JPH0815168A - 異物検査装置及びそれを用いた半導体デバイスの製造 方法 - Google Patents

異物検査装置及びそれを用いた半導体デバイスの製造 方法

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JPH0815168A
JPH0815168A JP16589694A JP16589694A JPH0815168A JP H0815168 A JPH0815168 A JP H0815168A JP 16589694 A JP16589694 A JP 16589694A JP 16589694 A JP16589694 A JP 16589694A JP H0815168 A JPH0815168 A JP H0815168A
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receiving lens
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JP16589694A
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Masayuki Suzuki
雅之 鈴木
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  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レチクルやペリクル面上に付着したゴミ等の
異物を高精度に検出することのできる異物検査装置及び
それを用いた半導体デバイスの製造方法を得ること。 【構成】 光源からの光束で走査系を利用して検査面を
スポット光で走査し、該検査面上からの異物からの散乱
光を受光レンズを通して光電検出器で検出することによ
り該検査面上の異物の存在を検査する検査装置におい
て、該受光レンズと該検査面との間又は該受光レンズと
該光電検出器との間に、少なくとも1個のスリットを該
受光レンズの光軸と直交する面内に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は異物検査装置及びそれを
用いた半導体デバイスの製造方法に関し、特に半導体デ
バイスの製造装置で使用される回路パターンが形成され
ているレチクルやフォトマスク等の原板上に、例えば不
透過性のゴミ等の異物が付着していたときに、この異物
の有無等を精度良く検出する際に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】一般にIC製造工程においてはレチクル
又はフォトマスク等の原板上に形成されている露光用の
回路パターンを半導体焼付け装置(ステッパー又はマス
クアライナー)によりレジストが塗布されたウエハ面上
に転写して製造している。この際、原板面上にパターン
欠陥やゴミ等の異物が存在すると回路パターンを転写す
る際、異物も同時に転写されてしまい、IC製造の歩留
を低下させる原因となってくる。
【0003】特にレチクルを使用し、ステップ&リピー
ト方法により繰り返してウエハ面上に回路パターンを焼
き付ける場合、レチクル面上に有害な1個の異物が存在
していると、該異物がウエハ全面に焼き付けられてしま
い、IC工程の歩留を大きく低下させる原因となってく
る。
【0004】その為、IC製造工程においては原板上の
異物の存在を検出するのが不可欠となっており、従来よ
り種々の検査方法が提案されている。
【0005】一般には異物が等方的に光を散乱する性質
を利用する方法が多く用いられている。
【0006】図5は従来の異物検査装置の要部斜視図で
ある。本装置は異物による散乱光を検出することで検査
面上の異物の有無を検査している。この従来例の動作を
説明する。同図において、レーザ光源11からのレーザ
ビームは、スキャンミラー12により偏向され、走査レ
ンズ13を介して回路パターンが形成されるレチクル等
の原板40の検査面16上にスポット光1として集光す
る。このスポット光1で検査面16上を走査する。2は
このときのスポット光1により検査面16に形成される
走査線である。同時に不図示の走査ステージ系によって
スポット光1による走査方向と略垂直方向の矢印2a方
向に原板40を移動させることにより検査面16を2次
