WO2009004737A1

WO2009004737A1 - 鋳物折断装置の可動刃物装置の軸受け構造と、この軸受け構造を備えた可動刃物装置と固定刃物装置の排出口の構造

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Publication number: WO2009004737A1
Application number: PCT/JP2007/063621
Authority: WO
Inventors: Yasuaki Okuya
Original assignee: Yasuaki Okuya
Priority date: 2007-07-02
Filing date: 2007-07-02
Publication date: 2009-01-08

Abstract

　本発明において、可動刃物装置は、フレームの下端に設けた軸受け構造を介して揺動自在となっており、この軸受け構造は、フレーム（３）に設けた軸受け支持ケース（８０）と、軸受け支持ケースに設けた軸（８２）と、この軸の下方側に設けられる下部軸受け片（８３）と、軸の上方側に被嵌される刃物支持部（５０）の下端に開設した凹部（５００）とを構成部材として構成する。この構成部材の刃物支持部の下端に、下部軸受け片を止め具で支持し、この軸に、この可動刃物装置を軸支する構成である。そして、この刃物支持部の軸受け側を、この刃物支持部の本体部より肉厚とするとともに、後方側を、正面視して、略平行四辺形の軸受け部に膨出形成する構成とした鋳物折断装置の可動刃物装置の軸受け構造である。

Description

明細書铸物折断装置の可動刃物装置の軸受け構造と、この軸受け構造を備えた可動刃物装置と固定刃物装置の排出口の構造技術分野

本発明は、湯口、湯道、堰、不良铸物等の铸物廃材を破砕 ·折断（折断とする）する铸物折断装置の可動刃物装置の軸受け構造と、この軸受け構造を備えた可動刃物装置と固定刃物装置の排出口の構造に関する。背景技術 '

この铸物折断装置の可動刃物装置の軸受け構造と、この軸受け構造を備えた可動刃物装置と固定刃物装置の排出口の構造を始めとして、当該鏡物折断装置の全体構造に関し、本出願人の開発に係る発明，特許発明が、日本、アメリカ、又はヨーロッパにおいて、多数挙げられるので、その一例を下記に説明する。

[ 1 ] 日本出願の特開平 6— 1 06083号の「油圧による鏡造用の堰、湯道、不良製品等の破砕 ·折断装置」、特開 2002— 224580の「铸物の折断方法と、刃物構造」と、また米国特許第 5， 79 1 , 5 7 3号の「C RUSH I NG — BREAK I NG AP PARATUS」、欧州特許第 09 1 9283号" An Ap p a r a t u s f o r c r u s h i n g— b r e a k i n g u s e l e s s c a s t i n g p r o d u c t s u s i n g a f i x e d a n d a r o c k i n g c u t t e r d e v i c e a n d me t h o d f o r c o a t i n g s a i d c u t t i n g d e v i c e s，，、或いは国際出願 P CTZ J P 2006/30 1 9 1 8の「铸物の折断方法」と、同国際出願 PCTZ J P 2006 324035の「铸物折断装置に装備される刃物装置」が存在する。

[2] そして、この铸物折断装置の基本的な構造は、下記の概要（ 1)、（2)、 (3) となっている。

その概要（1) は、この铸物折断装置の刃物装置について説明すると、この刃物装置は、固定刃物装置と、この固定刃物装置に対峙する可動刃物装置で構成する。そして、この固定 ·可動刃物装置は、軸受け部を備えた刃物支持部と、この刃物支持部に設けた千鳥状に突設した多数個の固定 ·可動刃物を備えた固定 · 可動刃物装置で構成する。この固定 ·可動刃物の間に、鎵造用の堰、湯道、不良製品等（铸物廃材とする）を投入し、この固定 ·可動刃物の嚙合わせを介して、鎵物廃材を、破砕 ·折断する構造である。この铸物廃材の投入と、その破砕 ·折断を、容易かつ確実に実行するために、固定刃物装置は、フレームに、略 1 5度傾斜して設け、また可動刃物装置は、可動手段（シリンダー）と軸受け構造を介して可動する構成が要求される。

