JPH0815151A - ガス分析計 - Google Patents

ガス分析計

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JPH0815151A
JPH0815151A JP17208894A JP17208894A JPH0815151A JP H0815151 A JPH0815151 A JP H0815151A JP 17208894 A JP17208894 A JP 17208894A JP 17208894 A JP17208894 A JP 17208894A JP H0815151 A JPH0815151 A JP H0815151A
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JP
Japan
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temperature
gas
section
unit
dehumidifier
Prior art date
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JP17208894A
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English (en)
Inventor
Shingo Sumi
心吾 角
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 除湿器として高度な温度制御部を備えていな
い場合でも、測定成分濃度を正しく測定できるようにす
る。 【構成】 データ処理部50は、温度と飽和水蒸気圧と
の関係を記憶している記憶部44と、記憶部44に記憶
された関係に基づき、除湿部の温度検出部が検出した温
度における試料ガス中の水分量を算出する水分量算出部
52と、分析部の検出信号と水分量算出部52により算
出された水分量に基づいて、検出された測定成分濃度を
水分量ゼロとした場合の値に補正する成分濃度算出部5
4とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃焼排ガス、雰囲気炉の
雰囲気ガスなどに含まれるガス成分、例えばCO、CO
2、NOxなどの濃度を測定するガス分析計に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】測定しようとするガス、例えば燃焼排ガ
ス中には多量の水分が含まれているため、COなどの測
定成分濃度が水分で希釈されて測定されることになり、
乾燥状態での試料ガス中の濃度よりも小さい値として測
定される。そのため、分析部の前段には除湿器を備えた
前処理部を設け、その除湿器により試料ガス中の水分を
除去している。
【0003】除湿器は試料ガスを0℃以下に冷却するこ
とはなく、試料ガスにはいくらかの水分が残る。一方、
分析部の校正には一般にボンベに充填された標準ガスが
用いられる。そのため、標準ガスの露点は低くドライな
状態であり、標準ガス中の水分はゼロであると考えるこ
とができる。そこで、試料ガスと標準ガスとの水分の有
無による濃度変化を無視するために、除湿器としては、
冷却により除湿するものに代えて半透膜を用いた除湿器
を使用して試料ガス中の水分をゼロにする方法と、標準
ガスと試料ガスとで同じ水分濃度とするために、標準ガ
スをいったん加湿器に通して加湿し、その後試料ガスと
同じ除湿器を通すことにより試料ガスと標準ガスとで水
分濃度を等しくして測定する方法の2つが行なわれてい
る。
【0004】図1は標準ガスと試料ガスの水分濃度を等
しくするようにした後者の方法によるガス分析計の一例
を示したものである。試料ガスは試料ガス入口2からポ
ンプ6により導入されるが、その途中の流路でドレンセ
パレータ8により常温で結露したドレンが分離され、ポ
ンプ10を経てドレン出口12へ排出される。ドレンセ
パレータ8を経た試料ガスは切換えコック16を経てニ
ードル弁18で流量が調整された後、除湿器20で除湿
される。除湿器20の温度は1〜2℃に設定されてい
る。除湿器20で水分が除去された後、フィルタ26で
ダストが除去された試料ガスが、流量計28で流量が監
視されて分析部30へ導かれ、測定成分が検出される。
32は測定後のガスを放出するガス出口である。除湿器
20では除去した水分はポンプ22によりドレン出口2
4へ排出される。
【0005】一方、分析部30の校正用に、標準ガスが
標準ガス入口4から導入される。標準ガスは水分を含ん
でいないので、試料ガスと同じ水分濃度にするために、
加湿器14で加湿され、切換えコック16を経て測定流
路に導入される。標準ガスもニードル弁18で流量が調
整され、ポンプ6から除湿器20、フィルタ26及び流
量計28を経て分析部30に導かれる。分析部30での
測定成分濃度に対応した検出信号は増幅器34で増幅さ
れ、A/Dコンバータ36でデジタル信号に変換された
後、マイクロコンピュータ38に導かれ、測定成分濃度
が算出されて出力される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】試料ガス中の水分をゼ
ロにするために除湿器として半透膜を用いた除湿器を使
用する場合は、除湿器でドライなパージガスが必要であ
ること、除湿器の寿命が短いこと、除湿器には定期的な
