JPH08149057A - ダイバシティｔｖ受像機 - Google Patents
ダイバシティｔｖ受像機Info
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- JPH08149057A JPH08149057A JP6289626A JP28962694A JPH08149057A JP H08149057 A JPH08149057 A JP H08149057A JP 6289626 A JP6289626 A JP 6289626A JP 28962694 A JP28962694 A JP 28962694A JP H08149057 A JPH08149057 A JP H08149057A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 受信したＴＶ電波における映像信号及び音声
信号の両方のレベルに基づいて受信状態が良好なアンテ
ナを選択し、高品位の映像と音声出力を得る。 【構成】 切替制御部２０の制御で、帰線消去時にアン
テナ切替部１２がアンテナ１１ａ〜１１ｄの全てを順次
切り替え、映像信号比較部１７ではアンテナ１１ａ〜１
１ｄを順次切り替えた際の、それぞれの映像検波信号を
所定レベルと比較し、その比較値である映像比較信号Ｓ
ａを出力する。判断部１９は映像比較信号Ｓａのレベル
が高い順次かつ音声比較信号Ｓｂのレベルが高い順次で
アンテナ１１ａ〜１１ｄの選択を行うように判断し、切
替制御部２０が、その制御信号Ｓｄをアンテナ切替器１
２に送出して、アンテナを選択する切り替えを行う。
信号の両方のレベルに基づいて受信状態が良好なアンテ
ナを選択し、高品位の映像と音声出力を得る。 【構成】 切替制御部２０の制御で、帰線消去時にアン
テナ切替部１２がアンテナ１１ａ〜１１ｄの全てを順次
切り替え、映像信号比較部１７ではアンテナ１１ａ〜１
１ｄを順次切り替えた際の、それぞれの映像検波信号を
所定レベルと比較し、その比較値である映像比較信号Ｓ
ａを出力する。判断部１９は映像比較信号Ｓａのレベル
が高い順次かつ音声比較信号Ｓｂのレベルが高い順次で
アンテナ１１ａ〜１１ｄの選択を行うように判断し、切
替制御部２０が、その制御信号Ｓｄをアンテナ切替器１
２に送出して、アンテナを選択する切り替えを行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車載用テレビジョン
（ＴＶ）受像機などに利用し、ＴＶ電波のダイバシティ
受信を行うダイバシティＴＶ受像機に関する。
（ＴＶ）受像機などに利用し、ＴＶ電波のダイバシティ
受信を行うダイバシティＴＶ受像機に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２は従来のダイバシティＴＶ受像機の
構成を示すブロック図である。図２において、この例
は、車両に取り付けられた４本のアンテナ１ａ，１ｂ，
１ｃ，１ｄと、このアンテナ１ａ〜１ｄからのいずれか
の受信信号を選択するために切り替えが行われるアンテ
ナ切替部２と、ここからの高周波（ＲＦ）の受信信号を
増幅かつ周波数変換した中間周波（ＩＦ）信号を出力す
るＲＦ／ＩＦ部３と、ここからのＩＦ信号の音声検波を
行う音声検波部５と、ＩＦ信号の映像検波を行う映像検
波部６と、ここからの映像検波信号のレベルを所定値と
比較し、その比較信号を出力する映像信号比較部７と、
この映像信号比較部７の比較によって映像検波信号が一
定値以下の場合に、１／６０秒（ＮＴＳＣ方式の１フィ
ールド）ごとの帰線消去時に、アンテナ１ａ〜１ｄを選
択し直すためにアンテナ切替部２を切り替える制御信号
を出力する切替制御部８が設けられている。
構成を示すブロック図である。図２において、この例
は、車両に取り付けられた４本のアンテナ１ａ，１ｂ，
