JPH08154432A - ポット苗植機の苗ホルダ作動装置 - Google Patents

ポット苗植機の苗ホルダ作動装置

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JPH08154432A
JPH08154432A JP29962394A JP29962394A JPH08154432A JP H08154432 A JPH08154432 A JP H08154432A JP 29962394 A JP29962394 A JP 29962394A JP 29962394 A JP29962394 A JP 29962394A JP H08154432 A JPH08154432 A JP H08154432A
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JP
Japan
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seedling
holder
pot
box
seedling box
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Application number
JP29962394A
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English (en)
Inventor
Satoru Kato
哲 加藤
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ポット苗植機において、苗箱Bから押出される
ポット苗Aを受け取る苗受位置Cと、苗植付装置Aを受
け取る苗受位置Cと、苗植付装置3にポット苗Aを載せ
替える位置との間を往復する苗ホルダ4の移動による苗
箱Bの衝撃、振動等小さくする。 【構成】ポット苗Aを収容した苗箱Bを繰出す苗箱繰出
通路1と、この苗箱繰出通路1の苗箱Bからポット苗A
を押出す苗押出杆2と、この押出されるポット苗Aを苗
受位置Cで受けて保持し下方の苗植付装置3へ載せ替え
る苗ホルダ4とを有するポット苗植機において、これら
苗ホルダ4と苗押出杆2との作動タイミングを、苗ホル
ダ4を苗受位置Cへの上昇直前位置Dで一旦停止させた
のち、苗押出杆2押出開始時に苗受位置Cへ上昇させて
停止するように設定してなる苗ホルダ作動装置の構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、多数の育苗ポットを
縦横に整列させた育苗箱を用いて育苗されたポット苗を
植付対象とするポット苗植機において、この苗箱から押
出されるポット苗を保持して苗植装置へ載せ替えるため
の苗ホルダを作動させる作動装置に関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】前記
のような苗ホルダを有する苗植機にあって、この苗ホル
ダを、苗箱から押出されるポット苗を受けて保持する苗
受位置と、苗植付装置との間に亘って往復作動させる構
成とすると、この苗ホルダが苗受位置へ作動して停止す
るときの勢いによって、苗箱を叩いたり振動して、ポッ
ト苗が苗箱から抜けて乱れたり落下することが多い。
【0003】この発明は、このような欠陥を解消するも
ので、苗ホルダを苗受位置に上昇する上昇直前の位置で
一旦停止することによって、この苗ホルダの上昇勢力を
小さくすることによって、その技術的目的を達成しよう
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、ポット苗A
を収容した苗箱Bを繰出す苗箱繰出通路1と、この苗箱
繰出通路1の苗箱Bからポット苗Aを押出す苗押出杆2
と、この押出されるポット苗Aを苗受位置Cで受けて保
持し下方の苗植付装置3へ載せ替える苗ホルダ4とを有
するポット苗植機において、これら苗ホルダ4と苗押出
杆2との作動タイミングを、苗ホルダ4を苗受位置Cへ
の上昇直前位置Dで一旦停止させたのち、苗押出杆2押
出開始時に苗受位置Cへ上昇させて停止するように設定
