JP3032387U - ジョークラッシャ - Google Patents

ジョークラッシャ

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JP3032387U JP1996005502U JP550296U JP3032387U JP 3032387 U JP3032387 U JP 3032387U JP 1996005502 U JP1996005502 U JP 1996005502U JP 550296 U JP550296 U JP 550296U JP 3032387 U JP3032387 U JP 3032387U
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明彦 野嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被破砕物を破砕するため固定板に対して近接
・離反させる移動板を簡単な機構で作動させる。 【解決手段】 フレーム内に固定板33と移動板25を
対向配置し、該移動板を油圧シリンダ26により固定板
に対して近接・離反作動させ、これら固定板と移動板と
の対向面に設けた破砕プレート30、34により、固定
板と移動板との間で被破砕物を破砕してフレームの下端
開口より排出するジョークラッシャで、油圧シリンダを
フレームに回転可に軸着し、その先端より突出するロッ
ドを移動板に回転可に軸着すると共に、移動板の背面よ
り下方へ突出させた支持腕部25bを設け、その下端を
フレームに回転可に軸着して、油圧シリンダのロッドの
作動により移動板を楕円状に偏心回転作動させ、移動板
が下向きの回転軌跡を取りながら固定側に向かって近接
して固定板との間で被破砕物を破砕する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建造物の解体時に発生する石材、コンクリート材等のガラ(被破砕 物)を破砕するジョークラッシャに関し、特に、油圧ショベルのアームにアタッ チメント式に取り付け、掬い上げた被破砕物を破砕する作業および破砕した被破 砕物を排出して、盛土として分散、散布する作業の両方を行えるようにしたもの である。
【0002】
【従来の技術】
従来、建造物の解体時に発生する石材、コンクリート材等のガラ(被破砕物)を 、土砂状に細かく破砕し、破砕した後に排出して、盛土として再利用できるよう にしたジョークラッシャを本出願人は先に特願平6−296471号として出願 している。また、特開平7−171435号公報等においても提案されている。
【0003】 上記本出願人の先行出願のジョークラッシャは図9に示す構成で、パワーショ ベル1のアーム2およびリンク3の先端に、フレーム4を、ブラケット4aを介 して着脱自在に取り付け、上記フレーム4の内部に、それぞれ対向面には破砕用 突起を設けた固定板5と移動板6とを対向配置し、フレーム3に固定した固定板 5に対して、移動板6を油圧シリンダ7により近接・離反作動させて、固定板5 と移動板6の間に投入される被破砕物を破砕している。
【0004】 上記移動板6は、その背面の下側部を油圧シリンダ7のロッド7aに回転可に 軸着すると共に、上端に偏心軸孔を有する軸受部6aを設け、該軸受部6aに偏 心軸8を通して、フレーム2に回転可に支持している。さらに、移動板6の下方 を球軸受を介してトッグルプレート9に連結すると共に、シャフト10を連結し 、該シャフト10を圧縮バネ11で付勢して移動板6の下端を固定板5側に付勢 している。該構成とすることにより、油圧シリンダのロッド7aの作動により、 移動板6は図7中にAで示すように楕円状の回転軌跡で、固定板5に近接・離反 作動する。
【0005】 また、上記特開平7−171435号公報に開示のジョークラッシャでは、図 10に示すように、固定板5’に対向配置した移動板6’の上下両側をそれぞれ 第1リングプレート12、第2リングプレート13を介してフレームに固定して おり、よって、移動板6’の作動をX1、X2の方向と、Y1、Y2の方向とにのみ 往復運動をできるように規制している。
【0006】
【考案が解決しよとする課題】
上記のように、フレーム内に配置した固定板5、5’に対して移動板6、6’ を楕円状の回転軌跡で近接・離反作動させる必要があるため、移動板の支持機構 は非常に複雑となっている。即ち、前者の本出願人にかかるジョークラッシャで は、上部に偏心機構、下部に球軸受け機構およびバネ付勢機構が必要であり、後 者では上下にメカニカルリンク機構が必要となっている。
