JPH08149711A - 無線通信装置用充電器 - Google Patents

無線通信装置用充電器

Info

Publication number
JPH08149711A
JPH08149711A JP28522994A JP28522994A JPH08149711A JP H08149711 A JPH08149711 A JP H08149711A JP 28522994 A JP28522994 A JP 28522994A JP 28522994 A JP28522994 A JP 28522994A JP H08149711 A JPH08149711 A JP H08149711A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
charging
temperature
charger
wireless communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28522994A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneaki Oka
統章 岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP28522994A priority Critical patent/JPH08149711A/ja
Publication of JPH08149711A publication Critical patent/JPH08149711A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】電池内部の温度上昇率により、正確に充電終了
を判定可能で、充電効率が良く、充電量の過不足が少な
く、電池の過剰な発熱を防止可能な無線通信装置用の充
電器の提供を目的とする。 【構成】充電開始時の電池パック内の電池温度検出手段
(322)と充電器内の環境温度検出手段(1F)の温
度検出結果にしたがって充電開始時刻、充電開始から電
池内部温度の上昇率を検査するまでの時間を選択するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線通信装置用の充電
器に関し、ことに車載型充電装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置では、充電の完了検
出と加熱防止のために、電池の温度を検出して設定値と
比較判断し、これに基づいて充電操作の完了、充電の一
時停止を行ってきた。この温度検知は電池パック内に設
けられたサーミスタの抵抗変化で判断する方法をとって
いる。しかし、このサーミスタの配置位置が電池セルと
離れているときは、サーミスタと電池セル間の熱抵抗に
よる温度差が発熱量の変動によって変動するため温度の
検出誤差が生まれていた。さらに、サーミスタと電池セ
ル間の熱時定数によって検知時間の遅れによる誤差も生
じていた。
【0003】また、前回の充電の余熱が充電制御に誤り
をもたらし、充電が未了の状態にあるにも拘らず急速充
電モードから補充電モードに誤って遷移したり、これを
防止するためにウオームアップタイマを設けることによ
って逆に後述するような弊害が生じることがあった。
【0004】また、電池セルの構造、電池パックの構
造、電池容量サイズ、ケースの材質等により単位時間当
りの温度上昇率が異なり、同一の温度上昇率を目安とし
て充電完了制御を行うとこの差が誤差となる危険があっ
た。
【0005】図6は従来の無線通信装置用車載型充電装
置のブロック図である。装置は充電器部1と接続コネク
タ部2から構成されている。また3は無線通信装置を示
し、装置は接触コネクタ部5を介してこの無線通信装置
3に充電用電源と無線通信装置動作用の電源を提供して
いる。
【0006】無線通信装置3を充電装置に装着すると、
接触コネクタ部5の各電極端子51〜57が接触して電
気的な接続が実現され、離脱した時には接続が切断され
る。
【0007】無線通信装置用の電池32は接触コネクタ
端子71、74を介して無線通信装置3本体に接続され
ている。また端子52、53、54,56、57を介し
て充電装置と接続される。このうち端子52、53、5
4、56は電池電極と同一である。従って、電池32は
着脱が容易な構造である。
【0008】充電器部1の接地信号1Dは接続コネクタ
部2のコネクタ57、67および56、65を介しさら
に無線通信装置3内の電池32の接地線を通って送り返
され、充電器部1の電源スイッチ13に入力され、この
接地信号によって充電器部1の電源スイッチ13がON
になる。従って、無線通信装置3が充電装置に、電池3
2が無線通信装置3の所定の位置にそれぞれ装填されて
いないと、電源スイッチ13はONしない。
【0009】電源スイッチ13がONされると、車両バ
ッテリ4からの直流電圧がDC−DCコンバ−タ16、
制御部18への電源・リセット信号送出回路17および
蓄積プログラム制御方式の制御部18等に供給される。
【0010】DC−DCコンバ−タ16は電池32を充
電するための直流電源を電池32に供給し、無線通信装
置3本体に動作用の電源を提供する。このDC−DCコ
ンバ−タ16は本体電流検出部12と充電電流と充電電
圧の検出部15を介してサーボ制御を行うことにより可
変型の定電流制御動作を行う。
【0011】このとき、蓄積プログラム制御方式の制御
部18は電池32に内蔵されているサーミスタ抵抗32
2からの電池温度を表す入力信号63、電池32の大小
などのタイプを表す電気信号64、充電電圧、充電電流
検出部15の出力信号および無線通信装置3本体に供給
される電源11の電流の検出信号などをもとにして蓄積
プログラム制御方式で種々の制御を行う。具体的には、
通話中の充電中断制御、充電完了制御、過充電防止制
御、過熱防止制御、或いは充電モードの変更制御などで
ある。
【0012】このうち、通話中の充電中断制御は、無線
通信装置3本体への電源電流が通話時に規定される電流
の規定値以上になったとき、充電を停止してDC−DC
コンバ−タ16での電力損失を規定値以下に制限する。
【0013】充電完了制御は、電池32の内蔵サーミス
タ抵抗322の抵抗値の変化をADコンバータで読み取
ることで制御部18で温度検知を行い、電池32の温度
上昇速度の割合が一定の値(例えば1°C/1分)を越
えたことをを感知した時、充電末期で充電を完了すべき
であるとの判断を下し、充電を終了する制御を行う。こ
の方法によれば充電末期の過度な温度上昇を抑えること
ができ、電池の寿命を保ち、品質を維持することができ
る。
【0014】過充電防止制御は、充電時間を制御すると
共に、充電時の電池電圧が規定値を越えないように制御
する方法である。この過充電防止制御も電池寿命を保証
し電池の過熱を防止するために有効である。この場合、
制御部18は制御部が内蔵するタイマを用い、電池接続
情報、電源スイッチ入力情報に基づき、制御部出力信号
を用いて次のようなコントロールを行う。先ず通常の充
電の場合は、急速充電完了時間の20%増しの時間と更
に4時間の補充電時間(充電容量で0.1C〜0.75
Cに相当する時間。ただし1C=1Ah)が経過したと
き、それをタイマで検出して強制的に充電を停止する。
また、制御部18は充電に先立つ予備充電中に電池電圧
の上昇が認められないときは、電池異常の判定を下し可
視表示によって警告する。可視表示は制御部出力でラン
プ19をON/OFFすることで行う。制御部18はさ
らに電池32の接続を監視しており、電池接続端子7
