行レー
ル3に接触回転する回転輪44が設けられて折戸1に装
備されるランナー4とからなる。走行レール3はフラン
ジ34,35と底壁31との間にランナー4の回転輪4
4の収容空間36を備え、ランナー4は回転輪44を折
戸1側に引張付勢する弾性部材42を備え、走行レール
3の各フランジ34,35の内側面とランナー4の回転
輪44の端面との接触面積を両フランジ34,35側で
異ならせた。
ルの損傷を低減し、耐久性を高める。 【構成】箱形に形成され両側壁32,33に内側へ向け
て突出するフランジ34,35が設けられて折戸1が支
持される枠体2に配設された走行レール3と、走行レー
ル3に接触回転する回転輪44が設けられて折戸1に装
備されるランナー4とからなる。走行レール3はフラン
ジ34,35と底壁31との間にランナー4の回転輪4
4の収容空間36を備え、ランナー4は回転輪44を折
戸1側に引張付勢する弾性部材42を備え、走行レール
3の各フランジ34,35の内側面とランナー4の回転
輪44の端面との接触面積を両フランジ34,35側で
異ならせた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、材料供給装置に関す
る。さらに詳しくは、ホットメルト材等の低粘度の材料
を供給する押出型の材料供給装置の製造コスト,材料の
押出性能等に係る改良に関する。
る。さらに詳しくは、ホットメルト材等の低粘度の材料
を供給する押出型の材料供給装置の製造コスト,材料の
押出性能等に係る改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、材料供給装置としては、例えば、
特公昭52−44783号公報に記載のものが知られて
いる。
特公昭52−44783号公報に記載のものが知られて
いる。
【0003】この従来の材料供給装置は、先端に材料供
給口が設けられたシリンダの内部にスクリュが内装さ
れ、駆動部により回転駆動されたスクリュで材料をシリ
ンダ,スクリュの間隙からシリンダの材料供給口へ押出
すもので、低粘度のホットメルト材からなる材料に対し
てシリンダ,スクリュの径を2段形に形成する等により
スリップを防止している。
給口が設けられたシリンダの内部にスクリュが内装さ
れ、駆動部により回転駆動されたスクリュで材料をシリ
ンダ,スクリュの間隙からシリンダの材料供給口へ押出
すもので、低粘度のホットメルト材からなる材料に対し
てシリンダ,スクリュの径を2段形に形成する等により
スリップを防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の材料供給
装置では、全体の構造が複雑になるため、製造コストが
嵩むという問題点がある。さらに、材料が流動するシリ
ンダ,スクリュの間隙の経路が複雑化するため、間隙の
途中で材料が滞留しやすく押出性能が低いという問題点
がある。
装置では、全体の構造が複雑になるため、製造コストが
嵩むという問題点がある。さらに、材料が流動するシリ
ンダ,スクリュの間隙の経路が複雑化するため、間隙の
途中で材料が滞留しやすく押出性能が低いという問題点
がある。
【0005】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたもので、安価に製造することができ、材料の滞留
が生じない押出性能の高い材料供給装置を提供すること
を課題とする。
されたもので、安価に製造することができ、材料の滞留
が生じない押出性能の高い材料供給装置を提供すること
を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係る材料供給装置は、次のような手段を採
用する。
め、本発明に係る材料供給装置は、次のような手段を採
用する。
【0007】即ち、請求項1では、先端に材料供給口が
設けられたシリンダの内部にスクリュが内装され、駆動
部により回転駆動されたスクリュで材料をシリンダ,ス
クリュの間隙からシリンダの材料供給口へ押出す材料供
給装置において、スクリュと駆動部とは、スクリュの軸
方向への進退を可能にし、回転するスクリュを材料の圧
力に応動して後退させ、回転を停止したスクリュを材料
の圧力に抗して前進させるスライド連結機構を介して連
結されたことを特徴とする。
