JPH08154771A - 連結椅子およびその連結椅子に用いられる背凭れシェル - Google Patents

連結椅子およびその連結椅子に用いられる背凭れシェル

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JPH08154771A
JPH08154771A JP30086594A JP30086594A JPH08154771A JP H08154771 A JPH08154771 A JP H08154771A JP 30086594 A JP30086594 A JP 30086594A JP 30086594 A JP30086594 A JP 30086594A JP H08154771 A JPH08154771 A JP H08154771A
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chair
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chamber
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規明 北村
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勝巳 丹羽
Ryokichi Yamazaki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、一つの吸込口体で各背凭れ部から均
等な空調空気を吹き出しが行える連結椅子を提供するこ
とにある。 【構成】本発明は、背凭れ部5a〜5cの内部に大容量
のチャンバ−17を有してなる座席1a〜1cを複数
個、横方向に並べて椅子列1を構成し、背凭れ部間にチ
ャンバ相互の連通から椅子列全体にダクト状チャンバ−
8を形成する連通部20を形成し、椅子列1を構成する
背凭れ部3bの一つにダクト状チャンバ−8へ空調空気
を導入する吸込口体19bを設け、椅子列1を構成する
各背凭れ部5a〜5cの上部側に吹出口26aを設け
て、連結椅子を構成した。これにより、一つの吸込口体
19bから流入する空調空気の圧力および流れをダクト
状チャンバ−17にて一定、すなわち均一な圧力ならび
に流れの空気流に整えてから、それぞれ背凭れ部5a〜
5cの吹出口26aから吹出すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、劇場、ホ−ルなどに据
付けられる、座席が横方向に複数個、並べて構成される
連結椅子およびその連結椅子に用いられる背凭れシェル
に関する。
【0002】
【従来の技術】劇場、ホ−ルは、特定の方向に多くの観
客を着席させるために連結椅子が用いられている。連結
椅子は、座部と背凭れ部とを組合わせた座席を複数個、
横方向に同一向きで連結してなり、この椅子列が前後方
向に所定の間隔で配置されて、多くの人を着席できるよ
うにしてある。
【0003】ところで、劇場、ホ−ルでは、天井の各所
に設けた吹出口から冷風(空調空気)を吹き出して、劇
場,ホ−ル内の大空間を空調することが行われている。
ところが、劇場、ホ−ルは、天井が高い大空間であるた
めに、同空間を均一に空調するには天井から冷風を高風
速で吹き出さなければならない。
【0004】このため、劇場,ホ−ルの底部で集中して
着席している領域は、良好な温熱環境とならないことが
ある。そこで、大空間の空調に加えて、各座席の背凭れ
部から後方側へ冷風を吹き出させて、着席している各人
の回りの個々の空間を局所的に空調して、劇場、ホ−ル
の大空間の空調の欠点を補うことが提案されている。
【0005】この構造には、座部,背凭れ部、座部下面
から下方へ延びる脚部を有した座席を横方向に並べて連
結椅子とし、各座席の背凭れ部の下部に吸込口を設け、
同じく背凭れ部の背面上部分に吹出口を設け、吸込口を
座席の脚部内を通じて、床下に形成した送風通路に連通
接続した構造が採用されている。
【0006】これによって、送風通路から供給される冷
風(空調空気)が、それぞれ脚部、背凭れ部を通して、
吹出口から斜め後方へ吹き出され、同吹出風により背凭
れ部の後方の座席に着席している人の周囲を空調するよ
うにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】こうした空調は、確か
に劇場、ホ−ルの快適性が向上する。しかしながら、各
座席毎に冷風を取り入れて背凭れ部から吹き出す構造だ
と、各座席毎に床下から冷風を取り込む吸込構造が必要
である。
【0008】これでは、吸込構造を座席毎に施工しなけ
ればならない都合上、連結椅子を劇場、ホ−ルに据付け
るための工数が多くなる。特に劇場、ホ−ルなどに据え
