JP2003042106A - 軌陸両用作業車 - Google Patents
軌陸両用作業車Info
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- JP2003042106A JP2003042106A JP2001233366A JP2001233366A JP2003042106A JP 2003042106 A JP2003042106 A JP 2003042106A JP 2001233366 A JP2001233366 A JP 2001233366A JP 2001233366 A JP2001233366 A JP 2001233366A JP 2003042106 A JP2003042106 A JP 2003042106A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 軌陸両用作業車における作業機の上昇高さを
制限する手段として、作業機と車体との間にワイヤを掛
け渡すことなく、したがってそれに付随した問題も除く
ことができるようにした軌陸両用作業車を提供する。 【解決手段】 作業機を昇降させる油圧シリンダ(10
d)の伸縮位置により、作業機が設定された最大上昇位
置にあるか否かを検出する検出手段(22)と、検出手
段(22)の出力信号により作業機が最大上昇位置にあ
るときに油圧シリンダ(10d)の作動を停止させる停
止手段とを有する高さ制限手段(20)を備える。
制限する手段として、作業機と車体との間にワイヤを掛
け渡すことなく、したがってそれに付随した問題も除く
ことができるようにした軌陸両用作業車を提供する。 【解決手段】 作業機を昇降させる油圧シリンダ(10
d)の伸縮位置により、作業機が設定された最大上昇位
置にあるか否かを検出する検出手段(22)と、検出手
段(22)の出力信号により作業機が最大上昇位置にあ
るときに油圧シリンダ(10d)の作動を停止させる停
止手段とを有する高さ制限手段(20)を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軌道上及び陸上に
おける作業が可能な軌陸両用作業車、さらに詳しくは、
その車体に昇降自在に備えられた作業機の最大上昇位置
を制限する高さ制限手段を備えている軌陸両用作業車に
関する。
おける作業が可能な軌陸両用作業車、さらに詳しくは、
その車体に昇降自在に備えられた作業機の最大上昇位置
を制限する高さ制限手段を備えている軌陸両用作業車に
関する。
【0002】
【従来の技術】軌道上において例えば、枕木交換、レー
ル交換、杭打抜き、路床整備などの保線作業を行うこと
ができ、また陸上において建設作業など種々の作業を行
うことができる、レールカーとも呼ばれる軌陸両用作業
車(以下単に軌陸車と呼ぶことがある)がある。この軌
陸車は、例えば周知の建設機械である油圧ショベルに、
その履帯式走行体の他に、軌道上走行体として軌道用車
輪が車体に上げ下ろし自在に備えられている。そして、
軌道用車輪を上げ位置に又は下げ位置にすることによ
り、陸上又は軌道上での走行、そして作業が行われる。
この軌陸車にはその車体に、例えば油圧ショベルのアー
ム、ブーム、バケットなどからなるフロント作業機のご
とき昇降動自在な作業機が備えられている。
ル交換、杭打抜き、路床整備などの保線作業を行うこと
ができ、また陸上において建設作業など種々の作業を行
うことができる、レールカーとも呼ばれる軌陸両用作業
車(以下単に軌陸車と呼ぶことがある)がある。この軌
陸車は、例えば周知の建設機械である油圧ショベルに、
その履帯式走行体の他に、軌道上走行体として軌道用車
輪が車体に上げ下ろし自在に備えられている。そして、
軌道用車輪を上げ位置に又は下げ位置にすることによ
り、陸上又は軌道上での走行、そして作業が行われる。
この軌陸車にはその車体に、例えば油圧ショベルのアー
ム、ブーム、バケットなどからなるフロント作業機のご
とき昇降動自在な作業機が備えられている。
【0003】この軌陸車により、軌道上において作業機
を用いて作業を行う場合、オペレータは常に頭上にある
高圧電線などに作業機が接触しないよう注意を払いなが
ら作業機の昇降操作を行う必要がある。この常に接触を
警戒しながらの作業はオペレータにとって大きな負担と
なる。したがって、軌陸車には作業機の高さを制限する
高さ制御手段が備えられている。この高さ制御手段は、
例えば昇降自在な作業機の揺動アームのごとき部材の揺
動基端部に、揺動角度により作業機の高さを検出するポ
テンショメータを設け、その出力信号により所定の高さ
が検出されると、作業機の作動を停止させるものであ
る。
を用いて作業を行う場合、オペレータは常に頭上にある
高圧電線などに作業機が接触しないよう注意を払いなが
ら作業機の昇降操作を行う必要がある。この常に接触を
警戒しながらの作業はオペレータにとって大きな負担と
なる。したがって、軌陸車には作業機の高さを制限する
高さ制御手段が備えられている。この高さ制御手段は、
例えば昇降自在な作業機の揺動アームのごとき部材の揺
動基端部に、揺動角度により作業機の高さを検出するポ
テンショメータを設け、その出力信号により所定の高さ
が検出されると、作業機の作動を停止させるものであ
る。
【0004】そして、この高さ制御手段の故障不具合や
操作ミスなど万一の場合においても確実に作業機が所定
高さになると停止するように、バックアップとして、昇
降する作業機と車体との間に所定長さのワイヤをその端
部に設けた掛け金具であるシャックルにより着脱自在に
掛け渡し、作業機が高さ制御手段による設定された高さ
を万一超えた場合には、ワイヤにより機械的に、作業機
の上昇を確実に止めることができるようにしている。
