JPH08149495A - ビデオ信号処理装置 - Google Patents
ビデオ信号処理装置Info
- Publication number
- JPH08149495A JPH08149495A JP31262094A JP31262094A JPH08149495A JP H08149495 A JPH08149495 A JP H08149495A JP 31262094 A JP31262094 A JP 31262094A JP 31262094 A JP31262094 A JP 31262094A JP H08149495 A JPH08149495 A JP H08149495A
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- JP
- Japan
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- clock
- video signal
- phase
- phase difference
- color
- Prior art date
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- Abandoned
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- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、色むらや色ずれがなく、小型でか
つ安価なビデオ信号処理装置を提供することを目的とし
ている。 【構成】 アナログのビデオ信号のバーストをバースト
検出器24で検出して、このバーストでロックしたクロ
ックをPLL25により発生し、アナログのビデオ信号
をA/D変換器21でディジタル変換する。位相比較器
26はA/D変換器21からのビデオ信号のバーストと
PLL25からのクロックとの位相差aを検出し、多段
遅延部27のマルチプレクサ34に出力する。マルチプ
レクサ34にはPLL25からのクロックとこのクロッ
クを遅延回路30〜33で遅延させた遅延クロックが入
力され、マルチプレクサ34は位相差aに基づきこれら
のクロックの一つを選択してシステムクロックとしてA
/D変換器21等に出力する。A/D変換器21は、こ
のシステムクロックに基づいて上記A/D変換を行い、
Y/C分離器22及び色デコード器23により色信号に
変換する。
つ安価なビデオ信号処理装置を提供することを目的とし
ている。 【構成】 アナログのビデオ信号のバーストをバースト
検出器24で検出して、このバーストでロックしたクロ
ックをPLL25により発生し、アナログのビデオ信号
をA/D変換器21でディジタル変換する。位相比較器
26はA/D変換器21からのビデオ信号のバーストと
PLL25からのクロックとの位相差aを検出し、多段
遅延部27のマルチプレクサ34に出力する。マルチプ
レクサ34にはPLL25からのクロックとこのクロッ
クを遅延回路30〜33で遅延させた遅延クロックが入
力され、マルチプレクサ34は位相差aに基づきこれら
のクロックの一つを選択してシステムクロックとしてA
/D変換器21等に出力する。A/D変換器21は、こ
のシステムクロックに基づいて上記A/D変換を行い、
Y/C分離器22及び色デコード器23により色信号に
変換する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ信号処理装置に
関し、詳細には、簡単な回路構成で、色むらのない色信
号のデコードをディジタルにて行うことのできるビデオ
信号処理装置に関する。
関し、詳細には、簡単な回路構成で、色むらのない色信
号のデコードをディジタルにて行うことのできるビデオ
信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、アナログのビデオ信号をディジタ
ル変換して、色信号をデコードすることが行われてい
る。このような従来のビデオ信号処理装置としては、例
えば、図4に示すようなものがある。
ル変換して、色信号をデコードすることが行われてい
る。このような従来のビデオ信号処理装置としては、例
えば、図4に示すようなものがある。
【0003】この従来のビデオ信号処理装置1は、A/
D変換器2、Y/C分離部3、色デコード器4、バース
ト検出器5及びPLL(Phase Locked Loop)6を備え
ており、PLL6は、位相比較器7とVCO(Voltage
Controlled Oscillator)8により構成されている。
D変換器2、Y/C分離部3、色デコード器4、バース
ト検出器5及びPLL(Phase Locked Loop)6を備え
ており、PLL6は、位相比較器7とVCO(Voltage
Controlled Oscillator)8により構成されている。
【0004】ビデオ信号処理装置1は、アナログのビデ
オ信号がA/D変換器2及びバースト検出器5に入力さ
れ、A/D変換器2は、PLL6のVCO8から入力さ
れるクロックに基づいて動作して、入力されるアナログ
のビデオ信号をディジタル信号に変換して、Y/C分離
部3に出力する。
オ信号がA/D変換器2及びバースト検出器5に入力さ
れ、A/D変換器2は、PLL6のVCO8から入力さ
れるクロックに基づいて動作して、入力されるアナログ
のビデオ信号をディジタル信号に変換して、Y/C分離
部3に出力する。
【0005】Y/C分離部3は、ディジタル変換された
ビデオ信号を輝度信号Yと色信号に分離して抽出し、輝
度信号Yをそのまま出力するとともに、色信号を色デコ
ード器4に出力する。
ビデオ信号を輝度信号Yと色信号に分離して抽出し、輝
度信号Yをそのまま出力するとともに、色信号を色デコ
ード器4に出力する。
【0006】色デコード器4は、Y/C分離器22から
の色信号をデコードして、Rの色差信号R−YとBの色
差信号B−Yを生成し、それぞれ出力する。上記バース
ト検出器5は、入力されるビデオ信号のバーストを検出
し、PLL6の位相比較器7に出力する。
の色信号をデコードして、Rの色差信号R−YとBの色
差信号B−Yを生成し、それぞれ出力する。上記バース
ト検出器5は、入力されるビデオ信号のバーストを検出
し、PLL6の位相比較器7に出力する。
【0007】PLL6は、バースト検出器5の検出した
バーストに位相をロックしたクロックを発生させ、この
