JPH08152359A - 機械読取り方法及び機械読取り装置 - Google Patents

機械読取り方法及び機械読取り装置

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JPH08152359A
JPH08152359A JP5342024A JP34202493A JPH08152359A JP H08152359 A JPH08152359 A JP H08152359A JP 5342024 A JP5342024 A JP 5342024A JP 34202493 A JP34202493 A JP 34202493A JP H08152359 A JPH08152359 A JP H08152359A
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浩美 内村
Kimiya Takahashi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械識別用の有価証券物等紙の真偽判別や種
類判別を瞬時に行う読取り方法及び読取り装置を得る。 【構成】 機械識別用の有価証券物等の分光反射量の波
形を、所定の基準レベルで二値化し、あらかじめ把握さ
れている二値化した波形と同じであるかを判別する読取
り方法及び読取り装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械識別機能を有する
用紙を印刷用紙として用い、前記印刷用紙に付与した情
報を、印刷面から光学的に読取る方法及び機械読取り装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】銀行券、有価証券、入場券等の偽造防止
を必要とする印刷物に関しては、カラーコピーやカラー
スキャナー等による複製技術の進歩に伴い、一般流通過
程における真偽判別が、例えば、パール印刷、フォログ
ラム、すき入れ、線条、着色繊維、水玉繊維のような肉
眼でも容易に確保できる対策とともに、省力化を目的と
する機械読取り処理のための、真偽判別が確保できる対
策が重要になっている。特に機械読取り処理の対策は、
自動券売機や自動換金装置等の普及と相まって益々その
重要性を増している。
【0003】従来使われてきた機械読取りする媒体に
は、テレホンカードとして使われている磁気カード、P
OSシステムで使われるバーコード、特殊なインキを用
いた印刷物等があり、その真偽判別や情報の読取りには
それぞれの特性を生かした読取り手段が用いられてい
る。例えば、磁気カードはプラスチックカードに磁気記
録媒体を張り付けたもので、磁気ライターにより情報の
書込みができ、この磁気記録を磁気リーダーにより情報
の読出しができる。この磁気カードの特徴は再書込みす
ることで繰り返し使用できることである。また、バーコ
ードは線符号と呼ばれるバー(黒線)とスペース(白
線)の組合わせにより情報が書込まれており、バーコー
ドリーダによって情報が読取られる。バーコードリーダ
はLED光やレーザ光でバーコードを走査して線符号を
読取る。このバーコード方式の特徴は印刷により安価な
方法で大量に作ることができ、コストが極めて安いこと
であり、また読取りにはレーザ光等使用するため非接触
でデータの読取りができ、立体物等の複雑な形状物の読
取りが可能なことである。一方、特殊なインキを用いた
印刷物には、例えば蛍光インキを特定された位置に印刷
しておき、この蛍光発光を読取ることにより真偽判別に
関わる機能としているものがある。
【0004】ところが、磁気カードの場合には、磁気記
録であるため熱、強磁界に対してデータの消滅の恐れが
あるという欠点がある。バーコードの場合には、レーザ
光等で直接反射光を読取るため、人間が容易に見える場
所にバーコードを配置する必要があり、線符号の意味を
知った人には容易にデータを解読できる欠点がある。ま
た、バーコードや特殊なインキを用いた印刷物の場合に
は、インキにどのような特性の物質を使用しているかが
分かれば、前述したカラーコピーやカラースキャナー等
による複製技術の進歩から偽造され易いという欠点があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を解決
する対策として、例えば本件発明者が既に出願した、肉
眼(可視光域)では視認されず、紫外域又は近赤外域に
