JPH08152104A - 燃焼装置の燃焼制御方法、燃焼装置、蓄熱式燃焼用バーナ及び蓄熱式熱交換器 - Google Patents

燃焼装置の燃焼制御方法、燃焼装置、蓄熱式燃焼用バーナ及び蓄熱式熱交換器

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JPH08152104A
JPH08152104A JP6293189A JP29318994A JPH08152104A JP H08152104 A JPH08152104 A JP H08152104A JP 6293189 A JP6293189 A JP 6293189A JP 29318994 A JP29318994 A JP 29318994A JP H08152104 A JPH08152104 A JP H08152104A
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Japan
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combustion
exhaust gas
heat
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JP6293189A
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Hitoshi Kaji
均 加治
Yasuo Hirose
靖夫 廣瀬
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FURNESS TECHNO KK
Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
Original Assignee
FURNESS TECHNO KK
Chiyoda Corp
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】還元触媒を用いることなく排気ガス中のNOx
及びCOを低下させる。 【構成】燃焼室から排出される排気ガスの熱を通気性を
有する蓄熱体1に蓄熱し、蓄熱体1に蓄熱した熱で燃焼
室に供給する酸化剤を予熱する。排気ガス中のNOxの
濃度を許容値まで低減するように燃焼室内の酸化剤比を
調整する。蓄熱式熱交換器の蓄熱体1に酸化触媒を担持
させて、排気ガス中のCOを酸化触媒の活性で酸化させ
てCOの濃度を許容値まで低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排気ガス中のNOx
(窒素酸化物)濃度及びCO(一酸化炭素)濃度を低減
できる燃焼装置の燃焼制御方法及び燃焼装置並びにこれ
らに用いることができる蓄熱式燃焼用バーナ及び蓄熱式
熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の予熱炉等の燃焼装置やその燃焼制
御方法では、燃焼に用いる酸化剤(通常は空気)の酸化
剤比(空気を用いる場合には空気比)を大きくして(例
えば1.2以上にして)排気ガス中のCO濃度を低減し
た上で、触媒装置の還元触媒によりNOxを還元してN
Ox濃度を低減している。酸化剤比を小さく(例えば
1.19以下)すればNOxは低くなるものの、COが
加速度的に発生する。COは有害でありCO2 に酸化し
排出する必要があるが、COを酸化触媒の活性を利用し
て酸化してCO2 に変換させる際に、熱が発生し、この
熱を回収するための熱回収装置を設けなければならず、
その分コストが高くなるためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら還元触媒
は、現状では酸化触媒と比べて価格が高く、NOxの低
減処理にかかるコストを下げることに限界があった。
【0004】最近、燃焼効率を高めるために、排気ガス
の熱を蓄熱体に蓄熱し、蓄熱体に蓄熱した熱で燃焼室に
供給する酸化剤(空気等)を予熱する技術が開発されて
いる。しかしながらこの技術を用いても、NOx濃度及
びCO濃度を低減することはできない。
【0005】本発明の目的は、還元触媒を用いることな
く排気ガス中のNOx及びCOを低下させることにあ
る。
【0006】本発明の目的は、燃焼室内の酸化剤比また
は空気比に影響を与えずに、排気ガス中のCOの酸化を
促進させることにある。
【0007】本発明の他の目的は、酸化剤の予熱のため
に蓄熱体を利用する場合に、蓄熱体中においてCOの酸
化を簡単に促進させることにある。
【0008】本発明の更に他の目的は、燃焼室内の酸化
剤比または空気比が1以下になっても蓄熱体に担持させ
た酸化触媒によりCOを十分に酸化させることにある。
【0009】本発明の別の目的は、蓄熱体に担持させた