クロックをA/D変換器2、Y/C分離部3及び色デコ
ード器4に出力している。そして、A/D変換器2、Y
/C分離部及び色デコード器4は、このクロックに基づ
いて動作する。
バーストに位相をロックしたクロックを発生させ、この
クロックをA/D変換器2、Y/C分離部3及び色デコ
ード器4に出力している。そして、A/D変換器2、Y
/C分離部及び色デコード器4は、このクロックに基づ
いて動作する。
【0008】したがって、上記従来のビデオ信号処理装
置1においては、VCO8とA/D変換器2との間でデ
ィレーが発生し、A/D変換器2が、急峻なビデオ信号
の周波数の変動により、バーストと位相のずれたクロッ
クによりサンプリングしてしまうことが発生して、色む
らとなって現れるという問題があった。
置1においては、VCO8とA/D変換器2との間でデ
ィレーが発生し、A/D変換器2が、急峻なビデオ信号
の周波数の変動により、バーストと位相のずれたクロッ
クによりサンプリングしてしまうことが発生して、色む
らとなって現れるという問題があった。
【0009】そこで、従来、図5に示すように、色補正
を行うビデオ信号処理装置10が出現している。なお、
図5の説明において、図4と同一の構成部分には、同一
の符号を付してその説明を省略する。このビデオ信号処
理装置10においては、A/D変換器2によるA/D変
換後のバーストとPLL6のA/D変換前のバーストに
ロックされたクロックを位相比較器11で位相比較し
て、位相差を多数の乗算器等で構成された位相差角度算
出器12に出力し、位相差角度算出器12で、位相差角
度を算出して、多数の乗算器等で構成された色相補正器
13に出力する。
を行うビデオ信号処理装置10が出現している。なお、
図5の説明において、図4と同一の構成部分には、同一
の符号を付してその説明を省略する。このビデオ信号処
理装置10においては、A/D変換器2によるA/D変
換後のバーストとPLL6のA/D変換前のバーストに
ロックされたクロックを位相比較器11で位相比較し
て、位相差を多数の乗算器等で構成された位相差角度算
出器12に出力し、位相差角度算出器12で、位相差角
度を算出して、多数の乗算器等で構成された色相補正器
13に出力する。
【0010】色相補正器13は、位相差角度算出器12
から入力される位相差角度に基づいて、色デコード器4
から入力される色差信号に色相補正を行い、色相補正後
の色差信号を出力する。
から入力される位相差角度に基づいて、色デコード器4
から入力される色差信号に色相補正を行い、色相補正後
の色差信号を出力する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなビデオ信号処理装置にあっては、色むらや色ずれが
発生したり、回路構成が大きくなり、ビデオ信号処理装
置が大型化するとともに、高価になるという問題があっ
た。
うなビデオ信号処理装置にあっては、色むらや色ずれが
発生したり、回路構成が大きくなり、ビデオ信号処理装
置が大型化するとともに、高価になるという問題があっ
た。
【0012】すなわち、図4に示した従来のビデオ信号
処理装置にあっては、PLL6のVCO8とA/D変換
器2の間でディレーが発生して、急峻なビデオ信号の周
波数変動により、バーストと位相のずれたクロックで、
A/D変換器2でビデオ信号をサンプリングし、色むら
や色ずれが発生するという問題があった。
処理装置にあっては、PLL6のVCO8とA/D変換
器2の間でディレーが発生して、急峻なビデオ信号の周
波数変動により、バーストと位相のずれたクロックで、
A/D変換器2でビデオ信号をサンプリングし、色むら
や色ずれが発生するという問題があった。
【0013】また、図5に示した従来のビデオ信号処理
装置にあっては、色相補正を行うために多数の乗算器等
を使用する位相差角度算出器12や色相補正器13を使
用するため、回路構成が大型化して、ビデオ信号処理装
置が大型化するとともに、高価なものになるという問題
があった。
装置にあっては、色相補正を行うために多数の乗算器等
を使用する位相差角度算出器12や色相補正器13を使
用するため、回路構成が大型化して、ビデオ信号処理装
置が大型化するとともに、高価なものになるという問題
があった。
【0014】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてな
されたものであって、色むらや色ずれがなく、小型で、
かつ、安価なビデオ信号処理装置を提供することを目的
としている。
されたものであって、色むらや色ずれがなく、小型で、
かつ、安価なビデオ信号処理装置を提供することを目的
としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のビデオ信号処理
装置は、入力されるアナログのビデオ信号をディジタル
のビデオ信号に変換するA/D変換手段と、前記A/D
変換手段から出力されるディジタルのビデオ信号を、色
信号に変換する色信号変換手段と、前記A/D変換手段
と前記色信号変換手段の動作クロックを前記アナログの
ビデオ信号に基づいて生成するクロック生成手段と、を
備えたビデオ信号処理装置において、前記クロック生成
手段の生成したクロックの位相を調整して、位相補正ク
ロックを出力する位相調整手段を、設け、前記位相調整
手段の出力する位相補正クロックを前記A/D変換手段
及び前記色信号変換手段の動作クロックとして使用する
ことにより、上記目的を達成している。
装置は、入力されるアナログのビデオ信号をディジタル
のビデオ信号に変換するA/D変換手段と、前記A/D
変換手段から出力されるディジタルのビデオ信号を、色
信号に変換する色信号変換手段と、前記A/D変換手段
と前記色信号変換手段の動作クロックを前記アナログの
ビデオ信号に基づいて生成するクロック生成手段と、を
備えたビデオ信号処理装置において、前記クロック生成
手段の生成したクロックの位相を調整して、位相補正ク
ロックを出力する位相調整手段を、設け、前記位相調整
手段の出力する位相補正クロックを前記A/D変換手段
及び前記色信号変換手段の動作クロックとして使用する
ことにより、上記目的を達成している。
【0016】この場合、前記位相調整手段は、例えば、
請求項2に記載するように、前記クロック生成手段の生
成したクロックと前記A/D変換手段の変換したディジ
タルのビデオ信号の位相差を算出する位相差算出手段