１ｃ，１ｄと、このアンテナ１ａ〜１ｄからのいずれか
の受信信号を選択するために切り替えが行われるアンテ
ナ切替部２と、ここからの高周波（ＲＦ）の受信信号を
増幅かつ周波数変換した中間周波（ＩＦ）信号を出力す
るＲＦ／ＩＦ部３と、ここからのＩＦ信号の音声検波を
行う音声検波部５と、ＩＦ信号の映像検波を行う映像検
波部６と、ここからの映像検波信号のレベルを所定値と
比較し、その比較信号を出力する映像信号比較部７と、
この映像信号比較部７の比較によって映像検波信号が一
定値以下の場合に、１／６０秒（ＮＴＳＣ方式の１フィ
ールド）ごとの帰線消去時に、アンテナ１ａ〜１ｄを選
択し直すためにアンテナ切替部２を切り替える制御信号
を出力する切替制御部８が設けられている。
【０００３】以上のように構成された従来例について、
以下にその動作について説明する。アンテナ切替部２で
現在選択しているいずれかのアンテナ１ａ〜１ｄに到来
したＴＶ電波の受信信号がＲＦ／ＩＦ部３に入力され、
ここで受信信号を増幅かつ周波数変換し、そのＩＦ信号
を出力する。このＩＦ信号に対する音声検波部５で音声
検波が行われ、さらに、映像検波部６で映像検波が行わ
れる。この映像検波信号のレベルを所定値と映像信号比
較部７で比較する。この比較で映像検波信号が所定値以
下の場合、１／６０秒（ＮＴＳＣ方式の１フィールド）
ごとの帰線消去時に、アンテナ１ａ〜１ｄの選択をし直
すために切替制御部８からアンテナ切替部２を切り替え
るための制御信号を出力する。
以下にその動作について説明する。アンテナ切替部２で
現在選択しているいずれかのアンテナ１ａ〜１ｄに到来
したＴＶ電波の受信信号がＲＦ／ＩＦ部３に入力され、
ここで受信信号を増幅かつ周波数変換し、そのＩＦ信号
を出力する。このＩＦ信号に対する音声検波部５で音声
検波が行われ、さらに、映像検波部６で映像検波が行わ
れる。この映像検波信号のレベルを所定値と映像信号比
較部７で比較する。この比較で映像検波信号が所定値以
下の場合、１／６０秒（ＮＴＳＣ方式の１フィールド）
ごとの帰線消去時に、アンテナ１ａ〜１ｄの選択をし直
すために切替制御部８からアンテナ切替部２を切り替え
るための制御信号を出力する。
【０００４】このように車両の走行に伴うマルチパス
（多重電波伝播）のＴＶ電波は、その最も強電界強度か
つゴーストなどが少ない受信状態の良好なアンテナ１ａ
〜１ｄからの受信信号が選択される。この場合、アンテ
ナ切替部２での切り替えは、映像の品質を重視して１／
６０秒ごとの帰線消去時に行う。これによって不定期に
アンテナ切替部２での切り替えた場合に発生する映像ノ
イズがなくなるようにしている。
（多重電波伝播）のＴＶ電波は、その最も強電界強度か
つゴーストなどが少ない受信状態の良好なアンテナ１ａ
〜１ｄからの受信信号が選択される。この場合、アンテ
ナ切替部２での切り替えは、映像の品質を重視して１／
６０秒ごとの帰線消去時に行う。これによって不定期に
アンテナ切替部２での切り替えた場合に発生する映像ノ
イズがなくなるようにしている。
【０００５】このように上記従来例のダイバシティＴＶ
受像機でも、最も強電界強度かつゴーストなどが少な
い、その受信状態が良好なＴＶ電波を受信するアンテナ
１ａ〜１ｄ中の一つを選択して受信している。
受像機でも、最も強電界強度かつゴーストなどが少な
い、その受信状態が良好なＴＶ電波を受信するアンテナ
１ａ〜１ｄ中の一つを選択して受信している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
のダイバシティＴＶ受像機では、アンテナ切替部２での
切り替えを、映像品質の重視から、映像ノイズが発生し
ないように、水平／垂直同期信号に基づいた１／６０秒
ごとの帰線消去時に、検波映像信号のレベルに基づいて
