JPH08149432A - テレビ電話装置 - Google Patents

テレビ電話装置

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Publication number
JPH08149432A
JPH08149432A JP6311224A JP31122494A JPH08149432A JP H08149432 A JPH08149432 A JP H08149432A JP 6311224 A JP6311224 A JP 6311224A JP 31122494 A JP31122494 A JP 31122494A JP H08149432 A JPH08149432 A JP H08149432A
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JP
Japan
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lens
image pickup
unit
image
lenses
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Pending
Application number
JP6311224A
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English (en)
Inventor
Kenzo Ichikawa
憲造 市川
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 送信画像を撮像するための撮像装置を備えた
テレビ電話装置において、通話状態を保った状態で、必
要に応じて画像を送るのを止めることができるようにす
る。 【構成】 撮像装置20は、撮像体52の受光面に光画
像を結像させるべく光入射窓21より筐体41、59外
に臨ませて設けられたレンズ54、55と光入射窓21
との間に出没可能に遮蔽板56を備える。この遮蔽板5
6を出没させてレンズ54、55を遮ることことによ
り、通話状態を保ったまま、必要に応じて画像を送るの
を止めることができる。電気的な方法によらず、遮蔽体
56で機械的にレンズ54、55を遮ることにより、使
用者からレンズ54、55が見えないようできるので、
画像が送られていないという安心感を使用者に与える。
また、遮蔽板に白バランス調整を行うための基準白色光
を透過する透過特性を持たせることで、簡便に白バラン
ス調整を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ電話装置に係
り、さらに詳細には、送信画像を撮像するための撮像装
置を備えたテレビ電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にテレビ電話装置は、CCDカメラ
などの撮像装置とCRTやLCDなどの画像表示装置と
通話機能とを備えている。そして、公衆回線を介して送
られてくる通話相手からの画像情報を画像表示装置に表
示しつつ、撮像装置で撮像した画像情報を公衆回線を介
して通話相手へ送信することにより、互いに相手をみな
がら通話できるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
テレビ電話装置の多くは、通話状態を維持したまま画像
送信だけを停止する機能を持っていないため、通話の途
中で急に相手に画像を送りたくない何らかの状況となっ
たとき、撮像装置のレンズの前を手で遮るか、障害物を
置くなどして画像が送られるのを阻止しなければならな
かった。
【0004】また、画像信号処理回路あるいは送信回路
などに必要に応じて画像送信を停止できる機能を持たせ
た場合でも、撮像装置内のレンズが光入射窓を通して見
えているため、実際には画像の送信が停止されているに
もかかわらず、依然画像が送られているのではないかと
いう不安感を使用者に与えていた。
【0005】本発明は、上記従来技術の課題を解消し、
通話状態を保った状態で、必要に応じて画像を送るのを
止めることのできるテレビ電話装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するめに
本発明のテレビ電話装置は、送信画像を撮像するための
撮像装置を備えたテレビ電話装置において、前記撮像装
置は、前面部に入射窓を形成してなる筐体と、当該筐体