設けられたシリンダの内部にスクリュが内装され、駆動
部により回転駆動されたスクリュで材料をシリンダ,ス
クリュの間隙からシリンダの材料供給口へ押出す材料供
給装置において、スクリュと駆動部とは、スクリュの軸
方向への進退を可能にし、回転するスクリュを材料の圧
力に応動して後退させ、回転を停止したスクリュを材料
の圧力に抗して前進させるスライド連結機構を介して連
結されたことを特徴とする。
【0008】また、請求項2では、請求項1の材料供給
装置において、スライド連結機構は、スクリュ,駆動部
が非真円形の断面形状でスライド嵌合したスライド部
と、スクリュを先端側へ弾圧付勢するバネ材とからなる
ことを特徴とする。
装置において、スライド連結機構は、スクリュ,駆動部
が非真円形の断面形状でスライド嵌合したスライド部
と、スクリュを先端側へ弾圧付勢するバネ材とからなる
ことを特徴とする。
【0009】また、請求項3では、請求項1または2の
材料供給装置において、シリンダの先端部の内面とスク
リュの先端部とは、シリンダの材料供給口を開閉可能な
当接構造であることを特徴とする。
材料供給装置において、シリンダの先端部の内面とスク
リュの先端部とは、シリンダの材料供給口を開閉可能な
当接構造であることを特徴とする。
【0010】また、請求項4では、請求項1〜3のいず
れかの材料供給装置において、少なくともスクリュの先
端部をコニカル形にしたことを特徴とする。
れかの材料供給装置において、少なくともスクリュの先
端部をコニカル形にしたことを特徴とする。
【0011】
【作用】前述の手段によると、請求項1では、スクリュ
が回転して材料が混練されることにより、材料がシリン
ダ,スクリュの間隙を流動前進して圧力を高め、スクリ
ュを後退させ材料がシリンダの材料供給口から押出され
る。スクリュの回転が停止することにより、シリンダの
材料供給口から材料を押出しながらスクリュが前進復帰
する。シリンダ,スクリュには特別複雑な構成が設けら
れておらず、シリンダ,スクリュの間隙の経路が単純で
材料の滞留が生じない。
が回転して材料が混練されることにより、材料がシリン
ダ,スクリュの間隙を流動前進して圧力を高め、スクリ
ュを後退させ材料がシリンダの材料供給口から押出され
る。スクリュの回転が停止することにより、シリンダの
材料供給口から材料を押出しながらスクリュが前進復帰
する。シリンダ,スクリュには特別複雑な構成が設けら
れておらず、シリンダ,スクリュの間隙の経路が単純で
材料の滞留が生じない。
【0012】また、請求項2では、前述の請求項1の作
用において、スクリュを進退可能にするスライド連結機
構がスライド部,バネ材からなる簡素な機械的要素によ
り構成される。
用において、スクリュを進退可能にするスライド連結機
構がスライド部,バネ材からなる簡素な機械的要素によ
り構成される。
【0013】また、請求項3では、前述の請求項1,2
の作用において、シリンダの先端部の内面とスクリュの
先端部との当接,離脱により、シリンダの材料供給口が
開閉され材料の押出,遮断が行われる。
の作用において、シリンダの先端部の内面とスクリュの
先端部との当接,離脱により、シリンダの材料供給口が
開閉され材料の押出,遮断が行われる。
【0014】また、請求項4では、圧力作用面積の広い
スクリュのコニカル形部分に材料の圧力が作用する。
スクリュのコニカル形部分に材料の圧力が作用する。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る材料供給装置の実施例を
図面に基いて説明する。
図面に基いて説明する。
【0016】図1〜図5は、本発明に係る材料供給装置
の第1実施例を示すものである。
の第1実施例を示すものである。
【0017】この実施例では、ホットメルト材からなる
材料Pを供給するのに好適なものを示してある。
材料Pを供給するのに好適なものを示してある。
【0018】この実施例は、合成樹脂材の押出成形機の
基本構造を採用した縦型からなるもので、シリンダ1,
ヒータ2,ホッパ3,スクリュ4,駆動部5,スライド
連結機構6で構成されている。
基本構造を採用した縦型からなるもので、シリンダ1,
ヒータ2,ホッパ3,スクリュ4,駆動部5,スライド
連結機構6で構成されている。
【0019】シリンダ1は、前述の従来例のような2段
