JPH08155666A - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

Info

Publication number
JPH08155666A
JPH08155666A JP6301064A JP30106494A JPH08155666A JP H08155666 A JPH08155666 A JP H08155666A JP 6301064 A JP6301064 A JP 6301064A JP 30106494 A JP30106494 A JP 30106494A JP H08155666 A JPH08155666 A JP H08155666A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser beam
phase
optical system
phase shift
laser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6301064A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromoto Ichihashi
宏基 市橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6301064A priority Critical patent/JPH08155666A/ja
Publication of JPH08155666A publication Critical patent/JPH08155666A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザビームで穴加工、切断等を行うレーザ
加工装置に関し、レーザビームをよりシャープに集光し
ながら、加工速度が早く、加工特性のよいレーザ加工装
置を得ることを目的とする。 【構成】 マルチモードレーザビーム9を発振するレー
ザ発振器1〜7と、マルチモードレーザビーム9を被加
工物14上に集光する集光光学系10〜12とを有する
レーザ加工装置であって、集光光学系10〜12は、マ
ルチモードレーザビーム9の光波面の位相を、位相をシ
フトしない場合に比較して、マルチモードレーザビーム
9の強度分布のピーク値を増大させかつ被加工物14上
の集光直径を減少させるように、部分的にシフトする位
相シフト手段11を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マルチモードレーザ
ビームで、穴加工、切断を行うレーザ加工装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のレーザ加工装置について説
明をする。
【0003】図13は、従来のレーザ加工装置の概念図
である。図13において、101は凹面状の全反射ミラ
ー、102は全反射ミラー101に対向配置された凹面
状の部分反射ミラー、103は部分反射ミラー102に
施された部分反射膜、104は部分反射ミラー102に
施された無反射膜、105はレーザ媒質であり、例えば
CO2レーザなどのガスレーザの場合は、放電などで励
起されるガス媒質であり、YAGなどの固体レーザの場
合は、フラッシュランプ等により励起される固体媒質で
ある。
【0004】次に、106はレーザビーム径を制御する
アパーチャ、107は周囲を覆う箱体、108はミラー
101、102より構成される安定型共振器の内部に発
生するレーザビーム、109は部分反射ミラー102よ
り外部へ取り出されるレーザビーム、110は集光レン
ズ、111は集光光学系110に施された無反射膜、1
12は集光光学系110より集光された集束ビーム、1
13は被被加工物である。
【0005】次に動作について説明する。ミラー10
1、102は安定型共振器を構成しているから、レーザ
ビーム109は、ミラー101、102を往復するうち
にレーザ媒質105により増幅されると共に、レーザビ
ーム108の一部が部分反射膜103及び無反射膜10
4の施されたミラー102を介して外部へ取り出され
る。
【0006】ここで、アパーチャ106は、共振器内に
発生するレーザビーム108の径を調節しながらモード
次数をも制御し、所定のモードのレーザビーム109を
得るものである。
【0007】そして、外部に取り出されたレーザビーム
109は、集光レンズ110を通過することにより集束
ビーム112となり、鉄板などの被加工物の切断、穴明
け、溶接などの加工を行う。
【0008】さて、安定型共振器を用いたレーザ発振器
から発振されるレーザビームの内、加工の際、切断によ
く用いられるものに最低次モード、即ちTEM00モー
ドのレーザビームがある。
【0009】このTEM00のレーザビームの強度分布
は、ガウス分布をなし、レーザビームの光波面の位相分
布は、ほぼ等位相であり、このレーザビームは集光レン
ズなどで集光すると良好な集光性を有する。
【0010】このようなTEM00モードのレーザビー