行っているため、映像信号に対する十分なダイバシティ
受信は行われるものの、音声信号に対する十分なダイバ
シティ受信効果が得られ難い。例えば、近時の車載用Ｔ
Ｖ受像機では、安全確保のため運転中は、映像の表示を
停止し、音声のみを出力するようにしているが、この場
合、前記のように映像信号を中心としたダイバシティ処
理を行っているため、音声信号に対するダイバシティ受
信効果が十分に得られないという問題がある。
のダイバシティＴＶ受像機では、アンテナ切替部２での
切り替えを、映像品質の重視から、映像ノイズが発生し
ないように、水平／垂直同期信号に基づいた１／６０秒
ごとの帰線消去時に、検波映像信号のレベルに基づいて
行っているため、映像信号に対する十分なダイバシティ
受信は行われるものの、音声信号に対する十分なダイバ
シティ受信効果が得られ難い。例えば、近時の車載用Ｔ
Ｖ受像機では、安全確保のため運転中は、映像の表示を
停止し、音声のみを出力するようにしているが、この場
合、前記のように映像信号を中心としたダイバシティ処
理を行っているため、音声信号に対するダイバシティ受
信効果が十分に得られないという問題がある。
【０００７】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、受信したＴＶ電波における映像信号及び
音声信号の両方のレベルに基づいて、受信状態が良好な
アンテナを選択でき、高品位の映像と音声出力の両方が
得られる優れたダイバシティＴＶ受像機の提供を目的と
する。
るものであり、受信したＴＶ電波における映像信号及び
音声信号の両方のレベルに基づいて、受信状態が良好な
アンテナを選択でき、高品位の映像と音声出力の両方が
得られる優れたダイバシティＴＶ受像機の提供を目的と
する。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１記載のダイバシティＴＶ受像機は、テレビ
ジョン電波を受信する複数のアンテナと、複数のアンテ
ナのいずれかを選択するアンテナ切替手段と、アンテナ
切替手段が複数のアンテナの全てを順次切り替える制御
を行う第１の制御手段と、複数のアンテナの全てを順次
切り替えた際のそれぞれの受信信号を処理した、それぞ
れの映像検波信号及び音声検波信号を得る検波手段と、
複数のアンテナの全てを順次切り替えた際に検波手段か
ら得られたそれぞれの映像検波信号及び音声検波信号の
レベルを判断する判断手段と、判断手段での映像検波信
号及び音声検波信号のレベルの判断に基づいてアンテナ
切替手段が複数のアンテナ中の受信状態が良好なアンテ
ナを選択する切り替えを行う第２の制御手段とを備える
構成としている。
に、請求項１記載のダイバシティＴＶ受像機は、テレビ
ジョン電波を受信する複数のアンテナと、複数のアンテ
ナのいずれかを選択するアンテナ切替手段と、アンテナ
切替手段が複数のアンテナの全てを順次切り替える制御
を行う第１の制御手段と、複数のアンテナの全てを順次
切り替えた際のそれぞれの受信信号を処理した、それぞ
れの映像検波信号及び音声検波信号を得る検波手段と、
複数のアンテナの全てを順次切り替えた際に検波手段か
ら得られたそれぞれの映像検波信号及び音声検波信号の
レベルを判断する判断手段と、判断手段での映像検波信
号及び音声検波信号のレベルの判断に基づいてアンテナ
切替手段が複数のアンテナ中の受信状態が良好なアンテ
ナを選択する切り替えを行う第２の制御手段とを備える
構成としている。
【０００９】請求項２記載のダイバシティＴＶ受像機
は、前記判断手段が、検波手段からの映像検波信号及び
音声検波信号のレベルが良好であること判別し、この判
別に基づいたアンテナをアンテナ切替手段が選択するた
めの切り替えを第２の制御手段が制御する構成としてい
る。
は、前記判断手段が、検波手段からの映像検波信号及び
