JPH08150376A - 粒状物選別装置 - Google Patents

粒状物選別装置

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Publication number
JPH08150376A
JPH08150376A JP33084994A JP33084994A JPH08150376A JP H08150376 A JPH08150376 A JP H08150376A JP 33084994 A JP33084994 A JP 33084994A JP 33084994 A JP33084994 A JP 33084994A JP H08150376 A JPH08150376 A JP H08150376A
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JP
Japan
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rollers
granular material
roller
gap
downstream
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Application number
JP33084994A
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English (en)
Inventor
Ryoichi Hamada
良一 浜田
Soji Funatsu
惣二 舟津
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Nikka Densok Ltd
Original Assignee
Nikka Densok Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08150376A publication Critical patent/JPH08150376A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】大きさが異なる複数種類の粒状物を、効率よく
且つ確実に選別することを目的とする。 【構成】ある粒状物の寸法よりも大で、他の粒状物の寸
法よりも小である間隙を有して、相互に平行な少なくと
も1対のローラが水平面に対して所定の傾斜角度を有し
て並設されており、それらのローラはその相互に接近す
る側面が上方向に回転するように駆動され、前記粒状物
が両ローラ間を滑落する際に、ある粒状物はローラの間
隙を通過して落下し、他の粒状物はローラの下流側端部
から下流側に落下するように構成されていることを特徴
とする粒状物選別装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば米粒に混入され
ている樹脂粒を選別除去する際に使用し得る粒状物選別
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、米は、品種のみならず、その
大きさによって数種類に区別されており、大粒のものは
主として米飯用に使用され、中粒のものは清酒や煎餅等
の原料として、小粒のものはビールの原料の一部として
使用されるため、農家から夫々の等級に合わせた紙袋に
収納されてて供給されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、米飯用に使
用される大粒の米は製品価格が高く、商品価値を下落さ
せない意味からも、未使用の米専用の紙袋に収納され
て、農家から出荷されているが、中粒以下の米は価格が
安く、包装コストを低減させる目的で、樹脂粒などの他
の粒状物が収納され搬送された後の紙袋を再利用する場
合が多い。
【0004】しかしながら、前記粒状物が収納された紙
袋を再利用すると、袋内に残存している数粒程度の前記
粒状物が、米粒の中に異物として混入することがある。
【0005】前記異物の混入率は米粒の数千分の一程度
であるが、当該異物が樹脂粒である場合には、これで煎
餅等を製造すると煎餅内に加熱され引き延ばされた樹脂
が混入することになり、それが食物であるが故に深刻な
問題が生じるおそれがある。
【0006】そこで、従来は、大量の米粒を色彩選別装
置などで自動選別したり、コンベアにて搬送させつつ作
業者の目視によって前記異物を選別除去していた。しか
しながら、石や金属はその色彩が米粒とは異なるので比
較的容易に選別できても、米粒にその色彩が類似する樹
