JP2002224580A - 鋳物の折断方法と、刃物構造 - Google Patents

鋳物の折断方法と、刃物構造

Info

Publication number
JP2002224580A
JP2002224580A JP2001025611A JP2001025611A JP2002224580A JP 2002224580 A JP2002224580 A JP 2002224580A JP 2001025611 A JP2001025611 A JP 2001025611A JP 2001025611 A JP2001025611 A JP 2001025611A JP 2002224580 A JP2002224580 A JP 2002224580A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
casting
cutting
tip
blade device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001025611A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Okuya
保明 奥谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2001025611A priority Critical patent/JP2002224580A/ja
Priority to KR10-2001-0062575A priority patent/KR100526687B1/ko
Priority to US09/977,575 priority patent/US6764036B2/en
Priority to BRPI0105532-1A priority patent/BR0105532B1/pt
Priority to MXPA01012304A priority patent/MXPA01012304A/es
Priority to DK01310274T priority patent/DK1228805T3/da
Priority to DE60128325T priority patent/DE60128325T2/de
Priority to EP01310274A priority patent/EP1228805B1/en
Publication of JP2002224580A publication Critical patent/JP2002224580A/ja
Priority to US10/860,049 priority patent/US7073739B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の刃物装置は、一方・他方刃物装置の刃
物の底側は平面形状で、上側は曲面形状である。長尺物
が、刃物間に存在する場合に、押圧力又は衝撃力は、面
接触に略近い状況となり、衝撃力不足となる。また確実
・スムースな折断が図れない状況、又は長尺物が、平面形状
と、曲面形状との間に挾み込まれた状態となり、その処
理に難渋する場合とがある。刃物の損傷、又は故障原因
発生、寿命の低下等、作業効率の低下等の如く、安全
面、作業管理面等において、問題が発生する。 【構成】本発明は、鋳物折断装置を利用した鋳物の折断
方法の刃物であって、対峙する刃物42、52の先端側に先
端側山部44、54を、底側に底側山部43、53を設ける構成
である。従って、一方・他方刃物装置の各刃物に設けた
先端側山部及び底側山部間で、不要鋳物の押圧作用、及
び折断作用ができる。長尺物の不要鋳物の折断を、確実
かつスムース゛に行える。折断寸法の略一定化を図り、かつ
折断寸法の略一定化で溶融の効率化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長尺物等の鋳物の折断
方法と、刃物に関する。
【0002】
【従来の技術】表題の鋳物の折断(破砕)方法と、刃物
に関しては、本出願人が日本及びアメリカ又はヨーロッハ゜で開示
した。例えば、日本出願の特開平6-106083号の油圧によ
る鋳造用の堰、湯道、不良製品等の破砕・折断装置、特
開平6-182238号の不揃いでなる鋳造用の堰、湯道、不良
製品等の破砕・折断方法等、また米国特許の5,791,573
号のCRUSHING-BREAKING APPARATUS、或いはヨーロッハ゜出願
の公開特許0919283号のAnapparatus for crushing-brea
king useless casting products using a fixedand a r
ocking cutter device and method for coating said c
utting devicesとが存在する。この文献を総括して提示
