JPH08150708A - 記録方法、および記録装置 - Google Patents

記録方法、および記録装置

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JPH08150708A
JPH08150708A JP6293194A JP29319494A JPH08150708A JP H08150708 A JPH08150708 A JP H08150708A JP 6293194 A JP6293194 A JP 6293194A JP 29319494 A JP29319494 A JP 29319494A JP H08150708 A JPH08150708 A JP H08150708A
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JP
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recording
drive
ink
scanning
time
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JP6293194A
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English (en)
Inventor
Daigoro Kanematsu
大五郎 兼松
Naoji Otsuka
尚次 大塚
Kentaro Yano
健太郎 矢野
Kiichiro Takahashi
喜一郎 高橋
Osamu Iwasaki
督 岩崎
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スループットを低下させることなく、記録ヘ
ッドの主走査方向における解像度を切換え可能な駆動制
御を備えた記録装置を提供する。 【構成】 一度に駆動される複数の記録素子を1ブロッ
クとして、上記複数の記録素子をn個(n≧2)の駆動
ブロック毎に時分割して駆動パルス信号を伝達する時分
割駆動を行うとともに、該駆動ブロック数nを記録ヘッ
ドの走査方向の記録すべき解像度に応じて変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吐出口からインクを吐
出して被記録媒体に画像を形成するインクジェット記録
装置に関し、特に異なる解像度の記録を行う際の当該装
置の駆動制御方式の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在知られる各種記録方式の中でも記録
時に騒音の発生がないノンインパクト記録方式であっ
て、かつ高速記録が可能であり、しかも普通紙に特別の
定着処理を必要とせずに記録を行えるインクジェット記
録法は極めて有用な記録方式であると認められている。
【0003】インクジェット記録法はインクと称される
記録液体の液滴を飛翔させ、それを紙等の被記録部材に
付着させて記録を行うものである。そして、記録液体の
液滴の発生法および生じた液滴の飛翔方向を制御するた
めの制御方法に基づき、このインクジェット記録法は幾
つかに大別される。
【0004】それらの中で代表的な方式の1つは、例え
ばUSP3,298,030に開示されている方式であ
って、連続振動発生法によって帯電量の制御された液滴
流を発生させ、この帯電量の制御された液滴流を、一様
の電界が掛けられている偏向電極間を飛翔させること
で、液滴の飛翔軌道を制御しつつ被記録媒体上に記録を
行うものである(コンティニュアス方式)。他の代表的
な方法は例えばUSP3,747,120に開示されて
いる方式である。この方式は記録のための液体を吐出す
る吐出口を有する記録ヘッドに付設されているピエゾ振
動素子に、電気的な記録信号を印加し、この電気的信号
をピエゾ素子の機械的振動に変え、その機械的振動に従
って必要時毎に前記吐出口より液滴を吐出飛翔させて被
記録媒体に付着させることで記録を行うものである(オ
ンデマンド方式)。また、オンデマンド方式にはピエゾ
振動素子の変わりに電気熱変換素子を用いて電気的信号
を熱に変換し、インクを熱エネルギーにより分断し、吐
出口より液滴を飛翔させて被記録媒体に記録を行う方式
がある(サーマルインクジェット記録方式)。
【0005】上記サーマルタイプのインクジェット記録
装置で実際に記録を行うに当たっては、複数のノズルを
解像度に応じて配列しそのマルチノズル化を図っている
が、従来その駆動方式としては以下に示すものが提案さ
れている。
【0006】特開昭55−132256号には、一度に
通電される電流容量を減じることを目的として、数μS
のディレイ量を伴って順次発せられる駆動パルス信号を
複数の記録素子に順番に印加する時分割駆動方式が提案
されている。また、特開昭58−136451号には、
上記時分割駆動方式によって記録素子に駆動パルス信号
を印加すると共に、互いに近接する記録素子には同時に
駆動パルスを印加せず、同時に吐出したインク滴が相互
に影響を及ぼし合うのを防止することを目的とした提案
がなされている。さらに、特開昭62−164545号
には、時分割駆動方式においてインク滴の吐出順序を工
夫し、互いに離れたノズルから同時にインク滴を噴射さ
せつつも印字したラインのつながりを向上させ、画質向
