JPH08152361A - 光信号波形の測定装置 - Google Patents

光信号波形の測定装置

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JPH08152361A
JPH08152361A JP6319256A JP31925694A JPH08152361A JP H08152361 A JPH08152361 A JP H08152361A JP 6319256 A JP6319256 A JP 6319256A JP 31925694 A JP31925694 A JP 31925694A JP H08152361 A JPH08152361 A JP H08152361A
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signal
speed
intensity modulator
optical
optical signal
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JP6319256A
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Inventor
Tadao Nagatsuma
忠夫 永妻
Makoto Yaita
信 矢板
Mitsuru Shinagawa
満 品川
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 100Gb/sを越える光信号の波形を測定
することができ、しかもアイパターンも測定することが
でき、さらには、100Gb/s以下の固定パターン測
定に用いられるストリークカメラに比べて、よりコンパ
クトでしかも信頼性の高い光波形測定器を提供すること
を目的とするものである。 【構成】 被測定高速光信号に同期ししかも被測定高速
光信号とのタイミングを相対的に変えながら短パルスレ
ーザ光を発生させ、被測定高速光信号が高速光電気変換
素子によって変換された電気信号によって、光強度変調
器が短パルスレーザ光を変調し、この変調された短パル
スレーザ光を低速フォトダイオードが電気信号に変換
し、低速フォトダイオードが出力する電気信号に応じ
て、波形表示装置が波形を表示するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速ビットレートの光
信号を測定する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在の光通信方式においては、光強度を
強(ディジタル信号の「1」に相当)、弱(同「0」に
相当)に変調することによって所定情報を伝送する手段
が主流を占めている。また、近年は、その伝送速度の高
速化、伝送量の大容量化のために、上記「1」、「0」
の繰り返し周期を短くする(すなわち繰り返し周波数を
上げる)研究開発が盛んであり、100Gb/s(Gは
10億の単位)以上の情報を伝送することも可能になろ
うとしている。しかし、このような高速の光信号を発
生、伝送することが可能になっても、その光信号を正確
に測定する方法や計測装置の開発が遅れているという問
題がある。
【0003】従来、上記のような高速光信号を測定する
には、ストリークカメラを用いる方法、pinフォトダ
イオードを始めとする光電気変換器(以下「OE変換
器」という)の出力をサンプリングオシロスコープで観
測する方法の2つの方法が一般的である。
【0004】上記ストリークカメラは、光信号を光電面
に照射して電子を発生させ、その発生した電子を偏向板
によって進路を曲げ、電子倍増管に当て、その後、蛍光
面上に一次元空間に掃引された強度情報を捕らえるもの
である。すなわち、時間軸上の情報が空間軸上に変換さ
れるものであり、時空変換の原理を用いている。このス
トリークカメラを用いる方法における時間分解能は、被
測定光信号の繰り返し信号と同期を取ることが可能なシ
ンクロスキャン方式の場合、5ps程度が限界である。
上記被測定光信号の信号の繰り返し周波数としては、約
100GHzが上限である。また、S/Nを上げるため
に、蛍光面で得られた空間情報の平均化処理を行うの
で、光ランダムパターン信号の測定(いわゆる、アイパ
ターン測定)を行うことはできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、現在、アイパタ