文献の概要(1)とする。
【0003】前記提示文献の概要(1)は、上下面開放の
一方・他方刃物装置と、この一方刃物装置には千鳥状に
突設された多数個の山形状の刃物を設け、また他方刃物
装置には千鳥状に突設された多数個の山形状の刃物を設
け、この他方刃物装置は可動可能に構成されている。こ
の他方刃物装置の後退時に、一方刃物装置で形成される
開口より、不要となった鋳造用の堰、湯道、不要製品等
(不要製品とする)を投入し、他方刃物装置の山形状の刃
物が、一方刃物装置の山形状の刃物と嵌め合い関係とな
ることで、不要鋳物等を破砕・折断(折断とする)する構
造であり、他方刃物装置の可動は、シリンタ゛ーを利用して行
い、またこの他方刃物装置の刃物に異常な荷重がかかっ
た場合には、リターン又は停止する。折断された鋳物製品
(再生鋳物)は、他方刃物装置の後退時に、一方刃物装置
で形成される排出口より、装置外に排出される。従っ
て、シリンタ゛ー及び自然落下を利用して、不要製品を破砕・
折断できる。
【0004】表題の鋳物の折断(破砕)方法に使用する
可動刃物装置に関しては、本出願人が日本及びアメリカで開
示した。例えば、日本出願の特開平6-106083号の油圧に
よる鋳造用の堰、湯道、不良製品等の破砕・折断装置、
また米国特許の5,791,573号のCRUSHING-BREAKING APPAR
ATUSとが存在する。この文献を総括して提示文献の概要
(2)とする。
【0005】この前記提示文献の概要(2)は、帯状底可
動刃物装置を、一方・他方刃物装置の排出口に、かつこ
の一方・他方刃物装置の何れか一方の下側に設けた構成
である。この帯状底可動刃物装置は、他方刃物装置の後
退時に、この他方刃物装置と一方刃物装置との開口より
投入された不要製品、又は再生鋳物の落下防止を図る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】提示文献の概要(1)
は、図9(イ)、(ロ)等の他方刃物装置の移動状況を示す模
式図の如く、一方刃物装置の刃物の底側は、平面形状に
形成されている。また対峙する他方刃物装置の刃物の上
側は曲面形状に形成されている。従って、長尺物が、こ
の底側の平面形状と、上側の曲面形状との間に存在する
場合に、当該長尺物に対する押圧力又は衝撃力(以下、
衝撃力とする)は、面接触に略近い状況となり、衝撃力
不足が要因となり、例えば、確実・スムースな折断が図れな
い状況、又は長尺物が、折断されず、所謂、逃げが生じ
て、底側の平面形状と、上側の曲面形状との間に挾み込
まれた状態となり、その処理に難渋する場合とがあり、
その改良が望まれている。また場合により、刃物の損
傷、又は故障原因発生、寿命の低下等、作業効率の低下
等の如く、安全面、作業管理面等において、問題が発生
する虞がある。
【0007】提示文献の概要(2)は、図9の如く、排出口
が開いた状態では、刃物間の隙間を通った不要鋳物(長
尺物)が、排出口より落下する虞があって、場合により
問題が発生する。殊に、大型の破砕・折断装置では、こ
の傾向が強く、改良すべき問題である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一方
・他方刃物装置の各刃物に設けた先端側山部及び底側山
部間で、不要鋳物の押圧作用、及び折断作用を行う構成
であるので、長尺物の不要鋳物の折断を、確実かつスムース
゛に行うこと、この折断寸法の略一定化を図り、かつ折
断寸法の略一定化で溶融の効率化(確実、スムース゛、スヒ゜ーテ゛
ィな溶融等)を図ること、等を意図する。
【0009】請求項1は、一方刃物装置の刃物に設けた
先端側山部及び底側山部と、この一方刃物装置と対峙す
る他方刃物装置の刃物に設けた先端側山部及び底側山部
とによる不要鋳物の押圧作用と、この両刃物の先端側山
部及び底側山部間による前記不要鋳物の折断作用とを行
い、前記不要鋳物の破砕・折断をする鋳物の折断方法で
あって、この不要鋳物を、少なくとも他方刃物装置の刃
物の円弧軌道による移動、及びこの他方刃物装置の刃物
に設けた先端側山部及び底側山部と、前記一方刃物装置
の刃物に設けた先端側山部及び底側山部との嵌め合いを
利用して破砕・折断して、再生鋳物を生成し、この再生
鋳物を、前記少なくとも他方刃物装置の円弧軌道による
後退移動で、前記一方・他方刃物装置の下方に向かって
落下し、この落下した再生鋳物を、前記一方・他方刃物
装置に設けた排出口の開放で排出する構成とした鋳物の
折断方法である。
【0010】請求項2の発明は、一方・他方刃物装置の
各刃物に設けた先端側山部及び底側山部間で、不要鋳物
の押圧作用、及び折断作用を行う構成であるので、長尺
物の不要鋳物の折断又は落下防止を、確実かつスムース゛に
行うこと、この折断寸法の略一定化を図り、かつ折断寸
法の略一定化で溶融の効率化(確実、スムース゛、スヒ゜ーテ゛ィな
溶融等)を図ること、等を意図する。