脂粒については殆ど選別ができなかった。
【0007】なお、たとえば大豆のような被選別物を、
その大きさによって数種類のものに選別するための装置
は存在している。この選別装置は、下流側にいくに従い
その間隔が無段階に拡開する一対の回転ローラの間隙上
に、前記被選別物を滑落させて、上流側から下級側にか
けて小粒のものから大粒のものを、ローラの間隙から順
次落下させて選別するものである。
【0008】しかしながら、この装置においては、回転
ローラの間隙は順次拡開しているので、落下する場所
(選別部)が限られた狭い領域となり、大豆の大きさを
選別するような場合はともかく、米粒と樹脂粒を選別す
る場合には、大量の混合粒が前記の狭い選別部になだれ
込み、多数の米粒が選別されずに樹脂粒と共に下流側に
排出されることになる。従って、これを避けるために
は、米粒と樹脂粒の混合粒の処理量を低くせざるを得
ず、処理能力が大幅に低下するので実用に供することが
できない。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の主要な発明は、混
合されている相互に異種の形状の粒状物を選別する装置
であって、特定の粒状物の最小寸法よりも大で、他の粒
状物の最小寸法よりも小である間隙を有して、相互に平
行な少なくとも1対のローラが水平面に対して所定の傾
斜角度を有して並設されており、前記ローラはその相互
に接近する側面が反重力方向に回転するように駆動さ
れ、前記粒状物が両ローラ間を滑落する際に、特定の粒
状物は主としてローラの間隙を通過して落下し、他の粒
状物は主としてローラの下流側端部から下流側に落下す
るように構成されていることを特徴とする粒状物選別装
置である。
【0010】第2の主要な発明は、混合されている相互
に異種の形状の粒状物を選別する装置であって、所定の
間隙を有して、相互に平行な少なくとも1対のローラが
水平面に対して所定の傾斜角度を有して並設されてお
り、前記ローラには直径に段差が備えられ、その上流部
が大径で下流部が小径に形成されており、前記ローラの
相互に接近する側面が反重力方向に回転するように駆動
され、前記粒状物が両ローラ間を滑落する際に、特定の
粒状物は主としてローラの大径部の間隙を通過して落下
し、他の粒状物は主としてローラの小径部の間隙を通過
して落下するように構成されていることを特徴とする粒
状物選別装置である。
【0011】第3の主要な発明は、混合されている米粒
と樹脂粒を選別する装置であって、1.6mmないし
2.2mmの間隙を有して、相互に平行な少なくとも1
対のローラが水平面に対して10度ないし40度の傾斜
角度を有して並設されており、前記ローラは、その相互
に接近する側面が反重力方向に回転するように駆動さ
れ、前記各粒が両ローラ間を滑落する際に、米粒は主と
してローラの間隙を通過して落下し、樹脂粒は主として
ローラの下流側端部から下流側に落下するように構成さ
れていることを特徴とする粒状物選別装置である。
【0012】第4の主要な発明は、混合されている相互
に異種の形状の粒状物を選別する装置であって、所定の
間隙を有して、相互に平行な少なくとも1対のローラが
水平面に対して所定の傾斜角度を有して並設されてお
り、少なくとも一方のローラには螺旋溝が形成され、ロ
ーラが相互に接近する側面が反重力方向に回転するよう
に駆動され、前記粒状物が両ローラ間を滑落する際に、
特定の粒状物は主としてローラの間隙または螺旋溝内を
通過して下方に落下し、他の粒状物は主としてローラの
下流側端部から下流側に落下するように構成されている
ことを特徴とする粒状物選別装置である。
【0013】第5の主要な発明は、混合されている相互
に異種の形状の粒状物を選別する装置であって、所定の
間隙を有して、相互に平行な少なくとも1対のローラが
水平面に対して所定の傾斜角度を有して並設されてお
り、少なくとも一方のローラの下流側に螺旋溝が形成さ
れ、前記ローラが相互に接近する側面が反重力方向に回
転するように駆動され、前記粒状物が両ローラ間を滑落
する際に、特定の粒状物は主としてローラの間隙または
螺旋溝内を通過して下方に落下し、他の粒状物は主とし
てローラの下流側端部から下流側に落下するように構成
されていることを特徴とする粒状物選別装置である。
【0014】
【作用】第1の主要な発明では、粒状物が両ローラ間を
斜めに滑落する際に一列となって、小型である特定の粒
状物は主としてローラの間隙を通過して直下の方向へ落
下し、大型である他の粒状物はローラの間隙上を斜め方
向に滑落して主としてローラの下流側端部から下流側に
落下する。
