JPH08152783A - トナー補給装置 - Google Patents

トナー補給装置

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JPH08152783A
JPH08152783A JP6296637A JP29663794A JPH08152783A JP H08152783 A JPH08152783 A JP H08152783A JP 6296637 A JP6296637 A JP 6296637A JP 29663794 A JP29663794 A JP 29663794A JP H08152783 A JPH08152783 A JP H08152783A
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JP
Japan
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toner
cap
discharge port
bottle
peripheral surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP6296637A
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English (en)
Inventor
Kenzo Tatsumi
謙三 巽
Takeshi Saito
健 斉藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】トナー収納容器のトナー吐出口の内栓用キャッ
プの取り付け・取り外しを確実且つ容易に行うことがで
き、また、落下等の衝撃を受けてもキャップが外れるこ
とのないトナー補給装置を提供する。 【構成】トナー吐出口10を有するトナーボトル9を、
現像部へのトナー導入部に連通させた状態で、ボトル保
持部材12で略水平向きに保持し、軸方向へ回転させて
トナー補給を行う。トナーボトル9のトナー吐出口10
の内周面、及び、トナー突出口10を内栓するためのキ
ャップ11の外周面に、凸型または凹型の螺旋形状部を
形成して、トナー突出口10の内周面とキャップ11の
外周面とを略ねじ結合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式を用いた
複写機やファクシミリ等の画像形成装置のトナー補給装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を用いた複写機やファクシ
ミリ等の画像形成装置のトナー補給装置として、筒状の
容器本体の一端側中央部にトナー吐出口を形成したトナ
ー収納容器を、現像部へのトナー導入部に連通させた状
態で保持手段により略水平向きに保持するとともに、こ
の保持手段に保持された該トナー収納容器を回転駆動手
段によりその軸方向へ回転させることにより、トナー収
納容器内部のトナーを、そのトナー吐出口から吐出させ
て、画像形成装置の現像部へのトナー補給を行うように
したトナー補給装置が知られている。
【0003】この種のトナー補給装置では、そのトナー
収納容器が略水平向きに保持されるため、このトナー収
納容器からのトナー補給の開始に際して、このトナー収
納容器を略水平に保持した状態で、そのトナー吐出口を
開閉栓する必要がある。
【0004】このトナー収納容器のトナー吐出口の開閉
栓機構としては、従来、 (1)現像剤(トナー)収納容器の開口部(トナー吐出
口)に弾性薄膜を設けるとともに、現像剤(トナー)受
け入れ開口部に設けた破損部材を設け、現像剤(トナ
ー)収納容器の開口部(トナー吐出口)と現像剤(トナ
ー)受け入れ開口部とを相対的に移動させることによ
り、上記破損部材によって弾性薄膜を破損する機構(特
開昭57−208576号公報)。 (2)現像剤(トナー)収納容器の切欠口とキャップの
切欠口とを一致させて、現像剤(トナー)を吐出させる
機構(特開昭59−102260号公報)。などが提案
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の特開昭57−208576号公報記載の開閉栓機構
によりトナー吐出口の開閉栓を行うトナー補給装置で
は、トナー補給後、トナー収納容器のトナー吐出口が開