付けられる座席の数はかなり多いために、その施工工事
は複雑で、しかもコスト上昇の負担が大きい。
【0009】そのため、これが同空調を劇場、ホ−ルに
普及できない一つの要因となっている。本発明はこのよ
うな事情に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、一つの吸込口体で各背凭れ部から空調空気を吹き
出すことができる連結椅子およびその連結椅子に用いら
れる背凭れシェルを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に記載の発明は、座部と背凭れ部とを有し、
かつ背凭れ部の内部に大容量のチャンバ−を有してなる
座席を複数個、横方向に並べて構成される椅子列を設
け、隣合う背凭れ部間に、隣合うチャンバ−相互を連通
して、椅子列の全体にダクト状チャンバ−を形成する連
通部を形成し、椅子列を構成する背凭れ部の一つに、同
背凭れ部のチャンバ−を通じてダクト状チャンバ−へ空
調空気を導入する吸込口体を設け、椅子列を構成する各
背凭れ部の上部側に、空調空気を外部へ吹き出す吹出口
を設けて、連結椅子を構成したことにある。
【0011】請求項2に記載の発明は、さらに上記目的
に加え、さらに各背凭れ部の吹出口から空調空気が均等
に吹き出るようにするために、さらに吸込口体から導入
された空調空気を各背凭れ部の吹出口へ均等に配風する
配風手段を設けたことにある。
【0012】請求項3に記載の発明は、さらに上記目的
に加え、風向きで各吹出口への均等な配風を達成するた
めに、請求項2に記載の配風手段として、吸込口体に各
背凭れ部のチャンバ−に向かう風向を変える風向調節機
構を設けた構造を採用したことにある。
【0013】請求項4に記載の発明は、さらに上記目的
に加え、通風抵抗の変化で各吹出口への均等な配風を達
成するために、請求項2に記載の配風手段として、開口
面積が変更可能な連通部を採用したことにある。
【0014】請求項5に記載の発明は、上記目的を達成
する椅子列が簡単に組み立てられるようにするために、
連結椅子に用いられる背凭れシェルを、周囲が壁で覆わ
れて、外形が、上部側に開口部を有する背凭れ部の形状
に形成され、かつ内部に、開口部と連通しそれを除く各
部が密閉状態となった大容量のチャンバ−が形成されて
なるシェル本体と、このシェル本体の両側部および下側
部の一部の壁から袋状に突き出るように形成され、同突
き出た部分を切断することによりチャンバ−の内外を連
通する通孔部が形成可能な突出部とを有して構成したこ
とにある。
【0015】
【作用】請求項1に記載の発明によると、連結椅子は、
一つの吸込口体から空調空気の取り入れが行われる。こ
の空調空気は、各背凭れ部のチャンバ−(ダクト状チャ
ンバ−)を通じる段階で、圧力,流体の流れが整えら
れ、均一な圧力ならびに流れの空気流となって、各背凭
れ部に在る吹出口から外部へ吹き出され、同背凭れ部の
後方の座席に着席している人の周囲を空調する。
【0016】つまり、一つの吸込口体、座席毎の複数の
吹出口をもつ椅子列を採用すれば、座席毎に空調空気を
吹き出せることが可能となる。このことは、椅子列毎に
在る一つの吸込口体を、例えば床下に形成した送風通路
に連通接続する工事を施すだけで、所望の吹出風の吹出
しが達成される。
【0017】しかるに、連結椅子の据付けは、座席毎に
配管する従来の構造に比べ、はるかに簡単で、施工コス
トも安価ですむようになる。請求項2に記載の発明によ
ると、椅子列の具合によって吹出風に差が生じるような
ことがあっても、各背凭れ部の吹出口からは、均等に空
調空気が吹き出されるようになる。
【0018】請求項3に記載の発明によると、各背凭れ
部のチャンバ−に向かう風向を調節することにより、各
吹出口から吹き出される風量の調節が可能となるので、
吹出風に差が生じるようなことがあっても、各吹出口か
ら均等に空調空気が吹き出すことが可能となる。
【0019】請求項4に記載の発明によると、連通部の
開口面積を変えることにより、通風抵抗の変化により、
各吹出口から吹き出される風量の調節が可能となるの
で、吹出風に差が生じるようなことがあっても、各吹出
口から均等に空調空気が吹き出すことが可能となる。
【0020】請求項5に記載の発明によると、例えば座
席が三つ並ぶ椅子列を組み立てるときは、配置される位
置に応じた外形の左側用、中間用、右側用の背凭れシェ
ルを作製する。
【0021】すなわち、中間用の背凭れシェルは、予め
用意して在るシェル本体を基準体として、同シェル本体
の両側に在る突出部を切断するとともに、例えば下側に
在る突出部を切断して製作する。
【0022】左側用の背凭れシェルは、予め用意して在
るシェル本体を基準体として、座席が隣合う側、例えば
正面から見て右側に在る突出部だけを切断して製作す