1、74に不用意に電圧が出力されないようにして安全
を図る。
【0015】過熱防止制御の場合は、制御部18は電池
32内のサーミスタ抵抗322の抵抗値の変化に対応す
る信号63によって電池温度を検出し、充電開始時に電
池温度が第1の規定値(40°C)を越えたり充電中に
電池温度が第2の規定値(45°C)よりも大きくなれ
ば、充電の開始を見合わせたり、充電を中止したりする
制御を行う。充電の停止はDC−DCコンバ−タ16の
出力を停止することで実現する。
【0016】充電モードの変更制御は充電モードを充電
の経過に合せて予備充電モード、急速充電モード、補充
電モードに切り替える働きをするもので、電池種別信号
64および制御部18内蔵のタイマ情報に基づいて行わ
れる。制御部18はその出力により、DC−DCコンバ
−タ16と充電電流、充電電圧検出部15からなる定電
流充電電流供給部の充電電流を制御してこのモード切り
替えを実現し、それぞれ0.1C/(0.7C〜1.0
C)/0.1Cの充電容量に相当する電流を流すように
する。微弱充電電流(トリクル)供給部14は充電開始
前に電池の有無を判定するための電圧を供給する。
【0017】無線通信装置部3の本体電源入力切り替え
スイッチ34は充電器部1に装着されたときは接点a側
に、それ以外のときは接点b側に切り替わり、無線機部
31などに供給される電源を充電器部1からと内蔵の電
池32からとに切り替えている。図には充電器部1に装
着された状態が示されている。
【0018】無線通信装置部3の本体内蔵電池32は電
池のGND端子74、75および電圧端子71〜73に
よって本体と接続されており、電池の着脱に応じて接
続、解放される。図6で二重線で示された電圧端子71
〜73およびGND端子75は電池パックの電極が直接
接触コネクタ部5の接触電極に接する構造になってい
て、充電器部1に接続される。入力端子55には、図で
は省略されているが車両バッテリ4に直列に接続される
イグニションキーのON/OFFに連動した電気信号が
バッファアンプ23を経由して入力される。この信号に
基づいて無線通信装置部3の本体制御部33は無線通信
装置3全体の電源をON/OFFする制御を行い、無線
通信装置3は電源が供給されると動作を開始する。
【0019】図3は図6に示す従来例での動作フローチ
ャートである。このフローチャートの基づいて充電器の
動作を説明する。
【0020】電源スイッチの投入時のCPU電源のリセ
ット動作によってフローチャートはスタート(100)
する。初期値設定処理(101)もCPU電源のリセッ
ト動作によってRAMに初期値設定を行う。ポート出力
動作(102)ではメインルーチン1周期ごとにデータ
バッファの内容をレジスタに出力する。
【0021】A/D変換値取り込み(104)はA/D
変換をスタートさせて、電池32の電圧と電池内蔵のサ
ーミスタ抵抗322の抵抗値を変換値として取りこむ。
入力信号処理(105)はタイマ一時停止などを行う。
電池あり判定(106)は電池電圧VB を判定処理する
ことで電池電圧VB が所定値以下であれば電池なしの処
理を行い、電池電圧VB が所定値以上であれば電池あり
と判断して充電モードに遷移する。
【0022】モード分岐(107)では充電機能の各モ
ードに分岐する。前回のメインルーチン周期で電池なし
であり、今回電池が装填された場合は、電池なしモード
(108)をへてから次に充電待機モード(109)に
移る。充電待機モード(109)では電池電圧VB を検
出し、電池電圧VB が4V以下であれば初期充電モード
(110)に、電池電圧VB が4V以上あれば急速充電
モード(111)に移る。
【0023】初期充電モード(110)では充電容量を
0.1Cに設定し、微弱充電電流供給部14の出力電流
に合わせて制御部18のタイマに時間を設定してカウン
トを開始する。なおカウント終了以前でも電池電圧VB
が4V以上になったことを検出したときには急速充電モ
ード(111)に移る。またタイマカウンタが一定の計
数を行っても依然として電池電圧VB が4V以下であれ
ば電池異常として電池異常モード(114)に遷移し、
タイマカウントを停止する。
【0024】急速充電モード(111)は充電容量を
0.7〜1.0Cに設定し、出力電流に合わせて制御部
18のタイマに時間を設定してタイマカウンタのカウン
トを開始し、タイマカウンタのカウントアップによって
補充電モード(112)に遷移する。ただし、タイマカ
ウンタが一定の計数を行った後、電池電圧VB が4V以
下であることが検出されれば電池異常として電池異常モ
ード(114)に遷移する。またタイマカウンタのカウ
ントアップ以前でもサーミスタ322の温度の上昇率Δ
T/dtが ΔT/dt≧n°C/min (n°C/minは予め決められた温度上昇率の基準
値)を検出した時、或いは、電池電圧VB が7.4V以
上になったことを検出した時、補充電モード(112)
に遷移する。
【0025】補充電モード(112)では、充電容量を
0.1Cに設定し、タイマに時間を設定してタイマカウ
ンタのカウントを開始し、タイマカウンタのカウントア
ップした時、或いは電池電圧VB が7.4V以上になっ
たことを検出した時、充電終了モード(113)に遷移
する。
【0026】充電終了モード(113)は充電を終了
し、次の電池装着や電源電圧の低下に備える。
【0027】電池異常モード(114)は、充電中に電
池電圧VB が4V以下であることが検出された場合など
に働き、電池異常の表示などを行う。
【0028】タイマ停止モード(115)は、タイマカ
ウントアップ後の処理や、サーミスタ322の温度の上
昇率や電池電圧VB が規定値を越えたときの処理を行
う。
【0029】入力の異常監視処理(116)は、メイン
ルーチンの1周期ごとにA/D変換器を使って電池電圧
B の取り込みを行い、その中から最大値と最小値を除
いて平均値を出し、平均値を求める処理をN回行って、
更にその平均値の平均を求めてこれを確定値として、こ
の確定値を規定値と比較して電池異常の判定に使用す
る。
【0030】ソフトカウンタ処理(117)はサンプリ
ングタイマ、ウェイトタイマ、初期充電、急速充電、補
充電時の各タイマおよびウオームアップタイマのカウン
トアップ判定を行う。
【0031】出力データ設定(118)は各出力ポート
の出力データをバッファエリアに設定記憶する。一周経
過処理(119)はメインルーチンの周期チェックを行
い、各周期末ごとにカウンタのリセットなどの処理を行
う。
【0032】図3に示した処理のうち、充電制御の部分
を更に詳しく説明する。
【0033】図7および図5は従来技術における一連の
充電処理の詳細を示すフローチャートである。この一連
の充電処理は電池温度とタイムカウンタに基づいて行わ
れる。
【0034】充電モードに先立って電池電圧VB などか
ら『電池あり』が判定されると(200)、充電モード
(201)に遷移する。充電モード(201)では先ず
初期充電モード(202)に入り、充電容量を約0.1
Cとしてそれに合わせた電流とタイマを設定し、タイマ
のカウントを開始する。
【0035】初期充電中はVB ≧4.0Vプロセス(2
03)を繰り返し、例えば60分間のタイマのタイムア
ップ(217)以前に電池電圧VB が4V以上になった
ときには初期充電モードから電池パック温度をチェック
した後、急速充電モード(205)に遷移する。
【0036】45°C≧TC ≧0°Cプロセス(20
4)は急速充電モード(205)中に電池パックの温度
が0°Cから45°Cまでの範囲の規定値内にあるかど