操作ミスなど万一の場合においても確実に作業機が所定
高さになると停止するように、バックアップとして、昇
降する作業機と車体との間に所定長さのワイヤをその端
部に設けた掛け金具であるシャックルにより着脱自在に
掛け渡し、作業機が高さ制御手段による設定された高さ
を万一超えた場合には、ワイヤにより機械的に、作業機
の上昇を確実に止めることができるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たとおりの形態の従来の軌陸両用作業車には、次のとお
りの解決すべき問題がある。
たとおりの形態の従来の軌陸両用作業車には、次のとお
りの解決すべき問題がある。
【0006】(1)ワイヤのたるみ、長さ調整困難:ワ
イヤは、例えば掘削作業などのときに作業機を車体の下
方まで下降させると「たるみ」が生じる。この「たる
み」は、作業の邪魔になったり、場合によっては運転席
や車体を叩いて損傷させてしまう可能性がある。また、
制限される作業高さが作業現場によって異なる場合、ワ
イヤの長さを調整する必要があるが、ワイヤ長さの調整
が面倒で難しいことから、作業現場の変わる度にその現
場に合わせた長さのワイヤを用意する必要がある。
イヤは、例えば掘削作業などのときに作業機を車体の下
方まで下降させると「たるみ」が生じる。この「たる
み」は、作業の邪魔になったり、場合によっては運転席
や車体を叩いて損傷させてしまう可能性がある。また、
制限される作業高さが作業現場によって異なる場合、ワ
イヤの長さを調整する必要があるが、ワイヤ長さの調整
が面倒で難しいことから、作業現場の変わる度にその現
場に合わせた長さのワイヤを用意する必要がある。
【0007】(2)ワイヤの張りによる機体の振動、損
傷:ワイヤの一端が車体に取付けられているので、作業
機が設定された高さを超えてワイヤが引っ張られ緊張し
た場合、車体に大きな衝撃、振動が生じる。また、車体
を損傷させる可能性もある。
傷:ワイヤの一端が車体に取付けられているので、作業
機が設定された高さを超えてワイヤが引っ張られ緊張し
た場合、車体に大きな衝撃、振動が生じる。また、車体
を損傷させる可能性もある。
【0008】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、その技術的課題は、軌陸両用作業車における作業機
の上昇高さを制限する手段として、作業機と車体との間
にワイヤを掛け渡すことなく、したがってそれに付随し
た問題も除くことができるようにした改良された高さ制
限手段を備える軌陸両用作業車を提供することである。
で、その技術的課題は、軌陸両用作業車における作業機
の上昇高さを制限する手段として、作業機と車体との間
にワイヤを掛け渡すことなく、したがってそれに付随し
た問題も除くことができるようにした改良された高さ制
限手段を備える軌陸両用作業車を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、軌道上走行体と陸上走行体とを有する車体に作業
機が油圧シリンダにより昇降自在に備えられた軌陸両用
作業車であって、該作業機の最大上昇位置を、調整自在
に、かつ解除自在に制限する高さ制限手段を備え、該高
さ制限手段は、作業機が設定された最大上昇位置にある
か否かを該油圧シリンダの伸縮位置により検出する検出
手段と、この検出手段の出力信号により作業機が該最大
上昇位置にあるときに油圧シリンダの作動を停止させる
停止手段とを備えている、ことを特徴とする軌陸両用作
業車である。
明は、軌道上走行体と陸上走行体とを有する車体に作業
機が油圧シリンダにより昇降自在に備えられた軌陸両用
作業車であって、該作業機の最大上昇位置を、調整自在
に、かつ解除自在に制限する高さ制限手段を備え、該高
さ制限手段は、作業機が設定された最大上昇位置にある
か否かを該油圧シリンダの伸縮位置により検出する検出
手段と、この検出手段の出力信号により作業機が該最大
上昇位置にあるときに油圧シリンダの作動を停止させる
停止手段とを備えている、ことを特徴とする軌陸両用作
業車である。
【0010】そして、作業機を昇降させる油圧シリンダ
の所に油圧シリンダの伸縮位置により作業機の高さを検
出する検出手段を設け、作業機が所定の位置に上昇され
たことが検出されると停止手段によって油圧シリンダの
作動を停止させるようにし、従来のワイヤの使用を止め
る。
の所に油圧シリンダの伸縮位置により作業機の高さを検
出する検出手段を設け、作業機が所定の位置に上昇され
たことが検出されると停止手段によって油圧シリンダの
作動を停止させるようにし、従来のワイヤの使用を止め
る。
【0011】請求項2に記載された発明は、請求項1記
載の軌陸両用作業車において、該油圧シリンダは、一端
がシリンダロッドに連結され他端がシリンダ本体に沿っ
て案内される連結部材を備え、該検出手段は、シリンダ
本体又は連結部材のいずれか一方に設けられた検出本体
と、他方に設けられ検出本体を操作する操作部とを備え
ているものである。
載の軌陸両用作業車において、該油圧シリンダは、一端
がシリンダロッドに連結され他端がシリンダ本体に沿っ
て案内される連結部材を備え、該検出手段は、シリンダ
本体又は連結部材のいずれか一方に設けられた検出本体
と、他方に設けられ検出本体を操作する操作部とを備え
ているものである。
【0012】そして、検出本体及びその操作部により作
業機の高さを検出する。
業機の高さを検出する。
【0013】請求項3に記載された発明は、請求項1又
は2記載の軌陸両用作業車において、該停止手段は、該
油圧シリンダへの作動油の供給を制御する制御弁による
該油圧シリンダへの作動油の供給を停止させるものであ
る。
は2記載の軌陸両用作業車において、該停止手段は、該
油圧シリンダへの作動油の供給を制御する制御弁による