次に、概要（2 ) は、可動刃物装置の軸受け構造について説明すると、前述の如く、铸物廃材は、固定 ·可動刃物及び Z又は固定 ·可動刃物装置（固定 ·可動刃物とする）の対峙関係を利用して、破砕することから、この可動刃物装置の軸受け及び Z又は可動刃物装置の刃物支持部には、大きな荷重が掛かり、この荷重に耐え得る可動刃物装置の軸受け及び Z又は刃物支持部の構造が要求される。

さらに、概要（3 ) は、排出口の構造と、固定刃物と可動刃物との嚙合わせ構造について説明すると、破砕 ·折断された铸物原料を、固定刃物装置と可動刃物装置の排出口から、スムーズかつ確実に、排出するために、この可動刃物装置が後退限において、この排出口の開度を確実に確保し、また可動刃物装置の前進限においては、固定刃物との可動刃物との嚙合わせを確保し、铸物廃材を、確実かつ容易に、破砕 ·折断する構造が要求される。

以上の概要（1 ) 〜（3 ) に記載の要求は、前述した、各先行文献においても、概ね達成される。しかし、より铸物廃材の破碎 ·折断を容易にすることと、この容易な作業を図るためには、可動刃物装置の軸受け構造と、この可動刃物装置の刃物支持部の構造が要求される。発明の開示

上記に鑑み、本発明は、下記の改良点及び又は構造を提案する。

「1」は、この可動刃物装置の軸受け及び又は可動刃物装置の刃物支持部に掛かる大きな荷重に対しても有効な構造を提供すること、また可動刃物装置の軸受け及び又は刃物支持部の構造に要求される略全ての条件をクリァーできる構造を提供すること、等を意図する。

「2」は、この可動刃物装置の軸受け及び/又は可動刃物装置の刃物支持部の強度の向上を図ることで、铸物廃材の破砕 ·折断に要求される作業の簡略化と、作業時間の短縮化を図ること、また作業者の肉体的負担を軽減し、職場環境の向上を図ること等にある。また再生铸物（再生原料）の品質劣化を回避する。

「3」は、前記「2」に記載の作業の簡略化と、作業時間の短縮化を図ることで、 C 0 ₂の軽減化を図り、地球環境 ·職場環境の維持を図ること、また医療費の削減化を図ること等にある。

「4」は、また可動刃物装置が後退限において、排出口の開度を大きくし、再生铸物を、スムーズかつ確実に、排出し、かつ排出口が閉塞されない構造を提供する。

「5」は、可動刃物装置の前進限においては、固定刃物との可動刃物との嚙合わせを確保し、铸物廃材を、確実かつ容易に、破碎 ·折断する構造を提供する。

「6」は、前記「4」と、「5」に記載の排出口及び/又は固定刃物と可動刃物との嚙合わせを確保し、铸物廃材の破碎 ·折断作業の簡略化と、作業時間の短縮化を図ることで、 C〇₂の軽減化を図り、地球環境 ·職場環境の維持を図ること、また医療費の削減化を図ること等にある。

以下、発明の効果は「1」〜「6」の番号を引用する。発明の効果

請求の範囲第 1項は、鍩物折断装置のフレームに設けた固定 ·可動刃物装置を、固定 ·可動刃物支持部と、この固定 ·可動刃物支持部に架承した、固定 *可動刃物を備えた固定 ·可動刃物装置とで構成し、

この可動刃物装置の軸受けを、前記フレームに設けた軸受け支持ケースと、この支持ケースにプロックを介して設けた軸と、この軸の下方側に設けられる下部軸受け片と、前記軸の上方側に被嵌される前記刃物支持部の下端に開設した凹部とを構成部材とし、この構成部材の刃物支持部に、前記下部軸受け片を止め具で支持し、この軸に、この可動刃物装置を軸支する構造とし、また前記刃物支持部の軸受け側を、この刃物支持部の本体部より肉厚とするとともに、後方側を、正面視して、略平行四辺形の軸受け部を膨出形成する構成とした鎵物折断装置の可動刃物装置の軸受け構造である。