【0011】請求項2は、一方刃物装置の刃物に設けた
先端側山部及び底側山部と、この一方刃物装置と対峙す
る他方刃物装置の刃物に設けた先端側山部及び底側山部
とによる不要鋳物の押圧作用と、この両刃物の先端側山
部及び底側山部間による前記不要鋳物の折断作用とを行
い、またこの一方刃物装置の下方に設けた可動刃物装置
による前記不要鋳物の落下防止を図って、前記不要鋳物
の破砕・折断をする鋳物の折断方法であって、この不要
鋳物を、少なくとも他方刃物装置の刃物の円弧軌道によ
る移動、及びこの他方刃物装置の刃物に設けた先端側山
部及び底側山部と、前記一方刃物装置の刃物に設けた先
端側山部及び底側山部との嵌め合いを利用して破砕・折
断して、再生鋳物を生成し、この再生鋳物を、前記少な
くとも他方刃物装置の円弧軌道による後退移動で、前記
一方・他方刃物装置の下方に向かって落下し、この落下
した再生鋳物を、前記可動刃物装置の開放移動による前
記一方・他方刃物装置に設けた排出口の開放で排出する
構成とした鋳物の折断方法である。
【0012】請求項3の発明は、一方・他方刃物装置の
各刃物に設けた先端側山部及び底側山部間で、不要鋳物
の押圧作用、及び折断作用を行う構成の刃物装置を提供
し、長尺物の不要鋳物の折断を、確実かつスムース゛に行う
こと、この折断寸法の略一定化を図り、かつ折断寸法の
略一定化で溶融の効率化を図ること、等を意図する。
【0013】請求項3は、鋳物折断装置を利用した鋳物
の折断方法に使用する刃物であって、当該刃物の先端側
に先端側山部を、底側に底側山部を設ける構成とした刃
物構造である。
【0014】
【発明の実施の形態】他方刃物装置(移動刃物装置)が後
退限にある状況で、他方刃物装置の刃物台の上方開放
と、一方刃物装置(固定刃物装置、又は移動刃物装置)
の刃物台の上方開放で形成されている開口(投入口)に、
不要鋳物が投入される。尚、この投入の際に、可動刃物
装置を設置した構造では、刃物台の凹凸を利用して、長
尺物の落下を防止できる。その後、他方刃物装置が円弧
軌道に沿って前進移動するが、この際、円弧軌道に沿っ
て前進移動する刃物(押し刃)と、刃物(受け刃、又は押
し刃)とが嵌合い関係となり、折断作業が行われる。例
えば、長尺物の不要鋳物は、押し刃の底側の底側山部
と、受け刃の底側の底側山部による嵌合い関係による折
断力、即ち、上下方向折曲げ力により、確実に折断され
る。またこの押し刃の先端側の先端側山部と、受け刃の
先端側の先端側山部による押下げ力(押圧応力)によ
り、鋳物折断装置の下方への移動が図れることと、この
押し刃の先端側山部と、受け刃の先端側山部との嵌合い
関係による折断力が発生し、確実に折断される。またこ
の押し刃の先端側山部と、受け刃の先端側山部は、先端
側に向かって突出した形状であり、飛散防止用の先端側
山部として、押圧作業をする。従って、不要鋳物又は折
断鋳物の上方への移動もなく、安全かつ効率的な処理が
図れる。尚、底側山部及び先端側山部は、不要鋳物又は
折断鋳物の折断力の集中が図れるので、確実かつ低圧力
での折断、又はシリンタ゛ー、装置全体の小型化、或いはランニン
ク゛コストの低減化、等に役立つ実益がある。
【0015】その後、他方刃物装置の前進移動で、刃物
同士(刃物間)による押圧及び折断(刃物間の剪断)、又は
飛散防止用の先端側山部による押圧及び折断とが行われ
る。
【0016】尚、再生鋳物は、刃物間の隙間を落下しな
がら、順次下の刃物に受け止められるか、又は次の刃物
間の隙間に到る。その後は、前記押圧及び折断並びに落
下が適宜繰り返されていき、一方・他方刃物装置の刃物
の隙間又は刃物台の下方開放で形成されている開口(排
出口)から、例えば、下方の収容部に収められる。尚、
可動刃物装置を設置した構造では、排出時に可動(移動)
して、排出口を開放する。
【0017】また他方刃物装置は、前進移動のみでな
く、移動時に他方刃物装置に負荷がかかったときは、一
度前進退移動した後に、再度前進移動する構成もある。
また他方刃物装置が前進限に達した後は、後退移動す
る。この後退移動の際に、他方刃物装置に負荷がかかっ
たときは、前述の例と同様である。
【0018】
【実施例】以下、本発明の方法に使用する折断装置の一
例を、図面に基づいて説明すると、この折断装置1は、
側板2a、2b及び差渡し板2cで構成された上下開放のフレーム
3と、このフレーム3に設けた一方刃物装置4(固定刃物装置)
及び他方刃物装置5(移動刃物装置)と、この他方刃物装
置5を前進後退させるシリンタ゛ー6と、可動刃物装置7(移動刃
物装置)を主構成要素とする。
【0019】一方刃物装置4は、フレーム3に設けた刃物台取
付用の基板40と、この基板40に着脱自在に設けられる刃
物台41と、この刃物台41に千鳥状に多数個設けられた半
截截頭円錐形の折断・破砕用の刃物42(受け刃、又は押
し刃)と、で構成されている。半截截頭円錐形の刃物42
の曲面状傾斜面42aは、折断鋳造(再利用できる折断鋳