内に設けられた撮像体と、当該撮像体の受光面に光画像
を結像させるべく当該光入射窓より当該筐体外に臨ませ
て設けられたレンズと、当該レンズと当該光入射窓との
間に出没可能に設けられた遮蔽体と、を備えてなること
を特徴とする(請求項1)。
【0007】また、本発明のテレビ電話装置において、
前記遮蔽体は、白バランス調整のための基準白色光を透
過することが望ましい(請求項2)。
【0008】
【作用】本発明のテレビ電話装置によれば、撮像体の受
光面に光画像を結像させるレンズと光入射窓との間に遮
蔽体を出没させてレンズを遮ることことにより、送信状
態を保ったまま、必要に応じて画像を送るのを止めるこ
とができる。電気的な方法によらず、遮蔽体で機械的に
レンズの前を遮ることにより、レンズを使用者から見え
ないように隠すことができるので、通話相手に画像が絶
対に送られていないという安心感を使用者に与える。
【0009】また、請求項2記載のテレビ電話装置によ
れば、前記遮蔽体に白バランス調整を行うことができる
程度の光量の基準白色光を透過する透過特性を持ったも
のを使用するので、白バランス調整用のフィルタなどを
別途用意することなく、極めて簡便に白バランス調整を
行うことができる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明に係るテレビ電話装置の実施
例について説明する。
【0011】まず、本実施例のテレビ電話装置の外観構
造について主に説明する。図1は本実施例のテレビ電話
装置の全体構造を示す外観斜視図、図2は図1に示す装
置の平面図、図3は同じく正面図、図4は同じく左側面
図、図5は同じく背面図である。
【0012】本実施例のテレビ電話装置1は、図1〜図
3に示すように、矩形状の箱形の装置本体2の前縁部中
央に撮像ユニット3を埋設してなり、家庭用テレビなど
の上に安定に載置できるように幅広の薄型に構成されて
いる。ちなみに、本実施例のテレビ電話装置1の横幅D
1は約274mm、高さD2は約65mm、奥行きD3
は約178mmである。
【0013】装置本体2は、撮像ユニット3とその他の
主要部品を搭載した下ケース4と、これを覆う上ケース
5とからなる。
【0014】装置本体2の前面部をなす上ケース5の前
面5a部は、左右両端部から中間部にかけて緩やかな凸
曲面形状に形成され、その中間部に撮像ユニット3の本
体20の側面形状に合わせた円形の凹部5bが設けられ
ている。そして上ケース5の前面右端部には、スイッチ
ボタン6とリモコン受光窓7とが互いに隣接して設けら
れている。
【0015】リモコン受光窓7には赤外光を主に透過す
るフィルタ29が取り付けられている。そして、これら
スイッチボタン6とリモコン受光窓7の背後には、下ケ
ース4側に搭載されている後述のフロントスイッチ36
と赤外線センサ37がそれぞれ配置される。
【0016】装置本体2の背面部をなす下ケース4の背
面4a部には、図5に示すように、電源スイッチ8、電
源端子(AC100V)9、ライン映像入力端子10、
ライン音声入力端子11、ライン映像出力端子12、ラ
イン音声出力端子13、マイク入力端子14、マイク用
音声レベル調節スイッチ15、ライン用音声レベル調節
スイッチ16、電話機側接続端子17、及び電話回線側
接続端子18が横一列に並設されている。
【0017】また、下ケース4の下面4aの四隅には、
ゴムなどの緩衝材からなる円柱状の脚体19が突設され
ている。このテレビ電話装置1の脚体19の下ケース4
の下面4aからの突出長dは、現在一般に普及している
様々な家庭用テレビの上面の曲率を考慮して、下ケース
4の下面がテレビの上面と接触しないよう従来のこの種
の設置型機器の脚体の突出長よりも長めに設計されてい
る。ちなみに、本実施例のテレビ電話装置1の脚体19
の突出長dは約6mmである。
【0018】撮像ユニット3のユニット本体(撮像装
置)20は、球体の上部と下部を平行に切除したような
形状になっており、球面形状に形成された側部20aの
前面部が装置本体2の前面5aより若干突出している。
そして、ユニット本体20の側部20a前面部に光入射
窓21が形成され、透明のレンズカバー22が取り付け
られている。
【0019】ユニット本体20の上面20b部は装置本
体2の上面5cより若干突出している。そして、ユニッ
ト本体20の上面20bには、光入射窓21面と平行に
3つの長孔23、24、25が形成されている。そし