ムを発生させるには、安定型共振器内に設置されたアパ
ーチャ106により、レーザビーム径の広がりを制限す
ればよい。
【0011】一方で、アパーチャの径を大きくすると高
いレーザ出力が得られるが、マルチモードのレーザビー
ムが発生することになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上より、アパーチャ
106でモード選択を行った場合には、集光性のよいT
EM00モードのレーザビームを得ようとすると大出力
のレーザビームが得られず、加工時間が増加してしまう
という課題がある。
【0013】一方で、大出力のレーザビームを得るため
にアパーチャ径を大きくしてマルチモードのレーザビー
ムで加工を行った場合には、レーザビームがマルチモー
ドである故に集光性が悪く、結果として加工時間が増加
するという課題が生じる。
【0014】本発明は上記のような問題を解決するため
になされたものであり、大出力のレーザビームをよりシ
ャープに集光することができるレーザ加工装置を実現す
ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、マルチモードレーザビームを発振するレー
ザ発振器と、前記マルチモードレーザビームを被加工物
上に集光する集光光学系とを有するレーザ加工装置であ
って、前記集光光学系は前記マルチモードレーザビーム
の光波面の位相を部分的にシフトする位相シフト手段を
有し、前記位相シフト手段は、前記マルチモードレーザ
ビームの位相をシフトしない場合に比較して、前記マル
チモードレーザビームの強度分布のピーク値を増大させ
かつ前記被加工物上の集光直径を減少させるレーザ加工
装置である。
【0016】このとき、位相シフト手段が、マルチモー
ドレーザビームの光軸に対し垂直な方向に延在する前記
光軸を中心とした円状に形成された光学部材であっても
よいし、マルチモードレーザビームの光軸に対し垂直な
方向に延在する前記光軸を中心とした円環状に形成され
た光学部材であってもよい。
【0017】又、集光光学系が、マルチモードレーザビ
ームを被加工物上に集光する集光レンズを有し、位相シ
フトする光学部材が、前記集光レンズと一体に形成され
ていることが好適である。
【0018】又、位相シフト部材の位相シフト量は、9
0度又は180度であってもよい。
【0019】
【作用】上記構成によって、本発明は、マルチモードレ
ーザビームの光波面の位相を部分的に反転または90度
シフトし、集光面でのレーザビームの強度分布のピーク
値を増大しながら集光径を減少させる。
【0020】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について、図
面を参照しながら説明する。
【0021】図1は、本発明の実施例におけるレーザ加
工装置の概念図である。図1において、1は凹面状の全
反射ミラー、2は全反射ミラー1に対向配置された凹面
状の部分反射ミラー、3は部分反射ミラー2に施された
部分反射膜、4は部分反射ミラー2に施された無反射
膜、5はレーザ媒質で例えばCO2レーザなどのガスレ
ーザの場合は、放電などで励起されるガス媒質であり、
またYAGなどの固体レーザの場合は、フラッシュラン
プ等により励起される固体媒質であるが、本実施例で
は、CO2レーザのレーザ媒質を代表的に用いた。
【0022】そして、6はレーザビーム径を制御するア
パーチャ、7は周囲を覆う箱体で以上がレーザ発振器を
構成する。
【0023】ついで、8はミラー1、2より構成される
安定型共振器の内部に発生するCO 2レーザビーム、9
は部分反射ミラー2より外部へ取り出されるCO2レー
ザビーム、10は集光レンズ、11は集光レンズ10に
付加されそこに入射するレーザビームの一部の位相を1
80度シフトさせるシフト部材、12は集光レンズ10
と位相シフト部材11に施された無反射膜であり、集光
レンズ10、位相シフト部材11及び無反射膜12がレ
ーザビームの一部の位相をシフトさせる機能をもった集
光光学系を構成する。
【0024】そして、13は集光光学系で集光された集
束ビーム、14は被加工物である。なお、集光レンズ1
0も材質は、例えば無反射膜を施したZnSe等のCO
2レーザを透過させる材質とすればよく、位相シフト部
材11の材質は、同様の材質とし、例えば蒸着、ICB
(イオンクラスタビーム)コーテイングなどの方法で容
易にかつ安価な方法で製作できるものである。
【0025】次に動作について説明する。ミラー1、2
は安定型共振器を構成しているから、レーザビーム8
は、ミラー1、2を往復するうちにレーザ媒質5により
増幅されると共に、CO2レーザビーム8の一部が、部
分反射ミラー2を介して外部へ取り出される。
【0026】ここで、アパーチャ6は、共振器内に発生
するCO2レーザビーム8のモード次数を制御するが、
本実施例においては、大出力レーザビームを得るため
に、そのアパーチャ径は、マルチモードレーザビームを
得るように設定される。そして、そのレーザビームのモ
ード比は、TEM00:TEM10:TEM01=1.