従って、請求の範囲第 1項は、前述の「1」〜「3」、「6」の目的が達成でさる。

請求の範囲第 2項は、請求の範囲第 1項に記載の铸物折断装置の可動刃物装置の軸受け構造において、

前記可動刃物装置の前進限の状態で、前記膨出形成した略平行四辺形の軸受け部の後方側が、鉛直方向に維持される構成とした铸物折断装置の可動刃物装置の軸受け構造である。

従って、請求の範囲第 2項は、請求の範囲第 1項の目的及び前述の「4」の目的が達成できる。

請求の範囲第 3項は、請求の範囲第 1項に記載の铸物折断装置の可動刃物装置の軸受け構造において、

前記可動刃物装置の後退限の状態で、前記フレームに設けた軸受け支持ケースの前方側が、鉛直方向に維持される構成とした铸物折断装置の可動刃物装置の軸受け構造である。

従って、請求の範囲第 3項は、請求の範囲第 1項の目的及び前述の「5」の目的が達成できる。

請求の範囲第 4項は、铸物折断装置のフレームに設けた固定 ·可動刃物装置を、固定 ·可動刃物支持部と、この固定 ·可動刃物支持部に架承した、固定 '可動刃物を備えた固定 ·可動刃物装置とで構成し、

この可動刃物装置は、フレームに設けた軸受けを介して、可動自在に設ける構造とし、

また前記刃物支持部の軸受け側を、この刃物支持部の本体部より肉厚とするとともに、後方側を、正面視して、略平行四辺形の軸受け部を膨出形成し、またこの軸受け側の前方側を、正面視して、袈裟きり形状の切欠き部に形成する構成とした铸物折断装置における軸受け構造を備えた可動刃物装置と固定刃物装置の排出口の構造である。従って、請求の範囲第 4項は、前述の「1」の目的が達成できる。

請求の範囲第 5項は、請求の範囲第 4項に記載の铸物折断装置における軸受け構造を備えた可動刃物装置と固定刃物装置の排出口の構造において、

前記可動刃物装置の後退限の状態で、前記袈裟きり形状の切欠き部が、鉛直方向に維持される構成とした铸物折断装置における軸受け構造を備えた可動刃物装置と固定刃物装置の排出口の構造である。

従って、請求の範囲第 5項は、請求の範囲第 4項の目的及び前述の「4」の目的が達成できる。図面の簡単な説明

図面の説明をすると、図 1は、可動刃物装置が後退限にあり、固定刃物装置との間で形成された投入開口が開放している状況を示した正面模式図、図 2は、可動刃物装置が前進過程であって、固定刃物装置との間の投入開口が順次閉塞していく状況を示した正面模式図、図 3は、可動刃物装置が前進限にあり、固定刃物装置との間で形成された排出口が、大きく開放していく状況を示した正面模式図、そして、図 4は、排出口が、大きく開放した状態で、再生原料が、略完全に排出された状態を示した正面模式図、図 5は、可動刃物装置が後退限にあり、図 1と同じ状況を示した正面模式図、図 6は、破砕及び又は折断装置の一例を示した一部省略の正面模式図、図 7は、破砕及び又は折断装置の一例を示した平面模式図、図 8は、破砕及び Z又は折断装置の一例を示した右側面模式図、図 9 は、破砕及び又は折断装置の一例を示した左側面模式図である。