上を図る提案がなされている。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】ところで、この種
の記録手段を用いた記録装置では記録ヘッドを所定の画
素密度で配列した吐出口配列方向とほぼ直交する方向へ
走査して記録を行うシリアル方式が一般的によく知られ
ている。このような、記録ヘッドを記録媒体に対して相
対的に走査しながら記録を行う記録装置においては、同
一記録装置においても1つの記録手段により記録を行う
周期を倍にすることにより、走査速度を一定にしたまま
で、走査方向に対する解像度を倍にしたより精細な高解
像度の記録が可能である。
【0008】また、インクジェット記録装置において
は、1つの吐出口から吐出させるインク滴の吐出周期を
倍にすることにより、走査速度を一定にしたままで、走
査方向に対する解像度を倍にしたより精細な高解像度の
記録が可能である。
【0009】ところが、従来の時分割駆動方式では複数
の解像度で記録を行う場合、時分割したブロック内で一
度に駆動される素子数を任意に切り換えれないため以下
のような不具合により、同一の記録装置で走査速度を一
定にしたまま記録解像度の変更を行うことが困難であっ
た。
【0010】(1)最も吐出周期の長い駆動(最も低解
像度の記録)に合わせて解像度の切換を行う場合 記録装置が記録できる最も低い解像度に合わせて時分割
数と一度に吐出する数を設定した場合、倍の周期で吐出
するには1つのブロックの記録素子群に印加できる駆動
パルス幅が半分となり、吐出可能なエネルギーを得られ
ず記録を行うためには吐出周期を長くして走査速度を遅
くする必要があった。或いは、吐出は可能であったとし
ても、複数の分割駆動パルスにより吐出量を変調を行う
場合、吐出量を変調できる範囲が狭まることで、高品位
の画像記録が困難であった。
【0011】(2)最も吐出周期の短い駆動(最も高い
解像度の記録)に合わせて解像度の切換を行う場合 特に、一般的にインクジェット記録装置に於いては一度
に吐出する数が増大する程、インク吐出が不安定とな
り、形成される高品位な記録画像が得られなくなる傾向
にある。これは、インク吐出に伴うインク流路内のイン
クの流れの問題から、インク吐出時に近接ノズル間で相
互干渉を起こすためである。
【0012】記録装置が記録できる最も高い解像度に合
わせて時分割数と一度に吐出する数を設定した場合、よ
り解像度の低い記録を行った際にも一度に吐出する数が
必要以上に多くなり形成される画像品位が低下した。
【0013】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
のであり、記録する解像度に応じて最適な駆動制御を行
うことでスループットの低下もなく、高品位な記録が可
能な記録装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたもので、複数の記録素子を配列して
なる記録ヘッドと、前記記録ヘッドを前記複数の記録素
子の配列方向とほぼ直交する方向へ記録媒体に対して相
対的に走査する相対走査手段と、前記走査手段による記
録ヘッドの相対走査中に、前記記録素子を駆動して記録
媒体上にドットを形成する駆動制御手段を備えた記録装
置において、一度に駆動される複数の記録素子を1ブロ
ックとして、上記複数の記録素子をn個(n≧2)の駆
動ブロック毎に時分割して駆動パルス信号を伝達する時
分割駆動手段と、該駆動ブロック数nを前記相対走査手
段による走査方向の記録すべき解像度に応じて変える駆
動ブロック数変更手段とを有することを特徴とする。
【0015】また、本発明は、上述の記録装置におい
て、さらに、所定の領域に対して、複数の記録走査によ
り補完的に記録を行うことで記録画像を形成する補完記
録制御手段を有することを特徴とする。
【0016】また、本発明は、上述の記録装置におい
て、さらに、解像度の高い記録ほど間引き率を高めるよ
う画像処理を施す間引き制御手段を有することを特徴と
する。
【0017】また、本発明は、複数の記録素子を配列し
てなる記録ヘッドと、前記記録ヘッドを前記複数の記録
素子の配列方向とほぼ直交する方向へ記録媒体に対して
相対的に走査する相対走査手段と、前記走査手段による
記録ヘッドの相対走査中に、前記記録素子を駆動して記
録媒体上にドットを形成する駆動制御手段を備えた記録
装置における記録方法において、一度に駆動される複数
の記録素子を1ブロックとして、上記複数の記録素子を
n個(n≧2)の駆動ブロック毎に時分割して駆動パル
ス信号を伝達する時分割駆動ステップと、該駆動ブロッ
ク数nを前記相対走査手段による走査方向の記録すべき
解像度に応じて変える駆動ブロック数変更ステップと、
入力された記録画像データの解像度に応じて駆動ブロッ
ク数を変更して記録を行う記録ステップとからなること
を特徴とする。
【0018】
【作用】前記手段によれば、相対的に解像度の低い記録
を行う場合には同時に駆動する記録素子の数を増加させ
る必要がないため、記録画像品位を低下させることがな
くなる。
【0019】また、相対的に解像度の高い記録を行う場
合には、一度に駆動する記録素子の数は増えるものの実
際の記録データは間引かれることにより。一度に駆動さ
れる記録素子数は多くなく、記録走査の速度を低下させ
ることなく高品位の画像を記録できる記録装置を提供す