口したままとなるため、トナー吐出口に付着もしくは残
留しているトナーがトナー収納容器の交換時に落ち易
く、装置のトナー補給部が汚染される不具合がある。
【0006】一方、前記従来の特開昭59−10226
0号公報記載の開閉栓機構によりトナー吐出口の開閉栓
を行うトナー補給装置では、上記の従来例と同様、その
トナー吐出口が汚れ易く、また、そのトナー吐出口の開
閉動作を手動で行わなければならないため、そのトナー
収納容器の交換作業に手間がかかる不具合がある。
【0007】なお、その他のトナー収納容器のトナー吐
出口の開閉栓機構として、トナー吐出口のキャップの取
り付け・取り外しを、コレクトチャックによる引き抜き
・押し付けによって行う機構もあるが、この機構では、
キャップの開栓・閉栓が確実とはいえない。更に、この
機構では、トナー収納容器に落下等の衝撃が加わったと
きにキャップが開栓する虞れがあり、また、そのキャッ
プの開栓・閉栓動作を手動(トナー収納容器の水平移
動)で行わなければならないため、そのトナー収納容器
の交換作業に手間がかかる不具合がある。
【0008】この発明は、上述の点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、トナー収納容器のトナー吐出
口の内栓用キャップの取り付け・取り外しを確実且つ容
易に行うことができ、また、落下等の衝撃を受けてもキ
ャップが外れることのないトナー補給装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために、請求項1では、筒状の容器本体の一端
側中央部にトナー吐出口を形成したトナー収納容器と、
このトナー収納容器を現像部へのトナー導入部に連通さ
せた状態で略水平向きに保持する保持手段と、この保持
手段に保持された該トナー収納容器をその軸方向へ回転
させる回転駆動手段とを有するトナー補給装置におい
て、上記トナー収納容器の一端側中央部に形成されたト
ナー吐出口の内周面に凸型または凹型の螺旋形状部を形
成すると共に、該トナー突出口を内栓するためのキャッ
プの外周面にも凸型または凹型の螺旋形状部を形成し、
該トナー突出口の内周面と該キャップの外周面とを略ね
じ結合させる構成とする。
【0010】請求項2では、上記トナートナー突出口に
略ねじ結合する内栓用キャップを掴んだり離したりする
コレクトチャックを有し、該コレクトチャックを保持す
る円筒部材の外周面に、凸型または凹型の螺旋形状部を
設けると共に、該円筒部材を収納する円筒ケースの内面
に、凸型または凹型の螺旋形状部を設け、該円筒部材の
外周面の螺旋形状部と該円筒ケースの内面の螺旋形状部
とを互いに略ねじ結合するように構成する一方、上記円
筒部材を回転させる回転手段を設け、該回転手段によっ
て上記トナー収納容器とは逆方向に該内栓用キャップを
回転させることにより、該内栓用キャップをトナー収納
容器から離す構成とする。
【0011】請求項3では、上記回転手段の駆動源とな
るモータ軸の回転方向を正反転可能となるように制御す
ることにより、上記トナー吐出口の内栓用キャップの取
り外しあるいは取り付けを行う構成とする。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1に本発明のトナー補給装置の外観図を、
図2にトナー補給装置の要部の分解斜視図を示す。
【0013】図1において、正反転可能な駆動モータ1
のモータ軸2には、ウォームギヤ3,4がモータ軸2と
一体で回転するように取付けられている。これらのウォ
ームギヤ3,4は、それらに噛み合っている2段ギヤ5
及びトルクリミッタ付ギヤ6を、互いに逆方向に回転さ
せるように、それぞれの歯の螺進方向が設定されてい
る。トルクリミッタギヤ6の回転は、軸7を介して、ツ
バ付ギヤ8に伝達される。
【0014】本発明のトナー補給装置におけるトナー収
納容器(以下、トナーボトルという)9は、図2に示す
ように、その内面に螺旋状の突起9aが設けられてお
り、トナーボトル9を回転させることにより、この螺旋
状の突起9aによって、そのトナー吐出口10から収納
されたトナーを排出するように構成されている。
【0015】また、このトナーボトル9のトナー吐出口
10は、トナーボトル9の一端側中央部に形成されてお
り、その内周面には、凸型または凹型の螺旋形状部10
aが形成されている。更に、このトナーボトル9のトナ