本発明の折断方法を図 1〜図 5を基に説明すると、図 1の如く、可動刃物装置（一方刃物装置）が後退限にある状況で、可動刃物装置の刃物台の上方開放と、固定刃物装置（他方刃物装置）の刃物台の上方開放で形成されている投入開口より铸物廃材（原料）が投入される。この投入された原料の中で、可動 ·固定刃物間（両刃物間とする）より落下した、比較的細長の原料（長尺原料）をダンパーで受け止めることで、原料及び又は後述する長尺原料の確実な受入と、後述するように原料及び/又は長尺原料等の確実かつ効率的な破砕及び又は折断等（折断とする）を図る。そして、図 2、図 3の如く、前記投入開口より、原料は、可動刃物装置が下端側の軸（可動支点軸）を支点として円弧軌跡に沿って前進移動し、この可動刃物の上側の軸にシリンダ一の略全ての押圧力が作用し、この近傍の両刃物間にこの押圧力が作用するとともに、円弧軌跡に沿って前進移動することで、下端の軸の近傍で、排出口の上方の両刃物間は梃子の原理から強大な破砕力及び/又は折断力（折断力とする）を発生し、投入された原料を確実かつスムーズに折断する。この折断は、前記両刃物の嵌合い関係を利用して行われる。この折断は、上下軸とシリンダーとを介して、確実かつ低圧力で行われること、またこの構成を採用することで、装置全体の小型化、或いはランニングコストの低減化等に役立つ実益がある。

前記の作業を介して、折断された再生铸物（再生铸物製品ノリサイクル原料）は、両刃物の表面及び又は隙間を介して順次、大きく開放する排出口を介して自然落下し、铸物原料の略全部が、確実に装置外に排出される。この作業を介して、投入された原料の、確実かつ低圧力での折断が可能となること、またシリンダー、装置全体の小型化、或いはランニングコストの低減化、等に役立つ実益がある。

尚、本発明では、ダンパーは原則として、折断作用には、直接関与せず、長尺原料の落下防止と、再生铸物の滞留を主たる目的とするが、このダンパーに所定以上の荷重が掛かった場合には（再生鎵物が滞留した場合には）、この再生铸物の重みで、当該ダンパーが下方に可動し、この排出口を開放する（この荷重による自動排出は、図 2と図 3に限らず、他の状況でもあり得る）。この開放で滞留した再生铸物が機械外及び Z又は所定の場所（容器）に向って搬送かつ収容される。

その後、図 4の如く、前進限にある可動刃物装置がシリンダーのピストン口ッドの伸縮を介して後退していき、そのまま後退限に至る作業と、前記両刃物間に原料が存在する場合（一部に、再生铸物も含まれる）には、再度、この可動刃物装置が前進し、前述と同様な折断作業を繰り返す。従って、この両刃物間に原料が存在する場合には、この可動刃物装置の前進と後退とが繰り返される。

そして、例えば、この両刃物間に原料が存在しない場合には、原則として後退限の状態で、前述と同様に投入開口に向って、新しい原料が投入される（供給される）。

尚、特例として、可動刃物装置の前進移動時に、この可動刃物装置に負荷が掛かったときは、一度後退した後に、再度前進する構成もある。また可動刃物装置が前進限に達した後は、後退する。この後退の際に、可動刃物装置に負荷が掛かったときは、一度前進した後に、再度後退する。以上のような前進及び Z又は後退等の各構成例は一例であり、制御手段の制御を利用して適宜変更される。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の方法に使用する破砕及び Z又は折断装置の一例を、図面に基づいて説明すると、この破砕及び Z又は折断装置 1は、側板 2 a、 2 b及び差渡し板 2 cで構成された上下開放のフレーム 3と、このフレーム 3に設けた固定刃物装置 4 (固定刃物装置）及び可動刃物装置 5 (移動刃物装置）と、この可動刃物装置 5を前進後退させるシリンダー 6と、ダンパー 7を主構成要素とする。

まず、固定刃物装置 4と、この固定刃物装置 4に対峙する可動刃物装置 5とで構成した上方の投入開口 1 1から原料 Wを投入し、前記可動刃物装置 5の上側の支点 5 bを有する移動手段を介して、前記可動刃物装置 5が円弧軌跡によって移動し、投入した原料 Wを押圧し、またこの固定 ·可動刃物装置 4、 5により折断を介して、前記原料 Wの破砕 ·折断を行う。

