JPH08152836A - 画像形成装置の歯車 - Google Patents

画像形成装置の歯車

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JPH08152836A
JPH08152836A JP6297672A JP29767294A JPH08152836A JP H08152836 A JPH08152836 A JP H08152836A JP 6297672 A JP6297672 A JP 6297672A JP 29767294 A JP29767294 A JP 29767294A JP H08152836 A JPH08152836 A JP H08152836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
image forming
forming apparatus
tooth
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP6297672A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Kusuda
敏明 楠田
Kousei Betsushi
孝生 別紙
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP6297672A priority Critical patent/JPH08152836A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成装置内を汚すことなく、高温化によ
る歯部の強度低下を防止する。 【構成】 歯車41,43は画像形成装置内に設けられ
トルクを伝達するためのものである。この歯車41,4
3は、外周部に形成された歯部52と、複数の螺旋羽根
部54とを備えている。螺旋羽根部54は、歯部52の
内周側に軸方向に沿って円周方向に所定の間隔で形成さ
れ、回転によって空気を吸入・排気するためのものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歯車に関し、特に、画像
形成装置内に設けられる歯車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、たとえば複写機等の画像形成
装置内には、モータからのトルクを各種ローラに伝達す
るために多数の樹脂製歯車が用いられている。モータや
定着装置等の発熱構造の近傍に配置された歯車では、駆
動中の歯面温度が高温になり、そのために歯部の強度が
低下する。
【0003】そこで従来より歯部の温度を下げるため
に、歯部にグリスを塗布している。もしくは、高温にな
っても充分な強度を有する材料を選定する必要があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構造では、
歯車が回転するとグリスが飛散して、画像形成装置内が
汚れる。本発明の目的は、画像形成装置内を汚すことな
く、高温による歯部の強度低下を防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の一見地に係る画
像形成装置の歯車は、画像形成装置内に設けられる。こ
の歯車は歯部と螺旋羽根部とを備えている。歯部は外周
部に形成されている。螺旋羽根部は、歯部の内周側に軸
方向に沿って円周方向に所定の間隔で複数形成され、回
転によって空気を吸入・排気するためのものである。
【0006】各螺旋羽根部の間から歯底に通じる空気孔
を有しているのが好ましい。本発明の他の見地に係る画
像形成装置の歯車は、画像形成装置内に設けられる。こ
の歯車は歯車本体と歯部と羽根とを備えている。歯部は
歯車本体の外周部に形成されている。羽根は、歯車本体
に固定され、回転によって他の歯車を冷却するための風
を生じさせる。
【0007】
【作用】本発明の一見地に係る画像形成装置の歯車で
は、回転に伴い、螺旋羽根部が空気を吸入しさらに排気
する。この結果、歯車の歯部が冷却され、歯部の高温化
が妨げられる。この結果、画像形成装置内を汚すことな
く、歯部の強度低下を防止できる。
【0008】各螺旋羽根部の間から歯底に通じる空気孔
を有している場合は、螺旋羽根部によって吸入された空
気が空気孔を通じて歯底に流れ、各歯部の側方に流れ
る。この結果、歯部がさらに効果的に冷却される。本発
明の他の見地に係る画像形成装置の歯車では、歯車の回
転に伴い、歯車本体に固定された羽根が他の歯車を冷却
するための風を生じさせる。この結果、この歯車に隣接
する他の歯車が冷却され、歯部の高温化が防止される。
この結果、画像形成装置内を汚すことなく、歯部の強度
低下を防止できる。
【0009】
【実施例】第1実施例 図1は、本発明の第1実施例を採用した複写機を示して
いる。図において、複写機本体1の上面には原稿台2が
固定されており、原稿台2上には原稿押え3が開閉自在
に設けられている。
【0010】複写機本体1の内部において、その上部に
は原稿読み取りのための露光部4が設けられている。露
光部4は、光源,ミラー,レンズユニット等から構成さ
れている。また、複写機本体1の中央部には読み取った
原稿のトナー画像を形成するための画像形成部5が設け
られている。画像形成部5は、表面に静電潜像が形成さ
れる感光体ドラム6を有している。感光体ドラム6の周
囲には、帯電装置7と現像装置8と転写分離装置9とク
リーニング装置10とが配置されている。
【0011】複写機本体1の下部には給紙部11が設け
られている。給紙部11は、複写機本体1の図1右側に
設けられたバイパステーブル12と、複写機本体1の下
部に上下に並べて配置された3つの給紙カセット13,
14,15と、給紙カセット13,14,15の図右方
に配置された大量の用紙を収納する大型給紙カセット1
6と、バイパステーブル12または給紙カセット13〜