おいて検出可能な機能を有する機械識別用紙(特願平5
−267798号「機械識別用紙」)がある。この機械
識別用紙は可視光域では用紙の分光反射率とほぼ同値で
あるが、紫外域又は近赤外域の所定波長域では、用紙の
分光反射率と異なる分光反射率を有する物質を、用紙に
対し情報化して付与したことを特徴とした機械識別用紙
であり、該機械識別用紙自体が機械識別処理に対応でき
る機能を持った用紙である。したがって、前記機械識別
用紙を、例えば、銀行券、有価証券、秘密文書、回数
券、入場券等の偽造防止を必要とする印刷物の印刷用紙
として用いれば、前述の情報化して付与した前記機能を
有する物質の分光反射量を測定することによって、真偽
判別や種類判別などの必要な情報の機械読取りが可能で
ある。さらに、磁気カードの場合のように、熱、強磁界
によるデータの消滅がない。また、前記機械識別用紙に
は可視光域では視認できない物質を付与しているため、
バーコードの場合のように容易にデータ解読ができない
など、前述の従来の機械読取り媒体の欠点を解決した、
印刷物の媒体として極めて有効である。
【0006】しかし、前記機械識別用紙を用いた印刷物
の真偽判別や種類判別には、分光反射量を測定する装
置、例えば、分光光度計が用いられる。ところが、既製
の分光反射量を測定する装置による前記判別では、分光
反射量の測定に時間を要し、しかも前記印刷物の真偽判
別などは、人が分光反射量の測定結果を見て判断しなけ
ればならないため、前述した一般流通過程における肉眼
での真偽判別が容易に確保できる対策とならず、また、
前述のとおり分光反射量の測定に時間と人的労力を要す
るため、省力化を目的とする機械読取り処理のための真
偽判別が確保できる対策とはならない。
【0007】本発明の目的は、前記機械識別用紙等の基
材を用いた印刷物を装置にセットすると、可視光域及び
紫外域並びに近赤外域の分光反射量を同時に測定し、前
記印刷物に用いた機械識別用紙等の基材に付与した情報
を解析する方法を用いて、前記印刷物の真偽判別や種類
判別を瞬時に行うことを特徴とする読取り方法及び読取
り装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、前記印刷物を搬送する搬送部と、可視光域
及び紫外域並びに近赤外域の所定の波長域の光を発光す
るランプと、前記印刷物から反射した可視光域及び紫外
域並びに近赤外域の所定の波長域の光を受光する受光セ
ンサーで、可視光域及び紫外域並びに近赤外域の所定の
波長域の分光反射量を検出する検出部と、前記検出部で
検出した可視光域及び紫外域並びに近赤外域の所定の波
長域の分光反射量の波形を、可視光域及び紫外域並びに
近赤外域それぞれの所定の基準レベルによって二値化し
た波形が、あらかじめ把握されている前記印刷物の真正
品の可視光域及び紫外域並びに近赤外域の所定の波長域
の分光反射量の波形を、可視光域及び紫外域並びに近赤
外域それぞれの所定の基準レベルによって二値化した波
形と、同じ波形であるか否かを瞬時に判別する判別部か
らなり、可視光域では用紙の分光反射率とほぼ同値であ
るが、紫外域又は近赤外域の所定の波長域では用紙の分
光反射率と異なる分光反射率を有する物質を、用紙に対
し情報化して付与した機械識別用紙を用いた印刷物の、
真偽判別等の情報を光学的に識別する機械読取り方法及
び機械読取り装置を特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成の機械読取り装置は、前記機械識別用
紙を用いた真正な印刷物から、あらかじめ把握されてい
る可視光域及び紫外域並びに近赤外域の所定の波長域の
分光反射量の波形を、可視光域及び紫外域並びに近赤外
域それぞれの所定の基準レベルによって二値化した波形
と、前記構成の機械読取り装置によって得られた可視光
域及び紫外域並びに近赤外域の所定波長域の分光反射量
の波形を、可視光域及び紫外域並びに近赤外域それぞれ
の所定の基準レベルによって二値化した波形とが、同じ
波形であるか否かを瞬時に判定することができるので、
省力化を目的とする機械読取り処理のための真偽判別が
確保できる。更に、前記機械識別用紙や前記機械識別用
紙を用いた印刷物に、黒インキ等で紫外線又は赤外線の
吸収を得る方法による偽造品に対して、上記構成の機械
読取り装置は、あらかじめ把握している可視光域の分光
反射量の波形を、所定の基準レベルによって二値化した