0:1.5:2.5と設定した。
【0027】そして、外部に取り出されたCO2レーザ
ビーム9は、集光光学系を通過することにより集束ビー
ム13となり、被加工物14の表面に集光され鉄板など
の被加工物の加工、つまり切断、穴明け、溶接などを効
率よく行う。
【0028】図2(a)は、集光光学系上でのCO2
ーザビームの強度分布を示すもので、横軸は光軸からの
距離を示し、縦軸は強度である。
【0029】ビーム径は、集光光学系上でのスポットサ
イズを1.0に正規化し、集光光学系(集光レンズ1
0)の焦点距離は、正規化された値で9.62である。
【0030】また、図2(b)は、集光光レンズ10及
び位相シフト部材11をレーザビーム9の光軸方向のレ
ーザ発振器側からみた図を示し、図2(c)は図2
(b)における中心部の断面の構成を示した断面図であ
る。
【0031】図2(b)、(c)中、斜線部が位相シフ
ト部材11であり、本実施例では、図2(b)に示され
るように集光レンズ10の中心部に設置され、円形状
で、その半径は正規化された値で0.38とした。
【0032】また、図2(c)において示されるよう
に、集光レンズ10と位相シフト部材11の前側面(レ
ーザ発振器側面)の曲率は等しく設定された球状とし、
位相シフト部材11の厚さdは、レーザビームの位相を
180度シフトさせるように以下の(数1)で与えられ
る。
【0033】
【数1】
【0034】また、図2(d)は、集束ビーム13の集
光光学系を通過直後の位相分布を示すもので、縦軸は位
相を示し、横軸は集光光学系通過直後の波面の曲率にそ
った距離である。
【0035】図2(d)において、レーザビーム9の
内、位相シフト部材11を通過した部分の位相は180
度シフトされている。
【0036】以上のような光学系を用いてレーザビーム
9を集光した場合、強度分布は図3のようになる。
【0037】具体的には、図3は、本実施例の集光レン
ズ10及び位相シフト部材11を用いた場合と、比較の
ための集光レンズ10と焦点距離が同じで位相シフト部
材がない場合のCO2レーザビーム9の集光面での強度
分布である。
【0038】図3において、横軸は光軸位置からの距
離、縦軸は強度を示し、横軸のスケールは、集光レンズ
10と焦点距離が同じで位相シフト機能がない光学系で
集光した像面強度分布のスポットサイズを1に規格化し
てある。
【0039】そして、本実施例における強度分布を実線
aとし、集光光学系10と同じ焦点距離で位相シフト部
材を有さない光学系を用いた場合の強度分布を点線bで
示してあり、実線a、点線bの強度分布曲線の中に含ま
れるエネルギーは等しい。
【0040】ここで、被加工物14の加工の閾値(Th
reshold)は、材質によって異なるので、ここで
は強度が点線bの強度分布のピーク値の0.135倍に
なるところを被加工物14の加工の閾値と設定して、実
線cで表した。
【0041】つまり、図3において、実線cより内側の
強度分布の幅が、実際の加工の際の集光直径に相当する
ことになる。
【0042】なお、本実施例では、この集光直径はスポ
ットサイズに一致するとした。図3を参照すると理解で
きるように、位相シフト機能を搭載した集光光学系を用
い集光した方が、加工の際の集光直径が約22%小さく
なる。更に、強度分布のピーク値が高いのでエネルギー
密度も大きい。
【0043】よって、穴明け切断などの加工において、
この位相シフト機能をもつ光学系を用いるとことによ
り、通常の集光光学系に比べて加工速度が大幅に早くな
り、加工特性自体も向上することになる。
【0044】以上のように、本実施例によれば、レーザ
加工装置にCO2レーザビーム9の位相を部分的に18
0度シフトさせて集光する光学系を用いることにより、
マルチモードレーザビームを用いた加工の際において、
集光径を小さくかつ高エネルギー密度とすることがで
き、その結果加工速度が早くなり、加工特性も向上する
ことがわかる。
【0045】なお、本実施例では、レーザビームは、モ
ード含有率TEM00:TEM10:TEM01=1.
0:1.5:2.5のマルチモードレーザビームを用い
たが、異なるモード含有率のレーザビームに対しても同
様の構成で、同等の効果があることはもちろんであり、
用いるマルチモードのレーザビームのモードと被加工物
の種類や、必要な加工の種類に応じて、位相シフト機能
を対応して設定すればよい。
【0046】そして、本実施例中においては、レーザビ
ームとしてCO2レーザビームを用いて、代表的に説明
したが、加工の用途などに応じ、YAGレーザ、ルビー
レーザ等のその他のレーザを用いることも可能である。
【0047】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について、図面を参照しながら説明する。
【0048】図4は、本発明の第2の実施例におけるレ
ーザ加工装置の概念図である。図4において、21は凹
面状の全反射ミラー、22は全反射ミラー21に対向配
置された凹面状の部分反射ミラー、23は部分反射ミラ
ー22に施された部分反射膜、24は部分反射ミラー2
2に施された無反射膜、25は代表的に示したCO2
ーザ媒質、26はレーザビーム径を制御するアパーチ
ャ、27は周囲を覆う箱体で以上がレーザ発振器を構成
する。
【0049】ついで、28はミラー1、2より構成され
る安定型共振器の内部に発生するCO2レーザビーム、
29は部分反射ミラー2より外部へ取り出されるCO2