うかを判定し、温度が規定外になったとき充電を停止し
充電休止モード(208)に入り、その間、充電出力を
停止しタイマのカウントも停止する。
【0037】38°C≧TC ≧2°Cプロセス(20
9)は充電休止モード(208)以後に電池パックの温
度を監視し、電池パックの温度が2°Cから38°Cま
での範囲にないときは充電休止モード(208)での充
電休止を継続し、温度が2°Cから38°Cまでの値に
戻ったとき、急速充電モード(205)に復帰する。
【0038】急速充電モード(205)では、充電容量
を0.7〜1.0Cに設定し充電電流に合わせ急速充電
タイマのカウントを開始する。この急速充電の初期にウ
オームアップタイマ経過判断処理プロセス(207)を
実行する。この処理では急速充電モードの開始からタイ
マのカウントを開始し、例えば7分間の充電傾向を判断
して急速充電完了までの充電時間の修正などを行う。ま
たΔT/dt≧1°C/m処理プロセス(210)は、
電池パックの単位時間当たりの温度上昇が毎分1度の規
定値を越えたとき、タイマのカウントに関係なく急速充
電モードから補充電モード214に遷移する。
【0039】VB ≧4.0V判断処理プロセス(21
1)は急速充電モードにおける電池電圧VB のチェック
処理で、タイマー経過判断処理プロセス(218)では
電池電圧VB が4V以下であったときタイマカウントを
開始し、規定時間例えば60分をすぎても4V以下の時
は電池異常モードに入り充電停止プロセス(219)で
安全のため充電を中止し異常表示を行う。
【0040】電池電圧VB が4Vを越えたときはVB
7.4V判断処理プロセス(212)に入る。このプロ
セスでは急速充電モードでの電池電圧VB が規定値
(7.4V)を越えたときには過充電を防止するために
充電を終了し、規定値(7.4V)以下の時には急速充
電タイマ経過判断処理プロセス(213)に入る。急速
充電タイマ経過判断処理プロセス(213)では過電圧
後の時間をカウントし規定値(例えば100分)に達し
たとき、補充電モード(214)に移る。
【0041】補充電モード(214)は充電容量を約
0.1Cに設定し、VB ≧7.4V判断処理プロセス
(215)で電池電圧VB が7.4Vを越えたことを検
出するか、補充電タイマ経過判断処理プロセス(21
6)で補充電時間が4時間を越えたことを検出したとき
充電終了モード(220)に遷移する。充電終了モード
(220)は充電を終了し次の充電機会まで待機し、次
の電池装着で再度充電を開始する。
【0042】この様に従来の方式では、充電の完了を検
出するためや、加熱の防止のために電池の温度を時々に
計って規定値と比較し、これに基づいて充電完了、充電
停止等の判断を行っていた。この温度を検知するには電
池内に内蔵されているサーミスタの抵抗変化を用いて判
断する。
【0043】例えば、ΔT/dt≧n°C/minの判
断に基づく充電終了判断処理プロセスでは、電池パック
温度の単位時間当たりの上昇が規定値を越えたとき急速
充電を完了し、補充電モードに移行する方式であり、充
電末期の電池セル温度上昇を必要最小限に収める事がで
きる。しかし、このときサーミスタの配置位置が電池セ
ルと離れている場合には電池セルとサーミスタ間の熱抵
抗による温度差が発熱量の変動によって変わるため温度
検知に誤差を生じていた。また電池セルとサーミスタ間
の熱時定数によって検出にの時間遅れが生じ、これも誤
差の原因になっていた。
【0044】また、前回の充電の余熱が今回の充電制御
の誤りをもたらし、充電未了の状態のまま急速充電モー
ドから補充電モードに誤って遷移することがある。
【0045】これを防止するために、ウオームアップタ
イマにより前回の余熱の冷却を待って、ΔT/dt≧n
°C/minの判断に基づき充電制御を行っている。し
かし、このため、ウオームアップタイマ内の周期で充電
の開始が繰り返された場合では、その都度にΔT/dt
≧n°C/minの判断に基づく急速充電モードから補
充電モードへの遷移が行われることがないため、急速充
電電流が繰り返し電池に流れ、電池が不必要に加熱され
るという問題がある。
【0046】さらに、この温度上昇は電池セルの種類に
より、その構造、形状、電解液の種類や量およびケース
の材質などが異なり、充電時の化学反応も異なるため、
充電末期の温度上昇も区々である。したがって、この充
電末期判定に用いる温度上昇率の基準値として常に同じ
値を用いていては、正確に充電終了時期を判定すること
ができない。
【0047】このように温度判定や充電終了時期の誤
差、遅れは充電効率の低下、充電量の過不足、充電時間
の変動をもたらし、さらに、電池が必要以上に加熱され
て寿命が短くなったり、充電不足が生じて装置の使用時
間が短縮されたり、充電が可能な温度範囲が縮小される
などの結果をもたらしていた。また、温度の異常上昇は
この電池パックを使用する無線通信装置の使用操作に際
して不快感をもたらすことがあった。
【0048】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、従来の
無線通信装置では充電末期を判定するに用いる温度上昇
の基準を電池パック内に設けられたサーミスタの検出す
る温度上昇に求め、その判定基準値は電池種別などに無
関係に固定されていた。また、前回の充電時の余熱の影
響が考慮されていなかった。この結果、温度の検知や充
電完了時刻の判断処理に誤差を生じ、充電効率の低下、
充電量の過不足、充電所要時間の変動、過充電による電
池寿命の短縮、使用可能な温度範囲の縮小などを引き起
こし、また装置の温度上昇により使用者に不快感を与え
ることもあった。
【0049】そこで本発明はこの問題を解決して、電池
種別や発熱量や前回充電の余熱などの影響によって充電
終了時期判定が影響されることがなく、正確に充電終了
が判定できる充電器を提供することを目的とする。
【0050】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、電池を内蔵した電池パックを着脱自在に
装填した無線通信装置に対して前記電池の充電用電源電
流を供給する充電電源電流供給手段と、前記電池パック
内に設けられ前記電池パックの温度を検出する第1の温
度検出手段と、充電器内に設けら充電器の温度を検出す
る第2の温度検出手段と、前記第1および第2の温度検
出手段の検出結果に基づいて前記電池の内部の温度を計
算する電池内温度演算手段と、充電開始からの時間経過
を計測する時間計測手段と、前記時間計測手段が所定時
間の経過を計測したとき前記電池内温度演算手段が示す
前記電池内部温度の単位時間当りの上昇率を判定し該電
池内部温度上昇率が基準値を越えたとき充電を終了させ
る充電終了制御手段を有する無線通信装置用充電器にお
いて、充電開始時の前記第1および第2の温度検出手段
の検出結果の比較に基づいて、前記電池内部温度上昇率
を判定するまでの所定時間を選択することを特徴とす
る。
【0051】さらに、充電開始時の前記第1および第2
の温度検出手段の検出結果を比較して、前記第2の温度
検出手段の検出結果が前記第1の温度検出手段の検出結
果より高い間は充電開始を遅らせることを特徴とする。
【0052】さらに、前記電池の種別に応じて前記電池
内部温度の単位時間当りの上昇率の基準値を選択するこ
とを特徴とする。
【0053】前記電池の発熱量に応じて前記電池内部温
度の単位時間当りの上昇率の基準値を選択することを特
徴とする。
【0054】
【作用】本発明によれば、電池内部の温度上昇率によっ
て正確に充電終了を判定でき、前回充電の余熱、環境温