形ではなく同一径が連続する円筒形に形成されてなるも
ので、下端(先端)に溶融された材料Pが押出されるノ
ズル形の材料供給口11が設けられ、上端(後端)がそ
のまま粒状等の材料Pの投入口12となっている。この
シリンダ1の下端部の内面13は、材料供給口11へ向
けて下降傾斜したコニカル形に形成されている。
形ではなく同一径が連続する円筒形に形成されてなるも
ので、下端(先端)に溶融された材料Pが押出されるノ
ズル形の材料供給口11が設けられ、上端(後端)がそ
のまま粒状等の材料Pの投入口12となっている。この
シリンダ1の下端部の内面13は、材料供給口11へ向
けて下降傾斜したコニカル形に形成されている。
【0020】ヒータ2は、バンド形からなるもので、シ
リンダ1の外周面14を包むように取付けられている。
このヒータ2は、シリンダ1を介してシリンダ1,スク
リュの間隙Sにある材料Pを加熱溶融する。
リンダ1の外周面14を包むように取付けられている。
このヒータ2は、シリンダ1を介してシリンダ1,スク
リュの間隙Sにある材料Pを加熱溶融する。
【0021】ホッパ3は、上方へ向けて広がる錐形に形
成されたもので、シリンダ1の投入口12に接続されて
いる。このホッパ3は、粒状等の材料Pを堆積貯留して
シリンダ1の投入口12に徐々に落込む。
成されたもので、シリンダ1の投入口12に接続されて
いる。このホッパ3は、粒状等の材料Pを堆積貯留して
シリンダ1の投入口12に徐々に落込む。
【0022】スクリュ4は、軸部41と、軸部41の周
面に設けられたスパイラル溝部42からなる。このスク
リュ4は、前記間隙Sを介してシリンダ1の内部に軸方
向へ進退可能に内装され、駆動部5によって回転駆動さ
れる。スクリュ4の回転は、間隙Sにある粒状の材料P
を混練しヒータ2の加熱をも利用して溶融可塑化し、溶
融可塑化した材料Pをシリンダ1の材料供給口11へ送
出す。また、スクリュ4の軸部41の下端部(先端部)
43は、シリンダ1の下端部の内面13に対応したコニ
カル形に形成されている。
面に設けられたスパイラル溝部42からなる。このスク
リュ4は、前記間隙Sを介してシリンダ1の内部に軸方
向へ進退可能に内装され、駆動部5によって回転駆動さ
れる。スクリュ4の回転は、間隙Sにある粒状の材料P
を混練しヒータ2の加熱をも利用して溶融可塑化し、溶
融可塑化した材料Pをシリンダ1の材料供給口11へ送
出す。また、スクリュ4の軸部41の下端部(先端部)
43は、シリンダ1の下端部の内面13に対応したコニ
カル形に形成されている。
【0023】駆動部5は、電動モータ51と、電動モー
タ51に連結したモータ軸52とからなる。この駆動部
5は、スクリュ4の軸部41と同軸線上に配置され、モ
ータ軸52がスライド連結機構6を介してスクリュ4の
軸部41に連結される。
タ51に連結したモータ軸52とからなる。この駆動部
5は、スクリュ4の軸部41と同軸線上に配置され、モ
ータ軸52がスライド連結機構6を介してスクリュ4の
軸部41に連結される。
【0024】スライド連結機構6は、いわゆるDカット
構造のスライド部61と、コイルスプリングのバネ材6
2とからなる。スライド部61は、図2,図3に詳細に
示されるように、スクリュ4の軸部41の上端部(後端
部)44付近に断面形状がD字形に形成され軸部41の
軸方向へ延びたスライド溝611と、スクリュ4の軸部
41の上端部44にスライド溝611に隣接して設けら
れた抜止フランジ612と、駆動部5のモータ軸52の
下端部に固定され内部を抜止フランジ612がスライド
するのを許容するスリーブ袋形のナット613と、ナッ
ト613に切抜き形成されスライド溝611に嵌合する
断面形状がD字形のナット孔614とからなる。なお、
バネ材62は、スライド部61のナット613の内部に
収容され抜止フランジ612を弾圧している。
構造のスライド部61と、コイルスプリングのバネ材6
2とからなる。スライド部61は、図2,図3に詳細に
示されるように、スクリュ4の軸部41の上端部(後端
部)44付近に断面形状がD字形に形成され軸部41の
軸方向へ延びたスライド溝611と、スクリュ4の軸部
41の上端部44にスライド溝611に隣接して設けら
れた抜止フランジ612と、駆動部5のモータ軸52の
下端部に固定され内部を抜止フランジ612がスライド
