JPH08154153A - イメージスキャナ - Google Patents

イメージスキャナ

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JPH08154153A
JPH08154153A JP6294160A JP29416094A JPH08154153A JP H08154153 A JPH08154153 A JP H08154153A JP 6294160 A JP6294160 A JP 6294160A JP 29416094 A JP29416094 A JP 29416094A JP H08154153 A JPH08154153 A JP H08154153A
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Satoru Segawa
哲 瀬川
Atsushi Kashiwatani
篤 柏谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、読取り範囲に対する原稿の
位置調整に際して煩雑な作業及び原稿台を不要とし得、
更に位置合わせの作業をより迅速にし得るイメージスキ
ャナを提供することにある。 【構成】 信号処理部16は一次元イメージセンサ12
から読取り画像の光電変換アナログ信号が入力される。
副走査機構15は、信号処理部16から制御信号を受け
て反射鏡14を所定角度回転し、一次元イメージセンサ
12に反射角度を変えながら原稿21を副走査方向Aに
走査して画像を投影する。表示装置17はライン単位の
表示画像データが信号処理部16から入力されて表示を
行う。停止命令受付手段18は、停止命令が使用者から
発行されるのを待機し、停止命令が発行されると命令は
一枚分の原稿の読み込みが終了するまで記憶される。そ
して、停止命令が有効になるステップに入った場合に読
み込みを停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はイメージスキャナに係
り、特に一次元イメージセンサを用いて文字や画像を読
取りディジタルデータに変換して表示するイメージスキ
ャナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より広く普及しているイメージスキ
ャナとしては、透明板の上に原稿を置き、その下をイ
メージセンサが走査するフラットベッド型イメージスキ
ャナ、原稿面上に装置を載せ、使用者の手によりイメ
ージセンサを走査させるハンディ型イメージスキャナ、
そして原稿とイメージスキャナとに距離を置き、原稿
を間接的に読み込むカメラ型のイメージスキャナなどが
代表的なものである。
【0003】このうち、カメラ型イメージスキャナは、
凹凸がある原稿、分厚い本、更にはホワイトボード等、
ほぼ垂直に据えつけられたものも読み込むことができ、
他のイメージスキャナに比較して、大きさや向き、平面
度など被写体に対する制約が少ないという利点を有す
る。
【0004】更に、カメラ型イメージスキャナとして現
在市販されているものとして代表的なものとしては、原
稿の置かれる形態により2つの形態がある。すなわち、
第一の形態は専用の原稿台とスキャナユニットを固定す
るためのスタンドを持ち、原稿台の上から読み取りを行
う形式のものであり、第二の形態はホワイトボードや風
景等を主な被写体として机上や3脚台に取り付けて読み
取りを行うものである。両者とも被写体画像とイメージ
スキャナとの間に所定の距離を置いて画像を読み込むカ
メラ型イメージスキャナである。
【0005】そのため、装置を原稿に密着させる他のイ
メージスキャナに比べて、読み込む画像の範囲、あるい
は読み込める範囲の何処に画像を置くかといった、読取
り原稿の位置合わせに工夫を要する。
【0006】カメラ型イメージスキャナのうち一般の原
稿だけでなく、ホワイトボードや風景も読み込めるタイ
プの例として、カシオ計算機株式会社から発売されてい
る型番「CP−1000」のイメージスキャナがある。
このイメージスキャナは机上に置くか3脚に設置して一
般に使用されているカメラで風景を写すように用いるこ
ともできる。特に距離を隔てたところにあるホワイトボ
ードあるいは黒板を読み込むことをアプリケーションの
一つとしている。
【0007】図5は従来のカメラ型イメージスキャナの
構成及びこれにより机上の原稿を読み取る動作説明図を
示す。このカメラ型イメージスキャナ30は、筐体31
内に一次元イメージセンサ32、一次元イメージセンサ
32を副走査方向Aに移動する副走査機構33、跳ね上
げスクリーン34、鏡35、鏡35の下方に配置された