ることができる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0021】図7は、本発明を適用可能なインクジェッ
ト記録装置の構成を示す概略斜視図である。
【0022】この図において、202はインクカートリ
ッジである。これらは、4色のカラーインク(ブラッ
ク、シアン、マゼンタ、イエロー)がそれぞれ入れられ
たインクタンクと、記録ヘッド201から構成されてい
る。103は紙送りローラで、104の補助ローラとと
もに印字紙607を抑えながら図中の矢印方向に回転
し、印字紙607をy方向に随時搬送する。また、10
5は給紙ローラであり、印字紙607の給紙を行うとと
もに、103、51104同様に印字紙607を抑える
役割も果している。106はキャリッジであり、4つの
インクカートリッジを支持し、搭載するインクカートリ
ッジ501および記録ヘッド502を印字とともに移動
させる。このキャリッジ506は、記録装置が印字を行
っていないとき、あるいは記録ヘッドの回復動作を行う
ときには図の点線で示したホームポジション位置に待機
するよう制御される。
【0023】印字開始前、図の位置(ホームポジショ
ン)に位置するキャリッジ106は、印字開始命令がく
ると、x方向に移動しながら記録ヘッド102に設けら
れた記録素子を駆動して紙面上に記録ヘッドの記録幅に
対応した領域の印字を行う。キャリッジの走査方向に沿
って、紙面端部まで印字が終了すると、キャリッジは元
のホームポジションに戻り、再びx方向への記録を行
う。前回の記録捜査が終了してから、続く記録走査が始
る前に紙送りローラ103が図に示した矢印方向へ回転
して必要な幅だけy方向への紙送りが行われる。このよ
うに印字のための主走査と紙送りとを繰返すことにより
一紙面上への印字が完成する。記録ヘッドからインクを
吐出する記録動作は、記録制御手段(不図示)からの制
御に基づいて行われる。
【0024】また、記録速度を高めるため、一方向への
主走査時のみ記録を行うのではなく、x方向への主走査
の記録が終りキャリッジをホームポジション側へ戻す際
の復路においても記録を行う構成であってもよい。
【0025】また、以上説明した例ではインクタンクと
記録ヘッドとが分離可能にキャリッジ106に保持して
いるものである、記録用のインクを収容するインクタン
ク202と記録紙(不図示)に向けてインクを吐出する
記録ヘッド201とが一体になったインクジェットカー
トリッジであってもよい。
【0026】また、前述の回復動作を行う位置には、ヘ
ッドの前面(吐出口面)をキャップするキャッピング手
段(不図示)や、キャッピング手段によるキャップ状態
で記録ヘッド内の増粘インクや気泡を除去する等のヘッ
ド回復動作を行う回復ユニット(不図示)等が設けられ
ている。また、キャッピング手段の側方には、クリーニ
ングブレード(不図示)が設けられインクジェットカー
トリッジ200に向けて突出可能に支持され、記録ヘッ
ドの前面との当接が可能となっている。これにより、回
復動作後に、クリーニングブレードを記録ヘッドの移動
経路中に突出させ、記録ヘッドの移動に伴って記録ヘッ
ド前面の不要なインク滴や汚れ等の払拭が行われる。
【0027】次に、上述した記録ヘッド201について
図8を参照して説明する。図8は、図7に示した記録ヘ
ッド201の記録ヘッドの要部斜視図である。記録ヘッ
ド201は、図8に示すようにそれぞれが所定のピッチ
で複数の吐出口300が形成されており、共通液室30
1と各吐出口300とを連結する各液路302の壁面に
沿ってインク吐出用のエネルギーを発生するための記録
素子303が配設されている。記録素子303とその回
路はシリコン上に半導体製造技術を利用して作られてい
る。これらの電気配線が作られたシリコンプレート30
8を放熱用のアルミベースプレート307に接着してい
る。また、シリコンプレート上の回路接続部311とプ
リント板309とは超極細ワイヤー310により接続さ
れ記録装置本体からの信号は信号回路312を通して受
け取られる。液路302および共通液室301は射出成
形により作られたプラスチックカバー306で形成され
ている。共通液室301は、前述したインクジェットカ
ートリッジ200(図7参照)のインクタンクとジョイ
ントパイプ304とインクフィルター305を介して連
結しており、共通液室301にはインクタンクからイン
クが供給される構成となっている。インクタンクから共
通液室301に供給されて一時的に貯えられたインク
は、毛管現象により液路302に侵入し、吐出口300
でメニスカスを形成して液路302を満たした状態を保
つ。このとき、電極(不図示)を介して記録素子303
が通電されて発熱すると、記録素子303上のインクが
急激に加熱されて液路302内に気泡が発生し、この気
泡の膨張により吐出口300からインク滴313が吐出
される。
【0028】次に、装置構成の各部の記録制御を実行す
るための制御構成について、図9に示すブロック図を参
照して説明する。制御回路を示す同図において、400
は記録信号を入力するインターフェ−ス、401はMP
U、402はMPU401が実行する制御プログラムを
格納するプログラムROM、403は各種データ(上記
記録信号やヘッドに供給される記録データ等)を保存し
ておくダイナミック型のRAM(DRAM)であり、印
字ドット数や、インク記録ヘッドの交換回数等も記憶で