元的に全面走査する。
【0007】このレーザービームの入射方向に対して後
方或は側方方向に受光レンズ14及び光電検出器20等
を配置している。
【0008】このような構成の装置によって検査面16
上におけるスポット光1内に異物が存在しない場合には
光電検出器20では散乱光は検出されない。もし異物が
存在する場合は、微小な異物から等方的に発生する散乱
光が光電検出器20によって検出される。このとき得ら
れる検出信号を不図示の信号処理系で処理することによ
り異物の有無の検査を行っている。
【0009】しかしながら上記の検査装置を用いて異物
の検査を行った場合、原板40の裏面で散乱された光や
ペリクル枠で散乱された光等の不要な散乱光も光電検出
器20に到達するため、これが異物検出信号のS/N 比を
悪化させていた。この問題を解決するための方法として
例えば特公平3-34577 号公報においては図6に図示する
ように、受光レンズ14と光電検出器20との間の走査
線2と共役の位置にスリット開口を有する遮光板18を
受光レンズ14の光軸15に対して斜めに傾けて配置
し、不要な散乱光が光電検出器20に入射することを防
ぐ技術が開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公平
3-34577 号公報で提案されている異物検査装置ではスリ
ット開口を有する遮光板18を受光レンズ14の光軸1
5に対して斜めに傾けて設置している。これにより、ス
リット開口を設けている部品の構造、配置及び調整が複
雑になるという問題が発生する。
【0011】更に、この場合はスリット部品が受光レン
ズ14の光軸方向に長くなるので光電検出器20を走査
線の像から離して設置しなければならず、これにより遮
光板18と光電検出器20との間にはフィールドレンズ
21を入れなければならなかった。その結果検出系の長
さが大きくなる問題も発生した。
【0012】本発明は、異物検査に際して走査用のスポ
ット光の走査線上以外で発生する有害な散乱光を構造的
に配置及び調整が容易な開口を有する遮光板を設けて遮
光することにより、異物検出信号のS/N 比を上げ、従来
の方法では検出が難しかった検査面上の微小な異物の有
無等を高精度に検出することができる異物検査装置及び
それを用いた半導体デバイスの製造方法の提供を目的と
している。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の異物検査装置
は、 (1−1) 光源からの光束で走査系を利用して検査面
をスポット光で走査し、該検査面上の異物からの散乱光
を受光レンズを通して光電検出器で検出することにより
該検査面上の異物の存在を検査する際、該受光レンズと
該検査面との間又は該受光レンズと該光電検出器との間
に、少なくとも1つの、開口を有する遮光板をその開口
が該受光レンズの光軸と直交する面内に位置するように
配置したことを特徴としている。
【0014】特に、(1−1−1) 前記開口を有する
遮光板を複数個用いている、(1−1−2) 前記少な
くとも1つの遮光板の開口は前記スポット光により検査
面上に形成される走査線が前記受光レンズによって結像
する該走査線像を含んでおり、該開口の形状は該開口と
走査線像とが交差する部分で最も狭く、該開口の両端部
では広くなっている、こと等を特徴としている。
【0015】又、本発明の半導体デバイスの製造方法
は、 (1−2) 収納装置から原板を異物検査装置に搬入
し、該異物検査装置により光源からの光束で走査系を利
用して検査面をスポット光で走査し、該検査面上の異物
からの散乱光を受光レンズを通して光電検出器で検出す
ることにより該検査面上の異物の存在を検査する際、該
受光レンズと該検査面との間又は該受光レンズと該光電
検出器との間に、少なくとも1つの開口を有する遮光板
をその開口が該受光レンズの光軸と直交する面内に位置
するように配置しており、該異物検査装置で該検査面上
の異物の有無を検査し、該異物検査装置で該検査面上に
異物がないと判断したときは該原板を露光装置の露光位
置にセットし、異物が存在すると判断したときは洗浄装
置で洗浄した後に再度該異物検査装置で検査し、異物が
なくなったと判断したとき該原板を該露光装置の露光位
置にセットして、該原板上のパターンをウエハに露光転
写し、該露光転写した原板を現像処理工程を介して半導