ーン測定を行うことができるものとしては、高速のOE
変換器によって光信号を電気信号に変換した後に、電気
サンプリングオシロスコープによってその電気信号を測
定する方法以外には存在しない。しかし、現在市販され
ているサンプリングオシロスコープの帯域は最高50G
Hzであり、また、同軸コネクタやケーブルによって接
続すると、帯域が劣化するばかりでなく、信号波形が歪
む等のために、アイパターン測定がより困難になるとい
う問題がある。
【0006】上記のように、現在では、100Gb/s
を越える光信号の生成や伝送が可能になろうとしている
が、このような高速ビットレートの光信号のアイパター
ンを測定できる方法が存在しない。
【0007】本発明は、100Gb/sを越える光信号
の波形を測定することができ、しかもアイパターンも測
定することができ、さらには、100Gb/s以下の固
定パターン測定に用いられるストリークカメラに比べ
て、よりコンパクトでしかも信頼性の高い光波形測定器
を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、被測定高速光
信号に同期ししかも被測定高速光信号とのタイミングを
相対的に変えながら短パルスレーザ光を発生させ、被測
定高速光信号が高速光電気変換素子によって変換された
電気信号によって、光強度変調器が短パルスレーザ光を
変調し、この変調された短パルスレーザ光を低速フォト
ダイオードが電気信号に変換し、低速フォトダイオード
が出力する電気信号に応じて、波形表示装置が波形を表
示するものである。
【0009】
【作用】本発明は、高速光電気変換素子が出力する電気
信号を、同軸コネクタやケーブルを介さずに、光強度変
調器(サンプリングヘッド)に直接与えることができる
ので、同軸コネクタやケーブルによって帯域が制限され
ることがなく、また、電気パルスよりも原理的に幅の短
い短パルスレーザ光をサンプリングパルスとして用いる
ので、より広帯域の測定が可能であり、さらに、光強度
変調器の高効率化によって測定感度の増加が容易であ
り、アイパターンの測定も可能になる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である光信号波形
の測定装置を示すブロック図である。
【0011】この実施例において、高速OE変換素子
(高速光電気変換素子)1は、高速光信号を電気信号に
変換する素子である。短パルスレーザ光源2は、短パル
スレーザ光を発生するレーザ光源であり、この短パルス
レーザ光の発生タイミングは、被測定高速光信号に同期
ししかも被測定高速光信号の発生タイミングと相対的に
変わるものである。光強度変調器3は、高速OE変換素
子1が出力する電気信号によって、短パルスレーザ光の
強度を変調する変調器である。
【0012】また、低速フォトダイオード4は、通常の
帯域が1MHz未満であり、光強度変調器3によって強
度変調を受けたレーザ光を電気信号に変換するフォトダ
イオードである。信号処理回路5は、増幅器やフィルタ
等で構成され、低速フォトダイオード4が出力する電気
信号を増幅し、フィルタリングを行う信号処理回路であ
り、波形表示装置6は、ディジタルオシロスコープ等で
構成され、信号処理回路5が出力する信号を取り込み、
その信号波形を表示する装置である。
【0013】タイミング発生装置7は、被測定高速光信
号に同期ししかも被測定高速光信号とのタイミングを相
対的に変えながら短パルスレーザ光を点灯させ、また波
形表示装置6に信号取り込み用のタイミングを発生する
装置である。
【0014】短パルスレーザ光の点灯タイミングを制御
するときに、被測定高速光信号に対して速短パルスレー
ザ光の点灯タイミングを少しづつずらすが、この場合、
被測定高速光信号の周波数をfH とし、短パルスレーザ
ー光の周波数をfs とすると、被測定光信号の周波数を
H は次の式1で示される。 fH =n・fs +Δf ……(式1) 式1において、Δfは、被測定光信号に対して、短パル
スレーザ光の点灯タイミングがずれる量に対応する周波
数である。ずれの周波数Δfを固定すれば、上記実施例
は、等価時間サンプリングである。なお、ずれの周波数
Δfを調整できるようにしてもよい。
【0015】また、タイミング発生装置7は、波形表示
装置6に送る信号取り込み用のタイミングを発生する装