て、最も後側の長孔23には、ユニット本体20内に設
けられている後述する標準レンズユニット54のフォー
カス調節リング28が挿入され、フォーカス調節リング
28の一部がユニット本体20の上面20bより突出し
ている。
【0020】また、手前の2つの長孔24、25にはス
ライド式のスイッチ(操作体)26、27がそれぞれ取
り付けられている。最も手前のスイッチ26は後述する
レンズシャッタ56を操作するためのシャッタ操作スイ
ッチであり、残りの1つは後述する広角レンズ55を操
作して画角を切り換えるための画角切り換えスイッチで
ある。
【0021】次に、本実施例のテレビ電話装置の内部構
造について説明する。
【0022】図6は上ケース5を取り外した状態のテレ
ビ電話装置1の正面図、図7は撮像ユニット3の斜視
図、図8は同じく側面図である。
【0023】図6に示すように、下ケース4には、手前
中央部に撮像ユニット3が搭載され、撮像ユニット3の
左側に電源ユニット31が搭載されている。そして、撮
像ユニット3の右側及び後側にはディジタル回路基板3
2とアナログ回路基板33が搭載されている。この場
合、ディジタル回路基板32は下ケース4の底部近傍に
配置され、その上方にアナログ回路基板33が配置され
ている。そして、両回路基板32、33は図示しない多
ピンコネクタによって互いに接続されている。
【0024】ディジタル回路基板32とアナログ回路基
板33との間には、両基板相互が電磁的に影響を及ぼし
合うのを防止するために電磁シールド板34が設けられ
ている。また、ディジタル回路基板32およびアナログ
回路基板33の外側にも、外部からの電磁的影響を防止
するために電磁シールド板35が設けられている。
【0025】ディジタル回路基板32には、撮像ユニッ
ト3内に設けられた後述する撮像回路基板53からの画
像信号および通信回線を介して送られてくる画像信号の
信号処理を行う画像信号処理回路とメモリ回路とが主に
実装されている。画像信号処理回路は、白バランス自動
調性機能を搭載している。
【0026】アナログ回路基板33には、画像信号およ
び音声信号を後述する外部装置に対して入力および出力
する入出力回路と、通信回線を介して信号の送受信を行
う通信回路とが主に搭載され、その手前側右端部にフロ
ントスイッチ36と赤外線センサ37が実装されてい
る。
【0027】前述の電源端子(AC100V)9、ライ
ン映像入力端子10、ライン音声入力端子11、ライン
映像出力端子12、ライン音声出力端子13、マイク入
力端子14、マイク用音声レベル調節スイッチ15、ラ
イン用音声レベル調節スイッチ16、電話機側接続端子
17、及び電話回線側接続端子18は、このアナログ回
路基板33の後縁部に実装されている。また、電源スイ
ッチ8は電源ユニット31の背面部に設けられている。
【0028】ユニット本体20は、可動機構38を介し
て上下左右に回動可能に下部ケース4に取り付けられて
いる。この可動機構38は、ユニット本体20を下部ケ
ース4に対して上下方向に回動可能に支持する上下可動
機構39と、上下可動機構39を下部ケース4に対して
左右方向に回動可能に支持する水平可動機構40とから
なる。
【0029】上下可動機構39は、図7および図8に示
すように、ユニット本体20の下ケース(以下、ユニッ
ト下ケースという)41の下部に嵌合状態で固定された
コ字形の固定金具42と、この固定金具42を上下方向
に回動可能に支持するコ字形の支持金具43とからな
る。固定金具42と支持金具43は、互いの先端部同士
を連結ピン44でヒンジ接続することで互いに回転可能
に連結されており、その回転中心軸は後述する標準レン
ズユニット54の光軸と直交するユニット本体20の水
平中心軸と一致させてある。
【0030】ユニット本体20の上下方向への回動範囲
は、ユニット下ケース41の両側に形成された係止部4
1a、41bが支持金具43の腕部43bに当接するこ
とで制限される。この実施例の構造の場合、ユニット本
体20は上下にそれぞれ約20度まで回動できる。
【0031】水平可動機構40は、下部ケース4の底部
に固定される半円形状の支持板46に前記支持金具43
の底辺部43aの中央部を連結ピン47で互いに回転自
在に連結してなる。支持板46と支持金具43との互い
の回転中心軸は後述する標準レンズユニット54の光軸
と直交するユニット本体20の垂直中心軸と一致させて
ある。
【0032】また、支持金具43の底辺部43aには、
