JPH08150344A - ジョークラッシャ - Google Patents
ジョークラッシャInfo
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- JPH08150344A JPH08150344A JP29647194A JP29647194A JPH08150344A JP H08150344 A JPH08150344 A JP H08150344A JP 29647194 A JP29647194 A JP 29647194A JP 29647194 A JP29647194 A JP 29647194A JP H08150344 A JPH08150344 A JP H08150344A
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Abstract
するジョークラッシャをパワーショベル等の油圧式掘削
機のアームにアタッチメント式に取付可能とし、作業性
効率の向上とコスト低減を図る。 【構成】 固定板(22)と、固定板と対向して配置した
移動板(23)と、移動板を固定板に対して接近、離反方
向に駆動する油圧シリンダ(32)を備える駆動手段(2
4)と、走行装置(40)を有する油圧式掘削機(41)の
アーム(42)に着脱自在に取付け可能なブラケット部
(25)とを備える。
Description
する石材、コンクリート材等のガラ(被破砕物)を破砕す
るジョークラッシャに関し、特に、パワーショベル等の
油圧式掘削機のアームにアタッチメント式に取付可能と
して、被破砕物を破砕する作業および破砕した被破砕物
を盛土として分散、散布する作業の作業性効率の向上と
コストの低減を図るものである。
材、コンクリート材等のガラ(被破砕物)は、土砂状に細
かく破砕され、盛土として再利用されている。上記被破
砕物は、まず、図11に示すようにパワーショベル1の
アーム2の先端に取付けた公知のコンクリート小割機4
により、小割状態に破砕される。次に、この小割された
被破砕物5は、アーム2にバケット6を取付けたパワー
ショベル2により、図12に示すような設置型のジョー
クラッシャ7や、図13に示すような自走型のジョーク
ラッシャ8に供給され、これらのジョークラッシャ7,
8により土砂状に細かく破砕される。
図12および図14に示すように、固定板9、可動板1
0、プーリ11、モータ12、ベルトコンベア13、ト
ッグルプレート14、シャフト15を備えている。上記
可動板10の一端の軸受部10aには、軸穴10bを設
けており、この軸穴10bにプーリ11の軸17を回転
自在に挿入している。軸穴10bは、軸受部10aの中
心Oに対して偏心して設けており、軸17の中心Pと軸
受部10aの中心Oは、図14に示すように偏心してい
る。モータ12を駆動してプーリ11を回転させると、
可動板10の軸受部10bが軸17の中心Pまわりに回
転する。また、可動板9は、トッグルプレート14によ
り弾性的に付勢されている。
板10の軸受部10b側は、図10中矢印Aで示すよう
に、固定板9に対して楕円状の軌跡を描いて接近、離反
し、可動板10の他端側は、図10中矢印Bで示すよう
に、固定板9に対して三日月状の軌跡を描いて接近、離
反する。この可動板10の運動により、固定板9と可動
板10の間に供給された被破砕物5は土砂状に細かく破
砕され、この破砕された被破砕物5’はベルトコンベア
18により排出される。
ラッシャ8は、上記設置型のジョークラッシャ7と同様
の固定板、可動板、トッグルプレート、プーリ、モータ
等からなる破砕機構とベルトコンベア18とを無限軌道
型の走行装置19に搭載している。
型のジョークラッシャ7を使用する場合、コンクリート
小割機4により小割状に破砕した被破砕物を、ジョーク
ラッシャ7の設置場所までトラック等により運搬する必
要がある。また、このジョークラッシャ7により土砂状
に破砕した破砕物を、盛土として再利用する現場までト
ラック等により運搬する必要もある。このように設置型