レーザビーム、30は集光レンズ、31は集光レンズ1
0に付加されそこに入射するレーザビームの一部の位相
を180度シフトさせるシフト部材、32は集光レンズ
10と位相シフト部材11に施された無反射膜であり、
集光レンズ30、位相シフト部材31及び無反射膜32
がレーザビームの一部の位相をシフトさせる機能をもっ
た集光光学系を構成する。
【0050】そして、33は集光光学系で集光された集
束ビーム、34は被加工物である。なお、集光レンズ3
0も材質は、例えば無反射膜を施したZnSe等のCO
2レーザを透過させる材質とすればよく、位相シフト部
材31の材質は、同様の材質とし、例えば蒸着などの方
法で容易にかつ安価な方法で製作できるものである。
【0051】以上の構成において、本実施例が第1の実
施例と異なるのは、位相シフト部材31が集光レンズ3
0の中央部ではなく周縁部に設けられている点であり、
用いたレーザビームはマルチモードレーザビームであ
り、レーザビームのモード比は、TEM00:TEM1
0:TEM01=1.0:1.5:2.5と設定した。
【0052】図5(a)は、本実施例における集光光学
系上でのCO2レーザビームの強度分布を示すもので、
横軸は光軸からの距離を示し、縦軸は強度である。
【0053】ビーム径は、集光光学系上でのスポットサ
イズを1.0に正規化し、集光光学系(集光レンズ3
0)の焦点距離は、正規化された値で9.62である。
【0054】また、図5(b)は、集光レンズ30及び
位相シフト部材31をレーザビーム29の光軸方向のレ
ーザ発振器側からみた図を示し、図5(c)は図5
(b)における中心部の断面の構成を示した断面図であ
る。
【0055】図5(b)、(c)中、斜線部が位相シフ
ト部材31であり、本実施例では、図5(b)に示され
るように集光レンズ30の周縁部に設けられた円環状
で、その半径は正規化された値で光軸より0.38より
外側に設置されている。
【0056】また、図5(c)において示されるよう
に、集光レンズ30と位相シフト部材31の前側面(レ
ーザ発振器側面)の曲率は等しく設定された球状とし、
位相シフト部材31の厚さdは、レーザビームの位相を
180度シフトさせるように、前述の(数1)で与えら
れる。
【0057】また、図5(d)は、集束ビーム33の集
光光学系を通過直後の位相分布を示すもので、縦軸は位
相を示し、横軸は集光光学系通過直後の波面の曲率にそ
った距離である。
【0058】図5(d)において、レーザビーム29の
内、位相シフト部材31を通過した部分の位相は180
度シフトされている。
【0059】以上のような集光光学系を用いてレーザビ
ーム29を集光した場合、強度分布は図6のようにな
る。
【0060】図6は、本実施例の集光光学系を用いた場
合と、比較のため集光光学系と焦点距離が同じで180
度位相シフト機能がないもの、つまり通常の集光光学系
を用いた場合のレーザビーム29の集光面での強度分布
であり、横軸は距離で中心が光軸位置を示し、縦軸は強
度である。
【0061】ここで、横軸のスケールは、焦点距離が同
じだが位相シフト機能がない集光光学系で集光した像面
強度分布のスポットサイズを1に規格化してある。
【0062】図6において、位相シフト機能を有する集
光光学系を用いた場合を実線a、この集光光学系と同じ
焦点距離で位相シフト機能のない通常の集光光学系を用
いた場合の強度分布を点線bで示し、実線a、点線bの
強度分布の中に含まれるエネルギーは等しい。
【0063】また、被加工物34の加工の閾値(Thr
eshold)は、材質によって異なるので、ここでは
強度が実線bの強度分布のピーク値の0.135倍にな
るところを被加工物3の加工の閾値とし、実線cで表し
た。
【0064】つまり、この実線cより内側の強度分布の
幅が、加工の際の集光直径となるが、本実施例では集光
直径はスポットサイズに一致するとした。
【0065】図6から明らかなように、位相シフト機能
を搭載した集光光学系を用い集光した方が、加工の際の
集光直径が約22%小さくなる。
【0066】更に、強度分布のピーク値が高いのでエネ
ルギー密度も大きい。よって、穴明け切断などの加工に
おいて、この位相シフト機能をもつ集光光学系を用いる
と通常の集光光学系を用いた場合に比べ、加工速度が大
幅に早くなり、加工特性も向上することになる。
【0067】以上のように本実施例によれば、レーザ加
工装置にレーザビーム29の位相を部分的に180度シ
フトさせ、集光する集光光学系を用いることによりマル
チモードレーザビームの加工の際の集光径を小さく、エ
ネルギー密度を高くすることができ、その結果加工速度
が早くなり、加工特性も向上することがわかる。
【0068】なお、本実施例でも、他のモード含有率の
マルチモードレーザビームに対しても同等の効果がある
ことはもちろんである。
【0069】そして、本実施例においても、CO2レー
ザビーム以外のレーザを用いても、マルチモードレーザ
ビームであれば、同様の効果が得られるものである。
【0070】(実施例3)以下、本発明の第三の実施例
について、図面を参照しながら説明する。
【0071】図7において、41は凹面状の全反射ミラ
ー、42は全反射ミラー41に対向配置された凹面状の
部分反射ミラー、43は部分反射ミラー42に施された
部分反射膜、44は部分反射ミラー42に施された無反
射膜、45は代表的に示したCO2レーザ媒質、46は
レーザビーム径を制御するアパーチャ、47は周囲を覆
