JPH08153064A - バス幅拡張回路及びデータ転送システム - Google Patents
バス幅拡張回路及びデータ転送システムInfo
- Publication number
- JPH08153064A JPH08153064A JP29624394A JP29624394A JPH08153064A JP H08153064 A JPH08153064 A JP H08153064A JP 29624394 A JP29624394 A JP 29624394A JP 29624394 A JP29624394 A JP 29624394A JP H08153064 A JPH08153064 A JP H08153064A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bus
- data
- bit
- circuit
- width expansion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Bus Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 バス幅の異なるシステム間で、データ受信側
のシステムがデータ転送に占有される時間を減らして、
システムの処理能力を有効に活用する。 【構成】 ペン入力装置1の画面2から筆記入力された
信号は、デジタイザコントローラ4で1点座標につき5
バイトのデータに変換され、5バイト単位で8ビットの
バス6に出力される。バス6は4本に並列に分岐され、
そのうち3本はラッチ回路13a〜13c及びバッファ
15a〜15cを介し、1本は転送方向切換回路14を
介して32ビットのバス7にそれぞれ接続されている。
バス6にシリアルに出力されたデータは3バイトがラッ
チ回路13a〜13cに保持され、バス7に対して4バ
イトがパラレルに出力されるようになっている。
のシステムがデータ転送に占有される時間を減らして、
システムの処理能力を有効に活用する。 【構成】 ペン入力装置1の画面2から筆記入力された
信号は、デジタイザコントローラ4で1点座標につき5
バイトのデータに変換され、5バイト単位で8ビットの
バス6に出力される。バス6は4本に並列に分岐され、
そのうち3本はラッチ回路13a〜13c及びバッファ
15a〜15cを介し、1本は転送方向切換回路14を
介して32ビットのバス7にそれぞれ接続されている。
バス6にシリアルに出力されたデータは3バイトがラッ
チ回路13a〜13cに保持され、バス7に対して4バ
イトがパラレルに出力されるようになっている。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシステムのバス幅に対し
て、I/Oデバイスのバス幅が狭いことに起因する通信
のボトルネックを解消するためのバス幅拡張回路及びデ
ータ転送システムに関するものである。
て、I/Oデバイスのバス幅が狭いことに起因する通信
のボトルネックを解消するためのバス幅拡張回路及びデ
ータ転送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】システムのバス幅に対してI/Oデバイ
スのバス幅が狭い場合には、データの転送がI/Oデバ
イスの狭いバス幅に支配されることで通信のボトルネッ
クとなる。
スのバス幅が狭い場合には、データの転送がI/Oデバ
イスの狭いバス幅に支配されることで通信のボトルネッ
クとなる。
【0003】例えば、図3に示すように、ペン入力装置
31は液晶画面32を備え、液晶画面32の表面層には
2枚の透明な面抵抗シート(タブレット)が僅かな隙間
を隔して重ね合わせた状態に備えられている。ペン33
による筆圧が液晶画面32に加えられると、面抵抗シー
ト上におけるその押圧点のX方向とY方向の各電位が検
出され、デジタイザコントローラ34にその筆跡をなす
点群の各座標を特定する電圧信号(アナログ信号)が出
力される。
31は液晶画面32を備え、液晶画面32の表面層には
2枚の透明な面抵抗シート(タブレット)が僅かな隙間
を隔して重ね合わせた状態に備えられている。ペン33
による筆圧が液晶画面32に加えられると、面抵抗シー
ト上におけるその押圧点のX方向とY方向の各電位が検
出され、デジタイザコントローラ34にその筆跡をなす
点群の各座標を特定する電圧信号(アナログ信号)が出
力される。
【0004】デジタイザコントローラでは、X,Y方向
の各電圧信号が8ビットのデジタル信号に変換され、1
点の座標データにつき5バイトのデータが生成される。
デジタイザコントローラ34は通常8ビットで構成され
る。データは5バイトを1パケットとしてホストシステ
ム35に転送されるようになっている。ホストシステム
35では多量のデータを高速に処理する必要があるた
め、通常32ビットで構成されている。そのため、デジ
タイザコントローラ34側の8ビットのバス36と、ホ
ストシステム35側の32ビットのバス37との間で転
送される1パケット分のデータは、8ビットのバス36
から1バイトずつ順次に送信されることになる。つま
り、バス幅が異なるため狭い方のバス36によりデータ
転送が支配されることとなる。
の各電圧信号が8ビットのデジタル信号に変換され、1
点の座標データにつき5バイトのデータが生成される。
デジタイザコントローラ34は通常8ビットで構成され
る。データは5バイトを1パケットとしてホストシステ
ム35に転送されるようになっている。ホストシステム
35では多量のデータを高速に処理する必要があるた
め、通常32ビットで構成されている。そのため、デジ
タイザコントローラ34側の8ビットのバス36と、ホ
ストシステム35側の32ビットのバス37との間で転
送される1パケット分のデータは、8ビットのバス36
から1バイトずつ順次に送信されることになる。つま
り、バス幅が異なるため狭い方のバス36によりデータ
転送が支配されることとなる。
【0005】データ転送は次のように行われる。デジタ
イザコントローラ34に送信される方向信号DIR に基づ
きバス36,37上におけるデータの転送方向がデータ
受信可能な状態とされる。1パケット分のデータD1〜
D5が生成されると、デジタイザコントローラ34から
ホストシステム35に割込み信号INT が送信され、その
応答として受信したリード信号Readに基づきデジタイザ
コントローラ34からデータD1〜D5が順次に送信さ
れる(図4)。図4に示すように、1パケット分のデー
タD1〜D5は1バイトずつシリアリに転送される。
イザコントローラ34に送信される方向信号DIR に基づ
きバス36,37上におけるデータの転送方向がデータ
受信可能な状態とされる。1パケット分のデータD1〜
D5が生成されると、デジタイザコントローラ34から
ホストシステム35に割込み信号INT が送信され、その
応答として受信したリード信号Readに基づきデジタイザ