してなる苗ホルダ作動装置の構成とする。
【0005】
【作用、及び発明の効果】ポット苗Aを収容した苗箱B
が苗箱繰出通路1へ繰出されると、苗押出杆2が苗箱繰
出通路1へ突出されて、この苗箱繰出通路1の苗箱Bか
らポット苗Aを押出し、この押出側の苗受位置Cに停止
している苗ホルダ4に受けさせる。苗ホルダ4は、この
苗箱Bから押出されたポット苗Aを保持して下方の苗植
付装置3へ移動してポット苗Aを載せ替える。苗植付装
置3に供給されたポット苗Aは土壌面に植付けられる。
【0006】このように苗植付装置3へポット苗Aを載
せ替えた苗ホルダ4は、上昇されて苗受位置Cへ戻され
るが、この途中の上昇直前位置Dで一旦停止される。
又、このとき前記苗押出杆2も苗押出位置から後退位置
にある。苗箱繰出通路1では苗箱Bの繰出が行われて、
この苗押出杆2の対向位置に苗箱Bのポット苗A部が位
置される。
【0007】次の苗押出行程は、苗押出杆2の後退位置
から苗箱繰出通路1への突出開始時に、上昇直前位置D
に停止していた苗ホルダ4が苗受位置Cへ上昇して停止
され、苗箱Bではこの苗押出杆2による苗押出作用を受
けて、押出されるポット苗Aを苗ホルダ4で受けて保持
する。このように、苗受位置Cと苗植付装置3との間を
昇降しながら、苗箱Bから押出されるポット苗Aを受け
て苗植付装置3へ載せ替える苗ホルダ4は、この上昇行
程で苗受位置Cの直前の上昇直前位置Dで一旦停止する
ものであるから、この苗ホルダ4がこの上昇直前位置D
に至るまでの間に直接苗箱Bやポット苗A等に当接しな
いようにすることができ、苗押出杆2が苗押出作用を開
始してから、苗ホルダ4を上昇直前位置Dから苗受位置
Dへ上昇させることによって、ポット苗Aをこの苗受位
置Dの苗ホルダ4へ押出して保持させるものであるか
ら、この苗ホルダ4の上昇による勢いは小さく、例え苗
箱Bやポット苗A等に接触したとしても、このポット苗
Aを抜き外すようなことは少く、苗ホルダ4の上昇を円
滑にして、苗箱Bからの押出ポット苗Aの保持を的確に
行わせることができる。
【0008】
【実施例】ポット苗植機5は、トラクタ車体6の後部に
平行リンク機構7を介して連結され、リフトシリンダ8
の油圧伸縮によって昇降される。車体6は、ステアリン
グハンドル9によって操向される前車輪10と後車輪1
1を有して、操縦席12の下部に搭載せるエンジンEに
よって駆動走行操向する四輪駆動走行形態としている。
又、苗植機5は動力取出軸13によって連動する。車体
6の前部で左右両側部には、ポット苗Aを有する苗箱B
を積載する補助苗載枠14を有し、苗植機5の苗箱供給
台15における苗箱Bが繰出されると、この補助苗載枠
14から苗箱Bを取出しながら、この苗箱供給台15へ
補給する。16は操縦席12の後側に搭載する施肥装置
で、施肥パイプ17通して、苗植機5による苗植付土壌
面に施肥する。
【0009】苗植機5は、ポット苗Aを育苗収容した苗
箱Bを載せて供給する上下二段の苗供給台15、この苗
箱供給台15の苗箱Bを苗箱繰出通路1に案内させて間
欠的に繰出す苗箱繰出装置18、この苗箱繰出通路1の
苗箱Bからポット苗Aを押出す苗押出杆2、この押出さ
れるポット苗Aを保持して下方の苗植装置3へ載せ替え
る苗ホルダ4、この苗植装置3にあって該苗ホルダ4か
ら載せ替えられるポット苗Aを受けて横方向へ送り出す
ベルト19、この送りベルト19で送り出されるポット
苗Aを土壌面へ植付ける植付爪20等を有している。
【0010】このような苗植機5は、前記平行リンク機
構7の後端部に対して、ロ−リング自在に設けられ、下
部にフロ−ト21を有して、土壌面に滑走するように支
持させて、このフロ−ト21による均平土壌面に多数条
の苗植付を行う構成としている。22は伝動ケ−スで、
苗植機5の構成主体を成し、前記各構成部分が取付けら
れている。23は前記苗箱繰出通路1に連結せる空箱繰
出通路で、終端には空箱収容枠24にのぞませている。
【0011】苗箱繰出通路1は、前記後上部の苗箱供給
台15から前上部の空箱繰出通路23に亘って側面視で
U状に構成され、苗箱Bの左右両側縁部B1を平断面コ
字状の苗箱案内溝25に摺動案内させ、この苗箱繰出通
