JPH08155166A - パッカリング解消装置 - Google Patents

パッカリング解消装置

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JPH08155166A
JPH08155166A JP29827294A JP29827294A JPH08155166A JP H08155166 A JPH08155166 A JP H08155166A JP 29827294 A JP29827294 A JP 29827294A JP 29827294 A JP29827294 A JP 29827294A JP H08155166 A JPH08155166 A JP H08155166A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
puckering
presser foot
cloth
temperature
needle plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP29827294A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Bessho
芳則 別所
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
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Publication of JPH08155166A publication Critical patent/JPH08155166A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B29/00Pressers; Presser feet
    • D05B29/06Presser feet
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05DINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES D05B AND D05C, RELATING TO SEWING, EMBROIDERING AND TUFTING
    • D05D2305/00Operations on the work before or after sewing
    • D05D2305/22Physico-chemical treatments
    • D05D2305/26Heating

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成でパッカリングを解消させる。 【構成】 ミシンにて上下糸と縫針4と、押え足8の協
働により上下の布18,19を縫製するとき、押え足に
固定したヒータ11に付与した熱と、押え足8と針板5
とによる布18,19への押圧力の付与にて、縫製直後
において、前記圧力と熱との両方の作用で、上下布1
8,19の間の隙間が無くなるように偏平になると共
に、各布における横糸の位置ずれが正規の位置に戻るよ
うに矯正され、上下布18,19の座屈が解消されてパ
ッカリングを解消することができる。また、温度センサ
12にて押え足8の温度を検出し、制御手段13にて温
度コントロールすれば、パッカリングを解消できる最適
温度を保持でき、自動化に寄与できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本縫いミシンによる縫
製作業にて被縫製物に発生したパッカリングを解消する
ようにしたパッカリング解消装置の構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、厚さの薄い被縫製物、または柔ら
かな被縫製物の縫い目箇所に発生する皺(いわゆるパッ
カリング)を防止するための種々の発明がなされてい
る。その一つとして、特開平2−149289号公報で
は、パッカリングの主原因が上下布の布ずれにあるとし
て、上下送り歯と、縫い目形成時に被縫製物を針板上に
押圧するための押え足と、被縫製物送り時に押え足を上
昇操作させるためのリフト機構とを備え、上下送り歯に
よる被縫製物の挟持箇所を針落ち点よりも被縫製物搬送
下流側とし、縫糸に引締力が作用する区間まで、押え足
を上昇姿勢に維持し、上下布を布ずれすることなく同時
に送ることを提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パッカ
リングの発生原因は、布ずればかりでなく、むしろ、図
5に示すように、上糸Aと下糸Bとによる布地の引締め
過ぎによる上布及び下布の座屈(上布の横糸100及び
下布の横糸101の位置ずれによる変形)が主たる原因
の一つである。即ち、布締め時に数十gの力で下糸Bを
上糸Aで締め上げるため、図5に示すように、上布の横
糸100及び下布の横糸101が偏り、上布と下布との
間に空間102が発生するように布が座屈し、パッカリ
ングが発生するから、前記従来の技術の上下送りによっ