る。右側用の背凭れシェルは、予め用意して在るシェル
本体を基準体として、座席が隣合う側、例えば正面から
見て左側に在る突出部だけを切断して製作する。
【0023】この作製した右側用、中間用、左側用の各
背凭れシェルを、左右の通孔部を介して、連通接続すれ
ば、中央に一つの吸込口を有し、背凭れ部毎に吹出口と
なる開口部を有するダクト状のチャンバ−をもつ背凭れ
部列が構成される。この組み立てた背凭れ部列に、表皮
部、座部を組合わせれば、座席が三つ横方向に並ぶ椅子
列、すなわち請求項1に記載した椅子列が簡単に組み立
てられる。
【0024】
【実施例】以下、本発明を図1ないし図10に示す第1
の実施例にもとづいて説明する。図1は、本発明を適用
した例えば劇場、ホ−ルなどで用いられる連結椅子の外
観、図2は同連結椅子の側面、図3は同連結椅子の正面
をそれぞれ示し、図中1は例えば三つの座席1a〜1c
が横方向に同一の向きで並んで構成される椅子列を示
す。
【0025】座席1a〜1cは、図2および図3に示さ
れるように座部2a〜2c、背凭れ部3a〜3c、さら
には肘掛部4a〜4dを組合わせて構成してある。この
うち背凭れ部3a〜3cは、背凭れシェル5を芯体とし
て用い、このシェル表面に表皮部となるクッション部材
6、表皮7(図6に図示)を設けて構成してある。
【0026】そして、この背凭れ部3a〜3cの構造を
用いて、横方向に並ぶ背凭れ部3a〜3c内にダクト状
チャンバ−8を形成している。このダクト状チャンバ−
8には、連結椅子の施工が容易となるとの配慮から、図
6に示した基準体となる背凭れ形状を呈した中空のシェ
ル本体9を三つ組合わせた構造が採用してある。
【0027】すなわち、基準体となる中空なシェル本体
9は、図6に示されるように上部側に着席する人の背部
が当たる偏平な受部分10を有し、下部側に同じく腰部
が当たる大なる厚みを有した受部分11を有している。
【0028】このシェル本体9には、図7に示されるよ
うに前後に分割された前シェル部分12aと後シェル部
分12bとを一体化して、周囲を壁で覆う中空構造が用
いてある。
【0029】詳しくは、前シェル部分12aは、例えば
FRPといった高い強度を有する部材から、受部分10
を構成する偏平コ字形のダクト部10aと、受部11を
構成する深さ寸法の大きな凹部11aとが連続する、背
凭れれの前面形状に合致した形状に成形してある。な
お、ダクト部10aの下部側の一部と凹部11aを構成
する三方の縁部には、連続するフランジ部13aが形成
されている。
【0030】後シェル部分12bは、同様な部材から、
ダクト部10aの下部側の一部を組み合う偏平コ字形の
ダクト部10bと、凹部11aと組み合う深さ寸法の大
きな凹部11bとが連続する、背凭れれの後面形状に合
致した形状に成形してある。なお、ダクト部10bと凹
部11bを構成する三方の縁部にも、連続するフランジ
部13bが形成されている。
【0031】これら前シェル部分12aと後シェル部分
12bとが合致するよう、フランジ部13a,13b間
がボルトナット14,15にて締結され、外形を背凭れ
部の形状にしている。
【0032】またこの締結によって、シェル本体9内の
上部側にはダクト部10a,10bで囲まれたダクト路
10c、およびダクト部10aの内側が外部に露出され
てなる開口部16が形成され、下部側にはシェル本体9
の凹部11a,11bで囲まれた大容量のチャンバ−1
7が形成される。
【0033】なお、フランジ部13a,13b間にはシ
−ル部材18が介在されていて、開口部16を除くチャ
ンバ−17の各部(左右、下側)を密閉状態にしてあ
る。またチャンバ−17の左右両側および下部となる、
各前シェル部分12aおよび後シェル部分12bには突
出部19a〜19cが形成されている。
【0034】突出部19a〜19cは、いずれもチャン
バ−17を構成する壁の大部分をフランジ先端に向かっ
て角筒形の袋状に突き出るように形成してなる。なお、
左右方向の片側の突出部、例えば左側の突出部19aは
右側の突出部19cよりも小さい径、詳しくは突出部1
9c内に挿脱可能な径に設定してある。
【0035】これにより、突出部19a〜19cの先端
側、例えば図6中に示された二点鎖線で示される部分を
切断(工具による)すれば、同部分がチャンバ−17の
内外を連通する通孔部20(口体)となるようにしてあ
る。
【0036】この基準体となる中空なシェル本体9か
ら、配置される位置に応じた外形に合った左側用、中間
用、右側用の背凭れシェル5a〜5cを作製してある。
具体的には、中間用の背凭れシェル5bは、予め用意し
て在るシェル本体9の両側に在る突出部19a,19c
と下側に在る突出部19bとを二点鎖線で示す部分から
切断することにより製作してある。