置であり、つまり、被測定光信号発生器10が出力する
クロックをトリガーとして取り込み、この取り込んだト
リガーに基づいて、波形表示装置6における信号取り込
みのタイミングを決めるサンプリングトリガ信号を発生
する装置である。
【0016】さらに、インピーダンス整合終端回路9
は、光強度変調器3に導かれサンプリングされた後の電
気信号が、逆方向に反射しないように(光強度変調器3
側に反射しないように)するものであり、被測定光信号
発生器10は、被測定高速光信号を発生するとともに、
サンプリングトリガーを出力するものである。
【0017】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0018】図2は、上記実施例の測定原理を説明する
タイミングチャートの一例を示す図である。
【0019】被測定高速光信号は、図2(1)に示すよ
うな一定の繰り返しを行うパルス波形であり、この周期
をTとする。
【0020】まず、被測定光信号発生器10が被測定高
速光信号を出力し、高速OE変換素子1が、被測定高速
光信号を電気信号に変換し、この変換された電気信号が
光強度変調器3に入力され、短パルスレーザ光源2で発
生した短パルスレーザ光が光強度変調器3に入射され、
高速OE変換素子1が出力する電気信号によって、光強
度変調器3が短パルスレーザ光の強度を変調する。つま
り、高速OE変換素子1が出力した電気信号を、短パル
スレーザ光の幅に相当する時間分解能で、光強度変調器
3がサンプリングする。
【0021】この場合、被測定高速光信号と短パルスレ
ーザ光とは、時間軸上で、図2(1)、(2)に示す位
置関係になっているとする。つまり、短パルスレーザ光
の周期は、n・T+ΔTであり、被測定高速光信号の周
期Tのn倍よりもΔTだけずれ、したがって、被測定高
速光信号がn回発生する度に、短パルスレーザ光が1回
発生し、しかも、短パルスレーザ光が1回発生する毎
に、被測定高速光信号に対して、ΔTだけずれる。
【0022】図2(3)には、光強度変調器3がサンプ
リングした出力パルスを示してあり、この光強度変調器
3がサンプリングした光パルスの強度IP は、高速OE
変換素子1が出力する電気信号のうちで捕えられた電気
信号の振幅AH に比例している。
【0023】そして、この光パルスの強度IP の変化
を、低速のフォトダイオード4が電気信号に変換し、低
速のフォトダイオード4が出力した電気信号を信号処理
回路5が適当なレベルに増幅し、この信号処理回路5の
出力波形が図2(4)に示されており、図2(5)に示
すサンプリングトリガ信号によって、波形表示装置6が
図2(6)に示すような測定波形を表示する。
【0024】したがって、信号処理回路5の出力信号の
レベルLO は、図2(4)に示すように、被測定高速光
信号の振幅のうちで、短パルスレーザ光が発生している
時間に対応する振幅AH に比例する。この信号処理回路
5の出力が、サンプリングトリガ信号と同期して、波形
表示装置6に取り込まれる。
【0025】なお、波形表示装置6において被測定信号
波形を取り込むタイミングは、レーザパルスが点灯する
タイミングと同期させることが必要になる。このように
するために、タイミング発生器7は、被測定光信号発生
器10が出力するクロックをトリガーとして取り込み、
このクロックに同期ししかもこのクロックとのタイミン
グを相対的に変えながらレーザドライバ8を制御し、短
パルスレーザ光源2の点灯タイミングを変え、また、波
形表示装置6における信号取り込みのタイミングを決め
るサンプリングトリガ信号を発生する。
【0026】なお、サンプリングトリガ信号の周期は、
短パルスレーザ光の繰り返し周期n・T+ΔTと同じで
ある。すなわち、一定の時間間隔でサンプリングされた
被測定光波形のレプリカが、波形表示装置6に表示され
る。
【0027】なお、インピーダンス整合終端回路9は、
光強度変調器3に導かれサンプリングされた後の電気信
号が、逆方向(光強度変調器3側)に再び反射しないよ
うにし、これによって、反射が起こり被測定波形に重畳
されることによって生じる波形の歪み、実効的な帯域の
低下を防止することができる。
【0028】図3は、上記実施例において、高速OE変
換素子1、光強度変調器3、インピーダンス整合終端回
路9、低速フォトダイオード4の具体的な構成を示す図
である。
【0029】高速OE変換素子1として、現在、1.5
