JPH0815023B2 - モールド碍子の絶縁外套体の成形方法及びその成形型 - Google Patents

モールド碍子の絶縁外套体の成形方法及びその成形型

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JPH0815023B2
JPH0815023B2 JP18793191A JP18793191A JPH0815023B2 JP H0815023 B2 JPH0815023 B2 JP H0815023B2 JP 18793191 A JP18793191 A JP 18793191A JP 18793191 A JP18793191 A JP 18793191A JP H0815023 B2 JPH0815023 B2 JP H0815023B2
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JP
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insulating
molding
insulating jacket
molding die
jacket
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JP18793191A
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康雄 三島
功 中島
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はモールド碍子の絶縁外
套体の成形方法及びその成形型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、モールド碍子の製造に際しては
次の三つの方法がある。 (1)特開平2−148627号公報に示すように、絶
縁棒又は絶縁筒の外周面に対し、多数の笠部を有する絶
縁外套体を同時に一体成形する方法。
【0003】(2)西ドイツ特許公開公報第20441
79号に示すように、絶縁棒又は絶縁筒の外周面に対
し、一つの笠部を有する絶縁外套要素を成形した後、そ
の絶縁外套要素端部に次の絶縁外套要素を順次成形する
方法。
【0004】(3)欧州特許公開公報第0121133
号に示すように、絶縁棒又は絶縁筒の外周面に対し、既
に成形した絶縁外套要素を順次嵌合するとともに、各要
素間の接合面を接着剤あるいは凹凸嵌合して一体状に連
結する方法。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した
(1)の同時一体成形方法は、絶縁外套体に接合部がな
いので、気密信頼性を確保することができるが、大がか
りな成形型が必要であるとともに、その大がかりな成形
型は1種類の絶縁外套体しか成形できず、絶縁外套体の
種類に対応した数の成形型が必要であるいう問題があっ
た。
【0006】又、(2)の絶縁外套要素を順次接合する
成形方法は、成形型を小型化して成形作業を容易に行う
ことができる反面、絶縁外套要素どうしの接合界面を完
全に同化接着することができず、この結果接合界面にお
いてシール不良が生じて雨水が絶縁外套体の内部に侵入
し、絶縁特性を低下するという問題があった。
【0007】さらに、(3)の成形方法も前記(2)の
方法と同様に絶縁外套要素間の接合界面におけるシール
不良が生じて絶縁特性を低下するという問題があった。
さらに、絶縁外套要素と絶縁棒又は絶縁筒との間の接着
剤が個々の外套要素の軸方向へのスライイド嵌合にとも
なってかき取られ、絶縁棒又は絶縁筒と外套要素との接
着性に問題が生じるおそれがあった。
【0008】この発明の目的は上記従来の問題点を解消
して絶縁外套要素を順次成形する際、その要素どうしの
接合界面を同一化して確実に接合することができ、モー
ルド碍子としての絶縁信頼性を向上することができるモ
ールド碍子の絶縁外套体の成形方法及びその成形型を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は上
記目的を達成するため、絶縁棒又は絶縁筒の外周面に複
数の絶縁外套要素を成形型により順次成形する成形方法
において、該絶縁外套要素の軸方向の一端部が半硬化状
態でその一端部に連続して次の絶縁外套要素の成形を行
うようにしている。
【0010】又、請求項2記載の発明は上記目的を達成
するため、絶縁棒又は絶縁筒の外周面に軸方向に連続形
成された絶縁外套要素を形成するための成形型におい
て、前記絶縁外套要素の軸方向の一端部と対応する部分
の加熱温度が他の部分より低くなるように構成してい
る。
【0011】
【作用】この発明は絶縁外套要素の端部が半硬化状態で
次の絶縁外套要素の成形が行われるので、絶縁外套要素
どうしの接合界面が同一化して確実に接着され、接合部
のシール性が向上し、モールド碍子としての絶縁信頼性
を高めることができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図面
に基づいて説明する。最初に、この発明の成形方法及び
成形型により成形された碍管の構造を図7により説明す
ると、FRPなどの強化プラスチックよりなる円筒状の
耐圧絶縁筒1の上下両端部には接着剤2によりフランジ
部3a,4aを備えたフランジ金具3,4が嵌合固定さ
れている。又、前記耐圧絶縁筒1の外周面には例えばシ
リコンゴムなどにより絶縁外套体5が形成されている。
この絶縁外套体5は、複数の絶縁外套要素6及び1つの
単純筒状絶縁外套要素7を直列に連結して構成され、各
絶縁外套要素6は円筒部6aと、その端部外周に一体形
成された笠部6bとにより構成され、絶縁外套要素6,
7、隣接する他の絶縁外套要素6は後述する成形方法に
より互いに同一化された状態で接合されている。又、前
記耐圧絶縁筒1の外周面と絶縁外套体5の内周面とは耐
圧絶縁筒1に予め塗布したプライマー8により接着され
ている。前記耐圧絶縁筒1にプライマー8を塗布せず、
自己接着性を有する液状ゴムを成形型内に注入して絶縁
外套体5と耐圧絶縁筒1とを接着してもよい。
【0013】次に、前記絶縁外套体5の成形に使用され
る成形型について説明する。図1に示すように、この実
施例においては形成された成形型11は1つの絶縁外套
要素6を成形するものである。成形される絶縁外套要素
6の円筒部6aの端部、すなわち同要素6の軸方向一端
部と対応する部分において、成形型11には分割型より
なる非加熱部成形型12が設けられている。成形型11