【0037】また左側用の背凭れシェル5aは、予め用
意して在るシェル本体9を基準体として、座席が隣合う
側、例えば正面から見て右側に在る突出部19cを二点
鎖線で示す部分から切断することにより製作してある。
【0038】右側用の背凭れシェル5cは、予め用意し
て在るシェル本体9を基準体として、座席が隣合う側、
例えば正面から見て左側に在る突出部19aを二点鎖線
で示す部分から切断することにより製作してある。
【0039】そして、図4および図5に示されるように
中間用の背凭れシェル9bの突出部19a(左側)の外
側に、左側用の背凭れシェル9aの突出部19c(開口
した左側)をシ−ル部材21を介して差し込み、背凭れ
シェル9bの突出部19c(右側)の内側に、右側用の
背凭れシェル9cの突出部19a(開口した右側)をシ
−ル部材22を介して差し込み、背凭れシェル相互を横
方向に連結してある。
【0040】この背凭れシェル間の連通によって、背凭
れシェル9a〜9cの内部にチャンバ−同志が連通する
ダクト状チャンバ−8を形成している。また各背凭れシ
ェル9a〜9cには、図6および図10に示されるよう
に開口部16で切り欠かれた部分を埋めるように吹出ア
ッセンブリ24が組み込まれている。
【0041】詳しくは、吹出アッセンブリ24は、例え
ば図9に示されるようにダクト部10a,10b間に挿
入可能で、かつ切欠いた背凭れシェル5の上部分を補う
筒形状に形成されてなる偏平なダクト体25、このダク
ト体25の上端部(出口)に装着された吹出グリル体2
6およびフィルタ−27、ダクト体25の下端部(入
口)に外挿されたシ−ル部材28を有して構成される。
【0042】そして、これらダクト体25および吹出グ
リル体26が、ダクト体25の全体をダクト部10aの
内側に嵌めつつ、ダクト体25の下端部をダクト路10
cに差し込むという作業によって、切欠いた背凭れシェ
ル5の上部分を補うように組み付けられている。
【0043】この構造によって、背凭れシェル5bの下
部の通孔部20を吸込口体(切断した突出部19b)と
し、吹出グリル体26の上端開口を吹出口26aとした
背凭れ部列を構成している。
【0044】つまり、背凭れ部列は、中央に一つの吸込
口体を有し、背凭れ部毎に吹出口26aを有するダクト
状チャンバ−8をもつ。こうした一体化となった背凭れ
シェル5a〜5cの表面に、クッション部材6および表
皮7を設けて、背凭れ部3a〜3cを構成してある。
【0045】そして、この背凭れ部3a〜3cが、座部
2a〜2cおよび肘掛部4a〜4dと共に、フレ−ムと
しての角筒状の連結部材32を介して、劇場、ホ−ルの
床面31に据え付けてある。
【0046】詳しくは、図4に示されるように連結部材
32は椅子列1の全長に対応した長さ寸法を有してい
る。この連結部材32の両端側は、劇場、ホ−ルの床面
31から立ち上がる一対の脚部33,33にて固定さ
れ、連結部材32の全体を所定位置に配置してある。
【0047】この連結部材32には、所定の間隔で、四
枚(座席が三つのため)の側板34が連結部材32と直
角となる向きで立設してある。なお、各側板34の側面
には図示はしないが化粧板が設けられる。
【0048】これら各側板34の上端部に肘掛部4a〜
4dが設けられる。また図4に示されるように向き合う
側板34,34の後部寄り部分には、各受部分10の幅
方向両側の表面部分に固定してある、アングル部材より
なる一対の取付座35,35が、それぞれボルトナット
36,37で支持されていて、背凭れ部3a〜3cを側
板間に所定の向きで固定させている。なお、取付強度を
確保するために、図7に示される如く各取付座35が取
付く受部分10aの裏面には補強板38がボルトナット
38a,38bで固定してある。
【0049】さらに側板34,34の前部寄り部分に
は、図4に示されるように各座部2a〜2cの幅方向両
側から突き出ている回転軸39の端部が、軸受部40を
介して、回転自在に支持され、座部全体を前後方向に回
動自在としている。
【0050】各座部2a〜2cは、内部に座部全体起立
する方向に付勢する付勢機構(図示しない)が内蔵され
ていて、座部全体を、前方に倒す外力を与えない限り、
倒立した状態が維持されるようにしてある。なお、各座
部2a〜2cは、座部両側に設けた当接部材41と側板
34の側面に設けたストッパ−42aとによって、座部
2a〜2cを着席位置(前方に倒れた状態)、空席位置
(倒立した状態)で保持されるようにしてある。
【0051】この背凭れ部列、座部2a〜2c、肘掛部
4a〜4dの組合わせにて、座席1a〜1cが横方向に
並ぶ、椅子列1を構成している。劇場、ホ−ルは、こう
した椅子列1が前後方向に所定の間隔で数多く配置され
て、多くの人を着席できるようにしてある。
【0052】また椅子列1の中央(背凭れ部3b)に在
