JPH08152424A - 漏洩磁束探傷装置の磁化ヘッド - Google Patents

漏洩磁束探傷装置の磁化ヘッド

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JPH08152424A
JPH08152424A JP31923194A JP31923194A JPH08152424A JP H08152424 A JPH08152424 A JP H08152424A JP 31923194 A JP31923194 A JP 31923194A JP 31923194 A JP31923194 A JP 31923194A JP H08152424 A JPH08152424 A JP H08152424A
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JP
Japan
Prior art keywords
yoke
magnetic flux
inspected
magnetizing head
leakage magnetic
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31923194A
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English (en)
Inventor
Seiichi Wakayama
精一 若山
Takeo Kamimura
武男 神村
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヨーク開放端と被検材との隙間による漏れ磁
束の発生を防止でき、被検材への磁化効率の改善が図
れ、ひいては励磁電流を少なくすることができるととも
に、微細欠陥を的確に検出することができる漏洩磁束探
傷装置の磁化ヘッドを提供する。 【構成】 U字形のヨーク3の中央部に励磁コイル4を
巻装するとともにヨーク開放端3a,3a間を被検材1
を通過させる部分とした漏洩磁束探傷装置の磁化ヘッド
2において、ヨーク開放端3aに、磁性線材を束ねたブ
ラシ状ヨーク5を被検材1と接するように設けており、
これによりヨーク開放端3aと被検材1との隙間がなく
なり漏れ磁束の発生を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は漏洩磁束探傷装置の磁化
ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】磁性材の内部欠陥の有無を検査するのに
用いられる漏洩磁束探傷装置は、磁化された磁性材の欠
陥により乱れが生じた磁力線が被検材の外に漏洩して来
るのを検べる装置であり、漏洩磁束に磁性を帯びる粉末
を付着させ磁粉模様を観察したり、磁気テープを被検材
に密着させて漏洩磁束をテープに録磁させバリアブルリ
アクタンスヘッドを用いた検出器で電気信号として検出
したり、漏洩磁束をホール素子を用いて直接的に電気信
号として検出したりする。しかして被検材を磁化し漏洩
磁束を有効に発生させるための磁化ヘッドとしては、図
4斜視図に示すような、磁性材料でできたU字形のヨー
ク3の中央部に励磁コイル4を巻装した磁化ヘッド2が
用いられ、ヨーク3の開放端3a,3a間を被検材1を
通過させ、励磁コイル4に通電し磁界9を発生させるこ
とで被検材1の磁化が行われており、被検材1に生ずる
被検材磁界10の磁束密度を大きくし小さな欠陥を検出
するために、大きな励磁電流を必要としている。
【0003】しかしながらこのような漏洩磁束探傷装置
では、磁化ヘッド2のヨーク開放端3a,3a間を被検
材1を通過させる必要から、磁化ヘッド2のヨーク開放
端3a,3a間隔を被検材1の巾より大きく設定せざる
を得ず、ヨーク開放端3aと被検材1とに隙間12を生
じ、この隙間12により漏れ磁束が生ずることから磁化
効率の低下を招き、磁化のためにより大きな励磁電流が
必要となるばかりか、ひいては欠陥検出性能を十分確保
できなくなるおそれがあり、特に線材等の製造時、製造
段階初期の検査における欠陥検出性能の不足は微細欠陥
の早期検出を不能とし、製造効率に大きな影響を及ぼし
多額のロスを発生する嫌いがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、ヨーク開放端と被検材
との隙間による漏れ磁束の発生を防止でき、被検材への
磁化効率の改善が図れ、ひいては励磁電流を少なくする
ことができるとともに、微細欠陥を的確に検出すること
ができる漏洩磁束探傷装置の磁化ヘッドを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、U
字形ヨークの中央部に励磁コイルを巻装するとともにヨ
ーク開放端間を被検材を通過させる部分とした漏洩磁束
探傷装置の磁化ヘッドにおいて、ヨーク開放端間の被検
材を通過させる部分に、磁性線材からなるブラシ状ヨー
クを被検材と接するように設けたことと、ヨーク開放端
間の被検材を通過させる部分に、先端にローラーを付設
するとともに非励磁時に被検材とは逆方向に引っ張られ
ている可動補助ヨークを設けたこととを、それぞれ特徴
とする。
【0006】
【作用】本発明漏洩磁束探傷装置の磁化ヘッドにおいて
は、ヨーク開放端間に被検材を位置させるとブラシ状ヨ