音声検波信号のレベルが良好であること判別し、この判
別に基づいたアンテナをアンテナ切替手段が選択するた
めの切り替えを第２の制御手段が制御する構成としてい
る。
【００１０】請求項３記載のダイバシティＴＶ受像機
は、前記第１の制御手段によるアンテナ切替手段の切り
替え、及び、前記第２の制御手段による、受信状態が良
好なアンテナをアンテナ切替手段が選択する切り替え
を、映像信号における帰線消去時に行う構成としてい
る。
は、前記第１の制御手段によるアンテナ切替手段の切り
替え、及び、前記第２の制御手段による、受信状態が良
好なアンテナをアンテナ切替手段が選択する切り替え
を、映像信号における帰線消去時に行う構成としてい
る。
【００１１】
【作用】このような構成により、請求項１，２記載のダ
イバシティＴＶ受像機は、複数のアンテナ切替手段の全
てを順次切り替え、このそれぞれの受信信号を処理し
た、それぞれの映像検波信号及び音声検波信号のレベル
を判断し、映像検波信号のレベルが良好、かつ、音声検
波信号のレベルも良好であるアンテナを選択している。
したがって、受信したＴＶ電波における映像信号及び音
声信号の両方のレベルに基づいて、受信状態が良好なア
ンテナが選択され、高品位の映像と音声出力の両方が得
られるようになる。
イバシティＴＶ受像機は、複数のアンテナ切替手段の全
てを順次切り替え、このそれぞれの受信信号を処理し
た、それぞれの映像検波信号及び音声検波信号のレベル
を判断し、映像検波信号のレベルが良好、かつ、音声検
波信号のレベルも良好であるアンテナを選択している。
したがって、受信したＴＶ電波における映像信号及び音
声信号の両方のレベルに基づいて、受信状態が良好なア
ンテナが選択され、高品位の映像と音声出力の両方が得
られるようになる。
【００１２】請求項３のダイバシティＴＶ受像機は、受
信状態が良好なアンテナを選択する切り替えを、映像信
号における帰線消去時に行っている。したがって、受信
したＴＶ電波における映像信号及び音声信号の両方のレ
ベルに基づいて、受信状態が良好なアンテナが選択され
るとともに、映像信号にアンテナ切り替えなどのノイズ
が映像に発生しなくなり、より高品位の映像と音声出力
の両方が得られるようになる。
信状態が良好なアンテナを選択する切り替えを、映像信
号における帰線消去時に行っている。したがって、受信
したＴＶ電波における映像信号及び音声信号の両方のレ
ベルに基づいて、受信状態が良好なアンテナが選択され
るとともに、映像信号にアンテナ切り替えなどのノイズ
が映像に発生しなくなり、より高品位の映像と音声出力
の両方が得られるようになる。
【００１３】
【実施例】以下、本発明のダイバシティＴＶ受像機の実
施例を図面を参照して詳細に説明する。
施例を図面を参照して詳細に説明する。
【００１４】図１は本発明のダイバシティＴＶ受像機の
実施例における構成を示すブロック図である。図１にお
いて、この例には車両に取り付けられた４本のアンテナ
１１ａ，１１ｂ，１１ｃ，１１ｄと、このアンテナ１１
ａ〜１１ｄからのいずれかの受信信号を選択するアンテ
ナ切替部１２が設けられている。さらに、ここからの高
周波（ＲＦ）の受信信号を増幅かつ周波数変換した中間
周波（ＩＦ）信号を出力するＲＦ／ＩＦ部１３と、ここ
からのＩＦ信号の音声検波を行う音声検波部１５と、Ｉ
Ｆ信号の映像検波を行う映像検波部１６と、映像検波信
号のレベルを比較し、その映像比較信号Ｓａを出力する
映像信号比較部１７が設けられている。さらに、音声検
波信号のレベルを比較し、その音声比較信号Ｓｂを出力
する音声信号比較部１８と、映像比較信号Ｓａ及び音声
比較信号Ｓｂから、現在アンテナ切替部１２が選択して
いるいずれかのアンテナ１１ａ〜１１ｄの受信状態を判
断する判断部１９と、この判断部１９からの判断信号Ｓ
ｃに基づいて、アンテナ１１ａ〜１１ｄを選択し直すた