のジョークラッシャ7を使用した場合、破砕作業を効率
良く行うのが困難であり、作業に要するコストが高い。
ラッシャ8は、走行装置19を備えているため、解体作
業の現場内を自由に移動することができる。しかし、上
記走行装置19は無限軌道型であるため、このジョーク
ラッシャ8は、一般道路を走行することはできず、解体
作業の作業現場まで大型のトラック等により輸送する必
要がある。
ョークラッシャ7,8を使用した場合にも、土砂状に破
砕された被破砕物を盛土として利用するためには、パワ
ーショベル等により被破砕物の分散、散布する必要があ
り、この点でも作業を効率よく行うことが困難であり、
作業に要するコストが高い。
ークラッシャ7,8も、破砕作業用の専用機であるた
め、大型で高価である。特に、これらのジョークラッシ
ャ7,8は、破砕した被破砕物を排出するためのベルト
コンベア18を備えているため、大型化かつ高価であ
る。
で、被破砕物を破砕するジョークラッシャをパワーショ
ベル等の油圧式掘削機のアームにアタッチメント式に取
付可能とすることにより、破砕作業や、破砕した被破砕
物を盛土として分散、散布する作業の作業効率の向上
と、作業に要するコストの低減を図ることを目的として
なされたものである。
定板と、該固定板と対向して配置した移動板と、該移動
板を固定板に対して接近、離反方向に駆動する駆動手段
と、走行装置を有する油圧式掘削機のアームに着脱自在
に取付け可能なブラケット部とを備えるジョークラッシ
ャを提供するものである。
手段が油圧式掘削機の油圧源により駆動される油圧シリ
ンダを備え、該油圧シリンダの駆動ロッドを上記可動板
に接続していることを特徴とするジョークラッシャを提
供するものである。
いて、上記固定板と移動板の間に被破砕物を案内するバ
ケットを備えることを特徴とするジョークラッシャを提
供するものである。
が油圧式掘削機のアームに取付けられ、この状態で走行
装置を駆動することにより油圧式掘削機を建造物の解体
現場の所要位置まで自走する。また、上記駆動手段を作
動させることにより、可動板を固定板に対して接近、離
反させて被破砕物を土砂状に破砕する。
掘削機の油圧源により駆動手段の油圧シリンダが駆動さ
れ、油圧シリンダの駆動ロッドが伸出、引き込みを繰り
返すことにより、可動板が固定板に対して接近、離反を
繰り返す。
掘削機のアームを駆動して被破砕物をバケット内にすく
い取ると、被破砕物はバケットに案内されて固定板と可
動板の間に供給される。
詳細に説明する。図1から図4に示す第1実施例に係る
ジョークラッシャ20は、図5に示すように無限軌道型
の走行装置40を有するパワーショベル41のアーム4
2の先端にアタッチメント式に着脱自在に取付けられる
ものである。
3に示すように、フレーム21内に、固定板22、可動
板23および駆動手段24を備えている。また、ジョー
クラッシャ20は、フレーム21の所要位置にブラケッ
ト部25と、バケット26を備えている。
板21a,21aを備えている。これらの側板21a,
21aは、後方側が連結板21bにより所要間隔をあけ
て連結されると共に、上方側が連結板21cにより連結
されている。また、側板21a,21aは、後方側に配
置した第一基部30および第二基部31により連結され
ている。
けており、この挿通孔21eにパワーショベル41の油
圧ポンプ51と、後述する駆動手段24の油圧シリンダ
32とを接続する接続パイプ39A,39Bを挿通させ
ている。一方、上記連結板21cには、上記バケット2
6から被破砕物を流入させる供給口21fを設けてい
る。また、上記側板21a,21aの間の下方側の開口
は被破砕物を排出する排出口21hを構成している。さ
らに、上記側板21a,21aの後方側には、上記可動
板23を軸着するための取付部材29をボルト止めして
いる。
21hの間に延在しており、両側をフレーム21の側板
21a,21aに固定している。この固定板22の可動
板23と対向する側の面(後方側の面)には、破砕プレー