きるよう構成されている。404は記録ヘッドに対する
記録データの供給制御を行うゲートアレイであり、イン
ターフェース400、MPU401、DRAM403間
のデータの転送制御も行う。405は記録ヘッドを搬送
するためのキャリアモータ、406は記録用紙搬送のた
めの搬送モータである。407、408は夫々搬送モー
タ405、キャリアモータ406を駆動するモータドラ
イバである。409は記録ヘッド410を駆動するヘッ
ドドライバーである。
【0029】図1は、本発明を説明するブロック概念図
を示している。
【0030】図1における本発明のインクジェット記録
装置は所定の間隔で配列された複数の記録素子4を具備
したインクジェット記録ヘッドと該記録素子4に記録情
報に応じて駆動パルスを印加する駆動制御手段とから構
成される。
【0031】駆動制御手段1は、所定数の記録素子4を
駆動ブロック毎に時分割して駆動パルス信号を伝達する
駆動回路2と、記録すべき画像の解像度情報7に応じて
同時に駆動する記録素子の最大値を変更する同時駆動記
録素子の最大値変更手段から構成される。
【0032】(第1実施例)以下、図面を参照して本発
明の第1実施例を詳細に説明する。
【0033】尚、図7に示した記録装置においては、4
色に対応した記録ヘッドを用いた例を示したが、以下各
実施例での説明においては、その1つの記録ヘッドに着
目して説明することとする。
【0034】図2は本発明の第1実施例を説明する回路
ブロック図である。また、図3(a)と図3(b)は図
2の回路に流されるパルス信号を表した図である。
【0035】記録ヘッド507は、記録素子4としてイ
ンク吐出用ヒータ(H1からH64)を備え、インクに
熱エネルギーを付与してインクに熱による状態変化を生
起させ、インクの吐出を行う。記録ヘッドは、360d
pi(dots per inch)の記録に対応すべ
く、吐出用ヒータは1/360inchのピッチで配列
されている。また、通常の記録時には、記録ヘッドの主
走査方向に360dpiの解像度で記録を行うよう制御
されることで、360×360dpiの記録が行われ
る。また、記録装置本体内部の駆動制御部500は、デ
ータラッチ501、セグメント(SEG)シフトレジス
タ502、マルチプレクサ(MPX)503、コモン
(COM)タイミング発生回路504、デコーダ50
5、コモンドライバー508、セグメントドライバー5
09を有する。記録ヘッド507は、ダイオードマトリ
ックス構成を取っており、コモン信号COMとセグメン
ト信号SEGが一致したところの記録素子4(H1から
H64)に駆動電流が流れ、これによりインクが加熱さ
れ吐出する。
【0036】上記デコーダ505は、上記コモンタイミ
ング発生回路504が発生したタイミングをデコードし
て、コモン信号COM1〜8のいずれか1つを選択し所
定の周期でCOM1〜COM8がHIレベルとなる。プ
リントバッファ506内のデータは64ビットSEGM
ENTシフトレジスタに送られ、データラッチ501は
64ビットのSEGMENTシフトレジスタから読み出
された記録データを8ビット単位でラッチし、この記録
データをマルチプレクサ503は、セグメント信号SE
G1〜8として時分割して出力する。各セグメント信号
1〜8はセグメントパルス発生回路によるパルス信号と
ANDされてヒートパルス信号としてSEGMENTド
ライバーに出力される。
【0037】次に、解像度を切換えて駆動を行う際の駆
動方法について詳細に説明する。
【0038】ホストからの記録データの受取りから記録
までを図2と図3と図9を参照して説明する。
【0039】(1)主走査方向に360dpiの解像度
で記録を行う場合 インターフェース400(図9)にホストから360×
360dpiの記録データが送られてくるとプリンタ制
御部410では360×360dpiのデータであるこ
とを認識してマルチプレクサ503とSEGMENTパ
ルス発生回路504とCOMMONタイミング発生回路
504とデコーダ505により図3(a)に示す駆動パ
ルス信号を発生させるための準備と、記録ヘッドを所定
の速度(ここではモータの駆動周波数を6.25KHz
とする)で走査するためのCRモータ405の駆動準備
と、所定の長さの紙送りを行うための搬送モータ406
の駆動準備がなされる。プリントバッファ506(図
2)内で1スキャン分のデータの展開処理が終了すると
それぞれの同期をとって記録を開始する。
【0040】本実施例における記録ヘッドは64個の吐
出口に対応した64個の記録素子が8個の駆動ブロック
に時分割されて駆動される。ブロック駆動の間隔は約2
0μsとし、同一ブロックが駆動される周期は160μ
sとする。ここで、ブロック駆動されるパルス信号はC
OM1〜COM8である。また、1つのブロック内の8
つの記録素子はSEG1〜SEG8のパルス信号で駆動
される。SEG1,3,5,7とSEG2,4,6,8
は2組(SEG(a),SEG(b))に分割され、所
定のディレイ時間(約10μs)を持って駆動される。
従って、一度に駆動される記録素子は最大4個となる。
【0041】(2)主走査方向に720dpiの解像度
で記録を行う場合 一般に360×360dpiで記録を行う記録装置にお
いては記録ヘッドより吐出されるインク滴の量は360
×360dpiで被記録媒体を覆うことができるととも
に他色との混色が起きないようにインクの性質や被記録