ー吐出口10は、外周面に凸型または凹型の螺旋形状部
11aが形成されたキャップ11によって閉栓されるよ
うに構成されている。すなわち、トナーボトル9のトナ
ー吐出口10の螺旋形状部10aと、キャップ11の螺
旋形状部11aとは、互いに略ねじ結合する形状に形成
されており、図2において、トナーボトル9とキャップ
11とが相対回転することによって、トナー吐出口10
にキャップ11が係合するようになっている。
【0016】また、トナーボトル9は、図2に示すよう
に、外周面にギヤ12aが設けられたボトル保持部材1
2によって、そのトナー吐出口10がわの部位が保持さ
れるように構成されており、図4に示すように、トナー
ボトル9がボトル保持部材12に保持された状態で、ボ
トル保持部材12の内面に設けられたリブ13に、トナ
ーボトル9の保持側の側面に設けられた突起部35が係
合することにより、トナーボトル9とボトル保持部材1
2とが一体となって回転するように構成されている。す
なわち、トナーボトル9は、図1において、上述した2
段ギヤ5の回転がボトル保持部材12のギヤ12aに伝
達されてボトル保持部材12が回転し、このボトル保持
部材12の回転が、リブ13を介して、突起部35に伝
達されることによって回転される。
【0017】ボトル保持部材12は、図2及び図4に示
すように、段差が形成された円筒ケース14の大径円筒
部15内で回転するように構成されており、この円筒ケ
ース14の小径円筒部16内には、トナーボトル9のキ
ャップ11を掴んで保持するためのコレクトチャック1
7が挿入されている。
【0018】コレクトチャック17は、図2及び図4に
示すように、円筒部材からなるギヤ付フランジ18に対
し、図2におけるトナーボトル9の回転軸を回転中心と
して多少のガタを持って回動するように、段付ねじ19
により組み付けられている。
【0019】このコレクトチャック17を保持するギヤ
付フランジ18は、その外周面に凸型または凹型の螺旋
形状部18aが設けられており、その回転により、この
螺旋形状部18aが円筒ケース14の小径円筒部16内
の内面に設けられた凸型または凹型の螺旋形状部16a
に略ねじ結合することによって、円筒ケース14に対し
て係合するように構成されている。ここで、ギヤ付フラ
ンジ18は、図1に示すように、その端部に設けられた
ギヤに噛み合っているツバ付ギヤ8が回転することによ
り回転される。
【0020】上述のように構成されたトナーボトル9及
びキャップ11を除く機構(以下、ボトル駆動ユニット
という)は、図1及び図3に示すように、ブラケット2
0に組み付けられており、このブラケット20を支持す
るヒンジ21を介して、図示しない装置本体に軸支され
た支軸22を中心として、回動自在に構成されている。
【0021】なお、トナーボトル9は、図1乃至図3に
示すように、図示しない装置本体に設置された筒状のト
ナーボトル収納部材23内に挿入されることによって、
そのトナー吐出口10が、後述する現像装置27のトナ
ー受け入れ口の上方、及び、上記のボトル駆動ユニット
のボトル保持部材12内の所定位置に、臨むように構成
されている。
【0022】次に、本発明のトナー補給装置が搭載され
た画像形成装置の概略的な構成を図3に基づいて説明す
る。この画像形成装置は、周知の電子写真プロセスによ
り画像形成される。
【0023】すなわち、図3において、潜像坦持体(感
光体ドラム)24は、所定の方向に回転することによ
り、先ず、その表面電位が基準電位に平均化される。
【0024】次いで、この感光体ドラム1は、帯電ロー
ラ3により均一に帯電され、その後、その露光部で露光
像(レーザ光)26が照射されることにより、静電潜像
が形成される。
【0025】この静電潜像は、感光体ドラム1に近接し
て配置された現像装置27によりトナー像化(現像)さ
れる。
【0026】このようにして現像された感光体ドラム1
上のトナー像は、この感光体ドラム1の回転に同期して
図示しない給紙部より給紙される転写紙の先端部が、ト
ナー像の先端部と転写ローラ4の転写部において一致す
るようなタイミングで搬送されることによって、転写ロ
ーラ28により転写紙上に転写される。
【0027】トナー像の転写された転写された転写紙
は、図示しない定着装置に送られ、この定着装置による
加熱及び加圧によって、トナー像を溶融定着された後、
コピーまたはプリント物として機外のトレイ上に排出さ