支持板46より小径の半円形状の案内板47が一体的に
設けられている。そして、支持板46の円弧状周縁部の
2箇所に突設された係合ピン48のフランジ部48aに
案内板47の円弧状周縁部47aを係合させることで支
持金具43のがたつきを防止している。
【0033】また、図9に示すように、支持板46の手
前側の両端部近傍には係止ピン50a、50bが突設さ
れている。そして、支持金具43と支持板46とを互い
に左右に回転させたときに支持金具43の底辺部43a
に形成された左右の当接部51a、51bに係止ピン5
0a、50bをそれぞれ当接させることで、ユニット本
体20の左右方向への回動範囲を制限している。この実
施例の構造の場合、ユニット本体20は左右にそれぞれ
約20度まで回動できる。
【0034】なお、図9には、支持金具43を固定と
し、支持金具43を左右に回動させた場合が示されてい
る。図中、一点鎖線で示された状態は、ユニット本体2
0が右側の回動限界まで回動した状態に対応し、二点鎖
線で示された状態は、ユニット本体20が左側の回動限
界まで回動した状態に対応している。
【0035】このようにユニット本体20を下部ケース
4に対して上下方向に回動可能に支持する上下可動機構
39と、上下可動機構39を下部ケース4に対して左右
方向に回動可能に支持する水平可動機構40とを備える
ことで、上下可動機構39による上下方向への回動と水
平可動機構40による左右方向への回動との合成によ
り、ユニット本体20を球体的に回動させて装置本体2
に対するユニット本体20の姿勢を様々に変化させるこ
とができる。
【0036】図10には、上記のようにユニット本体2
0を回動可能に保持してなる撮像ユニット3の側断面図
が示されている。同図に示すように、ユニット本体20
内には、撮像体であるCCD52を搭載した撮像回路基
板53が設けられ、CCD52とユニット本体20前面
部の光入射窓21との間に、第1のレンズである標準レ
ンズユニット54と、第2のレンズでる広角レンズ55
と、レンズシャッタ56とが配置されている。
【0037】撮像回路基板53および標準レンズユニッ
ト54は、ユニット下ケース41に固定されている。標
準レンズユニット54は、その光軸をCCD52の受光
面の中心に合わせて配置され、フォーカス調節リング2
8を回転させることによって任意の距離にレンズの焦点
を合わせてCCD52の受光面に画像を結像できるよう
構成されている。
【0038】広角レンズ55は、標準レンズユニット5
4の下部に支持ピン57で枢支されて標準レンズユニッ
ト54のレンズ系の光軸と直交する面内で回動するレン
ズ保持体58の先端部に保持されており、このレンズ保
持体58を回動させることによって、標準レンズユニッ
ト54のレンズ系の光軸上に広角レンズ55を出没させ
ることができるようになっている。
【0039】一方、撮像ユニット20のユニット上ケー
ス59に設けられた前記画角切り換えスイッチ27に
は、画角切り換えスイッチ27の直線的な動きをレンズ
保持体58の回動運動に変換するための伝達機構60が
設けられている。
【0040】この伝達機構60は、図11に示すよう
に、画角切り換えスイッチ27に固定された樹脂製の摺
動部材61の下端部に逆U字形のレンズ収容部62を形
成し、このレンズ収容部62をレンズ保持体58に保持
された広角レンズ55の外周部に上方から遊嵌させてな
る。摺動部材61は、その上端近傍に形成されたつば状
の摺動部63がユニット上ケース59の天井面に取り付
けられた押え板64によって移動可能に支承されてお
り、画角切り換えスイッチ27と共に移動してレンズ保
持体58を左右に回動させる。
【0041】レンズ保持体58の回動範囲は、画角切り
換えスイッチ27の左右への移動可能範囲、すなわち長
孔24の長さによって制限されている。そして、この場
合、画角切り換えスイッチ27を左側の移動限界位置に
移動させたときに、図11(b)に示すように広角レン
ズ55が標準レンズユニット54と互いの光軸を一致さ
せて配置されるように設計されている。
【0042】また、レンズ保持体58を枢支する支持ピ
ン57には、レンズ保持体58と一体的に回動する位置
決めリング65が嵌装されており、この位置決めリング
65の外周部2箇所に形成された凹部65a、65bに
図示しない固定部から延設された弾性体からなる係止片
66が係脱することにより、画角が切り換った際の確実
なクリック感を使用者に与える。
【0043】レンズシャッタ56は、図12に示すよう
