JPH08150585A - バキュームハンド - Google Patents

バキュームハンド

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JPH08150585A
JPH08150585A JP29148994A JP29148994A JPH08150585A JP H08150585 A JPH08150585 A JP H08150585A JP 29148994 A JP29148994 A JP 29148994A JP 29148994 A JP29148994 A JP 29148994A JP H08150585 A JPH08150585 A JP H08150585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
suction
spring
suction pad
bellows
Prior art date
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Pending
Application number
JP29148994A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoshi Ochiai
智志 落合
Takashi Omori
敞 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba FA Systems Engineering Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP29148994A priority Critical patent/JPH08150585A/ja
Publication of JPH08150585A publication Critical patent/JPH08150585A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 停電などにより吸引源の運転が停止した場合
でも、ワーク単独の落下を防止できて、ワークをソフト
に着地させることができるようにする。 【構成】 吸引ホース15を介して吸引源に接続される
本体部14に、スプリングバランサ18を取り付けてい
る。吸着パット17によりワーク21を吸着保持した状
態で、停電などにより吸引源の運転が停止した場合、真
空残圧による吸引力がワーク21と吸着パット17とを
密着させると共に、スプリングバランサ18のスプリン
グ20のばね力が吸着パット17を介してワーク21を
引き上げる方向に作用することにより、ワーク21の自
由落下を防止し、真空残圧の漏れによる減少に応じて、
蛇腹状ホース16及びスプリング20が伸びてワーク2
1を徐々に下降させることができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸引源による吸引力を
利用してワークを吸着保持する構成のバキュームハンド
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のバキュームハンドの従来構成に
ついて、図7を参照して説明する。バキュームハンドの
本体部1の接続管1aは、吸引ホース2を介して図示し
ない吸引源に接続されている。本体部1には伸縮可能な
蛇腹状ホース3が接続されていて、この蛇腹状ホース3
の先端部に吸着パット4が設けられている。しかして、
バキュームハンドは、吸着パット4をワーク5に宛が
い、吸引源による吸引力により吸着パット4を介してそ
のワーク5を吸着保持する構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のものにおい
て、ワーク5を吸着した状態で、停電などにより吸引源
の運転が停止した場合、ワーク5の重量と、吸引停止後
の吸引ホース2及び蛇腹状ホース3内の真空残圧による
吸引力とが適度に釣り合っている場合には、吸着パット
4にワーク5が保持されたままの状態で、蛇腹状ホース
3が伸びてワーク5をソフトに着地させることができ
る。
【0004】このとき、ワーク5が吸着パット4から離
れようとする際に、吸引ホース2及び蛇腹状ホース3内
の真空残圧による吸引力がワーク5と吸着パット4とを
密着させる状態を保持することにより、ワーク5の自由
落下が防止され、蛇腹状ホース3が伸びて負圧が徐々に
大気圧に近づくことに伴いワーク5を徐々に下降させる
ことができる。これにより、ワーク5単独での自由落下
を防止できて、ワーク5が損傷することを防止すること
ができる。
【0005】ところが、ワーク5の重量が吸引停止後の
吸引ホース2及び蛇腹状ホース3内の真空残圧による吸
引力よりかなり大きい場合には、ワーク5を保持したま
ま吸着パット4が下降することは難しく、図8に示すよ
うに、下降途中にワーク5が吸着パット4から離れて単
独で落下してしまうことがある。
【0006】そこで、本発明の目的は、停電などにより
吸引源の運転が停止した場合に、ワークの重量が吸引停
止後の吸引ホース及び蛇腹状ホース内の真空残圧による
吸引力よりかなり大きい場合でも、ワーク単独の落下を
防止できて、ワークをソフトに着地させることができる
バキュームハンドを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のバキュームハン
ドは、吸引ホースを介して吸引源に接続された本体部
と、この本体部に接続された伸縮可能な蛇腹状ホース
と、この蛇腹状ホースの先端部にワークを吸着保持する
ように設けられた吸着パットと、前記本体部に設けら
れ、先端部が前記吸着パットに接続されてその吸着パッ
トを本体部側へ引っ張る方向のばね力を発揮するスプリ
ングを有するスプリングバランサとを具備したことを特
徴とするものである。
【0008】この場合、本体部に、蛇腹状ホース及び吸
着パットの少なくとも一部を包囲してそれらの振れを規
制する振れ止め部材を設けると共に、この振れ止め部材
に、吸着パットに選択的に係止してその係止状態で吸着
パットの落下方向への移動を規制するストッパ手段を設