この固定刃物装置 4は、フレーム 3に設けた刃物台取付け用の刃物支持部 4 0と、この刃物支持部 4 0に着脱自在に設けられる刃物台 4 1と、この刃物台 4 1に千鳥状に多数個設けられた半截截頭円錐形の折断'破砕用の固定刃物 4 2 (受け刃、又は押し刃）と、で構成されている。半截截頭円錐形の固定刃物 4 2の曲面状傾斜面 4 2 aは、折断铸造（再利用できる折断铸物）力確実かつ自然に落下できる傾斜を有する。この固定刃物 4 2は、千鳥状に配備されるとともに、この固定刃物 4 2間には、後述の可動刃物装置 5の半截截頭円錐形の可動刃物 5 2 が嵌合できる空間 Aが形成されているとともに、この空間 Aに後述する可動刃物装置 5の可動刃物 5 2が嵌合される。この空間 Aに嵌入された可動刃物装置 5の可動刃物 5 2と、固定刃物装置 4の固定刃物 4 2とで形成される嵌合隙間を、折断铸物が落下する。図中 4 3は底側 4 2 bに山形形状に突出した底側山部であり、この底側山部 4 3は、原料 W (铸物製品、不要铸物原料等）等の効率的な折断と、再生鎵物 W 1の固定刃物 4 2及び又は可動刃物 5 2の間の挟み込み防止等を図る。殊に長尺原料 W' の折断に有効である。この構成を採用した結果、例えば、再生铸物 W 1 (再生原料）の飛散の防止と、再生铸物 W 1の破砕及びノ又は折断装置 1の下方への押圧（押圧応力）と、同時に折断（折断力）とが図れる特徴がある。図中 4 4は固定刃物 4 2間に設けた折断 ·破砕用のリブ形刃物を示す。

可動刃物装置 5は、フレーム 3の下端の支点 5 aとなる後述する軸受け構造 8を介して揺動自在に設けた刃物支持部 5 0と、この刃物支持部 5 0に着脱自在に設けられる刃物台 5 1と、この刃物台 5 1に千鳥状に多数個設けられた半截截頭円錐形の折断 ·破砕用の可動刃物 5 2 (押し刃）と、で構成されている。この半截截頭円錐形の可動刃物 5 2の曲面状傾斜面 5 2 aは、再生铸物 W 1が、確実かつ自然に落下できる傾斜を有する。この可動刃物 5 2は、千鳥状に配備されるとともに、この可動刃物 5 2の空間 A ' には、前記固定刃物装置 4の半截截頭円錐形の固定刃物 4 2が嵌合される（空間 Aと空間 A 'との間への可動刃物 5 2と固定刃物 4 2の挿入である）。図中 5 3は底側 5 2 bに山形形状に突出した底側山部であり、この底側山部 5 3は、原料 W等の効率的な折断と、再生铸物 W 1の固定刃物 4 2及び又は可動刃物 5 2の間における挟み込み防止等を図る。殊に長尺原料 W ' の折断に有効である。この構成を採用した結果、例えば、再生铸物 W 1 の飛散の防止と、再生铸物 W 1の破砕及び又は折断装置 1の下方への押圧と、同時に折断とが図れる特徴がある。図中 5 4は可動刃物 5 2間に設けた折断 ·破砕用のリブ形刃物を示す。

