JPH08149639A - 高圧電線引留用電柱カバー - Google Patents

高圧電線引留用電柱カバー

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JPH08149639A
JPH08149639A JP31580994A JP31580994A JPH08149639A JP H08149639 A JPH08149639 A JP H08149639A JP 31580994 A JP31580994 A JP 31580994A JP 31580994 A JP31580994 A JP 31580994A JP H08149639 A JPH08149639 A JP H08149639A
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electric wire
voltage electric
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pole
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Kenichi Washino
賢一 鷲野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電柱上に腕木や碍子等の器材を必要としない
で高圧電線を引留めたり、引通したりできるようにす
る。 【構成】 カバー本体1を、電柱Pの上部に所要の長さ
にわたり被着させる有蓋円筒体により形成すると共に該
カバー本体1の外表面両側端に突条2を垂直状に一体に
突設し、該左右突条2に電線の引通し孔4,4′を2個
貫通した引留部3を等間隔に複数設けると共に該引留部
3は交互へ反対方向に屈曲形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は引留柱や引通柱の上部に
被着して、高圧電線を引留めたり、引通したりする新規
な電柱カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高圧電線を電柱に引留めたり、引
通したりするには、電柱の上部に腕木(腕金)を取り付
け、この腕木に取り付けた碍子に高圧電線を副わせた状
態でバインド線で縛りつけて固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の電柱
における高圧電線の引留めや引通しは多くの器材が必要
であり、しかも、これらの器材の取り付けや高圧電線の
固定等に手数が掛かる上に、電柱の上部が複雑となり外
観がすっきりしないといったように多くの課題があっ
た。そこで本発明の目的は、電柱に高圧電線を引留めた
り引通したりするために従来から使用していた器材を全
く必要としないで、しかも手数が掛からずに高圧電線を
電柱に引留めたり引通したりすることができる電柱カバ
ーを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明に係わる高圧電線引留用電柱カバーは、カバ
ー本体を、電柱の上部に所要の長さにわたり被着させる
有蓋円筒体により形成すると共に該カバー本体の外表面
両側端に突条を垂直状に一体に突設し、該左右突条に電
線の引通し孔を2個貫通した引留部を等間隔に複数形成
すると共に該引留部は交互に反対方向へ屈曲形成して構
成される。
【0005】また、前記各引留部の中間でカバー本体の
外表面に円板状の鍔部を周設している。
【0006】
【作用】高圧電線の引留めでは、カバー本体を電柱に被
着する前に、左右(又は表裏)で一対をなす各引留部で
2個の引通し孔にそれぞれ順に高圧電線を引通しながら
カバー本体の外表面を1周半周回させて引留め、引出し
た側で高圧電線に分岐スリーブを仮固定しておく。ま
た、高圧電線の引通しでは、前記引留めと同様にカバー
本体を電柱に被着する前に、左右(又は表裏)で一対を
なす各引留部で2個の引通し孔のうちの1個にそれぞれ
高圧電線を引通してカバー本体の外表面を半周させる。
このようにして各引留部に高圧電線を引留め又は引通し
たカバー本体を電柱の上部に被着させて、カバー本体の
引留部に引留め、引き通しされた高圧電線を、分岐スリ
ーブ或いはスリブにより接続することにより電線を架設
する作業は完了される。
【0007】また、カバー本体の外表面で各引留部の中
間に周設した円板状の鍔部により、カバー全体が補強さ
れ、延面距離が確保でき、さらに各引留部に引留め又は
引通した各高圧電線間の絶縁がなされる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の一実施例を説明する。図1は
本発明に係わる高圧電線引留用電柱カバーの正面図、図
2は図1の側面図である。図において1は電柱の上部に
所要の長さにわたり被着される有蓋円筒体に形成された
カバー本体であり、該カバー本体1の外表面両側端にそ
れぞれ所要の肉厚と巾を持つ、突条2をカバー本体1の
頂部を含めて一体に突設する。この突条2のカバー本体
1に垂直に設けられた部分に等間隔で3個所、左右交互
に突出するように、ほぼ、コ形状に屈曲した電線の引留
部3を左右(又は表裏)で一対をなすように形成し、該
各引留部3に電線の引通し孔4,4′を上下に2個ずつ
連設している。
【0009】さらに、各引留部3の直下位置で各突条2
の先端と同一面とした円板状の鍔部5をカバー本体1に
水平に周設している。このように構成される本発明の高
圧電線引留用電柱カバーは超高圧ポリエチレン等の合成
樹脂で一体に形成される。
【0010】このように形成された本発明に係わる高圧
電線引留用電柱カバーc,c′は、電柱への被着に先立
って各引留部3に高圧電線を引留めまたは引通した状態
で電柱へ被着させる。先ず、高圧電線の引留めは図3に
示す1番上の引留部3aと1番下の引留部3cでは、高
圧電線wを右側の上方の引通し孔4に手前から引通して
カバー本体1の裏側を半周させて左側の上方の引通し孔
4の裏側から手前に引通し、カバー本体1の表側を半周