う箱体で以上がレーザ発振器を構成する。
【0072】ついで、48はミラー41、42より構成
される安定型共振器の内部に発生するCO2レーザビー
ム、49は部分反射ミラー42より外部へ取り出される
CO2レーザビーム、50は集光レンズ、51は集光レ
ンズ50に付加されそこに入射するレーザビームの一部
の位相を90度シフトさせるシフト部材、12は集光レ
ンズ50と位相シフト部材51に施された無反射膜であ
り、集光レンズ50、位相シフト部材51及び無反射膜
52がレーザビームの一部の位相をシフトさせる機能を
もった集光光学系を構成する。
【0073】そして、53は集光光学系で集光された集
束ビーム、54は被加工物である。なお、集光レンズ5
0も材質は、例えば無反射膜を施したZnSe等のCO
2レーザを透過させる材質とすればよく、位相シフト部
材51の材質は、同様の材質とし、例えば蒸着、ICB
コーテイングなどの方法で容易にかつ安価な方法で製作
できるものである。
【0074】以上の構成において、本実施例が第1の実
施例と異なるのは、位相シフト部材51が180度では
なく90度位相シフトする点であり、用いたレーザビー
ムはマルチモードレーザビームであり、レーザビームの
モード比は、同様にTEM00:TEM10:TEM0
1=1.0:1.5:2.5と設定した。
【0075】図8(a)は、集光光学系上でのCO2
ーザビームの強度分布を示すもので、横軸は光軸からの
距離を示し、縦軸は強度である。
【0076】ビーム径は、集光光学系上でのスポットサ
イズを1.0に正規化し、集光光学系(集光レンズ5
0)の焦点距離は、正規化された値で9.62である。
【0077】また、図8(b)は、集光光レンズ50及
び位相シフト部材51をレーザビーム49の光軸方向の
レーザ発振器側からみた図を示し、図10(c)は図1
0(b)における中心部の断面の構成を示した断面図で
ある。
【0078】図8(b)、(c)中、斜線部が位相シフ
ト部材51であり、本実施例では、図8(b)に示され
るように集光レンズ50の中心部に設置され、円形状
で、その半径は正規化された値で0.53とした。
【0079】また、図8(c)において示されるよう
に、集光レンズ50と位相シフト部材51の前側面(レ
ーザ発振器側面)の曲率は等しく設定された球状とし、
位相シフト部材11の厚さdは、レーザビームの位相を
90度シフトさせるように以下の(数2)で与えられ
る。
【0080】
【数2】
【0081】また、図8(d)は、集束ビーム53の集
光光学系を通過直後の位相分布を示すもので、縦軸は位
相を示し、横軸は集光光学系通過直後の波面の曲率にそ
った距離である。
【0082】図8(d)において、レーザビーム49の
内、位相シフト部材51を通過した部分の位相は90度
シフトしている。
【0083】以上のような光学系を用いてレーザビーム
49を集光した場合、強度分布は図9のようになる。
【0084】具体的には、図9は、本実施例の集光レン
ズ50及び位相シフト部材51を用いた場合と、比較の
ための集光レンズ50と焦点距離が同じで位相シフト部
材がない場合のCO2レーザビーム49の集光面での強
度分布である。
【0085】図9において、横軸は光軸位置からの距
離、縦軸は強度を示し、横軸のスケールは、集光レンズ
50と焦点距離が同じで位相シフト機能がない光学系で
集光した像面強度分布のスポットサイズを1に規格化し
てある。
【0086】そして、本実施例における強度分布を実線
aとし、位相シフト部材を有する集光光学系と同じ焦点
距離で位相シフト部材を有さない光学系を用いた場合の
強度分布を点線bで示してあり、実線a、点線bの強度
分布曲線の中に含まれるエネルギーは等しい。
【0087】ここで、被加工物54の加工の閾値(Th
reshold)は、材質によって異なるので、ここで
は強度が点線bの強度分布のピーク値の0.135倍に
なるところを被加工物54の加工の閾値と設定して、実
線cで表した。
【0088】つまり、図9において、実線cより内側の
強度分布の幅が、実際の加工の際の集光直径に相当する
ことになる。
【0089】なお、本実施例では、集光直径はスポット
サイズに一致するとした。図9を参照すると理解できる
ように、位相シフト機能を搭載した集光光学系を用い集
光した方が、加工の際の集光直径が約22%小さくな
る。更に、強度分布のピーク値が高いのでエネルギー密
度も大きい。
【0090】よって、穴明け切断などの加工において、
この位相シフト機能をもつ光学系を用いるとことによ
り、通常の集光光学系に比べて加工速度が大幅に早くな
り、加工特性自体も向上することになる。
【0091】以上のように、本実施例によれば、レーザ
加工装置にCO2レーザビーム49の位相を部分的に9
0度シフトさせて集光する光学系を用いることにより、
マルチモードレーザビームを用いた加工の際において、
集光径を小さくかつ高エネルギー密度とすることがで
き、その結果加工速度が早くなり、加工特性も向上する
ことがわかる。
【0092】なお、本実施例においても、異なるモード
含有率のレーザビームに対しても同等の効果があること
はもちろんである。
【0093】そして、本実施例においても、CO2レー
ザビーム以外のその他のレーザを用いて同様の効果が得
られるものである。
【0094】(実施例4)以下、本発明の第4の実施例
について、図面を参照しながら説明する。
【0095】図10は、本発明の第4の実施例における
レーザ加工装置の概念図である。図10において、61