16に収納された用紙を画像形成部5に搬送するための
用紙送り出し装置17とから構成されている。用紙送り
出し装置17は、給紙カセット13〜16内の最上位の
用紙を取り出すための給紙ローラ18〜21と、取り出
された用紙を1枚ずつ捌くための捌きローラ22〜25
とを有している。
【0012】画像形成部5の用紙搬送方向下流側には、
用紙を装置の図1左側に搬送するための排紙搬送路30
と、用紙上のトナー画像を溶融定着するための定着装置
31と、定着時の用紙を排出するための排出ローラ32
と、用紙を受けるための排紙トレイ33とが設けられて
いる。定着装置31は、内部にヒータを有する熱ローラ
34と、この熱ローラ34に対して圧接可能な加圧ロー
ラ35とを有している。
【0013】複写機本体1の図1上部には、操作パネル
60が配置されている。操作パネル60には、各種キー
入力部及び表示部が設けられている。画像形成部5の用
紙搬送方向上流側には、複写機本体1内の各ローラを駆
動するためのモータ40が配置されている。モータ40
に設けられた歯車には、本発明が採用された歯車41が
噛み合っている。
【0014】定着装置31の熱ローラ34の側方には、
熱ローラ駆動ギア42が配置されている。熱ローラ駆動
ギア42と熱ローラ34との間には、両者間にトルクを
伝達するための歯車43が配置されている。歯車41,
43を図2および図3を用いて詳細に説明する。この歯
車41,43は、円筒状の歯車本体51の外周に複数の
歯部52が形成されている。さらに、本体51の内側に
配置された筒部53と本体51とは、4つの螺旋羽根部
54により固定されている。螺旋羽根部54は、それぞ
れが螺旋状になっており、回転によって空気を内部に吸
入し反対側から排気するようになっている。
【0015】さらに、本体51には、各螺旋羽根部54
間の空間と歯部52の歯底52aとを連通する複数の空
気孔55が形成されている。複写機本体1が作動し、歯
車41,43がR向きに回転すると、螺旋羽根部54に
よって、歯車41,43内に図の右方から空気が吸入さ
れ左方から排出される。これにより、歯車41,43全
体が冷却され、歯部52の強度が低下しにくい。特に、
吸入された空気は各螺旋羽根部54から、図3に示すよ
うに、空気孔55を通って、歯部52の歯底52aに排
出される。この空気は歯部52の側方を直接通過するた
めに、歯部52の冷却にさらに効果的である。このよう
に、歯部52が十分に冷却されるために、歯部52の強
度が低下するのを防止できる。
【0016】この歯車41,43は、複写機本体1内の
どの部分にも用いることは可能であるが、特に、熱発生
源であるモータ40や熱ローラ34に噛み合う歯車に用
いるのが好ましい。また、モータ40付近であれば、回
転数が高いために、良好に空気を吸入・排気する。第2実施例 図4に示す歯車70は、歯車本体71の外周部に複数の
歯部72が形成されている。歯車本体71の側面には、
羽根車73が固定されている。羽根車73は、図から明
らかなように、軸74と軸74の外周に設けられた4枚
の湾曲羽根75とから構成されている。湾曲羽根75は
回転向きに湾曲している。
【0017】このような羽根車70は、たとえば、図5
に示すように高熱化しやすい他の歯車80に両側から噛
み合うように配置される。このような配置で回転が行わ
れると、両歯車70の羽根車73から歯車80に空気が
送られる。この結果、歯車80の高温化が防止され、歯
車80の歯部の強度が低下しにくい。
【0018】
【発明の効果】本発明の一見地に係る画像形成装置の歯
車では、回転に伴い、螺旋羽根部が空気を吸入しさらに
排気する。この結果、歯車の歯部が冷却され、歯部の高
温化が妨げられる。この結果、画像形成装置内を汚すこ
となく、歯部の強度低下を防止できる。
【0019】各螺旋羽根部の間から歯底に通じる空気孔
を有している場合は、螺旋羽根部によって吸入された空
気が空気孔を通じて歯底に流れ、各歯部の側方に流れ
る。この結果、歯部がさらに効果的に冷却される。本発
明の他の見地に係る画像形成装置の歯車では、歯車の回
転に伴い、歯車本体に固定された羽根が他の歯車を冷却
するための風を生じさせる。この結果、この歯車に隣接
する他の歯車が冷却され、歯部の高温化が防止される。
この結果、画像形成装置内を汚すことなく、歯部の強度
低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例が採用された複写機の縦断
面概略図。
【図2】第1実施例としての歯車の外観図。
【図3】一部断面の歯車の外観図。
【図4】第2実施例としての歯車の外観図。
【図5】歯車の噛み合いを示す上面図。
【符号の説明】
41,43,70 歯車 54 螺旋羽根部 55 空気孔 73 羽根車

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置内に設けられる歯車であっ
    て、 外周部に形成された歯部と、 前記歯部の内周側に軸方向に沿って円周方向に所定の間
    隔で複数形成され、回転によって空気を吸入・排気する
    ための螺旋羽根部と、を備えた画像形成装置の歯車。
  2. 【請求項2】前記各螺旋羽根部の間から歯底に通じる空
    気孔を有している、請求項1に記載の画像形成装置の歯
    車。
  3. 【請求項3】画像形成装置内に設けられる歯車であっ
    て、 歯車本体と、 前記歯車本体の外周部に形成された歯部と、 前記歯車本体に固定され、回転によって他の歯車を冷却
    するための風を生じさせる羽根と、を備えた画像形成装
    置の歯車。
JP6297672A 1994-11-30 1994-11-30 画像形成装置の歯車 Pending JPH08152836A (ja)

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