ト35を取付けている。破砕プレート35には、長手方
向に延在する断面三角形状の突条35aを、幅方向に連
続して設けている。また、固定板22には、長手方向に
間隔をあけて補強用のリブ22aを設けている。
して配置しており、側板21a,21a、固定板22及
び可動板23に囲まれた空間が破砕室Cを形成してい
る。可動板23の上方側の端部には円柱状の軸受部23
aを設けている。この軸受部23aには、その中心Oよ
り径方向下方に偏心した位置Pを中心とする断面円形の
軸穴23bを設けている。この軸穴23bには、軸部材
27の第1軸部27bをベアリング28Bを介して嵌め
込んでいる。一方、軸部材27の第2軸部27aは、上
記第1軸部27bに対して偏心しており、上記軸受部2
3aの中心Oと同軸である。また、第2軸部27aは上
記取付部材29にベアリング28Aを介して嵌め込んで
いる。可動板23の上記固定板22と対向する側の面
(前方側の面)には、破砕プレート36を取付けている。
この破砕プレート36は、上記固定板22の破砕プレー
ト35と同じ形状であり、破砕プレート35,36の突
条35a,36aが互い違いに位置するようにしてい
る。
2に最も接近した状態での排出口21h側の固定板22
と可動板23の間の距離を約40〜100mm程度に設定
している。また、供給口21f側の固定板22と可動板
23の間の距離を約400mm程度としている。さらに、
上記可動板23の破砕プレート36の長さは約800〜
1000mm程度としている。
トッグルプレート33、シャフト34を備えている。
aと駆動ロッド32bを備え、シリンダ部32aの先端
が下方側を向いた姿勢でフレーム20内に配置してい
る。上記シリンダ部32aは、上記第二基部31に枢着
しており、一方、駆動ロッド32bの先端は可動板23
の後方側に枢着している。また、上記油圧シリンダ32
は、制御部32cを備えている。この制御部32c内に
は、図4に示すように、4ポート3位置型のバルブ60
と4ポート2位置型のバルブ61とを備えている。バル
ブ61には、駆動ロッド32bの位置に応じて切り替わ
る切替スイッチ62を設けている。この制御部32cの
パイプの39A,39Bは、継手58を介して、パワー
ショベル41内に設けた油圧機構19のパイプ57A,
57Bに着脱可能に接続している。この油圧機構19
は、リザーバ50、モータにより駆動される油圧源を構
成する油圧ポンプ51、4ポート3位置型のバルブ52
及びリリーフバルブ53を備えている。また、上記バル
ブ52には、油圧シリンダ32の作動、停止を制御する
ための操作ペダル54を設けている。なお、操作ペダル
54に代えて、操作者が手動操作できる操作レバーを設
けてもよい。
バルブ54はD位置からE位置に切り替わり、ポンプ5
1からパイプP2、バルブ54、パイプP4、パイプ5
7A,39A、パイプP5,P6を介してバルブ61に
油圧液が供給される。この時、駆動ロッド32bは引き
込み位置側(上死点側)にあり、バルブ61はJ位置とな
っているため、パイプP7を通ってバルブ60の作動部
60aに油圧油が供給される。
ルブ60はG位置からH位置に切り替わり、パイプP
5,P8を介して油圧液がシリンダ部32aに供給され
る。そのため駆動ロッド32bは図中左側の伸出位置側
(下死点側)へ移動し、切替スイッチ62が作動してバル
ブ61がK位置に切り替わる。
の作動部60aへの油圧油の供給が遮断される一方、パ
イプP6、バルブ61、パイプP9を介してバルブ60
の作動部60bに油圧油が供給され、バルブ60はI位
置に移動する。これにより、パイプP5、バルブ60、
パイプP10を介して油圧油がシリンダ部32aに供給
され、駆動ロッド32bが引き込み位置側に移動する。
この駆動ロッド32bの移動により、上記切替スイッチ
62が作動してバルブ61はJ位置に切り替わり、バル
ブ60の作動部60bへの油圧油の供給が遮断され、バ
ルブ60がバネによりG位置に切り替わる。
の駆動ロッド32dは、引き込み位置と伸出位置の間で
