JPH08151665A - 運転室の保護装置 - Google Patents

運転室の保護装置

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JPH08151665A
JPH08151665A JP31604794A JP31604794A JPH08151665A JP H08151665 A JPH08151665 A JP H08151665A JP 31604794 A JP31604794 A JP 31604794A JP 31604794 A JP31604794 A JP 31604794A JP H08151665 A JPH08151665 A JP H08151665A
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JP
Japan
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cab
operator
driver
view
protection device
Prior art date
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Pending
Application number
JP31604794A
Other languages
English (en)
Inventor
Hachiro Nakajima
八郎 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上部旋回体を備えた作業車両が、運転室を障
害物に接触して損傷したり運転者が怪我することを防止
する。 【構成】 上部旋回体2のフレーム6に第1支柱21と
第2支柱22をボルト23で締着し、運転室4の頂部近
傍、後部および後側面部に運転室4の外郭に沿って配置
した保護部材24を固着する。運転室4と第1支柱2
1、第2支柱22、保護部材24との間には所定の寸法
以上の隙間Sを設ける。誤って運転室を障害物に接触し
ても、まず保護部材が接触して衝撃を緩和し、運転者が
直ちに停止すれば運転室が変形、損傷することはなく、
怪我をすることもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は上部旋回体を備えた走行
作業車の運転室の保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の油圧ショベルの側面図で
あり、図11は平面図である。下部走行体1に旋回自在
に搭載された上部旋回体2の中央部には作業機3が搭載
され、片側には運転室4が、後部にはエンジンルーム5
が搭載されている。近年、油圧ショベルは狭隘で、特に
高さ方向に障害物のある建築現場等で使用されることが
多くなった。図10は建築現場での作業時の状態を示し
ており、運転室4の上方、頂部に近い梁10や、運転室
4の頂部より低く、障害物となる梁11、12のある場
所で作業することがあり、オペレータ7は周囲に気を配
りながら作業を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オペレ
ータ7は主として前方の作業ポイントAや前方障害物B
側を注視して作業を行っているため前方障害物、たとえ
ば梁11には注意するが、車両を後進させたり旋回した
りするような場合に死角にある後方の梁12等の障害物
に誤って運転室4を接触させる場合がある。この場合、
運転室4の上部の後、および後側面を接触することが多
い。オペレータ7は運転室4の後部に着席しており、こ
の接触により運転室の後、上部の変形、損傷が発生する
のみでなく、時にはオペレータ7が怪我をする場合があ
る。
【0004】本発明は上記の問題点に着目してなされた
もので、運転室の変形、損傷事故を避けるとともにオペ
レータの安全を確保することのできる運転室の保護装置
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的達成のため、
本発明に係る運転室の保護装置においては、上部旋回体
を備えた作業車両において、運転室の頂部近傍の側方お
よび後方位置に、前記運転室の外郭に沿って保護部材を
配置し、該保護部材を前記上部旋回体のフレームに固着
した支柱に装着して構成している。
【0006】上記構成において、保護部材および支柱
と、運転室との間に所定の隙間を設けたことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】上記のような構成としたため、運転室の後方あ
るいは側方の障害物に接触した場合、運転室が接触する
前に保護部材が障害物に接触し、衝撃を緩和する。オペ
レータはその衝撃を感知して車両停止等の処置を行うこ
とができ、運転室を変形、損傷させたり、オペレータが
怪我をすることはない。また、下方の保護部材は同程度
の高さにある障害物に対して運転室を保護するととも
に、透明としたため視界の妨げとなることはない。
【0008】
【実施例】以下に本発明に係る運転室の保護装置の実施
例について、図面を参照して詳述する。
【0009】図1は保護装置20を備えた上部旋回体2
の側面図であり、図2は後面図、図3は平面図である。
保護装置20は第1実施例を示す。
【0010】上部旋回体2のフレーム6に設けられた運
転室4の後部、左右両側には第1支柱21、および第2
支柱22がボルト23により締着されている。運転室4
の頂部近傍、オペレータ7の位置の側方および後方には
運転室4に沿って、たとえば帯板材よりなる保護部材2
4が配置され、第1支柱21および第2支柱22の上部
に固着されている。保護部材24、第1支柱21および
第2支柱22と運転室4との間には所定の寸法以上の隙
間Sが設けられている。
【0011】保護部材24の下方にはアクリル板等の透
明の保護板25が、第1支柱21および第2支柱22に
ブラケット26を介して装着されている。
【0012】作業中、誤って後、上方の障害物である梁
12等に接触した場合、まず保護部材24が障害物に接
触し衝撃を緩和する。オペレータ7はその衝撃を感知し
て車両停止等の対応処置をとる。保護装置20と運転室
4との間には隙間Sが設けられているため、運転室4が
保護部材24に接触して変形、損傷することは殆ど無
く、したがってオペレータ7が怪我をすることは無い。
また、保護部材24の下方に透明な保護板25を設けた
ため、梁12より下方にある障害物13に対しても安全
が確保できるとともに、視界を妨げることはない。
【0013】図4は第2実施例である保護装置30を装
着した上部旋回体2の側面図であり、図5は後面図、図
6は平面図である。
【0014】上部旋回体2のフレーム6に設けられた運
転室4の側面には支柱31がボルト32により締着され