度、電池の種別、電池の発熱量に応じて、温度上昇率を
測定するまでの時間や温度上昇率の基準値を補正するこ
とができ、充電判定の誤差を少なくし、充電の過不足を
無くし、それによって電池の過剰な発熱を押さえ、電池
寿命を長くすることができる。
【0055】
【実施例】以下、本発明にかかる無線通信装置を添付図
面を参照にして詳細に説明する。
【0056】図1は本発明の一実施例を示すブロック
図、図2は本発明で実施される電池セル温度の検出方法
を示す説明図である。
【0057】装置は無線通信装置3と、無線通信装置用
の車載型直流急速充電装置を構成する充電器部1と接続
コネクタ部2から成り立っている。
【0058】充電器部1で、4は車両のバッテリ、12
は無線通信装置本体3(以下本体と呼ぶ)に供給する電
源の電流検出部、13は電源器の電源スイッチ、14は
微弱充電電流(トリクル)の充電電流供給部、15は充
電電流と充電電圧の検出部、16はDC/DCコンバー
タ部、17は制御部18への電源およびリセット信号供
給部、18は蓄積プログラム制御方式の制御部、1Aは
充電出力のスイッチ部、1B、1Eはサーミスタ出力へ
の直流電源供給回路、1CはLEDランプの駆動部、1
Dは接地、1Fは周囲環境温度を検出するためのサーミ
スタ(2)、66はこの電源スイッチの制御信号、50
は接触コネクタ部、EINは電源入力を示す。また図に
は示さなかったが、イグニッションスイッチが車両バッ
テリ4に直列に挿入されている。このイグニッションス
イッチが操作され断続することによって、充電器の電源
入力EINがON/OFFされる。
【0059】次に接続コネクタ部2で、61は本体への
電源供給端子、62は充電電圧出力端子、63は電池内
蔵のサーミスタ(1)の出力の入力端子、64は電池パ
ックの大小のタイプ別を表す電気信号の入力端子、25
はLEDランプ、66は電源スイッチ信号入力端子、6
7は接地を表す。
【0060】また無線通信装置3では、31は無線機
部、32は本体に内蔵される電池、33は本体の制御
部、34は本体電源入力の切り替えスイッチ、321は
電池の本体、322は電池内蔵のサーミスタ(1)、3
23は電池の大小のタイプを表す電気信号源、51は本
体の電源入力端子、52は充電入力端子、53はサーミ
スタ(1)の出力端子、54は電池パックの大小のタイ
プ別を表す電気信号出力端子、55はOPTION信号
の入力端子で図では省略されているが入力電源信号EI
Nに接続され入力電源信号EINのON/OFFに対応
した信号が入力される端子、56は電源スイッチ13を
制御する電池接地端子75の出力端子、57は接地端
子、58は接地である。信号56は本体に電池パック3
2を装填した後、本体を充電器1に装着すると、電池パ
ック32を経由して接地電位が出力される。
【0061】次にこの装置の動作を説明する。
【0062】充電器部1は接続コネクタ部2の接触コネ
クタ5を介してこの無線通信装置3に充電用電源と無線
通信装置動作用の電源を提供している。
【0063】無線通信装置3を充電器部1に装着する
と、接触コネクタ部5の各電極端子51〜57が接触し
て電気的な接続が実現され、無線通信装置3を充電器部
1から離脱した時には接続が切断される。
【0064】無線通信装置用の電池32は接触コネクタ
端子71、74を介して無線通信装置3本体に接続され
ている。また端子52、53、54、56、57を介し
て充電器部1と接続される。これらの端子52、53、
54、56、57は電池電極71〜75と同一である。
このように無線通信装置3を充電器部1に装着すること
で、接触コネクタ部5の各端子と無線通信装置3本体が
接触し電気的接続が得られる。また、端子52〜57が
電池電極71〜75と同一なため、電池32の着脱は容
易である。
【0065】無線通信装置3を充電器部1に装着する
と、イグニションスイッチがONの場合、電源スイッチ
13に入力される制御信号66がGNDであると電源ス
イッチ13がONになり、車両バッテリ4からの電圧
が、微弱充電電流供給部14、DC/DCコンバータ部
16、制御部18への電源リセット信号供給部17等へ
供給され、制御部18にも電源が供給される。充電電
流、充電電圧検出部15は検出値を帰還することでサー
ボ制御を行い可変型の定電流制御動作を行う。このと
き、電池32の大小などのタイプを表す電気信号64に
よって定電流値を変化させ、電池の大きさに応じた充電
電流を供給する。
【0066】蓄積プログラム制御方式の制御部18は電
池32に内蔵されているサーミスタ(1)322からの
入力信号63および周囲環境温度を検出するサーミスタ
(2)1Fからの入力信号、電池32の大小などのタイ
プを表す電気信号64、充電電圧、充電電流検出部15
の出力信号および無線通信装置3本体に供給される電源
電流の検出部12からの検出信号68などをもとにして
蓄積プログラム制御方式で種々の制御を行う。具体的に
は、通話中の充電中断制御、充電完了制御、過充電防止
制御、過熱防止制御、或いは充電モードの可変制御など
である。
【0067】このうち、通話中の充電中断制御は、無線
通信装置3本体への電源電流が通話時の電流として予め
定められた規定値以上になったとき、すなわち通話中を
判断したとき、充電を停止してDC−DCコンバ−タ1
6での電力損失を規定値以下に制限する制御である。こ
れにより充電器部1の発熱を防止し、DC−DCコンバ
−タ16がその電流容量を越えて過電流を流すことで電
圧制御が乱れるのを防ぐことができる。電流の規定値は
充電器部1に許される許容電力損失内で、本体3が示す
消費電流の上限値近くに設定する。
【0068】充電完了制御は、電池32の内蔵サーミス
タ(1)322の抵抗値の変化および周囲環境温度を検
出するサーミスタ(2)1Fの抵抗値の変化をADコン
バータで読み取って後述する方法で制御部18で温度検
知を行い、電池32の温度上昇速度の割合が一定の値
(例えば1°C/min)以上の上昇率であることを感
知した時、充電末期に入って充電を完了すべき時期にき
たとの判断を下し、充電を終了する制御を行う。この方
法によれば充電末期の過度な温度上昇を抑えることがで
き、その結果、電池の寿命を保ち、品質を維持すること
ができる。
【0069】過充電防止制御は、充電時間を制御すると
共に、充電時の電池電圧が規定値を越えないように制御
する。この過充電防止制御も電池寿命を保証し電池の過
熱を防止するために有効である。この場合、制御部18
は制御部が内蔵するタイマを用い、電池接続情報、電源
スイッチ入力情報に基づき、制御部出力信号を用いて次
のようなコントロールを行う。先ず通常の充電の場合
は、電池によって決められた急速充電完了時間のほかに
さらに20%の時間と更に4時間の補充電時間(この間
の充電容量0.1C〜0.75C、ただし1Cは1Ah
の電流容量を示す。)が経過したとき、それをタイマで
検出して強制的に充電を停止する。また、制御部18は
充電に先立つ予備充電中に電池電圧の上昇が認められな
いときは、電池異常の判定を下し可視表示によって警告
する。可視表示は制御部出力でランプ25をON/OF
Fすることで行う。制御部18はさらに電池32の接続
をつねに監視しており、電池32が除かれた場合に電池
接続端子71、74に不用意に電圧が出力されないよう
にして安全を図る。
【0070】過熱防止制御の際には、制御部18は電池
32内のサーミスタ(1)322の抵抗値の変化および
周囲環境温度を検出するサーミスタ(2)1Fの抵抗値
の変化に対応する信号63等によって電池温度を検出
し、充電開始時や充電中に電池温度が(40/45°