れる。
【0028】一方、転写紙へのトナー像の転写に寄与せ
ずに感光体ドラム1上に残留した余剰トナーは、クリー
ニング装置29によって除去され、また、感光体ドラム
1上の残留電荷は、除電ランプ30によって除去され
る。
【0029】次に、本発明のトナー補給装置におけるト
ナーボトル9の装着操作について説明する。
【0030】トナーボトル9のセット手順としては、先
ず、トナーボトル9にキャップ11を取付けた状態で、
図3に示すように、装置本体に固定されたトナーボトル
収納部材23内に、トナーボトル9を挿入する。
【0031】次いで、図1に示すように、支軸22を中
心として、ボトル駆動ユニットを矢印X方向に回転させ
る。ここで、ボトル駆動ユニットの固定は、図1に示す
ように、装置本体側板32にスプリング34を介して段
付ねじ33で固定されたアーム31に、円筒ケース14
の大径円筒部15を係止させることにより行われる。
【0032】なお、このトナーボトル9のセット時に、
コレクトチャック17の4本のチャック17aが、キャ
ップ11のリブ36(図2参照)に突き当たったとして
も、このコレクトチャック17は、前述したように、ギ
ヤ付フランジ18に対してガタを持っているので、コレ
クトチャック17のチャック17aは、キャップ11の
リブ36に対して確実に係合される。このトナーボトル
9のセット時における、コレクトチャック17のチャッ
ク17aとキャップ11のリブ36との係合状態を図4
に示す。
【0033】次に、本発明のトナー補給装置のトナー補
給時におけるボトル駆動ユニットのキャップ11の開栓
・閉栓動作について説明する。図1において、駆動モー
タ1のモータ軸2が矢印A方向に回転駆動されると、ウ
ォームギヤ3により2段ギヤ5が反時計方向(矢印B方
向)に、他のウォームギヤ4によりトルクリミッタ付ギ
ヤ6が時計方向(矢印C方向)に、それぞれ回転され
る。
【0034】これにより、2段ギヤ5の回転は、ボトル
保持部材12のギヤ12aに伝達され、ボトル保持部材
12を図1において時計方向(矢印D方向)に回転し、
このボトル保持部材12の回転が、リブ13を介して、
突起部35に伝達されて、トナーボトル9を同じく時計
方向(矢印D方向)に回転させる。
【0035】一方、トルクリミッタ付ギヤ6の回転は、
軸7を介して、ツバ付ギヤ8を時計方向(矢印C方向)
に回転し、このツバ付ギヤ8に噛み合ったギヤ付フラン
ジ18を反時計方向(矢印E方向)に回転させる。
【0036】このようにしてギヤ付フランジ18が反時
計方向(矢印E方向)に回転すると、このギヤ付フラン
ジ18とコレクトチャック17とが、図4に示す状態
で、それぞれ一体となって回転する。
【0037】このとき、コレクトチャック17のチャッ
ク17aは、前述したように、トナーボトル9のトナー
吐出口10を閉栓しているキャップ11のリブ36に係
合しているので、このコレクトチャック17の回転によ
り、キャップ11が同じく反時計方向(矢印E方向)に
回転される。
【0038】また、トナーボトル9のトナー吐出口10
とキャップ11、及び、円筒ケース14の小径円筒部1
6とギヤ付フランジ18は、前述したように、各螺旋形
状部10a,11a、及び、16a,18aによって、
それぞれ略ねじ結合されているので、コレクトチャック
17及びキャップ11は、その回転によって、図4にお
いて、それぞれ左方に移動される。
【0039】このコレクトチャック17の移動により、
そのチャック17aの段部17bが、円筒ケース14の
くびれ部14aに当接すると、このコレクトチャック1
7の4本のチャック17aが閉じられ、図5に示すよう
に、この4本のチャック17aが、キャップ11の凸部
37を掴んだ状態で、更に左方へ移動される。
【0040】これにより、図5に示すように、トナーボ
トル9のトナー吐出口10からキャップ11が取り外さ
れて、トナーボトル9のトナー吐出口10が開栓され、
この開栓状態でトナーボトル9が回転することによっ
て、このトナーボトル9内に収納されているトナーが、
現像装置27のトナー受け入れ口を通して、現像装置2
7内に補給される。
【0041】ここで、図5に示すように、ギヤ付フラン
ジ18の外側面が、ツバ付ギヤ8のツバの側面に当接す
ると、このギヤ付フランジ18の左方への移動が阻止さ
れて、このギヤ付フランジ18及びツバ付ギヤ8の回転