5μm帯で最高の帯域がある導波路型pin−PD13
にコプレーナ伝送線路が集積されたチップを使用し、光
強度変調器3として、LiNbO3 、GaAs、InP
基板に導波路を形成したマッハツェンダ型の光変調器1
2が使用され、インピーダンス整合終端回路9(バイア
ス/終端回路チップ14)は、導波路型pin−PD1
3に直流バイアス電圧を与えるためのキャパシタ15と
50Ωの整合抵抗16とで構成されている。これらは、
インダクタンスが低くなるように可能な限り短くかつ径
の大きなボンディングワイヤ17で接続されている。
【0030】また、図3に示す実施例においては、短パ
ルスレーザ光源2で発生した短パルスは、先球光ファイ
バ18aを介して、導波路型光変調器12に送られ、導
波路型光変調器12内の光導波路11を経由し、先球光
ファイバ18bを介して、低速フォトダイオード4に送
られる。
【0031】なお、バイアス/終端回路チップ14は、
チップキャパシタ15、チップ抵抗16を有し、光強度
変調器3としての導波路型光変調器12からの電気信号
を整合終端し、光電気変換素子1にバイアスを与える回
路チップである。また、このバイアス/終端回路チップ
14と光強度変調器3と光電気変換素子1とがハイブリ
ッドに接続され、導波路型pin−PD13と導波路型
光変調器12とがボンディングワイヤ17で接続され、
また、バイアス/終端回路チップ14と導波路型光変調
器12とがボンディングワイヤ17で接続されている。
【0032】DCバイアスB1は、導波路型pin−P
D13にバイアスを与えるものであり、DCバイアスB
2は、光電気変換後の電気信号に対して、光強度が最も
効率よく変化するようにバイアスを与えるものである。
【0033】図3に示す実施例によれば、高速光電気変
換素子1が出力する電気信号を、同軸コネクタやケーブ
ルを介さずに、光強度変調器(サンプリングヘッド)3
に直接与えることができるので、同軸コネクタやケーブ
ルによって帯域が制限されることがなく、100GHz
程度の帯域の信号を無歪みで伝送させることが可能であ
る。
【0034】また、図3に示す実施例によれば、電気パ
ルスよりも原理的に幅の短い短パルスレーザ光をサンプ
リングパルスとして用いるので、より広帯域の測定が可
能であり、さらに、光強度変調器の高効率化によって測
定感度の増加が容易であり、アイパターンの測定も可能
になり、さらに広帯域化を図るには、リボンボンディン
グやハンダバンプを用いればよい。
【0035】なお、上記実施例においては、低速フォト
ダイオード4が出力する電気信号を信号処理回路5が増
幅しフィルタリングしているが、この信号処理回路5
は、増幅機能を持たずにフィルタリングのみ行うもので
あってもよい。
【0036】図4は、上記実施例において、高速OE変
換素子1、光強度変調器3、インピーダンス整合終端回
路9、低速フォトダイオード4の他の具体的な構成を示
す図である。
【0037】図4に示す実施例においては、高速OE変
換素子1として面入射型pin−PD19を使用し、被
測定光信号発生器10が出力した被測定高速光を、レン
ズ20を介して、面入射型pin−PD19に垂直に入
射させている。面入射型pin−PD19の出力電気信
号は電気配線21を介して光強度変調器3に送られてい
る。
【0038】一方、短パルスレーザ光源2で発生した短
パルスレーザ光は、先球光ファイバ18a、光導波路1
1を経由し、光強度変調器3に送られ、光強度変調器3
で変調された光パルスが光導波路11を経由して、低速
フォトダイオード4に送られている。
【0039】また、光強度変調器3からの電気信号を整
合終端し、光電気変換素子1としての面入射型pin−
PD19にバイアスを与えるバイアス/終端回路とし
て、バイアス/整合終端回路22が設けられ、このバイ
アス/整合終端回路22と光強度変調器3と面入射型p
in−PD19と低速フォトダイオード4とが、同一の
チップ上に集積されている。
【0040】ところで、図3に示す実施例では、高速O
E変換素子1としての面入射型pin−PD19やバイ
アス/整合終端回路22が、光強度変調器3とは別基板
上に作られているが、たとえば、GaAs、InP基板
上に変調器3が作られている場合には、図4のように、
終端抵抗やキャパシタだけでなく、高速OE変換素子1
や低速のフォトダイオード4をもモノリシックに集積化