該油圧シリンダへの作動油の供給を停止させるものであ
る。
【0014】そして、検出手段の出力信号により制御弁
による油圧シリンダへの作動油の供給を止め作業機の動
きを止める。
による油圧シリンダへの作動油の供給を止め作業機の動
きを止める。
【0015】請求項4に記載された発明は、請求項1か
ら3までのいずれかに記載の軌陸両用作業車において、
該高さ制限手段はさらに、連結部材及びシリンダ本体に
設けられ、作業機が該最大上昇位置を上昇方向に超える
と当接し該油圧シリンダの作動を停止させる、解除自在
にかつ位置調整自在に設けられたストッパを備えている
ものである。
ら3までのいずれかに記載の軌陸両用作業車において、
該高さ制限手段はさらに、連結部材及びシリンダ本体に
設けられ、作業機が該最大上昇位置を上昇方向に超える
と当接し該油圧シリンダの作動を停止させる、解除自在
にかつ位置調整自在に設けられたストッパを備えている
ものである。
【0016】そして、検出手段と停止手段とによる高さ
制限手段に加えて、油圧シリンダの作動をストッパによ
り機械的に、より確実に停止させる。
制限手段に加えて、油圧シリンダの作動をストッパによ
り機械的に、より確実に停止させる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
軌陸両用作業車について、その好適実施形態を図示して
いる添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。
軌陸両用作業車について、その好適実施形態を図示して
いる添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。
【0018】図1を参照して説明すると、全体を番号2
で示す軌陸両用作業車(単に軌陸車と呼ぶことがある)
は、下部車体4と、運転室6を有し下部車体4上に水平
方向に旋回自在に設けられた上部車体8と、上部車体8
に昇降自在に設けられた作業機10とを備えている。下
部車体4は、陸上走行体である履帯式走行体12、及び
下部車体4の前後(図1の左右)にそれぞれ上げ下ろし
自在に設けられた軌道上走行体14を備えている。履帯
式走行体12は、スプロケット12a、アイドラ12b
及びこれらに巻掛けられた履帯12cを有し、下部車体
4の左右(図1の紙面に垂直の方向)に一対備えられて
いる。軌道上走行体14は、下部車体4に油圧シリンダ
14aにより昇降自在に取付けられたフレ−ム14b
と、軌道であるレール16の軌道幅でフレーム14bの
左右(図1の紙面に垂直の方向)に取付けられた一対の
例えば鉄輪からなる車輪14cを備えている。
で示す軌陸両用作業車(単に軌陸車と呼ぶことがある)
は、下部車体4と、運転室6を有し下部車体4上に水平
方向に旋回自在に設けられた上部車体8と、上部車体8
に昇降自在に設けられた作業機10とを備えている。下
部車体4は、陸上走行体である履帯式走行体12、及び
下部車体4の前後(図1の左右)にそれぞれ上げ下ろし
自在に設けられた軌道上走行体14を備えている。履帯
式走行体12は、スプロケット12a、アイドラ12b
及びこれらに巻掛けられた履帯12cを有し、下部車体
4の左右(図1の紙面に垂直の方向)に一対備えられて
いる。軌道上走行体14は、下部車体4に油圧シリンダ
14aにより昇降自在に取付けられたフレ−ム14b
と、軌道であるレール16の軌道幅でフレーム14bの
左右(図1の紙面に垂直の方向)に取付けられた一対の
例えば鉄輪からなる車輪14cを備えている。
【0019】油圧シリンダ14aによって軌道上走行体
14の車輪14cをレール16上に下ろした位置(図1
の状態)にすることにより、軌陸車2は軌道16上の走
行が可能になる。油圧シリンダ14aにより車輪14c
を上げた位置にすることにより、軌陸車2は履帯式走行
体12による陸上走行が可能になる。
14の車輪14cをレール16上に下ろした位置(図1
の状態)にすることにより、軌陸車2は軌道16上の走
行が可能になる。油圧シリンダ14aにより車輪14c
を上げた位置にすることにより、軌陸車2は履帯式走行
体12による陸上走行が可能になる。
【0020】図1とともに図2を参照して説明すると、
作業機10は、上部車体8に上下方向に揺動自在に支持
されたブーム10a、ブーム10aの先端に上下方向に
揺動自在に連結されたアーム10b、アーム10bの先
端に上下方向に揺動自在に連結された作業具であるクラ
ンプ10c(作業具は作業の形態に合わせて適宜に交換
される)、上部車体8とブーム10aとの間に介在され
たブームシリンダ10d、ブーム10aとアーム10b
との間に介在されたアームシリンダ10e、及びアーム
10bとクランプ10cとの間に介在されたクランプ揺
動シリンダ10fを備えている。ブームシリンダ10d
を、上部車体8に設けられた油圧制御装置18の制御弁
を操作し作動油を給排し伸縮作動させることにより、作
業機10は矢印Zで示すように昇降される。
作業機10は、上部車体8に上下方向に揺動自在に支持
されたブーム10a、ブーム10aの先端に上下方向に
揺動自在に連結されたアーム10b、アーム10bの先
端に上下方向に揺動自在に連結された作業具であるクラ
ンプ10c(作業具は作業の形態に合わせて適宜に交換
される)、上部車体8とブーム10aとの間に介在され
たブームシリンダ10d、ブーム10aとアーム10b
との間に介在されたアームシリンダ10e、及びアーム
10bとクランプ10cとの間に介在されたクランプ揺
動シリンダ10fを備えている。ブームシリンダ10d
を、上部車体8に設けられた油圧制御装置18の制御弁
を操作し作動油を給排し伸縮作動させることにより、作
業機10は矢印Zで示すように昇降される。