媒体の性質を考慮して設計される。同一記録ヘッドで7
20×360dpiで記録を行う場合であってもインク
吐出量大きくは変えることは困難である。例えば、吐出
駆動用パルスを制御する方法により吐出量を変化させる
手法が知られているが、360dpiの解像度を考慮し
て設計された記録装置により、倍の密度で記録した際の
インクの溢れを防止できるほど吐出量を変えることは困
難である。従って、720×360dpiデータをその
まま記録すると被記録媒体上でインクが溢れてしまい混
色や滲み等の不具合が生じる。そこで、ホスト側のプリ
ンタドライバーは720×360dpiの記録を設定さ
れた場合には、多値情報に色処理(γ補正)を施すこと
で実際に記録を行う2値データが所望の画像となるよう
な最適な間引き処理を行う。
【0042】上記の色処理により間引かれた720×3
60dpi記録データがインターフェース400(図
9)に送られてくるとプリンタ制御部410(図9)で
は720×360dpiのデータであることを認識して
マルチプレクサ503とSEGMENTパルス発生回路
504(図2)とCOMMONタイミング発生回路50
4とデコーダ505により図3(b)に示す駆動パルス
信号を発生させるための準備と、記録ヘッドを所定の速
度(前述の例と同様に、6.25KHzとする)で走査
するためのCRモータ405(図9)の駆動準備と、所
定の長さの紙送りを行うための搬送モータ406(図
9)の駆動準備がなされる。プリントバッファ506
(図2)内で1スキャン分のデータの展開処理が終了す
るとそれぞれの同期をとって記録を開始する。
【0043】キャリッジの走査速度は6.25KHzで
あるため同一ブロックが駆動される周期は80μsとな
り、64個の吐出口に対応した64個の記録素子は8個
の駆動ブロックに時分割されて駆動されるがブロック間
隔は約10μsとなる。ここで、ブロック駆動されるパ
ルス信号はCOM1〜COM8である。また、1つのブ
ロック内の8つの記録素子はSEG1〜SEG8のパル
ス信号で駆動される。SEG1,3,5,7とSEG
2,4,6,8は2組(SEG(a),SEG(b))
に分割されるが、ディレイ時間は0μsとして駆動され
る。従って、一度に駆動される記録素子は360×36
0dpiで記録時の倍の最大8個となる。しかし、前述
の如く、720×360dpiの解像度での記録時に
は、色処理による間引きが行われるため、360×36
0dpiで記録可能な記録ヘッドを用いて720×36
0dpiの記録を行う場合には記録するドットは倍にな
るわけではない。すなわち、一度に駆動される記録素子
の数は360×360dpiの記録を行う場合と比べそ
れほど大きくはならない。
【0044】従って、本発明によれば720×360d
pi記録時のインク吐出による記録画像品位の低下はな
く、さらにはキャリッジの走査速度が360×360d
pi記録時と同じであり、スループットを低下させるこ
となく高解像度での記録が達成されるインクジェット記
録装置を提供できる。
【0045】(第2実施例)次の本発明の第2実施例
を、図を参照して詳細に説明する。
【0046】本実施例では、記録ヘッドに記録素子をド
ライブする回路を有するインクジェット記録装置に本発
明を適応した場合について説明する。
【0047】図4は本発明の実施例2を説明する回路図
である。また、図5(a)および図5(b)は図4の回
路に流されるパルス信号を表した図である。
【0048】次に図4に示す記録ヘッドの構成、及びデ
ータの転送について説明する。
【0049】記録ヘッド600には64ビットシフトレ
ジスタ601、64ビットラッチ602、デコーダ60
3、AND回路605、トランジスタアレイ604が6
4個の記録素子(SEG1〜SEG64)と同じシリコ
ン基板上に作り込まれている。
【0050】記録装置本体の駆動制御部606からはD
ATA信号線を介して64ビットのデータがシフトレジ
スタ601に転送され、64ビットLATCH602に
LATCH信号によりLATCHされる。また、データ
転送はCLOCK信号で同期して行われる。LATCH
はRESET信号によりリセットされる。
【0051】64個の記録素子(SEG1〜SEG6
4)はBlockENB0、BlockENB1、Bl
ockENB2の3ビット信号をデコーダ603でデコ
ードし、8つに時分割して駆動される。
【0052】また、64個の記録素子4はSEG1,S
EG3,SEG5,・・・とSEG2,SEG4,SE
G6・・・との2組に分割するためにOddENBとE
venENBが設けられている。
【0053】64個の各記録素子にはトランジスタ回路
604とAND回路605とが設けられ、上記ブロック
選択信号(デコーダ1〜8)と駆動パルス幅を決定する
ためのHeatENB信号とOddENB,EvenE
NB信号とLATCHからのデータ信号の4つの信号の
ANDされた結果がHIレベルとなるタイミングでVH
からGNDに駆動電流が流れ吐出する。
【0054】次に、本実施例において、主走査方向の記
録解像度を変えて記録を行う場合の例について詳細に説
明する。
【0055】(1)主走査方向に360dpiの解像度
で記録を行う場合 本実施例において、ホストから360×360dpiの
解像度の記録データが送られてきた場合の記録装置の駆
動制御は以下のようになる。駆動制御部606から記録