することができる。
【0041】図4に示す実施例においては、図3のよう
なボンディングワイヤ17が存在しないので、より一層
の広帯域化を図ることができ、また、システムが極めて
コンパクトになる。
【0042】上記実施例においては、光強度変調器3と
して、電界によって屈折率が変化する電気光学効果を利
用したマッハツェンダ型変調器を用いているが、他の原
理に基づく光強度変調器を光強度変調器3として使用し
てもよい。たとえば、量子閉じこめシュタルク効果やフ
ランツ・ケルディッシュ効果のように、電界によって吸
収係数が変化することを利用した電界吸収型光強度変調
器を使用するようにしてもよく、この場合、同じ電界強
度に対してより効率的に光の強度を変化させることがで
き、この結果、一層の高感度化を図ることができる。
【0043】図5は、本発明の他の実施例を示すブロッ
ク図である。
【0044】図5に示す実施例は、短パルスレーザ光源
2の出力を分岐し、一方の出力を光強度変調器3側に導
き、他方の出力を減衰器26を介して別の低速フォトダ
イオード41に入射させ、2つのフォトダイオード4、
41の出力信号は、差動増幅器25に入力されている。
【0045】つまり、図5に示す実施例は、短パルスレ
ーザ光源2から分岐された光を受光する第2の低速フォ
トダイオード41と、第2の低速フォトダイオード41
の出力電気信号と、光強度変調器3の出力を受光する低
速フォトダイオード4の出力電気信号とを入力し、これ
ら2入力信号を差動増幅した電気信号を信号処理回路5
に送る差動増幅器25とを有するものである。
【0046】一般に、レーザ光源はDCから1MHz程
度の領域に特有の振幅雑音を有し、この振幅雑音が測定
のS/Nを低下させる原因になる。これに対処するため
に、図5に示す実施例においては、信号が無いときの差
動増幅器の出力が極小になるように減衰器26が調整さ
れ、このように調整してあるので、短パルスレーザ光源
2のコモンモード雑音の影響が小さくなり、システム感
度が向上する。この場合、僅かな光量を調整するのであ
れば、図3のDCバイアスB2と同様に、変調器3に与
える直流電圧を制御するようにすればよい。
【0047】図6は、本発明の別の実施例を示すブロッ
ク図である。
【0048】図6に示す実施例は、光強度変調器3とし
て、導波路によるカプラを出力側に設け、位相が互いに
反転した相補出力を取り出せるようにしたものである。
【0049】つまり、図6に示す実施例において、光強
度変調器1は、位相が互いに反転した相補的な2信号を
出力する回路であり、低速フォトダイオード4は、上記
相補的な2信号をそれぞれ受光する1組の低速フォトダ
イオード4a、4bであり、1組の低速フォトダイオー
ドのそれぞれの電気信号出力を正入力および負入力と
し、これら2入力信号を差動増幅した電気信号を信号処
理回路5に送る差動増幅器25を有するものである。
【0050】図6に示す実施例は、図5に示す実施例よ
りも、受光系の構造上、動作上の対称性に優れ、レーザ
雑音の影響をより一層低減することができる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、100Gb/s以上の
光信号アイパターンを測定することが可能であり、ま
た、構成部品を集積化すれば、100Gb/s以下の固
定パターン測定に用いられるストリークカメラに比べ
て、よりコンパクトでしかも信頼性が高いという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である光信号波形の測定装置
を示すブロック図である。
【図2】上記実施例における測定原理を説明するタイミ
ングチャートの一例を示す図である。
【図3】上記実施例にいおいて、高速OE変換素子1、
光強度変調器3、インピーダンス整合終端回路9、低速
フォトダイオード4の具体的な構成を示す図である。
【図4】上記実施例にいおいて、高速OE変換素子1、
光強度変調器3、インピーダンス整合終端回路9、低速
フォトダイオード4の他の具体的な構成を示す図であ
る。