レンズ36、及びファインダ37が内蔵され、レンズ3
6の下方に窓38が形成された構成である。このカメラ
型イメージスキャナ30に対して距離を隔てたところに
原稿40が配置されている。
【0008】一次元イメージセンサ32は、読取りのた
めの受光素子が複数個アレイ状に集積されたセンサであ
る。レンズ36は一次元イメージセンサ32の表面上
に、被写体である原稿40の像を結ばせるために設けら
れている。副走査機構33は、一次元イメージセンサ3
2に対して投影する位置を変えて2次元の読み取り原稿
40の像を副走査方向Aに順次走査するための機構であ
る。
【0009】被写体の範囲確認は、一次元イメージセン
サ32が走査する面上に跳ね上げ動作ができる曇りガラ
スを跳ね上げスクリーン34として設け、ここに投影さ
れた被写体像を鏡35に反射させて、使用者が装置にあ
るファインダ37を覗くことによって行う。従って、使
用者は鏡35に反射している投影像を見ながらイメージ
スキャナ30あるいは原稿40を動かして読み込む範囲
41の位置を調整し、調整が終わってから読取り開始の
指示をイメージスキャナ30に与える。
【0010】また、別のカメラ型イメージスキャナのう
ち専用の原稿台を使用するイメージスキャナとして、チ
ノン株式会社から発売されている型番「DS−300
0」のイメージスキャナがある。図6はこの従来のカメ
ラ型イメージスキャナの他の例の構成図を示す。このカ
メラ型イメージスキャナ50は、筐体51内に一次元イ
メージセンサ52、レンズ53、反射鏡54及び副走査
機構55を内蔵し、この筐体51が専用の原稿台56に
取り付けられたアーム57により、原稿台56より所定
高さを保って固定された構成である。
【0011】このカメラ型イメージスキャナ50では、
予め専用の原稿台56に描かれた枠58に読取りの範囲
を設定しておき、この枠58に従って原稿の位置合わせ
を行う。あるいは、磁気的なマーカを原稿台56に載せ
られた原稿に置いて、マーカの位置を原稿台56に備え
られたセンサを用いて検出することにより原稿の位置合
わせを行う。原稿の位置合わせの後、原稿一枚分の読取
りが行われ、表示装置に読取られた原稿が表示される。
【0012】原稿台56で指定した位置とイメージセン
サ52が副走査する部分とのずれを完全になくすことは
難しく、このずれが原因で使用者が指定した原稿の読取
り位置に対して実際にイメージセンサ52によって読み
込まれた位置とが異なることが生じる。読取りをやり直
す際には、再び原稿の位置合わせを行い、読取りを行わ
なければならない。
【0013】次に、これら2つのカメラ型イメージスキ
ャナ30及び50による読取りまでの動作について図7
のフローチャートと共に説明する。図7(A)はイメー
ジスキャナの動作、同図(B)は使用者の動作をそれぞ
れ説明するフローチャートである。使用者がカメラ型イ
メージスキャナ30又は50の動作を開始させると、カ
メラ型イメージスキャナ30又は50は予め用意された
読取り範囲になるように装置内の数値を初期化し(ステ
ップ201)、原稿の範囲指定に関する指定を行う(ス
テップ202)。
【0014】一方、使用者は原稿の位置合わせを行う
(ステップ301)。カメラ型イメージスキャナ30の
場合は、ファインダ37を覗きながら原稿40の位置を
合わせる。カメラ型イメージスキャナ50の場合は、原
稿を原稿台56で指定された位置に合わせることによ
り、位置合わせを行う。続いて、使用者は読み取り・表
示の開始命令を装置に発行する(ステップ302)。
【0015】装置は上記のステップ201及び202の
処理後開始命令の入力待ちの状態にあり(ステップ20
3)、上記の開始命令の発行を検出すると、通常の読取
り・表示を行う(ステップ204)。カメラ型イメージ
スキャナ30の「大判即写」では、読取り中にはファイ
ンダ37には表示がされず、紙に印刷されることにより
表示がなされる。カメラ型イメージスキャナ50の場合
は、別に接続される表示装置に表示される。
【0016】装置に一枚分の読取り及び表示動作が終了
したのを受けて、使用者は読取られた画像が適切な範囲
になっているかを確認する(ステップ303)。読取ら
れた範囲が適切でないときには、使用者は再び原稿の位
置を合わせた後読取り・表示の開始命令を再発行する
(ステップ301、302)。これにより、装置は再び
原稿の範囲指定に関する設定を行い(ステップ20
2)、読取り表示動作を行う(ステップ203、20
4)。
【0017】以上の読取り・表示開始操作及び動作は、
読取られた画像が適切な範囲になるまで繰り返される。
読取られた画像が適切な範囲になると、使用者は作業の