メンテナンスが必要であることなどの問題が生じる。
【0007】標準ガスと試料ガスの水分濃度を等しくす
る図1のガス分析計では、冷却により除湿する除湿器を
用いる限り、その除湿器の温度が変動すると水分濃度も
変動するため、それがそのまま成分濃度測定値の誤差と
なる。試料ガス中の測定成分濃度は、含まれる水分の割
合だけ体積濃度が低くなって現れるからである。そのた
め、除湿器20の冷却温度を例えば温度のふらつきが±
0.3℃以内というように高度に制御した一定温度に温
調する必要がある。このことは、除湿器の温度制御部と
して高精度なものを必要とすることであり、ガス分析計
全体のコストを高める原因になっている。本発明は除湿
器として高度な温度制御部を備えていない場合でも、測
定成分濃度を正しく測定することのできるガス分析計を
提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、試料ガス入口
から取り込んだ試料ガスを冷却して除湿する除湿部、標
準ガスを導入する標準ガス導入部、並びに導入された標
準ガス中及び除湿された試料ガス中の測定成分を検出す
る分析部を備えたガス分析計であり、その除湿部には試
料ガスの冷却温度を検出する温度検出部を備え、分析部
の検出信号から測定成分濃度を算出するデータ処理部5
0は、図2に示されるように、温度と飽和水蒸気圧との
関係を記憶している記憶部44と、記憶部44に記憶さ
れた関係に基づき、除湿部の温度検出部が検出した温度
における試料ガス中の水分量を算出する水分量算出部5
2と、分析部の検出信号と水分量算出部52により算出
された水分量に基づいて、検出された測定成分濃度を水
分量ゼロとした場合の値に補正する成分濃度算出部54
とを備えている。
【0009】
【作用】本発明の動作を図3に示す。除湿部の内部に取
りつけられた温度検出部により試料ガスが何度に冷却さ
れたかが検出される。その検出された温度をTとする。
分析部からは除湿器を通った後の試料ガス中の成分濃度
に対応した検出信号xが取り込まれる。記憶部44には
温度と飽和水蒸気圧の関係が記憶されているので、検出
された温度Tに対応した飽和水蒸気圧が記憶部44から
読み出されて水分量算出部52で試料ガス中の水分量y
(%)が算出される。成分濃度算出部54は検出信号x
に対応した成分濃度Cxを、試料ガス中の水分量y
(%)により、水分を除いた場合の成分濃度C0に補正
し出力する。C0は、例えば C0=Cx(100/(100+y)) として算出される。
【0010】
【実施例】図4は一実施例を表わす。試料ガスは試料ガ
ス入口2から導入され、ドレンセパレータ8で常温で結
露したドレンがポンプ10によりドレン出口12へ排出
され、ドレンセパレータ8を経た試料ガスが除湿器20
aに導かれる。除湿器20aでは例えば1〜2℃に設定
された温度で除湿され、除去された水分はポンプ22に
よりドレン出口24へ排出される。除湿器20aは図1
に示された従来の除湿器20ほどの高度な温度制御を行
なう温度制御部を備えている必要はない。除湿器20a
には試料を冷却する温度を検出する温度検出器40が設
けられている。温度検出器40としては、熱電対、サー
ミスター、白金抵抗体、半導体センサなど一般に温度検
出に使用されているものを使用することができる。温度
検出部40の検出温度は増幅器42で増幅され、A/D
コンバータ36aによりデジタル信号に変換されてデー
タ処理部のマイクロコンピュータ38aに取り込まれ
る。
【0011】除湿器20aを経た試料ガスは切換えコッ
ク16を経て、流量調整用ニードル弁18からポンプ
6、ダスト除去用のフィルタ26を経て流量監視用の流
量計28から分析部30へ導かれ、測定成分が検出され
てガス出口32へ排出される。
【0012】一方、標準ガスは標準ガス入口4から切換
えコック16を経て測定用の流路に導入される。その後
は試料ガスと同様に、ニードル弁18、ポンプ6、フィ
ルタ26、流量計28を経て分析部30へ導かれて測定
成分が検出され、ガス出口32へ排出される。標準ガス
が測定用流路に導入される位置は切換えコック16の位
置であり、この位置が除湿器20aの下流側に設けられ
ている。また標準ガス導入流路には図1のような加湿器
は設けられておらず、標準ガスは乾燥状態で分析部30
へ導かれる。
【0013】分析部30での測定成分濃度に対応した検
出信号は増幅器34で増幅され、A/Dコンバータ36
aでデジタル信号に変換されてマイクロコンピュータ3
8aに取り込まれる。マイクロコンピュータ38aには
除湿器20aでの温度による試料ガス中の水分を求める
ために、温度と飽和水蒸気圧の関係を記憶した記憶部4
4が接続されている。記憶部44は不揮発性メモリ装置
であり、例えばEPROM、PROM、ROMなどの半
導体メモリ装置や、フロッピーディスク装置やハードデ
ィスク装置などのファイルメモリ装置を用いることがで
きる。マイクロコンピュータ38aにおいて、分析部3
0が検出した信号に対応した試料ガスの測定成分濃度か
ら、水分をゼロとした場合の測定成分濃度を導くための
機能は図2に示されたものであり、図3の動作に従って
測定成分濃度の補正を行なうものである。
【0014】図1のような従来のガス分析計では除湿器
の温調精度が測定成分濃度の測定精度に直接影響するた
め、除湿器の温度制御部に温度のふらつきが±0.3℃