酸化触媒をCOの酸化に有効に活用することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の基本となる技術
的思想は、排気ガス中のNOxを燃焼室内の酸化触媒比
(空気比)の調整で低減し、排気ガス中のCOを蓄熱式
熱交換器の蓄熱体に担持させた酸化触媒の活性による酸
化により低減することである。
【0011】そこで、通気性を有する蓄熱体を備え、燃
焼室から排出される排気ガスの熱を蓄熱体に蓄熱し、蓄
熱体に蓄熱した熱で燃焼室に供給される酸化剤を予熱す
る蓄熱式熱交換器を備えた燃焼装置の燃焼制御方法に本
発明を適用する場合には、排気ガス中のNOxの濃度を
許容値まで低減するように燃焼室内の酸化剤比を調整す
る。そして蓄熱式熱交換器の蓄熱体に酸化触媒を担持さ
せて、排気ガス中のCOを酸化触媒の活性で酸化させる
ことによりCOの濃度を許容値まで低減する。蓄熱式熱
交換器の構造は任意である。例えば、特開平1−222
102号公報、特開平6−241436号公報、米国特
許第5,275,556号公報、イギリス特許出願公開
第2,208,423号公報等に記載された燃焼装置用
バーナまたは燃焼装置に用いられる蓄熱式熱交換器や実
開昭61−18383号公報に示された回転蓄熱式熱交
換器のように、蓄熱体及び吸排気用ダクトの少なくとも
一方が回転し、1つの蓄熱体で蓄熱と酸化剤の予熱とを
同時に行うもの(以下ロータリ型の蓄熱式熱交換器また
は回転蓄熱式熱交換器と言う。)でもよい。また特開平
5−256423号公報、特開平6−11121号公
報、米国特許第4,865,492号公報等に示される
ように、一対の蓄熱体を一対の吸排気用通路の中に配置
し、一対の吸排気用通路を少なくとも1つの切換弁を用
いて吸気用通路と排気用通路とに交互に切換えることに
より、2つの蓄熱体で蓄熱と予熱を交互に行うもの(以
下非ロータリ型の蓄熱式熱交換器または切換型蓄熱式熱
交換器と言う。)でもよい。また通気性を有する蓄熱体
の構造も任意である。例えば、通気方向(排気ガスまた
は酸化剤が流れる方向)に沿って多数の貫通孔が形成さ
れたセラミックス製や金属製の蓄熱体を用いることがで
きる。また容器内に粒状の複数の蓄熱材料を収納した蓄
熱体でもよい。更に本願明細書で、酸化剤とは燃料を燃
焼する際の酸化剤であればよく、一般的には空気が用い
られる。
【0012】排気ガス中のNOxの濃度及びCOの濃度
の許容値は、法律等により定められる規制値である。ま
た酸化剤比(空気比)とは、燃焼に必要な理論酸化剤量
(理論空気量)と実際の燃焼に用いる酸化剤量(空気
量)との比である。酸化剤比(空気比)が1の場合、実
際の燃焼に用いる酸化剤量(空気量)が理論酸化剤量
(理論空気量)に等しいことを意味する。
【0013】図6に示すように、排気ガス中のNOxの
濃度は酸化剤比(空気比)を小さくするほど減少する
が、排気ガス中のCOの濃度は酸化剤比(空気比)を小
さくするほど増加する。また逆に、排気ガス中のNOx
の濃度は酸化剤比(空気比)を大きくするほど増加する
が、排気ガス中のCOの濃度は酸化剤比(空気比)を大
きくするほど減少する。したがって排気ガス中のNOx
の濃度を許容値まで低減するように燃焼室内の酸化剤比
を調整すると、排気ガス中のNOxの濃度は減少するも
のの、COの濃度は増加する。本発明では、蓄熱式熱交
換器の蓄熱体に担持させた酸化触媒により、排気ガス中
のCOを酸化触媒の活性で酸化させることにより、CO
の濃度を低下させる。蓄熱体に担持させる酸化触媒の量
は、排気ガスの空間速度を基準にして理論的に定めるこ
とができる。
【0014】酸化触媒としては、白金,ロジウム,酸化
マンガン,二酸化チタン,チタン酸カリウムやZn−M
nフェライト等の公知の酸化触媒を用いることができ
る。蓄熱体に酸化触媒を担持させる態様は任意である。
例えば、ペースト状の酸化触媒材料を用いて蓄熱体中の
通路の内壁面に酸化触媒層を形成することにより、蓄熱
体に酸化触媒を担持させてもよい。また蓄熱体の表面に
酸化触媒を埋設することにより、蓄熱体に酸化触媒を担
持させてもよい。
【0015】蓄熱体に酸化触媒を担持させる態様は任意
であっても、酸化触媒が担持される蓄熱体の触媒担持領
域の温度が、酸化触媒が活性を維持し得る温度以下にな
るように、酸化触媒を蓄熱体に担持させる必要がある。
例えば、白金系触媒は、900℃以上の熱に晒されると
活性を失ってしまう。このようなことから燃焼室の室内
温度が酸化触媒の許容温度よりも高い場合には、酸化触
媒を蓄熱体の低温側(排気側)に部分的に担持させる。
【0016】排気ガス中のCOは排気ガスに残留する酸
化剤(空気)により酸化するが、排気ガス中の酸化剤の
量を増加させるためには、酸化剤比(空気比)を大きく
する必要がある。しかしながら酸化剤比(空気比)を大
きくするとNOxが増加する。例えば、酸化剤比を1.