波形と、機械識別用紙を用いた印刷物の可視光域での分
光反射量の波形を、所定の基準レベルによって二値化し
た波形とが、同じ波形であるか否かを判別する機能を有
しているため、黒インキ等で紫外線又は赤外線の吸収を
得る方法による偽造品に対する真偽判別にも有効に作用
する。
【0010】
【実施例】実施例によって本発明を更に詳細に説明する
が、本発明はこの実施例によってなんら限定されるもの
ではない。
【0011】(実施例1)図1は機械読取り装置の概略
図である。(1)は前記特願平5−267798号に記
載した機械識別用紙、例えば、可視光域では用紙の分光
反射率とほぼ同値であり、実際に肉眼で観察しても視認
できないが、紫外域の365nm付近では用紙の分光反
射率と異なる分光反射率を有する物質として、二酸化チ
タン等を用紙に対して付与したことを特徴とした用紙で
あり、用紙自体が機械識別処理に対応できる機能を持っ
た印刷用紙を用いた印刷物である。(2)は前記印刷物
(1)を搬送する搬送部であり、可視光ランプ(3)は
可視光域(400〜700nm)波長透過フィルターを
取付けたランプ、可視光センサー(4)は可視光域の波
長の光を受光するセンサー、紫外線ランプ(5)は36
5nm付近の波長の光を発光するランプ、紫外線センサ
ー(6)は365nm付近の波長の光を受光するセンサ
ー、近赤外線ランプ(7)は950nm付近の波長の光
を発光するランプ、近赤外線センサー(8)は950n
m付近の波長の光を受光するセンサーで構成する検出部
であり、(9)は前記可視光センサー(4)及び前記紫
外線センサー(6)並びに前記近赤外線センサー(8)
で受光した分光反射量を波形に描き、その波形を真偽判
別する判別部である。遮蔽板(α)は可視光ランプ
(3)と可視光センサー(4)で構成する可視光部位
と、紫外線ランプ(5)と紫外線センサー(6)で構成
する紫外光部位と、近赤外線ランプ(7)と近赤外線セ
ンサー(8)で構成する近赤外光部位との間で、各波長
の光の混入がないように遮蔽するものである。前記印刷
物(1)の用紙に付与した情報を印刷面から光学的に読
取るために、前述した搬送部、検出部及び判別部から構
成する機械読取り装置を作製した。なお、判別方法につ
いては後述する。
【0012】前記機械読装置(1)で読取る基材は、
紙、フイルム、プラスチック等が考えられるが、本実施
例では基材を紙として説明する。図2は、例えば、二酸
化チタンを所要の位置に帯状に混抄して作製した前記印
刷用紙を用いた印刷物(1)の断面図である。(10)
は広葉樹漂白クラフトパルプ80部と針葉樹漂白クラフ
トパルプ20部に、少量の填料及び内添薬品を加えて完
成紙料とし、抄紙した用紙部分、(11)は前記完成紙
料に二酸化チタン5部を混合した紙料を、前記完成紙料
中に帯状に抄き込んだ部分(以下、二酸化チタン5部を
帯状に混抄した部分と言う。)、(12)は前記完成紙
料に二酸化チタン2部を混合した紙料を、前記完成紙料
中に帯状に抄き込んだ部分(以下、二酸化チタン2部を
帯状に混抄した部分と言う。)、(13)は前記用紙部
分(10)と前記二酸化チタン5部を帯状に混抄した部
分(11)と前記二酸化チタン2部を帯状に混抄した部
分(12)から構成した印刷用紙の表面に、市販のプロ
セス黒インキを網点面積25%でオフセット印刷した印
刷面であり、印刷用紙に付与した二酸化チタンの情報を
印刷面から光学的に読取るための印刷物を作製した。
【0013】図3は印刷物(1)の表面の200〜80
0nmにおける分光反射率曲線であり、図3において
(14)、(15)及び(16)は、それぞれ図2にお
ける前記印刷面(13)、前記二酸化チタン5部を帯状
に混抄した部分(11)の印刷面及び二酸化チタン2部
を帯状に混抄した部分(12)の印刷面の分光反射率曲
線である。この図において、肉眼で物質を視認できる4
00〜700nmの可視光域では、前記印刷面の分光反
射率(14)、二酸化チタンを5部混抄した部分の印刷
面の分光反射率(15)及び二酸化チタンを2部混抄し
た部分の印刷面の分光反射率(16)の分光反射率はい
ずれも同じ値であるが、紫外域の365nmでは、前記
印刷面の分光反射率(14)は約35%であるのに対
し、二酸化チタンを5部混抄した部分の印刷面の分光反
射率(15)は約20%であり、二酸化チタンを2部混
抄した部分の印刷面の分光反射率(16)は約15%と