ヘッド600へ図4(a)の駆動パルス信号を送る。本
実施例では走査速度を第1実施例同様に6.25KHz
とし、同一ブロックが駆動される周期は160μsとす
る。
【0056】LATCHの立ち上がりでシフトレジスタ
601のデータをラッチし、その後、駆動制御部606
より次の記録データ(DATA)がCLOCKのタイミ
ングでシフトレジスタ601に送られる。BlockE
NB0,1,2の各3信号はデコーダ603により8つ
の時分割された信号となり全記録素子を8分割する。本
実施例でのブロック間隔は約20μsであるためBlo
ckENB0,BlockENB2はそれぞれ40、8
0μsのHI,LOWレベルを繰り返す信号となる。B
lockENB信号で分割された各ブロックは、Odd
ENB(奇数SEG)とEvenENB(偶数SEG)
の2信号で2分割され、最終的に全ノズルは16分割さ
れて駆動されることとなる。OddENBおよびEve
nENB信号は約10μs間隔でHI,LOWを繰り返
す信号となる。HeatENB信号には記録素子に印加
する駆動する為のパルス信号を出力する。これらのブロ
ック選択信号およびヒートパルス信号は各記録素子の印
字データ信号とAND回路605に入力され、その出力
によって記録素子を駆動する。本実施例による駆動方法
によると一度に駆動される記録素子は最大4個となる。
【0057】(2)主走査方向に720dpiの解像度
で記録を行う場合 本実施例において、ホストから720×360dpiの
解像度の記録データが送られてきた場合の記録装置の駆
動制御は360×360dpi記録時と大きく変わると
ころはないが同一ブロックが駆動される周期が80μs
となる。また、ブロックの分割数は8であるがブロック
間隔は360×360dpi記録時の半分(約10μ
s)となる。OddENBとEvenENBはブロック
選択時には常にHIレベルとすることで時分割される数
を8としている。従って、一度に駆動される記録素子は
最大8個となる。HeatENB信号で可変にできるパ
ルス幅は360dpi記録時と同様に約10μsであ
る。
【0058】本実施例によれば半導体製造技術により記
録ヘッド内にシフトレジスタ,ラッチ,ドライバー等を
記録素子と同時に作り込むことにより記録装置本体のコ
ストを低くでき、また記録装置本体と記録ヘッドを接続
する為の信号線をDiマトリックス構成より少なくするこ
とができることによるコスト低下が実現できる。
【0059】(第3実施例)次に本発明の第3実施例を
説明する。
【0060】本実施例では、本発明を1ライン(縦64
ノズル分)分のデータを複数回に分割して記録を行うマ
ルチパス記録に適用した場合について説明する。
【0061】記録ヘッドを走査して記録を行うインクジ
ェット記録装置においては1パスで記録を行った際のラ
イン間のつなぎスジが発生する。通常、高画質な記録を
行う場合には1ライン分のデータを所定数に分割し、紙
送り量を(1/分割数)×ノズル数(64)にして記録
を行うことで上記つなぎスジを解消している。本実施例
においては、マルチパス記録の分割数を2として説明す
る。
【0062】1ライン分のデータを分割する方法はオリ
ジナルデータに所定のマスクとのAND集合をとるのが
一般的である。例えば、図6(a)に示すようなフルべ
たのオリジナルデータ(8×4)に図6(b)に示すマ
スク(50%)を用いて記録を行う場合、1パス目の記
録では一度に駆動される記録素子の数は2個、2パス目
は4個、3パス目は2個となる。また、720×360
dpiの記録であってもノズル配列方向の解像度は変わ
らないため、図6に示した構成では一度に駆動される記
録素子数は4個となる。
【0063】以上のことから、マルチパス記録を行う記
録装置に本発明を適応すれば720×360dpi記録
を行う場合でもホスト側で行う色処理(γ補正)による
記録データの間引きが無くても安定した吐出が可能とな
る。もちろん、先にも述べたように色間の混色を考えた
場合、所定の色処理が必要となるがカラー画像ではダイ
ナミックレンジが広がりより階調性に優れた記録が可能
となる。
【0064】(その他の実施例)以上説明した各実施例
では、インクを吐出して記録を行うインクジェット記録
装置を例に説明したが、本発明はこれに限らず、様々な
記録方式の記録装置に適用可能である。本発明は、記録
素子を所定方向に配列してなる記録ヘッドを、記録媒体
に対して記録素子の配列方向とほぼ直交する方向へ走査
しながら記録を行う記録装置であれば適用可能である。
また、記録ヘッドの記録媒体に対する走査は相対的なも
のであり、本発明はシリアルタイプの記録装置に限ら
ず、記録ヘッドを記録装置側に固定として記録媒体のみ
搬送させるフルラインタイプの記録装置であっても適用
可能である。
【0065】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液的を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッドを用いた記録
装置において優れた効果をもたらすものである。
【0066】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一体一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成出来るので有効である。この気泡の成