往復運動を繰り返す。尚、制御部32cを上記の構成と
すると、駆動ロッド32bを約100(回/分)の速さで
駆動させることができる。
操作ペダル54をOFF状態として、バルブ52をF位
置に切り替えて、パイプP3,P11を通して油圧油を
リザーバ50へ還流させる。
aの両端に取付用の球状部33b,33cを備え、上記
第二基部31側より可動板23側へ向けて所要角度で下
方傾斜させた姿勢でフレーム21内に配置している。ト
ッグルプレート33の一方の球状部33bは、第二基部
31の球軸受部31cに接続している。また、トッグル
プレート33の他方の球状部33cは、対向する可動板
23に形成された球軸受部23cに接続している。
を備え、この取付部34aを、上記トッグルプレート3
3の球状部33cを接続した球軸受部23cよりも下方
位置で可動板23に枢着している。また、シャフト34
の他端側は、第二基部31の下方より突出する挿通部3
1aの挿通孔31bに遊挿状態で挿通させている。シャ
フト34の挿通孔31bから後側に突出する部分には、
座金100を介在させてボルト101を取付けている。
さらに、シャフト34の上記挿通部31bと座金100
との間の部分に、圧縮バネ38を縮装し、この圧縮バネ
38により、シャフト34を後方側(図1,図3(A)中
右側)へ付勢している。
25aと、該基板部25aの両側より突出する一対の取
付板25b,25bとを備えている。上記基板部25a
は、上記連結板21bにボルト締めして取付けている。
また、基板部25aの上記取付板25b,25bに挟ま
れた部分には、連結板21bの挿通孔21eと連通する
挿通孔25eを設けている。一方、上記取付板25b,
25bの先端には、パワーショベル41のアーム42と
接続するための取付穴25c,25dを設けている。上
記パワーショベル41のアーム42はブーム43に接続
しており、油圧シリンダ44の駆動ロッド44aと連結
した駆動アーム42Aと、可動アーム42Bとを備えて
いる。上記取付板25b,25cの取付穴25cと、上
記駆動アーム42Aの先端に設けた取付穴42A−1に
連結ピンが挿通され、駆動アーム42Aの先端が取付板
25b,25cに固定される。他方の取付穴25dと、
固定アーム42Bの先端に設けた取付穴42B−1に連
結ピンが挿通され、固定アーム42Bの先端が取付板2
5b,25bに固定される。このように、本実施例のジ
ョークラッシャ20は、パワーショベル41のアーム4
2にアタッチメント式に着脱自在に取付けられる。
6aより下方側の開口26bに向けて徐々に縮小した四
角錐筒状を呈している。また、上記下方側の開口26b
の周囲にはフランジ部26cを設けており、このフラン
ジ部26cの周囲を連結板21cにボルト締めして固定
している。また、バケット26は、前方側の壁面26d
を円弧状の曲面としており、その上端縁に所要間隔をあ
けて複数の爪状突起26eを設けている。
破砕物の破砕作業を説明する。まず、図5(A)に示すよ
うに、パワーショベル41の油圧シリンダ44を駆動し
て、駆動アーム42Aを伸出させ、図中矢印Lで示すよ
うに、バケット26の開口26aが前方側を向くよう
に、ジョークラッシャ20を回動させる。ジョークラッ
シャ20をこの姿勢としたままで、パワーショベル45
のブーム43を操作し、すでに小割りした被破砕物5を
バケット26内にすくい取る。
ロッド44aを引き込み、図中矢印Mで示すように、バ
ケット26の開口26aが上方側を向くように、ジョー
クラッシャ20を回動させる。これによりバケット26
内の被破砕物は、開口26b,供給口21fを通って破
砕室C内に供給される。
0はバケット26を備えているため、被破砕物1を確実
にすくい取ることができ、また、すくい取った被破砕物
1を確実に破砕室C内に案内することができる。
1が入った状態で、走行装置40を駆動してパワーショ
ベル41を盛土を行う場所まで移動した後、操作スイッ
チ54をON状態として、油圧シリンダ32の駆動ロッ
ド32bを伸出位置と引き込み位置との間を往復作動さ