【0021】軌陸車2は、作業機10の高さを、調整自
在に、かつ解除自在に制限する高さ制限手段20を備え
ている。図2とともに図3〜図5を参照して説明する
と、高さ制限手段20は、ブームシリンダ10dの伸縮
位置により、作業機10が設定された上昇高さにあるか
否かを検出する検出手段22と、検出手段22からの出
力信号により作業機10が設定された上昇位置のときに
ブームシリンダ10dの作動を停止させる、油圧制御装
置18の部分に配設された停止手段24とを備えてい
る。
在に、かつ解除自在に制限する高さ制限手段20を備え
ている。図2とともに図3〜図5を参照して説明する
と、高さ制限手段20は、ブームシリンダ10dの伸縮
位置により、作業機10が設定された上昇高さにあるか
否かを検出する検出手段22と、検出手段22からの出
力信号により作業機10が設定された上昇位置のときに
ブームシリンダ10dの作動を停止させる、油圧制御装
置18の部分に配設された停止手段24とを備えてい
る。
【0022】ブームシリンダ10dには、一端がシリン
ダロッド11aに連結され他端がシリンダ本体11bに
沿って案内される連結部材としてのガード26が備えら
れている。検出手段22は、シリンダ本体11bに取付
けられた検出本体であるリミットスイッチ28と、ガー
ド26に取付けられリミットスイッチ28を操作する操
作部であるブラケット30とを備えている。このガード
26は、ブームシリンダ10dのシリンダロッド11a
を、異物などとの接触、衝突などによる損傷から保護す
る保護部材としての機能も備えている。
ダロッド11aに連結され他端がシリンダ本体11bに
沿って案内される連結部材としてのガード26が備えら
れている。検出手段22は、シリンダ本体11bに取付
けられた検出本体であるリミットスイッチ28と、ガー
ド26に取付けられリミットスイッチ28を操作する操
作部であるブラケット30とを備えている。このガード
26は、ブームシリンダ10dのシリンダロッド11a
を、異物などとの接触、衝突などによる損傷から保護す
る保護部材としての機能も備えている。
【0023】ガード26は、帯状の鋼板を長手方向の両
側を折り曲げ断面を山形状にして形成され、一端がシリ
ンダロッド11aの作業機10に連結されるボス部にボ
ルト32により取付けられている。ガ−ド26にはその
長手方向に延びて、シリンダ本体11bに取付けられた
ボス34が案内される長穴26aが形成されている。長
穴26aの長さは、ブームシリンダ10dの最大伸縮ス
トロークを許容する長さに形成されている。ボス34
は、シリンダ本体11bの外周部に一体的に設けられた
フランジ36にボルト38によって取付けられている。
長穴26aに沿ってその両側には、長穴26aの延びる
方向に複数個のボルト穴26bがピッチPの間隔で配設
されている(図示の形態においては片側に14個、計2
8個設けられている)。このボルト穴26bの配置につ
いては、後に述べる「高さ設定及び検出」においてさら
に詳細に説明する。
側を折り曲げ断面を山形状にして形成され、一端がシリ
ンダロッド11aの作業機10に連結されるボス部にボ
ルト32により取付けられている。ガ−ド26にはその
長手方向に延びて、シリンダ本体11bに取付けられた
ボス34が案内される長穴26aが形成されている。長
穴26aの長さは、ブームシリンダ10dの最大伸縮ス
トロークを許容する長さに形成されている。ボス34
は、シリンダ本体11bの外周部に一体的に設けられた
フランジ36にボルト38によって取付けられている。
長穴26aに沿ってその両側には、長穴26aの延びる
方向に複数個のボルト穴26bがピッチPの間隔で配設
されている(図示の形態においては片側に14個、計2
8個設けられている)。このボルト穴26bの配置につ
いては、後に述べる「高さ設定及び検出」においてさら
に詳細に説明する。
【0024】ブラケット30は、図6に示すごとく、ガ
ード26のボルト穴26aのピッチPに合わせた間隔で
ボルト穴30aが二個設けられた矩形の板部材からなる
プレート30bと、このプレートbのボルト穴30aと
は反対側端部に一体的に接合された半円筒状のスイッチ
操作部30cを備えている。ブラケット30はガード2
6のボルト穴26bにボルト40及びナット41により
取付けられている。
ード26のボルト穴26aのピッチPに合わせた間隔で
ボルト穴30aが二個設けられた矩形の板部材からなる
プレート30bと、このプレートbのボルト穴30aと
は反対側端部に一体的に接合された半円筒状のスイッチ
操作部30cを備えている。ブラケット30はガード2
6のボルト穴26bにボルト40及びナット41により
取付けられている。
【0025】リミットスイッチ28は、周知の電気スイ
ッチであり、可動検出部28aが揺動されると常時「オ
フ」の接続が「オン」になるものである。リミットスイ
ッチ28はシリンダ本体11bのフランジ36に一体的
に接合されたプレート42にボルト44及びナット45
により、可動検出部28aが前述のブラケット30のス
イッチ操作部30cの円弧状部分とブームシリンダ10
dの所定の伸縮位置において当接するように取付られて
いる。矩形状の板部材により形成されたプレート42に
は、図7に示すごとく、長穴のボルト穴42aが二個備
えられている。このボルト穴42aの長穴に沿ってリミ
ットスイッチ28は、可動検出部28aがスイッチ操作
部30cの方向に進退自在に調整される。
ッチであり、可動検出部28aが揺動されると常時「オ
フ」の接続が「オン」になるものである。リミットスイ
ッチ28はシリンダ本体11bのフランジ36に一体的
に接合されたプレート42にボルト44及びナット45
により、可動検出部28aが前述のブラケット30のス
イッチ操作部30cの円弧状部分とブームシリンダ10