終了操作を行い(ステップ304)、これにより装置は
作業の終了通知の確認により動作を終了する(ステップ
205)。
【0018】一方、前記のような読取り・表示開始の繰
り返し作業を低減するものとして仮の読取りを行うもの
がある。仮読取り動作を行うものはフラットベッド型の
イメージスキャナを用い、所望の解像度で読取る前に、
より粗い解像度で読取る仮読取りが可能な構成になって
いる。図8はこの仮読取りを行う従来のイメージスキャ
ナの読取り動作説明用フローチャートを示す。図8
(A)はイメージスキャナの動作、同図(B)は使用者
の動作をそれぞれ説明するフローチャートである。
【0019】使用者は、大まかな原稿の位置を合わせる
と共に(ステップ501)、装置に仮読取りのための設
定を行う(ステップ401)。続いて、使用者が仮読取
り・表示の開始命令を発行すると(ステップ502)、
これを受けて装置が仮読取り・表示を開始する(ステッ
プ402、403)。一回の仮読取り・表示が終了する
と、使用者は表示画像から仮読取りの位置は適切かどう
か判断し(ステップ503)、適切でなければ以上の動
作を再度繰り返し、適切な場合には通常の読取り・表示
のための範囲を設定し(ステップ504、401)、通
常の読取り・表示の開始命令を発行する(ステップ50
5)。
【0020】装置は入力された読取り・表示の開始命令
が通常の読取り・表示の開始命令であると判断したとき
には(ステップ402)、通常の読取り・表示動作を開
始する(ステップ404)。これにより、使用者は表示
された画像が使用者が希望する適切な範囲かどうか判断
し(ステップ506)、適切でないときには再び通常の
読取り・表示のための範囲の設定をやり直した後(ステ
ップ504、401)、通常の読取り・表示の開始命令
を再発行し(ステップ505)、通常の読取り・表示動
作を再度行わせる(ステップ404)。
【0021】このようにして、通常の読取り・表示動作
により得られた画像が適切な範囲となると、使用者は作
業の終了命令を発行する(ステップ507)。装置はこ
の作業終了命令の入力により作業を終了する(ステップ
405)。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
のイメージスキャナでは、一旦読取りが終了してから読
取られた原稿の位置を表示装置で確認する原稿の位置調
整方法を採っているため、原稿あるいはイメージスキャ
ナの位置を移動し表示を見て確認する作業の合間に、適
切な読取り範囲になるまで、繰り返し読取り範囲を設定
し、読取り・表示の開始命令を発行する操作が必要とな
り、煩雑な作業を要する。
【0023】また、従来のフラットベッド型イメージス
キャナ及び図6に示した従来のカメラ型イメージスキャ
ナ50では、原稿の位置合わせをするために原稿をセッ
トする場所に専用の原稿台(フラットベッド型では透明
なガラス板)が必要であり、装置全体が大袈裟となり、
省スペースの妨げとなるという問題がある。
【0024】更に、前記従来のイメージスキャナ30で
は、光学的な手段を用いて読取り範囲の確認をできるよ
うにしているため、使用者がファインダ37及び鏡35
を介して跳ね上げスクリーン34を覗く向きを変化させ
ると、イメージスキャナ30と原稿40との関係は変わ
らないにも拘らず、跳ね上げスクリーン34に投影され
ている像が歪んで見えてしまい、その結果、使用者が見
た投影像と実際に読み込まれた画像とに差異が生じると
いう問題がある。
【0025】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
読取り範囲に対する原稿の位置調整に際して煩雑な作業
及び原稿台を不要とし得るイメージスキャナを提供する
ことを目的とする。
【0026】また、本発明の他の目的は、位置合わせの
誤差を低減し得るイメージスキャナを提供することにあ
る。
【0027】更に、本発明の他の目的は、位置合わせの
作業をより迅速にし得るイメージスキャナを提供するこ
とにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的を達
成するため、読取り対象の画像の一部分を主走査して電
気信号に変換する一次元イメージセンサと、画像を副走
査方向に走査して得た部分画像を順次に一次元イメージ
センサに入力する副走査手段と、一次元イメージセンサ
により変換された部分画像の電気信号を表示画像として
表示する表示装置と、画像の入力動作中に停止命令を受
け付ける停止命令受付手段と、副走査手段による画面一
枚分の画像入力が完了した時に停止命令受付手段により
停止命令が受け付けられたか判断し、停止命令が受け付