コントローラ34からデータD1〜D5が順次に送信さ
れる(図4)。図4に示すように、1パケット分のデー
タD1〜D5は1バイトずつシリアリに転送される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ホストシス
テム35側のCPU38はデータD1〜D5を受信中は
データ転送のためのみに占有される。しかし、データD
1〜D5は1バイトずつシリアルに転送されてくるた
め、1パケット分のデータの転送時間が相当長くなる。
つまり、CPU38がデータ転送に占有される時間が長
くなり、他の処理を行う時間が割かれてしまう。そのた
め、CPUの処理能力を有効に活用することができなく
なるという問題があった。
テム35側のCPU38はデータD1〜D5を受信中は
データ転送のためのみに占有される。しかし、データD
1〜D5は1バイトずつシリアルに転送されてくるた
め、1パケット分のデータの転送時間が相当長くなる。
つまり、CPU38がデータ転送に占有される時間が長
くなり、他の処理を行う時間が割かれてしまう。そのた
め、CPUの処理能力を有効に活用することができなく
なるという問題があった。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、データ受信側のシステム
がデータ転送に占有される時間を少なくすることによ
り、その処理能力を有効に活用することができるバス幅
拡張回路及びデータ転送システムを提供することにあ
る。
れたものであり、その目的は、データ受信側のシステム
がデータ転送に占有される時間を少なくすることによ
り、その処理能力を有効に活用することができるバス幅
拡張回路及びデータ転送システムを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め請求項1に記載の発明では、第1のシステムに接続さ
れた第1のバスと、第2のシステムに接続された前記第
1のバスのビット数nに対して2倍以上のビット数mを
有する第2のバスとを接続する回路であって、前記第1
のバスを並列に分岐し、分岐されたそれぞれを一つを除
いてデータ蓄積回路を介して第2のバスに接続可能とさ
れた。
め請求項1に記載の発明では、第1のシステムに接続さ
れた第1のバスと、第2のシステムに接続された前記第
1のバスのビット数nに対して2倍以上のビット数mを
有する第2のバスとを接続する回路であって、前記第1
のバスを並列に分岐し、分岐されたそれぞれを一つを除
いてデータ蓄積回路を介して第2のバスに接続可能とさ
れた。
【0009】請求項2に記載の発明では、第1のシステ
ムに接続された第1のバスと、第2のシステムに接続さ
れた前記第1のバスのビット数nに対して2倍以上のビ
ット数mを有する第2のバスとを接続する回路であっ
て、前記第1のシステムから送信されるnビットのデー
タを第2のバスのnビット分に転送可能な直通バスと、
前記第1のシステムから送信されるnビットのデータを
一時保持可能なラッチ回路を前記直通バスに対して並列
に少なくとも一つ以上備え、該ラッチ回路を第2のバス
にnビット分ずつ接続された入出力バス幅拡張回路。
ムに接続された第1のバスと、第2のシステムに接続さ
れた前記第1のバスのビット数nに対して2倍以上のビ
ット数mを有する第2のバスとを接続する回路であっ
て、前記第1のシステムから送信されるnビットのデー
タを第2のバスのnビット分に転送可能な直通バスと、
前記第1のシステムから送信されるnビットのデータを
一時保持可能なラッチ回路を前記直通バスに対して並列
に少なくとも一つ以上備え、該ラッチ回路を第2のバス
にnビット分ずつ接続された入出力バス幅拡張回路。
【0010】請求項3に記載の発明では、前記第1のバ
スのビット数nに対して前記第2のバスのビット数mで
あって、前記ラッチ回路を(m/n−1)個設けた。請
求項4に記載の発明では、前記直通バスを、データを双
方向に転送可能にした。
スのビット数nに対して前記第2のバスのビット数mで
あって、前記ラッチ回路を(m/n−1)個設けた。請
求項4に記載の発明では、前記直通バスを、データを双
方向に転送可能にした。
【0011】請求項5に記載の発明では、前記ラッチ回
路に替え、前記直通バスを介したデータと共に同時並列
に前記第2のバスに対して出力されるように前記第1の
バスからのデータを遅延可能な遅延回路とした。
路に替え、前記直通バスを介したデータと共に同時並列
に前記第2のバスに対して出力されるように前記第1の
バスからのデータを遅延可能な遅延回路とした。
【0012】請求項6に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれかの前記バス幅拡張回路を介して接続さ
れた前記第1のシステムと前記第2のシステムとを備え
た。請求項7に記載の発明では、前記第1のシステムに
転送すべきデータを1パケット以上蓄積可能なデータ蓄
積手段を設けた。
求項3のいずれかの前記バス幅拡張回路を介して接続さ
れた前記第1のシステムと前記第2のシステムとを備え
た。請求項7に記載の発明では、前記第1のシステムに
転送すべきデータを1パケット以上蓄積可能なデータ蓄
積手段を設けた。
【0013】請求項8に記載の発明では、ペン入力装置
において、入力画面上に設けられた入力手段からのアナ
ログ信号をデジタル変換するデジタイザコントローラ側
のnビットのバスと、nビットより大きなホストシステ
ム側のmビットのバスとを、前記請求項1〜請求項5の
いずれかに記載の前記バス幅拡張回路を介して接続し
た。
において、入力画面上に設けられた入力手段からのアナ
ログ信号をデジタル変換するデジタイザコントローラ側
のnビットのバスと、nビットより大きなホストシステ
ム側のmビットのバスとを、前記請求項1〜請求項5の
いずれかに記載の前記バス幅拡張回路を介して接続し
た。
【0014】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、第1のシステ
ムから縦列に送信されてきたnビットのデータは先頭側
から順にデータ蓄積回路に蓄積される。全てのデータ蓄
積回路にデータが蓄積されると、次の後続のnビットの
データが送信されてきたタイミングでデータ蓄積回路に
おけるデータの蓄積が解除され、その後続のnビットの
データと共にデータ蓄積回路に蓄積されていたデータ
が、第2のバスに対して同時並列に出力される。そのた
め、第2のシステムは複数のデータをパラレルで受信可
能となるので、第2のシステム(CPU)がデータ転送
(受信)のために占有される時間が短くなる。
ムから縦列に送信されてきたnビットのデータは先頭側
から順にデータ蓄積回路に蓄積される。全てのデータ蓄
積回路にデータが蓄積されると、次の後続のnビットの
データが送信されてきたタイミングでデータ蓄積回路に
おけるデータの蓄積が解除され、その後続のnビットの
データと共にデータ蓄積回路に蓄積されていたデータ