に、シャッタ操作スイッチ26に固定された樹脂製の摺
動部材67の下部に光入射窓21の開口部よりも大きい
遮蔽板68を一体形成してなる。摺動部材67は、その
上端近傍に形成されたつば状の摺動部69がユニット上
ケース59の天井面に取り付けられた押え板64によっ
て移動可能に支承されており、シャッタ操作スイッチ2
6と共に移動して遮蔽板68を光入射窓21のレンズカ
バー22の背後に出没させる。レンズシャッタ56の遮
蔽板68部分の板厚は、白バランス調整を行うことがで
きる程度の光量の白色光を透過できる厚さに設計されて
いる。
【0044】レンズシャッタ56の移動範囲は、シャッ
タ操作スイッチ26の左右への移動可能範囲すなわち長
孔25の長さによって制限されている。そして、この場
合、シャッタ操作スイッチ26を右側の移動限界位置に
移動させたときに、図12(b)に示すように遮蔽板6
8が光入射窓21を完全に閉ざす位置に配置されるよう
に設計されている。
【0045】次に、以上のように構成された本実施例の
テレビ電話装置1の作用について説明する。
【0046】図13には、以上のように構成された本実
施例のテレビ電話装置1の使用形態例が示されている。
この例の場合、双方のテレビ電話装置1の電話回線側接
続端子18を公衆回線に、電話機側接続端子17を電話
機に、ライン映像出力端子12を家庭用テレビのビデオ
入力端子に、ライン音声出力端子13を家庭用テレビの
音声入力端子に、それぞれ接続することにより、極めて
簡易かつ安価にテレビ電話システムを構築することがで
きる。
【0047】本実施例のテレビ電話装置1は、薄い箱形
の装置本体2の前面部に撮像ユニット3が設けられてい
るので、図13のように家庭用テレビなどの上に設置し
て使用する場合にテレビ画面の近くに撮像ユニット3を
配置することができる。したがって、テレビ画面に表示
される受信映像をみている人を自然な角度から撮像して
送信画像を送信することができる。
【0048】また、撮像ユニット本体20を装置本体2
に回動可能に設けてなるので、装置本体2を動かすこと
なく、撮像ユニット本体20を回動させることによって
送信画像の撮像方向や撮像位置を容易に調節することが
できる。
【0049】さらに、撮像ユニット本体20の画角切り
換えスイッチ27を操作することによって撮像画角を標
準から広角、あるいは広角から標準に簡単に切り換える
ことができるので、通話参加者の人数などに応じて適切
な画角を選択することができる。
【0050】また、シャッタ操作スイッチ26を操作す
ることにより、レンズシャッタ56の遮蔽板67でレン
ズを遮ることができるので、送信状態を保ったまま、必
要に応じて画像を送るのを止めることができる。
【0051】このように遮蔽板68で機械的にレンズの
前を遮ることにより、図14に示すようにレンズ自体を
完全に隠ことができ、その結果、画像が絶対に送られて
いないという安心感を使用者に与えることができる。こ
れに対し、電気的な方法で画像の送信を停止した場合、
図3に示すように、撮像ユニット本体20内のレンズが
レンズカバー22を通して見えているため、依然画像が
送られているのではないかという不安感を与えることに
なる。
【0052】また、白バランス調整を行うことができる
程度の光量の白色光を透過する遮蔽板68を用いている
ので、レンズシャッタ56を閉めてテレビ電話装置1を
白バランス調整モードに切り換えることにより、極めて
容易に白バランス調整を行うことができる。レンズシャ
ッタ56が撮像ユニット本体20内に設けられているの
で、その遮蔽板68部分などに汚れや傷が付くのを防
ぎ、常に正確な白バランス調整を行うことができる。
【0053】なお、本発明は以上の実施例に限定される
ものではない。例えば、図13は、家庭用テレビと電話
機をテレビ電話装置1に接続してなる最も基本的なシス
テム構成について示しているが、本実施例のテレビ電話
装置1はマイク入力端子14を備えているので、電話機
の受話器の代わりに外部マイクを使用して複数人同時に
通話を行うことも可能である。また、ライン映像入力端
子10とライン音声入力端子11を備えているので、V
TRなどの外部装置からのビデオ映像や音声を送信する
ことなども可能である。
【0054】また、以上の実施例では、CRTやLCD
などの画像表示手段や、マイクやスピーカなどの音声入
出力手段をそれ自体としては具備せず、これらの機能を
有する外部装置との接続によってテレビ電話システムを