するのを許容するスリーブ袋形のナット613と、ナッ
ト613に切抜き形成されスライド溝611に嵌合する
断面形状がD字形のナット孔614とからなる。なお、
バネ材62は、スライド部61のナット613の内部に
収容され抜止フランジ612を弾圧している。
【0025】カバー7は、筒形に形成されてスライド連
結機構6のスライド部61のナット613に固定され、
スクリュ4の上端部に遊嵌合している。従って、スライ
ド連結機構6のスライド部61のスライド溝611,ナ
ット孔614がカバーに覆われている。
結機構6のスライド部61のナット613に固定され、
スクリュ4の上端部に遊嵌合している。従って、スライ
ド連結機構6のスライド部61のスライド溝611,ナ
ット孔614がカバーに覆われている。
【0026】この実施例によると、シリンダ1,スクリ
ュ4の構造が従来の一般的な合成樹脂材の押出成形機と
殆ど変わるところがなく、全体構造が従来の一般的な合
成樹脂材の押出成形機にスライド連結機構6を付設した
ような構成となっている。また、スライド連結機構6
は、簡単な加工,組付工作で付設できる簡素な構造の機
械的要素からなる。従って、安価に製造することがで
き、既存の合成樹脂材の押出成形機について簡単に改造
実施するもことができる。
ュ4の構造が従来の一般的な合成樹脂材の押出成形機と
殆ど変わるところがなく、全体構造が従来の一般的な合
成樹脂材の押出成形機にスライド連結機構6を付設した
ような構成となっている。また、スライド連結機構6
は、簡単な加工,組付工作で付設できる簡素な構造の機
械的要素からなる。従って、安価に製造することがで
き、既存の合成樹脂材の押出成形機について簡単に改造
実施するもことができる。
【0027】また、この実施例を使用するに、駆動部5
の電動モータ51を回転させると、駆動部5モータ軸5
2が回転してスライド連結機構6のスライド部61のナ
ット613が回転される。スライド連結機構6のスライ
ド部61のナット613の回転は、ナット孔614で嵌
合しているスライド連結機構6のスライド部61のスラ
イド溝611の回転をもたらし、スクリュ4の軸部41
を回転させる。
の電動モータ51を回転させると、駆動部5モータ軸5
2が回転してスライド連結機構6のスライド部61のナ
ット613が回転される。スライド連結機構6のスライ
ド部61のナット613の回転は、ナット孔614で嵌
合しているスライド連結機構6のスライド部61のスラ
イド溝611の回転をもたらし、スクリュ4の軸部41
を回転させる。
【0028】スクリュ4の軸部41が回転すると、間隙
Sにある材料Pが混練されることになる。このとき、ヒ
ータ2によって材料Pが高温に加熱される。この混練,
加熱された材料Pは、スクリュ4のスパイラル溝部42
に案内されて間隙Sを流動前進して溶融可塑化される。
Sにある材料Pが混練されることになる。このとき、ヒ
ータ2によって材料Pが高温に加熱される。この混練,
加熱された材料Pは、スクリュ4のスパイラル溝部42
に案内されて間隙Sを流動前進して溶融可塑化される。
【0029】溶融可塑化した材料Pは、間隙Sの内部で
圧力を高めて、スクリュ2を後退(上昇)させる。即
ち、スライド連結機構6のスライド部61のスライド溝
611がナット孔614によるナット613との嵌合状
態のままバネ材2に抗して後退する。このとき、スクリ
ュ4の下端部43がコニカル形で材料Pの圧力が作用す
る面積が大きくなっているため、スクリュ4の後退の応
動性が良好である。
圧力を高めて、スクリュ2を後退(上昇)させる。即
ち、スライド連結機構6のスライド部61のスライド溝
611がナット孔614によるナット613との嵌合状
態のままバネ材2に抗して後退する。このとき、スクリ
ュ4の下端部43がコニカル形で材料Pの圧力が作用す
る面積が大きくなっているため、スクリュ4の後退の応
動性が良好である。
【0030】この結果、図5に示すように、シリンダ1
の下端部の内面13に当接しているスクリュ4の下端部
43が離脱して、シリンダ1の材料供給口11が開放さ
れて材料Pが押出されることになる。
の下端部の内面13に当接しているスクリュ4の下端部
43が離脱して、シリンダ1の材料供給口11が開放さ
れて材料Pが押出されることになる。
【0031】この間の材料Pの流動では、シリンダ1,