01〜1.19の範囲にした場合には、NOxをあまり
増加させることなく、しかもCOを十分に酸化させるこ
とができる。
【0017】NOxの濃度を下げるために、酸化剤比
(空気比)を1より小さくしてもよい。しかしながら酸
化剤比(空気比)が1より小さくなると、排気ガス中の
酸素が不足状態となり、蓄熱体に担持させた酸化触媒を
用いても、COを酸化することができなくなる。この様
な場合には、燃焼室内の酸化剤比(空気比)に影響を与
えないようにして[燃焼室内の酸化剤比(空気比)を変
えないようにして]、蓄熱式熱交換器の蓄熱体に吸い込
まれる排気ガスに酸化剤を混入させてやればよい。例え
ば、蓄熱式熱交換器によって予熱された酸化剤の一部を
蓄熱式熱交換器に吸い込まれる排気ガスに混入させるこ
とにより容易に実現できる。特開平6−11121号公
報、米国特許第4,865,492号公報等に示された
切換蓄熱式熱交換器のように、一対の吸排気用通路の途
中に蓄熱体が配置される場合には、蓄熱体より燃焼室側
に位置する一対の吸排気用通路のそれぞれの部分を部分
的に連通路を介して連通させればよい。また特開平1−
222102号公報、特開平5−256423号公報、
特開平6−241436号公報、米国特許第5,27
5,556号公報等に示された蓄熱式熱交換器のように
蓄熱体が燃焼室を囲む壁部に固定されるものでは、例え
ば、燃焼室を囲む壁部に対して固定されたバーナのバー
ナノズルの燃料噴射口の周囲または周辺に、蓄熱式熱交
換器によって予熱された酸化剤が吹き出る吹出口と蓄熱
式熱交換器に排気ガスを吸い込む吸込口とを配置する。
そして燃焼室内に吹出口から吹き出た酸化剤の一部を吸
込口に案内する酸化剤案内手段を燃焼室内に設ければよ
い。この酸化剤案内手段は、バーナノズルの燃料吹出口
を囲むように設けられた筒状のバーナフードと、バーナ
フードの外周部に固定された鍔部とから構成することが
できる。この場合、鍔部は蓄熱体から吹き出された酸化
剤の一部を蓄熱体に吸い込まれる排気ガスに積極的に混
入させるように構成する。また吹出口と吸込口とを部分
的に相互に連結する連結通路を内部に有する管部材によ
り酸化剤案内手段を構成することもできる。
【0018】本発明は、燃焼装置としても表現できる。
また蓄熱式燃焼用バーナとしても、さらに蓄熱式熱交換
器としても表現できる。また本発明の方法及び装置に用
いることができる蓄熱式燃焼用バーナまたは蓄熱式熱交
換器では、蓄熱体に酸化触媒が担持されている。
【0019】
【作用】排気ガス中のNOxの濃度は酸化剤比(空気
比)を小さくするほど減少するが、排気ガス中のCOの
濃度は酸化剤比(空気比)を小さくするほど増加する。
そこで本発明では、排気ガス中のNOxの濃度を許容値
まで低減するように燃焼室内の酸化剤比を調整する。そ
して増加したCOの濃度は、蓄熱体に担持させた酸化触
媒の活性よりCOを酸化して低下させる。COを酸化し
てCO2 に変化させる際には反応熱が発生する。しかし
ながらこの反応熱は、蓄熱体に吸収されて酸化剤の予熱
に利用できる。したがって本発明によれば、COを酸化
する際の反応熱を蓄熱体により熱回収して利用できるた
め、反応熱を特別に回収する手段を必要とせず、かつ熱
効率を向上させることができる。
【0020】
【実施例】以下図面を参照して、本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明の燃焼制御方法及び燃焼装
置に用いることができる回転蓄熱式熱交換器を備えた蓄
熱式燃焼用バーナの概略図である。回転蓄熱式熱交換器
の構造、蓄熱式燃焼用バーナの構造及びこれらを用いた
燃焼装置の構造は、特開平1−222102号公報、特
開平6−241436号公報、米国特許第5,275,
556号公報等に記載されているものと同様であるので
詳細な説明は省略する。
【0021】図1において、1は図示しない燃焼室の壁
部に対して適宜の固定構造を介して固定された通気性を
有する蓄熱体である。本実施例では、この蓄熱体1とし
て通気方向(排気ガスまたは酸化剤が流れる方向)に沿
って多数の貫通孔が形成されたセラミックス製の蓄熱体
を用いている。このようなセラミックス製の蓄熱体1
は、押し出し成形法によって製造することができる。ま
たセラミックスペーパを用いて形成することもできる。
セラミックペーパを用いて形成する場合には、まず平板
状の帯状セラミックスペーパと波板状の帯状セラミック
スペーパとを重ね合わせてなるセラミックス合板を筒状
の巻枠に巻回して渦巻状に構成して未焼成蓄熱体を作