せ、破砕室C内の被破砕物1の破砕を行う。
ように作動する。上記図3(A)は、上記油圧シリンダ3
2の駆動ロッド32bが最も伸出した状態を示してい
る。可動板23側に取付けたトッグルプレート33の球
状部33cは、最も下方側に位置している。さらに、シ
ャフト34は、挿通部31bより可動板23側に最も接
近した位置にあり、圧縮バネ38は伸出されているた
め、可動板23はシャフト34により後方側に付勢され
ている。
の駆動ロッド32bを最も引き込んだ位置側に移動する
と、可動板23は中心点Pを支点として図中矢印方向X
で示すように固定板22に接近する方向に回動する。こ
の可動板23の移動により、トッグルプレート33は、
矢印Yで示すように、第二基部31に取付けた球状部3
3bを支点として、球状部33c側が上昇する。また、
シャフト34は取付部34aを支点として矢印方向Zに
移動して、圧縮バネ38が圧縮される。
32の駆動ロッド32bの位置に応じて、固定板22に
対して接近、離反を繰り返し、可動板23が固定板22
に対して接近すると、破砕室C内の被破砕物は、固定板
22の破砕プレート35と可動板23の破砕プレート3
6との間で圧迫、破砕される。また、可動板23が固定
板22に対して離反方向に移動すると、排出口21h側
の破砕プレート35,36間の隙間が広がり、上記破砕
室C内の被破砕物は排出口21より下降する。このと
き、上記隙間よりも寸法の大きい被破砕物は、この隙間
を通過できず排出口21hより落下しないため、被破砕
物を確実に土砂状に破砕することができる。
り、走行装置40を駆動することにより、ジョークラッ
シャ20の位置を移動させつつ被破砕物を排出口21h
から落下させれば、被破砕物を分散、散布することがで
きる。破砕室C内の被破砕物1を全て破砕し終えた後、
上記図4(A)に示すように、再び被破砕物1をすくい取
り、同様にして破砕物の破砕を行う。
20は、パワーショベル41のアーム42に着脱自在に
取付けて使用するため、パワーショベル41の走行装置
40により所要位置に移動させることができる。すなわ
ち、本実施例のジョークラッシャ20では、パワーショ
ベル41を小割状態に破砕した被破砕物のあるところま
で、移動させて被破砕物をすくい取り、さらに、盛土を
するところまでパワーショベル41を移動させることが
できるため、被破砕物をトラック等で運搬する作業や、
バケットを取付けたパワーショベルでジョークラッシャ
に被破砕物を供給する作業を行う必要がない。また、パ
ワーショベル41のブーム43を駆動して、ジョークラ
ッシャ20の位置を移動させつつ被破砕物を破砕すれ
ば、盛土を行うところに被破砕物を分散、散布すること
ができ、パワーショベル等により被破砕物を分散、散布
する作業を行う必要がない。このように、本実施例のジ
ョークラッシャ20を使用すれば、破砕作業や破砕した
被破砕物を分散、散布する作業を効率よく行うことがで
き、作業に要するコストを低減することができる。
0を取付けるパワーショベル41は、通常、解体現場で
は必ず使用されるものであるが、上記した従来の自走型
のジョークラッシャを使用する場合、パワーショベルと
自走型のジョークラッシャをそれぞれ大型のトラック等
で解体現場まで輸送する必要があるのに対して、本実施
例のジョークラッシャ20を使用すれば、パワーショベ
ルを大型のトラック等で輸送し、ジョークラッシャ20
をこれよりも小型のトラック等で輸送することができる
ため、輸送に要するコストを低減することができる。
ョークラッシャ20では、可動板23を油圧シリンダ3
2により駆動する構成としているため、モータ12、プ
ーリ11、ベルト13からなる機構により可動板10を
駆動する構成とした従来の設置型または自走型のジョー
クラッシャと比較して、小型かつ軽量である。
ル41のアーム42に取付けたジョークラッシャ20か
ら被破砕物を落下させる構成としているため、従来の設
置型または自走型のジョークラッシャのようなベルトコ
ンベアを使用する必要がないため、この点でも装置が小