が、第2のバスに対して同時並列に出力される。そのた
め、第2のシステムは複数のデータをパラレルで受信可
能となるので、第2のシステム(CPU)がデータ転送
(受信)のために占有される時間が短くなる。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、第1のシ
ステムから縦列に送信されてきたnビットのデータは先
頭側から順にラッチ回路に保持される。全てのラッチ回
路にデータが保持されると、次の後続のnビットのデー
タが直通バスに送信されてきたタイミングでラッチ回路
におけるデータの保持が解除され、直通バスに送信され
てきたデータとラッチ回路に保持されていたデータとが
第2のバスに対して同時並列に出力される。そのため、
第2のシステムは複数のデータをパラレルで受信可能と
なるので、第2のシステム(CPU)がデータ転送のた
めに占有される時間が短くなる。
ステムから縦列に送信されてきたnビットのデータは先
頭側から順にラッチ回路に保持される。全てのラッチ回
路にデータが保持されると、次の後続のnビットのデー
タが直通バスに送信されてきたタイミングでラッチ回路
におけるデータの保持が解除され、直通バスに送信され
てきたデータとラッチ回路に保持されていたデータとが
第2のバスに対して同時並列に出力される。そのため、
第2のシステムは複数のデータをパラレルで受信可能と
なるので、第2のシステム(CPU)がデータ転送のた
めに占有される時間が短くなる。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、(m/n
−1)個のラッチ回路に保持されたデータと、直通バス
を介して転送されるデータとを、第2のバスを構成する
全てのビット線を活用してデータ転送することが可能と
なる。
−1)個のラッチ回路に保持されたデータと、直通バス
を介して転送されるデータとを、第2のバスを構成する
全てのビット線を活用してデータ転送することが可能と
なる。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、直通バス
はデータを双方向に転送可能であるので、第2のシステ
ムから第1のシステムに対して送信されるデータは、直
通バスを介して転送される。
はデータを双方向に転送可能であるので、第2のシステ
ムから第1のシステムに対して送信されるデータは、直
通バスを介して転送される。
【0018】請求項5に記載の発明によれば、第1のバ
スから縦列に送信されてきたnビットのデータは先頭側
から順に遅延回路により遅延されて保持され、直通バス
を介したデータと共に同時並列に第2のバスに対して出
力することが可能となる。
スから縦列に送信されてきたnビットのデータは先頭側
から順に遅延回路により遅延されて保持され、直通バス
を介したデータと共に同時並列に第2のバスに対して出
力することが可能となる。
【0019】請求項6に記載の発明によれば、第1のシ
ステムから第2のシステムへのデータ転送がバス幅拡張
回路を介することにより効率良くなる。請求項7に記載
の発明によれば、第1のシステムから転送するデータは
データ蓄積手段に例えば1パケット分だけ一時蓄積され
てから転送することが可能となるので、第1のシステム
におけるデータの処理に時間間隔が開いても1パケット
分のデータを連続して転送することが可能となる。その
ため、第2のシステムに対して時間間隔が開くことなく
データが受信される。
ステムから第2のシステムへのデータ転送がバス幅拡張
回路を介することにより効率良くなる。請求項7に記載
の発明によれば、第1のシステムから転送するデータは
データ蓄積手段に例えば1パケット分だけ一時蓄積され
てから転送することが可能となるので、第1のシステム
におけるデータの処理に時間間隔が開いても1パケット
分のデータを連続して転送することが可能となる。その
ため、第2のシステムに対して時間間隔が開くことなく
データが受信される。
【0020】請求項8に記載の発明によれば、ペン入力
装置の入力画面に筆記入力されたことにより入力手段か
ら出力されたアナログ信号は、デジタイザコントローラ
においてデジタル変換されてデータに生成される。デー
タはデジタイザコントローラ側のnビットのバスからn
ビットずつ順次に送信され、バス幅拡張回路にてホスト
システム側のmビットのバスに対してパラレルに出力さ
れる。ホストシステムはデータをパラレルで受信するこ
とが可能となるので、ホストシステムがデータ転送(受
信)に占有される時間が短縮される。
装置の入力画面に筆記入力されたことにより入力手段か
ら出力されたアナログ信号は、デジタイザコントローラ
においてデジタル変換されてデータに生成される。デー
タはデジタイザコントローラ側のnビットのバスからn
ビットずつ順次に送信され、バス幅拡張回路にてホスト
システム側のmビットのバスに対してパラレルに出力さ
れる。ホストシステムはデータをパラレルで受信するこ
とが可能となるので、ホストシステムがデータ転送(受
信)に占有される時間が短縮される。
【0021】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1,
図2に基づいて説明する。図1に示すように、ペン入力
装置1には液晶画面2が備えられている。液晶画面2の
表面層には、入力手段としての2枚の透明な面抵抗シー
ト(タブレット)2aが重ね合わせ配置されている。2
枚の面抵抗シート2aはそれぞれX方向、Y方向の座標
を検出するためのものであり、互いに直交する方向に電
圧が印加されるようになっている。2枚の面抵抗シート
2aはスペーサなどにより所定の間隔を隔した状態で非
接触状態に配置されており、ペン3などの押圧部材によ
り押圧されるとその押圧点にて2枚の面抵抗シート2a
が接触し、その押圧点における電位を読み取ることによ
り押圧点の座標が認知されるようになっている。このと
き、一対の面抵抗シート2aは一方に電圧が印加されて
いるときには他方には電圧が印加されず、それぞれ電圧
が印加されていない側の押圧点における電位を検出する
ことにより1つの押圧点につきX方向とY方向の座標に
相応する各電位が検出されるようになっている。
図2に基づいて説明する。図1に示すように、ペン入力
装置1には液晶画面2が備えられている。液晶画面2の
表面層には、入力手段としての2枚の透明な面抵抗シー
ト(タブレット)2aが重ね合わせ配置されている。2
枚の面抵抗シート2aはそれぞれX方向、Y方向の座標
を検出するためのものであり、互いに直交する方向に電
圧が印加されるようになっている。2枚の面抵抗シート
2aはスペーサなどにより所定の間隔を隔した状態で非
接触状態に配置されており、ペン3などの押圧部材によ
り押圧されるとその押圧点にて2枚の面抵抗シート2a
が接触し、その押圧点における電位を読み取ることによ
り押圧点の座標が認知されるようになっている。このと
き、一対の面抵抗シート2aは一方に電圧が印加されて