てもパッカリングを解消することができなかった。
【0004】本発明は、前記の従来技術で解決できなか
ったパッカリングを解消すべくなされたものであって、
布の引締め時に発生した布生地における横糸の位置ずれ
を、熱と圧力とを同時に付与することで矯正するように
したパッカリング解消装置を提供することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明のパッカリング解消装置は、糸
と縫針と、押え足の協働により複数枚の生地を縫製する
ミシンにおいて、針棒の近傍に位置する押え足及び/又
は押え足の下方に配置した針板に加熱手段を設け、該加
熱手段による加熱と、前記押え足と針板とによる生地へ
の押圧力の付与にて当該生地のパッカリングを解消する
ように構成したものである。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のパッカリング解消装置において、前記加熱手段による
温度を制御する温度制御手段を備えたものである。請求
項3記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のパ
ッカリング解消装置において、前記押え足または針板の
温度を感知する温度センサを備えたものである。
【0007】
【実施例】次に本発明を具体化した実施例について説明
する。図1は本縫いミシン1の斜視図、図2は要部側面
図であり、本縫いミシン1におけるミシンヘッド1a内
の図示しない上軸の一端に連設した天秤クランク、針棒
クランクロッドを介して天秤3及び針棒2が上下動し、
針棒2の下端に取付けられた縫針4の上下移動と、針板
5下方の釜6の回動と、送り歯7との協働により、押え
足8にて針板5に押圧される2枚以上の布18,19が
重ねられた被縫製物10を上糸16と下糸17とを交絡
させて本縫いするように構成されている(図3参照)。
【0008】図2は布締め終了時の状態を示し、上下布
18,19が、図示しない押圧バネにより下向きに押圧
される押え棒9に取付けられた押え足8と針板5とで、
約4Kgの力で押圧挟持されている。本発明の第1実施
例では、図2に示すように、加熱手段としてのヒータ1
1と、温度センサ12とを、押え足8の上面に張りつけ
固定し、マイクロコンピュータ等の温度制御用の制御手
段13に接続する。制御手段13は交流等の電源14か
らヒータ11への電流のON・OFFを制御し、または
ヒータ11への供給電流値もしくは電圧値を制御するよ
うに構成されている。
【0009】ヒータ11は、例えばチタン酸バリウムか
らなる自己温度制御機能(いわゆるptc特性)を有す
る抵抗体、または50μm程度の厚さのステンレス箔か
らなる抵抗体である。そして、温度センサ12はNTC
サーミスタ、SiC薄膜サーミスタ、サイリスタ等が使
用される。制御手段13はミシン1からの縫製開始信号
に応じてヒータ11に電流を付与して発熱させ、押え足
8を所定の温度に上昇させる。または、前記温度センサ
12により温度を検出し、所定の温度になるように電流
をON・OFFさせる等して押え足8の下面の温度が例
えば130℃に保持するように、制御手段13は制御作
動する。
【0010】このように構成すれば、縫製直後におい
て、上下布18,19が押え足8と針板5とで押圧さ
れ、且つ布18,19及び上糸16、下糸17が加熱さ
れるので、図3に示すように、上下布18,19の間の
隙間が無くなるように偏平になると共に、各横糸18
a,19aの位置ずれが正規の位置に戻るように矯正さ
れ、上下布18,19の座屈が解消されてパッカリング
を解消することができるのである。
【0011】なお、ヒータ11は、押え足8の上面側、
下面側、肉厚内のいずれの箇所に設けても良い。図4は
第2実施例を示し、針板5側であって、押え足8の平面
部と対峙する位置に前記と同様の構成のヒータ20を固
定する。また、この針板5にはヒータ20の近傍位置に
前記と同様の構成の温度センサ21を設ける。
【0012】マイクロコンピュータ等の温度制御用の制
御手段13はミシン1からの縫製開始信号に応じてヒー
タ20に電流を付与して発熱させ、押え足8の下面側に
対峙する針板5の表面(上面)を所定の温度に上昇させ
る。または、前記温度センサ21により温度を検出し、
所定の温度になるように電流をON・OFFさせる等し
て針板5の上面の温度が例えば130℃に保持するよう
に、制御手段13は制御作動する。
【0013】これによっても、前記第1実施例とほぼ同
様に、縫製直後において、上下布18,19が押え足8
と針板5とで押圧され、且つ布18,19及び上糸1
6、下糸17が加熱されるので、図3に示すように、上
下布18,19の間の隙間が無くなるように偏平になる
と共に、各横糸18a,19aの位置ずれが正規の位置
に戻るように矯正され、上下布18,19の座屈が解消
されてパッカリングを解消することができるのである。
【0014】なお、ヒータ20は、針板5の上面側、下
面側、肉厚内のいずれの箇所に設けても良い。また加熱
手段としてのヒータは押え足と針板との双方に設けても
良い。この場合、両方の温度が等しくなるように制御し