る吸込口体(切断された突出部19bで形成されるも
の)は、床面に据え付けた導風ダクトアッセンブリ43
を介して、床下の送風通路(図示しない)に接続してあ
る。
【0053】すなわち、導風ダクトアッセンブリ43
は、図5および図8に示されるようにベ−ス構造体44
とダクト構造体45とを有している。ベ−ス構造体44
は、内部が長手方向に三つに仕切られ、中央部を吹出側
ダクト部48とし、このダクト部48を挟む両側を吸込
側ダクト部49,49とした、長方形の枠状を呈したフ
ランジ部47から構成してある。
【0054】ベ−ス構造体44は、このフランジ部47
を床面に形成した長方形の開口46の開口縁に設置し、
内部の各ダクト部48,49を開口46内に差し込むこ
とで床面に据え付けてある。
【0055】そして、吹出側ダクト部48が、床下に配
管した送風通路(図示しない)を介して、空調装置の吹
出部(いずれも図示しない)に接続してある。また吸込
側ダクト部49,49は、床下に在る空間を介して、空
調装置の吸込部(いずれも図示しない)に接続されてい
て、吸込側ダクト部49,49から劇場、ホ−ル内の空
気を吸込み、これを空調装置で所定の温度、湿度の空気
にした後、その空調空気、例えば冷風を床下を通じて、
吹出側ダクト部48へ導けるようにしてある。むろん、
吹出側ダクト部48、吸込側ダクト部49,49の開口
は、例えばすのこ状、網目状といった小開口を有するカ
バ−50a,50で閉塞され、ごみなどが吸込まれない
ようにしている。なお、51は吸込風量を可変するため
の各種、大きさの異なるダクト閉塞板を示す。
【0056】またダクト構造体45は、吸込口体となる
背凭れ部3bの突出部19b(切断により開口してい
る)に差込み可能な長方形状の口体部52を上部に有
し、下部に接続口体部53を有して構成してある。
【0057】この接続口体部53が吹出側ダクト部48
に連通接続され、ダクト構造体45をベ−ス構造体44
にT字状に組み合せてある。そして、背凭れ部3bの突
出部19(通孔部)の開口端が、シ−ル部材56と共
に、ダクト構造体45の口体部52に差し込まれ、背凭
れ部3a〜3cに形成したダクト状チャンバ−8を床下
の送風通路に連通させている。
【0058】これにより、送風通路から供給される冷風
を、それぞれ背凭れ部3a〜3cに在るチャンバ−8を
通して、背凭れ部毎に在る吹出グリル体26の吹出口2
6aから斜め後方へ吹き出せるようにしてある。
【0059】なお、ダクト構造体45の前面側には、連
結部材32の中央を支えるための受座54が形成されて
いて、導風ダクトアッセンブリ43を脚として活用させ
る構造にしてある。但し、55は受座54と組み合って
連結部材32を固定するための固定片を示す。
【0060】また口体部52内には、配風手段であると
ころの風向調節機構57が収容してある。風向調節機構
57には、例えば口体部52の内腔に、背凭れ部列の方
向に回動可能な複数枚の風向板58を収容した構造が用
いてある。これら各風向板58は、例えば外部から左右
方向の傾き角度が変えられる構造となっている。
【0061】つまり、風向調節機構57は、風向板58
の左右方向の傾き角度を変えて、口体部52から吹出さ
れる冷風の向きを変えるという操作を行うことにより、
各背凭れ部3a〜3cの吹出口26aから吹出される吹
出風を均等に調整できるようにしてある。
【0062】つぎに、このように構成された連結椅子の
作用について説明する。空調装置(図示しない)の運転
により、劇場、ホ−ル内の空気が、カバ−50から吸込
側ダクト部49、床下に在る空間を通じて空調装置の吸
込部(図示しない)に吸込まれる。
【0063】空調装置は、熱交換により、この室内空気
を所定の温度、湿度の冷風(空調空気)にして、吹出部
(図示しない)から吹出す。この空調装置から吹出され
た冷風(空調空気)は、図1に示されるように送風通
路、吹出側ダクト部48、接続口体部53、口体部5
2、風向調節機構57を通じて、中央に配置された背凭
れ部3bに在る吸込口体(切断された突出部19bより
なる)から、連結椅子内に取り込まれ、ダクト状チャン
バ−8へ至る。
【0064】つまり、冷風は、それぞれ中央の背凭れ部
3bに在るチャンバ−17、左側の背凭れ部3aに在る
チャンバ−17、右側の背凭れ部3cに在るチャンバ−
17へ向かって吹出される。
【0065】そして、この大なる空間を有するチャンバ
−17にて、冷風の圧力および流れが一定に整えられ、
均一な圧力ならびに流れの冷風(空気流)となって、そ
れぞれ背凭れ部3a〜3cの吹出アッセンブリ24へ導
かれる。
【0066】この冷風は、ダクト体25、吹出グリル2
6を通じて、吹出グリル26の先端の吹出口26aから
外部へ吹出され、背凭れ部3a〜3cの後方に着席して