物)が、確実かつ自然に落下できる傾斜を有する。この
刃物42は、千鳥状に配備されるとともに、この刃物42間
には、後述の他方刃物装置5の半截截頭円錐形の刃物52
が嵌合できる空間Aが形成されているとともに、この空
間Aに後述する他方刃物装置5の刃物52が嵌合される。こ
の空間Aに嵌入された他方刃物装置5の刃物52と、一方刃
物装置4の刃物42とで形成される嵌合隙間を、折断鋳物
が落下する。図中43は底側42bに山形形状に突出した底
側山部であり、この底側山部43は、不要鋳物W(鋳物製
品、不要鋳物等)等の効率的な折断と、折断鋳物W1の刃
物42及び/又は刃物52の間の挟み込み防止等を図る。殊
に長尺物の折断に有効である。図中44は先端側42cに設
けた飛散防止用の先端側山部であり、この先端側山部44
は、先端側42cの刃物先端側上方44aが、該先端側42cの
刃物先端側下方44bに対して突出した構成となってい
る。尚、一方刃物装置4の刃物42の先端側42cより延長し
た想像延長線42c-1が、刃物台41面に対して鋭角Bに交わ
る構成とする。この構成を採用した結果、例えば、折断
鋳物W1の飛散の防止と、折断鋳物W1の鋳物折断装置の下
方への押圧(押圧応力)と、同時に折断(折断力)とが図れ
る特徴がある。図中45は刃物42間に設けた折断・破砕用
のリフ゛形刃物を示す。
【0020】他方刃物装置5は、フレーム3に枢軸8を介して
揺動自在に設けた移動板50と、この移動板50に着脱自在
に設けられる刃物台51と、この刃物台51に千鳥状に多数
個設けられた半截截頭円錐形の折断・破砕用の刃物52
(押し刃)と、で構成されている。半截截頭円錐形の刃物
52の曲面状傾斜面52aは、折断鋳物W1が、確実かつ自然
に落下できる傾斜を有する。この刃物52は、千鳥状に配
備されるとともに、この刃物52の空間A'には、前記一方
刃物装置4の半截截頭円錐形の刃物42が嵌合される。図
中53は底側52bに山形形状に突出した底側山部であり、
この底側山部53は、不要鋳物W等の効率的な折断と、折
断鋳物W1の刃物42及び/又は刃物52の間の挟み込み防止
等を図る。殊に長尺物の折断に有効である。図中54は先
端側52cに設けた飛散防止用の先端側山部であり、この
先端側山部54は、先端側52cの刃物先端側上方54aが、該
先端側52cの刃物先端側下方54bに対して突出した構成と
なっている。尚、一方刃物装置4の刃物42の先端側42cよ
り延長した想像延長線52c-1が、刃物台51面に対して鋭
角B'に交わる構成とする。この構成を採用した結果、例
えば、折断鋳物W1の飛散の防止と、折断鋳物W1の鋳物折
断装置の下方への押圧と、同時に折断とが図れる特徴が
ある。図中55は刃物52間に設けた折断・破砕用のリフ゛形
刃物を示す。
【0021】この他方刃物装置5は、シリンタ゛ー6のヒ゜ストンロット
゛61の拡縮を介して、前記他方刃物装置5が枢軸8を支軸
として前進後退(移動)する。即ち、移動側の刃物52が
固定側の刃物42に接離し、かつヒ゜ストンロット゛61が移動板50
の上方に枢着されていることから、この枢軸8(支点)
とヒ゜ストンロット゛61が枢着された上方位置とでテコ運動機構が
構成され、この移動板50にテコ運動機構による押圧が付与
される。
【0022】可動刃物装置7は一方刃物装置4の下側に枢
軸9で可動自在に設けられており、この可動はシリンタ゛ー10
を利用して行う。例えば、シリンタ゛ー10のヒ゜ストンロット゛100の伸
張で排出口11を閉塞し、又シリンタ゛ー10のヒ゜ストンロット゛100の収
縮で、一方刃物装置4の刃物台41の下方開放と、他方刃
物装置5の刃物台51の下方開放で形成される排出口11を
開放する構成となっている。尚、この可動刃物装置7の
表面には、不要鋳物Wスリッフ゜防止用の溶接リフ゛12を設け
る。またこの溶接リフ゛12は、耐磨耗性、強度の向上等に
役立つ特徴がある。
【0023】図中13は一方刃物装置4の刃物台41の上方
開放と、他方刃物装置5の刃物台51の上方開放で形成さ
れる開口で、この開口13より不要鋳物Wが投入される。
【0024】ここで、一方刃物装置4と他方刃物装置5の
作動状態を説明すると、一方刃物装置4の刃物台41と、
他方刃物装置5の刃物台51との対峙面にV字形ソ゛ーンの開口
13が形成され、この開口13に不要鋳物Wが投入された
後、この開口13は圧縮又は拡開される構成となってい
る。他方刃物装置5の移動と、この他方刃物装置5の半截
截頭円錐形の刃物52と、固定刃物装置4の半截截頭円錐
形の刃物42との嵌合い関係による不要鋳物Wの折断と、
刃物52の先端側52cと、刃物42の先端側42cとによる鋳物
折断装置の下方への押圧とを利用して、不要鋳物W又は
再生鋳物W1を折断し、かつ不要鋳物W又は再生鋳物W1の
飛散防止を図る。
【0025】以上の操作を介して再生鋳物W1は、鋳造折
断装置の排出口11に導き、この排出口11より鋳造折断装