と、前記クロック生成手段の生成したクロックを順次遅
延させた複数の遅延クロックを生成し、該遅延クロック
と前記クロック生成手段の生成したクロックのうちの一
つを前記位相差算出手段の算出した位相差に基づいて選
択して前記位相補正クロックとして出力するクロック遅
延手段と、を備えたものであってもよい。
請求項2に記載するように、前記クロック生成手段の生
成したクロックと前記A/D変換手段の変換したディジ
タルのビデオ信号の位相差を算出する位相差算出手段
と、前記クロック生成手段の生成したクロックを順次遅
延させた複数の遅延クロックを生成し、該遅延クロック
と前記クロック生成手段の生成したクロックのうちの一
つを前記位相差算出手段の算出した位相差に基づいて選
択して前記位相補正クロックとして出力するクロック遅
延手段と、を備えたものであってもよい。
【0017】また、前記位相差算出手段は、例えば、請
求項3に記載するように、前記A/D変換手段の変換し
たディジタルのビデオ信号の位相角0と位相角πのバー
ストをラッチするフリップフロップと、前記フリップフ
ロップのラッチした位相角0と位相角πのバーストを加
算する加算器と、前記加算器の加算結果を2で除算して
オフセットを算出する除算器と、前記除算器の算出した
オフセットを前記フリップフロップのラッチした位相角
0のバーストの位から減算して位相差を算出する減算器
と、を備えたものであってもよい。
求項3に記載するように、前記A/D変換手段の変換し
たディジタルのビデオ信号の位相角0と位相角πのバー
ストをラッチするフリップフロップと、前記フリップフ
ロップのラッチした位相角0と位相角πのバーストを加
算する加算器と、前記加算器の加算結果を2で除算して
オフセットを算出する除算器と、前記除算器の算出した
オフセットを前記フリップフロップのラッチした位相角
0のバーストの位から減算して位相差を算出する減算器
と、を備えたものであってもよい。
【0018】
【作用】本発明のビデオ信号処理装置によれば、入力さ
れるアナログのビデオ信号を、A/D変換手段により、
ディジタルのビデオ信号に変換し、A/D変換手段の出
力するディジタルのビデオ信号を、色信号変換手段によ
り、色信号に変換する。
れるアナログのビデオ信号を、A/D変換手段により、
ディジタルのビデオ信号に変換し、A/D変換手段の出
力するディジタルのビデオ信号を、色信号変換手段によ
り、色信号に変換する。
【0019】そして、このA/D変換器と色信号変換手
段の動作クロックをアナログのビデオ信号に基づいて、
クロック生成手段が、生成するが、このクロック生成手
段の生成したクロックを、位相調整手段により位相調整
した位相補正クロックにより、A/D変換手段及び色信
号変換手段の動作クロックとして使用する。
段の動作クロックをアナログのビデオ信号に基づいて、
クロック生成手段が、生成するが、このクロック生成手
段の生成したクロックを、位相調整手段により位相調整
した位相補正クロックにより、A/D変換手段及び色信
号変換手段の動作クロックとして使用する。
【0020】したがって、A/D変換手段とクロック発
生手段との間でディレーが発生しても、簡単な回路構成
の位相調整手段により位相を調整した位相補正クロック
によりA/D変換手段及び色信号変換手段を動作させる
ことができ、ビデオ信号に急峻な周波数変動が発生して
も、バーストと位相の一致した位相補正クロックによ
り、A/D変換手段でビデオ信号をサンプリングするこ
とができる。
生手段との間でディレーが発生しても、簡単な回路構成
の位相調整手段により位相を調整した位相補正クロック
によりA/D変換手段及び色信号変換手段を動作させる
ことができ、ビデオ信号に急峻な周波数変動が発生して
も、バーストと位相の一致した位相補正クロックによ
り、A/D変換手段でビデオ信号をサンプリングするこ
とができる。
【0021】その結果、色むらや色ずれの発生を減少さ
せることのできるビデオ信号処理装置を、安価で、か
つ、小型なものとすることができる。
せることのできるビデオ信号処理装置を、安価で、か
つ、小型なものとすることができる。
【0022】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記位相調整手段が、前記クロック生成手段の生
成したクロックと前記A/D変換手段の変換したディジ
タルのビデオ信号の位相差を算出する位相差算出手段
と、前記クロック生成手段の生成したクロックを順次遅
延させた複数の遅延クロックを生成し、該遅延クロック
と前記クロック生成手段の生成したクロックのうちの一
つを前記位相差算出手段の算出した位相差に基づいて選
択して前記位相補正クロックとして出力するクロック遅
延手段と、を備えたものとすると、位相調整手段をより
簡単な回路構成とすることができ、色むらや色ずれの発
生を減少させることのできるビデオ信号処理装置をより
安価で小型なものとすることができる。
うに、前記位相調整手段が、前記クロック生成手段の生
成したクロックと前記A/D変換手段の変換したディジ
タルのビデオ信号の位相差を算出する位相差算出手段
と、前記クロック生成手段の生成したクロックを順次遅
延させた複数の遅延クロックを生成し、該遅延クロック
と前記クロック生成手段の生成したクロックのうちの一
つを前記位相差算出手段の算出した位相差に基づいて選
択して前記位相補正クロックとして出力するクロック遅
延手段と、を備えたものとすると、位相調整手段をより
簡単な回路構成とすることができ、色むらや色ずれの発
生を減少させることのできるビデオ信号処理装置をより
安価で小型なものとすることができる。
【0023】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記位相差算出手段が、前記A/D変換手段の変換
したディジタルのビデオ信号の位相角0と位相角πのバ
ーストをラッチするフリップフロップと、前記フリップ
フロップのラッチした位相角0と位相角πのバーストを
加算する加算器と、前記加算器の加算結果を2で除算し
てオフセットを算出する除算器と、前記除算器の算出し
たオフセットを前記フリップフロップのラッチした位相
角0のバーストの位から減算して位相差を算出する減算
器と、を備えたものとすると、ビデオ信号処理装置をよ
り一層簡単な回路構成とすることができ、より一層安価
で小型なものとすることができる。