させて右側の下方の引通し孔4′に手前から引通して再
びカバー本体1の裏側を半周させて左側の下方の引通し
孔4′の裏側から手前に引通し、引出した高圧電線w先
端に分岐スリーブ6を仮固定しておく。
【0011】そして、図3に示す2番目の引留部3bで
は前記引留部3a,3cとは逆に、高圧電線wを先ず右
側の上方の引通し孔4の裏側から引き入れてカバー本体
1の表側を半周させて、左側の上方の引通し孔4より引
通してカバー本体1の裏側を半周させて右側の下方の引
通し孔4′より引き出して、さらにカバー本体1の表側
を半周して、左側の下方の引通し孔4′の手前から裏側
へ引出して、引出した高圧電線wの先端に分岐スリーブ
6を仮固定しておく。
【0012】なお、高圧電線wを分岐する必要がない場
合には分岐スリーブカバー6に変えて通常のスリーブカ
バー6′(図示しない)を使用する。
【0013】一方、高圧電線の引通しは、図5に示す1
番上の引留部3aと1番下の引留部3cでは、高圧電線
wを右側の下方の引通し孔4′の手前から裏側に引通し
てカバー本体1の裏側を半周させて、左側の下方の引通
し孔4′の裏側から手前に引出す。そして、図5に示す
2番目の引留部3bでは前記引留部3a,3cとは逆
に、高圧電線wを右側の下方の引通し孔4′の裏側から
表側の手前に引通し、カバー本体1の表側を半周させて
左側の下方の引通し孔4′の手前から裏側へ引出して、
それぞれ引通した高圧電線wの先端にスリーブ6′を仮
固定しておく。図5では高圧電線wを引き通し孔4′に
引き通した状態を説明したが、引通し孔4に高圧電線w
を引き通す場合も引通し孔4′と同様の作用を生じる。
【0014】このようにして各引留部3a〜3cにそれ
ぞれ高圧電線wを引留めた高圧電線引留用カバーcは、
図7で右側に示す引留柱Pの上部に被着させ、また、各
引留部3a〜3cにそれぞれ高圧電線wを引通した高圧
電線引留用カバーc′は、図7で左側に示す引通柱p′
の上部に被着させることで、3本の高圧電線wの架設は
完了する。
【0015】そして、図3及び図5で説明したように引
留め又は引通しされる各高圧電線wは、各引留部3の各
引通し孔4,4′に引通してカバー本体1の外表面に周
回させる方向を交互に違えることで、図4及び図6に示
すように電柱P,P′の中心線と電柱P,P′に引留
め、引通しされた高圧電線wの中心線が同一線上に位置
するため、高圧電線wに掛かる引張力をバランスよくさ
せて電柱の傾倒を防止することができる。そして前述し
たように高圧電線wの引留めにも引通しにも共用するこ
とができる利便さがある。特に、高圧電線wの引留め並
びに引通しに際し、各引留部3が左右交互に突出するよ
うに屈曲形成して、各引通し孔4,4′に引入れたり、
引出したりする高圧電線wがすべて各突条2と一線をな
すようにしたから、各高圧電線wが電柱の中心からずれ
て電柱を傾けさせる偏荷重を発生させることはない。
【0016】また、各引留部3の直下方に周設した円板
状の鍔部5によってカバー本体1が補強され、延面距離
が確保され、さらに各高圧電線w間の絶縁性が向上す
る。
【0017】
【発明の効果】このように本発明に係わる高圧電線引留
用電柱カバーは、カバー本体に引留め線、引通し線が直
接固定されるため腕木(腕金)や碍子等が不要となり、
さらにこれらに附属するバインド線等の種々の器材が不
要となる。またカバー本体にあらかじめ高圧電線を巻着
した後、施工現場で、カバー本体を電柱に被着させ高圧
電線をスリーブで接続することにより架設されるため、
高圧電線の引留作業が簡略化されてコストが顕著に低減
できると共に、電柱に被着したカバー本体に巻着する引
留め、引通しする高圧電線と電柱の中心線が同一線上に
位置するため電柱に掛かる引張力のバランスを計り電柱
の傾倒を防止することができる。なお、電柱上に腕木
(腕金)や碍子などが皆無となるため外観をすっきりと
させて見栄えを向上することができるといったように多
くの利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる高圧電線引留用電柱カバーの正
面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】各引留部に高圧電線を引留めた状態の側面図。
【図4】図3のA−A線断面図。
【図5】各引留部に高圧電線を引通した状態の側面図。
【図6】図6のB−B線断面図。
【図7】使用状態の正面図。
【符号の説明】
1 カバー本体 2 突条 3,3a,3b,3c 引留部 4,4′ 引通し孔 5 鍔部 c,c′ 高圧電線引留用電柱カバー p,p′ 電柱 w 高圧電線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カバー本体を、電柱の上部に所要の長さ
    にわたり被着させる有蓋円筒体により形成すると共に該
    カバー本体の外表面両側端に突条を垂直状に一体に突設
    し、該左右突条に電線の引通し孔を2個貫通した引留部
    を等間隔に複数設けると共に該引留部は交互へ反対方向
    に屈曲形成したことを特徴とする高圧電線引留用電柱カ
    バー。
  2. 【請求項2】 カバー本体の外表面で各引留部の中間に
    円板状の鍔部を周設した請求項1記載の高圧電線引留用
    電柱カバー。
JP31580994A 1994-11-24 1994-11-24 高圧電線引留用電柱カバー Expired - Fee Related JP2654763B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200118700A (ko) * 2019-04-08 2020-10-16 한국전력공사 다단구조의 절연튜브

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20200118700A (ko) * 2019-04-08 2020-10-16 한국전력공사 다단구조의 절연튜브

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