けられるまで副走査手段及び表示装置の動作を継続させ
ると共に、副走査手段による画面一枚分の画像入力が完
了する毎に停止命令受付手段により停止命令が受け付け
られたかを判断する信号処理部とを有する構成としたも
のである。
【0029】また、本発明は一次元イメージセンサのア
レイ方向の読取り画素を間引くと共に、副走査手段の一
画面を入力するときの1回の副走査速度を通常よりも速
くすることにより、通常の読取りよりも速く副走査して
読取った画像を通常の表示よりも速く表示装置に行わせ
る高速読取り・高速表示手段を更に有すると共に、信号
処理部は、高速読取り・高速表示手段による画面一枚分
の画像入力が完了した時に、停止命令が受け付けられた
か判断し、停止命令が受け付けられるまで高速読取り・
高速表示手段による副走査動作及び表示動作を継続させ
ると共に、高速読取り・高速表示手段による画面一枚分
の画像入力が完了する毎に停止命令受付手段により停止
命令が受け付けられたかを判断し、停止命令が受け付け
られたと判断したときには、少なくとも通常速度で前記
副走査手段により副走査して得られた画面一枚分の画像
入力を行う構成としたものである。
【0030】
【作用】本発明では、信号処理部が副走査手段による画
面一枚分の画像入力が完了した時に停止命令受付手段に
より停止命令が受け付けられたか判断し、停止命令が受
け付けられるまで副走査手段及び表示装置の動作を継続
させるようにしたため、読取られた画像の位置を表示装
置の表示画像を見ながら、読取られた画像のある原稿あ
るいは一次元イメージセンサの位置を移動する操作だけ
で最適な範囲の位置に調整することができ、最適な範囲
の位置調整時には停止命令受付手段により停止命令を受
け付けるだけで作業を終了できる。
【0031】また、本発明では、信号処理部が、高速読
取り・高速表示手段による画面一枚分の画像入力が完了
した時に、停止命令が受け付けられたか判断し、停止命
令が受け付けられるまで高速読取り・高速表示手段によ
る副走査動作及び表示動作を継続させるようにしたた
め、停止命令が受け付けられるまでは上記の間引きを行
わない通常の読取りによる画面一枚分の画像入力と表示
にかかる時間よりも短時間で読取り画像を表示すること
ができる。
【0032】更に、本発明では、カメラ型イメージスキ
ャナに適用することにより、光学的な手段により原稿の
位置合わせを行う従来のカメラ型イメージスキャナのよ
うな間接的な表示画像に基づく位置合わせではなく、表
示装置に表示された直接的な表示画像に基づく位置合わ
せができる。
【0033】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明の一実施例の外観斜視図を示す。本実施例の
カメラ型イメージスキャナ10は、筐体であるスキャナ
ユニット箱11内に、原稿の画像を電気信号に変換する
一次元イメージセンサ12、原稿からの光を集光して一
次元イメージセンサ12に結像するレンズ13、原稿か
らの光を所望方向に反射するための反射鏡14、一次元
イメージセンサ12に画像を副走査方向Aに順次入力さ
せるために反射鏡14を回転駆動するための副走査機構
15が内蔵されている。
【0034】また、カメラ型イメージスキャナ10は、
一次元イメージセンサ12によって読取り対象の画像を
アレイ方向に主走査して得た電気信号を処理して表示画
像のデータに変換する信号処理部16、変換された表示
画像データを表示する表示装置17、画像入力の停止命
令を入力する停止命令受付手段18とを有し、これらが
載置されている台19から一定範囲(例えば5cm〜5
00cm)内の所望の距離Bだけ離れた位置にスキャナ
ユニット箱11を保持するためのスタンド20を設けた
構成である。
【0035】また、上記の信号処理部16は例えば図2
に示すように、一次元イメージセンサ12よりのアナロ
グ電気信号をディジタル信号に変換するA/D変換回路
23、書き込み及び読み出し可能なラインメモリ24及
び中央処理装置(CPU)25から構成されており、一
次元イメージセンサ12及び停止命令受付手段18の出
力信号を入力信号として受け、また、副走査機構15の
動作を制御し、表示装置17に画像を表示させる。
【0036】すなわち、信号処理部16は一次元イメー
ジセンサ12から入力された読取り画像の光電変換アナ
ログ信号をA/D変換回路23によりディジタル信号に
変換し、そのディジタル信号をラインメモリ24に一旦
書き込んだ後、ライン単位の画像データとしてCPU2
5へ転送する。副走査機構15は、CPU25から制御
信号を受けて1ラインの転送処理に対応して反射鏡14
を所定角度回転し、一次元イメージセンサ12に反射角