に、前記位相差算出手段が、前記A/D変換手段の変換
したディジタルのビデオ信号の位相角0と位相角πのバ
ーストをラッチするフリップフロップと、前記フリップ
フロップのラッチした位相角0と位相角πのバーストを
加算する加算器と、前記加算器の加算結果を2で除算し
てオフセットを算出する除算器と、前記除算器の算出し
たオフセットを前記フリップフロップのラッチした位相
角0のバーストの位から減算して位相差を算出する減算
器と、を備えたものとすると、ビデオ信号処理装置をよ
り一層簡単な回路構成とすることができ、より一層安価
で小型なものとすることができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明のビデオ信号処理装置を実施例
に基づいて具体的に説明する。図1〜図3は、本発明の
ビデオ信号処理装置の一実施例を示す図である。図1
は、本実施例のビデオ信号処理装置20の回路ブロック
構成図であり、ビデオ信号処理装置20は、A/D変換
器(A/D変換手段)21、Y/C分離器22、色デコ
ード器23、バースト検出器24、PLL25、位相比
較器(位相差算出手段)26及び多段遅延部(クロック
遅延手段)27等を備えている。
に基づいて具体的に説明する。図1〜図3は、本発明の
ビデオ信号処理装置の一実施例を示す図である。図1
は、本実施例のビデオ信号処理装置20の回路ブロック
構成図であり、ビデオ信号処理装置20は、A/D変換
器(A/D変換手段)21、Y/C分離器22、色デコ
ード器23、バースト検出器24、PLL25、位相比
較器(位相差算出手段)26及び多段遅延部(クロック
遅延手段)27等を備えている。
【0025】ビデオ信号処理装置20は、そのA/D変
換器21とバースト検出器24にアナログのビデオ信号
が入力される。バースト検出器24は、入力されるアナ
ログのビデオ信号からバーストを検出し、PLL25に
出力する。
換器21とバースト検出器24にアナログのビデオ信号
が入力される。バースト検出器24は、入力されるアナ
ログのビデオ信号からバーストを検出し、PLL25に
出力する。
【0026】PLL25は、位相比較器28とVCO2
9を備え、VCO29の出力するクロックとバースト検
出器24の検出したバーストとを位相比較器28で比較
することによりVCO29の出力するクロックの位相を
ロックして、この位相がロックしたクロックを位相比較
器26及び多段遅延部27に出力する。したがって、上
記バースト検出器24及び位相比較器28とVCO29
からなるPLL25は、全体としてクロック発生手段を
構成している。
9を備え、VCO29の出力するクロックとバースト検
出器24の検出したバーストとを位相比較器28で比較
することによりVCO29の出力するクロックの位相を
ロックして、この位相がロックしたクロックを位相比較
器26及び多段遅延部27に出力する。したがって、上
記バースト検出器24及び位相比較器28とVCO29
からなるPLL25は、全体としてクロック発生手段を
構成している。
【0027】多段遅延部27は、多段接続された4個の
遅延回路30、31、32、33とマルチプレクサ34
を備え、PLL25のVCO29から入力される位相の
ロックされたクロックが先頭の遅延回路30に入力され
る。
遅延回路30、31、32、33とマルチプレクサ34
を備え、PLL25のVCO29から入力される位相の
ロックされたクロックが先頭の遅延回路30に入力され
る。
【0028】マルチプレクサ34には、VCO29から
のクロック及び各遅延回路30〜遅延回路33の出力す
る遅延クロックが入力されるとともに、位相比較器26
の出力する位相差aが入力され、マルチプレクサ34
は、位相比較器26から入力される位相差aに基づい
て、VCO29からのクロックと各遅延回路30〜遅延
回路33からの遅延クロックの一つを選択して、システ
ムクロックとして、A/D変換器21、Y/C分離器2
2及び色デコード器23に出力する。
のクロック及び各遅延回路30〜遅延回路33の出力す
る遅延クロックが入力されるとともに、位相比較器26
の出力する位相差aが入力され、マルチプレクサ34
は、位相比較器26から入力される位相差aに基づい
て、VCO29からのクロックと各遅延回路30〜遅延
回路33からの遅延クロックの一つを選択して、システ
ムクロックとして、A/D変換器21、Y/C分離器2
2及び色デコード器23に出力する。
【0029】A/D変換器21は、多段遅延部27のマ
ルチプレクサ34から入力されるシステムクロックに基
づいてビデオ信号をサンプリングして、ディジタルのビ
デオ信号に変換し、Y/C分離器22に出力するととも
に、位相比較器26に出力する。
ルチプレクサ34から入力されるシステムクロックに基
づいてビデオ信号をサンプリングして、ディジタルのビ
デオ信号に変換し、Y/C分離器22に出力するととも
に、位相比較器26に出力する。
【0030】Y/C分離器22は、A/D変換器21か
ら入力されるディジタルのビデオ信号を、多段遅延部2
7から入力されるシステムクロックに基づいて、輝度信
号Yと色信号とに分離し、輝度信号Yをそのまま出力す
るとともに、色信号を色デコード器23に出力する。
ら入力されるディジタルのビデオ信号を、多段遅延部2
7から入力されるシステムクロックに基づいて、輝度信
号Yと色信号とに分離し、輝度信号Yをそのまま出力す
るとともに、色信号を色デコード器23に出力する。
【0031】色デコード器23は、Y/C分離器22か
ら入力される色信号を、多段遅延部27から入力される
システムクロックに基づいて、Rの色差信号R−YとB
の色差信号B−Yにデコードして、出力する。
ら入力される色信号を、多段遅延部27から入力される
システムクロックに基づいて、Rの色差信号R−YとB
の色差信号B−Yにデコードして、出力する。
【0032】位相比較器26は、図2に示すように、2
個のフリップフロップ(FF)41、42、加算器4
3、除算器44及び減算器45等を備えている。フリッ
プフロップ41、42には、A/D変換器21でディジ
タル変換されたビデオ信号のバーストが入力され、フリ
ップフロップ41、42は、それぞれPLL25からの
クロックにより動作して、フリップフロップ41が位相
角0のバーストを、フリップフロップ42が、位相角π
のバーストを、それぞれラッチして、加算器43に出力
するとともに、フリップフロップ41は、ラッチ出力を