スクリュ2の構造が簡素で間隙Sの経路の単純であるた
め、滞留が形成されることなく円滑に前進する。従っ
て、かなり高温で溶融されるホットメルト材からなる材
料Pの加熱時間が延長されて熱劣化してしまうことはな
い。
スクリュ2の構造が簡素で間隙Sの経路の単純であるた
め、滞留が形成されることなく円滑に前進する。従っ
て、かなり高温で溶融されるホットメルト材からなる材
料Pの加熱時間が延長されて熱劣化してしまうことはな
い。
【0032】なお、材料Pの押出しを停止するには、駆
動部5の電動モータ51の回転を停止させる。
動部5の電動モータ51の回転を停止させる。
【0033】駆動部5の電動モータ51の回転が停止す
ると、スクリュ4による材料Pの加圧が停止されること
になり、スクリュ4が前進復帰する。即ち、スライド連
結機構6のバネ材2にスライド連結機構6のスライド部
61の抜止フランジ612がが弾圧されて、スライド連
結機構6のスライド部61のスライド溝611がナット
孔614によるナット613との嵌合状態のまま前進す
る。
ると、スクリュ4による材料Pの加圧が停止されること
になり、スクリュ4が前進復帰する。即ち、スライド連
結機構6のバネ材2にスライド連結機構6のスライド部
61の抜止フランジ612がが弾圧されて、スライド連
結機構6のスライド部61のスライド溝611がナット
孔614によるナット613との嵌合状態のまま前進す
る。
【0034】この結果、前進するスクリュ4の下端部4
3がシリンダ1の材料供給口11付近に残っている材料
Pを押出してシリンダ1の下端部の内面13に当接し、
シリンダ1の材料供給口11を閉鎖することになる。シ
リンダ1の材料供給口11が閉鎖されると、図4に示す
ように、材料Pの押出しが完全に停止され漏れも生じな
い。従って、スクリュ4の進退によるシリンダ1の材料
供給口11の開閉により、押出される材料Pを定量化す
ることができる。
3がシリンダ1の材料供給口11付近に残っている材料
Pを押出してシリンダ1の下端部の内面13に当接し、
シリンダ1の材料供給口11を閉鎖することになる。シ
リンダ1の材料供給口11が閉鎖されると、図4に示す
ように、材料Pの押出しが完全に停止され漏れも生じな
い。従って、スクリュ4の進退によるシリンダ1の材料
供給口11の開閉により、押出される材料Pを定量化す
ることができる。
【0035】前述したスクリュ4の後退では、スクリュ
4の上端部に付着した材料Pがカバー7によって除去さ
れるため、材料Pがスライド連結機構6のスライド部6
1のナット孔614からナット613の内部に侵入する
ことがない。従って、スクリュ4の進退が円滑に継続さ
れる。
4の上端部に付着した材料Pがカバー7によって除去さ
れるため、材料Pがスライド連結機構6のスライド部6
1のナット孔614からナット613の内部に侵入する
ことがない。従って、スクリュ4の進退が円滑に継続さ
れる。
【0036】なお、全体構造が縦型であるため、前述の
スクリュ4の進退等に重力を作用させることができ各部
の動作が円滑になる。
スクリュ4の進退等に重力を作用させることができ各部
の動作が円滑になる。
【0037】図6は、本発明に係る材料供給装置の第2
実施例を示すものである。
実施例を示すものである。
【0038】この実施例では、前述の第1実施例のホッ
パ3の外部にもヒータ2を取付けてある。
パ3の外部にもヒータ2を取付けてある。
【0039】この実施例によると、ホッパ3に投入され
た材料Pを直ちに溶融させることができるため、材料P
を加熱混練するシリンダ1,スクリュ4の軸長Lを短く
しても材料Pを所定の可塑化溶融状態にすることができ
る。このため、装置全体の小型が可能になる。また、ホ
ッパ3にある材料Pが溶融されるため、ホッパ3からシ
リンダ1の材料供給口11間で連続する材料Pの流動性
に差がなくなる。このため、前述した駆動部51のモー
タ51の回転の停止に伴うスクリュ4の前進が円滑に奏
され、材料Pの供給の定量性の精度が高くなるが
た材料Pを直ちに溶融させることができるため、材料P
を加熱混練するシリンダ1,スクリュ4の軸長Lを短く
しても材料Pを所定の可塑化溶融状態にすることができ
る。このため、装置全体の小型が可能になる。また、ホ
ッパ3にある材料Pが溶融されるため、ホッパ3からシ