度を変えながら原稿21を副走査方向Aに走査して画像
を投影する。また、副走査機構15の走査位置情報はC
PU25にフィードバックされる。
【0037】表示装置17はライン単位の表示画像デー
タがCPU25からバスを介して入力されて表示を行
う。停止命令受付手段18は、停止命令が使用者から発
行されるのを待機し、停止命令が発行されると命令は一
枚分の原稿の読み込みが終了するまで記憶される。そし
て、停止命令が有効になるステップに入った場合に読み
込みを停止する。
【0038】本実施例では、一次元イメージセンサ12
としては、2088ビットのCCD(電荷結合素子)ア
レイ素子を持つ日本電気株式会社製のイメージセンサ
(型番μPD3733)を用いている。また、一次元イ
メージセンサ12の受光面上に像を結ぶために設けられ
るレンズ13としては、焦点距離が40mm、直径が1
6mmのガラスレンズを用いている。更に、副走査機構
15としては、直流モータと減速機構を組み合わせた機
構や特開平6−133079号公報に記載の反射面回転
手段等を適用することができる。
【0039】このような構成の本実施例によれば、以下
説明するように図1の台19上に原稿21を上向きに置
いた状態でも、表示装置17により表示される画像を見
ながら、画像の読み取り範囲の位置合わせができるもの
である。
【0040】次に、本実施例の動作について図3のフロ
ーチャートと共に説明する。図3(A)はイメージスキ
ャナ10の動作説明用フローチャート、同図(B)は使
用者の動作説明用フローチャートである。使用者がイメ
ージスキャナ10に動作開始を指示することにより、イ
メージスキャナ10は動作を開始し、まず読取り開始の
準備として副走査機構15の初期化及び信号処理部16
の初期化を行う(ステップ101)。副走査機構15の
初期化は、走査に伴って回転する反射鏡14の角度を初
期角度に設定することである。信号処理部16の初期化
は、各メモリやレジスタをリセットする。
【0041】イメージスキャナ10は初期化の後、図1
に示した原稿21の画面一枚分の画像の読取りと表示を
行う(ステップ102)。すなわち、原稿21からの光
は反射鏡14で反射され、レンズ13により集光されて
一次元イメージセンサ12の受光面上に結像され、ライ
ン単位で電気信号に変換される。この電気信号は信号処
理部16に供給されて表示に適した画像データに変換処
理された後、表示装置17により表示される。
【0042】ライン毎の処理に対応して、副走査機構1
5は反射鏡14を回転させて次のラインを一次元イメー
ジセンサ12に結像させる。この動作を次々と繰り返し
行って(例えば、一次元イメージセンサ12のアレイ数
2000×3000ラインならば、3000回ほど繰り
返す。)、画面一枚分のデータを読取り、表示装置17
に転送する。一画面分すべての転送が終わったところ
で、イメージスキャナ10は停止命令受付手段18より
停止命令を受け付けているか否か確認する(ステップ1
03)。停止命令を受け付けていない時は再びステップ
102に戻り、再度画面一枚分のデータの読取りを行っ
て、それを表示装置17に表示する。
【0043】一方、使用者はイメージスキャナ10に動
作開始を指示した後、原稿21の位置合わせを行ってか
ら(ステップ151)、上記の画面一枚分の表示を見て
読取り範囲は適切かどうか判断する(ステップ15
2)。読取り範囲が適切でないときには、表示画像を参
考にして再度位置合わせを行う(ステップ151)。読
取り範囲が適切であるときには、使用者は停止命令受付
手段18を用いて作業の終了を停止命令として装置に入
力する(ステップ153)。
【0044】イメージスキャナ10は停止命令受付手段
18より停止命令を受け付けていることをステップ10
3で確認すると、作業を終了する。このように、本実施
例によれば、原稿21の画面一枚分のデータの読取りと
読取ったデータの表示とを停止命令が入力されるまで繰
り返し継続するようにしたため、読取られたデータの表
示画像を見ながら原稿21の位置を最適な読取り範囲が
見つかるまで修正することができ、読取り・表示を繰り
返し開始させる毎に従来は必要であった煩雑な操作が不
要になるばかりか、特別な原稿台を不要にできる。
【0045】次に、本発明の他の実施例の動作について
図4のフローチャートと共に説明する。本実施例はイメ
ージスキャナ10のハードウェアは図1及び図2と同様
であるが、その動作が図4に従って行われる。図4
(A)はイメージスキャナ10の動作説明用フローチャ
ート、同図(B)は使用者の動作説明用フローチャート
で、図3と同一処理ステップには同一符号を付し、その
説明を省略する。すなわち、本実施例では図4(B)に