dの所定の伸縮位置において当接するように取付られて
いる。矩形状の板部材により形成されたプレート42に
は、図7に示すごとく、長穴のボルト穴42aが二個備
えられている。このボルト穴42aの長穴に沿ってリミ
ットスイッチ28は、可動検出部28aがスイッチ操作
部30cの方向に進退自在に調整される。
【0026】主として図3及び図4を参照して高さ制限
手段20における作業機10の「高さ設定及び検出」に
ついて説明する。 (1)ブームシリンダ10dは、高さ制限手段20によ
る規制、また従来の高さ制御手段による規制のない場合
においては、最も収縮した状態の「MIN」と最も伸張
した状態の「MAX」の間で伸縮作動し、作業機10は
「MAX」の状態において最も高い位置に上昇される。 (2)作業機10の最大上昇位置を所望の位置、ブーム
シリンダ10dにおける「MAX」と「MIN」の間の
「SET」位置に設定するには、シリンダロッド11a
が「SET」位置のときに、リミットスイッチ28の可
動検出部28aがブラケット30のスイッチ操作部30
cに当接するように、ブラケット30の位置をガード2
6のボルト穴26bを選択して取付ける。したがって、
必要とする「SET」位置に応じてガード26の複数個
のボルト穴26bの位置及び個数が決められる。なお、
この「SET」位置は、従来の高さ制御手段による高さ
制限位置より僅かに手前か同じ位置に設定される。 (3)かくして、リミットスイッチ28に対するブラケ
ット30の位置を決めることにより、作業機10の最大
上昇位置である高さが設定されるとともに、このリミッ
トスイッチ28の作動により作業機10の最大上昇位置
が検出される。 (4)陸上作業において、あるいは軌道上作業において
作業機10の高さ制限の必要のないときには、リミット
スイッチ28がブラケット30と当接し作動しないよう
に、ブラケット30の位置をずらす、あるいはブラケッ
ト30を取外す、あるいはリミットスイッチ28をブラ
ケット30から離すようにする。
手段20における作業機10の「高さ設定及び検出」に
ついて説明する。 (1)ブームシリンダ10dは、高さ制限手段20によ
る規制、また従来の高さ制御手段による規制のない場合
においては、最も収縮した状態の「MIN」と最も伸張
した状態の「MAX」の間で伸縮作動し、作業機10は
「MAX」の状態において最も高い位置に上昇される。 (2)作業機10の最大上昇位置を所望の位置、ブーム
シリンダ10dにおける「MAX」と「MIN」の間の
「SET」位置に設定するには、シリンダロッド11a
が「SET」位置のときに、リミットスイッチ28の可
動検出部28aがブラケット30のスイッチ操作部30
cに当接するように、ブラケット30の位置をガード2
6のボルト穴26bを選択して取付ける。したがって、
必要とする「SET」位置に応じてガード26の複数個
のボルト穴26bの位置及び個数が決められる。なお、
この「SET」位置は、従来の高さ制御手段による高さ
制限位置より僅かに手前か同じ位置に設定される。 (3)かくして、リミットスイッチ28に対するブラケ
ット30の位置を決めることにより、作業機10の最大
上昇位置である高さが設定されるとともに、このリミッ
トスイッチ28の作動により作業機10の最大上昇位置
が検出される。 (4)陸上作業において、あるいは軌道上作業において
作業機10の高さ制限の必要のないときには、リミット
スイッチ28がブラケット30と当接し作動しないよう
に、ブラケット30の位置をずらす、あるいはブラケッ
ト30を取外す、あるいはリミットスイッチ28をブラ
ケット30から離すようにする。
【0027】次に図8を参照して、停止手段24につい
て説明する。停止手段24は、油圧制御装置18の制御
弁46によるブームシリンダ10dへの作動油の供給を
停止させるものである。
て説明する。停止手段24は、油圧制御装置18の制御
弁46によるブームシリンダ10dへの作動油の供給を
停止させるものである。
【0028】ブームシリンダ10dは、パイロット油に
より切換操作されるパイロット操作形方向切換弁である
制御弁46により、油圧源48の作動油が給排されて伸
縮作動される。制御弁46は、オペレータが操作するパ
イロット弁50によるパイロット油圧源のパイロット油
が、伸張側油路52aによりパイロットポート46aに
供給されるとブームシリンダ10dを伸張させる方向に
油圧源48の作動油を供給し、収縮側油路52bにより
パイロットポート46bに供給されると収縮させる方向
に作動油を供給する。停止手段24は、この伸張側油路
52aに電磁弁からなる常時開の遮断弁24aを備えて
いる。遮断弁24aは、ブームシリンダ10dが伸張
し、リミットスイッチ28が「オン」になり、その電気
信号が入力され通電されると切換えられ、伸張側油路5
2aを遮断し遮断弁46へのパイロット油の供給を止め
遮断弁46のパイロットポート46aをタンク54に解
放する。かくしてパイロット油の断たれた制御弁46
は、中立位置(図示の位置)に戻り、ブームシリンダ1
0dへの作動油の供給を止め、その作動を止める。
より切換操作されるパイロット操作形方向切換弁である
制御弁46により、油圧源48の作動油が給排されて伸
縮作動される。制御弁46は、オペレータが操作するパ
イロット弁50によるパイロット油圧源のパイロット油
が、伸張側油路52aによりパイロットポート46aに
供給されるとブームシリンダ10dを伸張させる方向に
油圧源48の作動油を供給し、収縮側油路52bにより
パイロットポート46bに供給されると収縮させる方向
に作動油を供給する。停止手段24は、この伸張側油路
52aに電磁弁からなる常時開の遮断弁24aを備えて
いる。遮断弁24aは、ブームシリンダ10dが伸張