【0007】 上記のように非常に複雑な構成であるため、部品点数が多く、組み立てに手数 がかかる欠点がある。さらに、移動板に上記した機構が付設されることになるた め、移動板を作動する油圧シリンダのロッドにかかる負荷が大きくなり、大きな 駆動力が必要となる問題がある。
【0008】 本考案は上記した問題に鑑みてなされたもので、極めて簡単な構成で、油圧シ リンダのロッドの往復作動に応じて、移動板を楕円状の回転軌跡で、固定板に対 して近接・離反作動させることが出来るようにすることを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案は、請求項1で、フレーム内に固定板と移動 板を対向配置し、該移動板をフレーム内に取り付けた油圧シリンダにより固定板 に対して近接・離反作動させ、これら固定板と移動板との対向面に設けた破砕プ レートにより、固定板と移動板との間で被破砕物を破砕してフレームの下端開口 より排出するジョークラッシャで、 上記油圧シリンダのロッドを移動板に回転可に軸着すると共に、移動板の背面 より下方へ突出させた支持腕部を設け、その下端をフレームに回転可に軸着して 、油圧シリンダのロッドの作動により移動板を楕円状に偏心回転作動させ、移動 板が下向きの回転軌跡を取りながら固定側に向かって近接して固定板との間で被 破砕物を破砕する構成としているジョークラッシャを提供している。
【0010】 上記フレームは、油圧ショベルのアームおよびリンクの先端に取り付けるため のブラケットを備え、上記油圧シリンダはアタッチメント駆動用の油圧シャベル に取り付けた油圧で駆動させる構成とし、該油圧シリンダを上記フレームに回転 可に軸着している。(請求項2)
【0011】 上記支持腕部の軸支点は、上記油圧シリンダのロッドの最も伸長した押限の下 方に位置させている。(請求項3)
【0012】 上記構成のジョークラッシャでは、移動板の背面(固定板と対向する側と反対 側)から下方へ突出させた支持腕部の下端をフレームに回転可に軸着して支点を 下方に位置させ、かつ、移動板の背面の略中央部にロッドを軸着した油圧シリン ダ自体をフレームに回転自在に軸着しているため、移動板の略中央部を油圧シリ ンダで往復作動させると、移動板を固定板に向かって下向きに楕円状の回転軌跡 を取りながら近接させることが出来る一方、固定板から離れる方向で上向きに楕 円状に回転軌跡をとりながら離反させることが、容易にできる。特に、移動板を 固定板に向かって下向きの回転軌跡で作動させるため、固定板との間の被破砕物 には下向きの押圧力が負荷され、下端排出口側に押し出されることとなる。よっ て、被破砕物は固定板と移動板の対向面に取り付けた破砕プレートで破砕される と同時に排出口へと向かって押し出されることとなる。
【0013】 上記固定板および移動板に取り付ける破砕プレートは上下複数段にわけて夫々 固定し、かつ、最下段の破砕プレートと固定板あるいは/および移動板の間には 排出する破砕物の大きさを設定するためのアジャストプレートを選択的に着脱自 在に介設している。(請求項4)
【0014】 上記のようにアジャストプレートを介設することにより、排出する破砕物の大 きさを任意の大きさに簡単に制御できる。例えば、破砕物も大きさがある程度大 きくても良い場合には、板厚の薄いアジャストプレートを介設し、非常に小さく する必要がある場合には、板厚の大きなアジャストプレートを複数枚積層して介 設し、対向する固定板と移動板との間の寸法を小さくすればよい。なお、移動板 に取り付けると油圧の駆動力を大とする必要があるため、固定板側にアジャスト プレートを取り付けることが好ましい。
【0015】 上記フレームの上部にホッパーを取り付け、該ホッパーよりフレームの上端開 口を通して、被破砕物を固定板と移動板との間に投入する構成としている。(請 求項5)このようにホッパーをフレームに取り付けると、ホッパーによりすくい 取った破砕物をジョークラッシャのフレーム内に投入して、大量の被破砕物を効 率よく破砕し、かつ、破砕された物を排出することができる。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を図面に示す実施形態の基づき詳細に説明する。 図1から図7に示す第1実施形態のジョークラッシャ20は、図7に示すよう に無限軌道型の走行装置15を有するパワーショベル1のアーム2およびリンク 3の先端にアタッチメント式に着脱自在に取付けられるものである。