路1の苗箱B底部側に苗押出杆2を挿通自在の押出孔2
6を配置した案内板27を設け、苗葉先部側は開放させ
ている。(図1、図6、図7)。この苗箱Bの左右両側
縁部B1に、各苗ポット部と同間隔の繰出穴が形成され
る。
【0012】苗箱繰出装置18は、苗箱繰出通路1の左
右両外側において軸28回りに上下揺動自在のア−ム2
9間に亘って、軸30回りに回動自在のストッパ−31
と、軸32回りに回動自在の駆動ア−ム33の一端部に
枢支34される繰出爪35と、この駆動ア−ム33によ
って揺動されるフック36と、この駆動ア−ム33の他
端部にあって該ストッパ−31が下動したとき押圧して
軸30回りに回動させるア−ム37等からなり、前記伝
動ケ−ス22内の伝動機構から往復回動されるア−ム3
8、及びロッド39等を介して回動される。40はア−
ム38に取付けた手動操作レバ−である。
【0013】ア−ム38が揺動されると駆動ア−ム33
の回動によって繰出爪35が左右の苗箱案内溝25の後
側に沿って上下動される。上動するときはフック36が
後方へ押されて、前記苗箱Bの側縁部B1の繰出穴との
係合が外されると共に、上動した繰出爪35がこの繰出
穴と係合して下動時に苗箱Bを一苗ポット間隔分だけ下
方へ引き下げるようにして繰出す(図4)。
【0014】このようにして苗箱Bの繰出作用が行われ
るが、後続苗箱Bはストッパ−31によって苗箱Bの前
側縁部B2が係止されているが、苗箱Bの繰出に伴って
後続苗箱Bと共にストッパ−31がア−ム29のばね4
1に抗して下動されて、このストッパ−31の作動片4
2が、前記ア−ム37の回動域に入ると、このストッパ
−31が軸30回りに回動されて、苗箱Bの前側縁B2
から外され、後続苗箱Bが既に繰出終端部の苗箱Bの上
端部に接続される。操作レバ−40は苗箱Bの繰出開始
時等で、手動で上記のような苗箱Bの繰出作用を行わせ
るためのものである。
【0015】前記苗押出杆2は、伝動ケ−ス22のクラ
ンク軸43の回動によって、ばね44に抗して伸長しう
るロッド45、このロッド45によって回動される扇形
ギヤ46、このギヤ46と噛合して前後動されるラック
47の先端に一体に設けられる。又、苗押出杆2は苗箱
Bの各ポット部に対向するようにくし形に配設され、各
ポット部の底部に形成されている底穴部に突き刺して、
各ポット内に育苗されたポット苗Aを同時に押し出す。
このような苗押出杆2によるポット苗Aの押出作用は、
前記苗箱繰出装置1による間欠的各苗箱Bの繰出毎に行
われる。
【0016】前記苗ホルダ4は、伝動ケ−ス22内の伝
動機構によって駆動されるクランク軸55、ばね56を
介するロッド57等を経て上下に揺動する平行リンクか
らなるホルダア−ム48によって、ア−ム軸49回りに
往復駆動され、前記苗押出杆2によって押出される各ポ
ット苗Aを嵌合させて支持し上側を開口する苗嵌合部5
0をくし形状に配設し、苗押出杆2による押出苗の苗受
位置Cでは、各押出ポット苗Aを各苗嵌合部50に嵌合
させて保持する。
【0017】苗ホルダ4の下動位置には、苗植付装置3
の前記送りベルト19が下側に設けられ、この送りベル
ト19上方に、苗ホルダ4の各苗嵌合部50通過させる
ことのできるくし形状の苗ストッパ−51を設け、苗ホ
ルダ4がこの苗ストッパ−51を通るときの苗載替位置
Fで、各苗嵌合部50に保持されるポット苗Aを、この
苗ストッパ−51で相対的に押出して、下側の送りベル
ト19上面に載せ替えるものである。苗ホルダ4はこの
苗載替位置Fを通過した下死点位置Gで折返して、同苗
載替位置Fを通って前記上死点の苗受位置Cへ復動しう
る。
【0018】このような苗ホルダ4の往復回動行程にお
いて、苗載替位置Fから苗受位置Cに至る間の、この苗
受位置Cの若干下位にあたる上昇直前位置Dを上昇停止
の位置として設定し、一旦停止させる。この苗ホルダ4
の苗受位置Cでの停止機構として、苗押出杆2のうち横
端部分に、ストッパ−52を固定させて、このストッパ
−52で苗ホルダ4の上昇を係止することができる。5
3は前記ホルダア−ム48から一体的に突出される係止
片で、この係止片53が上昇中に前記上昇直前位置に達