体デバイスを製造していることを特徴としている。
【0016】特に、(1−2−1) 前記開口を有する
遮光板を複数個用いている、(1−2−2) 前記少な
くとも1つの遮光板の開口は前記スポット光により検査
面上に形成される走査線が前記受光レンズによって結像
する該走査線像を含んでおり、該開口の形状は該開口と
走査線像とが交差する部分で最も狭く、該開口の両端部
では広くなっている、こと等を特徴としている。
【0017】
【実施例】図1は本発明の異物検査装置の実施例1の要
部斜視図である。
【0018】本実施例は半導体分野等で使用される露光
用原板(レチクルやフォトマスク)やウエハ等の被検面
(検査面)上の状態を検査する検査装置、具体的には被
検面上に付着するゴミ等の異物或は被検面上についた傷
等の欠陥(以下、これらを総称して「異物」という。)
を検査する異物検査装置である。
【0019】図中、11はレーザー光源、12はスキャ
ンミラーであり、レーザー光源からのレーザービームを
反射偏向している。13は走査レンズであり、スキャン
ミラー12と走査レンズ13は走査系の一要素を構成し
ている。40は原板であり、16は原板40上の検査面
である。1は検査面16上に形成されたレーザービーム
のスポット光、2はスポット光1の走査によって形成さ
れる走査線、14は受光レンズ、3は受光レンズ14に
よって形成される走査線2の走査線像、15は受光レン
ズ14の光軸、20は光電検出器である。17及び19
は開口を有する遮光板であり、その開口の形状は図2
(B)の開口SA及び開口SEに示す形状より成り、両
開口はいずれも受光レンズの光軸15に対して垂直の面
内に配置している。
【0020】なお、受光レンズ14、光電検出器20、
スリット17及び19は検出手段50の一要素を構成し
ている。この検出手段50はレーザービームの入射方向
に対して側方方向で、検査面16上の回路パターン等の
散乱光が特定の回折方向を有するので、これを避けてそ
の回折光を検出しないような方向に設定している。
【0021】本実施例の動作を説明する。図1におい
て、レーザ光源11からのレーザビームは、スキャンミ
ラー12によって反射・偏向され、走査レンズ13を介
して検査面16上にスポット光1を形成する。このスポ
ット光1はスキャンミラー12の回動によって検査面1
6上を走査し、走査線2を形成する。同時に不図示の走
査ステージ系によってスポット光1による走査方向と略
垂直に原板40を移動させることにより検査面16を2
次元的に全面走査する。
【0022】検出手段50はこのレーザビームの入射方
向に対して側方方向に配置しているから、スポット光1
からの側方散乱光のみを受光する。
【0023】もし、レーザービームのスポット光1の中
に異物が存在していれば、異物からの散乱光が等方的に
発生し、これがスリット17、受光レンズ14、スリッ
ト19を順次通過して光電検出器20に到達し、異物の
存在を検出する。
【0024】本実施例では原板40の裏面からの散乱光
やペリクル枠等からの散乱光等、不要の散乱光はその大
部分がスリット17又はスリット19によってカットさ
れる。これによって異物検出の信号のS/N 比の劣化を防
いでいる。こうして光電検出器20からのノイズの少な
い検出信号を信号処理系で処理することにより正確に異
物の有無の検査を行なうことができる。
【0025】又、本実施例では遮光板19を走査線2の
走査線像3を分断する位置において、光軸15に対して
垂直な面内に配置しているので、光電検出器20はスリ
ット19に極く近接して設置できる。従って本実施例で
はフィールドレンズの必要は無く、検出手段50の大き
さが大きくならない利点がある。
【0026】図2は遮光板を設置する場所と、それに対
応する開口の形状を示す図である。同図(A)は走査線
2と受光レンズ14の光軸15とを含む面内での断面図
であり、受光レンズ14と遮光板の位置関係を表してい
る。同図において、光軸方向をZ方向、紙面内でZ方向
に直交する方向をX方向、紙面に垂直な方向をY方向と
する。又、同図(B)は光軸15上の位置に対応する遮
光板の開口の形状を示している。同図(A)に示すよう
に走査線2と光軸15とは直交しておらず、傾きθを持
っている。また、その為に走査線2の走査線像3は光軸
15に対して傾いている。
【0027】同図(A)において、A,B,C,D,