めにアンテナ切替部１２を切り替える制御信号Ｓｄを出
力する切替制御部２０が設けられている。
実施例における構成を示すブロック図である。図１にお
いて、この例には車両に取り付けられた４本のアンテナ
１１ａ，１１ｂ，１１ｃ，１１ｄと、このアンテナ１１
ａ〜１１ｄからのいずれかの受信信号を選択するアンテ
ナ切替部１２が設けられている。さらに、ここからの高
周波（ＲＦ）の受信信号を増幅かつ周波数変換した中間
周波（ＩＦ）信号を出力するＲＦ／ＩＦ部１３と、ここ
からのＩＦ信号の音声検波を行う音声検波部１５と、Ｉ
Ｆ信号の映像検波を行う映像検波部１６と、映像検波信
号のレベルを比較し、その映像比較信号Ｓａを出力する
映像信号比較部１７が設けられている。さらに、音声検
波信号のレベルを比較し、その音声比較信号Ｓｂを出力
する音声信号比較部１８と、映像比較信号Ｓａ及び音声
比較信号Ｓｂから、現在アンテナ切替部１２が選択して
いるいずれかのアンテナ１１ａ〜１１ｄの受信状態を判
断する判断部１９と、この判断部１９からの判断信号Ｓ
ｃに基づいて、アンテナ１１ａ〜１１ｄを選択し直すた
めにアンテナ切替部１２を切り替える制御信号Ｓｄを出
力する切替制御部２０が設けられている。
【００１５】以上のように構成された実施例について、
以下にその動作について説明する。アンテナ１１ａ〜１
１ｄに到来したＴＶ電波のいずれかの受信信号が、前回
設定された切り替え状態をもって、アンテナ切替部１２
からＲＦ／ＩＦ部１３に入力され、ここで受信信号を増
幅かつ周波数変換したＩＦ信号を出力する。このＩＦ信
号は音声検波部１５及び映像検波部１６に入力される。
また、音声検波部１５では音声検波が行われ、その音声
検波信号を出力する。映像検波部１６では映像検波が行
われて映像検波信号を出力する。ここで映像検波部１６
からの映像検波信号が切替制御部２０に出力される。切
替制御部２０は帰線消去時（１／６０秒、ＮＴＳＣ方式
の１フィールド）にアンテナ切替部１２にアンテナ１１
ａ〜１１ｄの全てを順次切り替える制御信号Ｓｄを送出
する。このアンテナ１１ａ〜１１ｄを順次切り替えた際
の、それぞれの音声検波信号が音声信号比較部１８に入
力される。また、アンテナ１１ａ〜１１ｄを順次切り替
えた際の、それぞれの映像検波信号が映像信号比較部１
７に入力される。映像信号比較部１７ではアンテナ１１
ａ〜１１ｄを順次切り替えた際の、それぞれの映像検波
信号を所定レベル（しきい値）と比較し、その比較値で
ある映像比較信号Ｓａを出力する。この映像比較信号Ｓ
ａは、アンテナ１１ａ〜１１ｄのそれぞれの受信ＴＶ電
波における映像信号の電界強度に対応して「Ａ：大変良
い、Ｂ：良い、Ｃ：普通、Ｄ：悪い、Ｅ：大変悪い」と
なる。音声信号比較部１８では、アンテナ１１ａ〜１１
ｄの全てを順次切り替えた際の、それぞれの音声検波信
号を所定レベル（しきい値）と比較し、その比較値であ
る音声比較信号Ｓｂを出力する。この音声比較信号Ｓｂ
は、アンテナ１１ａ〜１１ｄのそれぞれの受信ＴＶ電波
における映像信号の電界強度に対応して、映像比較信号
Ｓａと同様に「Ａ：大変良い、Ｂ：良い、Ｃ：普通、
Ｄ：悪い、Ｅ：大変悪い」となる。これらの映像比較信
号Ｓａ及び音声比較信号Ｓｂが判断部１９に入力され、
いずれのアンテナ１１ａ〜１１ｄを選択するかの判定が
行われる。
以下にその動作について説明する。アンテナ１１ａ〜１
１ｄに到来したＴＶ電波のいずれかの受信信号が、前回
設定された切り替え状態をもって、アンテナ切替部１２
からＲＦ／ＩＦ部１３に入力され、ここで受信信号を増
幅かつ周波数変換したＩＦ信号を出力する。このＩＦ信
号は音声検波部１５及び映像検波部１６に入力される。
また、音声検波部１５では音声検波が行われ、その音声
検波信号を出力する。映像検波部１６では映像検波が行