それぞれ印刷面に対して分光反射率に差が生じた。この
ような特徴を持った前記印刷用紙を用いた印刷物(1)
を図1の前記機械読取り装置に挿入すると、搬送部
(2)が始動し、前記印刷物(1)は機械読取り装置内
部に移動する。この時、可視光ランプ(3)から照射さ
れた可視光域の波長の光、及び紫外線ランプ(5)から
照射された365nm付近の波長の光、並びに近赤外線
ランプ(7)から照射された950nm付近の波長の光
は、前記印刷物(1)の表面で反射し、それぞれ可視光
域の波長を受光する可視光センサー(4)、及び365
nm付近の波長を受光する紫外線センサー(6)、並び
に950nm付近の波長を受光する近赤外線センサー
(8)に受光され、前記印刷物表面の横方向の可視光域
及び紫外域並びに近赤外域の分光反射量が測定される。
【0014】図4は図1の前記印刷物(1)の印刷面の
横方向を、前述した機械読取り装置で365nm付近の
波長の分光反射量を測定したときの波形を示す図であ
る。この図において、二酸化チタン5部を帯状に混抄し
た部分図2の(11)の印刷面に対応する波形(18)
及び二酸化チタン2部を帯状に混抄した部分図2の(1
2)の印刷面に対応する波形(19)は、前記印刷面図
2の(13)に対応する分光反射量の波形(17)より
低下することから、所定の基準レベル(x)で二値化す
ると、図5の(A)に示すような波形となり、”0”
と”1”で表すことができた。この二値化した波形を、
あらかじめ把握されている真正品の印刷面の横方向の3
65nm付近の波長の分光反射量の波形を、所定の基準
レベル(x)で二値化した波形(以下、真正品の365
nm付近を二値化した波形と言う。)と照合すること
で、前記印刷物(1)の真偽判別を行うことができる。
すなわち、図6の(B)は真正品の365nm付近を二
値化した波形であるが、これに前記図5の(A)の波形
を重ね合わせた際、基準レベル(a)と基準レベル
(b)間、基準レベル(e)と基準レベル(f)間、基
準レベル(j)と基準レベル(k)間が”1”であり、
かつ、基準レベル(c)と基準レベル(d)間、基準レ
ベル(g)と基準レベル(h)間が”0”である波形の
ものは真正品、そうでないものは偽造品と判別するよう
に設定した。なお、基準レベル(b)と基準レベル
(c)間、基準レベル(d)と基準レベル(e)間、基
準レベル(f)と基準レベル(g)間、基準レベル
(h)と基準レベル(j)間は波形のばらつきを許容す
る範囲として、この許容範囲では判別は行わないことと
した。こうした判定基準、すなわち、測定対象物表面の
横方向の365nm付近の波長の分光反射量を波形に描
き、所定の基準レベル(x)によって二値化した波形
と、真正品の365nm付近を二値化した波形が、同じ
波形であるか否かを判別する方法を図1の判別部(9)
に記憶させた。
【0015】このような設定条件で構成した前記図1の
機械読取り装置に、2種類の印刷物、すなわち、前述し
た図2のように、前記用紙部分(10)に前記二酸化チ
タン5部を帯状に混抄した部分(11)と前記二酸化チ
タン2部を帯状に混抄した部分(12)からなる印刷用
紙の表面に、市販のプロセス黒インキを網点面積25%
でオフセット印刷した前記印刷物(1)10枚と、蛍光
増白剤を含まない市販の印刷用紙の表面に、前記市販の
プロセス黒インキを網点面積25%でオフセット印刷し
た印刷物10枚を作製し、読取りを行った。その結果、
二酸化チタンを帯状に混抄した印刷用紙を用いた印刷物
は真正品、市販の印刷用紙を用いた印刷物は偽造品と瞬
時に真偽判別を行うことができ、誤判別はなかった。し
たがって、前記機械読取り装置は、前記印刷物(1)の
一般流通過程における省力化を目的とする機械読取り処
理のための真偽判別が容易に確保できることが確認でき
た。
【0016】ところが、前述した紫外域だけの真偽判別
では、紫外線吸収特性を有する物質を付与した前記機械
識別用紙、例えば、二酸化チタンを付与した前記機械識
別用紙を用いた印刷物(1)においては、紫外線吸収特
性を有する物質をあらかじめ付与した用紙を用いなくて
も、黒インキ等で紫外線の吸収を得ることができるた
め、二酸化チタンを付与した部分の分光反射量の低下量
と同程度の分光反射量の低下量を、黒インキ等の印刷物
濃度で得ようとした前記印刷物(1)の模造品(以下、
黒インキ等による模造品と言う。)を真正品と誤判別す
る可能性がある。しかし、前記機械読取り装置は可視光