減算器45にも出力する。
個のフリップフロップ(FF)41、42、加算器4
3、除算器44及び減算器45等を備えている。フリッ
プフロップ41、42には、A/D変換器21でディジ
タル変換されたビデオ信号のバーストが入力され、フリ
ップフロップ41、42は、それぞれPLL25からの
クロックにより動作して、フリップフロップ41が位相
角0のバーストを、フリップフロップ42が、位相角π
のバーストを、それぞれラッチして、加算器43に出力
するとともに、フリップフロップ41は、ラッチ出力を
減算器45にも出力する。
【0033】フリップフロップ41の出力とフリップフ
ロップ42の出力を加算して、除算器44に出力し、除
算器44は、加算器43の加算結果を1/2に除算する
ことにより、オフセットEoff を算出して、減算器45
に出力する。
ロップ42の出力を加算して、除算器44に出力し、除
算器44は、加算器43の加算結果を1/2に除算する
ことにより、オフセットEoff を算出して、減算器45
に出力する。
【0034】減算器45は、フリップフロップ41のラ
ッチした位相角0の位からオフセットEoff を減算し
て、位相差aとして、図1に示す多段遅延部27のマル
チプレクサ34に出力する。
ッチした位相角0の位からオフセットEoff を減算し
て、位相差aとして、図1に示す多段遅延部27のマル
チプレクサ34に出力する。
【0035】多段遅延部27は、上述のように、マルチ
プレクサ34に各遅延回路30〜遅延回路33の出力す
るディレイクロックが入力されるとともに、PLL25
からのクロックが入力され、マルチプレクサ34は、位
相比較器26から入力される位相差aに基づいて、これ
ら各遅延回路30〜遅延回路33からのディレイクロッ
クとPLL25からのクロックのうちの一つを選択し
て、システムクロックとしてA/D変換器21、Y/C
分離器22及び色デコード器23に出力する。
プレクサ34に各遅延回路30〜遅延回路33の出力す
るディレイクロックが入力されるとともに、PLL25
からのクロックが入力され、マルチプレクサ34は、位
相比較器26から入力される位相差aに基づいて、これ
ら各遅延回路30〜遅延回路33からのディレイクロッ
クとPLL25からのクロックのうちの一つを選択し
て、システムクロックとしてA/D変換器21、Y/C
分離器22及び色デコード器23に出力する。
【0036】したがって、上記位相比較器26と多段遅
延部27は、全体としてPLL25の出力するクロック
の位相を調整して、システムクロック(位相補正クロッ
ク)を出力する位相調整手段を構成している。
延部27は、全体としてPLL25の出力するクロック
の位相を調整して、システムクロック(位相補正クロッ
ク)を出力する位相調整手段を構成している。
【0037】次に、本実施例の動作を説明する。ビデオ
信号処理装置20は、入力されるアナログのビデオ信号
を、A/D変換器21でディジタル変換し、Y/C分離
器器22及び位相比較器26に出力する。
信号処理装置20は、入力されるアナログのビデオ信号
を、A/D変換器21でディジタル変換し、Y/C分離
器器22及び位相比較器26に出力する。
【0038】一方、バースト検出器24は、入力される
アナログのビデオ信号のバーストを検出して、PLL2
5に出力し、PLL25は、このディジタル変換前のバ
ーストに位相をロックしたクロックを位相比較器26及
び多段遅延部27に出力する。
アナログのビデオ信号のバーストを検出して、PLL2
5に出力し、PLL25は、このディジタル変換前のバ
ーストに位相をロックしたクロックを位相比較器26及
び多段遅延部27に出力する。
【0039】位相比較器26は、図2に示したように、
A/D変換器21によりディジタル変換されたビデオ信
号のバーストの位相角0と位相角πをPLL25から入
力されるクロックに基づいてラッチして、これらのラッ
チ出力を加算器43で加算した後、除算器44で1/2
に除算してオフセットEoff を算出し、減算器45で、
フリップフロップ41のラッチ出力である位相角0の位
からオフセットEoffを減算して、図3に示すような位
相差aとして多段遅延部27のマルチプレクサ34に出
力する。
A/D変換器21によりディジタル変換されたビデオ信
号のバーストの位相角0と位相角πをPLL25から入
力されるクロックに基づいてラッチして、これらのラッ
チ出力を加算器43で加算した後、除算器44で1/2
に除算してオフセットEoff を算出し、減算器45で、
フリップフロップ41のラッチ出力である位相角0の位
からオフセットEoffを減算して、図3に示すような位
相差aとして多段遅延部27のマルチプレクサ34に出
力する。
【0040】すなわち、位相比較器26は、A/D変換
器21によりディジタル変換されたビデオ信号のバース
トの位相角0と位相角πとを加算した後、2で除算した
オフセットを位相角0の位から減算した結果を、図3に
示すような位相差aとして、多段遅延部27のマルチプ
レクサ34に出力する。
器21によりディジタル変換されたビデオ信号のバース
トの位相角0と位相角πとを加算した後、2で除算した
オフセットを位相角0の位から減算した結果を、図3に
示すような位相差aとして、多段遅延部27のマルチプ
レクサ34に出力する。
【0041】そして、多段遅延部27は、マルチプレク
サ34が、PLL25から入力されるクロックと、この
PLL25から入力されるクロックを4つの遅延回路3
0〜33で遅延した各遅延クロックのいずれかを位相比
較器26から入力される位相差aに基づいて選択し、シ
ステムクロックとしてA/D変換器21、Y/C分離器
22及び色デコード器23に出力する。
サ34が、PLL25から入力されるクロックと、この
PLL25から入力されるクロックを4つの遅延回路3
0〜33で遅延した各遅延クロックのいずれかを位相比
較器26から入力される位相差aに基づいて選択し、シ
ステムクロックとしてA/D変換器21、Y/C分離器
22及び色デコード器23に出力する。
【0042】すなわち、ビデオ信号処理装置20は、位
相比較器26により、PLL25からのクロックに基づ
いてA/D変換後のビデオ信号のバーストの位相角0と
位相角πのオフセットEoff を算出し、多段遅延部27
で、このオフセットEoff と位相差aとが一致したと
き、システムクロックとバーストが同位相であると判断