リンダ1の材料供給口11間で連続する材料Pの流動性
に差がなくなる。このため、前述した駆動部51のモー
タ51の回転の停止に伴うスクリュ4の前進が円滑に奏
され、材料Pの供給の定量性の精度が高くなるが
【0040】なお、この実施例では、ホッパ3に対して
溶融された材料Pを供給すれば、前述の作用,効果がさ
らに促進されることになる。また、スクリュ4の進退に
より材料Pを供給,停止する場合に加えて、別個に開閉
弁を設けて材料Pの供給,停止を制御することもでき
る。
溶融された材料Pを供給すれば、前述の作用,効果がさ
らに促進されることになる。また、スクリュ4の進退に
より材料Pを供給,停止する場合に加えて、別個に開閉
弁を設けて材料Pの供給,停止を制御することもでき
る。
【0041】図7は、本発明に係る材料供給装置の第3
実施例を示すものである。
実施例を示すものである。
【0042】この実施例では、シリンダ1の下端部の内
面13とスクリュ4の下端部43とのコニカル形の軸長
を長くしてある。そして、スクリュ4のスパイラル溝部
42を除去してシリンダ1の内面に螺旋溝15を刻設す
ることにより、前記間隙Sを構成している。また、シリ
ンダ1の投入口12がシリンダの1の側面に窓形に2個
開口され、ホッパ3が除去されている。
面13とスクリュ4の下端部43とのコニカル形の軸長
を長くしてある。そして、スクリュ4のスパイラル溝部
42を除去してシリンダ1の内面に螺旋溝15を刻設す
ることにより、前記間隙Sを構成している。また、シリ
ンダ1の投入口12がシリンダの1の側面に窓形に2個
開口され、ホッパ3が除去されている。
【0043】この実施例によると、スクリュ4の下端部
43のコニカル形部分で材料Pが可塑化され、材料Pに
高トルクが加えられるため、材料Pの可塑化精度が高ま
る。また、材料Pの圧力が作用するスクリュ4の下端部
43のコニカル形の面積が大きくなっているため、スク
リュ4の後退の応動性がより良好になる。
43のコニカル形部分で材料Pが可塑化され、材料Pに
高トルクが加えられるため、材料Pの可塑化精度が高ま
る。また、材料Pの圧力が作用するスクリュ4の下端部
43のコニカル形の面積が大きくなっているため、スク
リュ4の後退の応動性がより良好になる。
【0044】さらに、この実施例によると、シリンダ1
の螺旋溝15により、紐状等の連続体形の材料Pを巻取
るようにして間隙Sに導入することができる。また、シ
リンダ1の投入口12が2個開口されているため、2種
類の材料Pを同時に間隙Sに導入することもできる。
の螺旋溝15により、紐状等の連続体形の材料Pを巻取
るようにして間隙Sに導入することができる。また、シ
リンダ1の投入口12が2個開口されているため、2種
類の材料Pを同時に間隙Sに導入することもできる。
【0045】以上、図示した実施例の外に、スクリュ4
を水平方向に進退させる横型の実施例とすることも可能
である。
を水平方向に進退させる横型の実施例とすることも可能
である。
【0046】さらに、材料Pの材質に対応して、ヒータ
2を省略したりその他の付属機構を付設したりする実施
例とすることも可能である。
2を省略したりその他の付属機構を付設したりする実施
例とすることも可能である。
【0047】さらに、スライド連結機構6の嵌合構造を
D字形以外の実施例とすることも可能である。
D字形以外の実施例とすることも可能である。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明に係る材料供給装置
は、各請求項共通として、シリンダ,スクリュ等の構造
が従来の一般的な合成樹脂材の押出成形機と殆ど変わる
ところがなく、全体構造が簡素であるため、安価に製造
することができる効果がある。
は、各請求項共通として、シリンダ,スクリュ等の構造
が従来の一般的な合成樹脂材の押出成形機と殆ど変わる
ところがなく、全体構造が簡素であるため、安価に製造
することができる効果がある。
【0049】さらに、各請求項共通として、材料が流動
する間隙の経路が単純であるため、流動する材料に滞留
が生じない効果がある。
する間隙の経路が単純であるため、流動する材料に滞留
が生じない効果がある。
【0050】さらに、請求項2のみとして、従来の一般
的な合成樹脂材の押出成形機には備えられていないスラ