いるときには他方には電圧が印加されず、それぞれ電圧
が印加されていない側の押圧点における電位を検出する
ことにより1つの押圧点につきX方向とY方向の座標に
相応する各電位が検出されるようになっている。
【0022】面抵抗シート2aはデジタイザコントラー
ラ4に接続されている。面抵抗シート2aにて検出され
た電圧信号(アナログ信号)は、デジタイザコントロー
ラ4に入力される。ペン3により液晶画面2上に筆記入
力されると、その筆跡に応じた点座標に相応する電圧信
号が連続的にデジタイザコントローラ4に入力されるよ
うになっている。デジタイザコントローラ4はA/D変
換回路(図示せず)を備え、入力した電圧信号をA/D
変換回路によりデジタル信号に変換し、座標1点につき
5バイトのデータを生成する。生成されたデータは5バ
イトを1パケットとしてホストシステム5に転送される
ようになっている。転送されたデータはホストシステム
5において所定の処理が施され、その処理結果のデータ
に基づき液晶画面2に筆記入力に応じた文字などの筆跡
が表示されるようになっている。
ラ4に接続されている。面抵抗シート2aにて検出され
た電圧信号(アナログ信号)は、デジタイザコントロー
ラ4に入力される。ペン3により液晶画面2上に筆記入
力されると、その筆跡に応じた点座標に相応する電圧信
号が連続的にデジタイザコントローラ4に入力されるよ
うになっている。デジタイザコントローラ4はA/D変
換回路(図示せず)を備え、入力した電圧信号をA/D
変換回路によりデジタル信号に変換し、座標1点につき
5バイトのデータを生成する。生成されたデータは5バ
イトを1パケットとしてホストシステム5に転送される
ようになっている。転送されたデータはホストシステム
5において所定の処理が施され、その処理結果のデータ
に基づき液晶画面2に筆記入力に応じた文字などの筆跡
が表示されるようになっている。
【0023】図1に示すように、デジタイザコントロー
ラ4には8ビットのバス6が接続され、このバス6とホ
ストシステム5に接続された32ビットのバス7とはバ
ス幅拡張回路8を介して接続されている。デジタイザコ
ントローラ4とホストシステム5は、割込み信号INT 、
ライト信号Write 、リード信号Read、方向指定信号DIR
などの制御信号を送信するための複数の信号線9,1
0,11,12により接続されている。
ラ4には8ビットのバス6が接続され、このバス6とホ
ストシステム5に接続された32ビットのバス7とはバ
ス幅拡張回路8を介して接続されている。デジタイザコ
ントローラ4とホストシステム5は、割込み信号INT 、
ライト信号Write 、リード信号Read、方向指定信号DIR
などの制御信号を送信するための複数の信号線9,1
0,11,12により接続されている。
【0024】バス幅拡張回路8は、並列に接続された3
個のラッチ回路13a〜13cと1個の転送方向切換回
路14を備え、各ラッチ回路13a〜13cの出力端子
にはハイインピーダンスのバッファ15a〜15cが接
続されている。デジタイザコントローラ4から延びる8
ビットのバス6は、8ビットの信号(データ)を転送可
能に4つに並列に分岐されて各ラッチ回路13a〜13
c及び転送方向切換回路14と接続されている。転送方
向切換回路14及びバッファ15a〜15cの出力端子
は32ビットのバス7に接続され、転送方向切換回路1
4及びバッファ15a〜15cから出力される8ビット
の信号が32ビットのバス7に対してパラレルに出力さ
れるようになっている。
個のラッチ回路13a〜13cと1個の転送方向切換回
路14を備え、各ラッチ回路13a〜13cの出力端子
にはハイインピーダンスのバッファ15a〜15cが接
続されている。デジタイザコントローラ4から延びる8
ビットのバス6は、8ビットの信号(データ)を転送可
能に4つに並列に分岐されて各ラッチ回路13a〜13
c及び転送方向切換回路14と接続されている。転送方
向切換回路14及びバッファ15a〜15cの出力端子
は32ビットのバス7に接続され、転送方向切換回路1
4及びバッファ15a〜15cから出力される8ビット
の信号が32ビットのバス7に対してパラレルに出力さ
れるようになっている。
【0025】転送方向切換回路14は一対のハイインピ
ーダンスのバッファ14a,14bを備えている。転送
方向切換回路14には、デジタイザコントローラ4から
方向信号D及びイネーブル信号ENが入力される。転送
方向切換回路14はイネーブル信号ENがLレベルのと
きに方向信号Dのレベルに対応した一方のバッファ14
a,14bが活性化され、方向信号Dのレベルにより指
定された一方向へのデータ転送が可能な状態となるよう
になっている。本実施例では、方向信号DがHレベルの
ときにバッファ14aが活性化され、Lレベルのときに
バッファ14bが活性化されるようになっている。な
お、方向信号Dは、ホストシステム5からデジタイザコ
ントローラ4に送信された方向指定信号DIR に基づいて
出力されるようになっている。
ーダンスのバッファ14a,14bを備えている。転送
方向切換回路14には、デジタイザコントローラ4から
方向信号D及びイネーブル信号ENが入力される。転送
方向切換回路14はイネーブル信号ENがLレベルのと
きに方向信号Dのレベルに対応した一方のバッファ14
a,14bが活性化され、方向信号Dのレベルにより指
定された一方向へのデータ転送が可能な状態となるよう
になっている。本実施例では、方向信号DがHレベルの
ときにバッファ14aが活性化され、Lレベルのときに
バッファ14bが活性化されるようになっている。な
お、方向信号Dは、ホストシステム5からデジタイザコ
ントローラ4に送信された方向指定信号DIR に基づいて
出力されるようになっている。
【0026】ラッチ回路13a〜13cはそれぞれ8個
のフリップフロップ(図示せず)をバス6を構成する8
本の信号線毎に備えている。ラッチ回路13a〜13c
には、デジタイザコントローラ4からクロック信号CK1
,CK2 ,CK3 がそれぞれ入力されるようになってお
り、クロック信号CK1 ,CK2 ,CK3 の立ち上がりによ
り、ラッチ回路13a〜13cを構成する各8個のフリ
ップフロップがセットされるようになっている。
のフリップフロップ(図示せず)をバス6を構成する8
本の信号線毎に備えている。ラッチ回路13a〜13c
には、デジタイザコントローラ4からクロック信号CK1
,CK2 ,CK3 がそれぞれ入力されるようになってお
り、クロック信号CK1 ,CK2 ,CK3 の立ち上がりによ
り、ラッチ回路13a〜13cを構成する各8個のフリ
ップフロップがセットされるようになっている。
【0027】また、バッファ15a〜15cには、デジ
タイザコントローラ4からイネーブル信号EEN が入力さ
れるようになっている。バッファ15a〜15cはイネ
ーブル信号EEN がLレベルのときに活性化され、バッフ
ァ15a〜15cを介したデータの転送が可能となるよ