る。次にこの未焼成蓄熱体を焼成してセラミックス製の
蓄熱体を得ることができる。なおこの種の蓄熱体をセラ
ミックスにより製造する場合には、コージライト、ムラ
イト、ジルコンムライト、ジルコニア、高アルミナ等の
酸化物形のセラミックスや、炭化ケイ素、窒化ケイ素、
炭化チタン、炭化ハフニウム、炭化タンタル、サイアロ
ン等の非酸化物系のセラミックスを用いることができ
る。
【0022】図面で見て蓄熱体1の左側が図示しない吸
排気用ダクトが配置される低温側であり、蓄熱体1の右
側が燃焼室に面した高温側である。図示しない吸排気用
ダクトとしては、例えば特開平6−241463号公報
や米国特許第5,275,556号公報等に示された吸
排気用ダクトと同様に、排気ダクトの内部に回転する酸
化剤ダクトまたは空気ダクトが配置された構造のダクト
を用いることができる。空気ダクトが回転することによ
り、蓄熱体1の一部を通して酸化剤としての空気が燃焼
室に供給され、蓄熱体の残りの部分を通しては排気ガス
が燃焼室から吸排気用ダクトの排気ダクトへと排出され
る。したがって本実施例では、同時に蓄熱体が排気ガス
の熱による蓄熱と酸化剤(空気)の予熱の双方に用いら
れる。図1に示すように、空気ダクトからは蓄熱体1を
通して燃焼室に酸素や窒素等が供給され、燃焼室からは
窒素、二酸化炭素、水蒸気、酸素、窒素酸化物、一酸化
炭素、炭化水素等が蓄熱体1を通して排気ダクトに排出
される。
【0023】本実施例においては、蓄熱体1にエヌ・イ
ー ケムキャット株式会社がSHR−F触媒の名称で販
売する酸化触媒材料を用いて酸化触媒を担持させてい
る。この酸化触媒は、150℃〜900℃の許容温度範
囲で活性を示すものである。燃焼室の温度がこの許容温
度範囲の上限温度より低い場合には、蓄熱体1に全体的
に酸化触媒を担持させることができる。酸化触媒の量は
蓄熱体を通る排気ガスの空間速度に応じて理論的に定め
ることができる。加熱炉の場合等では、排気ガスの空間
速度は、20,000〜50,000 1/時であり、この空間速度に
比例した量の酸化触媒を蓄熱体に担持させる。前述の酸
化触媒材料は、ペースト状をしている。そこで蓄熱体1
に酸化触媒を担持させる場合には、まず蓄熱体1の一部
または全部をこのペースト状の酸化触媒材料中に浸漬
し、蓄熱体1の内部に形成された排気ガス及び酸化剤が
流れる複数の貫通孔の内壁面上に酸化触媒を含む未乾燥
状態の酸化触媒層を形成する。そしてこの蓄熱体を乾燥
して酸化触媒層を作る。
【0024】蓄熱体1の中心部には、バーナノズル2が
通る貫通孔1aが形成されており、この貫通孔1aの内
部には、セラミックスファイバ製の図示しない筒が配置
されている。そしてこの筒の内部には、バーナのバーナ
ノズル2が筒の内壁面との間に僅かな間隙をあけるよう
にして挿入されている。そして蓄熱体1の燃焼室または
高温側の端部には、バーナノズル2の燃料吹出口を囲む
ようにセラミックス製の筒状のバーナフード3が取り付
けられている。このバーナフード3は、バーナノズル2
の先端から噴射される炎を安定化し、炎が蓄熱体1に戻
るのを防止するために設けられている。
【0025】図示していないが、バーナノズル2は、燃
料ガスパイプの内部にスペーサを介して同心状にモーテ
ィブ空気パイプを配置し、燃料ガスパイプの先端部にバ
ーナチップを取り付けた構造を有している。モーティブ
空気パイプには酸化剤としての空気だけでなく、蒸気が
供給される場合もある。
【0026】図1に示すように、酸化剤として空気を用
いた場合には、燃焼室には予熱されたO2 とN2 とが供
給され、また蓄熱体1を通して排出される排気ガス中に
はCO,HC,NOx,O2 ,N2 ,CO2 ,H2 O等
が含まれる。これらのうちCO及びHCは,蓄熱体1に
担持させた酸化触媒の活性により酸化されて再燃焼す
る。CO及びHCは下記の反応式で酸化する。
【0027】CO+1/2 O2 →CO2 +q1 HC+l O2 →mH2 O+nCO2 +q2 上記反応式において、q1 及びq2 は反応熱であり、こ
の反応熱は蓄熱体1に吸収され、空気の予熱に利用され
る。上記反応式から判るように、COを酸化させるため
には、COとO2 が共存していなければならない。しか
しながら図6に示すようにO2 の量を増加させる(燃焼
室内の空気比を大きくする)と、排気ガス中のNOxの
量が増加する。そこで本実施例では、排気ガス中のNO
xの濃度が80ppm以下になる程度まで空気比を下げ
て排気ガス中のNOxの濃度を低下させる。空気比を下