するとストッパ−53に当って係止する。この係止片5
3がストッパ−53に係止されたときの苗ホルダ4は、
苗箱繰出通路1に案内されている苗箱Bにも、又このポ
ット苗Aに接触しない関係位置に離れている。
【0019】前記苗受位置Cでの苗ホルダ4を一定位置
に停止するために機体側にストッパ−54を設け、この
ストッパ−54でホルダア−ム48の上死点位置を係止
できる。このような苗ホルダ4を上下回動する駆動機構
は、前記伝動ケ−ス22内に構成されていて、クランク
軸43をこれら上昇直前位置Dと、苗受位置Cとで停止
し、又駆動しうるように定位置停止クラッチ等を用いて
伝動構成するとよい。
【0020】苗ホルダ4が上動駆動されるとき、上昇直
前位置Dでは上昇駆動が停止されると共に、苗押出杆2
が後退した位置K1にあって、ホルダア−ム48が上昇
するとき係止片53が該位置K1の苗押出杆2のストッ
パ−52に当接して上昇直前位置Dに係止されて、これ
以上に上昇させない。従って、このとき苗箱Bが苗箱繰
出通路1に繰出されていても、この苗ホルダ4が苗箱B
に直接当接したり、ポッ苗Aに当ることは少い。
【0021】苗押出杆2が、後退位置K1から苗箱繰出
通路1へ突出を開始すると、ストッパ−52による係止
片53の係止は外されて苗ホルダ4は上死点の苗受位置
Cへ上動されてストッパ−54で係止されるから、苗押
出杆2は苗押出作用開始直前の位置K2から押出完了の
位置K3へと作動して、各ポット苗Aを苗ホルダ4へ受
けさせる。このように一旦上昇直前位置Dで停止されて
いた苗ホルダ4が、苗受位置Cへ上動して、このとき苗
箱Bに接触したとしても、これによる苗箱Bやポット苗
A等の受ける衝撃力は小さいものであるから、苗箱Bか
らポット苗Aを脱落させたり、苗を乱すようなことは少
い。
【0022】苗ホルダ4がポット苗Aを保持すると、苗
押出杆2は後退位置K1へ作動して待期する。この間に
苗箱繰出通路1では苗箱繰出装置18による次の間欠的
繰出作用が行われる。又、前記苗ホルダ4の下動によっ
て送りベルト19上部の苗載替位置Fでは、ストッパ−
51の苗掻出作用を受けて、この苗ホルダ4の各苗嵌合
部50内に保持されていた各ポット苗Aが、送りベルト
19上に載せ替えられる。送りベルト19上のポット苗
Aは、横側へ送り出されて苗植付爪20の作用を受けて
土壌面に植付けられる。
【0023】このように、図例では、前記苗ホルダ4と
苗押出杆2との作動タイミングは、苗ホルダ4を揺動支
持するホルダア−ム48を、後退位置K1に待期する苗
押出杆2のストッパ−52で係止して、該苗ホルダ4の
上昇を苗受位置Cよりも下位の上昇直前位置Dである苗
箱B乃至ポット苗Aに接触しない位置に一旦停止させる
構成したものである。又、前記苗押出杆2が苗箱繰出通
路1の苗箱Bへ向けて伸出を開始すると同時に、上昇直
前位置Dの苗ホルダ4を苗受位置Cへ上昇させて一定位
置のストッパ−54に当てて停止し、該苗押出杆2によ
って押出されるポット苗Aをこの苗ホルダ4で受けて保
持する。
【0024】図9において、上例と異なる点は、苗ホル
ダ4の駆動リンク機構において、前記ロッド57とホル
ダア−ム48との間にばね58を介在させて、苗ホルダ
4を駆動の上死点位置で固定することにより、苗ホルダ
4のはね返りを防止し、苗押出杆2による押出苗の苗受
取りを安定させる。ホルダア−ム48にスライダ59を
摺動自在に設け、このスライダ59をロッド57で駆動
することによりばね58を介してホルダア−ム48が上
下回動される。このスライダ59はばね58に抗して押
圧されると、機体側の定位置から突出するストッパ−6
0に係止されて、このホルダア−ム48の上死点でのは
ね返り下降を阻止する。又、このロッド57による苗ホ
ルダ4の下降駆動は、スライダ59をア−ム軸49側へ
引くことによって、ストッパ−60との係合域から外さ
れて、ホルダア−ム48の下動を行わせるものである。
【0025】図10において、上例と異なる点は、前記
ホルダア−ム48を駆動するためのロッド57のばね5
6の機体に固定のケ−ス61に受け止めさせることによ
って、苗ホルダ4の苗受時のはね返りを防止し、上死点
である苗受位置Cや、下死点位置Gの、リンクスピ−ド