示した使用者の動作処理は図3(B)に示した使用者の
動作処理と同一である。
【0046】一方、イメージスキャナ10は動作開始指
示によりまず、読取り開始の準備として副走査機構15
の初期化及び信号処理部16の初期化を行う(ステップ
111)。次に、図1に示した原稿21の画面一枚分の
画像を間引きにより高速に読取ると共に、その読取りデ
ータを表示装置17に表示させる(ステップ112)。
続いて、信号処理部16は高速の読取りと表示の間に停
止命令があったかどうかを判断し(ステップ113)、
停止命令が無いときには原稿の読取り範囲が適切でない
と判断して再度ステップ111に戻り、原稿21の画面
一枚分の画像を間引きにより高速に読取ると共に、その
読取りデータを表示装置17により表示させる。
【0047】停止命令があるとステップ113で判断さ
れたときは、イメージスキャナ10は原稿21の画面一
枚分の画像を間引くことなく通常の読取りを行い、それ
を確認のために表示装置17に表示させる(ステップ1
14)。なお、ステップ114においては、読取りだけ
を行い表示は行わないようにしても良い。これはステッ
プ152で既に読取り範囲が適切であると判断した結果
停止命令を入力しており、改めて表示するまでもないこ
と、また通常の表示を行うと時間がかかるからである。
【0048】ステップ112での高速読取りと表示の処
理に際しては、読取る画像データの量を通常の画像デー
タの量よりも少なくする必要がある。このために、読取
りの際に間引きを行うのが一つの方法である。間引きの
読取りは、一次元イメージセンサ12のアレイ方向の読
取りの間引きと、これと垂直な方向である副走査方向の
間引きとによって行われる。
【0049】アレイ方向の間引きを行う方法としては、
一次元イメージセンサ12から出力される信号のサンプ
リングレートを粗くすることによって、アレイ方向の間
引きを行う方法や、一次元イメージセンサ12から出力
される信号を通常のサンプリングレートでサンプリング
して得られたアレイ方向のデータをデータ転送する際に
間引いて転送する方法が、一般的な方法である。
【0050】また、副走査方向の間引きをする方法につ
いては、通常の読取りで行われる副走査機構15の速度
よりも速い速度で反射鏡14を回転させ、1ラインを越
えるライン数毎にラインクロック信号を一次元イメージ
センサ12に入力することにより、通常の読取りよりも
副走査方向に粗く高速に読取りを行うことができる。な
お、上記のラインクロック信号とは、一次元イメージセ
ンサ12に1ライン分のデータを出力させるために一次
元イメージセンサ12に入力するクロック信号である。
【0051】本実施例によれば、一次元イメージセンサ
12のアレイ方向と副走査方向の双方の画像データにつ
いて間引いて読取り、信号処理を行って表示装置17に
より間引いた画像データを表示することにより、通常の
読取り表示よりも短時間で画面一枚分のデータの読取り
及び表示を行うことができる。従って、この高速の読取
りと表示を繰り返し行う手段と、原稿21の位置合わせ
を行う手段とを組み合わせることにより、より迅速に原
稿21の位置合わせを表示装置17の表示画像を見なが
ら行うことができる。
【0052】なお、上記の実施例ではカメラ型イメージ
スキャナについて説明したが、本発明はこれ以外のタイ
プのイメージスキャナに適用することも可能である。ま
た、最初の原稿の位置合わせについては、装置の動作開
始命令を発行する直前に行っておいてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
読取られた画像の位置を表示装置の表示画像を見なが
ら、読取られた画像のある原稿あるいは一次元イメージ
センサの位置を移動する操作だけで最適な範囲の位置に
調整することができ、最適な範囲の位置調整時には停止
命令受付手段により停止命令を受け付けるだけで作業を
終了できるため、繰り返し読取り・表示開始のための命
令を装置に与えることなく読取り・表示ができ、従来に
比べて原稿の位置合わせ作業を容易にでき、また原稿台
を不要にできる。
【0054】また、本発明によれば、停止命令が受け付
けられるまでは通常の読取りよりも速く副走査して読取
った画像を通常の表示よりも速く表示装置に行わせる高
速読取り・高速表示手段により、間引きを行わない通常
の読取りによる画面一枚分の画像入力と表示にかかる時
間よりも短時間で読取り画像を表示するようにしたた
め、原稿の位置合わせ作業を迅速に行うことができる。
【0055】更に、本発明によれば、従来のカメラ型イ
メージスキャナのような間接的な表示画像に基づく位置