C)よりも大きければ、充電の開始を見合わせたり、充
電を中止したりする制御を行う。充電の停止はDC−D
Cコンバ−タ16の出力を停止して実現する。
【0071】充電モードの可変制御は充電モードを充電
の経過に合せて予備充電モード、急速充電モード、補充
電モードの順に切り替える働きをするもので、BTYP
I信号64および制御部18内蔵のタイマ情報に基づい
て行われる。制御部18はその出力により、DC−DC
コンバ−タ16と充電電流、充電電圧検出部15からな
る定電流充電電流供給部の充電電流を制御してこのモー
ド切り替えを実現し、それぞれのモード内で0.1C/
(0.7C〜1.0C)/0.1Cの電流容量が充電で
きる充電電流を流すようにする。微弱充電電流(トリク
ル)供給部14は充電開始前に電池32の装填の有無を
判定するための電圧を供給する。
【0072】接続コネクタ部2では、電池パック32内
のサーミスタ(1)322の出力を端子72からコネク
タ53、63経由で、電池パック32の種別信号323
を端子73から直接、コネクタ54、64経由で、直接
制御部18に取り込む。またLEDランプ駆動部1Cの
出力によってLEDランプ25を点滅する。また充電器
部1の接地1Dと本体の接地58をコネクタ57、67
で共通にし、電池パック32内を経由させて(74,7
5)コネクタ56、66で折り返してPERSW信号と
して充電器1の電源スイッチ13の制御に用いている。
これにより、充電器部1と本体3の電源供給がON/O
FFされる。従って、接地の共通化が不完全であった
り、電池パック32が装填されていない場合は充電器部
1にも本体3にも電源は供給されない。サーミスタ
(1)322の出力信号への直流電源供給回路1Bは、
電池32に内蔵されているサーミスタ322の抵抗変化
を電圧変化に変換して制御部18に入力する。同様にサ
ーミスタ(2)1Fの出力信号への直流電源供給回路1
Eは、周囲環境温度を検出するサーミスタ(2)1Fの
抵抗変化を電圧変化に変換して制御部18に入力する。
【0073】無線通信装置3の本体電源入力切り替えス
イッチ34は充電器部1に装着されたときは接点a側
に、それ以外のときは接点b側に切り替わり、無線機部
31などに供給される電源を充電器部1からと内蔵の電
池32からとに切り替えている。図には充電器部1に装
着された状態が示されている。
【0074】無線通信装置部3の本体内蔵電池32は電
池のGND端子74、75および電圧端子71〜73に
よって本体と接続されており、電池の着脱に応じて接
続、解放される。図1で二重線で示された電圧端子71
〜73およびGND端子75は電池パックの電極が直接
接触コネクタ部5の接触電極に接する構造になってい
て、充電器部1に接続される。OPTION信号の入力
端子55には、図では省略されているが車両バッテリ4
に直列に接続されるイグニションキーのON/OFFに
連動した電気信号が入力される。この信号に基づいて無
線通信装置部3の本体制御部33は無線通信装置3全体
の電源をON/OFFする制御を行い、無線通信装置3
は電源が供給されると動作を開始する。
【0075】電池32のタイプを表す電気信号源323
はコネクタ54、64経由で充電器部1の制御部18、
DC−DCコンバ−タ16および電源電流検出部12に
直接入力される。
【0076】ここで電池32内のサーミスタ(1)32
2および周囲環境温度を検出するサーミスタ(2)1F
によって電池温度を検出する方法を図2にそって説明す
る。
【0077】今電池セルの発熱量をW、電池セルと電池
パック間の熱抵抗をθC-P 、電池パックと周囲環境間の
熱抵抗をθP-A 、電池パックの温度をTP 、充電器(周
囲環境)の温度をTA とすると、電池セルの温度TC は TC =(θC-P )・W+TP 或いは TC =(θC-P-A )・W+TA また W=(TP −TA )/θP-A θC-P-A =θC-P +θP-A ただしθC-P-A は電池セルと充電器間の熱抵抗である。
【0078】以上の値のうち、θC-P とθP-A は電池パ
ック固有の定数であり、TP とTAは測定される値であ
る。従って、WとTC はこれらから計算できる。
【0079】予め、電池パック固有の定数を蓄積プログ
ラムに持ち、TP とTA を入力し演算することでTC
自動的に求めることができる。
【0080】電池パックの固有の定数であるθC-P とθ
P-A は電池パックの構造などによって異なるため、電池
パック種別毎に異なった定数または蓄積プログラムを用
意しておき切り替えて使用する。電池セル温度の計算は
後述する図4の充電制御フローチャートの『TP
A 、熱抵抗から電池セル温度を算出する処理』(23
0)で行われる。
【0081】このように、2点間の熱抵抗と温度差から
発熱量を演算し、電池パックと電池セル間の熱抵抗と発
熱量から電池セル温度を求め、この電池セル温度の変化
を充電の制御に用いる方法は、電池パックに配置するサ
ーミスタの位置や構造を限定する必要がなくなるので、
生産性の面、コスト面で勝れている。また、従来の方法
に比べて、周囲温度や発熱量の影響を受け難く誤差が少
ない。
【0082】次に充電器の動作に付いて説明する。動作
フローチャートの基本部分は図3に示した通りであり従
来例と同じなのでここでは省略する。
【0083】図4および図5に本発明での充電制御の動
作を示すフローチャートの第1の実施例を示した。この
フローチャートは本発明の請求項1、2に対応してい
る。以下図4、図5にそって動作の説明を行う。
【0084】このフローチャートは充電制御の開始から
終了までを温度と時間経過にそって制御している。
【0085】充電モードに先立って電池電圧などから
『電池あり』が判定されると(200)、充電モード
(201)に遷移する。充電モード(201)では先ず
電池セル温度を求める『TP 、TA 、熱抵抗から電池セ
ル温度を算出する処理』(230)に入る。ここでの演
算は、既に述べた通りである。
【0086】続いて充電器温度TA と電池パック温度T
P を比較し、これらの大小判断を行い、TA >TP の時
は『前回の充電による余熱あり』と認識する(23
1)。そうしてウォームアップタイマの計測時間を例え
ば1分から7分へと変更して(232)余熱の自然冷却
を待ち(233)、その後に充電を開始するようにす
る。逆にTA <TP の時は『前回の充電による余熱な
し』と判断して、ウォームアップタイマの計測時間を例
えば1分のままと変更せずウォームアップタイマのタイ
ムアップ後は充電開始のフローに移行する。この結果、
『前回の充電による余熱なし』の場合は、ウォームアッ
プタイマのタイムアップ時間が短くなるのでΔT/dt
の判断の処理を遅れなくでき、余熱の自然冷却のために
設けたウォームアップタイマの計測時間の長さからΔT
/dtの判断の処理が遅れ、繰り返し充電を行って異常
加熱する現象は防止できる。また必要なときは、余熱の
自然冷却のための時間を充分に長く取れる。
【0087】次に40°C≧TC ≧0°Cプロセス(2
34)は充電開始に当たり電池セルの温度が規定値内に
あるかどうかを判定する。規定温度外の時は充電の開始
を見合わせ、温度が規定値内になるまで待機する(23
5)。電池セルの温度が40°C≧TC ≧0°Cの規定
温度内の時は初期充電モード(202)にはいる。
【0088】初期充電モード(202)では充電電流を
規定時間内に0.1Cの電流容量が充電できる値に設定
し、ウォームアップタイマおよび60分タイマのカウン
トを開始させる。
【0089】初期充電モード(202)中はVB ≧4.