型かつ軽量である。
いて説明する。この第2実施例に係るジョークラッシャ
20’は、図7(A),(B)に示すように、バケット
26の開口部26aがパワーショベル41側を向くよう
に、アーム42に取付けられる。また、このジョークラ
ッシャ20’では、可動板23はベアリング23を介し
て取付部材29’に取付けており、可動板23は軸受部
23aの中心Oを中心に回動自在としている。また、第
2実施例では、駆動手段24は、駆動ロッド32bを可
動板23に枢着した油圧シリンダ32のみからなり、第
1実施例のようなトッグルプレート、シャフト、圧縮バ
ネ等は備えていない。第2実施例のその他の構造は、第
1実施例と同一であるので、同一の部材には同一の符号
を付して説明を省略する。
0’により破砕作業を行う場合には、まず、図7(A)
中矢印Rで示すように、駆動アーム42を引き込み位置
として、バケット26の開口部26aを下方側に向け、
この状態でブーム43を操作して被破砕物5をバケット
26内にすくいとる。
駆動アーム42Aを伸出位置として、バケット26内の
被破砕物5を破砕室C内に供給すると共に、走行装置4
0を駆動してパワーショベル41を盛土を行う場所まで
移動させたの後、油圧シリンダ32を駆動する。油圧シ
リンダ32の駆動ロッド32bが伸出すると、図6中、
矢印Tで示すように、可動板23は上記中心Oを中心に
固定板22に対して接近するように回動する。一方、駆
動ロッド32が引き込み位置へ移動すると、可動板23
は上記中心Oを中心に固定板22に対して離反するよう
に回動する。このように可動板23が固定板22に対し
て接近、離反を繰り返すことにより破砕室C内の被破砕
物は破砕プレート35,36との間で圧迫、破砕され
る。
も上記第1実施例と同様に、パワーショベル41のアー
ム42に着脱自在に取付けて使用するため、小割状態に
破砕した被破砕物のあるとこや、盛土をするところまで
パワーショベル41を移動させることができ、破砕作業
や破砕した被破砕物を分散、散布する作業を効率よく行
い、作業に要するコストを低減できる。また、このジョ
ークラッシャ20’であれば、輸送に要するコストを低
減することができる。
0’では、特に、駆動手段24を油圧シリンダ32のみ
からなる簡易な構造としているため、従来のジョークラ
ッシャと比較して構造が簡易で小型かつ軽量であると共
に、製造コストも低い。
ラッシャ20’’は、上記第2実施例と同様にバケット
26の開口部26aがパワーショベル41側を向くよう
にアーム42に取付けられる。
は、可動板23の長さ方向の中央部分をベアリング71
を介して取付部材29’’に回転自在に取付けており、
可動板23の一方の端部に油圧シリンダ32の駆動ロッ
ド32bを枢着している。この第3実施例でも駆動手段
24は、油圧シリンダ32のみからなり、トッグルプレ
ート、シャフト、圧縮バネ等を設けていない。
動板32は、図8中矢印U,Vに示すように、中心Oを
中心として、両端部が固定板22に対してそれぞれ接
近、離反を繰り返すように揺動し、破砕室C内の被破砕
物は破砕プレート35,36により圧迫、破砕される。
第3実施例のその他の構造及び作用は上記した第2実施
例と同様である。
のではなく、種々の変形が可能である。まず、上記油圧
シリンダ32の制御部32の構成は、上記図4に示す構
造のものに限定されない。例えば、制御部32を図9に
示す構造としてもよい。この図9では、パイプ39A,
39Bは、4ポート3位置型のバルブ81と切替スイッ
チ82を備えている。駆動ロッド32bが引き込み位置
となると、切替スイッチ82は、A側に切り替わり、バ
ルブ81のA側のソレノイドに給電され、バルブ81は
X1位置からX2位置に切り替わる。X2位置ではシリ
ンダ32aの上死点側に油圧油が供給され、駆動ロッド
32bが進出する。駆動ロッドが最も伸出位置となる
と、切替スイッチ81は、B側に切り替わり、バルブ8
1のB側にソノイドに給電され、バルブ81はX2位置
からX3位置に切り替わり、シリンダ32aの下死点側