げると排気ガス中のCO濃度が大幅に増加するが、増加
したCOは蓄熱体1に担持させた酸化触媒の活性を利用
して酸化し、CO2 に変化させる。このようにして本実
施例によれば、回転蓄熱式熱交換器から排出される排気
ガス中のNOx及びCOの濃度を低下させる。好ましい
空気比の範囲は、1.01〜1.19であり、空気比が
1.01のときの蓄熱体に吸引される排気ガス中のO2
の濃度は約0.5%であり、空気比が1.19のときの
蓄熱体に吸引される排気ガス中のO2 の濃度は約3.4
%である。理論的には、空気比を1.01〜1.19の
範囲に設定してNOxを基準値(50ppm)以下に低
下させた状態で、COを酸化触媒の活性で酸化させるこ
とにより、排出される排気ガス中のCO濃度を30pp
m以下まで低下させることができる。
【0028】本発明では、COの酸化により発生する反
応熱により蓄熱体1を加熱している。排気ガス中のCO
の濃度とCOを酸化してCO2 に変化させた際の反応熱
で上昇する蓄熱体の温度との関係は図7に示す通りであ
り、CO濃度に比例して温度は高くなる。CO濃度と温
度の上昇の具体的な関係は下記の表1に示す通りであ
る。
【0029】
【表1】 上記表において、空気比を1.01〜1.19の範囲に
設定したときのCO濃度は、0.003〜0.2%であ
る。また空気比を0.9〜1.0の範囲に設定したとき
のCO濃度は、0.6〜2%である。ちなみに、0.0
1%が100ppmである。
【0030】図6及び図7から判るように、排気ガス中
のNOxをより低下させ(9ppm以下にし)、しかも
CO濃度を高くするためには、燃焼室内の空気比を1よ
り小さくすればよい。しかしながら空気比を1より小さ
くすると、排気ガス中のO2の量が少なくなり過ぎて、
COを酸化させることができなくなる。このような場合
には、燃焼室内の空気比に影響を与えないようにして
(燃焼室内の空気比を変えないようにして)、蓄熱体1
に吸い込まれる排気ガスに空気(酸化剤)を混入させて
やればよい。これは例えば、蓄熱式熱交換器によって予
熱された空気(酸化剤)の一部を蓄熱式熱交換器に吸い
込まれる排気ガスに混入させることにより容易に実現で
きる。
【0031】図2(A)及び(B)に示した実施例で
は、バーナノズル2の燃料吹出口を囲むように設けられ
た円筒状のバーナフード30の外周部に径方向に延びか
つ円周方向に連続して延びる円環状の鍔部31を固定し
て酸化剤案内手段を構成している。また実施例のバーナ
フード30には周方向に所定の間隔をあけて複数の貫通
孔32が形成されている。このような鍔部31を設ける
と、蓄熱体1の空気(酸化剤)を吹き出す吹出口を構成
する部分から燃焼室に供給された空気(酸化剤)の一部
は、鍔部31に当たってバーナフード30の外周面に沿
って流れる。バーナフード30の外周面に沿って流れた
空気の一部は、複数の貫通孔32のいくつかを通ってバ
ーナフード30の内部に入り、バーナフード30内にお
ける燃焼を助ける。またバーナフード30の外周面に沿
って流れた空気の残部の多くは、排気ガスと一緒に蓄熱
体の排気ガスを吸い込む吸込口を構成する部分から排気
ガスと一緒に蓄熱体1中に吸い込まれる。その結果、排
気ガス中のO2 (酸化剤)の量は増加する。したがって
このような構成を採用すると、燃焼室内の空気比(酸化
剤比)を1より小さくしても、排気ガス中のO2 (酸化
剤)の量を適宜に増加させることができ、COの酸化に
必要なO2 (酸化剤)を簡単に確保することができる。
なお空気比を1以下にしてNOxを低下させるといって
も、余り空気比を小さくすると燃焼に影響を与えるた
め、空気比は0.9〜0.99の範囲に定めるのが好ま
しい。
【0032】バーナフード30に取付ける鍔部31の大
きさと、蓄熱体1に吸引される排気ガス中に混入(リー
ク)される空気の量との関係は図3に示す通りである。
ここで図3のブロック比とは、バーナフード30の断面
積に対する鍔部31の面積の比である。したがって鍔部
31が無い場合のブロック比は0になる。この図から判
るように、鍔部31の大きさが大きくなるほど、蓄熱体
1に吸引される排気ガス中に混入(リーク)される空気
の量は多くなる。図3に示すような関係を考慮して鍔部
31の大きさを設定する。なお本実施例では、鍔部31
を連続した円環状に形成したが、鍔部を不連続に形成し
てもよく、また鍔部に切れ込み部や貫通孔が形成されて
いてもよい。
【0033】酸化触媒には、活性を維持できる上限温度
がある。この上限温度を越えた状態に酸化触媒が加熱さ