【0017】 上記アタッチメント式のジョークラッシャ20は、破砕機構21及び駆動装置 22を内部に収容したフレーム23を備え、このフレーム23の後方側(図1で は左側)にパワーショベル1のアーム2及びリンクロッド3と接続するためのブ ラケット部23aを備えている。
【0018】 上記フレーム23は、左右一対の側板23bと、これら側板23bを所要間隔 をあけて連結するカバー23cとを備えている。カバー23cで側板23bに囲 まれた空間の後方側の上端、後端および下端を閉鎖し、該カバー23c及び側板 23bに囲まれたフレーム23内の後半分の空間に、上記駆動装置22を収容す る収容室24を形成している。
【0019】 上記収容室24の内部には移動板25を往復作動するための一対の油圧シリン ダ26を水平方向に収容している。各油圧シリンダ26のシリンダ部26aの後 端部は支軸27を介してフレー23に回動可能に軸着している。該シリンダ部2 6aから前方へと突出するロッド26bの先端部は支軸28を介して移動板25 の背面(後面)に突設したブラケット25aに回転可能に連結している。一方、 移動板25の前面には、上下方向に複数段(実施形態では5段)、破砕プレート 30をボルト止めにより固定している。該破砕プレートは破砕で摩耗すると取り 替えられる。さらに、上方には幅方向に間隔をあけて複数本(本実施形態では3 本)の直線状の破砕突起29を取り付けて、破砕力を高めている。
【0020】 上記移動板25の後面に下方へ突出した一対の支持腕25bを設け、その下端 を支軸31を介してフレーム23に回転可能に軸支している。この支軸31によ る支点Oの位置は、図1および図4に示すように、上記油圧シリンダ26のロッ ド26bが最も伸長した押限の真下に位置し、ロッド26bが最も引き込まれた 引限の位置よりも前方へ位置させている。よって、ロッド26bの引限位置では 移動板25は図1および図4中に実線で示すように、上方が後方側に向かって傾 斜した状態となっている。
【0021】 フレーム23の前端には、一対の側板23aの間に固定板33を固定している 。該固定板33上記移動板25と対向し、対向面に上下方向に複数段(5段)で 破砕プレート34をボルト止めにより固定している。なお、最下段の破砕プレー ト34はアジャストプレート35を介してボルト止めし、移動板25との間の寸 法tを調節している。さらに、固定板33の図中上端側には、複数の爪部37を 所要間隔で並設し、かつ、爪部37と破砕プレート34との間に小孔38を穿設 して、小さい被破砕物は小孔38より先に排出するようにしている。
【0022】 上記アジャストプレート35は図5に示すように、櫛状で、平板に間隔をあけ てボルト貫通溝35aを設けた形状、固定板33と破砕プレート34との間に介 設して、ボルト39を通して固定している。このアジャストプレート35は板厚 の大きさにより区別して3種類設けている。T1は12mm、T2は9mm、T 3は6mmとしている。これらアジャストプレート35と破砕した後に排出する 破砕物(ガラ)の寸法との関係は下記の表1に示すように設定し、アジャストプ レート35を取り付けない(無し)にする場合はガラ粒度は70mm、アジャス トT1,T2,T3の3枚を重ねて介設する場合はガラ粒度は43mmとして、 70mm〜43mmの範囲でガラ粒度を任意に設定できるようにしている。
【0023】
【表1】 介設するプレート 無 T3 T2 T1 T3+T2 T3+T1 T1+T2 T1+T2+T3 ガラ粒度(mm) 70 64 61 58 55 52 49 43
【0024】 上記の如く、固定板33と移動板25とは、フレーム23内の前半分に対向配 置しており、これら移動板25と固定板33との間の上下両側は、フレームのカ バー27cで閉鎖せずに、上方を被破砕物の投入口23dとすると共に、下方を 破砕された被破砕物の排出口23eとしている。よって、上記固定板33に取り 付けるアジャストプレート35の厚さに応じて、上記のように、排出口23eか ら排出される被破砕物の大きさを制御している。