イド連結機構が簡素な構造の機械的要素のみからなるた
め、既存品を簡単に改造実施することができる効果があ
る。
的な合成樹脂材の押出成形機には備えられていないスラ
イド連結機構が簡素な構造の機械的要素のみからなるた
め、既存品を簡単に改造実施することができる効果があ
る。
【0051】さらに、請求項3のみとして、シリンダの
材料供給口を開閉して材料の押出し,遮断を行うことが
できるため、押出される材料を定量化することができる
効果がある。
材料供給口を開閉して材料の押出し,遮断を行うことが
できるため、押出される材料を定量化することができる
効果がある。
【0052】さらに、請求項4のみとして、スクリュの
コニカル部分に材料の圧力が作用するため、スクリュの
後退の応動性が良好になる効果がある。
コニカル部分に材料の圧力が作用するため、スクリュの
後退の応動性が良好になる効果がある。
【図1】本発明に係る材料供給装置の第1実施例を示す
正面断面図である。
正面断面図である。
【図2】図1のX−X線拡大断面図である。
【図3】図1のY−Y線拡大断面図である。
【図4】図1の動作を示す要部拡大図である。
【図5】図1の他の動作を示す要部拡大図である。
【図6】本発明に係る材料供給装置の第2実施例を示す
正面断面図である。
正面断面図である。
【図7】本発明に係る材料供給装置の第3実施例を示す
正面断面図である。
正面断面図である。
1 シリンダ 11 材料供給口 13 内面 4 スクリュ 43 先端部(下端部) 5 駆動部 6 スライド連結機構 61 スライド部 62 バネ材 S 間隙 P 材料
Claims (4)
- 【請求項1】 先端に材料供給口が設けられたシリンダ
の内部にスクリュが内装され、駆動部により回転駆動さ
れたスクリュで材料をシリンダ,スクリュの間隙からシ
リンダの材料供給口へ押出す材料供給装置において、ス
クリュと駆動部とは、スクリュの軸方向への進退を可能
にし、回転するスクリュを材料の圧力に応動して後退さ
せ、回転を停止したスクリュを材料の圧力に抗して前進
させるスライド連結機構を介して連結されたことを特徴
とする材料供給装置。 - 【請求項2】 請求項1の材料供給装置において、スラ
イド連結機構は、スクリュ,駆動部が非真円形の断面形
状でスライド嵌合したスライド部と、スクリュを先端側
へ弾圧付勢するバネ材とからなることを特徴とする材料
供給装置。 - 【請求項3】 請求項1または2の材料供給装置におい
て、シリンダの先端部の内面とスクリュの先端部とは、
シリンダの材料供給口を開閉可能な当接構造であること
を特徴とする材料供給装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの材料供給装置
において、少なくともスクリュの先端部をコニカル形に
したことを特徴とする材料供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7108831A JPH08156068A (ja) | 1994-10-05 | 1995-05-02 | 材料供給装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24096594 | 1994-10-05 | ||
JP6-240965 | 1994-10-05 | ||
JP7108831A JPH08156068A (ja) | 1994-10-05 | 1995-05-02 | 材料供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08156068A true JPH08156068A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=26448644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7108831A Withdrawn JPH08156068A (ja) | 1994-10-05 | 1995-05-02 | 材料供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08156068A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007289711A (ja) * | 2006-04-25 | 2007-11-08 | Acushnet Co | ゴルフボール部品の注型技術 |