は凹面状の全反射ミラー、62は全反射ミラー61に対
向配置された凹面状の部分反射ミラー、63は部分反射
ミラー62に施された部分反射膜、64は部分反射ミラ
ー62に施された無反射膜、65は代表的に示したCO
2レーザ媒質、66はレーザビーム径を制御するアパー
チャ、67は周囲を覆う箱体で以上がレーザ発振器を構
成する。
【0096】ついで、68はミラー61、62より構成
される安定型共振器の内部に発生するCO2レーザビー
ム、69は部分反射ミラー62より外部へ取り出される
CO2レーザビーム、70は集光レンズ、71は集光レ
ンズ70に付加されそこに入射するレーザビームの一部
の位相を90度シフトさせるシフト部材、72は集光レ
ンズ70と位相シフト部材71に施された無反射膜であ
り、集光レンズ70、位相シフト部材71及び無反射膜
72がレーザビームの一部の位相をシフトさせる機能を
もった集光光学系を構成する。
【0097】そして、73は集光光学系で集光された集
束ビーム、74は被加工物である。なお、集光レンズ7
0も材質は、例えば無反射膜を施したZnSe等のCO
2レーザを透過させる材質とすればよく、位相シフト部
材71の材質は、同様の材質とし、例えば蒸着、ICB
コーテイングなどの方法で容易にかつ安価な方法で製作
できるものである。
【0098】以上の構成において、本実施例が第1の実
施例と異なるのは、位相シフト部材71の位相シフト量
が90度である点と、集光レンズ70の中央部ではなく
周縁部に設けられている点である。
【0099】そして、用いたレーザビームはマルチモー
ドレーザビームであり、レーザビームのモード比は、T
EM00:TEM10:TEM01=1.0:1.5:
2.5である。
【0100】図11(a)は、本実施例における集光光
学系上でのCO2レーザビームの強度分布を示すもの
で、横軸は光軸からの距離を示し、縦軸は強度である。
【0101】ビーム径は、集光光学系上でのスポットサ
イズを1.0に正規化し、集光光学系(集光レンズ7
0)の焦点距離は、正規化された値で9.62である。
【0102】また、図11(b)は、集光光レンズ70
及び位相シフト部材71をレーザビーム9の光軸方向の
レーザ発振器側からみた図を示し、図11(c)は図1
1(b)における中心部の断面の構成を示した断面図で
ある。
【0103】図11(b)、(c)中、斜線部が位相シ
フト部材71であり、本実施例では、図11(b)に示
されるように集光レンズ70の周縁部に設けられた円環
状で、その半径は正規化された値で光軸より0.38よ
り外側に設置されている。
【0104】また、図11(c)において示されるよう
に、集光レンズ70と位相シフト部材71の前側面(レ
ーザ発振器側面)の曲率は等しく設定された球状とし、
位相シフト部材71の厚さdは、レーザビームの位相を
90度シフトさせるように、前述の(数2)で与えられ
る。
【0105】また、図11(d)は、集束ビーム73の
集光光学系を通過直後の位相分布を示すもので、縦軸は
位相を示し、横軸は集光光学系通過直後の波面の曲率に
そった距離である。
【0106】図11(d)において、レーザビーム69
の内、位相シフト部材71を通過した部分の位相は90
度シフトしている。
【0107】以上のような集光光学系を用いてレーザビ
ーム69を集光した場合、強度分布は図12のようにな
る。
【0108】図12は、本実施例の集光光学系を用いた
場合と、比較のため集光光学系と焦点距離が同じで90
度位相シフト機能がないもの、つまり通常の集光光学系
を用いた場合のレーザビーム69の集光面での強度分布
であり、横軸は距離で中心が光軸位置を示し、縦軸は強
度である。
【0109】ここで、横軸のスケールは、焦点距離が同
じだが位相シフト機能がない集光光学系で集光した像面
強度分布のスポットサイズを1に規格化してある。
【0110】図12において、位相シフト機能を有する
集光光学系を用いた場合を実線a、この集光光学系と同
じ焦点距離で位相シフト機能のない通常の集光光学系を
用いた場合の強度分布を点線bで示し、実線a、点線b
の強度分布の中に含まれるエネルギーは等しい。
【0111】また、被加工物74の加工の閾値(Thr
eshold)は、材質によって異なるので、ここでは
強度が実線bの強度分布のピーク値の0.135倍にな
るところを被加工物74の加工の閾値とし、実線cで表
した。
【0112】つまり、この実線cより内側の強度分布の
幅が、加工の際の集光直径となるが、本実施例では集光
直径はスポットサイズに一致するとした。
【0113】図12から明らかなように、位相シフト機
能を搭載した集光光学系を用い集光した方が、加工の際
の集光直径が約22%小さくなる。
【0114】更に、強度分布のピーク値が高いのでエネ
ルギー密度も大きい。よって、穴明け切断などの加工に
おいて、この位相シフト機能をもつ集光光学系を用いる
と通常の集光光学系を用いた場合に比べ、加工速度が大
幅に早くなり、加工特性も向上することになる。
【0115】以上のように本実施例によれば、レーザ加
工装置にレーザビーム69の位相を部分的に90度シフ
トさせ、集光する集光光学系を用いることによりマルチ
モードレーザビームの加工の際の集光径を小さく、エネ
ルギー密度を高くすることができ、その結果加工速度が
早くなり、加工特性も向上することがわかる。
【0116】なお、本実施例においても、異なるモード
含有率のレーザビームに対しても同等の効果があること