【0015】従って、ローラの真下には特定の粒状物が
堆積され、ローラの下流側下部には他の粒状物が堆積さ
れる。
【0016】第2の主要な発明では、粒状物が両ローラ
間を滑落する際に一列となって、小型である特定の粒状
物は主としてローラの大径部の狭い間隙を通過してその
直下の方向に落下し、他の粒状物は主としてローラの小
径部の広い間隙を通過してその直下の方向に落下する。
【0017】従って、ローラの上流側の真下には特定の
粒状物が堆積され、ローラの下流側の真下には他の粒状
物が堆積される。
【0018】第3の主要な発明では、米粒と樹脂粒が両
ローラ間を滑落する際に一列となって、小型である米粒
は主としてローラの間隙を通過してその直下の方向に落
下し、大型である樹脂粒はローラの間隙上を斜め方向に
滑落して主としてローラの下流側端部から下流側に落下
する。
【0019】従って、ローラの真下には米粒が堆積さ
れ、ローラの下流側下部には樹脂粒が堆積される。
【0020】第4の主要な発明では、少なくとも一方の
ローラには螺旋溝が形成されているので、特定の粒状物
は前記螺旋溝内を通過して直下の方向に落下し、他の粒
状物は螺旋溝上を斜め方向に滑落してローラの下流側端
部から下流側に落下する。
【0021】従って、ローラの真下には特定の粒状物が
堆積され、ローラの下流側下部には他の粒状物が堆積さ
れる。
【0022】第5の主要な発明では、少なくとも一方の
ローラの下流側に螺旋溝が形成されているので、特定の
粒状物は、螺旋溝が形成されていない上流側でローラの
間隙を通過して概ね落下し、残部は前記螺旋溝内を通過
して下方に落下する。そして他の粒状物は螺旋溝上を斜
め方向に滑落してローラの下流側端部から下流側に落下
する。
【0023】従って、ローラの真下には特定の粒状物が
堆積され、ローラの下流側下部には他の粒状物が堆積さ
れる。
【0024】なお、この第5の主要な発明では、ローラ
の上流側の螺旋溝が形成されていない部分で大量の小型
の粒状物が選別(粗選別)がなされ、下流側の螺旋溝が
形成されている部分で若干大型の粒状物が更に選別(精
選別)されることになる。
【0025】
【実施例】図はいずれも本発明の実施例としての米粒と
樹脂粒の選別装置を示している。
【0026】図1は実施例装置の外観斜視図で、図2は
そのローラ部の平面図、図3は一対のローラと混合粒子
の平面図、図4は図3に対応する側面図である。
【0027】図5はローラの第2の実施例を示す平面図
である。
【0028】図6はローラの端面から見た図であり、図
7は樹脂粒の側面(A)と平面(B)を表す図である。
【0029】図8はローラの第3の実施例を示す斜視図
で、図9はその部分平面図、図10は部分側面図であ
る。また、図11はローラの第3の実施例の図10とは
異なる態様の部分側面図である。
【0030】図1ないし図4において、1は装置本体で
その上部にホッパ2が装着されている。前記ホッパ2の
底部には、後述のローラの間隙10に対応する複数の長
孔3・・・が開設されている。
【0031】前記ホッパ2の下部には、水平面に対して
約20度の傾斜角度を有し、長さが60cmで直径が6
cmのステンレス鋼製のローラ4a、4bが対をなし
て、1.8mmの間隙10を介して平行に並設されてお
り、前記ホッパ2の下端縁もローラ4a、4bと平行
し、傾斜している。
【0032】図2では6対のローラ4a、4bが示され
ているが、処理量に応じてそのローラ対の数を自在に変
更することは可能である。また、ローラ4a、4bの長
さは30cmないし1m、直径は4cmないし7cm、
ローラ4a、4bの間隙10は1.6mないし2.2m
m、ローラ4a、4bの傾斜角度は水平面に対して10
度ないし40度が適当であるが、これに限定されるもの
ではない。なお、図4において左上側が上流側で、右下
側が下流側である。
【0033】前記ローラ4a、4bの支持軸7の上流側
端部には図示せぬプーリと駆動ベルトが装着されてお
り、ローラ4a、4bはその相互に接近する側面が反重
力方向に回転するように、即ちローラ4a、4bの間隙
10の両側が共に上方向に移動するように相互に逆回転
駆動される。
【0034】これは、被選別粒状物である米粒5と樹脂
粒6を上方に浮かして、ローラ4a、4bに対する見か
け状の摩擦抵抗を減らし、混合粒状物がローラ4a、4
bの間隙10の上部を斜め方向に滑落しやすくするため
である。
【0035】なお、ローラ4a、4bが前記と逆方向、
即ちローラ4a、4bはその相互に接近する側面が重力
方向に回転すると、被選別粒状物特に樹脂粒6が両ロー