置外に排出される。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明は、一方刃物装置の刃物
の先端側山部及び底側山部と、一方刃物装置と対峙する
他方刃物装置の刃物の先端側山部及び底側山部とによる
不要鋳物の押圧作用及び折断作用とを行い、不要鋳物の
破砕・折断をする鋳物の折断方法であって、不要鋳物
を、他方刃物装置の刃物の移動、及び両刃物の先端側山
部及び底側山部との嵌め合いを利用して破砕・折断し
て、再生鋳物を生成し、再生鋳物を、他方刃物装置の円
弧軌道による後退移動で、前記一方・他方刃物装置の下
方に向かって落下し、落下した再生鋳物を、一方・他方
刃物装置に設けた排出口の開放で排出する構成とした鋳
物の折断方法である。従って、一方・他方刃物装置の各
刃物に設けた先端側山部及び底側山部間で、不要鋳物の
押圧作用、及び折断作用を行うので、長尺物の不要鋳物
の折断を、確実かつスムース゛に行えること、この折断寸法
の略一定化を図り、かつ折断寸法の略一定化で溶融の効
率化(確実、スムース゛、スヒ゜ーテ゛ィな溶融等)が図れること、等
の特徴がある。
【0027】請求項2の発明は、一方刃物装置の刃物の
先端側山部及び底側山部と、一方刃物装置と対峙する他
方刃物装置の刃物の先端側山部及び底側山部とによる不
要鋳物の押圧作用及び折断作用とを行い、また可動刃物
装置による不要鋳物の落下防止を図って、不要鋳物の破
砕・折断をする鋳物の折断方法であって、不要鋳物を、
他方刃物装置の刃物の移動、及び両刃物の先端側山部及
び底側山部との嵌め合いを利用して破砕・折断して、再
生鋳物を生成し、再生鋳物を、他方刃物装置の円弧軌道
による後退移動で、前記一方・他方刃物装置の下方に向
かって落下し、落下した再生鋳物を、可動刃物装置の開
放移動による一方・他方刃物装置に設けた排出口の開放
で排出する構成とした鋳物の折断方法である。従って、
一方・他方刃物装置の各刃物に設けた先端側山部及び底
側山部間で、不要鋳物の押圧作用、及び折断作用を行う
ので、長尺物の不要鋳物の折断又は落下防止を、確実か
つスムース゛に行えること、この折断寸法の略一定化を図
り、かつ折断寸法の略一定化で溶融の効率化(確実、スムー
ス゛、スヒ゜ーテ゛ィな溶融等)が図れること、等の特徴がある。
【0028】請求項3の発明は、鋳物折断装置を利用し
た鋳物の折断方法に使用する刃物であって、当該刃物の
先端側に先端側山部を、底側に底側山部を設ける構成と
した刃物構造である。従って、一方・他方刃物装置の各
刃物に設けた先端側山部及び底側山部間で、不要鋳物の
押圧作用、及び折断作用を行う構成の刃物装置を提供で
きること、長尺物の不要鋳物の折断を、確実かつスムース゛
に行えること、この折断寸法の略一定化を図り、かつ折
断寸法の略一定化で溶融の効率化が図れること、等の特
徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する折断装置の全体斜視図であ
る。
【図2】図1の断面図である。
【図3】本発明に使用する他の折断装置の断面図であ
る。
【図4】一方刃物装置の拡大側面図である。
【図5】一方刃物装置を示す図であり、(イ)は拡大正面
図、(ロ)は拡大平面図、(ハ)は拡大底面図である。
【図6】他方刃物装置の拡大側面図である。
【図7】他方刃物装置を示す図であり、(イ)は拡大正面
図、(ロ)は拡大平面図、(ハ)は拡大底面図である。
【図8】可動刃物装置を示す拡大斜視図である。
【図9】従来の一方・他方刃物装置の作用状態を示す図
であり、(イ)は長尺物と刃物との関係を説明する拡大模
式図、(ロ)は(イ)の側面図を示す。
【図10】従来の一方・他方刃物装置の刃物関係を説明す
る拡大模式図である。
【符号の説明】
1 折断装置 2a 側板 2b 側板 2c 差渡し板 3 フレーム 4 一方刃物装置 40 基板 41 刃物台 42 刃物 42a 傾斜面 42b 底側 42c 先端側 42c-1 想像延長線 43 底側山部 44 先端側山部 44a 上方 44b 下方 45 リフ゛形刃物 5 他方刃物装置 50 移動板 51 刃物台 52 刃物 52a 傾斜面 52b 底部 52c 先端側 52b-1 想像延長線 53 底側山部 54 先端側山部 54a 上方 54b 下方 55 リフ゛形刃物 6 シリンタ゛ー 61 ヒ゜ストンロット゛ 7 可動刃物装置 8 枢軸9 枢軸 10 シリンタ゛ー 100 ヒ゛ストンロット゛ 11 排出口 12 溶接リフ゛ 13 開口 A 空間 A' 空間 B 鋭角 B' 鋭角 W 不要鋳物 W1 再生鋳物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方刃物装置の刃物に設けた先端側山部
    及び底側山部と、この一方刃物装置と対峙する他方刃物
    装置の刃物に設けた先端側山部及び底側山部とによる不