を減速させる。62,63はロッド57におけるばね受
座である。64,65はロッド57の両端部における連
動リンクである。
【0026】図11において上例と異なる点は、前記苗
箱供給台15における上下一対のシャッタ66,67の
開閉を行わせるセンサ−Sを単一構成として簡単化す
る。上下の苗箱供給台15におけるシャッタ66,67
は、シャッタ軸68の回りに回動自在に設けられて、カ
ムプレ−ト69を有し、これら各カムプレ−ト69の下
方回動を係止するピン70,71を有した一対のア−ム
72,73を、苗箱供給台15の前端側壁部に軸74,
75回りに回動自在に設け、これら両ア−ム72と73
との対向端部76,77を係合しうる構成とし、この下
側のア−ム73軸75には一体的にア−ムセンサ−Sを
設け、各苗箱供給台15にのぞませる苗箱繰出通路1の
上部に位置させて、この苗箱繰出通路1に苗箱Bが繰出
されるとセンサ−Sがア−ム軸75回りに下動されて、
L1ア−ム73が回動して、ア−ムピン71を下段側の
苗箱供給台15のカムプレ−ト69に係合して、この下
段のシャッタ67がシャッタ軸68回りに前方へ回動し
ないように支持される。このとき、ア−ム端部77は前
側へ回動するから上段のア−ム72の回動を許し、ア−
ムピン70を上段のカムプレ−ト69に係合させて、上
段のシャッタ66を起立させて閉鎖状態とすることがで
きる。このように各シャッタ66,67が閉鎖されてい
るときは、苗箱供給台15上の苗箱Bは繰出されない。
78,79は上下段の苗箱供給台15と苗箱繰出通路1
との間を連絡する合流通路で、前記センサ−Sはこの合
流通路78,79の合流位置よりも苗箱繰出通路1側に
のぞませている。
【0027】前記のようなセンサ−Sによるア−ムピン
70,71のカムプレ−ト69のロック位置から、苗箱
繰出通路1に苗箱Bが減少すると、センサ−Sは苗箱繰
出通路1上に突出されてL2、上下いずれのア−ムピン
70,71もカムプレ−ト69からの係合が外れようと
して、シャッタ66,67は前方へ倒れうる状態とな
り、苗箱Bの繰出を許すが、ア−ム端部76と77との
長さ比によって、上段側のア−ムピン70が71よりも
大きく移動するために、上段のシャッタ66が下段のシ
ャッタ67よりも先に開かれて、この上段側の苗箱供給
台15からの苗箱Bの繰出が行われる。
【0028】このため、苗箱Bが再度センサ−Sを押下
げてL1、下段のカムプレ−ト69の係合を保持させ
て、下段の苗箱Bの繰出を行わせない。又、この上段の
苗箱供給台15における苗箱Bがなくなると、苗箱繰出
通路1における苗箱Bの減少によって、センサ−Sが突
出L2して、ア−ムピン71をカムプレ−ト69から外
し、下段のシャッタ−67を倒して、この下段側の苗箱
Bの繰出を行わせることとなる。
【0029】上下いずれの苗箱供給台15における苗箱
Bもなくなると、センサ−Sは上動L3して、上下のア
−ムピン70,71を共に外す。図12,図13におい
て、上例と異なる点は、前記上下のシャッタ66,67
が同時に開くのを防止するために、上下両カムプレ−ト
69間に牽制ア−ム80を、上下中間部の軸81の回り
に揺動自在に設け、これら牽制ア−ム80の両端部に形
成のフック82,83を上下のカムプレ−ト69に交互
に係止させる。84は苗箱供給台15の側壁で、この側
壁84と牽制ア−ム80との間にばね85を設けて、下
段側のカムプレ−ト69の開き回動を牽制するようにし
ている。従って、上段のカムプレ−ト69が常時開き回
動しうる状態におかれるが、この上段のカムプレ−ト6
9が開き回動されると、牽制ア−ム81のフック82は
このカムプレ−ト69に規制されて、ばね85に抗する
方向へは回動できないため、下段のカムプレ−ト69の
回動は係止されて開き回動されない(図13の実線位
置)。又、下段のカムプレ−ト69が開き回動位置にあ
るときも同様にして、上段のカムプレ−ト69の開き回
動が牽制される(図13の仮想線位置)。
【0030】図14,図15において、上例と異なる点
は、前記苗繰出通路1の苗箱Bの繰出を係止するストッ
パ−31と、前記下段のシャッタ67との間に、このシ