けることが好ましい。
【0009】
【作用】吸着パットによりワークを吸着した状態で、停
電などにより吸引源の運転が停止した場合、ワークが吸
着パットから離れようとするが、吸引ホース及び蛇腹状
ホース内の真空残圧による吸引力がワークと吸着パット
とを密着させる状態を保持すると共に、スプリングバラ
ンサのスプリングのばね力が吸着パットを介してワーク
を引き上げる方向に作用することにより、ワークの重量
が真空残圧による吸引力よりもかなり大きい場合でも、
ワークの自由落下を防止し、真空残圧の漏れによる減少
に応じて、蛇腹状ホース及びスプリングが伸びてワーク
を徐々に下降させることができるようになる。この場
合、ワークの重量に応じてスプリングバランサのスプリ
ングのばね力を調整することにより、引っ張り力を調整
することができる。
【0010】本体部に振れ止め部材を設けると共に、振
れ止め部材にストッパ手段を設けた場合には、例えば本
体部を高速で移動させた場合でも、振れ止め部材により
吸着パット及び蛇腹状ホースが振れることを防止できる
と共に、ストッパ手段により蛇腹状ホース及びスプリン
グバランサのスプリングの余分な伸縮を防止することが
できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図1な
いし図3を参照して説明する。まず図3には、本願発明
のバキュームハンド11を産業用ロボット12に適用し
た概略図を示している。この図3において、バキューム
ハンド11は、産業用ロボット12におけるアーム13
の先端部に設けられており、詳細には図1に示す構成と
なっている。
【0012】バキュームハンド11の本体部14は上記
アーム13の先端部に取り付けられており、この本体部
14の接続管14aは、吸引ホース15を介して図示し
ない吸引源としての例えば真空ポンプに接続されてい
る。本体部14には伸縮可能な蛇腹状ホース16が接続
されていて、この蛇腹状ホース16の先端部に吸着パッ
ト17が設けられている。
【0013】また、本体部14には、蛇腹状ホース16
内に位置させてスプリングバランサ18が取り付けられ
ている。このスプリングバランサ18は、ケース19内
に渦巻状に巻回されたぜんまいばねから成るスプリング
20を備えていて、そのスプリング20の先端部がケー
ス19の下部から出て吸着パット17に連結されてい
る。スプリング20は吸着パット17を本体部14側
(上方)へ引っ張る方向のばね力を有していて、そのば
ね力は、この場合、吸着パット17にて吸着するワーク
21の重量と、蛇腹状ホース16及び吸着パット17の
重量を合わせた重量よりも若干小となるように設定され
ている。
【0014】さて、上記構成において、吸着パット17
によりワーク21を吸着した状態で、停電などにより吸
引源である真空ポンプの運転が停止した場合、ワーク2
1が吸着パット17から離れようとするが、吸引ホース
15及び蛇腹状ホース16内の真空残圧による吸引力が
ワーク21と吸着パット17とを密着させる状態を保持
すると共に、スプリングバランサ18のスプリング20
のばね力が吸着パット17を介してワーク21を引き上
げる方向に作用することにより、ワーク21の重量が真
空残圧による吸引力よりもかなり大きい場合でも、図2
に示すように、ワーク21の自由落下を防止し、真空残
圧の漏れによる減少に応じて、蛇腹状ホース16及びス
プリング20が伸びてワーク21を徐々に下降させるこ
とができ、ワーク21をソフトに着地させることができ
る。
【0015】この場合、ワーク21の重量に応じてスプ
リングバランサ18のスプリング20のばね力を調整す
ることにより、引っ張り力を調整することができる。
【0016】図4及び図5は本発明の第2実施例を示し
たものであり、この第2実施例は上記した第1実施例と
は次の点が異なっている。すなわち、本体部14に、蛇
腹状ホース16を包囲するように筒状の振れ止め部材2
2を取り付けていると共に、この振れ止め部材22の下
端部に、吸着パット17に形成された係止孔23に挿入
により係止するアクチュエータ24を有する、ストッパ
手段を構成するソレノイド25を取り付けている。
【0017】このうち、振れ止め部材22は、蛇腹状ホ
ース16が縮んだ状態の長さに対応する長さに設定され
ている。ソレノイド25は、通電によりアクチュエータ
24が突出して係止孔23に係止し、断電によりアクチ
ュエータ24が後退して係止孔23に対する係止が解除
される構成となっている。
【0018】上記構成において、吸着パット17により
ワーク21を吸着した状態では、図5に示すように、ソ
レノイド25のアクチュエータ24が係止孔23に係止
している。このような状態で、産業用ロボット12のア
ーム13が高速で上昇したり下降したり、或いは旋回し
たとしても、振れ止め部材22が蛇腹状ホース16及び
吸着パット17の一部を包囲していると共に、ソレノイ
ド25のアクチュエータ24が吸着パット17の係止孔
23に係止していることにより、吸着パット17及び蛇
腹状ホース16が本体部14に対して振れることを防止
できると共に、ソレノイド25のアクチュエータ24が
吸着パット17の係止孔23に係止していることによ
り、蛇腹状ホース16及びスプリングバランサ18のス
プリング20の余分な伸縮を防止することができる。こ
れにより、ワーク21を早く正確に所定の位置へ移すこ
とが可能になる。
【0019】ちなみに、第1実施例において、吸着パッ
ト17によりワーク21を吸着した状態で、産業用ロボ
ット12のアーム13が高速で上昇したり下降したり、
或いは旋回したりした場合には、図6に示すように、ワ
ーク21を吸着した吸着パット17及び蛇腹状ホース1
6が振れ、この振れに伴いワーク21を所定の位置へ移
すことができなかったり、振れが大きい場合には、ワー
ク21が吸着パット17から離れて落下してしまうこと
が考えられる。
【0020】この点、この第2実施例によれば、上述し
たように、そのような不具合を解消することができる。
【0021】また、第2実施例において、吸着パット1
7によりワーク21を吸着した状態で、停電などにより
吸引源である真空ポンプの運転が停止した場合には、ソ