    要鋳物の押圧作用と、この両刃物の先端側山部及び底側
    山部間による前記不要鋳物の折断作用とを行い、前記不
    要鋳物の破砕・折断をする鋳物の折断方法であって、 この不要鋳物を、少なくとも他方刃物装置の刃物の円弧
    軌道による移動、及びこの他方刃物装置の刃物に設けた
    先端側山部及び底側山部と、前記一方刃物装置の刃物に
    設けた先端側山部及び底側山部との嵌め合いを利用して
    破砕・折断して、再生鋳物を生成し、 この再生鋳物を、前記少なくとも他方刃物装置の円弧軌
    道による後退移動で、前記一方・他方刃物装置の下方に
    向かって落下し、 この落下した再生鋳物を、前記一方・他方刃物装置に設
    けた排出口の開放で排出する構成とした鋳物の折断方
    法。
  2. 【請求項2】 一方刃物装置の刃物に設けた先端側山部
    及び底側山部と、この一方刃物装置と対峙する他方刃物
    装置の刃物に設けた先端側山部及び底側山部とによる不
    要鋳物の押圧作用と、この両刃物の先端側山部及び底側
    山部間による前記不要鋳物の折断作用とを行い、またこ
    の一方刃物装置の下方に設けた可動刃物装置による前記
    不要鋳物の落下防止を図って、前記不要鋳物の破砕・折
    断をする鋳物の折断方法であって、 この不要鋳物を、少なくとも他方刃物装置の刃物の円弧
    軌道による移動、及びこの他方刃物装置の刃物に設けた
    先端側山部及び底側山部と、前記一方刃物装置の刃物に
    設けた先端側山部及び底側山部との嵌め合いを利用して
    破砕・折断して、再生鋳物を生成し、 この再生鋳物を、前記少なくとも他方刃物装置の円弧軌
    道による後退移動で、前記一方・他方刃物装置の下方に
    向かって落下し、 この落下した再生鋳物を、前記可動刃物装置の開放移動
    による前記一方・他方刃物装置に設けた排出口の開放で
    排出する構成とした鋳物の折断方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載した鋳物折断
    装置を利用した鋳物の折断方法に使用する刃物であっ
    て、 当該刃物の先端側に先端側山部を、底側に底側山部を設
    ける構成とした刃物構造。
JP2001025611A 2001-02-01 2001-02-01 鋳物の折断方法と、刃物構造 Pending JP2002224580A (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001025611A JP2002224580A (ja) 2001-02-01 2001-02-01 鋳物の折断方法と、刃物構造
KR10-2001-0062575A KR100526687B1 (ko) 2001-02-01 2001-10-11 주물의 절단방법, 이 방법에 사용되는 날붙이 구조 및주물의 절단장치
US09/977,575 US6764036B2 (en) 2001-02-01 2001-10-16 Crushing-breaking method of casting products, cutter structure used for the method and crushing-breaking apparatus of casting products
BRPI0105532-1A BR0105532B1 (pt) 2001-02-01 2001-11-28 processo de britar e quebrar produtos fundidos,cortador usado no mesmo, e, aparelho de britar e quebrar produtos fundidos.
MXPA01012304A MXPA01012304A (es) 2001-02-01 2001-11-29 Metodo de molienda-fragmentacion de productos de fundicion, estructura de corte que utiliza el metodo y aparato de molienda-fragmentacion de productos de fundicion.
DK01310274T DK1228805T3 (da) 2001-02-01 2001-12-07 Fremgangsmåde og apparat til at knuse-knække stöbeprodukter og skæreindretning dertil
DE60128325T DE60128325T2 (de) 2001-02-01 2001-12-07 Verfahren und Vorrichtung zum Brechen und Zerkleinern von Giessprodukten und Schneidvorrichtung dafür
