JPH07109275B2 - 管継手の製造方法 - Google Patents

管継手の製造方法

Info

Publication number
JPH07109275B2
JPH07109275B2 JP61313645A JP31364586A JPH07109275B2 JP H07109275 B2 JPH07109275 B2 JP H07109275B2 JP 61313645 A JP61313645 A JP 61313645A JP 31364586 A JP31364586 A JP 31364586A JP H07109275 B2 JPH07109275 B2 JP H07109275B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating wire
pipe joint
plate
thermoplastic resin
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61313645A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63163089A (ja
Inventor
仁一郎 中村
勝巳 寺川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP61313645A priority Critical patent/JPH07109275B2/ja
Publication of JPS63163089A publication Critical patent/JPS63163089A/ja
Publication of JPH07109275B2 publication Critical patent/JPH07109275B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は管受口の内周面に電線線が配設されてなる通
電融着型の管継手の製造方法に関するものである。
(従来の技術) 熱可塑性樹脂たとえばポリエチレン管の配管において
は、管継手の受口内周面に沿って電熱線をらせん状に設
けておき、管をこの管受口に挿入して電熱線を通電加熱
することにより、管受口の内周面と挿入した管の外周面
とを溶融させて管を管受口内に融着することが行われて
いる。
このような電熱線を有する管継手の製造方法としては、
管継手を射出成形して製造する際に、マンドレルの外表
面に沿って熱可塑性樹脂を被覆した電熱線をらせん状に
巻きつけておき、熱可塑性樹脂を射出成形する方法があ
るが、樹脂を射出成形する際に電熱線の配列が乱される
欠点があった。
この欠点を改良し、所定の間隔で電熱線を配置した管継
手を製造する方法として、特開昭59-13180号公報には、
熱可塑性材料からなる薄肉の管状予備成形物の外表面
に、加熱した電熱線を巻きつけ、その後にこの管状予備
成形物の外周に熱可塑性樹脂を射出成形する方法が提案
されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、加熱した電熱線を所定の間隔で巻きつけるには
複雑な巻きつけ装置を必要とし、特に円筒外周面にらせ
ん状に電熱線を巻きつけるので、この外周面に凹凸例え
ば、らせん状のねじ溝が存在している場合は、電熱線を
ねじ溝の表面に沿って巻きつけることはできない。つま
り、電熱線に張力をもたせて巻きつけなければならない
ため、ねじ溝の凹部に沿うことがなく、凸部と凹部との
間で張った状態で巻かれると共に、ねじ溝のらせん方向
に沿って巻きつける場合には、ねじ溝の山部で滑って谷
部に落ちるため均等な間隔で巻くことができないという
欠点がある。
(問題点を解決するための手段) この発明は、上述の従来の製造方法における欠点を解消
しようとしてなされたもので、電熱線をあらかじめ所定
の間隔でジグザグ状に折返して配列した状態で熱可塑性
樹脂板状体に埋設し、その電熱線の両端を外部に引出し
て端子を取付けておき、この板状体を加熱軟化させて外
周面が円柱状の内型に、電熱線が周方向に沿って配列さ
れるように巻きつけて円筒体を形成し、その円筒体の外
周に外型を配置し、外型に電熱線の両端に接続された端
子を取付け、内型と外型との空間に熱可塑性樹脂を射出
成形して管継手本体を形成することを特徴とする管継手
の製造方法である。
(作用) この発明では、電熱線はあらかじめ所定の間隔でジグザ
グ状に折返して配列した状態で熱可塑性樹脂板状体に埋
設し、その電熱線の両端を外部に引出して端子を取付け
ておくので、電熱線の配列が板状体により保持されてお
り、この板状体を加熱軟化させて内型に巻きつけて円筒
体を形成するので、電熱線の筒状体の形成が簡単にで
き、特にねじ溝の設けられた内型に巻きつけてもねじ溝
に沿って電熱線が板状体と共に変形し、電熱線の配列が
乱されることなく所定の間隔を保って内型の外表面に配
置することができる。したがって、その円筒体の外周に
外型を配置し、外型に電熱線の両端に接続された端子を
取付け、内型と外型との空間に熱可塑性樹脂を射出成形
して管継手を形成すると、その内周面に周方向に沿って
所定間隔に電熱線がその配列を乱すことなく配列された
管継手本体の成形と同時に、電熱線の両端に接続された
端子が外部に引出さて電熱線への通電接続部が形成され
た管継手が得られる。
(実施例) 次にこの発明を図面に示す実施例を参照して説明する。
第1図はこの発明で使用する板状体の一例を示す斜視
図、第2図はその断面図で、1は熱可塑性樹脂板状体、
2は電熱線である。電熱線2は所定の間隔でジグザグ状
に折返して配列されて熱可塑性樹脂板状体1に埋設され