し、リミットスイッチ28が「オン」になり、その電気
信号が入力され通電されると切換えられ、伸張側油路5
2aを遮断し遮断弁46へのパイロット油の供給を止め
遮断弁46のパイロットポート46aをタンク54に解
放する。かくしてパイロット油の断たれた制御弁46
は、中立位置(図示の位置)に戻り、ブームシリンダ1
0dへの作動油の供給を止め、その作動を止める。
【0029】したがって、オペレータがパイロット弁5
0を操作しブームシリンダ10dを伸張させ作業機10
を上昇させ、ブームシリンダ10dが「SET」(図
3)位置になると、リミットスイッチ28は「オン」に
なり、制御弁46は作動位置から中立位置に戻り、ブー
ムシリンダ10dへの作動油の供給が止められ、作業機
10の上昇が止められる。
0を操作しブームシリンダ10dを伸張させ作業機10
を上昇させ、ブームシリンダ10dが「SET」(図
3)位置になると、リミットスイッチ28は「オン」に
なり、制御弁46は作動位置から中立位置に戻り、ブー
ムシリンダ10dへの作動油の供給が止められ、作業機
10の上昇が止められる。
【0030】高さ制限手段20はさらに、図3及び図4
並びに図9を参照して説明すると、ガード26及びシリ
ンダ本体11bに設けられ、作業機10が設定された最
大上昇位置「SET」をさらに上昇方向に超えると当接
し、ブームシリンダ10dの作動を機械的に止める、解
除自在にかつ位置調整自在に設けられたストッパ56を
備えても良い。ストッパ56は、ガード26に取付けら
れたプレート部材58とシリンダ本体11bに取付けら
れた前述のボス34を備えている。プレート部材58
は、ガード26に比べ厚い板材により矩形に形成され、
ガード26の長穴26aを跨ぎ両側のボルト穴26bに
取付けられるピッチPのボルト穴58aを二個ずつ一対
備えている。このプレート部材58は、リミットスイッ
チ28が「オン」になる位置(図3)におけるボス34
との間隔を寸法Lにして設けられ、リミットスイッチ2
8が「オン」になった後で当接するよう位置付けられて
いる。プレート部材58はガード26のボルト穴26b
にボルト60及びナット61により取付けられている。
プレート部材58は、ブラケット30と一体化し、位置
の設定、調整、取付けを容易にできるようにしてもよ
い。
並びに図9を参照して説明すると、ガード26及びシリ
ンダ本体11bに設けられ、作業機10が設定された最
大上昇位置「SET」をさらに上昇方向に超えると当接
し、ブームシリンダ10dの作動を機械的に止める、解
除自在にかつ位置調整自在に設けられたストッパ56を
備えても良い。ストッパ56は、ガード26に取付けら
れたプレート部材58とシリンダ本体11bに取付けら
れた前述のボス34を備えている。プレート部材58
は、ガード26に比べ厚い板材により矩形に形成され、
ガード26の長穴26aを跨ぎ両側のボルト穴26bに
取付けられるピッチPのボルト穴58aを二個ずつ一対
備えている。このプレート部材58は、リミットスイッ
チ28が「オン」になる位置(図3)におけるボス34
との間隔を寸法Lにして設けられ、リミットスイッチ2
8が「オン」になった後で当接するよう位置付けられて
いる。プレート部材58はガード26のボルト穴26b
にボルト60及びナット61により取付けられている。
プレート部材58は、ブラケット30と一体化し、位置
の設定、調整、取付けを容易にできるようにしてもよ
い。
【0031】主として図2〜図5を参照して上述したと
おりの軌陸両用作業車2における高さ制限手段20の作
用について説明する。
おりの軌陸両用作業車2における高さ制限手段20の作
用について説明する。
【0032】(1)作業機を確実に停止させる:高さ制
限手段20を備えることにより、軌陸車2の高さ制御手
段の故障不具合など万一の場合においても、検出手段2
2及び停止手段24によりブームシリンダ10dへの作
動油の供給を止めてその伸張作動を止め、さらにストッ
パ56により機械的に伸張作動を止めるので、作業機1
0を所定の高さに確実に停止させることができる。
限手段20を備えることにより、軌陸車2の高さ制御手
段の故障不具合など万一の場合においても、検出手段2
2及び停止手段24によりブームシリンダ10dへの作
動油の供給を止めてその伸張作動を止め、さらにストッ
パ56により機械的に伸張作動を止めるので、作業機1
0を所定の高さに確実に停止させることができる。
【0033】(2)作業の邪魔にならない:高さを制限
するのに従来のようにワイヤを用いないので、その「た
るみ」による、作業の邪魔になる問題、運転席や車体を
叩き損傷させる問題などを除くことができる。
するのに従来のようにワイヤを用いないので、その「た
るみ」による、作業の邪魔になる問題、運転席や車体を
叩き損傷させる問題などを除くことができる。
【0034】(3)機体振動を防止する:さらに、ワイ
ヤを用いないので、ワイヤにより引っ張られ車体に大き
な衝撃、振動、損傷などが発生させる問題も除かれる。
ヤを用いないので、ワイヤにより引っ張られ車体に大き
な衝撃、振動、損傷などが発生させる問題も除かれる。
【0035】(4)高さ設定が容易:高さ制限手段20
による高さの設定は、リミットスイッチ28を操作する
ブラケット30の取付位置、またストッパ56のプレー
ト部材58の取付位置をガード26に設けられたボルト
穴26aを選択して変えればよいので、位置の設定を簡
単に、早く、容易に行うことができる。したがって、作
業現場による高さ制限の違いに素早く対応することがで
きる。
による高さの設定は、リミットスイッチ28を操作する
ブラケット30の取付位置、またストッパ56のプレー
ト部材58の取付位置をガード26に設けられたボルト
穴26aを選択して変えればよいので、位置の設定を簡