EP01310274A EP1228805B1 (en) 2001-02-01 2001-12-07 Method and apparatus for crushing-breaking of casting products and cutter arrangement therefor
US10/860,049 US7073739B2 (en) 2001-02-01 2004-06-04 Crushing-breaking method of casting products, cutter structure used for the method and crushing-breaking apparatus of casting products

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001025611A JP2002224580A (ja) 2001-02-01 2001-02-01 鋳物の折断方法と、刃物構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002224580A true JP2002224580A (ja) 2002-08-13

Family

ID=18890568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001025611A Pending JP2002224580A (ja) 2001-02-01 2001-02-01 鋳物の折断方法と、刃物構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002224580A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005082537A1 (ja) * 2004-03-02 2005-09-09 Hirado Kinzoku Kogyo Co., Ltd. 鋳物用湯道の破砕装置
KR100709627B1 (ko) * 2003-09-18 2007-04-19 야스아키 오쿠야 알루미늄의 전단장치
WO2007086148A1 (ja) * 2006-01-30 2007-08-02 Yasuaki Okuya 鋳物の折断方法
WO2008010300A1 (fr) 2006-07-18 2008-01-24 Yasuaki Okuya Socle de support d'outil et/ou support porte-outil pour dispositif permettant de découper des pièces moulées, et roulement pour le socle de support d'outil
JP2017159202A (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 油圧機工業有限会社 破砕機用の刃板及び破砕機
JP7482306B1 (ja) 2023-10-17 2024-05-13 油圧機工業有限会社 破砕機用の刃物、この刃物を利用する破砕機
CN118357050A (zh) * 2024-06-13 2024-07-19 江苏笨农生态农业有限公司 一种有机肥生产用可多级粉碎的有机肥粉碎机

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100709627B1 (ko) * 2003-09-18 2007-04-19 야스아키 오쿠야 알루미늄의 전단장치
US7438246B2 (en) 2004-03-02 2008-10-21 Hirado Kinzoku Kogyo Co., Ltd. Casting runner crushing device
EP1726363A1 (en) * 2004-03-02 2006-11-29 Hirado Kinzoku Kogyo Co., Ltd. Casting runner breaking device
WO2005082537A1 (ja) * 2004-03-02 2005-09-09 Hirado Kinzoku Kogyo Co., Ltd. 鋳物用湯道の破砕装置
EP1726363A4 (en) * 2004-03-02 2012-01-04 Hirado Kinzoku Kogyo Co Ltd DEVICE FOR BREAKING CASTING CHANNELS
CN100418635C (zh) * 2004-03-02 2008-09-17 平户金属工业株式会社 铸造用浇口的破碎装置
WO2007086148A1 (ja) * 2006-01-30 2007-08-02 Yasuaki Okuya 鋳物の折断方法