われて映像検波信号を出力する。ここで映像検波部１６
からの映像検波信号が切替制御部２０に出力される。切
替制御部２０は帰線消去時（１／６０秒、ＮＴＳＣ方式
の１フィールド）にアンテナ切替部１２にアンテナ１１
ａ〜１１ｄの全てを順次切り替える制御信号Ｓｄを送出
する。このアンテナ１１ａ〜１１ｄを順次切り替えた際
の、それぞれの音声検波信号が音声信号比較部１８に入
力される。また、アンテナ１１ａ〜１１ｄを順次切り替
えた際の、それぞれの映像検波信号が映像信号比較部１
７に入力される。映像信号比較部１７ではアンテナ１１
ａ〜１１ｄを順次切り替えた際の、それぞれの映像検波
信号を所定レベル（しきい値）と比較し、その比較値で
ある映像比較信号Ｓａを出力する。この映像比較信号Ｓ
ａは、アンテナ１１ａ〜１１ｄのそれぞれの受信ＴＶ電
波における映像信号の電界強度に対応して「Ａ：大変良
い、Ｂ：良い、Ｃ：普通、Ｄ：悪い、Ｅ：大変悪い」と
なる。音声信号比較部１８では、アンテナ１１ａ〜１１
ｄの全てを順次切り替えた際の、それぞれの音声検波信
号を所定レベル（しきい値）と比較し、その比較値であ
る音声比較信号Ｓｂを出力する。この音声比較信号Ｓｂ
は、アンテナ１１ａ〜１１ｄのそれぞれの受信ＴＶ電波
における映像信号の電界強度に対応して、映像比較信号
Ｓａと同様に「Ａ：大変良い、Ｂ：良い、Ｃ：普通、
Ｄ：悪い、Ｅ：大変悪い」となる。これらの映像比較信
号Ｓａ及び音声比較信号Ｓｂが判断部１９に入力され、
いずれのアンテナ１１ａ〜１１ｄを選択するかの判定が
行われる。
【００１６】
【表１】
【００１７】上記（表１）は、判断部１９での判断状態
を説明するための表である。（表１）において、アンテ
ナ１１ａ〜１１ｄの全てが順次切り替えられた際に、そ
れぞれ受信したＴＶ電波における映像信号の電界強度
（映像比較信号Ｓａ）は、それぞれ「（Ａ）：大変良
い、（Ｂ）：良い、（Ｄ）：悪い、（Ｄ）：悪い」とな
っている。また、アンテナ１１ａ〜１１ｄの全てが順次
切り替えられた際に、それぞれ受信したＴＶ電波におけ
る音声信号の電界強度（音声比較信号Ｓｂ）は、それぞ
れ（Ｄ）：悪い、（Ａ）：大変良い、（Ｃ）：普通、
（Ｃ）：普通」となっている。
を説明するための表である。（表１）において、アンテ
ナ１１ａ〜１１ｄの全てが順次切り替えられた際に、そ
れぞれ受信したＴＶ電波における映像信号の電界強度
（映像比較信号Ｓａ）は、それぞれ「（Ａ）：大変良
い、（Ｂ）：良い、（Ｄ）：悪い、（Ｄ）：悪い」とな
っている。また、アンテナ１１ａ〜１１ｄの全てが順次
切り替えられた際に、それぞれ受信したＴＶ電波におけ
る音声信号の電界強度（音声比較信号Ｓｂ）は、それぞ
れ（Ｄ）：悪い、（Ａ）：大変良い、（Ｃ）：普通、
（Ｃ）：普通」となっている。
【００１８】この（表１）に示す映像比較信号Ｓａ及び
音声比較信号Ｓｂが得られた状態で判断部１９は、いず
れのアンテナ１１ａ〜１１ｄを選択するかの判定を行
う。この判定では（表１）の映像比較信号Ｓａのレベル
が高い順次かつ音声比較信号Ｓｂのレベルが高い順次で
アンテナ１１ａ〜１１ｄを選択する。（表１）ではアン
テナ１１ａが（Ａ）：大変良いであり、次に、アンテナ
１１ｂが（ｂ）：良いである。この二つの中で音声比較
信号Ｓｂはアンテナ１１ａが（Ｄ）：悪いであり、アン
テナ１１ｂが（Ａ）：大変良いである。したがって、こ
こでは判断部１９は映像比較信号Ｓａかつ音声比較信号
Ｓｂが良好、すなわち、ＴＶ電波における電界強度が良
好なアンテナ１１ｂを選択するように判断する。このア
ンテナ１１ｂを選択するための判断信号Ｓｃを切替制御
部２０に送出し、切替制御部２０が、その制御信号Ｓｄ
をアンテナ切替器１２に送出して、アンテナ１１ｂを選
択する切り替えを行う。この切り替えは帰線消去期間で
行い、これによって不定期にアンテナ切替部１２での切