域の波形及び紫外域の波形並びに近赤外域の波形とを同
時に識別し、総合的に判定する判別方法を特徴とする装
置であるため、前記黒インキ等による模造品を紫外域の
真偽判別では真正品と判別しても、可視光域の真偽判別
では偽造品と判別するため、最終的に、前記黒インキ等
による模造品を偽造品と判定する。
【0017】(実施例2)蛍光増白剤を含まない市販の
印刷用紙の表面に、前述した図2で二酸化チタンを付与
した部分と同じ位置に、二酸化チタンを付与した部分の
分光反射量の低下量と同程度の分光反射量の低下量とな
るような印刷物濃度で黒インキの印刷を行った後、実施
例1での用紙表面への印刷と同様、市販のプロセス黒イ
ンキを網点面積25%でオフセット印刷し、前記印刷物
(1)の模造品(図示せず)を作製した。この模造品と
前記印刷物(1)をそれぞれ前記機械読取り装置に読込
ませ、真偽判別を行った。その結果、紫外域での真偽判
別では、前記印刷物(1)の印刷面の横方向の365n
m付近の分光反射量の波形は、前述した図4に示す波形
となるのに対し、黒インキ等による模造品の印刷面の横
方向の365nm付近の分光反射量の波形は、図7に示
すような波形となり、図4の波形と図7の波形の分光反
射量の低下程度はほぼ同じであった。したがって、図4
の波形及び図7の波形を前記所定の基準レベル(x)で
二値化した波形は、それぞれ図5及び図8に示すような
同じ波形となり、真正品の365nm付近を二値化した
波形と照合した結果、前記印刷物(1)及び黒インキ等
による模造品を真正品と判別した。
【0018】ところが、可視光域での真偽判別では、前
記印刷物(1)の印刷面の横方向の可視光域の分光反射
量の波形は、図9に示すような分光反射量の低下部分が
なく、図4の紫外域で測定した波形とは明らかに異なる
波形であるのに対し、黒インキ等による模造品の印刷面
の横方向の可視光域の分光反射量の波形は、図7の紫外
域で測定した波形と同様の分光反射量の低下部分のある
波形を示した。したがって、図9の波形及び図7の波形
を、前記所定の基準レベル(x)で二値化した波形で
は、前記印刷物(1)は図10に示すような”1”だけ
で表す波形となるのに対し、黒インキ等による模造品は
前記図8と同様、”0”と”1”で表す波形となり、図
10の波形及び図8の波形を、あらかじめ把握されてい
る真正品の横方向の可視光域の分光反射量の波形を所定
の基準レベル(x)で二値化した波形(以下、真正品の
可視光域を二値化した波形という。)と照合した結果、
前記印刷物(1)は真正品と判別したが、黒インキ等に
よる模造品は偽造品と判別した。以上の結果、前記機械
読取り装置は、紫外域での判別結果と可視光域での判別
結果から、最終的に、前記印刷物(1)は真正品、前記
黒インキ等による模造品は偽造品と瞬時に判定した。
【0019】また、図4の波形(18)と波形(19)
が示すように、二酸化チタンの付与量を変化させること
によって、二酸化チタンを混抄した部分の分光反射量の
低下量が相違することから、この特性を利用して、前記
の基準レベル(x)に、新たに一定の基準レベル(y)
を設定することによって、前記真偽判別の例に加えて、
より精度の高い真偽判定が可能である。例えば、図4の
分光反射量の波形を二値化する基準レベルを、前記基準
レベル(x)と前記基準レベル(y)で設定し、基準レ
ベル(x)と(y)の間に位置するものを”0”、基準
レベル(x)と(y)の間に位置しないものを”1”と
設定したときの二値化した波形図は、図11のとおりと
なる。二値化したときの波形で”0”が存在するものを
真正品、”0”が存在しないものを偽造品とすれば、分
光反射量の低下量の違いから基準レベルを複数設定する
ことによって、精度の高い真偽判定が可能である。
【0020】更に、前記機械識別用紙の二酸化チタンの
付与量を変化させ、前述した図4の所定の基準レベル
(x)と(y)に加え、基準レベル(z)及び基準レベ
ル(w)を新たに設定することで、真偽判定基準に用い
る分光反射量と基準レベルの比較組み合わせは多様化
し、緻密な判定が可能となる。その前記多様化した組み
合わせを、例えば回数券等に、市場流通地域や製造履歴
などとして情報化し付与した前記機械識別用紙に印刷を
施した印刷物(1)を瞬時に機械読取りすることによっ
て、この印刷物(1)を用いた製品の、真偽判別及び情
報の識別が可能であり、印刷面の偽造、改ざんが発生し