うになっている。なお、デジタイザコントローラ4とホ
ストシステム5との間で遣り取りされる各制御信号は図
2に示すタイミングチャートに基づいて送信されるよう
になっている。
タイザコントローラ4からイネーブル信号EEN が入力さ
れるようになっている。バッファ15a〜15cはイネ
ーブル信号EEN がLレベルのときに活性化され、バッフ
ァ15a〜15cを介したデータの転送が可能となるよ
うになっている。なお、デジタイザコントローラ4とホ
ストシステム5との間で遣り取りされる各制御信号は図
2に示すタイミングチャートに基づいて送信されるよう
になっている。
【0028】次に、上記のように構成された入出力バス
拡張回路の作用を説明する。ペン入力装置1の液晶画面
2上でペンにより筆記入力されると、面抵抗シート2a
の押圧点におけるX方向とY方向の各電位が検出され、
デジタイザコントローラ4に入力される。デジタイザコ
ントローラ4では、電圧信号がA/D変換回路によりデ
ジタル変換され、1座標点につき5つの8ビットのデー
タD1〜D5が生成される。このデータD1〜D5が1
パケットの転送単位とされる。
拡張回路の作用を説明する。ペン入力装置1の液晶画面
2上でペンにより筆記入力されると、面抵抗シート2a
の押圧点におけるX方向とY方向の各電位が検出され、
デジタイザコントローラ4に入力される。デジタイザコ
ントローラ4では、電圧信号がA/D変換回路によりデ
ジタル変換され、1座標点につき5つの8ビットのデー
タD1〜D5が生成される。このデータD1〜D5が1
パケットの転送単位とされる。
【0029】生成されたデータD1〜D5は、デジタイ
ザコントローラ4から図2中のData(8) に示すように順
次に8ビットのバス6にシリアルに出力される。この出
力過程において、デジタイザコントローラ4から各ラッ
チ回路13a〜13cに対して図2に示すようにクロッ
ク信号CK1, CK2,CK3 が各データD1〜D3の出力タイ
ミングにほぼ同期するように出力される。
ザコントローラ4から図2中のData(8) に示すように順
次に8ビットのバス6にシリアルに出力される。この出
力過程において、デジタイザコントローラ4から各ラッ
チ回路13a〜13cに対して図2に示すようにクロッ
ク信号CK1, CK2,CK3 が各データD1〜D3の出力タイ
ミングにほぼ同期するように出力される。
【0030】まず、データD1がバス6に出力される
と、それに同期して出力されるクロック信号CK1 に基づ
きラッチ回路13aがセットされ、ラッチ回路13aに
データD1が保持される。以下同様に続いてバス6に出
力されたデータD2,D3は、それぞれに同期して出力
されたクロック信号CK2, CK3に基づきセットされたラッ
チ回路13b,13cに順次に保持される。このとき、
イネーブル信号EEN はHレベルとなっており、バッファ
15a〜15cが不活性状態にあるのでデータD1〜D
3がバッファ15a〜15cを介して出力されることは
ない。
と、それに同期して出力されるクロック信号CK1 に基づ
きラッチ回路13aがセットされ、ラッチ回路13aに
データD1が保持される。以下同様に続いてバス6に出
力されたデータD2,D3は、それぞれに同期して出力
されたクロック信号CK2, CK3に基づきセットされたラッ
チ回路13b,13cに順次に保持される。このとき、
イネーブル信号EEN はHレベルとなっており、バッファ
15a〜15cが不活性状態にあるのでデータD1〜D
3がバッファ15a〜15cを介して出力されることは
ない。
【0031】データD1〜D3がラッチ回路13a〜1
3cに保持されると、デジタイザコントローラ4からホ
ストシステム5に対して割込み信号INT が送信される。
その応答としてホストシステム5から送信されてきたリ
ード信号Readを、デジタイザコントローラ4が受信する
と、デジタイザコントローラ4から転送方向切換回路1
4に対してイネーブル信号ENが出力されるとともに、
各バッファ15a〜15cに対してイネーブル信号EE
Nが出力される。その結果、データD4がバス6からバ
ス7に送信されるほぼ同じタイミングで、ラッチ回路1
3a〜13cに保持されていたデータD1〜D3がバッ
ファ15a〜15cを介してバス7に送信される。つま
り、デジタイザコントローラ4からバス6に対してシリ
アルに出力された4つのデータD1〜D4は、32ビッ
トのバス7上をパラレルで送信される。後続のデータD
5は引き続きイネーブル信号ENがLレベル状態にあ
り、バッファ14aが活性化されているので、転送方向
切換回路14を通ってバス7上を送信される。
3cに保持されると、デジタイザコントローラ4からホ
ストシステム5に対して割込み信号INT が送信される。
その応答としてホストシステム5から送信されてきたリ
ード信号Readを、デジタイザコントローラ4が受信する
と、デジタイザコントローラ4から転送方向切換回路1
4に対してイネーブル信号ENが出力されるとともに、
各バッファ15a〜15cに対してイネーブル信号EE
Nが出力される。その結果、データD4がバス6からバ
ス7に送信されるほぼ同じタイミングで、ラッチ回路1
3a〜13cに保持されていたデータD1〜D3がバッ
ファ15a〜15cを介してバス7に送信される。つま
り、デジタイザコントローラ4からバス6に対してシリ
アルに出力された4つのデータD1〜D4は、32ビッ
トのバス7上をパラレルで送信される。後続のデータD
5は引き続きイネーブル信号ENがLレベル状態にあ
り、バッファ14aが活性化されているので、転送方向
切換回路14を通ってバス7上を送信される。
【0032】よって、図2中のData(32)で示すよう
に、ホストシステム5は、8ビットのデータD1〜D4
が時間圧縮された32ビットのデータDTと、パケット
中最後のデータD5とを受信することになる。従って、
ホストシステム5のCPU16は2つ分のデータDT,
D5を受信する時間だけ占有されることになる。従来
は、図4に示すように5つ分のデータD1〜D5が転送
されてくる間、ホストシステム35のCPU38が占有
されていたが、本実施例によれば約2/5の占有時間で
済む。
に、ホストシステム5は、8ビットのデータD1〜D4
が時間圧縮された32ビットのデータDTと、パケット
中最後のデータD5とを受信することになる。従って、
ホストシステム5のCPU16は2つ分のデータDT,
D5を受信する時間だけ占有されることになる。従来
は、図4に示すように5つ分のデータD1〜D5が転送
されてくる間、ホストシステム35のCPU38が占有
されていたが、本実施例によれば約2/5の占有時間で
済む。
【0033】また、後続のパケットデータは、同パケッ
トの最後のデータD5が転送方向切換回路14を通過し
たタイミングでイネーブル信号ENがHレベルとされ、
バッファ14aが不活性状態とされるので、転送方向切
換回路14を通過することなく、その出力にほぼ同期し