り替えた場合に発生する映像ノイズがなくなるようにす
る。
音声比較信号Ｓｂが得られた状態で判断部１９は、いず
れのアンテナ１１ａ〜１１ｄを選択するかの判定を行
う。この判定では（表１）の映像比較信号Ｓａのレベル
が高い順次かつ音声比較信号Ｓｂのレベルが高い順次で
アンテナ１１ａ〜１１ｄを選択する。（表１）ではアン
テナ１１ａが（Ａ）：大変良いであり、次に、アンテナ
１１ｂが（ｂ）：良いである。この二つの中で音声比較
信号Ｓｂはアンテナ１１ａが（Ｄ）：悪いであり、アン
テナ１１ｂが（Ａ）：大変良いである。したがって、こ
こでは判断部１９は映像比較信号Ｓａかつ音声比較信号
Ｓｂが良好、すなわち、ＴＶ電波における電界強度が良
好なアンテナ１１ｂを選択するように判断する。このア
ンテナ１１ｂを選択するための判断信号Ｓｃを切替制御
部２０に送出し、切替制御部２０が、その制御信号Ｓｄ
をアンテナ切替器１２に送出して、アンテナ１１ｂを選
択する切り替えを行う。この切り替えは帰線消去期間で
行い、これによって不定期にアンテナ切替部１２での切
り替えた場合に発生する映像ノイズがなくなるようにす
る。
【００１９】このように、この実施例では受信したＴＶ
電波における映像信号及び音声信号に基づいて、受信状
態が良好なアンテナを選択でき、高品位の映像と音声出
力が得られるようになる。
電波における映像信号及び音声信号に基づいて、受信状
態が良好なアンテナを選択でき、高品位の映像と音声出
力が得られるようになる。
【００２０】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように請求項
１，２記載のダイバシティＴＶ受像機によれば、複数の
アンテナ切替手段のアンテナの全てを順次切り替え、こ
のそれぞれの受信信号を処理した、それぞれの映像検波
信号及び音声検波信号のレベルを判断し、映像検波信号
のレベルが良好、かつ、音声検波信号のレベルも良好で
あるアンテナを選択しているため、受信したＴＶ電波に
おける映像信号及び音声信号の両方のレベルに基づい
て、受信状態が良好なアンテナが選択でき、高品位の映
像と音声出力の両方が得られるという効果を有する。
１，２記載のダイバシティＴＶ受像機によれば、複数の
アンテナ切替手段のアンテナの全てを順次切り替え、こ
のそれぞれの受信信号を処理した、それぞれの映像検波
信号及び音声検波信号のレベルを判断し、映像検波信号
のレベルが良好、かつ、音声検波信号のレベルも良好で
あるアンテナを選択しているため、受信したＴＶ電波に
おける映像信号及び音声信号の両方のレベルに基づい
て、受信状態が良好なアンテナが選択でき、高品位の映
像と音声出力の両方が得られるという効果を有する。
【００２１】請求項３のダイバシティＴＶ受像機は、受
信状態が良好なアンテナを選択する切り替えを、映像信
号における帰線消去時に行っているため、受信したＴＶ
電波における映像信号及び音声信号の両方のレベルに基
づいて、受信状態が良好なアンテナが選択できるととも
に、映像信号にアンテナ切り替えなどのノイズが映像に
発生しなくなり、より高品位の映像と音声出力の両方が
得られるという効果を有する。
信状態が良好なアンテナを選択する切り替えを、映像信
号における帰線消去時に行っているため、受信したＴＶ
電波における映像信号及び音声信号の両方のレベルに基
づいて、受信状態が良好なアンテナが選択できるととも
に、映像信号にアンテナ切り替えなどのノイズが映像に
発生しなくなり、より高品位の映像と音声出力の両方が
得られるという効果を有する。
【図１】本発明の一実施例におけるダイバシティＴＶ受
像機の構成を示すブロック図
像機の構成を示すブロック図
【図２】従来のダイバシティＴＶ受像機の構成を示すブ
ロック図
ロック図