0Vプロセス(203)で電池電圧が4.0Vを越えた
かどうかの判定を繰り返し行い、電池電圧が4.0Vを
越えた時、急速充電モード(205)に向かう。電池電
圧が4.0Vを越えないまま60分タイマのカウントを
終了したときは(217)、電池の異常と判断し、充電
を停止して(219)充電処理を終了する(220)。
【0090】時間内に電池電圧が4.0Vを越えた時
は、45°C≧TC ≧0°Cプロセス(204)にはい
り電池セルの温度が45°C≧TC ≧0°Cの規定温度
内の時は急速充電モード(205)に入る。電池セルの
温度が45°C≧TC ≧0°Cの規定温度内になけれ
ば、しばらく充電を休止し(208)、電池セルの温度
が2°Cから38°Cまでの値に戻るまで待って、戻っ
たとき急速充電モード(205)に移る(209)。
【0091】急速充電モード(205)に移ると、充電
電流を規定時間内に0.7C〜1.0Cの電流容量が充
電できる値に設定する。この急速充電の初期にウオーム
アップタイマ経過判断処理プロセス(207)を実行す
る。この処理ではウォームアップタイマがカウントアッ
プする例えば7分間の充電傾向を判断して急速充電完了
までの充電時間の修正などを行う。なお、急速充電モー
ド中のウオームアップタイマ経過判断処理プロセス(2
07)に至る前にもう一度45°C≧TC ≧0°プロセ
ス(206)を行い、電池セルの温度が45°C≧TC
≧0°Cの規定温度内になければしばらく充電を休止し
(208)、電池セルの温度が38°C≧TC ≧2°C
の規定温度内に入るまで待って、電池セル温度が2°C
から38°Cまでの値に戻ったとき、再び急速充電モー
ド(205)に戻る(209)。充電休止中はタイマの
カウントアップは行わない。
【0092】ΔT/dt≧n°C/min処理プロセス
(210)は、電池パックの単位時間当たりの温度上昇
が予め決められた毎分n度の規定値を越えたとき、タイ
マのカウントに関係なく急速充電モードから補充電モー
ド(214)に遷移する。一方、電池パックの単位時間
当たりの温度上昇が毎分n度の規定値に達していなかっ
たときには、VB ≧4.0V判断処理プロセス(21
1)に入る。VB ≧4.0V≧4.0V判断処理プロセ
ス(211)では急速充電モードにおける電池電圧のチ
ェック処理で、電池電圧が4V以下であったときはタイ
マー経過判断処理プロセス(218)に入りタイマカウ
ントを開始し、規定時間例えば60分をすぎても4V以
下の時は電池異常モードに入り充電停止プロセス(21
9)で安全のため充電を中止し異常表示を行い、充電処
理を終了する(220)。
【0093】電池電圧が4Vを越えたときはVB ≧7.
4V判断処理プロセス(212)に入る。このプロセス
では急速充電モードでの電池電圧が規定値(7.4V)
を越えたときには過充電を防止するために充電を終了
し、規定値(7.4V)以下のときには急速充電タイマ
経過判断処理プロセス(213)に入る。急速充電タイ
マ経過判断処理プロセス(213)では過電圧後の時間
をカウントし規定値(例えば100分)に達したとき、
補充電モード(214)に移る。
【0094】補充電モード(214)は充電容量を約
0.1Cに設定し、VB ≧7.4V判断処理プロセス
(218)で電池電圧が7.4Vを越えたことを検出す
るか、補充電タイマ経過判断処理プロセス(216)で
補充電時間が4時間を越えたことを検出したとき、充電
終了モード(220)に遷移する。充電終了モード(2
20)は充電を終了し次の充電機会まで待機する。
【0095】図6は、本発明の第2の実施例のフローチ
ャートの前半部分である。後半は先の実施例の後半と同
じであるのでここでの説明は省略する。このフローチャ
ートは本発明の請求項3、4に対応している。
【0096】このフローチャートでは、『TP 、TA
熱抵抗から電池セル温度を算出する処理』(230)の
後、電池セル温度変化値選択プロセス(236)に入
る。このプロセスでは、後述するΔT/dt≧n°C/
min処理プロセス(210)において充電完了を判断
する基準となる電池セルの単位時間当たりの温度上昇率
の基準値n°C/minを電池の容量、種類、構造など
の種別によって選択する。これによって充電完了の判断
を、電池にあわせて最適にすることができ、充電効率を
改善し、電池の寿命を伸ばすことができる。
【0097】電池セルの単位時間当たりの温度上昇率の
基準値n°C/minの選択は電池種別のほかに、『T
P 、TA 、熱抵抗から電池セル温度を算出する処理』
(230)の途中段階で求めた発熱量によって選択して
も良い。さらに、充電モード(201)に入ったときの
環境温度(または電池セル温度)を加味して判断しても
良い。
【0098】また、当然の事ながら、この様な電池セル
温度変化値選択プロセス(236)を図4に示した『前
回の充電による余熱あり』判断処理(231)の前後に
持ってきて両方の処理を合せて行うことも出来る。
【0099】本実施例では、以上のように構成され、充
電の完了検出、過熱防止のため電池温度および電池温度
の上昇の割合を検出し規定値との比較して判断処理を行
い、この電池セル温度の変化と電池電圧に基づいて充電
の完了時期の判断、充電休止、充電再開、充電停止など
の制御を行っている。この時、サーミスタを2個用いて
2点間の温度差とその間の熱抵抗から発熱量を算出し、
電池セルと電池パック間の熱抵抗と発熱量と電池パック
の温度から電池セル温度を正確に求めるようにしてい
る。従って電池パックに配置するサーミスタの位置、構
造に特別な制約を要求しないので、従来必要とされてい
た電池パックに対してサーミスタを密着させる必要がな
くなり、安定した性能維持が容易で、生産性を高め、コ
ストを低くすることができる。さらに、従来のサーミス
タ1個の場合と比べて周囲温度の影響、電池発熱量の影
響を小さくできる。
【0100】また、電池の着脱を繰り返すことで充電の
開始が頻繁に行われた際に充電器に残る余熱で充電終了
の判定等に誤差が出ることを防止するため、余熱が無く
なったことを2個のサーミスタの温度差で判定してから
充電を開始するようにする。また、余熱がある場合と余
熱がない場合とでは充電を開始してから充電終了の判定
のために電池温度の上昇の割合を検出するまでの時間を
変えるようにする。これにより、余熱のなかった場合に
は電池温度の上昇割合検出までの時間を短くでき、電池
温度の上昇割合を検出するまでの時間内に無線通信装置
の充電器に対する装着を繰り返した場合などに起こり得
る急速充電電流の再三の通電による異常な発熱などを防
止することができる。
【0101】また、環境温度、電池種別、電池の発熱量
を勘案して、充電完了を判断する電池セルの単位時間当
りの温度上昇率の基準値を選択するようにしている。殊
に電池種別としては充電容量、サイズ、構造、形状、化
学構造の違いと電池内部の発熱量を考慮する。
【0102】この様にすることで、温度測定誤差を小さ
くし、充電完了の判定を精密に行えるため、充電完了の
判断処理に誤差が生れず、充電効率が良く、充電量の過
不足が少ない。従って、過熱防止制御精度が良く、発熱
による電池寿命の短縮を引き起こさず、また、充電不足
による電池使用時間の短縮をも引き起こさない。また、
過熱防止制御精度が良いため、発熱による使用上の不快
感がない。
【0103】さらに、電池セルとサーミスタ間の熱時定
数による検知時間遅れも少なくでき、気温の高い環境で
の動作許容限度を広くできる。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、 (1)充電の完了検出、過熱防止のため電池温度を検出
し規定値との比較判断処理を行い、この電池セル温度と
電池電圧に基づいて充電の完了時期の判断、充電休止、
充電再開、充電停止などの制御を行っている。この時、
サーミスタを2個用いて2点間の温度差とその間の熱抵
抗から発熱量を算出し、電池セルと電池パック間の熱抵
抗と発熱量と電池パックの温度から電池セル温度を求め