た場合の追跡にも用いることができ、ひいては偽造、改
ざんの抑止効果が得られる。
【0021】(実施例3)図12は用紙に対して、二酸
化チタン5部を帯状に混抄した部分(11)、二酸化チ
タン2部を帯状に混抄した部分(12)、炭酸カルシウ
ム5部を帯状に上塗りした部分(20)、アミニウム化
合物約0.1部を帯状に混抄した部分(21)の、付与
本数と付与間隔を変えて作製した前記印刷用紙(特願平
5−267798号)の表面に、前述した実施例1と同
様に、市販のプロセス黒インキを網点面積25%でオフ
セット印刷した印刷物(22)(印刷模様は図示せず)
の平面図であり、印刷用紙に付与した紫外線吸収物質で
ある二酸化チタン及び紫外線反射物質である炭酸カルシ
ウム並びに赤外線吸収物質であるアミニウム化合物の情
報を印刷面から光学的に読取るための印刷物を作製し
た。図13は図12の前記印刷物(22)の印刷面の横
方向を、前述した機械読取り装置で365nm付近の波
長の分光反射量を測定したときの波形を示す図である。
この図において、二酸化チタン5部を帯状に混抄した部
分図12の(11)の印刷面に対応する波形(18)、
二酸化チタン2部を帯状に混抄した部分図12の(1
2)の印刷面に対応する波形(19)及び炭酸カルシウ
ム5部を帯状に上塗りした部分図12の(20)の印刷
面に対応する波形(23)は、前記印刷面図12の(1
3)に対応する分光反射量の波形(17)より低下ある
いは上昇することから、所定の基準レベル(u)で二値
化すると、図14に示すような”0”の部分が2個在す
る波形となった。また、基準レベルを図13の基準レベ
ル(u’)と基準レベル(t)に設定し、基準レベル
(u’)より低い部分あるいは基準レベル(t)より高
い部分に位置する波形を”0”、基準レベル(u)と
(t)の間に位置する波形を”1”となるように設定し
二値化すると、図15に示すような”0”の部分が4個
在する波形となった。このように、二値化する基準レベ
ルの設定を変えることによって、二値化した波形の”
0”の部分の存在数が異なることから、例えば、図14
の”0”の部分が2個在する波形で真偽判別を行い、図
15の”0”の部分が4個在する波形で製造履歴等の情
報とすることもできる。
【0022】さらに、二値化した波形の”0”の部分の
位置及び幅、並びに”1”の部分の位置及び幅について
みると、図13の365nm付近の波長の分光反射量を
基準レベル(u)で二値化した図14の波形では、基準
レベル(n)と基準レベル(v)の間は”1”の値だけ
であるが、図13の365nm付近の波長の分光反射量
を基準レベル(u’)と基準レベル(t)で二値化した
図15の波形では、基準レベル(n)と基準レベル
(v)の間に、基準レベル(p)と基準レベル(q)間
と、基準レベル(r)と基準レベル(s)間に”0”の
値の部分があり、”1”の値の部分は、基準レベル
(n)と基準レベル(p)間、基準レベル(q)と基準
レベル(r)間、及び基準レベル(s)と基準レベル
(v)間に分けられた。したがって、図15に示す基準
レベル(m)と基準レベル(n)の間隔、基準レベル
(m)と基準レベル(p)の間隔、同じく基準レベル
(m)と基準レベル(q)、基準レベル(m)と基準レ
ベル(r)、基準レベル(m)と基準レベル(s)、基
準レベル(m)と基準レベル(v)、基準レベル(m)
と基準レベル(i)の間隔とを照合することで、二値化
する基準レベルの設定を変えることによる、二値化した
波形の”0”の部分の位置及び幅、並びに”1”の部分
の位置及び幅の相違を識別して情報として読取ることも
できた。以上のように、前記印刷物(22)を所定の基
準レベルで二値化した波形を、真正品の365nm付近
を二値化した波形と照合することによって、前記印刷物
(22)の真偽判別を行うと同時に、紫外線吸収物質と
紫外線反射物質の種類、前記物質の付与本数及び前記物
質の付与量並びに前記物質の付与間隔を、二値化する基
準レベルの設定を変えることによって、”0”の部分の
存在数、”0”の部分の位置及び幅、並びに”1”の部
分の位置及び幅の組合せから、情報として読取ることが
できた。
【0023】図16は図12の前記印刷物(22)の印
刷面の横方向を、前述した機械読取り装置で950nm
付近の波長の分光反射量を測定したときの波形を示す図
である。この図において、アミニウム化合物約0.1部
を帯状に混抄した部分図12(21)に対応する波形