て発生したクロック信号CK1, CK2,CK3 により順次にラ
ッチ回路13a〜13cに保持される。以下、同様にデ
ータ転送時には、デジタイザコントローラ4からシリア
ルに出力された1パケット分のデータD1〜D5は、バ
ス幅拡張回路8を介することによりホストシステム5に
対しては4バイトと1バイトの2回に分けてパラレルで
転送される。そのため、ホストシステム5側のCPU1
6の占有時間は、2データ分の受信時間で済む。
トの最後のデータD5が転送方向切換回路14を通過し
たタイミングでイネーブル信号ENがHレベルとされ、
バッファ14aが不活性状態とされるので、転送方向切
換回路14を通過することなく、その出力にほぼ同期し
て発生したクロック信号CK1, CK2,CK3 により順次にラ
ッチ回路13a〜13cに保持される。以下、同様にデ
ータ転送時には、デジタイザコントローラ4からシリア
ルに出力された1パケット分のデータD1〜D5は、バ
ス幅拡張回路8を介することによりホストシステム5に
対しては4バイトと1バイトの2回に分けてパラレルで
転送される。そのため、ホストシステム5側のCPU1
6の占有時間は、2データ分の受信時間で済む。
【0034】以上詳述したように本実施例によれば、デ
ジタイザコントローラ4側の狭いバス幅に支配されて1
バイトずつシリアルで出力されたデータD1〜D5は、
バス幅拡張回路8を介することによりホストシステム5
側のバス7においてはそのバス幅を有効に活用するパラ
レルで送信されるので、ホストシステム5が受信に要す
る時間が少なくて済む。そのため、ホストシステム5側
のCPU16がデータ転送に占有される時間が短くな
り、CPU16はその分だけその他の処理を行うことが
できる。従って、CPU16の処理能力を有効に活用す
ることができる。
ジタイザコントローラ4側の狭いバス幅に支配されて1
バイトずつシリアルで出力されたデータD1〜D5は、
バス幅拡張回路8を介することによりホストシステム5
側のバス7においてはそのバス幅を有効に活用するパラ
レルで送信されるので、ホストシステム5が受信に要す
る時間が少なくて済む。そのため、ホストシステム5側
のCPU16がデータ転送に占有される時間が短くな
り、CPU16はその分だけその他の処理を行うことが
できる。従って、CPU16の処理能力を有効に活用す
ることができる。
【0035】また、本実施例では、1パケット分のデー
タが5バイトであったため2回に分けて受信する必要が
あったが、転送データが4バイトや8バイトなどバス7
にデータ転送に使用されない空領域ができないようであ
れば、従来方法に比較して約1/4の受信時間で済ませ
ることができる。
タが5バイトであったため2回に分けて受信する必要が
あったが、転送データが4バイトや8バイトなどバス7
にデータ転送に使用されない空領域ができないようであ
れば、従来方法に比較して約1/4の受信時間で済ませ
ることができる。
【0036】このようにホストシステム5のCPU16
がデータ転送に占有される時間が短縮されることによ
り、CPU16により多くの処理を実行させることがで
きるようになり、ペン入力装置1に一層多くの機能を付
与することが可能となる。
がデータ転送に占有される時間が短縮されることによ
り、CPU16により多くの処理を実行させることがで
きるようになり、ペン入力装置1に一層多くの機能を付
与することが可能となる。
【0037】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ようにその構成を変更することもできる。 (1)デジタイザコントローラ4からホストシステム5
へ転送されるデータD1〜D5間に時間間隔が開く場合
は、デジタイザコントローラ4側の出力部に図1に鎖線
で示すデータ蓄積手段としてのバッファメモリBMを設
け、データD1〜D5が蓄積された段階で出力を開始さ
せてもよい。デジタイザコントローラ4から転送する1
パケット分のデータがホストシステム5にパラレルで1
度に転送できないバイト数であっても、バッファメモリ
BMに1パケット分のデータが蓄積された後に連続的に
データ転送されるので、ホストシステム5の受信時にお
けるデータDT,D5間での待ち時間を短縮することが
できる。
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ようにその構成を変更することもできる。 (1)デジタイザコントローラ4からホストシステム5
へ転送されるデータD1〜D5間に時間間隔が開く場合
は、デジタイザコントローラ4側の出力部に図1に鎖線
で示すデータ蓄積手段としてのバッファメモリBMを設
け、データD1〜D5が蓄積された段階で出力を開始さ
せてもよい。デジタイザコントローラ4から転送する1
パケット分のデータがホストシステム5にパラレルで1
度に転送できないバイト数であっても、バッファメモリ
BMに1パケット分のデータが蓄積された後に連続的に
データ転送されるので、ホストシステム5の受信時にお
けるデータDT,D5間での待ち時間を短縮することが
できる。
【0038】(2)バス6を4つ並列に分岐して3個の
ラッチ回路を設ける構成でなく、バス6を3つ並列に分
岐してラッチ回路を2個とする構成としてもよい。この
場合、5バイトのデータは3バイトと2バイトに分けて
データ転送される。また、バス6を2つ並列に分岐して
ラッチ回路を1個にし、5バイトのデータを2バイトと
2バイトと1バイトに分けて転送してもよい。それぞれ
従来の2/5倍、3/5倍にホストシステム5がデータ
転送のために占有される時間を短縮することができる。
ラッチ回路を設ける構成でなく、バス6を3つ並列に分
岐してラッチ回路を2個とする構成としてもよい。この
場合、5バイトのデータは3バイトと2バイトに分けて
データ転送される。また、バス6を2つ並列に分岐して
ラッチ回路を1個にし、5バイトのデータを2バイトと
2バイトと1バイトに分けて転送してもよい。それぞれ
従来の2/5倍、3/5倍にホストシステム5がデータ
転送のために占有される時間を短縮することができる。
【0039】(3)データD1〜D5に時間間隔がある
場合は、4バイトと1バイトのデータを2回のシングル
転送としてもよい。この構成によれば、ホストシステム
5はその2回のデータ転送間に並列に他の処理をするこ
とが可能となる。
場合は、4バイトと1バイトのデータを2回のシングル
転送としてもよい。この構成によれば、ホストシステム
5はその2回のデータ転送間に並列に他の処理をするこ
とが可能となる。
【0040】(4)ラッチ回路に替えて、遅延回路とし
てもよい。32ビットのバス7にパラレルに出力される
ように、各遅延回路の遅延時間を順番に異なって設定す
ればよい。例えば、バッファメモリBMに1パケット分
のデータを蓄積しておけば、デジタイザコントローラ4
からの出力時間間隔を一定とすることができるので、同
時並列にデータを送信することが可能となる。