れると、酸化触媒は昇華してしまう。例えば白金系触媒
の場合、630℃以上で昇華が始まる。発明者が知る限
り、現状では900℃前後の上限温度を有する酸化触媒
しか入手することができない。例えば、鉄鋼用加熱炉で
は炉内温度が1350℃近くになる蓄熱体の内部を通過
する排気ガスは、入口側から出口側に向かって急激に温
度が低下する。例えば、排気ガスの蓄熱体入口温度が1
350℃であっても、排気ガスの出口温度は200℃近
くまで低下している。そこで酸化触媒を蓄熱体を担持さ
せる場合には、酸化触媒の上限温度と排気ガスの温度低
下特性を考慮して、酸化触媒が担持される蓄熱体の触媒
担持領域の温度が、酸化触媒が活性を維持し得る温度以
下になるように触媒担持領域を設定する。図2(B)
は、このような点を考慮して、蓄熱体1の低温側領域1
Aを触媒担持領域として、この領域にのみ酸化触媒を担
持させ、高温側領域1Bには酸化触媒を担持させていな
い。蓄熱体1の低温側領域1Aと高温側領域1Bを別個
の蓄熱体で形成すれば、このような構造は容易に実現で
きる。
【0034】上記実施例は、回転蓄熱式熱交換器を用い
る場合の実施例であるが、本発明は、特開平5−256
423号公報、特開平6−11121号公報、米国特許
第4,865,492号公報等に示される非ロータリ型
の蓄熱式熱交換器または切換型蓄熱式熱交換器を用いる
場合にも適用できる。図4は、切換型蓄熱式熱交換器を
用いた本発明の燃焼装置の実施例の要部の概略図であ
る。この構造では、バーナ本体4が燃焼室を囲む壁部に
固定されている。バーナ本体には、吸排気用の2本のダ
クト5及び6と連通する2つの流路7及び8が形成され
ており、この2つの流路7及び8の間にバーナノズル9
が配置されている。バーナノズル9の周囲にはモーティ
ブ空気パイプ10が配置されている。蓄熱体11及び1
2は、2本のダクト5及び6の内部に配置されている。
この構造では、一対のタクト5及び6を少なくとも1つ
の切換弁を用いて吸気用通路と排気用通路とに交互に切
換えることにより、2つの蓄熱体11及び12により蓄
熱と予熱とを交互に行う。このような場合でも、蓄熱体
11及び12に酸化触媒を担持させることにより、上記
実施例と同じ効果を得ることができる。また空気比(酸
化剤比)を1より小さい範囲にする場合には、ダクト5
及び6との間に両者を連結して空気(酸化剤)の一部を
排気ガス中に混入させる連通路またはバイパス通路を内
部に有する管部材13を設ければよい。この管部材13
に流量制限バルブ14を設けることにより、排気ガス中
に混入させる空気の量を調節することができる。本実施
例では、管部材13及び流量制限バルブ14により酸化
剤案内手段が構成されている。
【0035】また図5に示すように、燃焼室を囲む壁部
に対して固定されたバーナのバーナノズル9の燃料噴射
口の上下に配置された流路7及び8の開口(この開口は
予熱された酸化剤が吹き出る吹出口または排気ガスを吸
い込む吸込口を交互に構成する)に、吹出口となる一方
の開口から吹き出た空気の一部を吸込口を構成する開口
に案内する流路を内部に有するバイパス部材15を酸化
剤案内手段として設けてもよい。
【0036】図4の実施例では、ダクト5及び6内に蓄
熱体11及び12を配置しているが、流路7及び8の中
に蓄熱体を配置してもよいのは勿論である。
【0037】以下本願明細書に記載した複数の発明のう
ちの幾つかの発明の構成を列挙する。
【0038】(1)通気性を有する蓄熱体を備え、排気
ガスの熱を前記蓄熱体に蓄熱し、前記蓄熱体に蓄熱した
熱で酸化剤を予熱する蓄熱式熱交換器と前記蓄熱式熱交
換器から供給される予熱された前記酸化剤を用いて燃料
を燃焼させるバーナとを具備し、燃焼室内の酸化剤比が
1より小さく設定された燃焼装置に用いられる蓄熱式燃
焼用バーナであって、前記蓄熱式熱交換器は前記蓄熱体
及び吸排気用ダクトの少なくとも一方が回転する回転蓄
熱式熱交換器からなり、バーナノズルが前記回転蓄熱式
熱交換器の前記蓄熱体の中央部に配置されており、前記
酸化剤案内手段は、前記バーナノズルの前記燃料吹出口
を囲むように前記蓄熱体に設けられた筒状のバーナフー
ドと、前記バーナフードの外周部に固定された鍔部とを
具備し、前記鍔部が前記蓄熱体から吹き出された前記酸
化剤の一部を前記蓄熱体に吸い込まれる前記排気ガスに
積極的に混入させるように構成されている蓄熱式燃焼用
バーナ。
【0039】(2)前記バーナフードは円筒形状を有し
ており、前記バーナフードの外周部には前記蓄熱体と前
記鍔部の間に位置する部分に複数の貫通孔が形成されて