(24)は、前記用紙部分図12(13)に対応する分
光反射量の波形(25)より低下することから、前述し
た実施例1と同様、所定の基準レベル(u’)で二値化
すると、図17に示すような波形となり、真正品の95
0nm付近の分光反射量を二値化した波形と照合するこ
とによって、近赤外域においても前記印刷物(22)の
真偽判別を行うことができた。
【0024】このように、前述実施例2による真偽判定
の方法と前述実施例3による真偽判定の方法を併用した
前記機械読取り装置、すなわち、可視光域の波形及び紫
外域の波形並びに近赤外域の波形とを同時に識別し、総
合的に判定する判別方法を特徴とする装置は、偽造品に
対する真偽判別を確実に行うことができる。更に、紫外
線吸収物質、紫外線反射物質及び赤外線吸収物質の種
類、並びに前記物質を付与する本数、前記物質を付与す
る量、前記物質を付与する幅及び前記物質と前記物質の
付与する間隔を変えた前記印刷用紙に付与した情報は、
その組合せによって多用化するが、前記機械読取り装置
はこの情報を印刷面から瞬時に読取ることもでき、この
情報から印刷物の種類判別を行うこともできる。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、特願平5
−267798号「機械識別用紙」を印刷用紙として用
いた印刷物の、可視光域及び紫外域並びに近赤外域の所
定波長域での分光反射量をそれぞれ測定し、分光反射量
の波形をそれぞれ所定の基準レベルで二値化した波形
が、あらかじめ把握されている真正品の可視光域及び紫
外域並びに近赤外域をそれぞれ二値化した波形と、同じ
波形であるか否を同時に識別し、瞬時に判定できるの
で、前述した一般流通過程における省力化を目的とする
機械読取り処理のための真偽判別が確保でき、偽造品に
対する真偽判別も確実に行うことができる。さらに、所
定の基準レベルを複数設定することによって、印刷物の
印刷用紙に付与した情報を詳細に識別できるため、真偽
判別と同時に種類判別も可能である。このほか、紫外線
吸収物質、紫外線反射物質及び赤外線吸収物質の種類、
並びに前記物質を付与する本数、前記物質を付与する
量、前記物質を付与する幅及び前記物質と前記物質の付
与する間隔を変えた前記印刷用紙に付与した情報は、そ
の組合せによって多用化するが、これらの情報を印刷面
から瞬時に読取ることも可能である。以上の構成からな
る機械読取り装置は、前記機械識別用紙を用いた付加価
値の高い製品、例えば、銀行券、有価証券、秘密文書、
回数券、入場券等多様な製品の機械読取り装置に適用が
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】機械読取り装置の概略図。
【図2】二酸化チタンを所要の位置に混抄した機械識別
用紙を用いた印刷物の断面図。
【図3】二酸化チタンを所要の位置に混抄した機械識別
用紙の分光反射率曲線を示す図。
【図4】二酸化チタンを所要の位置に混抄した機械識別
用紙を用いた印刷物の365nm付近の分光反射量の波
形図。
【図5】二酸化チタンを所要の位置に混抄した機械識別
用紙を用いた印刷物の365nm付近の分光反射量の波
形を所定の基準レベルで二値化した波形図。
【図6】判別方法を示す図。
【図7】模造品の365nm付近の分光反射量の波形図
と可視光域の分光反射量の波形図。
【図8】模造品の365nm付近の分光反射量の波形図
と可視光域の分光反射量の波形を所定の基準レベルで二
値化した波形図。
【図9】二酸化チタンを所要の位置に混抄した機械識別
用紙を用いた印刷物の可視光域の分光反射量の波形図。
【図10】二酸化チタンを所要の位置に混抄した機械識
別用紙を用いた印刷物の可視光域の分光反射量の波形を
所定の基準レベルで二値化した波形図。
【図11】二酸化チタンを所要の位置に混抄した機械識
別用紙を用いた印刷物の365nm付近の分光反射量の
波形を所定の基準レベルで二値化した波形図。
【図12】二酸化チタン、炭酸カルシウム及びアミニウ
ム化合物の付与本数及び付与間隔を変えた機械識別用紙
を用いた印刷物の平面図。
【図13】二酸化チタン、炭酸カルシウム及びアミニウ
ム化合物の付与本数及び付与間隔を変えた機械識別用紙
を用いた印刷物の365nm付近の分光反射量の波形
図。
【図14】二酸化チタン、炭酸カルシウム及びアミニウ
ム化合物の付与本数及び付与間隔を変えた機械識別用紙