１１ａ〜１１ｄ アンテナ １２ アンテナ切替部 １５ 音声検波部 １６ 映像検波部 １７ 映像信号比較部 １８ 音声信号比較部 １９ 判断部 ２０ 切替制御部 Ｓａ 映像比較信号 Ｓｂ 音声比較信号 Ｓｃ 判断信号 Ｓｄ 制御信号
Claims (3)
- 【請求項１】 テレビジョン電波を受信する複数のアン
テナと、前記複数のアンテナのいずれかを選択するアン
テナ切替手段と、前記アンテナ切替手段が前記複数のア
ンテナの全てを順次切り替える制御を行う第１の制御手
段と、前記複数のアンテナの全てを順次切り替えた際の
それぞれの受信信号を処理した、それぞれの映像検波信
号及び音声検波信号を得る検波手段と、前記複数のアン
テナの全てを順次切り替えた際に前記検波手段から得ら
れたそれぞれの映像検波信号及び音声検波信号のレベル
を判断する判断手段と、前記判断手段での映像検波信号
及び音声検波信号のレベルの判断に基づいて前記アンテ
ナ切替手段が前記複数のアンテナ中の受信状態が良好な
アンテナを選択する切り替えを行う第２の制御手段とを
備えることを特徴とするダイバシティＴＶ受像機。 - 【請求項２】 前記判断手段が、検波手段からの映像検
波信号及び音声検波信号のレベルが良好であること判別
し、この判別に基づいたアンテナをアンテナ切替手段が
選択するための切り替えを第２の制御手段が制御するこ
とを特徴とする請求項１記載のダイバシティＴＶ受像
機。 - 【請求項３】 前記第１の制御手段によるアンテナ切替
手段の切り替え、及び、前記第２の制御手段による、受
信状態が良好なアンテナを前記アンテナ切替手段が選択
する切り替えを、映像信号における帰線消去時に行うこ
とを特徴とする請求項１記載のダイバシティＴＶ受像
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6289626A JPH08149057A (ja) | 1994-11-24 | 1994-11-24 | ダイバシティｔｖ受像機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6289626A JPH08149057A (ja) | 1994-11-24 | 1994-11-24 | ダイバシティｔｖ受像機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08149057A true JPH08149057A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=17745678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6289626A Pending JPH08149057A (ja) | 1994-11-24 | 1994-11-24 | ダイバシティｔｖ受像機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08149057A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100405831C (zh) * | 2005-04-08 | 2008-07-23 | 现代奥途纳特株式会社 | 自动改变具有分集式天线的车载电视的广播频道的设备和方法 |
-
1994
- 1994-11-24 JP JP6289626A patent/JPH08149057A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100405831C (zh) * | 2005-04-08 | 2008-07-23 | 现代奥途纳特株式会社 | 自动改变具有分集式天线的车载电视的广播频道的设备和方法 |
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