そして、軸受け構造 8は、前記フレーム 3に設けた軸受け支持ケース 8 0と、この支持ケース 8 0にブロック 8 1を介して設けた軸 8 2と、この軸 8 2の下方側に設けられる下部軸受け片 8 3と、前記軸 8 2の上方側に被嵌される前記刃物支持部 5 0の下端に開設した凹部 5 0 0とを構成部材として構成する。そして、この構成部材の刃物支持部 5 0の下端に、下部軸受け片 8 3を止め具 8 4で支持し、この軸 8 2に、この可動刃物装置 5を軸支する構造である。尚、この刃物支持部 5 0の軸受け側 5 0— 1を、この刃物支持部 5 0の本体部 5 0 1より肉厚（図 6において、 A < B ) とするとともに、後方側 5 0 aを、正面視して、略平行四辺形の軸受け部 5 0 2に膨出形成する構成とし、この可動刃物装置 5の前進限の状態で、軸受け部 5 0 2及び Z又は支持ケース 8 0の後方側が、鉛直方向に維持され、軸 8 2と上側の支点 5 bとが、鉛直方向の線上に位置し、この刃物支持部 5 0 (可動用の刃物）に梃子運動機構による押圧が付与される。しかも、固定刃物 4 2と可動刃物 5 2の最終的な嚙合が図れる。尚、この軸受け側 5 0— 1の前方側 5 0 bを、正面視して、袈裟きり形状の切欠き部 5 0 3に形成する構成とし、この可動刃物装置 5の後退限の状態で、切欠き部 5 0 3が、鉛直方向に維持される構成とし、排出口 1 2を最大に開口し、再生铸物 W 1を、確実かつスムーズに排出することを意図する。

この可動刃物装置 5の上側の支点 5 bには、シリンダー 6のピストンロッド

6 1の拡縮を介して、前記可動刃物装置 5の下側の軸 8 2を支軸として前進後退 (移動）する。即ち、移動側の可動刃物 5 2が固定側の固定刃物 4 2に接離し、かつビストン口ッド 6 1が刃物支持部 5 0の上方に枢着されていることから、この軸 8 2とピストンロッド 6 1が枢着された上方位置とで梃子運動機構が構成され、この刃物支持部 5 0に梃子運動機構による押圧が付与される。

ダンパー 7は固定刃物装置 4の水平下端底部 4 aに僅かのスペース Hをおいて、しかも、この固定刃物装置 4の支点軸 4 bよりフレーム 3内に設けた枢軸 9 で可動自在に設けられており、この可動は空圧シリンダー 1 0を利用して行う。この空圧シリンダー 1 0は、フレーム 3の上方に支点軸 1 0 aを有する片持ちであり、そのピストンロッド側 1 0 bが可動可能に設けられる。そして、この空圧シリンダー 1 0の空気圧は、バルブで調整可能であり、このダンパー 7が必要とする荷重に対応できる構成を採用し、このダンパー 7の自動開閉を司る。従って、例えば、このダンパー 7に再生铸物 W 1が堆積され、設定空気圧より上昇した際には、自動的に下がり、排出口 1 2が開放する。これにより、ダンバ一 7への負荷を解消することと、確実な排出を図る。そして、この排出と、可動刃物装置 5 の可動とを連繋することで、効率的かつ確実な折断と、原料 Wの投入と、再生铸物 W 1の排出が図れること等の実益がある。そして、この排出口 1 2からの再生铸物 W 1の排出は、ダンパー Ίに設けた先下り傾斜 7 aを介してよりスムーズに行われる。また排出口 1 2に、このダンパー 7を設けることで、長尺原料 W ' の落下を回避できる特徴を有するとともに、この落下の回避は、ダンバ一 7に設けた溶接リブ 7 0 0との相乗効果で、より発揮できる。この溶接リブ 7 0 0は、通常ダンパー 7の長手方向、又はこの長手方向と直交する方向（落下方向）に溶接し、直線状又は傾斜状等に一連に肉盛り成形すること、強度の向上と、破損 ·磨耗防止と、また折断刃物としての利用等が図れる特徴を有する。さらに前述の如く、水平下端底部 4 aに僅かのスペース Hをおいて、ダンパー 7を設け、またこのダンパー 7は枢軸 9を介して可動自在に設けられる。このダンパー 7には枢軸 9を揷設するための切欠き部 7 bを設ける。これにより、ダンパー 7の機能を発揮できること等の実益がある。図中 1 0 0はビストン口ッドを示す。符号の説明