【0025】 上記移動板25を作動させる一対の油圧シリンダ26を制御するための制御機 構36を収容室24内で、油圧シリンダ26の間に配置してフレーム23に固定 している。図2に示すように、上記制御機構36にパワーショベル1のアーム駆 動用油圧の一部をホース40を介して供給する一方、制御機構36からシリンダ 部26aの両端に設けた開口にホース41、42を介して油圧を給排している。 さらに、該制御機構36では油圧の圧力を検出して往復作動(固定板33側への 移動板25の開閉作動)を自動的に切り替える調整手段を設けている。該調整手 段を設けることにより、被破砕物を移動板25の一回の閉動作で破砕できず、閉 動作の途中で被破砕物が移動板25と固定板33との間で挟まれたままとなった 場合、油圧が上昇することにより、自動的に移動板25は開動作に切り替わり、 過度の力が移動板25と固定板33とに負荷されないようにしている。
【0026】 上記構成からなるジョークラッシャでは、パワーショベル1のブーム2および リンク3を駆動して、フレーム23の上方側の投入口23dから被破砕物を投入 した後、操作者が上記操作レバー(図示せず)をオンして油圧シリンダ26を駆 動すると、ロッド26bが往復作動し、軸着した移動板25が図4矢印Wで示す ように、支軸31を支点Oとして楕円状の回転軌跡をとりながら固定板33へ近 接・離反作動を繰り返し、被破砕物Zは移動板25と固定板33の間で小さく破 砕し、フレーム23の下方側の排出口23eから排出する。
【0027】 詳しくは、図4に示すように、油圧シリンダ26のロッド26aが最も引き込 まれた引限において、ロット26aと移動板25とを軸着する支軸28は、回転 支点Oよりも後方に位置するため、移動板25は上方が後方へと傾斜して、固定 板33との間で上広がりの破砕空間Cを構成している。この状態より、ロッド2 6aが固定板33に向かって前方側へと押し出すと、支点Oが前方側の下方に位 置し、かつ、油圧シリンダ26のシリンダ部26aをフレーム23に回転可に軸 着してと共に、ロッド26bと移動板25も回転可に軸着しているため、シリン ダ部26a、ロッド部26bを傾斜させながら、移動板25は下向きに楕円状の 回転軌跡を取りながら固定板33へと近接していく。よって、破砕空間Cを狭め て、移動板25と固定板33の対向面に取り付けている破砕プレート30、34 とで破砕空間C内の被破砕物Zを打撃すると共に圧迫、破砕して小さい破砕物と する。かつ、この破砕時、移動板25は下向きに回転して被破砕物Zを下方へ押 圧する圧力を負荷し、破砕物を下方の排出口23eへと押し出していく。
【0028】 図4中鎖線で示すように、ロッド26bが最も伸長した押限の位置で移動板2 5と固定板33との間の破砕空間Cが最も狭まる。この押限に達すると、ロッド 26bは引き込み作動に切り替わり、移動板25はロッドの伸長作動時とは逆に 、上向き楕円状の回転軌跡をとりながら固定板33から離反して、図4中実線で 示す状態に戻り、破砕空間Cを拡大する。
【0029】 上記のように、移動板25の下方に支点Oを設け、かつ、移動板25の略中央 部をロッド26bに回転可に軸着していることにより、所定の楕円状の回転軌跡 で、移動板25は固定板33へと近接・離反動作を繰り返す。該動作で、移動板 25と固定板33との対向面の破砕プレート30と34とで、破砕空間Cに投入 された被破砕物Zに打撃を与えて、小さく破砕して、排出口23eより排出させ ることができる。
【0030】 図8は第2実施形態を示し、フレーム23の上端にホッパー50を取り付けて いる。該ホッパー50は図中上方の開口50aより下方の開口に向かって縮小し た四角錐筒状で、下方の開口の周囲にフランジ部50cを設けている。下方開口 をフレーム23の上方の投入口23dと連通させて、フランジ部50cをフレー ム23の側板23bより突設したフランジ部23fにボルト締め固定している。
【0031】 上記のようにホッパー50を取り付けた場合、ホッパー50で被破砕物をすく いあげて、ホッパー50の内部に溜める。ついで、パワーショベルのアームおよ びリンクを駆動して、図8に示すように、ホッパー50が上方に位置するように 回転する。この状態で、ホッパー50ですくいあげた被破砕物が、ホッパー50 の下方開口からジョークラッシャのフレーム23の固定板33と移動板25との 間の破砕空間Cに投入される。ついで、油圧シリンダ26を駆動して、第1実施 形態と同様に移動板25を作動して、被破砕物を破砕し、小さくなった破砕物を 排出口23eより排出する。
【0032】 第2実施形態ではホッパー50を連結しているため、ホッパー50ですくいあ げた被破砕物Zを破砕するため、一度に大量の被破砕物を破砕することができる 。
【0033】
【考案の効果】