長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書、同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、更に優れた記録を行うことが出
来る。
【0067】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0068】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0069】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0070】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0071】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、記録色や濃度を異にする複数のインク
に対応して2個以上の個数設けられるものであってもよ
い。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるかい
ずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色に
よるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備え
た装置にも本発明は極めて有効である。
【0072】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付加時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0073】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインクジ
ェット記録装置によれば記録解像度に応じて、一度に駆
動する記録素子の数を切り換えることが可能となり、走
査速度を低下させることなく安定した吐出状態での記録
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の構成図である。
【図2】本発明の実施例1を説明する回路図である。
【図3】図2の回路に流されるパルス信号を表した図で
ある。
【図4】本発明の実施例2を説明する回路図ある。
【図5】図4の回路に流されるパルス信号を表した図で
ある。
【図6】本発明の実施例3を説明するマスクの図であ
る。
【図7】本発明のインクジェット記録装置の一実施例の
構成を示す概略斜視図である。
【図8】本発明のインクジェット記録ヘッドの一実施例
の構成を示す概略斜視図である。
【図9】本発明のインクジェット記録装置の一実施例の
構成を示すブロック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/485 B41M 5/00 A B41J 3/04 104 D 3/12 G (72)発明者 高橋 喜一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 岩崎 督 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録素子を配列してなる記録ヘッ
    ドと、前記記録ヘッドを前記複数の記録素子の配列方向
    とほぼ直交する方向へ記録媒体に対して相対的に走査す
    る相対走査手段と、前記走査手段による記録ヘッドの相
    対走査中に、前記記録素子を駆動して記録媒体上にドッ
    トを形成する駆動制御手段を備えた記録装置において、 一度に駆動される複数の記録素子を1ブロックとして、
    上記複数の記録素子をn個(n≧2)の駆動ブロック毎
    に時分割して駆動パルス信号を伝達する時分割駆動手段
    と、 該駆動ブロック数nを前記相対走査手段による走査方向
    の記録すべき解像度に応じて変える駆動ブロック数変更
    手段と、を有することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動ブロック数変更手段は、前記相
    対走査手段による走査方向に対して相対的に高い解像度
    で記録を行う場合には前記駆動パルス信号を一度に印加
    すべき記録素子の数を増加させるように駆動ブロック数
    を変更することを特徴とする請求項1に記載の記録装
    置。
  3. 【請求項3】 所定の画像データに対する前記記録ヘッ
    ドの駆動データを間引き可能な画像処理手段を備え、相
    対的に高い解像度で記録を行う場合に、前記画像処理手
    段による間引き処理を行うことを特徴とする請求項2に
    記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の記録装置にお
    いて、前記駆動制御手段は、前記相対走査手段による走
    査方向に対する解像度を異ならせても、同じ走査速度で
    記録を行うことを特徴とする記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドは、駆動ブロック毎に時
    分割して駆動パルス信号を伝達するためのデコーダ回路
    と、シリアルデータ信号をパラレルデータ信号に変換す