単に、早く、容易に行うことができる。したがって、作
業現場による高さ制限の違いに素早く対応することがで
きる。
【0036】(5)解除が自在:陸上作業において、あ
るいは軌道上作業において作業機10の高さ制限の必要
のないときには、リミットスイッチ28が作動しないよ
うに、ブラケット30の位置をずらしたり、ストッパ5
6が当接しないようにプレート部材58の位置をずらせ
ばよいので、高さ制限手段20の設定を容易に解除する
ことができる。
るいは軌道上作業において作業機10の高さ制限の必要
のないときには、リミットスイッチ28が作動しないよ
うに、ブラケット30の位置をずらしたり、ストッパ5
6が当接しないようにプレート部材58の位置をずらせ
ばよいので、高さ制限手段20の設定を容易に解除する
ことができる。
【0037】(6)コストの低減:シリンダロッド11
aに連結された連結部材としてのガード26は、シリン
ダロッド11aの損傷防止のために装着されるシリンダ
ガードと兼用できるので、高さ制限手段20を安いコス
トで提供することができる。
aに連結された連結部材としてのガード26は、シリン
ダロッド11aの損傷防止のために装着されるシリンダ
ガードと兼用できるので、高さ制限手段20を安いコス
トで提供することができる。
【0038】以上、本発明を実施の形態に基づいて詳細
に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定される
ものではなく、例えば下記のように、本発明の範囲内に
おいてさまざまな変形あるいは修正ができるものであ
る。
に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定される
ものではなく、例えば下記のように、本発明の範囲内に
おいてさまざまな変形あるいは修正ができるものであ
る。
【0039】(1)検出手段:本実施の形態において
は、検出手段22の検出本体であるリミットスイッチ2
8はシリンダ本体11bに取付けられ、操作部としての
ブラケット30はシリンダロッド11aに連結されたガ
ード26に取付けられているが、これらの取付けは逆で
あってもよい。
は、検出手段22の検出本体であるリミットスイッチ2
8はシリンダ本体11bに取付けられ、操作部としての
ブラケット30はシリンダロッド11aに連結されたガ
ード26に取付けられているが、これらの取付けは逆で
あってもよい。
【0040】(2)検出手段:本実施の形態において
は、検出手段22にリミットスイッチ28が用いられて
いるが、検出手段は油圧シリンダの所定の伸縮位置を検
出するものであればよいので、発光素子、受光素子から
なる光電スイッチ、あるいは磁石によるリードスイッチ
など、適宜の手段を用いることができる。
は、検出手段22にリミットスイッチ28が用いられて
いるが、検出手段は油圧シリンダの所定の伸縮位置を検
出するものであればよいので、発光素子、受光素子から
なる光電スイッチ、あるいは磁石によるリードスイッチ
など、適宜の手段を用いることができる。
【0041】(3)検出手段、停止手段:本実施の形態
においては、検出手段22にリミットスイッチ28を用
いその出力により停止手段24の遮断弁24aをオンオ
フするようにしたが、検出手段を油圧シリンダの動きに
応じた比例信号を出力するものにして、遮断弁を比例電
磁弁にし、油圧シリンダを徐々に停止させる制御も可能
である。この場合、作業機は徐々に停止されるので、停
止時のショックを低減することができる。
においては、検出手段22にリミットスイッチ28を用
いその出力により停止手段24の遮断弁24aをオンオ
フするようにしたが、検出手段を油圧シリンダの動きに
応じた比例信号を出力するものにして、遮断弁を比例電
磁弁にし、油圧シリンダを徐々に停止させる制御も可能
である。この場合、作業機は徐々に停止されるので、停
止時のショックを低減することができる。
【0042】(4)連結部材:本実施の形態において
は、連結部材として帯板状のガード26が用いられてい
るが、連結部材は棒状の部材であってもよい。
は、連結部材として帯板状のガード26が用いられてい
るが、連結部材は棒状の部材であってもよい。
【0043】(5)停止手段:本実施の形態において
は、ブームシリンダ10dに接続された制御弁46によ
る作動油の供給を停止させる停止手段として、パイロッ
ト操作式の制御弁46のパイロット油路に遮断弁24a
を設けたが、制御弁が電気的に操作される電磁弁の場合
には、リレー、スイッチなどを用いて電磁弁を直接操作
するようにすればよい。
は、ブームシリンダ10dに接続された制御弁46によ
る作動油の供給を停止させる停止手段として、パイロッ
ト操作式の制御弁46のパイロット油路に遮断弁24a
を設けたが、制御弁が電気的に操作される電磁弁の場合
には、リレー、スイッチなどを用いて電磁弁を直接操作
するようにすればよい。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、軌陸両用作業車におけ
る作業機の上昇高さを制限する手段として、作業機と車
体との間にワイヤを掛け渡すことなく、したがってそれ
に付随した問題も除くことができるようにした改良され
た高さ制限手段を備える軌陸両用作業車が提供される。
る作業機の上昇高さを制限する手段として、作業機と車
体との間にワイヤを掛け渡すことなく、したがってそれ
に付随した問題も除くことができるようにした改良され
た高さ制限手段を備える軌陸両用作業車が提供される。
【図1】本発明に従って構成された高さ制限手段を備え
る軌陸両用作業車の側面図。
る軌陸両用作業車の側面図。
【図2】図1において高さ制限手段が備えられるブーム
シリンダの部分の主要部のみを示した拡大側面図。