はもちろんである。
【0117】そして、本実施例においても、CO2レー
ザビーム以外のその他のレーザを用いて同様の効果が得
られるものである。
【0118】更に、以上の実施例において、位相シフト
量を180度又は90度と代表的に設定したが、被加工
物上に集光されるレーザビームの強度分布のピーク値を
増大しながら集光直径は減少させる機能を有することが
できれば、位相シフト量はこれらの値に限られないこと
はいうまでもない。
【0119】
【発明の効果】以上のように、本発明は、マルチモード
レーザビームを用い、そのマルチモードレーザビームの
光波面の位相を部分的に例えば反転または90度シフト
し、集光面でのレーザビームの強度分布を変換すること
により、加工強度を増大しながらシャープに集光するこ
とができる。
【0120】よって、きわめて簡便な構成により、従来
より加工速度を向上することができ、あわせて、より微
細な加工を高品質に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるレーザ加工装置
の構成を示す概念図
【図2】(a)同第1の実施例におけるマルチモードレ
ーザビームの集光光学系入射直前での強度分布を示す図 (b)同第1の実施例における集光光学系の光軸方向で
レーザ発振器側から見た構成図 (c)同第1の実施例における集光光学系の断面図 (d)同第1の実施例におけるマルチモードレーザビー
ムの集光光学系の出射直後の波面上における位相を示す
【図3】同第1の実施例におけるマルチモードレーザビ
ームの集光面上での強度分布と、位相シフト機能がない
通常の集光光学系の同様な強度分布とを比較した比較図
【図4】同第2の実施例におけるレーザ加工装置の構成
を示す概念図
【図5】(a)同第2の実施例におけるマルチモードレ
ーザビームの集光光学系入射直前での強度分布を示す図 (b)同第2の実施例における集光光学系の光軸方向で
レーザ発振器側から見た構成図 (c)同第2の実施例における集光光学系の断面図 (d)同第2の実施例におけるマルチモードレーザビー
ムの集光光学系の出射直後の波面上における位相を示す
【図6】同第2の実施例におけるマルチモードレーザビ
ームの集光面上での強度分布と、位相シフト機能がない
通常の集光光学系の同様な強度分布とを比較した比較図
【図7】同第3の実施例におけるレーザ加工装置の構成
を示す概念図
【図8】(a)同第3の実施例におけるマルチモードレ
ーザビームの集光光学系入射直前での強度分布を示す図 (b)同第3の実施例における集光光学系の光軸方向で
レーザ発振器側から見た構成図 (c)同第3の実施例における集光光学系の断面図 (d)同第3の実施例におけるマルチモードレーザビー
ムの集光光学系の出射直後の波面上における位相を示す
【図9】同第3の実施例におけるマルチモードレーザビ
ームの集光面上での強度分布と、位相シフト機能がない
通常の集光光学系の同様な強度分布とを比較した比較図
【図10】同第4の実施例におけるレーザ加工装置の構
成を示す概念図
【図11】(a)同第4の実施例におけるマルチモード
レーザビームの集光光学系入射直前での強度分布を示す
図 (b)同第4の実施例における集光光学系の光軸方向で
レーザ発振器側から見た構成図 (c)同第4の実施例における集光光学系の断面図 (d)同第4の実施例におけるマルチモードレーザビー
ムの集光光学系の出射直後の波面上における位相を示す
【図12】同第4の実施例におけるマルチモードレーザ
ビームの集光面上での強度分布と、位相シフト機能がな
い通常の集光光学系の同様な強度分布とを比較した比較
【図13】従来のレーザ加工装置の構成を示す概念図
【符号の説明】
1 全反射ミラー 2 部分反射ミラー 3 部分反射膜 4 無反射膜 5 レーザ媒質 6 アパーチャ 7 箱体 8 CO2レーザビーム 9 CO2レーザビーム 10 集光レンズ 11 位相シフト部材 12 無反射膜 13 集束ビーム 14 被加工物 21 全反射ミラー 22 部分反射ミラー 23 部分反射膜 24 無反射膜 25 レーザ媒質 26 アパーチャ 27 箱体 28 CO2レーザビーム 29 CO2レーザビーム 30 集光レンズ 31 位相シフト部材 32 無反射膜 33 集束ビーム 34 被加工物 41 全反射ミラー 42 部分反射ミラー 43 部分反射膜 44 無反射膜 45 レーザ媒質 46 アパーチャ 47 箱体 48 CO2レーザビーム 49 CO2レーザビーム 50 集光レンズ 51 位相シフト部材 52 無反射膜 53 集束ビーム 54 被加工物 61 全反射ミラー 62 部分反射ミラー 63 部分反射膜 64 無反射膜 65 レーザ媒質 66 アパーチャ 67 箱体 68 CO2レーザビーム 69 CO2レーザビーム 70 集光レンズ 71 位相シフト部材 72 無反射膜 73 集束ビーム 74 被加工物 101 全反射ミラー 102 部分反射ミラー 103 部分反射膜 104 無反射膜 105 レーザ媒質 106 アパーチャ 107 箱体 108 CO2レーザビーム 109 CO2レーザビーム 110 集光レンズ 111 無反射膜 112 集束ビーム 113 被加工物

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチモードレーザビームを発振するレ
    ーザ発振器と、前記マルチモードレーザビームを被加工
    物上に集光する集光光学系とを有するレーザ加工装置で