JPWO2007086148A1 (ja) * 2006-01-30 2009-06-18 保明 奥谷 鋳物の折断方法
WO2008010300A1 (fr) 2006-07-18 2008-01-24 Yasuaki Okuya Socle de support d'outil et/ou support porte-outil pour dispositif permettant de découper des pièces moulées, et roulement pour le socle de support d'outil
US8262007B2 (en) 2006-07-18 2012-09-11 Yasuaki Okuya Other side tool support base and/or other side tool post mounted to casting breaking apparatus, and bearing of the other side tool support base
EP2599549A1 (en) 2006-07-18 2013-06-05 Yasuaki Okuya Other side tool support base and/or other side tool post mounted to casting breaking apparatus, and bearing of the other side tool support base
JP2017159202A (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 油圧機工業有限会社 破砕機用の刃板及び破砕機
JP7482306B1 (ja) 2023-10-17 2024-05-13 油圧機工業有限会社 破砕機用の刃物、この刃物を利用する破砕機
CN118357050A (zh) * 2024-06-13 2024-07-19 江苏笨农生态农业有限公司 一种有机肥生产用可多级粉碎的有机肥粉碎机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5619881A (en) Double-scissors cutter
JP5317285B2 (ja) スクラップ剪断方法
KR100526687B1 (ko) 주물의 절단방법, 이 방법에 사용되는 날붙이 구조 및주물의 절단장치
JP5754859B2 (ja) レール破断解体機に用いる顎部用ブレードセット
US20060097095A1 (en) Crusher assembly
JP5089242B2 (ja) 剪断破砕機の固定刃
JP2002224580A (ja) 鋳物の折断方法と、刃物構造
JPH06106083A (ja) 油圧による鋳造用の堰、湯道、不良製品等の破砕・折断装置
JP5748323B2 (ja) 非鉄金属鋳物の剪断・折断装置
JP4481315B2 (ja) 鋳物折断装置に装備される他方刃物支持台及び/又は他方刃物台
JP4658851B2 (ja) スポンジチタン用切断機及びこれに使用される切断刃
US5669141A (en) Scissors type steel shearing apparatus with vertically displaced and angularly tilted shearing zones and transversely displaced interlocking portions
JP5362299B2 (ja) スクラップ剪断機
EP1201306B1 (en) System for preventing scatter of crush-cut castings for casting crush-cutting apparatus and cutting structure therefor
JP6576585B1 (ja) マルチ解体機
JPWO2007086148A1 (ja) 鋳物の折断方法
WO2009004737A1 (ja) 鋳物折断装置の可動刃物装置の軸受け構造と、この軸受け構造を備えた可動刃物装置と固定刃物装置の排出口の構造
JP2002361402A (ja) 鋳物の折断装置における刃物装置収斂部開放構造
JP2000301011A (ja) 不要鋳物製品の折断装置の刃物構造
EP0698688B1 (en) Machine for removing and breaking pavement
CA2184228C (en) Method for sharpening a chipper knife
WO2014162866A1 (ja) 切断機、切断方法、及び、シュート
EP0234770A2 (en) Metal baling machines
JP2002263510A (ja) 溶解スラク゛骨材の製造方法と、装置
JPH0966413A (ja) 矩形噛断機