シリンダの部分の主要部のみを示した拡大側面図。
【図3】図2のA−A矢印方向に見て示したブームシリ
ンダの部分の拡大正面図。
ンダの部分の拡大正面図。
【図4】図3のB−B矢印方向に見た側面図。
【図5】図3のC−C矢印方向に見た拡大断面図。
【図6】図3に示すブラケットの拡大詳細図。
【図7】図5に示すセンサ取付プレートの拡大詳細図。
【図8】停止手段の設けられたブームシリンダの油圧回
路図。
路図。
【図9】図3に示すストッパの拡大詳細図。
2:軌陸両用作業車(軌陸車)
10:作業機
10d:ブームシリンダ(油圧シリンダ)
11a:シリンダロッド
11b:シリンダ本体
12:履帯式走行体(陸上走行体)
14:軌道上走行体
20:高さ制限手段
22:検出手段
24:停止手段
24a:遮断弁
26:ガード(連結部材)
28:リミットスイッチ(検出本体)
30:ブラケット(操作部)
46:制御弁
56:ストッパ
58:プレート部材
Claims (4)
- 【請求項1】 軌道上走行体と陸上走行体とを有する車
体に作業機が油圧シリンダにより昇降自在に備えられた
軌陸両用作業車であって、 該作業機の最大上昇位置を、調整自在に、かつ解除自在
に制限する高さ制限手段を備え、 該高さ制限手段は、作業機が設定された最大上昇位置に
あるか否かを該油圧シリンダの伸縮位置により検出する
検出手段と、この検出手段の出力信号により作業機が該
最大上昇位置にあるときに油圧シリンダの作動を停止さ
せる停止手段とを備えている、ことを特徴とする軌陸両
用作業車。 - 【請求項2】 該油圧シリンダは、一端がシリンダロッ
ドに連結され他端がシリンダ本体に沿って案内される連
結部材を備え、 該検出手段は、シリンダ本体又は連結部材のいずれか一
方に設けられた検出本体と、他方に設けられ検出本体を
操作する操作部とを備えている、請求項1記載の軌陸両
用作業車。 - 【請求項3】 該停止手段は、該油圧シリンダへの作動
油の供給を制御する制御弁による該油圧シリンダへの作
動油の供給を停止させる、請求項1又は2記載の軌陸両
用作業車。 - 【請求項4】 該高さ制限手段はさらに、連結部材及び
シリンダ本体に設けられ、作業機が該最大上昇位置を上
昇方向に超えると当接し該油圧シリンダの作動を停止さ
せる、解除自在にかつ位置調整自在に設けられたストッ
パを備えている、請求項1から3までのいずれかに記載
の軌陸両用作業車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001233366A JP2003042106A (ja) | 2001-08-01 | 2001-08-01 | 軌陸両用作業車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001233366A JP2003042106A (ja) | 2001-08-01 | 2001-08-01 | 軌陸両用作業車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003042106A true JP2003042106A (ja) | 2003-02-13 |
Family
ID=19065149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001233366A Pending JP2003042106A (ja) | 2001-08-01 | 2001-08-01 | 軌陸両用作業車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003042106A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007239861A (ja) * | 2006-03-08 | 2007-09-20 | Kumagai Tekkosho:Kk | チェッキ弁 |
JP2014008829A (ja) * | 2012-06-28 | 2014-01-20 | East Japan Railway Co | 作業車 |
JP2018002044A (ja) * | 2016-07-06 | 2018-01-11 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 軌陸両用作業車 |
-
2001
- 2001-08-01 JP JP2001233366A patent/JP2003042106A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007239861A (ja) * | 2006-03-08 | 2007-09-20 | Kumagai Tekkosho:Kk | チェッキ弁 |
JP4639159B2 (ja) * | 2006-03-08 | 2011-02-23 | 株式会社熊谷鉄工所 | チェッキ弁 |
JP2014008829A (ja) * | 2012-06-28 | 2014-01-20 | East Japan Railway Co | 作業車 |
JP2018002044A (ja) * | 2016-07-06 | 2018-01-11 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 軌陸両用作業車 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050727 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050802 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051206 |