に油圧油が供給され、駆動ロッド32bは引き込み位置
に移動する。以上の動作を繰り返すことにより駆動ロッ
ド32bは往復移動を繰り返す。
チ82に代えて、リミットスイッチ83A,83Bを設
けた構成であり、上死点でスイッチ83Aがオンとな
り、下死点でスイッチ83Bがオンとなる。
は1個の油圧シリンダ32を備えた構成としているが、
複数個の油圧シリンダをフレーム21内に並列して設け
る構成としてもよい。この場合、被破砕物を圧迫、破砕
する力が増大する。
ッシャ20をパワーショベル41のアームに取付けてい
るが、本発明のジョークラッシャはパワーショベルに限
定されず、その他の一般に知られている種々の自走型の
油圧式掘削機に取付けて使用することができる。
1に係るジョークラッシャは、ブラケット部で油圧式掘
削機のアームに取付けられるため、油圧式掘削機の走行
装置により、所要位置に移動させることができ、被破砕
物をアームを作動させることによりすくい取ることがで
きる。そのため、請求項1のジョークラッシャでは、被
破砕物をトラック等で運搬する作業、バケットを取付け
たパワーショベルで被破砕物を供給する作業、パワーシ
ョベル等により土砂状の破砕した被破砕物を被破砕物を
分散、散布する作業を行う必要がなく、効率良く作業を
行うことができると共に、作業に要するコストを低減す
ることができる。
されるものであるため、請求項1のように油圧式掘削機
のアームに取付けられるジョークラッシャであれば、輸
送に要するコストを低減することができる。
であれば、油圧式掘削機のアームに取付けたジョークラ
ッシャから被破砕物を落下させることができるため、従
来の設置型または自走型のジョークラッシャのようなベ
ルトコンベアを使用する必要がなく、小型かつ軽量であ
る。
削機の油圧源により駆動される油圧シリンダを可動板を
駆動する駆動手段としているため、モータ、プーリ、ベ
ルトからなる機構により可動板を駆動する構成とした従
来の設置型または自走型のジョークラッシャと比較し
て、小型かつ軽量である。
移動板の間に被破砕物を案内するバケットを備えている
ため、被破砕物を確実にすくい取り、固定板と移動板の
間に供給することができる。
を油圧式掘削機のアームに取付けた状態を示す側面図。
ジョークラッシャの背面図である。
は(A)のIII−III線での断面図である。
である。
ラッシャによる破砕作業を説明するための概略図であ
る。
を油圧式掘削機のアームに取付けた状態を示す側面図で
ある。
ラッシャによる破砕作業を説明するための概略図であ
る。
を油圧式掘削機のアームに取付けた状態を示す側面図で
ある。
る。
る。
砕作業を示す概略図である。
砕作業を示す概略図である。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 固定板と、 該固定板と対向して配置した移動板と、 該移動板を固定板に対して接近、離反方向に駆動する駆
動手段と、 走行装置を有する油圧式掘削機のアームに着脱自在に取
付け可能なブラケット部とを備えるジョークラッシャ。 - 【請求項2】 上記駆動手段は油圧式掘削機の油圧源に
より駆動される油圧シリンダを備え、該油圧シリンダの
駆動ロッドを上記可動板に接続していることを特徴とす
る請求項1に記載のジョークラッシャ。 - 【請求項3】 上記固定板と移動板の間に被破砕物を案
内するバケットを備えることを特徴とする請求項1また
は請求項2に記載のジョークラッシャ。
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---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-11-30 JP JP29647194A patent/JP2945287B2/ja not_active Expired - Fee Related
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