いる人の周囲を冷房(空調)する。
【0067】このように、一つの吸込口体(切断された
突出部19bよりなる)、座席毎に複数の吹出口26a
が形成されたダクト状チャンバ−8をもつ椅子列1を採
用すれば、従来のように座席毎に冷風(空調空気)を取
り入れて吹出すような構造を必要とせずに、座席毎に所
望に冷風(空調空気)を吹出せられる。
【0068】このことは、椅子列1毎に在る一つの吸込
口体を、例えば床下に形成した送風通路に連通接続する
という工事を施すだけで、冷風(吹出風)の吹出しが達
成されることとなる。
【0069】したがって、連結椅子の据付けは、座席毎
に配管する従来の構造に比べ、はるかに簡単ですみ、施
工コストも安価ですむ。しかも、吸込口体に風向調節機
構57を接続させた構造を採用したことにより、各背凭
れ部3a〜3cの吹出口26aから吹き出される冷風
(吹出風)に差が生じているようなときは、背凭れ部3
a〜3cを口体部52から外して内部から風向板58を
操作したり、外部から背凭れ部3a〜3cを外さずに外
部から風向板58を操作して、各チャンバ−17に向か
う風向を変えれば、各背凭れ部3a〜3cの吹出口26
aから吹き出される冷風(空調空気)を均等にすること
ができる。
【0070】加えて、こうした連結椅子の背凭れシェル
5として、内部に大容量のチャンバ−17を有し、両側
部および下側部に切断可能な袋状の突出部19a〜19
cを有し、突出部19a〜19cの突き出た部分を切断
するとチャンバ−17の内外を連通する通孔部20が形
成される構造を採用したので、一つの吸込口体と座席毎
に複数の吹出口26aとを有する連結椅子を簡単に組み
立てることができる。
【0071】すなわち、本実施例のように座席が三つ並
ぶ椅子列1を組み立てるときは、上記背凭れシェル5を
基準体として、これから配置される位置に応じた外形の
左側用、中間用、右側用の背凭れシェル5a〜5cを作
製し、これらの相互を組み付ければよい。
【0072】具体的には、中間用の背凭れシェル5a
は、基準体となる背凭れシェル5を構成するシェル本体
9の両側に在る突出部19a,19cの先端部と、同じ
く下側に在る突出部19bの先端部を切断して製作す
る。
【0073】左側用の背凭れシェル5cは、基準体とな
る背凭れシェル5のシェル本体9の正面から見て右側
(座席が隣合う側)に在る突出部19aの先端部だけを
切断して製作する。
【0074】右側用の背凭れシェル5aは、基準体とな
る背凭れシェル5のシェル本体9の正面から見て左側
(座席が隣合う側)に在る突出部19cの先端部だけを
切断して製作する。
【0075】これら右側用、中間用、左側用の各背凭れ
シェル5a〜5cの相互を、差込により、左右の通孔部
20を介して連通接続すれば、中央に一つの吸込口体
(突出部19bが切断されることで形成された通孔部2
0よりなる)を有し、背凭れ部5a〜5c毎に、吹出口
26aが形成される開口部16を有したダクト状のチャ
ンバ−8をもつ背凭れ部列が簡単に構成できる。
【0076】この組み立てた背凭れ部列に対し、表皮
部、座部2a〜2cなどを組合わせれば、座席が三つ横
方向に並ぶ椅子列1を簡単に組み立てることができる。
なお、本発明は、上述した第1の実施例に限らず、図1
1に示される第2の実施例、図12および図13に示さ
れる第3の実施例、図14および図15に示される第4
の実施例のようにしてもよい。
【0077】図11に示す第2の実施例は、背凭れ部5
a〜5cに、第1の実施例で説明した吹出アッセンブリ
24に代えて、背凭れ部5a〜5cの背面から斜め上方
へ吹出す機能を有する吹出アッセンブリ60を組込んだ
ものである。
【0078】詳しくは、吹出アッセンブリ60は、背面
に例えば矩形の吹出口61を有し、内部にチャンバ−1
7からの冷風を吹出口61に導く通路62を有し、この
通路62の出口側に冷風を斜め上方の向きで吹き出させ
る複数枚のグリル63を設けた偏平角筒形の吹出グリル
体64から構成してあり、第1の実施例の説明した吹出
アッセンブリ24に代えて、吹出アッセンブリ60のと
きと同様、吹出グリル体64をダクト路10cに差込む
ことで、背凭れ部5a〜5cに背面から斜め上方へ向か
う風路が形成されるようにしたものである。
【0079】図12および図13に示す第3の実施例
は、前シェル部分12aと後シェル部分12bとを突き
合わせ接合して背凭れシェル5a〜5cを構成するので
はなく、ブロ−成形を用いて一体に成形したものであ
る。
【0080】具体的には、それぞれ右側、中間側、左側
の各部位別に背凭れシェル5a〜5cのシェル本体9を
ブロ−成形で形成し、その後、両側部に形成された凹凸
嵌合部69の差込み接続によって、横方向に三つの背凭
れシェル5a〜5cを結合したものである。