レノイド25の断電に伴い、アクチュエータ24が後退
して係止孔23に対する係止が外れるので、第1実施例
の場合と同様に、ワーク21の自由落下を防止し、真空
残圧の漏れによる減少に応じて、蛇腹状ホース16及び
スプリング20が伸びてワーク21を徐々に下降させる
ことができ、ワーク21をソフトに着地させることがで
きる。
【0022】本発明は、産業用ロボットに限られず、フ
リーバランサや搬送機械などのバキュームハンドにも適
用することができる。
【0023】
【発明の効果】請求項1に記載のバキュームハンドによ
れば、スプリングバランサを設けたことにより、停電な
どにより吸引源の運転が停止した場合に、ワークの重量
が吸引停止後の吸引ホース及び蛇腹状ホース内の真空残
圧による吸引力よりかなり大きい場合でも、ワーク単独
の落下を防止できて、ワークをソフトに着地させること
ができ、ワークの損傷を防止できる。
【0024】請求項2に記載のバキュームハンドによれ
ば、振れ止め部材及びストッパ手段を設けたことによ
り、例えば本体部を高速で移動させた場合でも、吸着パ
ット及び蛇腹状ホースが振れることを防止できると共
に、蛇腹状ホース及びスプリングバランサのスプリング
の余分な伸縮を防止することができ、ワークを正確に所
定の位置へ移すことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部の縦断正面図
【図2】作用説明図
【図3】産業用ロボットに適用した状態の一部を破断し
て示す正面図
【図4】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図5】図3相当図
【図6】第1実施例において吸着パットなどが振れる状
態を示した縦断正面図
【図7】従来構成を示す図1相当図
【図8】ワークが吸着パットから離れた状態を示す縦断
正面図
【符号の説明】
11はバキュームハンド、14は本体部、15は吸引ホ
ース、16は蛇腹状ホース、17は吸着パット、18は
スプリングバランサ、20はスプリング、21はワー
ク、22は振れ止め部材、24はアクチュエータ、25
はソレノイド(ストッパ手段)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大森 敞 名古屋市中村区名駅南1丁目24番30号 株 式会社東芝中部支社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸引ホースを介して吸引源に接続された
    本体部と、 この本体部に接続された伸縮可能な蛇腹状ホースと、 この蛇腹状ホースの先端部にワークを吸着保持するよう
    に設けられた吸着パットと、 前記本体部に設けられ、先端部が前記吸着パットに接続
    されてその吸着パットを本体部側へ引っ張る方向のばね
    力を発揮するスプリングを有するスプリングバランサと
    を具備したことを特徴とするバキュームハンド。
  2. 【請求項2】 本体部に、蛇腹状ホース及び吸着パット
    の少なくとも一部を包囲してそれらの振れを規制する振
    れ止め部材を設けると共に、この振れ止め部材に、吸着
    パットに選択的に係止してその係止状態で吸着パットの
    落下方向への移動を規制するストッパ手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載のバキュームハンド。
JP29148994A 1994-11-25 1994-11-25 バキュームハンド Pending JPH08150585A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29148994A JPH08150585A (ja) 1994-11-25 1994-11-25 バキュームハンド

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29148994A JPH08150585A (ja) 1994-11-25 1994-11-25 バキュームハンド

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JPH08150585A true JPH08150585A (ja) 1996-06-11

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ID=17769537

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29148994A Pending JPH08150585A (ja) 1994-11-25 1994-11-25 バキュームハンド

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JP (1) JPH08150585A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017056510A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 株式会社東芝 吸着支持装置、および物品把持装置
CN107811653A (zh) * 2017-11-28 2018-03-20 河南科技大学第附属医院 一种心脏超声检查床
CN112976031A (zh) * 2021-03-23 2021-06-18 青岛双瑞海洋环境工程股份有限公司 气动柔性驱动器及网捕式气动抓取装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017056510A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 株式会社東芝 吸着支持装置、および物品把持装置
CN107811653A (zh) * 2017-11-28 2018-03-20 河南科技大学第附属医院 一种心脏超声检查床
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