合わせではなく、表示装置に表示された直接的な表示画
像に基づく位置合わせをおこなうようにしたため、間接
的な表示画像と使用者が見た投影像との差異が生じるこ
とがなく、位置合わせの誤差を低減することができ、ま
た、原稿の位置合わせにおいて範囲枠が設定される原稿
台が不要となり、省スペースを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の外観斜視図である。
【図2】図1の信号処理部の一例のブロック図である。
【図3】本発明の一実施例の動作説明用フローチャート
である。
【図4】本発明の他の実施例の動作説明用フローチャー
トである。
【図5】従来のカメラ型イメージスキャナの一例の構成
及び原稿読取り動作説明図である。
【図6】従来のカメラ型イメージスキャナの他の例の構
成図である。
【図7】従来のイメージスキャナの一例の読取り動作説
明用フローチャートである。
【図8】従来のイメージスキャナの他の例の読取り動作
説明用フローチャートである。
【符号の説明】
10 カメラ型イメージスキャナ 11 スキャナユニット箱 12 一次元イメージセンサ 13 レンズ 14 反射鏡 15 副走査機構 16 信号処理部 17 表示装置 18 停止命令受付手段 20 スタンド 23 A/D変換回路 24 ラインメモリ 25 中央処理装置(CPU)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/10 1/107 1/387 G06F 15/64 340 A H04N 1/10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読取り対象の画像の一部分を主走査して
    電気信号に変換する一次元イメージセンサと、 前記画像を副走査方向に走査して得た部分画像を順次に
    該一次元イメージセンサに入力する副走査手段と、 前記一次元イメージセンサにより変換された前記部分画
    像の電気信号を表示画像として表示する表示装置と、 前記画像の入力動作中に停止命令を受け付ける停止命令
    受付手段と、 前記副走査手段による画面一枚分の画像入力が完了した
    時に該停止命令受付手段により停止命令が受け付けられ
    たか判断し、該停止命令が受け付けられるまで前記副走
    査手段及び表示装置の動作を継続させると共に、該副走
    査手段による画面一枚分の画像入力が完了する毎に該停
    止命令受付手段により停止命令が受け付けられたかを判
    断する信号処理部とを有することを特徴とするイメージ
    スキャナ。
  2. 【請求項2】 前記一次元イメージセンサのアレイ方向
    の読取り画素を間引くと共に、前記副走査手段の一画面
    を入力するときの1回の副走査速度を通常よりも速くす
    ることにより、通常の読取りよりも速く副走査して読取
    った画像を通常の表示よりも速く前記表示装置に行わせ
    る高速読取り・高速表示手段を更に有し、 前記信号処理部は、該高速読取り・高速表示手段による
    画面一枚分の画像入力が完了した時に、前記停止命令受
    付手段により停止命令が受け付けられたか判断し、該停
    止命令が受け付けられるまで前記高速読取り・高速表示
    手段による副走査動作及び表示動作を継続させると共
    に、該高速読取り・高速表示手段による画面一枚分の画
    像入力が完了する毎に該停止命令受付手段により停止命
    令が受け付けられたかを判断し、該停止命令が受け付け
    られたと判断したときには、少なくとも通常速度で前記
    副走査手段により副走査して得られた画面一枚分の画像
    入力を行うことを特徴とする請求項1記載のイメージス
    キャナ。
  3. 【請求項3】 前記一次元イメージセンサと前記副走査
    手段は筐体内に収納され、それぞれ前記読取り対象の画
    像位置に対してスタンドにより所望の距離だけ離間保持
    されたことを特徴とする請求項1又は2記載のイメージ
    スキャナ。
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US5973798A (en) * 1997-01-17 1999-10-26 Nec Corporation Image scanner
US6373599B1 (en) 1997-09-18 2002-04-16 Nec Corporation Image scanning apparatus and method

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