【0081】むろん、この結合によって、第1の実施例
と同様、背凭れシェル5a〜5cの全体にはダクト状チ
ャンバ−17が構成されるようにしてある。但し、66
aは通孔部、67は吸込口体、68は吹出口、70はシ
−ル部材を示す。
【0082】なお、本実施例は、各背凭れシェル5a〜
5cに背張りユニット65を設けることで、背凭れ部3
a〜3cを構成する構造にしてある。もちろん、この例
に限らず、第1の実施例で説明した基準体としてのシェ
ル本体9そのものをブロ−成形で一体に成形し、このシ
ェル本体9に、第1の実施例と同様に切断加工を施すこ
とによって、右側用、中間用、左側用の背凭れシェル5
a〜5cを形成するようにしてもよい。
【0083】図13および図14に示す第4の実施例
は、風向きの調節から均等に空調空気を吹き出させるの
ではなく、背凭れ部3a〜3c間をつなぐ連通部20の
開口面積の大きさを調節することによって各背凭れ部3
a〜3cから均等に空調空気を吹き出せるようにしたも
のである。
【0084】すなわち、各背凭れ部3a〜3cの左右か
ら突き出る突出部19a,19cを、先端に向かうにし
たがって開口面積が順次小さくなるテ−パ状に形成し
て、切断する位置を変えることによって開口面積を大あ
るいは小に調節する構造を採用してある。
【0085】具体的には、予め風量の変化具合にしたが
って突出部19a,19cに例えば大きな通風抵抗を発
生させる切断位置A,中間の通風抵抗を発生させる切断
位置B(開口面積が小)を定めたとすると、例えば右側
の背凭れ部3bから吹き出される吹出風量が若干少な
く、左側の背凭れ部3aから吹き出される吹出風量がか
なり少なくなる挙動を示すようなときは、中央の背凭れ
部3aにある突出部19cと右側の背凭れ部3cにある
突出部19aとを切断位置Aにしたがい切断して、両者
をシ−ル部材70を介して接続する。とともに中央の背
凭れ部3bにある突出部19aと左側の背凭れ部3aに
ある突出部19cとを切断位置Bにしたがい切断して、
両者をシ−ル部材を兼ねる継手71を介して接続して、
図15で示されるように右側の通気部20の径寸法をD
2 にまで大きく、左側の通気部20の径寸法をそれより
大きなD1 の値に変更すればよい(D1 >D2 )。
【0086】すると、中央の背凭れ部3bと右側の背凭
れ部3cと間の通風抵抗は、当初の通風抵抗より、若干
減少し、中間の背凭れ部3bと左側の背凭れ部3cとの
通風抵抗は、当初の通風抵抗より、かなり減少し、変動
していた吹出風の風量を均一に是正する。
【0087】つまり、通孔部20の開口面積を調節する
ことにより、各背凭れ部3a〜3cからの吹出風量を均
一にすることができる。なお、本実施例では通孔部20
の開口面積を調節したが、この他、各背凭れ部3a〜3
cに吹出面積を調節する構造を設けて、各背凭れ部3a
〜3cからの吹出風量を均一にすることも考えられる
(図示しない)。
【0088】但し、図面において第1の実施例と同じ部
分には同一符号を付して、その説明を省略した。また上
述した実施例では本発明を座席が横方向に三つ並ぶ連結
椅子に適用したが、これに限らず、それ以上の座席が並
ぶ連結椅子に本発明を適用してもよい。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、一つの吸込口体で各背凭れ部から均等な空
調空気を吹き出しを行うことができる。このことは、椅
子列毎に在る一つの吸込口体を、例えば床下に形成した
送風通路に連通接続する工事を施すだけで、均等な吹出
風の吹出しを達成することができることとなる。
【0090】それ故、連結椅子の据付けは、座席毎に配
管しなければならない従来の構造に比べ、はるかに簡単
で、施工コストも安価ですむ。請求項2に記載の発明に
よれば、上記効果に加え、各背凭れ部の吹出口から空調
空気を均等に吹き出せることができる。
【0091】請求項3に記載の発明によれば、各吹出口
からの均等な空調空気の吹出しを、風向きの調節で行う
ことができる。請求項4に記載の発明によれば、各吹出
口からの均等な空調空気の吹出しを、連通部の開口面積
の変更で行うことができる。請求項5に記載の発明によ
れば、一つの吸込口体で各背凭れ部から均等に空調空気
を吹き出せるようにした椅子列を、簡単に組み立てるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の連結椅子を示す斜視
図。
【図2】図1中、矢視B方向から見た側面図。
【図3】図1中、矢視C方向から見た正面図。
【図4】連結椅子のサポ−ト系回りを説明するための分
解斜視図。
【図5】連結椅子のチャンバ−から床下の送風通路に至
るダクト系を説明するための分解斜視図。
【図6】基準体となる背凭れシェルの斜視図。
【図7】同背凭れシェルの構造を説明するための分解斜