し、このシステムクロックをA/D変換器21、Y/C
分離器22及び色デコード器23に出力して、これらの
動作タイミングを取っている。
相比較器26により、PLL25からのクロックに基づ
いてA/D変換後のビデオ信号のバーストの位相角0と
位相角πのオフセットEoff を算出し、多段遅延部27
で、このオフセットEoff と位相差aとが一致したと
き、システムクロックとバーストが同位相であると判断
し、このシステムクロックをA/D変換器21、Y/C
分離器22及び色デコード器23に出力して、これらの
動作タイミングを取っている。
【0043】したがって、PLL25のVCO29でロ
ックしたクロックとA/D変換器21がアナログビデオ
信号をサンプリングするタイミングを制御するシステム
クロックとのずれをなくすことができ、色むらや色ずれ
等の発生を減少させることができる。
ックしたクロックとA/D変換器21がアナログビデオ
信号をサンプリングするタイミングを制御するシステム
クロックとのずれをなくすことができ、色むらや色ずれ
等の発生を減少させることができる。
【0044】このように、本実施例によれば、入力され
るアナログのビデオ信号を、A/D変換器21により、
ディジタルのビデオ信号に変換し、このA/D変換器2
1の出力するディジタルのビデオ信号を、Y/C分離器
22及び色デコード器23により、色信号に変換する。
るアナログのビデオ信号を、A/D変換器21により、
ディジタルのビデオ信号に変換し、このA/D変換器2
1の出力するディジタルのビデオ信号を、Y/C分離器
22及び色デコード器23により、色信号に変換する。
【0045】そして、このA/D変換器21、Y/C分
離器22及び色デコード器23の動作クロックをアナロ
グのビデオ信号に基づいて、クロック生成手段であるP
LL25が、生成するが、このPLL25の生成したク
ロックを、位相調整手段である位相比較器26及び多段
遅延部27により位相調整したシステムクロック(位相
補正クロック)により、A/D変換器21、Y/C分離
器22及び色デコード器23の動作クロックとして使用
している。
離器22及び色デコード器23の動作クロックをアナロ
グのビデオ信号に基づいて、クロック生成手段であるP
LL25が、生成するが、このPLL25の生成したク
ロックを、位相調整手段である位相比較器26及び多段
遅延部27により位相調整したシステムクロック(位相
補正クロック)により、A/D変換器21、Y/C分離
器22及び色デコード器23の動作クロックとして使用
している。
【0046】したがって、A/D変換器21とPLL2
5との間でディレーが発生しても、簡単な回路構成の位
相比較器26及び多段遅延部27により位相を調整した
システムクロックによりA/D変換器21、Y/C分離
器22及び色デコード器23を動作させることができ、
ビデオ信号に急峻な周波数変動が発生しても、バースト
と位相の一致したシステムクロックにより、A/D変換
器21でビデオ信号をサンプリングすることができる。
5との間でディレーが発生しても、簡単な回路構成の位
相比較器26及び多段遅延部27により位相を調整した
システムクロックによりA/D変換器21、Y/C分離
器22及び色デコード器23を動作させることができ、
ビデオ信号に急峻な周波数変動が発生しても、バースト
と位相の一致したシステムクロックにより、A/D変換
器21でビデオ信号をサンプリングすることができる。
【0047】その結果、色むらや色ずれの発生を減少さ
せることができるビデオ信号処理装置20を、安価で、
かつ、小型なものとすることができる。また、本実施例
によれば、位相調整手段を、PLL25の生成したクロ
ックとA/D変換器21の変換したディジタルのビデオ
信号の位相差aを算出する位相比較器(位相差算出手
段)26と、PLL27の生成したクロックを順次遅延
させた複数の遅延クロックを生成し、該遅延クロックと
PLL25の生成したクロックのうちの一つを位相比較
器26の算出した位相差aに基づいて選択してシステム
クロックとして出力する多段遅延部(クロック遅延手
段)27と、で構成しているので、位相調整手段をより
簡単な回路構成とすることができ、色むらや色ずれの発
生を減少させることのできるビデオ信号処理装置20を
より安価で小型なものとすることができる。
せることができるビデオ信号処理装置20を、安価で、
かつ、小型なものとすることができる。また、本実施例
によれば、位相調整手段を、PLL25の生成したクロ
ックとA/D変換器21の変換したディジタルのビデオ
信号の位相差aを算出する位相比較器(位相差算出手
段)26と、PLL27の生成したクロックを順次遅延
させた複数の遅延クロックを生成し、該遅延クロックと
PLL25の生成したクロックのうちの一つを位相比較
器26の算出した位相差aに基づいて選択してシステム
クロックとして出力する多段遅延部(クロック遅延手
段)27と、で構成しているので、位相調整手段をより
簡単な回路構成とすることができ、色むらや色ずれの発
生を減少させることのできるビデオ信号処理装置20を
より安価で小型なものとすることができる。
【0048】さらに、本実施例によれば、位相差算出手
段である多段遅延部27を、A/D変換器21の変換し
たディジタルのビデオ信号の位相角0と位相角πのバー
ストをラッチするフリップフロップ41、42と、フリ
ップフロップ41、42のラッチした位相角0と位相角
πのバーストを加算する加算器43と、加算器43の加
算結果を2で除算してオフセットを算出する除算器44
と、除算器43の算出したオフセットをフリップフロッ
プ41のラッチした位相角0のバーストの位から減算し
て位相差aを算出する減算器45と、で構成しているの
で、ビデオ信号処理装置20をより一層簡単な回路構成
とすることができ、より一層安価で小型なものとするこ
とができる。
段である多段遅延部27を、A/D変換器21の変換し
たディジタルのビデオ信号の位相角0と位相角πのバー
ストをラッチするフリップフロップ41、42と、フリ
ップフロップ41、42のラッチした位相角0と位相角
πのバーストを加算する加算器43と、加算器43の加
算結果を2で除算してオフセットを算出する除算器44
と、除算器43の算出したオフセットをフリップフロッ
プ41のラッチした位相角0のバーストの位から減算し
て位相差aを算出する減算器45と、で構成しているの
で、ビデオ信号処理装置20をより一層簡単な回路構成