が停止される。
【0042】このギヤ付フランジ18及びツバ付ギヤ8
の回転の停止は、トルクリミッタ付ギヤ6のトルクリミ
ット作用によって行われる。すなわち、このトルクリミ
ッタ付ギヤ6は、図6に示すように、そのギヤ6aの内
部にリブ6fが設けられており、このリブ6fには、ス
プリング6cの作用によりフランジ6bがギヤ6a側へ
加圧されることにより、平生、図7(a)に示すよう
に、フランジ6bの溝部6gが所定の弾力で係合してい
る。
【0043】ここで、フランジ6bをギヤ6a側へ加圧
させるスプリング6cの基端は、ツバ付ギヤ8の軸7の
端部に挿通されたワッシャー6dにより係止されてい
る。また、このワッシャー6dは、軸7の端部に取付け
られたEリング6eによって、軸7からの離脱が阻止さ
れている。
【0044】このボトル駆動ユニットの駆動系によれ
ば、図4に示すようなキャップ11の開栓動作時には、
スプリング6cの加圧力がその回転トルク値を上回るの
で、図7(a)に示すように、トルクリミッタ付ギヤ6
のギヤ6aとフランジ6bとが、リブ6fと溝部6gと
の係合により一体となって回転し、ギヤ付フランジ18
が駆動回転される。
【0045】これに対し、図5に示すようなキャップ1
1の開栓完了時には、ギヤ付フランジ18の外側面とツ
バ付ギヤ8のツバの側面との当接により、その回転トル
ク値が増大し、このトルク値がスプリング6cの加圧力
を上回るため、図7(b)に示すように、リブ6fと溝
部6gとの係合が外れて、トルクリミッタ付ギヤ6のギ
ヤ6aとフランジ6bとが分離される。
【0046】従って、図5に示すようなキャップ11の
開栓完了状態では、軸7が回転されず、ギヤ付フランジ
18の回転及び左方への移動が停止され、トナーボトル
9のみが回転されて、現像装置27内にトナーが補給さ
れる。
【0047】上述のように構成された本発明のトナー補
給装置における動作制御プログラムの一例を図8に示
す。図8において、現像装置27内の現像剤中のトナー
量が不足してトナー補給信号が図示しない制御回路(マ
イクロコンピュータ等のCPU)に入力されると、駆動
モータ1がオンされて、そのモータ軸2が回転される。
ここで、現像剤中のトナー量の過不足を検出する手段と
しては、例えば、フォトダイオードを利用した周知のト
ナー濃度検知手段が用いられる。
【0048】このモータ軸2の回転により、前述したよ
うに、トナー補給装置のボトル駆動ユニットが駆動さ
れ、トナーボトル9のトナー吐出口10のキャップ11
が開栓されて、現像装置27内へのトナー補給が開始さ
れる。
【0049】次いで、このトナー補給動作が予め設定さ
れた所定時間だけ実行されると、このトナー補給動作を
継続するか否かが判断される。この判断は、上記のトナ
ー補給によって現像在中のトナー濃度が適正濃度(基準
値)に達したか否かを、トナー濃度検知手段の出力によ
り判断することにより行われる。
【0050】ここで、現像在中のトナー濃度が基準値を
下回っていると判断された場合には、上記の所定時間だ
けトナー補給動作を行うステップが再び実行され、現像
在中のトナー濃度が基準値に達していると判断された場
合には、次の駆動モータ1を逆回転させるステップが実
行される。
【0051】この駆動モータ1を逆回転させるステップ
が実行されると、トナー補給装置のボトル駆動ユニット
が、上述のキャップ11の開栓動作とは逆過程を進むよ
うに動作され、トナーボトル9のトナー吐出口10にキ
ャップ11が閉栓されて、現像装置27内へのトナー補
給が停止される。
【0052】この駆動モータ1の逆回転は、上記のトナ
ー吐出口10へのキャップ11の閉栓を完了させるのに
必要な、予め設定された所定時間が経過した後、停止さ
れる。
【0053】上述のトナー補給動作は、トナーボトル9
内のトナーが無くなるまで、適時、繰り返し実行され
る。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、請求項1では、トナー
収納容器のトナー突出口の内周面とキャップの外周面と
が互いにねじ結合されるので、トナー吐出口へのキャッ
プの取り付け・取り外しを確実に行うことができ、且
つ、落下等の衝撃を受けてもトナー吐出口からのキャッ
プの離脱を防止することができる。
【0055】請求項2では、コレクトチャックを保持す
る円筒部材の回転手段によってトナー収納容器とは逆方