ても良いし、上下の布生地の種類が異なる場合等におい
ては、対応する生地の皺を最も解消し易い温度になるよ
うに別々に温度制御しても良い。
【0015】ヒータ11、20が自己温度制御機能を有
する抵抗体の場合には、温度センサ12,21や温度制
御手段13が不要であることはいうまでもない。また、
ヒータ11、20への電流の付与作動を手動のスイッチ
により実行すれば、温度センサ12,21や温度制御手
段13を省略することができる。
【0016】
【発明の作用・効果】以上に説明したように、請求項1
記載の発明のパッカリング解消装置は、糸と縫針と、押
え足の協働により複数枚の生地を縫製するミシンにおい
て、針棒の近傍に位置する押え足及び/又は押え足の下
方に配置した針板に加熱手段を設け、該加熱手段による
加熱と、前記押え足と針板とによる生地への押圧力の付
与にて当該生地のパッカリングを解消するように構成し
たものである。
【0017】従って、縫製直後において、上下布の生地
が押え足と針板とで押圧されると同時に布生地及び縫糸
が加熱されるので、前記圧力と熱との両方の作用で、上
下布の間の隙間が無くなるように偏平になると共に、各
布における横糸の位置ずれが正規の位置に戻るように矯
正され、上下布の座屈が解消されてパッカリングを解消
することができるのである。
【0018】そして、そのための構成も、元々布生地を
挟持押圧する箇所である押え足又は針板のいずれか一方
もしくは双方にヒータを設けるという簡単な構成で良い
から、ミシンの製造コストも廉価となり、しかも、縫製
とパッカリング解消作業とが同時に実行できるから、衣
服等の製造工程も簡単になるという顕著な効果を奏す
る。
【0019】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のパッカリング解消装置において、前記加熱手段による
温度を制御する温度制御手段を備えたものである。ま
た、請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2に
記載のパッカリング解消装置において、前記押え足また
は針板の温度を感知する温度センサを備えたものであ
る。
【0020】従って、請求項1記載の発明の作用・効果
に加え、縫製すべき布生地の種類等に応じて、パッカリ
ングを解消できる最適温度に押え足または針板の温度を
制御手段にて制御することができる。またフィードバッ
ク制御を実行することができるから、高温により布生地
を傷めたり、変色する等の事故を未然に防止でき、作業
者は温度管理に気をつかう必要がなくなるという効果も
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本縫いミシンの斜視図である。
【図2】第1実施例の要部側断面図である。
【図3】パッカリング解消の作用を示す縫製部分の拡大
断面図である。
【図4】第2実施例の要部側断面図である。
【図5】従来のパッカリング発生部の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
4 縫針 5 針板 8 押え足 9 押え棒 11,20 ヒータ 12,21 温度センサ 13 制御手段 16 上糸 17 下糸 18a,19a 横糸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸と縫針と、押え足の協働により複数枚
    の生地を縫製するミシンにおいて、針棒の近傍に位置す
    る押え足及び/又は押え足の下方に配置した針板に加熱
    手段を設け、該加熱手段による加熱と、前記押え足と針
    板とによる生地への押圧力の付与にて当該生地のパッカ
    リングを解消するように構成したことを特徴とするパッ
    カリング解消装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱手段による温度を制御する温度
    制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のパ
    ッカリング解消装置。
  3. 【請求項3】 前記押え足または針板の温度を感知する
    温度センサを備えたことを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載のパッカリング解消装置。
JP29827294A 1994-12-01 1994-12-01 パッカリング解消装置 Pending JPH08155166A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008040189A1 (en) * 2006-09-28 2008-04-10 Clover Group International Limited Presser foot
CN104674468A (zh) * 2015-03-02 2015-06-03 广东溢达纺织有限公司 多功能压烫车缝系统及其使用方法

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