とすることができ、より一層安価で小型なものとするこ
とができる。
【0049】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上
記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲内で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上
記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲内で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0050】例えば、図5に示した色相補正を行うビデ
オ信号処理装置10においても、多数の乗算器等で構成
された位相差角度算出器12や位相補正器13を用いる
ことなく、本実施例を適用することにより、少ない回路
構成で同様の効果を上げることができる。
オ信号処理装置10においても、多数の乗算器等で構成
された位相差角度算出器12や位相補正器13を用いる
ことなく、本実施例を適用することにより、少ない回路
構成で同様の効果を上げることができる。
【0051】
【発明の効果】本発明のビデオ信号処理装置によれば、
入力されるアナログのビデオ信号を、A/D変換手段に
より、ディジタルのビデオ信号に変換し、A/D変換手
段の出力するディジタルのビデオ信号を、色信号変換手
段により、色信号に変換する。
入力されるアナログのビデオ信号を、A/D変換手段に
より、ディジタルのビデオ信号に変換し、A/D変換手
段の出力するディジタルのビデオ信号を、色信号変換手
段により、色信号に変換する。
【0052】そして、このA/D変換手段と色信号変換
手段の動作クロックをアナログのビデオ信号に基づい
て、クロック生成手段が、生成するが、このクロック生
成手段の生成したクロックを、位相調整手段により位相
調整した位相補正クロックにより、A/D変換手段及び
色信号変換手段の動作クロックとして使用する。
手段の動作クロックをアナログのビデオ信号に基づい
て、クロック生成手段が、生成するが、このクロック生
成手段の生成したクロックを、位相調整手段により位相
調整した位相補正クロックにより、A/D変換手段及び
色信号変換手段の動作クロックとして使用する。
【0053】したがって、A/D変換手段とクロック発
生手段との間でディレーが発生しても、簡単な回路構成
の位相調整手段により位相を調整した位相補正クロック
によりA/D変換手段及び色信号変換手段を動作させる
ことができ、ビデオ信号に急峻な周波数変動が発生して
も、バーストと位相の一致した位相補正クロックによ
り、A/D変換手段でビデオ信号をサンプリングするこ
とができる。
生手段との間でディレーが発生しても、簡単な回路構成
の位相調整手段により位相を調整した位相補正クロック
によりA/D変換手段及び色信号変換手段を動作させる
ことができ、ビデオ信号に急峻な周波数変動が発生して
も、バーストと位相の一致した位相補正クロックによ
り、A/D変換手段でビデオ信号をサンプリングするこ
とができる。
【0054】その結果、色むらや色ずれの発生を減少さ
せることができるビデオ信号処理装置を、安価で、か
つ、小型なものとすることができる。
せることができるビデオ信号処理装置を、安価で、か
つ、小型なものとすることができる。
【0055】この場合、請求項2に記載するように、前
記位相調整手段が、前記クロック生成手段の生成したク
ロックと前記A/D変換手段の変換したディジタルのビ
デオ信号の位相差を算出する位相差算出手段と、前記ク
ロック生成手段の生成したクロックを順次遅延させた複
数の遅延クロックを生成し、該遅延クロックと前記クロ
ック生成手段の生成したクロックのうちの一つを前記位
相差算出手段の算出した位相差に基づいて選択して前記
位相補正クロックとして出力するクロック遅延手段と、
を備えたものとすると、位相調整手段をより簡単な回路
構成とすることができ、色むらや色ずれの発生を減少さ
せることのできるビデオ信号処理装置をより安価で小型
なものとすることができる。
記位相調整手段が、前記クロック生成手段の生成したク
ロックと前記A/D変換手段の変換したディジタルのビ
デオ信号の位相差を算出する位相差算出手段と、前記ク
ロック生成手段の生成したクロックを順次遅延させた複
数の遅延クロックを生成し、該遅延クロックと前記クロ
ック生成手段の生成したクロックのうちの一つを前記位
相差算出手段の算出した位相差に基づいて選択して前記
位相補正クロックとして出力するクロック遅延手段と、
を備えたものとすると、位相調整手段をより簡単な回路
構成とすることができ、色むらや色ずれの発生を減少さ
せることのできるビデオ信号処理装置をより安価で小型
なものとすることができる。
【0056】また、請求項3に記載するように、前記位
相差算出手段が、前記A/D変換手段の変換したディジ
タルのビデオ信号の位相角0と位相角πのバーストをラ
ッチするフリップフロップと、前記フリップフロップの
ラッチした位相角0と位相角πのバーストを加算する加
算器と、前記加算器の加算結果を2で除算してオフセッ
トを算出する除算器と、前記除算器の算出したオフセッ
トを前記フリップフロップのラッチした位相角0のバー
ストの位から減算して位相差を算出する減算器と、を備
えたものとすると、ビデオ信号処理装置をより一層簡単
な回路構成とすることができ、より一層安価で小型なも
のとすることができる。
相差算出手段が、前記A/D変換手段の変換したディジ
タルのビデオ信号の位相角0と位相角πのバーストをラ
ッチするフリップフロップと、前記フリップフロップの
ラッチした位相角0と位相角πのバーストを加算する加
算器と、前記加算器の加算結果を2で除算してオフセッ
トを算出する除算器と、前記除算器の算出したオフセッ
トを前記フリップフロップのラッチした位相角0のバー
ストの位から減算して位相差を算出する減算器と、を備
えたものとすると、ビデオ信号処理装置をより一層簡単
な回路構成とすることができ、より一層安価で小型なも
のとすることができる。
【図1】本発明のビデオ信号処理装置の一実施例の回路
ブロック構成図。
ブロック構成図。
【図2】図1の位相比較器の詳細な回路ブロック図。
【図3】図2の位相比較器の出力する位相差の波形図。
【図4】従来のビデオ信号処理装置の一例を示す回路ブ
ロック図。