ている。
電熱線2の間隔は板状体1を均等に加熱溶融させること
ができる間隔となされていればよい。両側の折返し部は
半円状に曲げられ、この折返し部の両側間の幅は板状体
1を内型に巻きつけたとき接触しない寸法となされてい
る。電熱線2の両端は板状体1から外部に引出されてい
る。
そして、この板状体1を第3図に示すように外周面にね
じ溝31の設けられた内型3,3のねじ溝31表面に巻きつけ
る。内型3,3は管継手の内周面形状と同じ外周面形状と
なされ、ねじ溝31,31が管受口に相当している。ねじ溝3
1はねじ高さが2〜3mmと低く、ピッチの大きななめらか
な凹凸のものとするのが好ましい。板状体1を内型3に
巻きつけるには、板状体1を加熱軟化させてねじ溝に沿
うように外面から押さえればよい。また板状体1を加熱
軟化させるには外部から熱を加えても電熱線に通電して
もよい。また、内型3,3の両方のねじ溝31,31に別の板状
体1,1を巻きつけ、中間部で両板状体の電熱線の端部を
連結してもよいが、両方のねじ溝1,1に巻きつけるだけ
の長さの板状体を用意し、中間部で熱可塑性樹脂板状体
1だけを切断し、電熱線2が連続した状態で引きはなし
てそれぞれの板状体1をねじ溝31,31に巻きつけるよう
にしてもよい。
板状体1をねじ溝31に巻きつけるとき、電熱線2が内型
3の周方向に沿って配列されるように巻きつけると、ジ
グザグ状に配列されたそれぞれの電熱線の長さがほゞ均
等となり、板状体の変形により、電熱線をねじ溝31に沿
って巻きつけることができる。
次いて、第4図に示すように、内型3,3の周囲に二つ割
の外型4,4を配置し、内型3,3と外型4,4との間の空間5
に熱可塑性樹脂を射出成形して管継手本体を形成する。
射出成形により管継手本体の両方に管受口が形成され、
この管受口にはねじ溝が形成され、その表面に沿って電
熱線2が埋設され、外型4には電熱線2の両端に接続さ
れた端子が取付られ、管継手本体の形成と同時に、電熱
線2への通電接続部が形成される。
なお、上記例で、内型3としてねじ溝31のないものを使
用すれば管受口として普通の挿込みタイプのものが得ら
れる。
また、ソケットの例を示したが、型3はエルボであって
もチーズであってもよい。
そして、得られた管継手はその受口に熱可塑性樹脂管を
挿入して電熱線に通電し、受口内周面と管の外周面とを
加熱溶融させて融着すればよい。受口にねじ溝が形成さ
れているものにあっては、管の端部に受口のねじ溝と同
じねじを設けてねじ込み通電加熱融着すればよい。
(発明の効果) この発明は上述した通りに構成され、電熱線をあらかじ
め所定の間隔でジグザグ状に折返した状態で熱可塑性樹
脂板状体に埋設し、その電熱線の両端を外部に引出して
端子を取付けておき、この板状体を内型の外周に巻きつ
けて円筒体を形成するので電熱線の配列が板状体により
保持され、その外周に外型を配置し、外型に電熱線の両
端に接続された端子を取付け、内型と外型との空間に熱
可塑性樹脂を射出成形して管継手を成形すると、その内
周面に周方向に沿って所定間隔に電熱線がその配列を乱
すことなく配置された管継手本体の成形と同時に、電熱
線の両端に接続された端子が外部に引出されて電熱線へ
の通電接続部が形成された管継手を簡単な製法で得るこ
とができる。
特に、内型と外周面にねじ溝が設けられたものであって
も、管受口のねじ溝表面に沿って電熱線が配列された管
継手を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に使用する熱可塑性樹脂板状体の一例
を示す斜視図、第2図は第1図のII-II線における断面
図、第3図は内型に板状体を巻きつけた状態の一例を示
す断面図、第4図はこの発明の実施態様の一例を示す断
面図である。 1……熱可塑性樹脂板状体、2……電熱線、3……内
型、31……ねじ溝、4……外型。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の間隔でジグザグ状に折返して配設さ
    れた電熱線が埋設され、その電熱線の両端は外部に引出
    されて端子が取付られてなる熱可塑性樹脂板状体を、加
    熱軟化状態で外周面が円柱状の内型に、電熱線が周方向
    に沿って配列されるように巻きつけて円筒体を形成し、
    その円筒体の周囲に外型を配置し、外型に電熱線の両端
    に接続された端子を取付け、内型と外型との空間に熱可
    塑性樹脂を射出成形して管継手本体を形成することを特
    徴とする管継手の製造方法。
  2. 【請求項2】内型の外周面にねじ溝が設けられている特
    許請求の範囲第1項記載の管継手の製造方法。
JP61313645A 1986-12-24 1986-12-24 管継手の製造方法 Expired - Lifetime JPH07109275B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61313645A JPH07109275B2 (ja) 1986-12-24 1986-12-24 管継手の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61313645A JPH07109275B2 (ja) 1986-12-24 1986-12-24 管継手の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63163089A JPS63163089A (ja) 1988-07-06
JPH07109275B2 true JPH07109275B2 (ja) 1995-11-22