るようにしている。従って電池パックに配置するサーミ
スタの位置、構造に特別な制約を要求しないので、従来
必要とされていた電池パックに対してサーミスタを密着
させる必要がなくなり、温度検出誤差や温度検出の時間
遅れがなく、安定した温度検出性能の維持が容易で、生
産性を高め、コストを低くすることができる。
【0105】(2)充電開始前に電池セル温度をチェッ
クし、また、2個のサーミスタの検出温度の差から前回
充電の際の余熱の有無を判断する。余熱がある場合や温
度が規定値以上の場合は充電を開始しない制御方式を取
っているため、充電中の高温による充電停止が少なくな
り、電池の劣化を伴う可能性のある充電の繰り返しが少
なくなる。また余熱のなかった場合には電池温度の上昇
割合検出までの時間を短くしているので、電池温度の上
昇割合検出までの時間内に無線通信装置の充電器に対す
る装着を繰り返した場合などに起こり得る急速充電電流
の再三の通電による異常な発熱などを防止することがで
きる。
【0106】(3)また充電中にも電池セル温度をチェ
ックし、規定値以上の場合は充電を中止する制御方式を
取っているため、例えば電池の故障などによる異常発熱
を押さえることができる。また異常発熱でない場合は、
電池セル温度の低下により自動的に充電が再開できるた
め、環境温度の高い場合での動作許容限度を広くとるこ
とができる。
【0107】(4)電池セル温度の単位時間当たりの上
昇が規定値に達したとき急速充電を完了する方式で温度
上昇の検出精度を高めることが出来るため、充電完了の
判断処理の誤差が少なく、充電効率が良く、充電量の過
不足、充電所要時間の変動、、発熱による電池寿命の短
縮、充電不足による電池使用時間の減少などを防止でき
る。
【0108】(5)環境温度、電池種別、電池の発熱量
を勘案して、充電完了を判断する電池セルの単位時間当
りの温度上昇率の基準値を選択するようにする。殊に電
池種別としては充電容量、サイズ、構造、形状、化学構
造の違いと電池内部の発熱量を考慮する。これにより、
温度測定誤差を小さくし、充電完了の判定を精密に行え
るため、充電完了の判断処理に誤差が生れず、充電効率
が良く、充電量の過不足が少ない。従って、過熱防止制
御精度が良く、発熱による電池寿命の短縮を引き起こさ
ず、また、充電不足による電池使用時間の短縮をも引き
起こさない。また、過熱防止制御精度が良いため、発熱
による使用上の不快感をなくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線通信装置用充電器の一実施例の回
路ブロック図。
【図2】図1に示す一実施例の電池セル温度の検出方
法。
【図3】図1に示す一実施例の制御処理フローチャー
ト。
【図4】図1に示す一実施例での充電制御のフローチャ
ートの一例(その1)。
【図5】図1に示す一実施例での充電制御のフローチャ
ートの一例(その2)。
【図6】図1に示す一実施例での充電制御のフローチャ
ートの他の例。
【図7】無線通信装置用充電器の従来例の回路ブロック
図。
【図8】図7に示す従来例での充電制御のフローチャー
ト。
【符号の説明】
1 充電器部 2 接続コネクタ部 3 無線通信装置 4 車両のバッテリ 5 接触コネクタ 12 無線通信装置本体電源電流検出部 13 電源スイッチ 14 微弱充電電流供給部 15 充電電流・充電電圧検出部 16 DC/DCコンバータ 17 制御部電源・リセット信号供給部 18 制御部 25 LEDランプ 1A 充電出力スイッチ部 1B サーミスタ出力直流電源供給回路 1C LEDランプ駆動部 1D、58 接地 1F 環境温度検出サーミスタ 31 無線通信装置本体 32 無線通信装置用電池 33 無線通信装置制御部 34 電源切り替えスイッチ 51〜57 接触コネクタ端子 61〜67 コネクタ端子 71〜75 電池コネクタ端子 321 電池本体 322 電池内蔵サーミスタ 323 電池タイプ電気信号源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02J 7/34 C H04B 7/26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池を内蔵した電池パックを着脱自在に
    装填した無線通信装置に対して前記電池の充電用電源電
    流を供給する充電電源電流供給手段と、前記電池パック
    内に設けられ前記電池パックの温度を検出する第1の温
    度検出手段と、充電器内に設けら充電器の温度を検出す
    る第2の温度検出手段と、前記第1および第2の温度検
    出手段の検出結果に基づいて前記電池の内部の温度を計
    算する電池内温度演算手段と、充電開始からの時間経過
    を計測する時間計測手段と、前記時間計測手段が所定時
    間の経過を計測したとき前記電池内温度演算手段が示す
    前記電池内部温度の単位時間当りの上昇率を判定し該電
    池内部温度上昇率が基準値を越えたとき充電を終了させ
    る充電終了制御手段を有する無線通信装置用充電器にお
    いて、 充電開始時の前記第1および第2の温度検出手段の検出
    結果の比較に基づいて、前記電池内部温度上昇率を判定
    するまでの所定時間を選択することを特徴とする無線通
    信装置用充電器。
  2. 【請求項2】 電池を内蔵した電池パックを着脱自在に
    装填した無線通信装置に対して前記電池の充電用電源電
    流を供給する充電電源電流供給手段と、前記電池パック
    内に設けられ前記電池パックの温度を検出する第1の温
    度検出手段と、充電器内に設けら充電器の温度を検出す
    る第2の温度検出手段とを有する無線通信装置用充電器
    において、 充電開始時の前記第1および第2の温度検出手段の検出
    結果を比較して、前記第2の温度検出手段の検出結果が
    前記第1の温度検出手段の検出結果より高い間は充電開
    始を遅らせることを特徴とする無線通信装置用充電器。
  3. 【請求項3】 電池を内蔵した電池パックを着脱自在に
    装填した無線通信装置に対して前記電池の充電用電源電
    流を供給する充電電源電流供給手段と、前記電池パック
    内に設けられ前記電池パックの温度を検出する第1の温
    度検出手段と、充電器内に設けら充電器の温度を検出す
    る第2の温度検出手段と、前記第1および第2の温度検
    出手段の検出結果に基づいて前記電池の内部の温度を計
    算する電池内温度演算手段と、前記電池内温度演算手段
    が示す前記電池内部温度の単位時間当りの上昇率が基準
    値を越えたとき充電を終了させる充電終了制御手段を有
    する無線通信装置用充電器において、 前記電池の種別に応じて前記電池内部温度の単位時間当
    りの上昇率の基準値を選択することを特徴とする無線通
    信装置用充電器。
  4. 【請求項4】 電池を内蔵した電池パックを着脱自在に
    装填した無線通信装置に対して前記電池の充電用電源電
    流を供給する充電電源電流供給手段と、前記電池パック
    内に設けられ前記電池パックの温度を検出する第1の温
    度検出手段と、充電器内に設けら充電器の温度を検出す
    る第2の温度検出手段と、前記第1および第2の温度検
    出手段の検出結果に基づいて前記電池の発熱量および前
    記電池の内部の温度を計算する電池内温度演算手段と、
    前記電池内温度演算手段が示す前記電池内部温度の単位
    時間当りの上昇率が基準値を越えたとき充電を終了させ
    る充電終了制御手段を有する無線通信装置用充電器にお
    いて、 前記電池の発熱量に応じて前記電池内部温度の単位時間
    当りの上昇率の基準値を選択することを特徴とする無線
    通信装置用充電器。