1 破碎及び又は折断装置

2 a 側板

2 b 側板

2 c 差渡し板

3 フレーム

4 固定刃物装置

4 a 水平下端底部

5 0 刃物支持部

5 0 a 後方側

5 0 b 前方側

5 0 - 1 軸受け側

5 0 0 凹部

5 0 1 本体部

5 0 2 軸受け部

5 0 3 切欠き部

4 1 刃物台

4 2 固定刃物

4 2 a 曲面状傾斜面 2 b 底側

3 底側山部

4 リブ形刃物

可動刃物装置 a 下端の支点 b 上側の支点

0 刃物支持部

1 刃物台

2 可動刃物

2 a 曲面状傾斜面

2 b 底側

3 底側山部

4 リブ形刃物

シリンダー

1 ビストンロッドダンノー

a 先下り傾斜 b 切欠き部

0 0 リブ

軸受け構造

0 軸受け支持ケース

1 ブロック

2 軸

3 下部軸受け片

4 止め具

枢軸

0 空圧シリンダー

0 a 支点軸

0 b ピストンロッド側 1 0 0 ビストンロッド

1 1 投入開口

1 2 排出口

A 空間

A , 空間

H スペース

W 原料

w 長尺原料

W 1 再生铸物産業上の利用可能性

以上のように、本発明は、鎵物折断装置の可動刃物装置の軸受け構造と、この軸受け構造を備えた可動刃物装置と固定刃物装置の排出口の構造に関するものであって、铸物廃材を再生铸物とするために、最適な铸物折断装置の構造と、再生铸物を確実に排出し、铸物廃材の破砕 ·折断作業の簡略化と、作業時間の短縮化を図ることで、 C 0 ₂の軽減化を図り、地球環境 ·職場環境の維持を図ること、また医療費の削減化を図ること等にある。

Claims

請求の範囲铸物折断装置のフレームに設けた固定 ·可動刃物装置を、固定 ·可動刃物支持部と、この固定 ·可動刃物支持部に架承した、固定 ·可動刃物を備えた固定 ·可動刃物装置とで構成し、

この可動刃物装置の軸受けを、前記フレームに設けた軸受け支持ケースと、この支持ケースにブロックを介して設けた軸と、この軸の下方側に設けられる下部軸受け片と、前記軸の上方側に被嵌される前記刃物支持部の下端に開設した凹部とを構成部材とし、この構成部材の刃物支持部に、前記下部軸受け片を止め具で支持し、この軸に、この可動刃物装置を軸支する構造とし、また前記刃物支持部の軸受け側を、この刃物支持部の本体部より肉厚とするとともに、後方側を、正面視して、略平行四辺形の軸受け部を膨出形成する構成とした铸物折断装置の可動刃物装置の軸受け構造。

請求の範囲第 1項に記載の铸物折断装置の可動刃物装置の軸受け構造において、

前記可動刃物装置の前進限の状態で、前記膨出形成した略平行四辺形の軸受け部の後方側が、鉛直方向に維持される構成とした铸物折断装置の可動刃物装置の軸受け構造。

前記可動刃物装置の後退限の状態で、前記フレームに設けた軸受け支持ケースの前方側が、鉛直方向に維持される構成とした铸物折断装置の可動刃物装置の軸受け構造。

铸物折断装置のフレームに設けた固定 ·可動刃物装置を、固定 ·可動刃物支持部と、この固定 ·可動刃物支持部に架承した、固定 ·可動刃物を備えた固定 ·可動刃物装置とで構成し、

また前記刃物支持部の軸受け側を、この刃物支持部の本体部より肉厚とするとともに、後方側を、正面視して、略平行四辺形の軸受け部を膨出形成し、またこの軸受け側の前方側を、正面視して、袈裟きり形状の切欠き部に形成する構成とした铸物折断装置における軸受け構造を備えた可動刃物装置と固定刃物装置の排出口の構造。

5 . 請求の範囲第 4項に記載の铸物折断装置における軸受け構造を備えた可動刃物装置と固定刃物装置の排出口の構造において、

前記可動刃物装置の後退限の状態で、前記袈裟きり形状の切欠き部が、鉛直方向に維持される構成とした铸物折断装置における軸受け構造を備えた可動刃物装置と固定刃物装置の排出口の構造。