Family

ID=18043800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61313645A Expired - Lifetime JPH07109275B2 (ja) 1986-12-24 1986-12-24 管継手の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07109275B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4931355B2 (ja) * 2005-02-25 2012-05-16 三菱電機株式会社 リモコン送信機

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES500110A0 (es) * 1980-03-10 1982-05-01 Fischer Ag Georg Dispositivo de empalme por soldadura de dos tubos alineados de material sintetico
JPS56149183U (ja) * 1980-04-09 1981-11-09
JPS57146989A (en) * 1981-03-05 1982-09-10 Kubota Ltd Joining method of plastic tube

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63163089A (ja) 1988-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4530521A (en) Electrically weldable socket for joining pipe members
EP0055891B1 (en) Method of manufacture of a heat sealable fitting and fitting made by such method
US4349219A (en) Welding muff of thermoplastic material
JPS6340993B2 (ja)
US5107098A (en) Profiled sheathed wire for forming into an electric resistance welding insert
US5910266A (en) Helical electrical heater
US2780274A (en) Method of making flexible corrugated hose
EP0119061B1 (en) Improvements in or relating to weldable pipe fittings
JPH07109275B2 (ja) 管継手の製造方法
US5772824A (en) Process and means for welding corrugated tubes and/or compound tubes and weld connection produced thereby
JPH0739120B2 (ja) 溶着継手の製造方法
US2848015A (en) Reenforced hose and method of making same
JP2501343B2 (ja) エレクトロフュ―ジョン継手の製造法
JPH0362545B2 (ja)
JP3595918B2 (ja) 電気融着継手成形用の加熱マット
GB2136074A (en) Weldable Pipe Fittings
JP2554710B2 (ja) 加熱マットの製造方法
JPH01126491A (ja) エレクトロフュージョン継手の製造法
JPH08338587A (ja) 被覆電熱線及びそれを用いたエレクトロフュージョン継手の製造方法
JPH0224119A (ja) 加熱マットの製造方法
JP3325335B2 (ja) 電気融着用分岐管継手の製法
JPH0230516A (ja) 加熱マットの製造方法
JPS62202486A (ja) 温風発生器のヒ−タ−アセンブリ用碍子
JPH08152093A (ja) 電気溶着継手の製造方法
JPH0747297B2 (ja) 溶着継手の製造方法