E,Fは光軸15上で遮光板を置く位置を表しており、
各遮光板は夫々受光レンズ14の光軸15に垂直の面内
に設置する。同図(B)においてSA,SB,SC,S
D,SE,SFは各々同図(A)のA〜Fの位置に設置
される遮光板の開口形状を示す図である。
【0028】例えば位置Aに遮光板を設置する場合、点
U よりも点AL が走査線2に近いため、点AU の開口
の幅よりも点AL の開口の幅が狭くなっている。また、
例えば位置Eに遮光板を設置する場合、開口の中央の点
C では走査線2の走査線像3と交差しており、開口の
上部の点EU 及び下部の点EL では走査線像3から遠く
なるため、中央の点EC では幅が狭く、上部の点EU
び下部の点EL では幅の広い開口形状の遮光板を用い
る。
【0029】このように遮光板の開口形状は走査線2又
は走査線像3との位置関係によってその開口形状が異な
る。又遮光板のY方向の開口幅の最大値は、例えば遮光
板の開口の通過光束のNAを受光レンズのNAと略等しくす
るという条件から決定できる。
【0030】実施例1においては2つの遮光板を受光レ
ンズ14の前側の点Aと、後ろ側の点Eとに設置してい
るが、遮光板の個数は任意である。例えば受光レンズ1
4と走査線2との間の点Aと点Bとに設けても良く、
又、後ろ側に1個でも良いが、全体として遮光板を2個
以上設置することがより効果的である。そして遮光板の
個数を多くする程不要散乱光の遮光効果は向上する。
【0031】尚、以上の異物検査装置の実施例1は半導
体製造分野に限らず、面の表面状態の検査装置に広く適
用することができる。
【0032】図3は本発明の半導体デバイスの製造方法
の実施例1の要部概略図である。本実施例は本発明の異
物検査装置をレチクルやフォトマスク等の原板に設けた
回路パターンをウエハ上に焼き付けて半導体デバイスを
製造する製造システムに適用した場合を示している。シ
ステムは大まかに露光装置、原板の収納装置、原板の検
査装置(異物検査装置)、コントローラとを有し、これ
らはクリーンルームに配置されている。
【0033】同図において901はエキシマレーザのよ
うな遠紫外光源、902はユニット化された照明系であ
り、これらによって露光位置E.P.にセットされた原
板903を上部から同時に所定のNA(開口数)で照明
している。909は投影レンズであり、原板903上に
形成された回路パターンをシリコン基板等のウエハ91
0上に投影焼付けしている。投影焼付け時にはウエハ9
10は移動ステージ911のステップ送りに従って1シ
ョット毎ずらしながら露光を繰り返す。900はアライ
メント系であり、露光動作に先立って原板903とウエ
ハ910とを位置合わせしている。アライメント系90
0は少なくても1つの原板観察用顕微鏡系を有してい
る。
【0034】以上の各部材によって露光装置を構成して
いる。
【0035】914は原板の収納装置であり、内部に複
数の原板を収納している。913は原板上の異物の有無
を検出する検査装置(異物検査装置)であり、先の異物
検査装置の実施例1で示した構成を含んでいる。この検
査装置913は選択された原板が収納装置914から引
き出されて露光位置E.P.にセットされる前に原板上
の異物検査を行っている。
【0036】このときの異物検査の原理及び動作は前述
の実施例で示したものを利用している。コントローラ9
18はシステム全体のシーケンスを制御しており、収納
装置914、検査装置913の動作指令、並びに露光装
置の基本動作であるアライメント・露光・ウエハのステ
ップ送り等のシーケンスを制御している。
【0037】以下、本実施例のシステムを用いた半導体
デバイスの製造工程について説明する。
【0038】まず収納装置914から使用する原板90
3を取り出し、検査装置913にセットする。
【0039】次に検査装置913で原板903上の異物
検査を行う。検査の結果、異物がないことが確認された
ら、この原板を露光装置の露光位置E.P.にセットす
る。次に移動ステージ911上に被露光体である半導体
ウエハ910をセットする。そしてステップ&リピート
方式によって移動ステージ911のステップ送りに従っ
て、1ショット毎ずらしながら半導体ウエハ910の各
領域に原板パターンを縮小投影し、露光する。この動作
を繰り返す。
【0040】1枚の半導体ウエハ910の全面に露光が