    るためのシフトレジスタ回路と、記録データをラッチす
    るためのLATCH回路と、記録素子をドライブするた
    めのトランジスタ回路とAND回路とを有することを特
    徴とした請求項1乃至4のいずれかに記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録素子は、インクを吐出させるた
    めの吐出手段であり、前記記録ヘッドは記録媒体に対し
    てインクを吐出して記録媒体上に画像を形成することを
    特徴とする1乃至5のいずれかに記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録素子は、インクに熱エネルギー
    を付与する熱エネルギー発生手段であって、熱エネルギ
    ーによってインクに熱による状態変化を生起させ、該状
    態変化に基づいてインクを吐出させることを特徴とする
    請求項6に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 複数の記録素子を配列してなる記録ヘッ
    ドと、前記記録ヘッドを前記複数の記録素子の配列方向
    とほぼ直交する方向へ記録媒体に対して相対的に走査す
    る相対走査手段と、前記走査手段による記録ヘッドの相
    対走査中に、前記記録素子を駆動して記録媒体上にドッ
    トを形成する駆動制御手段を備えた記録装置において、 所定の領域に対して、複数の記録走査により補完的に記
    録を行うことで記録画像を形成する補完記録制御手段
    と、 一度に駆動される複数の記録素子を1ブロックとして、
    上記複数の記録素子をn個(n≧2)の駆動ブロック毎
    に時分割して駆動パルス信号を伝達する時分割駆動手段
    と、 該駆動ブロック数nを前記相対走査手段による走査方向
    の記録すべき解像度に応じて変える駆動ブロック数変更
    手段と、を有することを特徴とする記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記録素子は、インクを吐出させるた
    めの吐出手段であり、前記記録ヘッドは記録媒体に対し
    てインクを吐出して記録媒体上に画像を形成することを
    特徴とする8に記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録素子は、インクに熱エネルギ
    ーを付与する熱エネルギー発生手段であって、熱エネル
    ギーによってインクに熱による状態変化を生起させ、該
    状態変化に基づいてインクを吐出させることを特徴とす
    る請求項9に記載の記録装置。
  11. 【請求項11】 複数の記録素子を配列してなる記録ヘ
    ッドと、前記記録ヘッドを前記複数の記録素子の配列方
    向とほぼ直交する方向へ記録媒体に対して相対的に走査
    する相対走査手段と、前記走査手段による記録ヘッドの
    相対走査中に、前記記録素子を駆動して記録媒体上にド
    ットを形成する駆動制御手段を備えた記録装置におい
    て、 解像度の高い記録ほど間引き率を高めるよう画像処理を
    施す間引き制御手段と、 一度に駆動される複数の記録素子を1ブロックとして、
    上記複数の記録素子をn個(n≧2)の駆動ブロック毎
    に時分割して駆動パルス信号を伝達する時分割駆動手段
    と、 該駆動ブロック数nを前記相対走査手段による走査方向
    の記録すべき解像度に応じて変える駆動ブロック数変更
    手段と、を有することを特徴とする記録装置。
  12. 【請求項12】 前記記録素子は、インクを吐出させる
    ための吐出手段であり、前記記録ヘッドは記録媒体に対
    してインクを吐出して記録媒体上に画像を形成すること
    を特徴とする11に記載の記録装置。
  13. 【請求項13】 前記記録素子は、インクに熱エネルギ
    ーを付与する熱エネルギー発生手段であって、熱エネル
    ギーによってインクに熱による状態変化を生起させ、該
    状態変化に基づいてインクを吐出させることを特徴とす
    る請求項12に記載の記録装置。
  14. 【請求項14】 複数の記録素子を配列してなる記録ヘ
    ッドと、前記記録ヘッドを前記複数の記録素子の配列方
    向とほぼ直交する方向へ記録媒体に対して相対的に走査
    する相対走査手段と、前記走査手段による記録ヘッドの
    相対走査中に、前記記録素子を駆動して記録媒体上にド
    ットを形成する駆動制御手段を備えた記録装置における
    記録方法において、 一度に駆動される複数の記録素子を1ブロックとして、
    上記複数の記録素子をn個(n≧2)の駆動ブロック毎
    に時分割して駆動パルス信号を伝達する時分割駆動ステ
    ップと、 該駆動ブロック数nを前記相対走査手段による走査方向
    の記録すべき解像度に応じて変える駆動ブロック数変更
    ステップと、 入力された記録画像データの解像度に応じて駆動ブロッ
    ク数を変更して記録を行う記録ステップと、からなるこ
    とを特徴とする記録方法。
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