ラ4a、4b間の間隙10に食い込まれ、破壊されて落
下するおそれがある。
【0036】一般に米粒5は、周知のように円柱状もし
く回転楕円状(ラグビーボール状)を呈しており、選別
装置に掛けられる米粒5の最短寸法(幅もしくは直径)
は1.8mmないし2.1mm程度である。また、よく
混入される樹脂粒6は、図7に側面(A)と平面(B)
を示すように円盤状を呈しており、厚さが1.9mm前
後で直径が2.3mmないし3mm程度である。
【0037】ローラ4a、4bの下方には、米粒収納箱
8と樹脂粒収納箱9が、装置本体1に対して着脱自在に
装着されている。米粒収納箱8は、ローラ4a、4bの
長さ方向の上流側3/4程度の領域の下方に存在し、樹
脂粒収納箱9は、ローラ4a、4bの長さ方向の下流側
1/4程度の領域とローラ4a、4bの下流側の所定領
域に存在している。
【0038】而して、ローラ4a、4bを回転させつ
つ、米粒5と樹脂粒6の混合物をホッパ2から供給する
と、図3、図4に示すように、米粒5と樹脂粒6はロー
ラ4a、4bの間隙10を斜め方向に滑落しつつ一列に
並び、米粒5は当該間隙10を通過して鉛直方向に落下
し、主として米粒収納箱8に収納される。
【0039】そして、樹脂粒6はローラ4a、4bの間
隙10を通過することなく、ローラ4a、4b上を斜め
方向に更に滑落し、当該ローラ4a、4bの下流側端部
から樹脂粒収納箱9に収納される。
【0040】なお、米粒5が上流側では一列とはなら
ず、樹脂粒6上に重なった状態で滑落してきて下流側で
一列となった場合や、若干大型の米粒5aが供給されて
きた場合には、これらの米粒5aは樹脂粒収納箱9に収
納されるが、この場合、樹脂粒収納箱9に収納される米
粒5aの量は極めて少量であるので、作業者が樹脂粒収
納箱9から米粒5aのみを取り出してもそれほど工数が
かかるものではない。
【0041】図5において、ローラ4a、4bの、下流
側の1/5程度の領域4c、4dの直径が、上流側の領
域4a、4bの直径よりも0.2mmだけ小径に形成さ
れ、当該領域4c、4dの間隙10aは、上流側の間隙
10よりも、0.4mmだけ広く設定されているので、
米粒5は上流側の間隙10を通過して落下し、樹脂粒6
は下流側の間隙10aを通過して落下することになる。
【0042】図1に示すように、装置本体1の前面には
操作パネル11が備えられ、当該操作パネル11には、
スタートボタン12と表示ランプ13が装着されてい
る。また、図1には図示が省略されているが、図4およ
び図6に示すように、前記ローラ4a、4bの上部に
は、その全長にわたって、ローラ4a、4bに対して少
許の間隔を有して板状のスクレーパ16a、16b が
設けられている。
【0043】もし、このスクレーパ16a、16bが設
けられていないと、静電気などによって前記ローラ4
a、4bに付着した樹脂粒6や米粒5が、当該ローラ4
a、4bと共に回転し、外側から直下の方向に落下して
米粒収納箱8に収納されたり、間隙10の下から噛み込
まれるおそれがあるが、スクレーパ16a、16bが設
けられていると、前記ローラ4a、4bに付着した樹脂
粒6や米粒5は当該スクレーパ16a、16bによって
外部への移行が阻止される。
【0044】次に、図8ないし図11に示す実施例装置
について説明する。この実施例装置においては、ローラ
14bの構造に特徴があり、それ以外の部分は上記装置
と同様であるので、このローラ14bの構造について説
明する。
【0045】一方のローラ14aは、前述と同様な通常
のローラであるが、他方のローラ14bの下流側1/3
程度の部分には、ローラ14a、14bの間隙10と同
一もしくはそれよりも0.1ないし0.2mm程度幅広
の、断面円弧状の螺旋溝15が削設されている。前記螺
旋溝15は、ローラ14bが回転することによって米粒
5などが下流側に移動する方向に巻回形成されている。
【0046】ローラ14bの螺旋溝15が削設されてい
る領域は精選別領域Dで、螺旋溝15が削設されてない
領域は粗選別領域Rである。粗選別領域Rでは前記実施
例装置と同様に、殆どの米粒5がローラ14a、14b
の間隙10を通過してその直下の方向に落下する。
【0047】しかしながら、若干大型の米粒5aで粗選
別領域Rで落下しないものについては、精選別領域Dで
選別され、その直下の方向に落下する。
【0048】図9は精選別領域Dの部分拡大平面図であ
り、図10および図11は一方のローラ14aを省略
し、その方向から見た側面図である。これらの図からも
明らかなように、樹脂粒6は、厚さが薄くとも直径が螺
旋溝15の幅よりも大であるので、螺旋溝15を通過せ