ャッタ67の開閉に連動してストッパ−31の回動を牽
制するフック86を設け、このシャッタ67の苗箱有り
位置M2時と苗箱Bを繰出させる苗箱通過位置M3時と
では、フック86はストッパ−31係止しない位置にあ
るが、苗箱供給台15に苗箱Bがなくなった苗箱無し位
置M1では、フック86がワイヤ−87連動によってス
トッパ−31に係合されて、ストッパ31が苗箱繰出通
路1から退避するのを阻止する。苗箱Bの補給は、上段
の苗箱供給台15から先に行う。このときストッパ−3
1は苗箱繰出通路1を遮断しているため、シャッタ66
を開いて苗箱Bを繰出通路1へ繰出させると、このスト
ッパ−31によって係止されている。続いて下段の苗箱
供給台15に苗箱Bを供給すると、苗箱Bがシャッタ6
7を押して苗箱無し位置M1から有り位置M2へ回動
し、フック86を外すため、ストッパ−31の回動を許
す状態となり、苗箱Bを苗箱Bを苗押出杆2による押出
位置にまで供給することができる。
【0031】図16において、上例と異なる点は、前記
苗箱Bの苗箱繰出通路1への繰出を係止するストッパ−
31に代えて、この苗箱繰出通路1の左右両側部の苗箱
案内溝25に苗箱Bの前側縁B2を係止する係止部88
を設け、繰出通路1へ繰出される苗箱Bは一旦この係止
部88に係止させる。この係止部88の内側部にはレバ
−89が前後に回動自在に枢支90されて、このレバ−
89を前記苗箱繰出装置18の駆動ア−ム33の回動に
よって、フック36の回動によってレバ−89を揺れ動
させ、駆動ア−ム33で繰出爪35を上方へ押上げると
きこのレバ−89を後方へ回動させて、苗箱Bの下端縁
B2が係止部88に係止しうる状態になる。このレバ−
89が前側へ揺動されると、苗箱Bの下端縁B2が係止
部88から外れて、苗箱繰出通路1を繰出される。一旦
この係止部88から外れた苗箱Bは再度引っ掛けること
はなく、繰出完了まで移行される。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗ホルダ部の側面図
【図2】その作動を示す側面図
【図3】苗ホルダ部と苗植装置部との関係を示す側面図
【図4】苗箱繰出装置部の側面図
【図5】苗押出装置部側面図
【図6】苗ホルダ部の背面図
【図7】その苗箱繰出通路部の平断面図
【図8】苗植機全体の側面図
【図9】一部別実施例を示すホルダア−ム駆動部の側面
【図10】一部別実施例を示すホルダア−ム駆動部の側
面図
【図11】苗箱供給台のシャッタ部の側面図
【図12】一部別実施例を示す苗箱供給台のシャッタ部
の側面図
【図13】その背面図
【図14】一部別実施例を示すシャッタ部の側面図
【図15】その一部の作用を示す拡大側面図
【図16】一部別実施例を示す苗箱繰出通路部の側面図
【符号の説明】
1 苗箱繰出通路 2 苗押出杆 3 苗植付装置 4 苗ホルダ A ポット苗 B 苗箱 C 苗受位置 D 上昇直前位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポット苗Aを収容した苗箱Bを繰出す苗
    箱繰出通路1と、この苗箱繰出通路1の苗箱Bからポッ
    ト苗Aを押出す苗押出杆2と、この押出されるポット苗
    Aを苗受位置Cで受けて保持し下方の苗植付装置3へ載
    せ替える苗ホルダ4とを有するポット苗植機において、
    これら苗ホルダ4と苗押出杆2との作動タイミングを、
    苗ホルダ4を苗受位置Cへの上昇直前位置Dで一旦停止
    させたのち、苗押出杆2押出開始時に苗受位置Cへ上昇
    させて停止するように設定してなる苗ホルダ作動装置。
JP29962394A 1994-12-02 1994-12-02 ポット苗植機の苗ホルダ作動装置 Pending JPH08154432A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115462224A (zh) * 2022-09-22 2022-12-13 浙江理工大学 一种蔬菜钵苗植苗机构及其植苗方法

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