を用いた印刷物の365nm付近の分光反射量の波形を
所定の基準レベルで二値化した波形図。
【図15】二酸化チタン、炭酸カルシウム及びアミニウ
ム化合物の付与本数及び付与間隔を変えた機械識別用紙
を用いた印刷物の365nm付近の分光反射量の波形を
所定の基準レベルで二値化した波形図。
【図16】二酸化チタン、炭酸カルシウム及びアミニウ
ム化合物の付与本数及び付与間隔を変えた機械識別用紙
を用いた印刷物の950nm付近の分光反射量の波形
図。
【図17】二酸化チタン、炭酸カルシウム及びアミニウ
ム化合物の付与本数及び付与間隔を変えた機械識別用紙
を用いた印刷物の950nm付近の分光反射量の波形を
所定の基準レベルで二値化した波形図。
【符号の説明】
1:二酸化チタンを帯状に混抄した機械識別用紙に印刷
した印刷物。 2:搬送部。 3:可視光ランプ。 4:可視光センサー。 5:紫外線ランプ。 6:紫外線センサー。 7:近赤外線ランプ。 8:近赤外線センサー。 9:判別部。 10:完全紙料からなる用紙部分。 11,12:二酸化チタンを混抄した部分。 13:印刷面。 14:完全紙料からなる用紙部分の分光反射率曲線。 15,16:二酸化チタンを混抄した部分の分光反射率
曲線。 17:完全紙料からなる用紙部分の365nm付近の分
光反射量を示す波形。 18,19:二酸化チタンを混抄した部分の365nm
付近の分光反射量を示す波形。 20:炭酸カルシウムを上塗りした部分。 21:アミニウム化合物を混抄した部分。 22:二酸化チタン及びアミニウム化合物を帯状に混抄
し、炭酸カルシウムを上塗りした機械識別用紙に印刷し
た印刷物。 23:炭酸カルシウムを上塗りした部分の365nm付
近の分光反射量を示す波形。 24:アミニウム化合物を混抄した部分の950nm付
近の分光反射量を示す波形。 25:完全紙料からなる用紙部分の950nm付近の分
光反射量を示す波形。 A,B:二値化した波形 a,b,c,d,e,f,g,h,i,j,k,x,
y,z,v,w,r,m,n,p,s,q,t,u,
u’:所定の基準レベル α:遮蔽板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可視光域では基材表面の分光反射率とほ
    ぼ同値であるが、紫外域又は近赤外域の所定の波長域で
    は、基材表面の分光反射率と異なる分光反射率を有する
    物質を、基材に対して情報として付与し、付与した情報
    を可視光域及び紫外域並びに近赤外域の発光ランプと、
    可視光域及び紫外域並びに近赤外域の受光センサーで印
    刷面から読取り、可視光域の波形及び紫外域の波形並び
    に近赤外域の波形とを同時に識別し、判定することを特
    徴とする機械読取り方法。
  2. 【請求項2】 可視光域では基材表面の分光反射率とほ
    ぼ同値であるが、紫外域又は近赤外域の所定の波長域で
    は、基材表面の分光反射率と異なる分光反射率を有する
    物質を、基材に対して情報として付与し、付与した情報
    を搬送部、検出部、判別部からなる機械読取り装置で識
    別し、判定することにおいて、前記検出部は可視光域及
    び紫外域並びに近赤外域の発光ランプと、可視光域及び
    紫外域並びに近赤外域の受光センサーで構成され、前記
    検出部によって印刷面から読取り、可視光域の波形及び
    紫外域の波形並びに近赤外域の波形とを同時に識別し、
    判定することを特徴とする機械読取り装置。
  3. 【請求項3】 可視光域では用紙の分光反射率とほぼ同
    値であるが、紫外域又は近赤外域の所定の波長域では用
    紙の分光反射率と異なる分光反射率を有する物質を、用
    紙に対して情報として付与した機械識別用紙を印刷用紙
    として用い、その印刷用紙に付与した情報を、搬送部、
    検出部、判別部からなる機械読取り装置で識別し、判定
    することにおいて、前記検出部は可視光域及び紫外域並
    びに近赤外域の発光ランプと、可視光域及び紫外域並び
    に近赤外域の受光センサーで構成され、前記検出部によ
    って印刷面から読取り、可視光域の波形及び紫外域の波
    形並びに近赤外域の波形とを同時に識別し、判定するこ
    とを特徴とする機械読取り装置。
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