てもよい。32ビットのバス7にパラレルに出力される
ように、各遅延回路の遅延時間を順番に異なって設定す
ればよい。例えば、バッファメモリBMに1パケット分
のデータを蓄積しておけば、デジタイザコントローラ4
からの出力時間間隔を一定とすることができるので、同
時並列にデータを送信することが可能となる。
【0041】(5)システムとI/Oデバイス間のバス
のビット数の組合せは適宜変更することができる。例え
ば、8ビットと16ビット、8ビットと64ビット、1
6ビットと32ビット、16ビットと64ビット、32
ビットと64ビットの組合せでもよい。この場合、I/
Oデバイス側のバス幅がnビット、システム側のバス幅
がmビットのとき、(m/n−1)個のラッチ回路や遅
延回路を並列に備えるバス幅拡張回路を用いれば、シス
テム側のバスを有効に活用することができる。
のビット数の組合せは適宜変更することができる。例え
ば、8ビットと16ビット、8ビットと64ビット、1
6ビットと32ビット、16ビットと64ビット、32
ビットと64ビットの組合せでもよい。この場合、I/
Oデバイス側のバス幅がnビット、システム側のバス幅
がmビットのとき、(m/n−1)個のラッチ回路や遅
延回路を並列に備えるバス幅拡張回路を用いれば、シス
テム側のバスを有効に活用することができる。
【0042】(6)ホストシステム5に対して1パケッ
トずつ4バイトと1バイトに分けてデータ転送する構成
としたが、常に4バイトずつデータを転送する構成とし
てもよい。CPU16がデータ転送に占有される時間を
一層短縮することができる。
トずつ4バイトと1バイトに分けてデータ転送する構成
としたが、常に4バイトずつデータを転送する構成とし
てもよい。CPU16がデータ転送に占有される時間を
一層短縮することができる。
【0043】(7)例えばホストシステム5においてデ
ータD2〜D5のみが演算に使用される場合、1バイト
のデータD1を先に転送し、その後に演算に使用される
4バイトのデータD2〜D5を一緒に転送するようにす
るとよい。演算に使用されるデータD2〜D5をそのま
ま演算回路に送信するだけでよくなり、ビットの違いに
よるデータの整理が不要となる。
ータD2〜D5のみが演算に使用される場合、1バイト
のデータD1を先に転送し、その後に演算に使用される
4バイトのデータD2〜D5を一緒に転送するようにす
るとよい。演算に使用されるデータD2〜D5をそのま
ま演算回路に送信するだけでよくなり、ビットの違いに
よるデータの整理が不要となる。
【0044】(8)本発明をペン入力装置以外の装置に
適用してもよい。
適用してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1、請求項
2、請求項5及び請求項6に記載の発明によれば、第1
のシステムから縦列に送信されてきたnビットのデータ
は、第2のシステムにパラレルで受信されるので、第2
のシステムがデータ転送のために占有される時間が短く
なり、その処理能力を有効に活用することができるとい
う優れた効果を奏する。
2、請求項5及び請求項6に記載の発明によれば、第1
のシステムから縦列に送信されてきたnビットのデータ
は、第2のシステムにパラレルで受信されるので、第2
のシステムがデータ転送のために占有される時間が短く
なり、その処理能力を有効に活用することができるとい
う優れた効果を奏する。
【0046】請求項3に記載の発明によれば、第2のバ
ス幅を全て活用してデータ転送されるので、第2のシス
テムにおける転送データの受信時間を最も効率よく短縮
することができる。
ス幅を全て活用してデータ転送されるので、第2のシス
テムにおける転送データの受信時間を最も効率よく短縮
することができる。
【0047】請求項4に記載の発明によれば、直通バス
はデータを双方向に転送可能であるので、第2のシステ
ムから第1のシステムに対してもデータを転送すること
ができる。
はデータを双方向に転送可能であるので、第2のシステ
ムから第1のシステムに対してもデータを転送すること
ができる。
【0048】請求項7に記載の発明によれば、第1のシ
ステムから転送する1パケット分のデータが第2のバス
にパラレルで1度に転送できないバイト数であっても、
データ蓄積手段に1パケット分のデータが蓄積した後に
連続的にデータ転送されるので、データ間隔が開くこと
による待ち時間を短縮することができる。
ステムから転送する1パケット分のデータが第2のバス
にパラレルで1度に転送できないバイト数であっても、
データ蓄積手段に1パケット分のデータが蓄積した後に
連続的にデータ転送されるので、データ間隔が開くこと
による待ち時間を短縮することができる。
【0049】請求項8に記載の発明によれば、ホストシ
ステムがデータ転送に占有される時間が短縮されること
により、ホストシステムに一層多くの処理を実行させる
ことができ、ペン入力装置に多くの機能を付与すること
ができる。
ステムがデータ転送に占有される時間が短縮されること
により、ホストシステムに一層多くの処理を実行させる
ことができ、ペン入力装置に多くの機能を付与すること
ができる。
【図1】一実施例のバス幅拡張回路の電気回路図。
【図2】データ転送における制御信号のタイムチャー
ト。
ト。
【図3】ペン入力装置の電気的構成を示すブロック図。
【図4】従来のデータ転送における制御信号のタイムチ
ャート。
ャート。
1…ペン入力装置、2…入力画面、2a…入力手段とし
ての面抵抗シート、4…第1のシステムとしてのデジタ
イザコントローラ、5…第2のシステムとしてのホスト
システム、6…第1のバスとしてのバス、6a…直通バ
スとしてのバス、7…第2のバスとしてのバス、8…バ
ス幅拡張回路、13a〜13c…データ蓄積回路として
のラッチ回路、D1〜D5…データ、BM…データ蓄積
手段としてのバッファメモリ。
ての面抵抗シート、4…第1のシステムとしてのデジタ
イザコントローラ、5…第2のシステムとしてのホスト
システム、6…第1のバスとしてのバス、6a…直通バ
スとしてのバス、7…第2のバスとしてのバス、8…バ
ス幅拡張回路、13a〜13c…データ蓄積回路として
のラッチ回路、D1〜D5…データ、BM…データ蓄積
手段としてのバッファメモリ。
Claims (8)
- 【請求項1】 第1のシステム(4)に接続された第1
のバス(6)と、第2のシステム(5)に接続された前
記第1のバス(6)のビット数nに対して2倍以上のビ
ット数mを有する第2のバス(7)とを接続する回路で
あって、 前記第1のバス(6)を並列に分岐し、分岐されたそれ
ぞれを一つを除いてデータ蓄積回路(13a〜13c)
を介して第2のバス(7)に接続可能とされたバス幅拡
張回路。 - 【請求項2】 第1のシステム(4)に接続された第1
のバス(6)と、第2のシステム(5)に接続された前
記第1のバス(6)のビット数nに対して2倍以上のビ
ット数mを有する第2のバス(7)とを接続する回路で