以内というような高度な機能を備えたものが必要とされ
ていたが、本発明では検出した温度に対応した水分量を
算出し、補正を行なうようにしているので、除湿器20
aの温度のふらつきは±数℃以内というように低精度で
すみ、そのような簡易な温度制御部は例えばバイメタル
により容易に実現することができる。
【0015】切換えコック16は試料ガスと標準ガスを
切り換えて測定流路に導くためのものであるが、切り換
えコック16の位置は標準ガスが測定用流路に導入され
る位置となり、その位置は除湿器20aより下流側にな
っている。除湿器が図1や図4のように、冷却して分離
させた水分をポンプで強制排出する方式である場合に
は、図1のように標準ガスが測定用流路に導入される位
置が除湿器より上流側にあるときは、標準ガスの一部が
除湿器からドレン出口に排出されるのを避けることがで
きないため、高価な標準ガスが無駄に排出される。しか
し、図4の実施例のように標準ガスが除湿器20aの下
流側に導入される方式であれば、そのような標準ガスの
無駄はなくなる。
【0016】切り換えコック16は電磁弁に置き換える
こともできる。また、この実施例では標準ガス導入流路
に加湿器を用いていないので、使用前に加湿器に水を充
填する手間が不要であり、加湿器からの水漏れにより分
析計を損傷することもない。
【0017】本発明は図4の流路のものに限定されるも
のではない。例えば図1の流路を用い、除湿器20に代
えて図4の温度検出部40を備えた除湿器20aを用
い、図4と同様に、除湿器20aでの温度により分析部
30での測定成分濃度検出値を補正するようにすること
もできる。その場合にも除湿器20aの温度制御部を簡
略化することができるという利点がある。また、図4の
実施例ではドレンセパレータ8と除湿器20aでのドレ
ンをポンプで強制排出するようにしているが、ドレンを
いったん容器(ドレンポット)に溜めた後に排出するよ
うにしてもよい。
【0018】本発明の他の態様としては次のものがあ
る。 (1)標準ガスは加湿器を経ずに除湿器より下流の測定
用流路へ導入される。これにより除湿器が分離した水分
をポンプで強制排出する場合にも標準ガスが無駄に排出
するのを防ぐことができる。
【発明の効果】
【0019】本発明では除湿器の温度を検出し、その温
度における試料ガス中の水分から測定成分濃度を補正す
るようにしたので、除湿器における高精度な温度制御が
不要になり、構成が簡略化されるとともに、低コストに
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のガス分析計を示す流路図である。
【図2】本発明におけるデータ処理部の機能を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明の動作を示すフローチャート図である。
【図4】一実施例を示す流路図である。
【符号の説明】
20a 除湿器 30 分析部 38a マイクロコンピュータ 40 温度検出部 44 記憶部 50 データ処理部 52 水分量算出部 54 成分濃度算出部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料ガス入口から取り込んだ試料ガスを
    冷却して除湿する除湿部、標準ガスを導入する標準ガス
    導入部、並びに導入された標準ガス中及び除湿された試
    料ガス中の測定成分を検出する分析部を備えたガス分析
    計において、 前記除湿部には試料ガスの冷却温度を検出する温度検出
    部を備え、 前記分析部の検出信号から測定成分濃度を算出するデー
    タ処理部には、温度と飽和水蒸気圧との関係を記憶して
    いる記憶部と、前記記憶部に記憶された関係に基づき、
    前記温度検出部が検出した温度における試料ガス中の水
    分量を算出する水分量算出部と、前記分析部の検出信号
    と前記水分量算出部により算出された水分量に基づい
    て、検出された測定成分濃度を水分量ゼロとした場合の
    値に補正する成分濃度算出部とを備えたことを特徴とす
    るガス分析計。
JP17208894A 1994-06-29 1994-06-29 ガス分析計 Pending JPH0815151A (ja)

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JP17208894A JPH0815151A (ja) 1994-06-29 1994-06-29 ガス分析計

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006284508A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Horiba Ltd 車両搭載型排気ガス分析装置
JP2007248369A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Horiba Ltd ガス分析計及びガス分析方法
US11396709B2 (en) 2017-08-11 2022-07-26 Lg Chem, Ltd. Electrode for electrolysis and preparation method thereof

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