【図5】本発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図6】本発明の別の実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…高速光電気変換素子、 2…短パルスレーザ光源、 3…光強度変調器、 4…低速フォトダイオード、 5…信号処理回路、 6…波形表示装置、 7…タイミング発生装置、 8…レーザドライバ、 9…インピーダンス整合終端回路、 10…被測定光信号発生器、 11…光導波路、 12…導波路型光変調器、 13…導波路型pin−PD、 14…バイアス/終端回路チップ、 15…チップキャパシタ、 16…チップ抵抗、 17…ボンディングワイヤ、 18、18a、18b…先球光ファイバ、 19…面入射型pin−PD。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定高速光信号を電気信号に変換する
    光電気変換素子と;短パルスレーザ光を発生する短パル
    スレーザ光源と;上記光電気変換素子が出力する電気信
    号によって、上記短パルスレーザ光の強度を変調する光
    強度変調器と;この光強度変調器によって強度変調を受
    けたレーザ光を電気信号に変換する低速フォトダイオー
    ドと;この低速フォトダイオードが出力する電気信号を
    フィルタリングする信号処理回路と;この信号処理回路
    が出力する信号を取り込み、表示する波形表示装置と;
    上記被測定高速光信号に同期ししかも上記被測定高速光
    信号とのタイミングを相対的に変えながら上記短パルス
    レーザ光を点灯させ、また上記波形表示装置に信号取り
    込み用のタイミングを発生するタイミング発生装置と;
    を有することを特徴とする光信号波形の測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記光強度変調器は、マッハツェンダ型の導波路型変調
    器であることを特徴とする光信号波形の測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記光強度変調器は、電界吸収型の強度変調器であるこ
    とを特徴とする光信号波形の測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 上記光強度変調器からの電気信号を整合終端し、上記光
    電気変換素子にバイアスを与えるバイアス/終端回路チ
    ップを有し、しかも、このバイアス/終端回路チップと
    上記光強度変調器と上記光電気変換素子とがハイブリッ
    ドに接続されていることを特徴とする光信号波形の測定
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 上記光強度変調器からの電気信号を整合終端し、上記光
    電気変換素子にバイアスを与えるバイアス/終端回路を
    有し、しかも、このバイアス/終端回路と上記光強度変
    調器と上記光電気変換素子と低速フォトダイオードと
    が、同一のチップ上に集積されていることを特徴とする
    光信号波形の測定装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 上記短パルスレーザ光源から分岐された光を受光する第
    2の低速フォトダイオードと;この第2の低速フォトダ
    イオードの出力電気信号と、上記光強度変調器の出力を
    受光する上記低速フォトダイオードの出力電気信号とを
    入力し、これら2入力信号を差動増幅した電気信号を上
    記信号処理回路に送る差動増幅器と;を有することを特
    徴とする光信号波形の測定装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 上記光強度変調器は、位相が互いに反転した相補的な2
    信号を出力する回路であり、上記低速フォトダイオード
    は、上記相補的な2信号をそれぞれ受光する1組の低速
    フォトダイオードであり、 上記1組みの低速フォトダイオードのそれぞれの電気信
    号出力を正入力および負入力とし、これら2入力信号を
    差動増幅した電気信号を上記信号処理回路に送る差動増
    幅器を有することを特徴とする光信号波形の測定装置。
JP6319256A 1994-11-29 1994-11-29 光信号波形の測定装置 Pending JPH08152361A (ja)

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