あって、 前記第1のシステム(4)から送信されるnビットのデ
ータ(D4,D5)を第2のバス(7)のnビット分に
転送可能な直通バス(6a)と、前記第1のシステム
(4)から送信されるnビットのデータ(D1〜D3)
を一時保持可能なラッチ回路(13a〜13c)を前記
直通バス(6)に対して並列に少なくとも一つ以上備
え、該ラッチ回路(13a〜13c)を第2のバスにn
ビット分ずつ接続されたバス幅拡張回路。 - 【請求項3】 前記第1のバス(6)のビット数nに対
して前記第2のバス(7)のビット数mであって、前記
ラッチ回路(13a〜13c)は(m/n−1)個設け
られた請求項2に記載のバス幅拡張回路。 - 【請求項4】 前記直通バス(6a)はデータを双方向
に転送可能である請求項2又は請求項3に記載のバス幅
拡張回路。 - 【請求項5】 前記ラッチ回路(13a〜13c)に替
え、前記直通バス(6a)を介したデータと共に同時並
列に前記第2のバス(7)に対して出力されるように前
記第1のバス(6)からのデータを遅延可能な遅延回路
とした請求項2又は請求項3に記載のバス幅拡張回路。 - 【請求項6】 請求項1〜請求項3のいずれかの前記バ
ス幅拡張回路(8)を介して接続された前記第1のシス
テム(4)と前記第2のシステム(5)とを備えたデー
タ転送システム。 - 【請求項7】 前記第1のシステム(4)にデータを1
パケット以上蓄積可能なデータ蓄積手段(BM)を設け
た請求項6に記載のデータ転送システム。 - 【請求項8】 入力画面(2)上に設けられた入力手段
(2a)からのアナログ信号をデジタル変換するデジタ
イザコントローラ(4)側のnビットのバス(6)と、
nビットより大きなホストシステム(5)側のmビット
のバス(7)とが、前記請求項1〜請求項5のいずれか
に記載の前記バス幅拡張回路(8)を介して接続された
ペン入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29624394A JPH08153064A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | バス幅拡張回路及びデータ転送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29624394A JPH08153064A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | バス幅拡張回路及びデータ転送システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08153064A true JPH08153064A (ja) | 1996-06-11 |
Family
ID=17831046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29624394A Pending JPH08153064A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | バス幅拡張回路及びデータ転送システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08153064A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6339800B1 (en) | 1997-12-30 | 2002-01-15 | Hyundai Electronics Industries | Method for transmitting data between a microprocessor and an external memory module by using combined serial/parallel process |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP29624394A patent/JPH08153064A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6339800B1 (en) | 1997-12-30 | 2002-01-15 | Hyundai Electronics Industries | Method for transmitting data between a microprocessor and an external memory module by using combined serial/parallel process |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0128171A1 (en) | Multi-device apparatus synchronized to the slowest device | |
JPH08153064A (ja) | バス幅拡張回路及びデータ転送システム | |
JPH04312152A (ja) | ネットワーク用入出力装置 | |
JPS585867A (ja) | デ−タ伝送方法および装置 | |
JPH0479422A (ja) | 送信制御回路 | |
JP2724797B2 (ja) | ダイレクト・メモリ・アクセス・システム | |
JPH04360425A (ja) | 半導体記憶装置 | |
JPH0822380A (ja) | プリンタコントローラ | |
CN118734757A (zh) | 基于fpga的ddr物理层接口电路及其控制方法 | |
JPH03109663A (ja) | 受信データ処理装置 | |
JPH02123444A (ja) | 情報発生/復旧仮保持回路 | |
JPH02211571A (ja) | 情報処理装置 | |
JPH1027155A (ja) | データ転送制御装置 | |
JPH04195234A (ja) | データ転送方式 | |
JPS63288351A (ja) | メモリ・ブロックの書き込み、読み出し回路 | |
JPH10312355A (ja) | 制御ユニット及び通信システム | |
JPS62208493A (ja) | Fifo書込み制御回路 | |
JPH0950420A (ja) | アービトレーション方法及びアービタ | |
JPH06223036A (ja) | シリアル通信装置 | |
JPS61262793A (ja) | 表示デ−タの縦横変換方法 | |
JPH04329460A (ja) | 複合コンピュータ装置 | |
JPS58101358A (ja) | メモリ制御方式 | |
JPH05113954A (ja) | 時分割多重化装置におけるデータ転送方法 | |
JPH0271324A (ja) | データ転送装置 | |
JPH02105748A (ja) | 信号転送装置 |