向にキャップを回転させることにより、キャップをトナ
ー収納容器から離すことができるので、トナー吐出口に
ねじ結合されているキャップの取付け・取外しを確実に
行うことができる。
【0056】請求項3では、上記の回転手段の駆動源と
なるモータ軸の回転方向を正反転可能となるように制御
することにより、上記トナー吐出口の内栓用キャップの
取り外しあるいは取り付けを行うので、トナー吐出口へ
のキャップの取り付け・取り外し、及び、上記トナー収
納容器の回転によるトナー補給の一連の動作を、手操作
によることなく自動的に行うことができるとともに、そ
の駆動手段の大幅なコストダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトナー補給装置の外観を示す斜視図で
ある。
【図2】本発明のトナー補給装置の要部を示す分解斜視
図である。
【図3】本発明のトナー補給装置が搭載される画像形成
装置の概略断面図である。
【図4】本発明のトナー補給装置におけるトナー収納容
器の開栓動作を示す概略断面図である。
【図5】本発明のトナー補給装置におけるトナー収納容
器の開栓状態を示す概略断面図である。
【図6】本発明のトナー補給装置におけるトナー収納容
器のキャップを回転するためのトルクリミッタ付ギヤの
構成を示す分解斜視図である。
【図7】本発明のトナー補給装置におけるトナー収納容
器のキャップを回転するためのトルクリミッタ付ギヤの
動作を示す概略断面図である。
【図8】本発明のトナー補給装置のトナー収納容器の駆
動制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 駆動モータ 2 モータ軸 3,4 ウォームギヤ 5 2段ギヤ 6 トルクリミッタ付ギヤ 7 軸 8 ツバ付ギヤ 9 トナー収納容器(トナーボトル) 9a 螺旋状の突起 10 トナー吐出口 10a,11a,16a,18a 螺旋形状部 11 キャップ 12 ボトル保持部材 12a ギヤ 13 リブ 14 円筒ケース 15 大径円筒部 16 小径円筒部 17 コレクトチャック 17a チャック 17b 段部 18 ギヤ付フランジ 19 段付ねじ 20 ブラケット 21 ヒンジ 22 支軸 23 トナーボトル収納部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状の容器本体の一端側中央部にトナー吐
    出口を形成したトナー収納容器と、このトナー収納容器
    を現像部へのトナー導入部に連通させた状態で略水平向
    きに保持する保持手段と、この保持手段に保持された該
    トナー収納容器をその軸方向へ回転させる回転駆動手段
    とを有するトナー補給装置において、上記トナー収納容
    器の一端側中央部に形成されたトナー吐出口の内周面に
    凸型または凹型の螺旋形状部を形成すると共に、該トナ
    ー突出口を内栓するためのキャップの外周面にも凸型ま
    たは凹型の螺旋形状部を形成し、該トナー突出口の内周
    面と該キャップの外周面とを略ねじ結合させることを特
    徴とするトナー補給装置。
  2. 【請求項2】上記トナートナー突出口に略ねじ結合する
    内栓用キャップを掴んだり離したりするコレクトチャッ
    クを有し、該コレクトチャックを保持する円筒部材の外
    周面に、凸型または凹型の螺旋形状部を設けると共に、
    該円筒部材を収納する円筒ケースの内面に、凸型または
    凹型の螺旋形状部を設け、該円筒部材の外周面の螺旋形
    状部と該円筒ケースの内面の螺旋形状部とを互いに略ね
    じ結合するように構成する一方、上記円筒部材を回転さ
    せる回転手段を設け、該回転手段によって上記トナー収
    納容器とは逆方向に該内栓用キャップを回転させること
    により、該内栓用キャップをトナー収納容器から離すこ
    とを特徴とする請求項1記載のトナー補給装置。
  3. 【請求項3】上記回転手段の駆動源となるモータ軸の回
    転方向を正反転可能となるように制御することにより、
    上記トナー吐出口の内栓用キャップの取り外しあるいは
    取り付けを行うことを特徴とする請求項1記載のトナー
    補給装置。
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