いる上記(1)に記載の蓄熱式燃焼用バーナ。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、排気ガス中のNOxの
濃度を許容値まで低減するように燃焼室内の酸化剤比を
調整し、増加したCOの濃度を蓄熱体に担持させた酸化
触媒の活性よりCOを酸化させることにより低下させる
ので、還元触媒を用いることなく、排気ガス中のNOx
とCOの濃度を低下させることができる。またCOを酸
化してCO2 に変化させる際に発生した反応熱が、蓄熱
体に吸収されて酸化剤の予熱に利用できるため、本発明
によれば反応熱を特別に回収する手段を必要とせず、か
つ熱効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃焼制御方法及び燃焼装置に用いるこ
とができる回転蓄熱式熱交換器を備えた蓄熱式燃焼用バ
ーナの一実施例の概略図である。
【図2】(A)及び(B)本発明の燃焼制御方法及び燃
焼装置に用いることができる回転蓄熱式熱交換器を備え
た蓄熱式燃焼用バーナの他の実施例をそれぞれ示す概略
図である。
【図3】リーク量と鍔部のブロック比との関係を示す図
である。
【図4】切換型蓄熱式熱交換器を用いた本発明の燃焼装
置の一実施例の要部の概略図である。
【図5】(A)は酸化剤案内手段の変形例を示す図であ
り、(B)は(A)のB−B線断面図である。
【図6】空気比とNOx濃度及びCO濃度の関係を示す
図である。
【図7】CO濃度と温度上昇の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 蓄熱体 2 バーナノズル 3,30 バーナフード 31 鍔部 32 貫通孔 4 バーナ本体 5,6 ダクト 7,8 流路 9 バーナノズル 11,12 蓄熱体 13 管部材 14 流量制限バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣瀬 靖夫 神奈川県横浜市中区蓬▲莱▼町2丁目4番 地7 株式会社ファーネステクノ内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通気性を有する蓄熱体を備え、燃焼室から
    排出される排気ガスの熱を前記蓄熱体に蓄熱し、前記蓄
    熱体に蓄熱した熱で前記燃焼室に供給される酸化剤を予
    熱する蓄熱式熱交換器を備えた燃焼装置の燃焼制御方法
    であって、 前記排気ガス中のNOxの濃度を許容値まで低減するよ
    うに前記燃焼室内の酸化剤比を調整し、 前記蓄熱式熱交換器の前記蓄熱体に酸化触媒を担持させ
    て、前記排気ガス中のCOを前記酸化触媒の活性で酸化
    させることにより前記COの濃度を許容値まで低減する
    ことを特徴とする燃焼装置の燃焼制御方法。
  2. 【請求項2】前記燃焼室内の前記酸化剤比に影響を与え
    ずに、前記蓄熱式熱交換器の前記蓄熱体に吸い込まれる
    前記排気ガスに酸化剤を混入して前記COの酸化を促進
    させることを特徴とする請求項1に記載の燃焼装置の燃
    焼制御方法。
  3. 【請求項3】前記蓄熱式熱交換器によって予熱された前
    記酸化剤の一部を前記蓄熱式熱交換器に吸い込まれる前
    記排気ガスに混入させることを特徴とする請求項2に記
    載の燃焼装置の燃焼制御方法。
  4. 【請求項4】前記酸化剤比が1.01〜1.19である
    請求項1に記載の燃焼装置の燃焼制御方法。
  5. 【請求項5】前記酸化剤比が1より小さい値である請求
    項2に記載の燃焼装置の燃焼制御方法。
  6. 【請求項6】前記酸化触媒が担持される前記蓄熱体の触
    媒担持領域の温度が、前記酸化触媒が活性を維持し得る
    温度以下になるようにすることを特徴とする請求項1に
    記載の燃焼装置の燃焼制御方法。
  7. 【請求項7】燃焼室を囲む壁部に対して固定されたバー
    ナと、 通気性を有する蓄熱体を備え、前記燃焼室から排出され
    る排気ガスの熱を前記蓄熱体に蓄熱し、前記蓄熱体に蓄
    熱した熱で前記燃焼室に供給される酸化剤を予熱する蓄
    熱式熱交換器とを具備する燃焼装置であって、 前記燃焼室内の酸化剤比が前記排気ガス中の前記NOx
    の濃度を許容値まで低減する値に設定されており、 前記蓄熱式熱交換器の前記蓄熱体に酸化触媒が担持され
    ていることを特徴とする燃焼装置。
  8. 【請求項8】前記バーナのバーナノズルの燃料噴射口の