JP28522994A 1994-11-18 1994-11-18 無線通信装置用充電器 Pending JPH08149711A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28522994A JPH08149711A (ja) 1994-11-18 1994-11-18 無線通信装置用充電器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28522994A JPH08149711A (ja) 1994-11-18 1994-11-18 無線通信装置用充電器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08149711A true JPH08149711A (ja) 1996-06-07

Family

ID=17688785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28522994A Pending JPH08149711A (ja) 1994-11-18 1994-11-18 無線通信装置用充電器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08149711A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10258129A (ja) * 1997-03-19 1998-09-29 Kaajiopeeshingu Res Lab:Kk 心臓ペースメーカ装置
US6377826B1 (en) 1998-03-27 2002-04-23 Nec Corporation Charging system of mobile telephone
JP2009118683A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 充電器とその充電方法および電源システム
US7622896B2 (en) 2004-07-02 2009-11-24 Nec Corporation Battery charging control terminal and temperature control terminal
JP2014131138A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Pioneer Electronic Corp 携帯端末装着装置
JP5671593B1 (ja) * 2013-10-07 2015-02-18 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社 充電制御装置、コンピュータシステムおよびプログラム
CN109066911A (zh) * 2018-09-23 2018-12-21 宁波亿诺维信息技术有限公司 一种移动终端充电保护系统
CN109088456A (zh) * 2018-09-01 2018-12-25 宁波亿诺维信息技术有限公司 一种移动终端充电保护系统
CN111596216A (zh) * 2019-02-21 2020-08-28 大唐恩智浦半导体有限公司 通过补偿自发热进行精确的电池温度测量

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10258129A (ja) * 1997-03-19 1998-09-29 Kaajiopeeshingu Res Lab:Kk 心臓ペースメーカ装置
US6377826B1 (en) 1998-03-27 2002-04-23 Nec Corporation Charging system of mobile telephone
US7622896B2 (en) 2004-07-02 2009-11-24 Nec Corporation Battery charging control terminal and temperature control terminal
JP2009118683A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 充電器とその充電方法および電源システム
JP2014131138A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Pioneer Electronic Corp 携帯端末装着装置
JP5671593B1 (ja) * 2013-10-07 2015-02-18 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社 充電制御装置、コンピュータシステムおよびプログラム
CN109088456A (zh) * 2018-09-01 2018-12-25 宁波亿诺维信息技术有限公司 一种移动终端充电保护系统
CN109088456B (zh) * 2018-09-01 2022-05-03 深圳市蓝之洋科技有限公司 一种移动终端充电保护系统
CN109066911A (zh) * 2018-09-23 2018-12-21 宁波亿诺维信息技术有限公司 一种移动终端充电保护系统
CN109066911B (zh) * 2018-09-23 2022-12-13 北京逸智联科技有限公司 一种移动终端充电保护系统
CN111596216A (zh) * 2019-02-21 2020-08-28 大唐恩智浦半导体有限公司 通过补偿自发热进行精确的电池温度测量
CN111596216B (zh) * 2019-02-21 2024-06-07 大唐恩智浦半导体有限公司 通过补偿自发热进行精确的电池温度测量

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8203314B2 (en) Surface temperature dependent battery cell charging system
US8432136B2 (en) Battery pack, battery charger, and battery pack system
JP5638779B2 (ja) 二次電池の特性検出方法および二次電池装置
EP0760532B1 (en) Method for charging secondary cell and charger
JP2010522533A (ja) 電池検出を備える超高速電池充電器
US20100052608A1 (en) Electronic apparatus
JPH08149711A (ja) 無線通信装置用充電器
US5751136A (en) Checking method of connection between secondary battery and battery charger and checking device
JP2000023374A (ja) 二次電池の識別装置および方法
JP3774995B2 (ja) リチウムイオン二次電池の充電方法およびその充電装置
JPH0984271A (ja) 無線通信装置用充電器
JPH10210675A (ja) 充電制御方法および充電制御装置
JP3670358B2 (ja) 無線通信装置用充電器および無線通信装置
JPH10201117A (ja) 充電器の制御方法および充電制御装置
JP2003299257A (ja) 充電装置
JP3693000B2 (ja) 2次電池の充電制御方法およびそれを用いた電気機器
JP3707636B2 (ja) 充電制御方法および充電制御装置
JPH08149710A (ja) 無線通信装置用充電器
JP3695727B2 (ja) 充電制御方法および充電装置
JP2002017049A (ja) 充放電システム
JP2009216681A (ja) 二次電池の劣化判定方法および携帯情報処理装置
JP4513790B2 (ja) 充電装置および充電制御方法ならびにプログラム
JP2020036490A (ja) 充電装置
JP3842076B2 (ja) 充電装置
JP3993843B2 (ja) 充電方法及び充電装置