    あって、前記集光光学系は前記マルチモードレーザビー
    ムの光波面の位相を部分的にシフトする位相シフト手段
    を有し、前記位相シフト手段は、前記マルチモードレー
    ザビームの位相をシフトしない場合に比較して、前記マ
    ルチモードレーザビームの強度分布のピーク値を増大さ
    せかつ前記被加工物上の集光直径を減少させるように前
    記マルチモードレーザビームの位相を部分的にシフトす
    るレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 位相シフト手段が、マルチモードレーザ
    ビームの光軸に対し垂直な方向に延在する前記光軸を中
    心とした円状に形成された光学部材である請求項1記載
    のレーザ加工装置。
  3. 【請求項3】 位相シフト手段が、マルチモードレーザ
    ビームの光軸に対し垂直な方向に延在する前記光軸を中
    心とした円環状に形成された光学部材である請求項1記
    載のレーザ加工装置。
  4. 【請求項4】 集光光学系が、マルチモードレーザビー
    ムを被加工物上に集光する集光レンズを有し、位相シフ
    トする光学部材が、前記集光レンズと一体に形成されて
    いる請求項2又は3記載のレーザ加工装置。
  5. 【請求項5】 位相シフトする光学部材が、マルチモー
    ドレーザビームの位相を90度又は180度シフトする
    請求項4記載のレーザ加工装置。
JP6301064A 1994-12-05 1994-12-05 レーザ加工装置 Pending JPH08155666A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6301064A JPH08155666A (ja) 1994-12-05 1994-12-05 レーザ加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6301064A JPH08155666A (ja) 1994-12-05 1994-12-05 レーザ加工装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08155666A true JPH08155666A (ja) 1996-06-18

Family

ID=17892436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6301064A Pending JPH08155666A (ja) 1994-12-05 1994-12-05 レーザ加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08155666A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014091133A (ja) * 2012-10-31 2014-05-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd レーザ溶断装置および加工方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014091133A (ja) * 2012-10-31 2014-05-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd レーザ溶断装置および加工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4942588A (en) Laser device
KR910009016B1 (ko) 레이저 가동장치
US7088749B2 (en) Green welding laser
JP2000005892A (ja) レーザ加工方法
KR100659438B1 (ko) 레이저 가공 장치 및 레이저 가공 방법
JPH0436794B2 (ja)
JPH08155666A (ja) レーザ加工装置
JP2005088078A (ja) 走査型レーザ装置
JP3458668B2 (ja) レーザ加工装置
JP2800006B2 (ja) レーザ装置
JP2002035980A (ja) レーザ加工装置及びレーザ加工方法、並びにレーザ発振器
JPH01270373A (ja) レーザ装置
JP2580704B2 (ja) レーザ装置
JP2597500B2 (ja) レーザ装置
JPH021192A (ja) 固体レーザ装置
JP2597499B2 (ja) レーザ装置
JPH11326616A (ja) ミラーおよびそれを用いた集光光学系
JP2002314175A (ja) レーザ装置
JP2606342B2 (ja) レーザ装置
JPH0780673A (ja) レーザ加工機
JPH0575186A (ja) レーザ装置
JP2580703B2 (ja) レーザ装置
JPH07101762B2 (ja) レ−ザ加工装置
JPH09141475A (ja) レーザ加工装置
JPH0575185A (ja) レーザ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041012

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050222