    周囲には、前記蓄熱式熱交換器によって予熱された前記
    酸化剤が吹き出る吹出口と前記蓄熱式熱交換器に排気ガ
    スを吸い込む吸込口とが配置されており、 前記吹出口から吹き出た前記酸化剤の一部を前記吸込口
    に案内する酸化剤案内手段が燃焼室内に設けられている
    請求項7に記載の燃焼装置。
  9. 【請求項9】前記酸化触媒が担持される前記蓄熱体の触
    媒担持領域の温度が、前記酸化触媒が活性を維持し得る
    温度以下になるように前記蓄熱式熱交換器が配置されて
    いる請求項7に記載の燃焼装置。
  10. 【請求項10】通気性を有する蓄熱体を備え、排気ガス
    の熱を前記蓄熱体に蓄熱し、前記蓄熱体に蓄熱した熱で
    酸化剤を予熱する蓄熱式熱交換器と前記蓄熱式熱交換器
    から供給される予熱された前記酸化剤を用いて燃料を燃
    焼させるバーナとを具備してなる蓄熱式燃焼用バーナで
    あって、 前記蓄熱体に酸化触媒が担持されていることを特徴とす
    る蓄熱式燃焼用バーナ。
  11. 【請求項11】前記バーナのバーナノズルの燃料噴射口
    の周囲には、前記蓄熱式熱交換器によって予熱された前
    記酸化剤が吹き出る吹出口と前記蓄熱式熱交換器に排気
    ガスを吸い込む吸込口とが配置されており、 前記吹出口から吹き出た前記酸化剤の一部を前記吸込口
    に案内する酸化剤案内手段が設けられている請求項10
    に記載の蓄熱式燃焼用バーナ。
  12. 【請求項12】前記酸化剤案内手段は、前記バーナノズ
    ルの前記燃料吹出口を囲むように設けられた筒状のバー
    ナフードと、前記バーナフードの外周部に固定された鍔
    部とを具備し、前記鍔部が前記吹出口から吹き出された
    前記酸化剤の一部を前記吸込口に吸い込まれる前記排気
    ガスに積極的に混入させるように構成されている請求項
    11に記載の蓄熱式燃焼用バーナ。
  13. 【請求項13】前記バーナフードの形状は円筒形であ
    り、前記鍔部の形状は円環状形である請求項12に記載
    の蓄熱式燃焼用バーナ。
  14. 【請求項14】前記酸化触媒が担持される前記蓄熱体の
    触媒担持領域の温度が、前記酸化触媒が活性を維持し得
    る温度以下になるように前記蓄熱式熱交換器が構成され
    ている請求項10に記載の蓄熱式燃焼用バーナ。
  15. 【請求項15】通気性を有する蓄熱体を備え、排気ガス
    の熱を前記蓄熱体に蓄熱し、前記蓄熱体に蓄熱した熱で
    酸化剤を予熱する蓄熱式熱交換器であって、前記蓄熱体
    に酸化触媒が担持されていることを特徴とする蓄熱式熱
    交換器。
  16. 【請求項16】前記蓄熱体は前記排気ガス及び前記酸化
    剤が流れる複数の貫通孔を備えており、前記複数の貫通
    孔の内壁面上に酸化触媒を含む酸化触媒層が形成されて
    いる請求項15に記載の蓄熱式熱交換器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITMI20131931A1 (it) * 2013-11-20 2015-05-21 Tenova Spa Bruciatore industriale autorigenerativo e forno industriale per la conduzione di processi di combustione autorigenerativa

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITMI20131931A1 (it) * 2013-11-20 2015-05-21 Tenova Spa Bruciatore industriale autorigenerativo e forno industriale per la conduzione di processi di combustione autorigenerativa
WO2015075666A1 (en) * 2013-11-20 2015-05-28 Tenova S.P.A. Self-regenerating industrial burner and industrial furnace for carrying out self-regenerating combustion processes
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