ークの先端は被検材に接し、励磁コイルに電流を通じ被
検材を磁化しようとしたとき、ヨーク開放端と被検材と
の間に隙間がないために、磁力は隙間によるロスすなわ
ち漏れ磁束を生ずることなく効率よく被検材に伝わるこ
とになる。またヨーク開放端間に被検材を位置させても
磁化ヘッドが励磁されていないとき、補助ヨークは被検
材とは逆方向に引っ張られているので両者の間隔は広い
状態にあるが、励磁コイルに電流を通じ被検材を磁化し
ようとしたとき、補助ヨークと被検材に磁力が生じ補助
ヨークはローラーが被検材表面に接するまで引きつけら
れ、補助ヨークと被検材の間隔を最小限かつ一定の間隔
に設定できることになり、被検材への磁化が効率よく行
われることになる。
【0007】
【実施例】本発明漏洩磁束探傷装置の磁化ヘッドの実施
例を図面について説明すると、図1は第1実施例の斜視
図、図2は第2実施例の斜視図、図3は同上における励
磁状態を示す部分平面図である。まず図1において、磁
性材料でできたU字形のヨーク3の中央部に励磁コイル
4が巻装された磁化ヘッド2は、ヨーク開放端3a,3
a間が被検材1を通過させる部分に形成されており、こ
のヨーク開放端3aに、磁性線材を束ねたブラシ状ヨー
ク5が被検材1と接するように設けられている。このよ
うに構成された磁化ヘッド2において、励磁コイル4に
電流を通ずると、磁性体のヨーク3に磁界9が発生し、
ブラシ状ヨーク5を介して被検材磁界10として導かれ
る。このときブラシ状ヨーク5は被検材1と接している
ため、従来のようなヨーク3と被検材1との隙間で生ず
る漏れ磁束による磁化のロスを生ずることなく有効に磁
化できることになる。
【0008】次に図2において、磁性材料でできたU字
形のヨーク3の中央部に励磁コイル4が巻装された磁化
ヘッド2は、ヨーク開放端3a,3a間が被検材1を通
過させる部分に形成されており、このヨーク開放端3a
に、被検材1に向かい前後に移動できる補助ヨーク6が
それを被検材1とは逆方向に引っ張るばね7を介して設
けられるとともに、補助ヨーク6の先端に被検材1に接
する面よりも僅かに突出した位置に外周が来るようにロ
ーラー8が取付けられている。このように構成された磁
化ヘッド2において、励磁コイル4に電流を通ずると磁
性体のヨーク3に磁界9が発生し、補助ヨーク6を介し
て被検材1に導かれる。このとき図3に示すように補助
ヨーク6は被検材1との間に生ずる磁力により引寄せら
れ、補助ヨーク6の先端のローラー8が被検材1に接す
るまで動き、補助ヨーク6と被検材1の間隔11を最小
限にかつ一定に保持できることになる。従って従来のよ
うなヨーク3と被検材1との隙間で生ずる漏れ磁束によ
る磁化のロスを生ずることなく有効に磁化できることに
なる。
【0009】
【発明の効果】要するに本発明によれば、U字形ヨーク
の中央部に励磁コイルを巻装するとともにヨーク開放端
間を被検材を通過させる部分とした漏洩磁束探傷装置の
磁化ヘッドにおいて、ヨーク開放端間の被検材を通過さ
せる部分に、磁性線材からなるブラシ状ヨークを被検材
と接するように設けたことと、ヨーク開放端間の被検材
を通過させる部分に、先端にローラーを付設するととも
に非励磁時に被検材とは逆方向に引っ張られている可動
補助ヨークを設けたこととにより、ヨーク開放端と被検
材との隙間による漏れ磁束の発生を防止でき、被検材へ
の磁化効率の改善が図れ、ひいては励磁電流を少なくす
ることができるとともに、微細欠陥を的確に検出するこ
とができる漏洩磁束探傷装置の磁化ヘッドを得るから、
本発明は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明漏洩磁束探傷装置の磁化ヘッドの第1実
施例の斜視図である。
【図2】第2実施例の斜視図である。
【図3】同上における励磁状態を示す平面図である。
【図4】従来の磁化ヘッドの斜視図である。
【符号の説明】
1 被検材 2 磁化ヘッド 3 ヨーク 3a ヨーク開放端 4 励磁コイル 5 ブラシ状ヨーク 6 補助ヨーク 7 ばね 8 ローラー 9 磁界 10 被検材磁界 11 間隔 12 隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 U字形ヨークの中央部に励磁コイルを巻
    装するとともにヨーク開放端間を被検材を通過させる部
    分とした漏洩磁束探傷装置の磁化ヘッドにおいて、ヨー
    ク開放端間の被検材を通過させる部分に、磁性線材から
    なるブラシ状ヨークを被検材と接するように設けたこと
    を特徴とする漏洩磁束探傷装置の磁化ヘッド。
  2. 【請求項2】 U字形ヨークの中央部に励磁コイルを巻
    装するとともにヨーク開放端間を被検材を通過させる部
    分とした漏洩磁束探傷装置の磁化ヘッドにおいて、ヨー
    ク開放端間の被検材を通過させる部分に、先端にローラ
    ーを付設するとともに非励磁時に被検材とは逆方向に引
    っ張られている可動補助ヨークを設けたことを特徴とす
    る漏洩磁束探傷装置の磁化ヘッド。
JP31923194A 1994-11-29 1994-11-29 漏洩磁束探傷装置の磁化ヘッド Withdrawn JPH08152424A (ja)

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