視図。
【図8】連結椅子の吸込口体につながる導風ダクトアッ
センブリの構造を説明するための分解斜視図。
【図9】背凭れシェルの背面部に取付く吹出アッセンブ
リの構造を説明するための分解斜視図。
【図10】背凭れシェルの背面部に取付いた吹出アッセ
ンブリを背凭れシェルの背面側から見た斜視図。
【図11】本発明の第2の実施例の要部となる、背凭れ
シェルの背面側から見た吹出アッセンブリを示す斜視
図。
【図12】本発明の第3の実施例の要部となる、ブロ−
成形で形成された背凭れシェルを組み合わせてなる背凭
れ部列を示す斜視図。
【図13】同背凭れシェルで構成される連結椅子の構造
を説明するための斜視図。
【図14】本発明の第4の実施例の要部となる通気部の
開口面積を可変する構造を説明するための分解斜視図。
【図15】同開口面積が調節された通気部の接続具合を
示す断面図。
【符号の説明】
1…椅子列 2a〜2c…座部 3a〜3
c…背凭れ部 4a〜4d…肘掛部 5a〜5c…背凭れシェル
6…クッション材 7…表皮 8…ダクト状チャンバ
− 9…シェル本体 17…大容量のチャンバ
− 19a〜19c…突出部 20…通孔部 24…吹出アッセンブリ 43…導風ダクトアッ
センブリ 57…風向調節機構 58…風向板 A,B…切断位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 良吉 東京都千代田区有楽町1丁目2番12号 株 式会社コトブキ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座部と背凭れ部とを有し、かつ背凭れ部
    の内部には大容量のチャンバ−を有してなる座席を複数
    個、横方向に並べて構成される椅子列と、 前記隣合う背凭れ部間に形成され、隣合うチャンバ−相
    互を連通して、前記椅子列の全体にダクト状チャンバ−
    を形成する連通部と、 前記椅子列を構成する背凭れ部の一つに設けられ、同背
    凭れ部のチャンバ−を通じて前記ダクト状チャンバ−へ
    空調空気を導入するための吸込口体と、 前記椅子列を構成する各背凭れ部の上部側に設けられ、
    前記空調空気を外部へ吹き出すための吹出口と、 を具備することを特徴とする連結椅子。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の連結椅子において、 前記吸込口体から導入された空調空気を前記各背凭れ部
    の吹出口へ均等に導く配風手段を有していることを特徴
    とする連結椅子。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の連結椅子において、 前記配風手段は、前記吸込口体に前記椅子列の各背凭れ
    部のチャンバ−に向かう風向を変える風向調節機構を設
    けてなることを特徴とする連結椅子。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の連結椅子において、 前記配風手段は、前記連通部を、開口面積が変更可能な
    ダクトから構成してなることを特徴とする連結椅子。
  5. 【請求項5】 周囲が壁で覆われて、外形が、上部側に
    開口部を有する背凭れ部の形状に形成され、かつ内部
    に、前記開口部と連通しそれを除く各部が密閉状態とな
    った大容量のチャンバ−が形成されてなるシェル本体
    と、 このシェル本体の両側部および下側部の一部の壁から袋
    状に突き出るように形成され、同突き出た部分を切断す
    ることにより前記チャンバ−の内外を連通する通孔部が
    形成可能な突出部と、 を具備することを特徴とする背凭れシェル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007178028A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Takenaka Komuten Co Ltd ダクトレス座席空調システム
JP2014014477A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Kotobuki Seating Co Ltd 空調椅子

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JP2007178028A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Takenaka Komuten Co Ltd ダクトレス座席空調システム
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