済んだら、これを収容して新たな半導体ウエハを供給
し、同様にステップ&リピート方式で原板パターンの露
光を繰り返す。
【0041】露光の済んだ露光済みウエハは本システム
とは別に設けられた装置で現像やエッチング等の公知の
所定の処理をしている。この後にダイシング、ワイヤボ
ンディング、パッケージング等のアッセンブリ工程を経
て、半導体デバイスを製造している。
【0042】本実施例によれば、従来は製造が難しかっ
た非常に微細な回路パターンを有する高集積度半導体デ
バイスを製造することができる。
【0043】図4は本発明の半導体デバイスの製造方法
の実施例2のブロック図である。本実施例は前記の異物
検査装置の実施例を半導体デバイスを製造する為のレチ
クルやフォトマスク等の原板の洗浄システムに適用した
ものであり、一連の半導体デバイスの製造システムの中
の一部分を構成している。システムは大まかに原板の収
納装置、洗浄装置、乾燥装置、検査装置(異物検査装
置)、コントローラを有し、これらはクリーンチャンバ
内に配置される。
【0044】同図において、920は原板の収納装置で
あり、内部に複数の原板を収納し、洗浄すべき原板を供
給する。921は洗浄装置であり、純水によって原板の
洗浄を行う。922は乾燥装置であり、洗浄された原板
を乾燥させる。923は原板の検査装置(異物検査装
置)であり、先の実施例1の構成を含み、洗浄された原
板上の異物検査を行う。924はコントローラでシステ
ム全体のシーケンス制御を行う。
【0045】以下、動作について説明する。まず、原板
の収納装置920から洗浄すべき原板を取り出し、これ
を洗浄装置921に供給する。洗浄装置921で洗浄さ
れた原板は乾燥装置922に送られて乾燥させる。乾燥
が済んだら検査装置923に送られ、検査装置923に
おいては先の実施例の方法を用いて原板上の異物を検査
する。
【0046】検査の結果、異物が確認されなければ原板
を収納装置920に戻す。又異物が確認された場合は、
この原板を洗浄装置921に戻して洗浄し、乾燥装置9
22で乾燥動作を行った後に検査装置923で再検査を
行い、異物が完全に除去されるまでこれを繰り返す。そ
して完全に洗浄がなされた原板を収納装置920に戻
す。
【0047】この後にこの洗浄された原板を露光装置に
セットして、半導体ウエハ上に原板の回路パターンを焼
き付けて半導体デバイスを製造している。これによって
従来は製造が難しかった非常に微細な回路パターンを有
する高集積度半導体デバイスを製造することができるよ
うにしている。
【0048】
【発明の効果】本発明は以上の構成により、異物検査装
置において、開口を有する遮光板部分の構造、配置及び
調整の作業が簡単になると共に、異物検査に際して開口
を有する遮光板により走査スポット光の走査線上以外で
発生する有害な散乱光を適切に遮光し、従来の方法では
検出が難しかった検査面上の微小な異物の有無等を高精
度に検出することができる異物検査装置を達成する。
【0049】そして、遮光板に略密着して光電検出器を
設けてフィールドレンズなしのコンパクトな検出手段を
有する異物検査装置を構成することができる。
【0050】更に、本発明を半導体製造装置に応用すれ
ば、従来は製造が難しかった高集積度の半導体デバイス
を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の異物検査装置の実施例1の要部斜視
【図2】 遮光板の設置位置とその形状説明図 (A)遮光板の設置位置 (B)開口の形状
【図3】 本発明の半導体デバイスの製造方法の実施例
1の要部概略図
【図4】 本発明の半導体デバイスの製造方法の実施例
1の要部概略図
【図5】 従来の異物検査装置の要部斜視図
【図6】 別の従来の異物検査装置の要部斜視図
【符号の説明】
1 スポット光 2 走査線 3 走査線像 11 レーザー光源 12 スキャンミラー 13 走査レンズ(fθレンズ) 14 受光レンズ 15 受光レンズの光軸 16 検査面 17、18、19 遮光板 20 光電検出器 21 フィールドレンズ 40 原板 50 検出手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光束で走査系を利用して検査
    面をスポット光で走査し、該検査面上の異物からの散乱
    光を受光レンズを通して光電検出器で検出することによ