ずに当該螺旋溝15によって下流方向へ押し進められ、
ローラ14a、14bの間隙10の上部を斜め方向の下
流側に移動する。
【0049】一方、粗選別領域Rでは選別されず、その
まま斜め方向に滑落してきた若干大型の米粒5aは、精
選別領域Dにおいても間隙10を通過しすることなく直
下の方向に落下することはない。
【0050】しかしながら、図11(A)ないし(D)
に示すように、そのままでは前記螺旋溝15に進入しな
い米粒5aも、螺旋溝15の内側壁15aによって下流
方向へ押されると、前記米粒5aは長手方向に回転して
鉛直姿勢を採るので、螺旋溝15に進入して方向を転換
し、順次当該螺旋溝15の内部を通過して、その直下の
方向に落下することになる。
【0051】本装置に掛けられる米粒5は、一般に概ね
その大きさが揃っているので、殆どの米粒5は粗選別領
域Rで効率よく選別され、稀に存在する若干大型の5a
も精選別領域Dで完全に選別される。
【0052】なお、前記第1の実施例装置のような全く
螺旋溝15が形成されていないローラ4a、4bを有す
る装置(粗選別領域Rのみの装置)と、ローラ14bの
全長に渡って螺旋溝15が形成されている装置(精選別
領域Dのみの装置)とを用意し、粗選別領域Rのみの装
置にて粗選別した後の、米粒5aと樹脂粒6の混合物
を、精選別領域Dのみの装置で再度精選別することも可
能である。
【0053】また、両方のローラ14a、14b共に、
夫々螺旋溝15が形成されていてもよい。但し、この場
合、螺旋溝15の断面の直径が樹脂粒6の直径よりも大
であるときは、対向する螺旋溝15の間から樹脂粒6が
直下の方向に落下するので、各螺旋溝15が対向しない
ように構成する必要がある。
【0054】なお、螺旋溝15の断面の直径が樹脂粒6
の直径よりも小であるときは、各螺旋溝15を対向させ
ても、樹脂粒6は直下の方向には落下しないので、問題
がない。更に、螺旋溝15の断面は、コ字状であっても
よい。
【0055】
【発明の効果】第1ないし第3の主要な発明では、粒状
物が両ローラ間を滑落する際に一列となって、小型であ
る特定の粒状物は主としてローラの間隙を通過して落下
し、大型である他の粒状物は主としてローラの下流側端
部から下流側に落下するので、ローラの間隙が拡開する
従来装置とは異なり、比較的長時間に渡って同一間隔の
間隙上を滑落し、安定的に且つ確実に自動選別をするこ
とが可能である。
【0056】第4の主要な発明では、少なくとも一方の
ローラには螺旋溝が形成されているので、特定の粒状物
は前記螺旋溝内を通過して下方に落下し、他の粒状物は
螺旋溝上を滑落してローラの下流側端部から下流側に落
下するので、特定の粒状物をより確実にピックアップす
ることができる。
【0057】第5の主要な発明では、少なくとも一方の
ローラの下流側に螺旋溝が形成されているので、特定の
粒状物は、螺旋溝が形成されていない上流側でローラの
間隙を通過して概ねその領域にて直下方向に落下し、残
部は前記螺旋溝内を通過してその領域にて直下方向に落
下する。そして他の粒状物は螺旋溝によって移送され、
ローラの下流側端部から下流側に落下するので、効率よ
く、且つより確実に選別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例装置の外観斜視図である。
【図2】本発明の実施例装置のローラ部の平面図であ
る。
【図3】本発明の実施例装置の1対のローラと混合粒子
の平面図である。
【図4】本発明の実施例装置の1対のローラと混合粒子
の側面図である。
【図5】本発明の第2の実施例装置のローラの平面図で
ある。
【図6】本発明の実施例装置のローラの端面図である。
【図7】樹脂粒の側面と平面を表す図である。
【図8】本発明の第3の実施例装置のローラの斜視図で
ある。
【図9】本発明の第3の実施例装置のローラの部分平面
図である。
【図10】本発明の第3の実施例装置のローラの部分側
面図である。
【図11】本発明の第3の実施例装置のローラの図10
とは異なる態様の部分側面図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 ホッパ 3 長孔 4a ローラ 4b ローラ 4c ローラ 4d ローラ 5 米粒 5a 米粒 6 樹脂粒 7 支持軸 8 米粒収納箱 9 樹脂粒収納箱 10 間隙 10a 間隙 11 操作パネル 12 スタートボタン 13 表示ランプ 14a ローラ 14b ローラ 15 螺旋溝 15a 内側壁 16a スクレーパ 16b スクレーパ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 混合されている相互に異種の形状の粒状