構築するテレビ電話装置を例にとり説明したが、本発明
のテレビ電話装置は、送信画像を撮像するための撮像装
置を備えたテレビ電話装置全般に適用できるものであ
る。また、本実施例中に開示した数値等はほんの一例に
すぎず、必要に応じて変更することができる。
【0055】
【発明の効果】以上要するに、本発明によれば以下のご
とき優れた効果を発揮することができる。 (1) 請求項1記載のテレビ電話装置によれば、撮像
体の受光面に光画像を結像させるレンズと光入射窓との
間に遮蔽体を出没させてレンズを遮ることことにより、
送信状態を保ったまま、必要に応じて画像を送るのを止
めることができる。電気的な方法によらず、遮蔽体で機
械的にレンズの前を遮るので、レンズ自体を完全に隠す
ことができ、画像が送られていないという安心感を使用
者に与える。
【0056】(2) 請求項2記載のテレビ電話装置に
よれば、前記遮蔽体に白バランス調整を行うことができ
る程度の光量の基準白色光を透過する透過特性を持たせ
たことにより、極めて簡便に白バランス調整を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテレビ電話装置の一実施例の全体構造
を示す外観斜視図である。
【図2】図1に示すテレビ電装置の平面図である。
【図3】図1に示すテレビ電話装置の正面図である。
【図4】図1に示すテレビ電話装置の左側面図である。
【図5】図1に示すテレビ電話装置の背面図である。
【図6】図1に示すテレビ電話装置の上ケースを取り外
した状態の正面図である。
【図7】図1に示すテレビ電話装置の撮像ユニットの斜
視図である。
【図8】、図7に示す撮像ユニットの側面図である。
【図9】図7に示す撮像ユニットの可動機構の平面図で
ある。
【図10】図7に示す撮像ユニットの側断面図である。
【図11】図7に示す撮像ユニットの画角切り換え機構
を示す部分断面図である。
【図12】図7に示す撮像ユニットのレンズシャッタ機
構を示す部分断面図である。
【図13】図1に示すテレビ電話装置の使用形態例を示
す概念図である。
【図14】図1に示すテレビ電話装置のレンズシャッタ
使用時の正面図である。
【符号の説明】
1 テレビ電話装置 2 装置本体 3 撮像装置 12 ライン映像出力端子 13 ライン音声出力端子 14 マイク入力端子 17 電話機側接続端子 18 電話回線側接続端子 21 光入射窓 22 レンズカバー 23 長孔 24 長孔 25 長孔 26 シャッタ操作スイッチ(操作体) 27 画角切り換えスイッチ(操作体) 28 フォーカス調節リング(操作部) 32 ディジタル回路基板 33 アナログ回路基板 38 可動機構 39 上下可動機構 40 水平可動機構 41 ユニット本体下ケース(筐体) 52 CCD(撮像体) 53 撮像回路基板 54 標準レンズユニット 55 広角レンズ 59 ユニット本体下(筐体) 67 摺動部材 68 遮蔽板(遮蔽体)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信画像を撮像するための撮像装置を備え
    たテレビ電話装置において、 前記撮像装置は、 前面部に入射窓を形成してなる筐体と、 当該筐体内に設けられた撮像体と、 当該撮像体の受光面に光画像を結像させるべく当該光入
    射窓より当該筐体外に臨ませて設けられたレンズと、 当該レンズと当該光入射窓との間に出没可能に設けられ
    た遮蔽体と、 を備えてなることを特徴とするテレビカメラ装置。
  2. 【請求項2】前記遮蔽体は、 白バランス調整のための基準白色光を透過することを特
    徴とする請求項1記載のテレビ電話装置。
JP6311224A 1994-11-20 1994-11-20 テレビ電話装置 Pending JPH08149432A (ja)

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JP6311224A JPH08149432A (ja) 1994-11-20 1994-11-20 テレビ電話装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019146041A (ja) * 2018-02-21 2019-08-29 アイホン株式会社 インターホン機器

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