JP2008043844A (ja) * | 2006-08-11 | 2008-02-28 | Imoto Seisakusho:Kk | 成形装置 |
CN102336011A (zh) * | 2011-07-22 | 2012-02-01 | 苏州天加新材料有限公司 | 粉料输送机构 |
CN116039040A (zh) * | 2022-12-29 | 2023-05-02 | 金华小飞鱼玩具股份有限公司 | 一种塑料制品的挤压成型设备及其成型工艺 |
-
1995
- 1995-05-02 JP JP7108831A patent/JPH08156068A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007289711A (ja) * | 2006-04-25 | 2007-11-08 | Acushnet Co | ゴルフボール部品の注型技術 |
JP2008043844A (ja) * | 2006-08-11 | 2008-02-28 | Imoto Seisakusho:Kk | 成形装置 |
CN102336011A (zh) * | 2011-07-22 | 2012-02-01 | 苏州天加新材料有限公司 | 粉料输送机构 |
CN116039040A (zh) * | 2022-12-29 | 2023-05-02 | 金华小飞鱼玩具股份有限公司 | 一种塑料制品的挤压成型设备及其成型工艺 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107206652B (zh) | 用于注射成型系统的喷嘴截止器 | |
US2629132A (en) | Molding apparatus | |
US5861182A (en) | Preplasticizing injection apparatus | |
EP2110223A1 (en) | Screw and injection apparatus | |
JP2007001268A (ja) | プリプラ式射出成形装置 | |
JPH01291916A (ja) | プラスチックの射出成形機又は押出し成形機におけるスクリューの密閉手段 | |
JPH08156068A (ja) | 材料供給装置 | |
JPH08156070A (ja) | 材料供給装置 | |
JPH0525650B2 (ja) | ||
JP2018079689A (ja) | 射出成形機 | |
US5044926A (en) | Anti-backflow valve for injection molding machines | |
EP4126505A1 (en) | Pellet extruder for 3d printing | |
JPH0397518A (ja) | スクリュープリプラ式射出成形機 | |
JP2782419B2 (ja) | プリプラ式射出装置における逆流防止方法 | |
CN211993880U (zh) | 材料供应装置、注射成型装置以及三维造型装置 | |
JP3173359B2 (ja) | スクリュプリプラ式射出装置における操作方法 | |
JP2006341527A (ja) | オンラインブレンド型射出成形機 | |
CN110253817B (zh) | 塑料挤出机 | |
JP2010280128A (ja) | 混練装置および成形機 | |
US3301933A (en) | Elastic melt extruder | |
JP3483748B2 (ja) | プリプラ式射出装置 | |
JP3089204B2 (ja) | スクリュ式射出成形装置 | |
JP2019155829A (ja) | 熱硬化性樹脂材料用のスクリュ、射出成形機および成形システム | |
JP2981397B2 (ja) | 樹脂成形装置の樹脂焼け防止方法 | |
JPH07164494A (ja) | 射出成形機の可塑化・射出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020702 |