    物を選別する装置であって、特定の粒状物の最小寸法よ
    りも大で、他の粒状物の最小寸法よりも小である間隙を
    有して、相互に平行な少なくとも1対のローラが水平面
    に対して所定の傾斜角度を有して並設されており、前記
    ローラはその相互に接近する側面が反重力方向に回転す
    るように駆動され、前記粒状物が両ローラ間を滑落する
    際に、特定の粒状物は主としてローラの間隙を通過して
    落下し、他の粒状物は主としてローラの下流側端部から
    下流側に落下するように構成されていることを特徴とす
    る粒状物選別装置。
  2. 【請求項2】 混合されている相互に異種の形状の粒状
    物を選別する装置であって、所定の間隙を有して、相互
    に平行な少なくとも1対のローラが水平面に対して所定
    の傾斜角度を有して並設されており、前記ローラには直
    径に段差が備えられ、その上流部が大径で下流部が小径
    に形成されており、前記ローラの相互に接近する側面が
    反重力方向に回転するように駆動され、前記粒状物が両
    ローラ間を滑落する際に、特定の粒状物は主としてロー
    ラの大径部の間隙を通過して落下し、他の粒状物は主と
    してローラの小径部の間隙を通過して落下するように構
    成されていることを特徴とする粒状物選別装置。
  3. 【請求項3】 混合されている米粒と樹脂粒を選別する
    装置であって、1.6mmないし2.2mmの間隙を有
    して、相互に平行な少なくとも1対のローラが水平面に
    対して10度ないし40度の傾斜角度を有して並設され
    ており、前記ローラは、その相互に接近する側面が反重
    力方向に回転するように駆動され、前記各粒が両ローラ
    間を滑落する際に、米粒は主としてローラの間隙を通過
    して落下し、樹脂粒は主としてローラの下流側端部から
    下流側に落下するように構成されていることを特徴とす
    る粒状物選別装置。
  4. 【請求項4】 混合されている相互に異種の形状の粒状
    物を選別する装置であって、所定の間隙を有して、相互
    に平行な少なくとも1対のローラが水平面に対して所定
    の傾斜角度を有して並設されており、少なくとも一方の
    ローラには螺旋溝が形成され、前記ローラが相互に接近
    する側面が反重力方向に回転するように駆動され、前記
    粒状物が両ローラ間を滑落する際に、特定の粒状物は主
    としてローラの間隙または螺旋溝を通過して下方に落下
    し、他の粒状物は主としてローラの下流側端部から下流
    側に落下するように構成されていることを特徴とする粒
    状物選別装置。
  5. 【請求項5】 螺旋溝は、ローラの下流側に部分的に形
    成されている請求項4記載の粒状物選別装置。
  6. 【請求項6】 螺旋溝は、断面が円弧状もしくはコ字状
    を呈しており、その直径もしくは幅は、ローラの間隙と
    同一もしくは大である請求項4または請求項5記載の粒
    状物選別装置。
  7. 【請求項7】 螺旋溝は、ローラが回転することによっ
    て粒状物を下流側に移動する方向に巻回形成されている
    請求項4ないし請求項6のいずれかに記載の粒状物選別
    装置。
  8. 【請求項8】 混合された粒状物は、ローラの上流側端
    部近傍の上部から供給される請求項1ないし請求項7の
    いずれかに記載の粒状物選別装置。
  9. 【請求項9】 ローラの下部に、一方の粒状物の収納部
    と他方の粒状物の収納部が、ローラの延在方向に沿って
    設けられている請求項1ないし請求項8のいずれかに記
    載の粒状物選別装置。
  10. 【請求項10】ローラの上部に、当該ローラに付着して
    いる粒状物の移行を阻止するためのスクレーパが装着さ
    れている請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の粒
    状物選別装置。
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CN114534838A (zh) * 2022-02-10 2022-05-27 华能(浙江)能源开发有限公司玉环分公司 一种固废石头收集器

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