    り該検査面上の異物の存在を検査する際、 該受光レンズと該検査面との間又は該受光レンズと該光
    電検出器との間に、少なくとも1つの、開口を有する遮
    光板をその開口が該受光レンズの光軸と直交する面内に
    位置するように配置したことを特徴とする異物検査装
    置。
  2. 【請求項2】 前記開口を有する遮光板を複数個用いて
    いることを特徴とする請求項1の異物検査装置。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも1つの遮光板の開口は前
    記スポット光により検査面上に形成される走査線が前記
    受光レンズによって結像する該走査線像を含んでおり、
    該開口の形状は該開口と走査線像とが交差する部分で最
    も狭く、該開口の両端部では広くなっていることを特徴
    とする請求項1又は2の異物検査装置。
  4. 【請求項4】 収納装置から原板を異物検査装置に搬入
    し、該異物検査装置により光源からの光束で走査系を利
    用して検査面をスポット光で走査し、該検査面上の異物
    からの散乱光を受光レンズを通して光電検出器で検出す
    ることにより該検査面上の異物の存在を検査する際、 該受光レンズと該検査面との間又は該受光レンズと該光
    電検出器との間に、少なくとも1つの開口を有する遮光
    板をその開口が該受光レンズの光軸と直交する面内に位
    置するように配置しており、該異物検査装置で該検査面
    上の異物の有無を検査し、該異物検査装置で該検査面上
    に異物がないと判断したときは該原板を露光装置の露光
    位置にセットし、異物が存在すると判断したときは洗浄
    装置で洗浄した後に再度該異物検査装置で検査し、異物
    がなくなったと判断したとき該原板を該露光装置の露光
    位置にセットして、該原板上のパターンをウエハに露光
    転写し、該露光転写した原板を現像処理工程を介して半
    導体デバイスを製造していることを特徴とする半導体デ
    バイスの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記開口を有する遮光板を複数個用いて
    いることを特徴とする請求項4の半導体デバイスの製造
    方法。
  6. 【請求項6】 前記少なくとも1つの遮光板の開口は前
    記スポット光により検査面上に形成される走査線が前記
    受光レンズによって結像する該走査線像を含んでおり、
    該開口の形状は該開口と走査線像とが交差する部分で最
    も狭く、該開口の両端部では広くなっていることを特徴
    とする請求項4又は5の半導体デバイスの製造方法。
JP16589694A 1994-06-24 1994-06-24 異物検査装置及びそれを用いた半導体デバイスの製造 方法 Pending JPH0815168A (ja)

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JP16589694A Pending JPH0815168A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 異物検査装置及びそれを用いた半導体デバイスの製造 方法

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JP (1) JPH0815168A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100460705B1 (ko) * 1997-12-30 2005-01-17 주식회사 하이닉스반도체 레티클 상의 파티클 검출장치
JP2010266452A (ja) * 2010-06-28 2010-11-25 Olympus Corp 走査型近接場光学顕微鏡

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100460705B1 (ko) * 1997-12-30 2005-01-17 주식회사 하이닉스반도체 레티클 상의 파티클 검출장치
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