には非加熱部成形型12の部分を除いて、加熱用ヒータ
(図示しない)が内蔵されている。
【0014】次に、前記のように構成した成形型11,
12を使用して耐圧絶縁筒1の外周面に絶縁外套体5を
成形する方法を図1〜図6に基づいて説明する。この成
形は、図7に示す最下端の要素6から上方の要素6へと
順次行われるが、成形時には要素6の向きが上下逆向き
となるように成形型11,12がセットされる。
【0015】まず、図1に示すように、成形型11を耐
圧絶縁筒1の外周面の所定位置に保持し、成形型11の
内部に未硬化で液状のゴムRを注入する。この未硬化で
液状のゴムRは成形型11内のヒータにより所定温度に
加熱することによって硬化されるが、非加熱部成形型1
2の部分は加熱されないので、要素6の円筒部6a下端
部が半硬化部分6cとなって残る。この半硬化部分6c
は流動性を生じない程度に半硬化されている。この状態
で、図3に示すように分割型の非加熱部成形型12を離
型した後、加熱部成形型11を下方へ移動し、図4に示
すように次の絶縁外套要素6を成形する位置に保持す
る。そして、図5に示すように加熱部成形型11の下端
部に非加熱部成形型12を接合した状態で、図6に示す
ように再び未硬化で液状のゴムRを成形型内に注入し、
絶縁外套要素6を成形する。
【0016】この時、前に成形された要素6の円筒部6
a下端には半硬化部分6cが形成されているので、次の
要素6の成形時には未硬化で液状のゴムRが半硬化部分
6cと接触して同一化され、緊密に接合されるので、両
要素6の接合部のシール性が確保される。又、成形前に
は耐圧絶縁筒1の外周面に予めプライマー8が塗布され
るので、絶縁筒1と絶縁外套要素6の接着状態が確実と
なる。
【0017】なお、絶縁外套要素7の成形は、成形動作
の最初に円筒状の加熱部成形型(図示略)と非加熱部成
形型12とにより行われる。このように、この発明の実
施例においては絶縁外套要素6の円筒部6aの端部に半
硬化部分6cを残した状態で次の要素6の成形作業を行
うので、各要素6どうしが一体成形したと同じように緊
密に接合され、一体モールド成形と同様の絶縁外套体5
を得ることができる。又、多数種類の外套を成形するこ
とができる。
【0018】又、この発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば耐圧絶縁筒1に代えてロッド状の絶
縁棒を使用したり、笠部6bを持たない絶縁外套要素の
成形に使用したり、さらに両成形型11,12を一体状
に形成して、離型可能に垂直面に沿って分割したりする
等、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の構成を任
意に変更して具体化することもできる。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は絶縁外
套体を構成する各絶縁外套要素の接合部を同一化して確
実に接合することができ、シール性を向上しモールド碍
子としての絶縁信頼性を高めることができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の絶縁外套体の成形方法を説明するた
めの未硬化で液状のゴム注入前の断面図である。
【図2】成形型に未硬化で液状のゴムを注入した状態を
示す断面図である。
【図3】非加熱部成形型を離型した状態を示す断面図で
ある。
【図4】加熱部成形型を離型した状態を示す断面図であ
る。
【図5】次の要素の成形位置に成形型を移動した状態を
示す断面図である。
【図6】次の要素の成形状態を示す断面図である。
【図7】碍管の一例を示す一部省略断面図である。
【符号の説明】
1 耐圧絶縁筒、5 絶縁外套体、6 絶縁外套要素、
6a 円筒部、6b笠部、6c 半硬化部分、11 加
熱部成形型、12 非加熱部成形型、R 未硬化で液状
のゴム。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁棒又は絶縁筒の外周面に複数の絶縁
    外套要素を成形型により順次成形する成形方法におい
    て、該絶縁外套要素の軸方向の一端部が半硬化状態でそ
    の一端部に連続して次の絶縁外套要素の成形を行うこと
    を特徴とするモールド碍子の絶縁外套体の成形方法。
  2. 【請求項2】 絶縁棒又は絶縁筒の外周面に軸方向に連
    続形成された絶縁外套要素を形成するための成形型にお
    いて、前記絶縁外套要素の軸方向の一端部と対応する部
    分の加熱温度が他の部分より低くなるように構成したこ
    とを特徴とするモールド碍子の絶縁外套体の成形型。
JP18793191A 1991-07-26 1991-07-26 モールド碍子の絶縁外套体の成形方法及びその成形型 Expired - Lifetime JPH0815023B2 (ja)

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JP18793191A JPH0815023B2 (ja) 1991-07-26 1991-07-26 モールド碍子の絶縁外套体の成形方法及びその成形型

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JPH0536325A JPH0536325A (ja) 1993-02-12
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9560998B2 (en) 2006-10-12 2017-02-07 Masimo Corporation System and method for monitoring the life of a physiological sensor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9560998B2 (en) 2006-10-12 2017-02-07 Masimo Corporation System and method for monitoring the life of a physiological sensor

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JPH0536325A (ja) 1993-02-12

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