ロック図。
【図5】従来の色補正を行うビデオ信号処理装置の一例
を示す回路ブロック図。
を示す回路ブロック図。
20 ビデオ信号処理装置 21 A/D変換回路 22 Y/C分離器 23 色デコード器 24 バースト検出器 25 PLL 26 位相比較器 27 多段遅延部 28 位相比較器 29 VCO 30、31、32、33 遅延回路 34 マルチプレクサ 41、42 フリップフロップ 43 加算器 44 除算器 45 減算器
Claims (3)
- 【請求項1】入力されるアナログのビデオ信号をディジ
タルのビデオ信号に変換するA/D変換手段と、 前記A/D変換手段から出力されるディジタルのビデオ
信号を、色信号に変換する色信号変換手段と、 前記A/D変換手段と前記色信号変換手段の動作クロッ
クを前記アナログのビデオ信号に基づいて生成するクロ
ック生成手段と、 を備えたビデオ信号処理装置において、 前記クロック生成手段の生成したクロックの位相を調整
して、位相補正クロックを出力する位相調整手段を、設
け、 前記位相調整手段の出力する位相補正クロックを前記A
/D変換手段及び前記色信号変換手段の動作クロックと
して使用することを特徴とするビデオ信号処理装置。 - 【請求項2】前記位相調整手段は、 前記クロック生成手段の生成したクロックと前記A/D
変換手段の変換したディジタルのビデオ信号の位相差を
算出する位相差算出手段と、 前記クロック生成手段の生成したクロックを順次遅延さ
せた複数の遅延クロックを生成し、該遅延クロックと前
記クロック生成手段の生成したクロックのうちの一つを
前記位相差算出手段の算出した位相差に基づいて選択し
て前記位相補正クロックとして出力するクロック遅延手
段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載のビデオ信号処
理装置。 - 【請求項3】前記位相差算出手段は、 前記A/D変換手段の変換したディジタルのビデオ信号
の位相角0と位相角πのバーストをラッチするフリップ
フロップと、 前記フリップフロップのラッチした位相角0と位相角π
のバーストを加算する加算器と、 前記加算器の加算結果を2で除算してオフセットを算出
する除算器と、 前記除算器の算出したオフセットを前記フリップフロッ
プのラッチした位相角0のバーストの位から減算して位
相差を算出する減算器と、 を備えたことを特徴とする請求項2記載のビデオ信号処
理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31262094A JPH08149495A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | ビデオ信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31262094A JPH08149495A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | ビデオ信号処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08149495A true JPH08149495A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=18031398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31262094A Abandoned JPH08149495A (ja) | 1994-11-21 | 1994-11-21 | ビデオ信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08149495A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6060923A (en) * | 1998-01-27 | 2000-05-09 | Fujitsu Limited | PLL device having a simple design yet achieving reliable and accurate operation |
WO2005022928A1 (ja) * | 2003-08-29 | 2005-03-10 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 映像信号処理回路、映像信号表示装置、及び映像信号記録装置 |
KR100871205B1 (ko) * | 2002-07-23 | 2008-12-01 | 엘지노텔 주식회사 | 다중 클럭 위상 결정 시스템 |
-
1994
- 1994-11-21 JP JP31262094A patent/JPH08149495A/ja not_active Abandoned
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6060923A (en) * | 1998-01-27 | 2000-05-09 | Fujitsu Limited | PLL device having a simple design yet achieving reliable and accurate operation |
KR100871205B1 (ko) * | 2002-07-23 | 2008-12-01 | 엘지노텔 주식회사 | 다중 클럭 위상 결정 시스템 |
WO2005022928A1 (ja) * | 2003-08-29 | 2005-03-10 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 映像信号処理回路、映像信号表示装置、及び映像信号記録装置 |
US7515211B2 (en) | 2003-08-29 | 2009-04-07 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Video signal processing circuit, video signal display apparatus, and video signal recording apparatus |
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