以上の説明より明らかなように、本考案に係わるジョークラッシャでは、被破 砕物を破砕するために固定板に向かって近接・離反の往復作動をさせる移動板を 、下方を回転支点として、その中間部を油圧シリンダのロッドに回転可に軸着し ているため、楕円状の回転軌跡で作動させることができる。よって、従来のよう に、複雑な偏心機構や上下リンク機構を用いることなく、上広がりの破砕空間を 移動板と固定板とで構成しながら、移動板を固定板側にむかって下向きの楕円状 回転軌跡をとらせながら近接させることができるため、効率良く破砕空間に投入 された被破砕物を破砕することができる。
【0034】 特に、この種のジョークラッシャでは被破砕物が構成部材の隙間に入り込みや すく、かつ、使用条件が苛酷であるため、構成部品が少ないと共に簡単な構成で なければ、故障が発生しやすいため、本考案のように、移動板に下方へ突出した 支持腕部を設け、この支持腕部をフレームに回転可に軸着して回転支点とし、移 動板の背面側を油圧シリンダのロッド部に連結するだけの極めて簡単な構造とす ると、故障の発生を減少でき、かつ、生産コストおよびメンテナンスコストも大 幅に削減できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1実施形態の一方の側板を取り除
いた状態の正面図である。
【図2】 第1実施形態のカバーの一部を取り除いた状
態の平面図である。
【図3】 第1実施形態の固定板の外側からみた斜視図
である。
【図4】 第1実施形態の要部拡大図である。
【図5】 第1実施形態のアジャストプレート取付部分
の分解斜視図である。
【図6】 第1実施形態のジョークラッシャで被破砕物
を破砕する作動状態を示す図面である。
【図7】 第1実施形態のジョークラッシャをパワーシ
ョベルに取り付けた状態の斜視図である。
【図8】 第2実施形態の正面図である。
【図9】 従来例のジョークラッシャの正面図である。
【図10】 他の従来例のジョークラッシャの正面図で
ある。
【符号の説明】
1 パワーショベル 2 アーム 3 リンク 20 ジョークラッシャ 23 フレーム 25 移動板 25b 支持腕部 26 油圧シリンダ 26b ロッド 27、28、31 支軸 30、34 破砕プレート 33 固定板 35 アジャストプレート
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム内に固定板と移動板を対向配置
    し、該移動板をフレーム内に取り付けた油圧シリンダに
    より固定板に対して近接・離反作動させ、これら固定板
    と移動板との対向面に設けた破砕プレートで被破砕物を
    破砕してフレームの下端開口より排出するジョークラッ
    シャで、 上記油圧シリンダのロッドを移動板に回転可に軸着する
    と共に、移動板の背面より下方へ突出させた支持腕部を
    設け、その下端をフレームに回転可に軸着して、油圧シ
    リンダのロッドの作動により移動板を楕円状に偏心回転
    作動させ、移動板が下向きの回転軌跡を取りながら固定
    側に向かって近接して固定板との間で被破砕物を破砕す
    る構成としているジョークラッシャ。
  2. 【請求項2】 上記フレームは、油圧ショベルのアーム
    およびリンクの先端に取り付けるためのブラケットを備
    え、上記油圧シリンダは油圧シャベルに備えたアタッチ
    メント駆動用の油圧で駆動させる構成とし、該油圧シリ
    ンダを上記フレームに回転可に軸着している請求項1に
    記載のジョークラッシャ。
  3. 【請求項3】 上記支持腕部の軸支点は、上記油圧シリ
    ンダのロッドの最も伸長した押限の下方に位置させてい
    る請求項1および請求項2に記載のジョークラッシャ。
  4. 【請求項4】 上記固定板および移動板に取り付ける破
    砕プレートは上下複数段にわけて夫々固定し、かつ、最
    下段の破砕プレートと固定板あるいは/および移動板の
    間には排出する破砕物の大きさを設定するためのアジャ
    ストプレートを選択的に着脱自在に介設している請求項
    1乃至請求項3のいずれか1項に記載のジョークラッシ
    ャ。
  5. 【請求項5】 上記フレームの上部にホッパーを取り付
    け、該ホッパーよりフレームの上端開口を通して、被破
    砕物を固定板と移動板との間に投入する構成としている
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のジョーク
    ラッシャ。
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