ている。支柱31の上部、運転室4の頂部近傍には保護
部材33が固着されている。保護部材33は円形断面の
管材、あるいは楕円形断面の管材を運転室4の後部、オ
ペレータ位置7の側方および後方の一部に沿って成形し
て成っている。保護部材33と運転室4との間には所定
の寸法以上の隙間Sが設けられている。
【0015】保護部材33の下方、オペレータ位置の側
方にはアクリル板等の透明の保護板34が支柱31にブ
ラケット35を介して装着されており、運転室4との間
に隙間Sが設けられている。
【0016】作用および効果は第1実施例と同様なので
説明は省略する。
【0017】図7は第3実施例である保護装置40の側
面図であり、図8は後面図、図9は平面図である。
【0018】上部旋回体のフレーム6に設けられた運転
室4の後部、左右両側には第1支柱41、および第2支
柱42がボルト43により締着されている。運転室4の
頂部近傍には運転室4に沿って、例えば帯板材よりなる
支柱継ぎ材44が、第1支柱41および第2支柱42の
上部に固着されている。
【0019】支柱継ぎ材44には弾性材45がボルト4
6により締結されていおり、支柱継ぎ材44には保護部
材46がボルト47により締結されている。
【0020】本実施例では支柱継ぎ材44と弾性材45
をボルト46で締結し、弾性材45と保護部材46をボ
ルト47で締結したが、弾性体45にゴムを用いて支柱
継ぎ材44及び保護部材46に焼き付けにより取付ても
よい。
【0021】本実施例の作用および効果は第1実施れい
と同様であるが、支柱継ぎ材44と保護部材46の間に
弾性体45が設けてあるので、障害物に接触したときの
衝撃がさらに緩和される。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上詳述したような構成とした
ため、上部旋回体を備えた走行作業車両を上部に障害物
のある作業現場で使用し、移動、あるいは旋回中に誤っ
て運転室の後部を障害物に接触させた場合、まず保護部
材が障害物に接触して衝撃を緩和する。そしてオペレー
タはその衝撃を感知して車両停止等の処置をとることが
できる。また中間位置にある障害物に対しても、透明の
保護板によって運転室を保護する。この保護板は視界を
妨げることはない。そのため、運転室は変形、損傷から
免れることができ、オペレータが怪我をすることは無
い。したがってオペレータの安全は確保され、安心して
作業を遂行することができ、作業能率を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保護装置の第1実施例を装着した上部
旋回体の側面図である。
【図2】同、後面図である。
【図3】同、平面図である。
【図4】本発明の保護装置の第2実施例を装着した上部
旋回体の側面図である。
【図5】同、後面図である。
【図6】同、平面図である。
【図7】本発明の保護装置の第3実施例の側面図であ
る。
【図8】同、側面図である。
【図9】同、平面図である。
【図10】従来の油圧ショベルの側面図である。
【図11】同、平面図である。
【符号の説明】
2‥‥上部旋回体、4‥‥運転室、6‥‥フレーム、7
‥‥オペレータ、20,30‥‥保護装置、21‥‥第
1支柱、22‥‥第2支柱、24,33‥‥保護部材、
25,34‥‥保護板、31‥‥支柱、40‥‥保護装
置、41,42‥‥支柱、45‥‥弾性体、46‥‥保
護部材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部旋回体を備えた作業車両において、
    運転室の頂部近傍の側方および後方位置に、前記運転室
    の外郭に沿って保護部材を配置し、該保護部材を前記上
    部旋回体のフレーム部に固着した支柱に装着したことを
    特徴とする運転室の保護装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の保護部材および支柱と、
    運転室との間に所定の隙間を設けたことを特徴とする運
    転室の保護装置。
JP31604794A 1994-11-28 1994-11-28 運転室の保護装置 Pending JPH08151665A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31604794A JPH08151665A (ja) 1994-11-28 1994-11-28 運転室の保護装置

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JP31604794A JPH08151665A (ja) 1994-11-28 1994-11-28 運転室の保護装置

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JPH08151665A true JPH08151665A (ja) 1996-06-11

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ID=18072681

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31604794A Pending JPH08151665A (ja) 1994-11-28 1994-11-28 運転室の保護装置

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JP (1) JPH08151665A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6360672B1 (en) * 2000-10-12 2002-03-26 General Electric Company Locomotive with operator cabin rear impact protection
CN101618737A (zh) * 2008-07-04 2010-01-06 沃尔沃建造设备控股(瑞典)有限公司 具有保护结构的施工设备
EP3342939A1 (en) * 2016-12-28 2018-07-04 CNH Industrial Italia S.p.A. Protection system for a work vehicle

Cited By (4)

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US10479421B2 (en) 2016-12-28 2019-11-19 Cnh Industrial America Llc Protection system for a work vehicle

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